JPH07308025A - 分散電源と電力系統との連系運転の保護方法とその保護装置 - Google Patents

分散電源と電力系統との連系運転の保護方法とその保護装置

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JPH07308025A
JPH07308025A JP6098281A JP9828194A JPH07308025A JP H07308025 A JPH07308025 A JP H07308025A JP 6098281 A JP6098281 A JP 6098281A JP 9828194 A JP9828194 A JP 9828194A JP H07308025 A JPH07308025 A JP H07308025A
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JP
Japan
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power
voltage
power system
frequency
inverter
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JP6098281A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kimura
隆幸 木村
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】分散電源の発電量と負荷とが平衡している場合
でも、当該分散電源が単独運転状態になったことを確実
に検出できるようにすることにある。 【構成】分散電源の発生電力を無効電力制御のインバー
タと、電力系統を構成する変圧器を介して電力系統に接
続すれば、単独運転時に周期的な周波数変動が現れるか
ら、この周波数変動の大きさと周期とを検出して設定値
と比較することにより、単独運転状態になったか否かを
判定する。又、電流制御のインバータと前記変圧器を介
して分散電源を連系点に接続すれば、単独運転時にはイ
ンバータが変圧器を励磁するので第3調波電圧が現れ
る。この第3調波電圧の絶対量と増加量とを検出し、こ
れらを設定値と比較することにより単独運転状態になっ
たか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分散電源と電力系統
とが並列運転しているときに電力系統の電源側が開路し
たことを検出して両者の連系点を開放する、分散電源と
電力系統との連系運転の保護方法とその保護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】太陽エネルギーを利用して電力を発生す
る太陽電池や、風のエネルギーを利用して電力を発生す
る風力発電などは、自然界のエネルギーの有効利用であ
って化石エネルギーを使用しないから省エネルギー効果
があるし、公害も発生しない利点もある。最近はこれら
天然エネルギーにより得られる電力に余剰を生じた場合
は、電力系統へその余剰分を送り出す、所謂逆潮流を認
めるようになったので、設置件数は増加する傾向にあ
る。太陽電池を例にすると、1件当たりの発電量は数k
W程度であるが、逆潮流が認められたことにより、電力
系統にはこれが多数接続されて所謂分散電源を構成す
る。
【0003】図7は逆潮流を認める分散電源と電力系統
とが連系運転する場合の従来例を示した単線接続図であ
る。この従来例回路では、商用電源2が出力する交流電
力を給電遮断器8を介して変圧器3へ供給する。変圧器
3には給電遮断器6と低圧給電回路11とを接続して低
圧負荷15へ交流電力を供給し、且つこの変圧器3から
は給電遮断器7と低圧給電回路12とを介して低圧負荷
16へも交流電力を供給している。一方、分散電源とし
ての太陽電池21にはインバータ22を接続して、イン
バータ22が出力する交流電力を低圧負荷15,16へ
供給できるようにしている。
【0004】ところで太陽電池21が発生する電力の低
圧電力系統への逆潮流を認める場合は、インバータ22
