JPH07305687A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JPH07305687A JPH07305687A JP9720594A JP9720594A JPH07305687A JP H07305687 A JPH07305687 A JP H07305687A JP 9720594 A JP9720594 A JP 9720594A JP 9720594 A JP9720594 A JP 9720594A JP H07305687 A JPH07305687 A JP H07305687A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge pipe
- casing
- motor chamber
- motor
- compression element
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/066—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ケーシング1内を圧縮要素室3とモータ室4に
区画して、圧縮要素CFから吐出するガスを内部吐出管
13を介してモータ室4に吐出させる構造でありなが
ら、モータ室4に吐出されたガスが、モータMの回転で
掻き乱されることなく、ガス中の油を効率よく分離で
き、しかも、ケーシング1が大型化するのを防止する。 【構成】可動スクロールの鏡板61外周部に、互いに平
行な平面部63を形成する。リング状部材9に、平面部
63に沿って摺動可能なガイド面91と、このガイド面
91を連結する連結リング部93を形成し、連結リング
部93を鏡板61背面側に重ね合わせ小型化を図る。鏡
板61の反平面部形成側外周部に切欠66を形成し、こ
の切欠66に内部吐出管13を挿通させ、内部吐出管1
3をモータ室4において、ケーシング1の周方向に向か
って開口させる。
区画して、圧縮要素CFから吐出するガスを内部吐出管
13を介してモータ室4に吐出させる構造でありなが
ら、モータ室4に吐出されたガスが、モータMの回転で
掻き乱されることなく、ガス中の油を効率よく分離で
き、しかも、ケーシング1が大型化するのを防止する。 【構成】可動スクロールの鏡板61外周部に、互いに平
行な平面部63を形成する。リング状部材9に、平面部
63に沿って摺動可能なガイド面91と、このガイド面
91を連結する連結リング部93を形成し、連結リング
部93を鏡板61背面側に重ね合わせ小型化を図る。鏡
板61の反平面部形成側外周部に切欠66を形成し、こ
の切欠66に内部吐出管13を挿通させ、内部吐出管1
3をモータ室4において、ケーシング1の周方向に向か
って開口させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングに一対のス
クロールをもつ圧縮要素と、該圧縮要素を駆動するモー
タとを内装し、前記ケーシング内を前記圧縮要素を内装
する圧縮要素室と前記モータを内装するモータ室とに区
画したスクロール圧縮機に関する。
クロールをもつ圧縮要素と、該圧縮要素を駆動するモー
タとを内装し、前記ケーシング内を前記圧縮要素を内装
する圧縮要素室と前記モータを内装するモータ室とに区
画したスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーシング内を一対のスクロール
をもつ圧縮要素を内装する圧縮要素室とモータを内装す
るモータ室とに区画したスクロール圧縮機は、例えば、
特開平3−74590号公報にも示されている。この圧
縮要素室とモータ室とを有するスクロール圧縮機は、図
10に示すように、ケーシングC内を、圧縮要素CFを
内装し、吸入管Aを開口させる圧縮要素室Bと、モータ
Mを内装し、外部吐出管Dを開口させるモータ室Eとに
区画すると共に、前記圧縮要素CFの反モータ室側に仕
切板Fを配設して、この仕切板Fにより、前記圧縮要素
室Bと区画され、前記圧縮要素CFの吐出口Gが開口す
る吐出室Hを形成し、該吐出室Hに、一端が前記モータ
室E内における前記モータMの反圧縮要素室側に開口す
るバイパス管Jを開口させるようにしていた。そして、
前記圧縮要素CFで圧縮したガス冷媒を前記吐出室Hに
一旦吐出させた後、前記バイパス管Jを介して前記モー
タ室Eに吐出し、該モータ室Eの吐出ガス冷媒を前記外
部吐出管Dから前記ケーシングC外部に吐出するように
して、前記圧縮要素CFが直接、高温高圧の吐出ガス冷
媒によって加熱されないようにして、前記圧縮要素CF
内での吸入ガス過熱による圧縮効率の低下を防止するよ
うにしていた。
