JPH0730639B2 - アコ−デイオン式包囲柵 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋外において、物品の包囲に用いられるアコ
ーディオン式包囲柵に関する。

〔従来の技術〕

毎週街角に出されるゴミ袋や不用品等は、そのままの状
態で放置されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記ゴミ袋や不用品等は街の美観を著しく損なってい
る。本発明は、街の美観を改善することを目的とするも
のである。

〔問題点を解決する手段〕

本発明は上記目的を達成するため主柱２と、該主柱２の
上下部分に回転自在に嵌合する回動環4,6,20,22と、該
回動環に連結部材を介して固設されたホルダー環12,13,
24,26と、前記主柱２の両側に配置され、前記ホルダー
環12,14,24,26に支承された一対の支柱16,18と、該支柱
16,18のそれぞれの上下部分に回転自在に嵌合する回動
環28,30と、該回動環28,30に固設されたホルダー環32
と、該ホルダー環32に支承された補助支柱34,36と、該
補助支柱34,36の上下部分に回転自在に嵌合する回動環3
8と、該回動環38に一側部が連結し、他側部の上下部分
に回動環68が連結するパネル枠44,46と、該パネル枠44,
46の他側部の前記回動環68に回転自在に嵌合する補助支
柱64と、該補助支柱64を保持し、他の支柱52の上下部分
に回転自在に嵌合する回動環56に固設されたホルダー環
60とから成り、前記パネル枠44,46に他のパネル枠を前
記支柱52、補助支柱62、回動環54及びホルダー環58を介
して連結し、少くとも４枚以上で且つ偶数枚の前記パネ
ル枠で柵状連繋体を形成するようにしたものである。

〔作用〕

上記した構成において、各パネル枠の連結部を回動する
ことで、柵状連繋体を折り畳むことができ、且つ柵状連
繋体を展開して閉空間を形成し、該閉空間内に物品を配
置して、該物品をパネル枠で包囲する。

〔実施例〕

以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。

２は主柱であり、下端に水平な板状のベースが固設され
ている。前記主柱２の上部には、第１図、第４図及び第
８図に示す如く、一対の回動環4,6が回動自在に嵌合
し、該回動環4,6には、連結部材8,10の各一端が固設さ
れ、該連結部材8,10の各他端にはホルダー環12,14が固
設され、該ホルダー環12,14に支柱16,18が回転自在に嵌
挿配置されている。前記主柱２の下部も、同様に、回動
環20,22が回動自在に嵌合し、該回動環20,22には連結部
材の各一端が固定され、該連結部材の各他端には、ホル
ダー環24,26が固定され、該ホルダー環24,26に前記支柱
16,18が回転自在に嵌挿配置されている。前記支柱16,18
の上部には第１、９図に示す如く、回動環28,30が回転
自在に嵌合し、該回動環28,30にそれぞれホルダー環32
が固設され、該ホルダー環32に補助支柱34,36が回転自
在に支承されている。前記支柱16,18の下部も上記上部
と同様の構成となっている。前記補助支柱34,36の上部
と下部にはそれぞれ回動環38,40が回転自在に嵌合し、
該回動環38,40には、金網などの遮蔽部材42が張設され
たパネル枠44,46の一側部の上部と下部が固定されてい
る。前記主柱２、支柱16,18及び補助支柱34,34には、そ
れぞれに嵌合する前記回動環、ホルダー環等を定位置に
保持するためのワッシャーＷ及び間取り管が嵌挿配置さ
れている。前記支柱16,18の下端にはキャスタが取り付
けられている。前記パネル44,46の各他端部には、パネ
ル連結機構Ｍを介して他のパネル枠48,50が連結してい
る。上記パネル連結機構Ｍは第５図に詳細に図示されて
いる。52は、支柱であり、この上部には、一対の回動環
54,56が回転自在に嵌合し、該回動環54,56にホルダー環
58,60が固設され、該ホルダー環54,60には補助支柱62,6
4が回転自在に支承されている。前記補助支柱62,64の上
部には回動環66,68が回転自在に嵌合し、該回動環66,68
には、パネル枠48,44の側部の上方部分が固定されてい
る。支柱52の下部も、上記上部と同様な構造となってい
る。前記支柱52及び補助支柱62,64には、前記回動環及
びホルダー環等を定位置に保持するための間取り管70,7
2,74が嵌挿配置されている。上記連結機構Ｍによって、
パネル枠44,48,78,76,50,46が第１図に示すように連結
し、柵状連繋体を形成している。80はパネル振れ止めで
ある。