と低圧給電回路11との連系点に連系遮断器20を設け
て両者を結合する。このように両者を連係すると、曇天
で太陽電池21の発電量だけでは低圧負荷15,16の
需要が賄えない場合は、商用電源2から低圧給電回路1
1を介して低圧負荷15へ不足分の電力を送りこむのと
同時に、商用電源2から低圧給電回路12を介して低圧
負荷16へ不足分の電力を送りこんでいるが、晴天で太
陽電池21の発電量が増加して、低圧負荷15,16へ
電力を供給しても余剰を生じる場合は、この余剰分電力
が連系遮断器20と低圧給電回路11を介して商用電源
2へ送り込まれる逆潮流状態となる。太陽電池21から
低圧給電回路11へ送りこまれた電力は低圧負荷15,
16で消費されるので、商用電源2の発電量はこの余剰
分だけ減少する。
【0005】このように連系遮断器20を閉路して低圧
給電回路11と太陽電池21とが連系運転しているとき
に、工事のため或いは系統事故のために給電遮断器8が
オフになって商用電源2から低圧給電回路11,12へ
の電力供給を遮断しても、太陽電池21が低圧給電回路
11,12を充電している。これを分散電源の単独運転
と称する。給電遮断器6をオフにすれば低圧給電回路1
1,12は無電圧になるはずなのに、太陽電池21の単
独運転のために充電しているので、感電などの重大災害
を発生する恐れがある。
【0006】そこで低圧給電回路11とインバータ22
との連系点の電圧を電圧検出器24で検出し、この検出
電圧から連系点電圧の周波数を周波数検出回路30で検
出する。即ち太陽電池21の発生電力が不足していて、
商用電源2が低圧給電回路11,12を介して低圧負荷
15,16へ電力を補給しているときに給電遮断器8が
オフになると、この補給分の供給が断たれるので、太陽
電池21はこれを補おうとするのでインバータ22の出
力周波数が低下する。これとは逆に太陽電池21の発生
電力が大きくて、低圧負荷15や低圧負荷16へも電力
を供給している逆潮流時に給電遮断器8がオフになれ
ば、太陽電池21の負荷が軽くなって電圧検出器24が
検出する周波数は上昇する。即ち周波数検出回路30は
連系点の周波数が所定範囲を越えて上昇し或いは下降す
るのを検出すれば、単独運転と判断して連系遮断器20
を遮断して、低圧給電回路11,12が太陽電池21で
充電されてしまう危険を回避する。
【0007】図8は図7の従来例回路に図示している周
波数検出回路の構成を示した回路図である。この図8に
おいて、連系点に設けた電圧検出器24で検出した電圧
をアナログフィルタ31を経て方形波コンパレータ32
へ入力して、正弦波電圧を方形波電圧に変換する。デジ
タル演算回路34を構成している周波数演算部35はこ
の方形波電圧の零点から次の零点までの時間をカウント
して周波数を算出し、第6比較部36はこの周波数演算
値と周波数設定器33が設定する周波数設定値とを比較
し、周波数演算値が周波数設定値で定めた周波数範囲を
外れたことを検出すれば、太陽電池21が単独運転状態
になったと判定して連系遮断器20をオフにする信号を
出力する。
【0008】尚、インバータ22が図示していない絶縁
変圧器を備えている場合は、給電遮断器8の代わりに給
電遮断器6をオフすることもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連系点
の周波数変化から太陽電池21が単独運転状態になった
か否かを検出する前述の方法には次のような欠点があ
る。即ち、図7の従来例回路において、連系遮断器20
はオンで連系運転状態にあるが、太陽電池21の発電量
と低圧負荷15,16の電力とが殆ど平衡している場合
は、給電遮断器8を通過する電力(即ち商用電源2から
低圧給電回路11,12の方向への電力は零である。従
って太陽電池21の発電量は給電遮断器8がオンの場合
とオフの場合とに変化が無いから、周波数も変化しな
い。即ち単独運転を検出できない大きな欠点がある。
【0010】そこでこの発明の目的は、分散電源の発電
量と分散電源用負荷とが平衡している場合でも、当該分
散電源が単独運転状態になったことを確実に検出できる
ようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明の分散電源と電力系統との連系運転の保護