をもつ圧縮要素を内装する圧縮要素室とモータを内装す
るモータ室とに区画したスクロール圧縮機は、例えば、
特開平3−74590号公報にも示されている。この圧
縮要素室とモータ室とを有するスクロール圧縮機は、図
10に示すように、ケーシングC内を、圧縮要素CFを
内装し、吸入管Aを開口させる圧縮要素室Bと、モータ
Mを内装し、外部吐出管Dを開口させるモータ室Eとに
区画すると共に、前記圧縮要素CFの反モータ室側に仕
切板Fを配設して、この仕切板Fにより、前記圧縮要素
室Bと区画され、前記圧縮要素CFの吐出口Gが開口す
る吐出室Hを形成し、該吐出室Hに、一端が前記モータ
室E内における前記モータMの反圧縮要素室側に開口す
るバイパス管Jを開口させるようにしていた。そして、
前記圧縮要素CFで圧縮したガス冷媒を前記吐出室Hに
一旦吐出させた後、前記バイパス管Jを介して前記モー
タ室Eに吐出し、該モータ室Eの吐出ガス冷媒を前記外
部吐出管Dから前記ケーシングC外部に吐出するように
して、前記圧縮要素CFが直接、高温高圧の吐出ガス冷
媒によって加熱されないようにして、前記圧縮要素CF
内での吸入ガス過熱による圧縮効率の低下を防止するよ
うにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す圧縮機では、前記ケーシングCの外部に前記バイ
パス管Jが配設されることになるので、該バイパス管J
を配設するための外部スペースが必要となるし、前記バ
イパス管Jを前記ケーシングCに外部から接続すること
から、接続不良により、前記ケーシングC内部からのガ
ス漏れが生じる問題があった。
に示す圧縮機では、前記ケーシングCの外部に前記バイ
パス管Jが配設されることになるので、該バイパス管J
を配設するための外部スペースが必要となるし、前記バ
イパス管Jを前記ケーシングCに外部から接続すること
から、接続不良により、前記ケーシングC内部からのガ
ス漏れが生じる問題があった。
【0004】そこで、前記バイパス管Jの配設をなくす
ために、前記吐出室と前記モータ室とを連通する内部吐
出管を、前記圧縮要素室B内を通過させるようにして配
設することにより、前記ケーシング内部においてバイパ
スさせることが考えられるが、この場合、前記内部吐出
管を、前記圧縮要素室とモータ室とを区画する仕切体を
貫通させて、前記モータ室における前記モータの圧縮要
素側空間に開口させることとなるために、前記内部吐出
管が前記モータに向かって開口することになり、該開口
部から吐出される吐出ガス冷媒が、前記モータに向かっ
て吹付けられて、前記モータのロータの回転により巻き
上げられた後、前記外部吐出管からケーシング外部に吐
出されるのである。また、吐出ガス冷媒中には油が混入
しており、この油を含んだ吐出ガス冷媒が、前記ロータ
の回転により巻き上げられてしまうので、その結果、油
が充分に分離されないまま吐出ガス冷媒が外部吐出管か
ら前記ケーシング外部に吐出されてしまうことになり、
油上がりが多くなる問題がある。
ために、前記吐出室と前記モータ室とを連通する内部吐
出管を、前記圧縮要素室B内を通過させるようにして配
設することにより、前記ケーシング内部においてバイパ
スさせることが考えられるが、この場合、前記内部吐出
管を、前記圧縮要素室とモータ室とを区画する仕切体を
貫通させて、前記モータ室における前記モータの圧縮要
素側空間に開口させることとなるために、前記内部吐出
管が前記モータに向かって開口することになり、該開口
部から吐出される吐出ガス冷媒が、前記モータに向かっ
て吹付けられて、前記モータのロータの回転により巻き
上げられた後、前記外部吐出管からケーシング外部に吐
出されるのである。また、吐出ガス冷媒中には油が混入
しており、この油を含んだ吐出ガス冷媒が、前記ロータ
の回転により巻き上げられてしまうので、その結果、油
が充分に分離されないまま吐出ガス冷媒が外部吐出管か
ら前記ケーシング外部に吐出されてしまうことになり、
油上がりが多くなる問題がある。
【0005】また、従来は、前記圧縮要素の各スクロー
ルを一方のスクロールに対し他方を公転させるようにす
るために、自転防止機構としてオルダムリングを介在さ
せているが、このオルダムリングは、駆動軸により駆動
されるスクロールと、他方のスクロールまたは架構とに
形成されるキー溝に係合されるキーを十字に設けた円形
状としているため、前記内部吐出管を前記圧縮要素室内
に配設させるには、前記オルダムリングのキーの前記キ
ー溝内での摺動を妨げないように、該オルダムリングの
外周で、しかも、該オルダムリングの移動の範囲外に配
設する必要があり、従って、前記ケーシングが大型化す
る問題も生ずるのである。