上記した構成において、不使用保管時には第２図に示す
如く折り畳み、安全柱82に錠止めしておく。使用時に
は、錠を外し、第３図に示すように、まず、パネル枠4
4,48と46,50を両方に開き、次にパネル枠48,78と50,76
を外側に引き出して柵状連繋体を展開する。この展開し
た柵状連繋体の閉空間内にゴミ袋を配置する。載置面が
傾斜地の場合には、第６図及び第７図に示す如く、支柱
52を中心として回動環54,56,54′,56′の回転角度を変
化させ、対向するパネル枠上部における対向間隔と、パ
ネル枠下部における対向間隔を調製することでパネル枠
を傾斜させることができ、この傾斜によって、柵状連繋
体を傾斜地に対応させることができる。また、第11図に
示す如く展開することによって載置面の凹凸に対応させ
ることができる。尚、本実施例は、第10図に示す如く、
種々の実施例が想定される。

〔効果〕

本発明は上述の如く構成したので、輸送及び保管に場所
を取らず便利であり、又、街の美観を損うことがなく、
しかも衛生的である等の効果が存する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の好適な実施例を示し、第１図は外観図、第
２図は外観図、第３図は説明的平面図、第４図はＡ−Ａ
線断面図、第５図は正面図、第６図は平面図、第７図は
正面図、第８図は外観図、第９図は外観図、第10図は平
面的説明図、第11図は平面的説明図である。 ２……主柱,4,6……回動環,8,10……連結部材,12,14…
…ホルダー環,16,18……支柱,20,22……回動環,24,26…
…ホルダー環,28,30……回動環,31……ホルダー環,34,3
6……補助支柱,38,40……回動環,42……遮蔽部材,44,4
6,48,50,76,78……パネル枠,52……支柱,54,56……回動
環,58,60……ホルダー環,62,64……補助支柱,66,68……
回動環,70,72,74……間取り管,80……パネル振れ止め

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】主柱２と、該主柱２の上下部分に回転自在
   に嵌合する回動環4,6,20,22と、該回動環に連結部材を
   介して固設されたホルダー環12,14,24,26と、前記主柱
   ２の両側に配置され、前記ホルダー環12,14,24,26に支
   承された一対の支柱16,18と、該支柱16,18のそれぞれの
   上下部分に回転自在に嵌合する回動環28,30と、該回動
   環28,30に固設されたホルダー環32と、該ホルダー環32
   に支承された補助支柱34,36と、該補助支柱34,36の上下
   部分に回転自在に嵌合する回動環38と、該回動環38に一
   側部が連結し、他側部の上下部分に回動環68が連結する
   パネル枠44,46と、該パネル枠44,46の他側部の前記回動
   環68に回転自在に嵌合する補助支柱64と、該補助支柱64
   を保持し、他の支柱52の上下部分に回転自在に嵌合する
   回動環56に固設されたホルダー環60とから成り、前記パ
   ネル枠44,46に他のパネル枠を前記支柱52、補助支柱6
   2、回動環54及びホルダー環58を介して連結し、少くと
   も４枚以上で且つ偶数枚の前記パネル枠で柵状連繋体を
   形成するようにしたことを特徴とするアコーディオン式
   包囲柵。