方法とその保護装置は、分散電源に無効電力制御を行う
インバータを接続し、このインバータと電力系統とを連
系開閉器と電力系統を構成する変圧器を介して接続し、
前記インバータは負荷へ交流電力を供給すると共に、こ
の電力の余剰分は前記連系開閉器と前記変圧器を経て前
記電力系統へ逆潮流させる分散電源と電力系統との連系
運転方法において、前記連系開閉器の交流電圧を検出
し、この交流電圧から周波数変動成分の周期と周波数変
動成分の最大値とを検出し、前記周波数変動周期検出値
をその設定値と比較し、前記周波数変動幅検出値とその
設定値とを比較し、両比較結果の論理積結果に基づいて
前記連系開閉器を開放するものとする。
【0012】又は、前記連系開閉器の交流電圧を検出
し、この交流電圧から一定周期の周波数変動成分を抽出
し、これと周波数変動幅設定値と比較し、この比較結果
に基づいて前記連系開閉器を開路するものとする。又
は、分散電源に電流制御を行うインバータを接続し、こ
のインバータと電力系統とを連系開閉器と電力系統を構
成するを介して接続し、前記インバータは負荷へ交流電
力を供給すると共に、この電力の余剰分は前記連系開閉
器と前記変圧器とを経て前記電力系統へ逆潮流させる分
散電源と電力系統との連系運転方法において、前記連系
開閉器の交流電圧から商用周波数の第3調波電圧を検出
し、この第3調波電圧の絶対量と増加量とを検出し、前
記第3調波電圧絶対量をその設定値と比較し、前記第3
調波電圧増加量をその設定値とを比較し、両比較結果の
論理積結果に基づいて前記連系開閉器を開放するものと
する。
【0013】
【作用】この発明は、分散電源の出力を無効電力制御を
行うインバータで交流電力に変換し、これと電力系統と
を、電力系統を構成する変圧器を介して連系運転する構
成にする。分散電源が単独運転状態になれば、インバー
タの無効電力制御により連系点には周期的な周波数変動
が現れる。そこでアナログフィルタで商用周波数を抽出
し、周波数変動の成分の周期と最大値とを求め、周波数
変動成分の周期と周波数変動周期設定値との比較と、周
波数変動成分の最大値と周波数変動幅設定値との比較を
行い、両比較結果の論理積から、当該分散電源が単独運
転状態にあるか否かを判定する。又は、デジタルフィル
タで一定周期の周波数変動成分のみを抽出し、これと周
波数変動幅設定値との比較結果から当該分散電源が単独
運転状態にあるか否かを判定する。
【0014】又は、分散電源が単独運転状態になると、
当該分散電源が前記変圧器を励磁するので第3調波電圧
が増加する。そこで連系点電圧からアナログフィルタを
介して第3調波電圧を検出し、この第3調波電圧の絶対
量をその設定値と比較し、且つ第3調波電圧の増加量を
その設定値と比較し、両比較結果の論理積から当該分散
電源が単独運転状態にあるか否かを判定する。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表したフローチ
ャートであって請求項1に対応するが、この第1実施例
は図7で既述の従来例回路に適用する。即ち図1のフロ
ーチャートにおいて、電力系統と分散電源との連系点の
電圧から周波数を検出(処理71,72)し、この検出
周波数から周波数変動成分の最大値を検出(処理73)
する。この検出最大値が周波数変動幅設定値を越えたか
否かを判断91で判定する。一方、処理72で得られた
検出周波数から周波数変動周期を検出(処理74)し、
検出周期が周波数変動周期設定値を越えたか否かを判断
92で判定する。判断91と92の判定結果の論理積演
算(処理75)を行い、その演算結果に従って連系開閉
器をオフ(処理76)にすることにより、分散電源の単
独運転の回避を図る。
【0016】図2は本発明の第2実施例を表した回路図
であって請求項2に対応するが、この第2実施例回路も
図7で既述の従来例回路に適用して太陽電池21が単独
運転状態になるのを回避するが、前述したように太陽電
池21の発生電力は無効電力制御をするインバータ22
を介して連系遮断器20に接続している。この第2実施
例回路において、連系点に設けた電圧検出器24が検出
する電圧をアナログフィルタ31へ入力する。このアナ