ルを一方のスクロールに対し他方を公転させるようにす
るために、自転防止機構としてオルダムリングを介在さ
せているが、このオルダムリングは、駆動軸により駆動
されるスクロールと、他方のスクロールまたは架構とに
形成されるキー溝に係合されるキーを十字に設けた円形
状としているため、前記内部吐出管を前記圧縮要素室内
に配設させるには、前記オルダムリングのキーの前記キ
ー溝内での摺動を妨げないように、該オルダムリングの
外周で、しかも、該オルダムリングの移動の範囲外に配
設する必要があり、従って、前記ケーシングが大型化す
る問題も生ずるのである。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなしたもの
で、その目的は、ケーシング内を低圧の圧縮要素室と高
圧のモータ室に区画して、圧縮要素から吐出するガスを
内部吐出管を介して前記モータ室に吐出させる構造であ
りながら、該モータ室に吐出された吐出ガス冷媒が、モ
ータの回転で掻き乱されることなく、ガス中の油を効率
よく分離できるスクロール圧縮機を提供することにあ
る。また、他の目的は、ケーシング内に内部吐出管を配
設する構造でありながら、ケーシングが大型化するのを
防止できるスクロール圧縮機を提供することにある。
で、その目的は、ケーシング内を低圧の圧縮要素室と高
圧のモータ室に区画して、圧縮要素から吐出するガスを
内部吐出管を介して前記モータ室に吐出させる構造であ
りながら、該モータ室に吐出された吐出ガス冷媒が、モ
ータの回転で掻き乱されることなく、ガス中の油を効率
よく分離できるスクロール圧縮機を提供することにあ
る。また、他の目的は、ケーシング内に内部吐出管を配
設する構造でありながら、ケーシングが大型化するのを
防止できるスクロール圧縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ケーシング1に、一対のスクロール5,6をもつ圧縮要
素CFと、該圧縮要素CFを駆動するモータMとを内装
したスクロール圧縮機において、前記ケーシング1内を
前記圧縮要素CFを内装する圧縮要素室3と前記モータ
Mを内装するモータ室4とに区画して、前記圧縮要素室
3に吸入管11を開口させ、前記モータ室4に外部吐出
管12を開口させると共に、前記圧縮要素CFの吐出口
53に内部吐出管13を連通させて、この内部吐出管1
3を前記モータ室4に開口させる一方、この内部吐出管
13の前記モータ室4への開口部18を、前記ケーシン
グ1の周方向に向かって開口させたのである。
ケーシング1に、一対のスクロール5,6をもつ圧縮要
素CFと、該圧縮要素CFを駆動するモータMとを内装
したスクロール圧縮機において、前記ケーシング1内を
前記圧縮要素CFを内装する圧縮要素室3と前記モータ
Mを内装するモータ室4とに区画して、前記圧縮要素室
3に吸入管11を開口させ、前記モータ室4に外部吐出
管12を開口させると共に、前記圧縮要素CFの吐出口
53に内部吐出管13を連通させて、この内部吐出管1
3を前記モータ室4に開口させる一方、この内部吐出管
13の前記モータ室4への開口部18を、前記ケーシン
グ1の周方向に向かって開口させたのである。
【0008】請求項2記載の発明は、前記圧縮要素CF
を固定及び可動スクロール5,6から構成し、前記可動
スクロール6の鏡板61における外周部に、互いに平行
な少なくとも一対の平面部63・・・・を形成すると共に、
該平面部63・・・・に対向し、この平面部63・・・・に沿っ
て摺動可能なガイド面91,91と、該ガイド面91,
91と直交方向に延びる係合部95,95とをもったリ
ング状部材9を設けて、前記固定スクロール5に、前記
係合部95,95と摺動可能に係合する被係合部55,
55を設け、前記リング状部材9の前記ガイド面91,
91を連結する連結リング部93,93を、前記ガイド
面91,91に対し前記可動スクロール6の鏡板61背
面側に向かって軸方向に変位させて、前記連結リング部
93,93を前記可動スクロール6の鏡板61と重ね合
わす一方、前記可動スクロール6における前記連結リン
グ部93,93との重合部側外周部に切欠66を形成し
て、この切欠66に前記固定スクロール5を貫通して、
前記モータ室4に開口する前記内部吐出管13を挿通さ
せ、かつ、前記切欠66の深さを、前記可動スクロール
6の鏡板61が旋回運動する際、前記内部吐出管13に
干渉しない深さとしたのである。
を固定及び可動スクロール5,6から構成し、前記可動
スクロール6の鏡板61における外周部に、互いに平行
な少なくとも一対の平面部63・・・・を形成すると共に、
該平面部63・・・・に対向し、この平面部63・・・・に沿っ