ログフィルタ31はバンドパスフィルタであって、商用
周波数の正弦波電圧のみを抽出するから、方形波コンパ
レータ32はこの正弦波電圧を方形波電圧に変換してデ
ジタル演算回路40へ与える。デジタル演算回路40を
構成している周波数演算部35は、方形波電圧の零点か
ら次の零点までの時間をカウントして周波数を演算す
る。次いで変動分実効値演算部43はこの周波数演算値
から周波数変動分の実効値を演算する。この演算結果と
変動幅設定器41が設定する周波数変動幅設定値とを第
1比較部45において比較し、演算値が設定値を上回れ
ば第1比較部45は論理H信号を出力する。
【0017】一方、変動周期演算部44も周波数演算部
35が算出した周波数演算値を入力して周波数変動周期
を演算する。第2比較部46は変動周期演算部44の演
算結果と変動周期設定器42が設定する周波数変動周期
設定値とを比較し、両者が等しいときに第2比較部46
は論理H信号を出力する。第1論理積演算部47は第1
比較部45が出力する論理信号と第2比較部46が出力
する論理信号との論理積を演算する。即ち第1論理積演
算部47の演算結果が論理H信号の場合は太陽電池21
が単独運転状態にあるとの判定であり、単独運転を解消
するために連系遮断器20へ開路信号を与える。
【0018】図3は本発明の第3実施例を表したフロー
チャートであって請求項3に対応するが、この第3実施
例も図7で既述の従来例回路に適用する。即ち図3のフ
ローチャートにおいて、電力系統と分散電源との連系点
の電圧から周波数を検出(処理71,72)するのは、
図1で既述の第1実施例の場合と同じである。次いでこ
の検出周波数から商用周波数成分と低周波の周波数変動
成分及び高周波の周波数変動成分とを除去することで一
定周期の周波数変動成分のみを抽出(処理77)する。
この抽出分の実効値を演算(処理78)し、この演算結
果が周波数変動幅設定値を越えたか否かを判断93で判
定する。判断93の判定結果に従って連系開閉器をオフ
(処理76)にすることにより、分散電源の単独運転の
回避を図る。
【0019】図4は本発明の第4実施例を表した回路図
であって請求項4に対応するが、この第4実施例回路も
図7で既述の従来例回路に適用して太陽電池21が単独
運転状態になるのを回避するが、前述したように太陽電
池21の発生電力は無効電力制御をするインバータ22
を介して連系遮断器20に接続している。この第4実施
例回路において、連系点に設けた電圧検出器24が検出
する電圧はアナログフィルタ31へ入力する。このアナ
ログフィルタ31はバンドパスフィルタであって、商用
周波数の正弦波電圧のみを抽出するから、方形波コンパ
レータ32はこの正弦波電圧を方形波電圧に変換してデ
ジタル演算回路50へ与える。デジタル演算回路50を
構成している周波数演算部35は方形波電圧の零点から
次の零点までの時間をカウントして周波数を演算する。
次いでデジタルフィルタ52はこの周波数演算値から商
用周波数成分と低周波の周波数変動成分及び高周波の周
波数変動成分とを除去して一定周期の周波数変動成分の
みを抽出する。変動分実効値演算部53はこの抽出結果
から変動分実効値を算出し、第3比較部54は変動分実
効値演算部53の演算結果と変動幅設定器51が設定す
る周波数変動幅設定値とを比較する。演算値が設定値を
上回れば第3比較部54は論理H信号を出力して連系遮
断器20を遮断させ、太陽電池21が単独運転状態にな
るのを回避する。
【0020】図5は本発明の第5実施例を表したフロー
チャートであって請求項5に対応するが、この第5実施
例も図7で既述の従来例回路に適用する。即ち図5のフ
ローチャートにおいて、電力系統と分散電源との連系点
の電圧を検出(処理71)し、この検出電圧から第3調
波電圧を検出(処理79)する。この第3調波電圧検出
値の絶対量を演算(処理80)し、この絶対量演算値が
設定値を越えたか否かを判断94で判定する。一方、処
理79で得られた第3調波電圧検出値からその増加量を
演算(処理81)し、この増加量演算値が設定値を越え
たか否かを判断95で判定する。判断94と95の判定
結果の論理積算(処理82)を行い、その演算結果に従
って連系開閉器をオフ(処理76)にすることにより、
分散電源の単独運転の回避を図る。
【0021】図6は本発明の第6実施例を表した回路図
であって請求項6に対応するが、この第6実施例回路も
図7で既述の従来例回路に適用して太陽電池21が単独
運転状態になるのを回避するが、前述したように太陽電
池21の発生電力は電流制御をするインバータ22を介
して連系遮断器20に接続している。この第6実施例回
路において、連系点に設けた電圧検出器24が検出する
電圧をアナログフィルタ61へ入力する。このアナログ
フィルタ61はバンドパスフィルタであって、商用周波
数の第3調波の正弦波電圧のみを抽出する。A/D変換
器62はアナログ量の第3調波電圧をデジタル量に変換
してデジタル演算回路60へ与える。デジタル演算回路
60を構成している絶対量演算部65は第3調波電圧の
絶対量を算出しており、第4比較部67はこの第3調波
電圧絶対量演算値と絶対量設定器63が設定する第3調
波電圧絶対量設定値とを比較し、演算値が設定値を上回
れば第4比較部67は論理H信号を出力する。
【0022】一方、増加量演算部66もA/D変換器6
2から第3調波電圧を入力してその増加量を算出する。
第5比較部68はこの第3調波電圧増加量演算値と増加
量設定器64が設定する第3調波電圧増加量設定値とを
比較し、演算値が設定値を上回れば第5比較部68は論
理H信号を出力する。第2論理積演算部69は第4比較
部67が出力する論理信号と第5比較部68が出力する
論理信号との論理積を演算する。即ち第2論理積演算部
69の演算結果が論理H信号の場合は太陽電池21が単
独運転状態にあるとの判定であり、単独運転を解消する
ために連系遮断器20へ開路信号を与える。
【0023】
【発明の効果】従来は分散電源側の周波数が上昇または
下降したことを検出して当該分散電源が単独運転状態に
なったか否かを判断していたが、分散電源の発生電力と
負荷の消費電力とが平衡しているときは、単独運転状態
になっても周波数が変化しないので、単独運転の検出が
できない不具合があったが、本発明では、分散電源の発
生電力を無効電力制御をするインバータと電力系統を構
成する変圧器を介して電力系統と連系する構成にしてい
る。無効電力制御をするインバータは単独運転時に周期
的な周波数変動が現れるので、その周波数変動の大きさ
や周期を検出することにより、分散電源が単独運転状態
になったか否かを確実に検出することができる効果が得
られる。又、分散電源の発生電力を電流制御のインバー
タと前記変圧器を介して、前記変圧器と連系する構成に
する場合、分散電源が単独運転になれば前記変圧器を電
流制御インバータの交流出力で励磁することになるの
で、そのときに生じる第3調波電圧の絶対量や第3調波
電圧の増加量から、当該分散電源が単独運転状態になっ
たか否かを確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表したフローチャート
【図2】本発明の第2実施例を表した回路図
【図3】本発明の第3実施例を表したフローチャート
【図4】本発明の第4実施例を表した回路図
【図5】本発明の第5実施例を表したフローチャート
【図6】本発明の第6実施例を表した回路図
【図7】逆潮流を認める分散電源と電力系統とが連系運
転する場合の従来例を示した単線接続図
【図8】図7の従来例回路に図示している周波数検出回
路の構成を示した回路図
【符号の説明】
2 商用電源 3 変圧器 6〜8 給電遮断器 11,12 低圧給電回路 15,16 低圧負荷 20 連系遮断器 21 分散電源としての太陽電池 22 インバータ 24 電圧検出器 30 周波数検出回路 31,61 アナログフィルタ 32 方形波コンパレータ 33 周波数設定器 34 デジタル演算回路 35 周波数演算部 36 第6比較部 40,50 デジタル演算回路 41,51 変動幅設定器 42 変動周期設定器 43,53 変動分実効値演算部 44 変動周期演算部 45 第1比較部 46 第2比較部 47 第1論理積演算部 52 デジタルフィルタ 54 第3比較部 60 デジタル演算部 62 A/D変換器 63 絶対量設定器 64 増加量設定器 65 絶対量演算部 66 増加量演算部 67 第4比較部 68 第5比較部 69 第2論理積演算部 71〜82 処理 91〜95 判断