て摺動可能なガイド面91,91と、該ガイド面91,
91と直交方向に延びる係合部95,95とをもったリ
ング状部材9を設けて、前記固定スクロール5に、前記
係合部95,95と摺動可能に係合する被係合部55,
55を設け、前記リング状部材9の前記ガイド面91,
91を連結する連結リング部93,93を、前記ガイド
面91,91に対し前記可動スクロール6の鏡板61背
面側に向かって軸方向に変位させて、前記連結リング部
93,93を前記可動スクロール6の鏡板61と重ね合
わす一方、前記可動スクロール6における前記連結リン
グ部93,93との重合部側外周部に切欠66を形成し
て、この切欠66に前記固定スクロール5を貫通して、
前記モータ室4に開口する前記内部吐出管13を挿通さ
せ、かつ、前記切欠66の深さを、前記可動スクロール
6の鏡板61が旋回運動する際、前記内部吐出管13に
干渉しない深さとしたのである。
【0009】請求項3記載の発明は、前記内部吐出管1
3の前記モータ室4への開口部18が前記ケーシング1
の周方向に向かう指向方向に対し、遠い位置となるよう
に前記外部吐出管12を開口させたのである。
3の前記モータ室4への開口部18が前記ケーシング1
の周方向に向かう指向方向に対し、遠い位置となるよう
に前記外部吐出管12を開口させたのである。
【0010】請求項4記載の発明は、前記モータ室4の
内部に開口する前記外部吐出管12の内部開口端を前記
ケーシング1の内面より内方に突出させたのである。
内部に開口する前記外部吐出管12の内部開口端を前記
ケーシング1の内面より内方に突出させたのである。
【0011】請求項5記載の発明は、前記ケーシング1
に、前記モータMの駆動軸8を支持する架構2を固定し
て、この架構2により圧縮要素室3とモータ室4とを区
画すると共に、前記内部吐出管13を、前記架構2に設
ける貫通孔21に接続する一方、前記モータ室4に開口
する開口部18をもった吐出接続管14を設けて、該吐
出接続管14を、前記架構2に設ける前記貫通孔21の
モータ室側に接続して、前記内部吐出管13に連続させ
たのである。
に、前記モータMの駆動軸8を支持する架構2を固定し
て、この架構2により圧縮要素室3とモータ室4とを区
画すると共に、前記内部吐出管13を、前記架構2に設
ける貫通孔21に接続する一方、前記モータ室4に開口
する開口部18をもった吐出接続管14を設けて、該吐
出接続管14を、前記架構2に設ける前記貫通孔21の
モータ室側に接続して、前記内部吐出管13に連続させ
たのである。
【0012】請求項6記載の発明は、前記ケーシング1
の周方向に向かって開口する前記内部吐出管13の開口
部18の指向方向を、前記モータMの駆動軸8の回転方
向と同方向としたのである。
の周方向に向かって開口する前記内部吐出管13の開口
部18の指向方向を、前記モータMの駆動軸8の回転方
向と同方向としたのである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、内部吐出管13を用
いるから、従来例のように外部配管を設ける必要がな
く、外部スペースを小さくでき、それでいて、高温高圧
の吐出ガスによる前記圧縮要素CFの加熱を少なくでき
ながら、前記圧縮要素CFから吐出した吐出ガスを前記
ケーシング1内に配設する内部吐出管13を介して前記
モータ室4に吐出させられるので前記ケーシング1の機
密性を良好に行え、さらに、吐出ガスを前記内部吐出管
13を介して前記モータ室4に吐出させる際、吐出ガス
を前記ケーシング1の内周面に沿わさせて吐出させるこ
とができるから、旋回流を発生させられ、従って、吐出
ガスが前記モータMの回転で掻き乱されることがない
し、また、旋回流による遠心力により、吐出ガス中の油
を前記ケーシング1の内面に接触させて効率よく分離で
きるのである。
いるから、従来例のように外部配管を設ける必要がな
く、外部スペースを小さくでき、それでいて、高温高圧
の吐出ガスによる前記圧縮要素CFの加熱を少なくでき
ながら、前記圧縮要素CFから吐出した吐出ガスを前記
ケーシング1内に配設する内部吐出管13を介して前記
モータ室4に吐出させられるので前記ケーシング1の機
密性を良好に行え、さらに、吐出ガスを前記内部吐出管
13を介して前記モータ室4に吐出させる際、吐出ガス
を前記ケーシング1の内周面に沿わさせて吐出させるこ
とができるから、旋回流を発生させられ、従って、吐出
ガスが前記モータMの回転で掻き乱されることがない
し、また、旋回流による遠心力により、吐出ガス中の油
を前記ケーシング1の内面に接触させて効率よく分離で
きるのである。
【0014】請求項2記載の発明では、前記リング状部