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 D 9181−5H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散電源に無効電力制御を行うインバータ
    を接続し、このインバータと電力系統とを連系開閉器と
    電力系統を構成する変圧器を介して接続し、前記インバ
    ータは負荷へ交流電力を供給すると共に、この電力の余
    剰分は前記連系開閉器と前記変圧器を経て前記電力系統
    へ逆潮流させる分散電源と電力系統との連系運転方法に
    おいて、 前記連系開閉器の交流電圧を検出し、この交流電圧から
    周波数変動成分の周期と周波数変動成分の最大値とを検
    出し、前記周波数変動周期検出値をその設定値と比較
    し、前記周波数変動幅検出値とその設定値とを比較し、
    両比較結果の論理積結果に基づいて前記連系開閉器を開
    放することを特徴とする分散電源と電力系統との連系運
    転の保護方法。
  2. 【請求項2】分散電源に無効電力制御を行うインバータ
    を接続し、このインバータと電力系統とを連系開閉器と
    電力系統を構成する変圧器を介して接続し、前記インバ
    ータは負荷へ交流電力を供給すると共に、この電力の余
    剰分は前記連系開閉器と前記変圧器を経て前記電力系統
    へ逆潮流させる分散電源と電力系統との連系運転装置に
    おいて、 前記連系開閉器の交流電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電力系統周波数の正弦波電圧を抽出するアナログフ
    ィルタと、この正弦波電圧を方形波電圧に変換するコン
    パレータと、この方形波電圧を入力するデジタル演算手
    段とを備え、このデジタル演算手段は入力した方形波電
    圧の周波数を算出する周波数演算部と,この周波数演算
    値から周波数変動分実効値を算出する変動分実効値演算
    部と,この演算結果と変動幅設定値とを比較する第1比
    較部と,前記周波数演算値から周波数変動周期を算出す
    る変動周期演算部と,この演算結果と変動周期設定値と
    を比較する第2比較部と,これら第1比較部の出力と第
    2比較部の出力との論理積を演算する第1論理積演算部
    とで構成し、この第1論理積演算部の出力信号に対応し
    て前記連係開閉器を開路することを特徴とする分散電源
    と電力系統との連系運転の保護装置。
  3. 【請求項3】分散電源に無効電力制御を行うインバータ
    を接続し、このインバータと電力系統とを連系開閉器と
    電力系統を構成する変圧器を介して接続し、前記インバ
    ータは負荷へ交流電力を供給すると共に、この電力の余
    剰分は前記連系開閉器と前記変圧器を経て前記電力系統
    へ逆潮流させる分散電源と電力系統との連系運転方法に
    おいて、 前記連系開閉器の交流電圧を検出し、この交流電圧から
    一定周期の周波数変動成分を抽出し、これと周波数変動
    幅設定値と比較し、この比較結果に基づいて前記連系開
    閉器を開路することを特徴とする分散電源と電力系統と
    の連系運転の保護方法。
  4. 【請求項4】分散電源に無効電力制御を行うインバータ
    を接続し、このインバータと電力系統とを連系開閉器と
    電力系統を構成する変圧器を介して接続し、前記インバ
    ータは負荷へ交流電力を供給すると共に、この電力の余
    剰分は前記連系開閉器と前記変圧器を経て前記電力系統
    へ逆潮流させる分散電源と電力系統との連系運転装置に
    おいて、 前記連系点の交流電圧を検出する電圧検出手段と、前記
    電力系統周波数の正弦波電圧を抽出するアナログフィル
    タと、この正弦波電圧を方形波電圧に変換するコンパレ
    ータと、この方形波電圧を入力するデジタル演算手段と
    を備え、このデジタル演算手段は入力した方形波電圧の
    周波数を算出する周波数演算部と,この周波数演算値か
    ら一定周期の周波数変動分を抽出するデジタルフィルタ
    と,このデジタルフィルタの出力値を入力して周波数変
    動分の実効値を算出する変動分実効値演算部と,この演
    算結果と周波数変動幅設定値とを比較する第3比較部と
    で構成し、この第3比較部の出力信号に対応して前記連
    系開閉器を開放することを特徴とする分散電源と電力系
    統との連系運転の保護装置。
  5. 【請求項5】分散電源に電流制御を行うインバータを接
    続し、このインバータと電力系統とを連系開閉器と電力
    系統を構成する変圧器を介して接続し、前記インバータ
    は負荷へ交流電力を供給すると共に、この電力の余剰分
    は前記連系開閉器と前記変圧器とを経て前記電力系統へ
    逆潮流させる分散電源と電力系統との連系運転方法にお
    いて、 前記連系開閉器の交流電圧から商用周波数の第3調波電
    圧を検出し、この第3調波電圧の絶対量と増加量とを演
    算し、前記第3調波電圧絶対量演算値をその設定値と比
    較し、前記第3調波電圧増加量演算値をその設定値とを
    比較し、両比較結果の論理積結果に基づいて前記連系開
    閉器を開放することを特徴とする分散電源と電力系統と
    の連系運転の保護方法。
  6. 【請求項6】分散電源に電流制御を行うインバータを接
    続し、このインバータと電力系統とを連系開閉器と電力
    系統を構成する変圧器を介して接続し、前記インバータ
    は負荷へ交流電力を供給すると共に、この電力の余剰分
    は前記連系開閉器と前記変圧器とを経て前記電力系統へ
    逆潮流させる分散電源と電力系統との連系運転装置にお
    いて、 前記連系開閉器の交流電圧を検出する電圧検出手段と、
    検出した正弦波電圧から第3調波の正弦波電圧を抽出す
    るアナログフィルタと、このアナログフィルタの出力を
    デジタル量に変換するA/D変換手段と、このA/D変
    換手段の出力信号を入力するデジタル演算手段とを備
    え、このデジタル演算手段は前記A/D変換手段から入
    力した第3調波電圧からその絶対量を算出する絶対量演
    算部と,この第3調波電圧絶対量演算値と絶対量設定値
    とを比較する第4比較部と,前記A/D変換手段から入
    力した第3調波電圧からその増加量を算出する増加量演
    算部と,この第3調波電圧増加量演算値と増加量設定値
    とを比較する第5比較部と,これら第4比較部の出力と
    第5比較部の出力との論理積を演算する第2論理積演算
    部とで構成し、この第2論理積演算部の出力信号に対応
    して前記連系開閉器を開路することを特徴とする分散電
    源と電力系統との連系運転の保護装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012034452A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Hitachi Ltd スマートグリッドの監視制御方法及び装置
JP2014533486A (ja) * 2011-11-15 2014-12-11 シュネーデル、トウシバ、インベーター、ヨーロッパ、ソシエテ、パル、アクション、セプリフエSchneider Toshiba Inverter Europe Sas 電気負荷に印加される電圧を補正する制御方法及びシステム
JP2016092963A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 三菱電機株式会社 単独運転検出装置、単独運転検出用の制御装置および分散型電源装置
JP2017005820A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 株式会社村田製作所 単独運転検出方法及び単独運転検出装置

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