材9のガイド面91,91を、前記可動スクロール6に
設ける平面部63,63に、また、係合部95,95を
前記固定スクロール5の被係合部55,55に係合させ
るようにしたから、前記ガイド面91,91及び係合部
95,95とを周方向において同じ側に位置付けして設
けることができ、しかも、前記ガイド面91,91を連
結する連結リング部93,93を、前記可動スクロール
6の鏡板61と重ね合わせるようにしたから、前記リン
グ状部材9を前記可動スクロール6の鏡板外周より小さ
くできるのであって、以上のように構成したから、前記
ケーシング1を大型化しなくとも前記連結リング部9
3,93の外側には充分なスペースがとれ、その上、前
記連結リング部93,93の部分には、前記係合部9
5,95、つまり、従来例のように自転防止機構のキー
が存在しないから、前記スペースが利用できることにな
るのである。
材9のガイド面91,91を、前記可動スクロール6に
設ける平面部63,63に、また、係合部95,95を
前記固定スクロール5の被係合部55,55に係合させ
るようにしたから、前記ガイド面91,91及び係合部
95,95とを周方向において同じ側に位置付けして設
けることができ、しかも、前記ガイド面91,91を連
結する連結リング部93,93を、前記可動スクロール
6の鏡板61と重ね合わせるようにしたから、前記リン
グ状部材9を前記可動スクロール6の鏡板外周より小さ
くできるのであって、以上のように構成したから、前記
ケーシング1を大型化しなくとも前記連結リング部9
3,93の外側には充分なスペースがとれ、その上、前
記連結リング部93,93の部分には、前記係合部9
5,95、つまり、従来例のように自転防止機構のキー
が存在しないから、前記スペースが利用できることにな
るのである。
【0015】従って、斯く構成した上、前記可動スクロ
ール6における前記連結リング部93,93との重合部
側外周部に、前記切欠66を形成して、この切欠66に
前記内部吐出管13を挿通したから、前記スペースを有
効に利用して前記内部吐出管13を前記ケーシング1内
に配設することができ、前記ケーシング1を大型化する
ことなく、前記内部吐出管13を配設することができる
のである。
ール6における前記連結リング部93,93との重合部
側外周部に、前記切欠66を形成して、この切欠66に
前記内部吐出管13を挿通したから、前記スペースを有
効に利用して前記内部吐出管13を前記ケーシング1内
に配設することができ、前記ケーシング1を大型化する
ことなく、前記内部吐出管13を配設することができる
のである。
【0016】請求項3記載の発明では、前記内部吐出管
13の前記モータ室4への開口部18が前記ケーシング
1の周方向に向かう指向方向に対し、前記外部吐出管1
2を、前記開口部18に対し、遠い位置に開口させたか
ら、前記内部吐出管13から吐出される吐出ガスが前記
ケーシング1の内周面に沿って流れるとき、前記内部吐
出管13から前記外部吐出管12に至るまでの距離を長
くできるので、それだけ、吐出ガス中に混入する油の分
離をより効率良く行えるのである。
13の前記モータ室4への開口部18が前記ケーシング
1の周方向に向かう指向方向に対し、前記外部吐出管1
2を、前記開口部18に対し、遠い位置に開口させたか
ら、前記内部吐出管13から吐出される吐出ガスが前記
ケーシング1の内周面に沿って流れるとき、前記内部吐
出管13から前記外部吐出管12に至るまでの距離を長
くできるので、それだけ、吐出ガス中に混入する油の分
離をより効率良く行えるのである。
【0017】請求項4記載の発明では、前記モータ室4
の内部に開口する前記外部吐出管12の内部開口端を前
記ケーシング1の内面より内方に突出させたから、前記
ケーシング1の内周面に沿って流れる吐出ガスを、一
旦、前記ケーシング1の径方向内方に向かって、流れを
変更させた後、前記外部吐出管12からケーシング外部
へと吐出させることができるので、吐出ガスの流速を低
下させられるのであって、この流速低下による抵抗で、
吐出ガス中に混入する油をさらに効率よく分離すること
ができるのである。
の内部に開口する前記外部吐出管12の内部開口端を前
記ケーシング1の内面より内方に突出させたから、前記
ケーシング1の内周面に沿って流れる吐出ガスを、一
旦、前記ケーシング1の径方向内方に向かって、流れを
変更させた後、前記外部吐出管12からケーシング外部
へと吐出させることができるので、吐出ガスの流速を低
下させられるのであって、この流速低下による抵抗で、
吐出ガス中に混入する油をさらに効率よく分離すること
ができるのである。
【0018】請求項5記載の発明では、前記内部吐出管
13とは別部材の前記吐出接続管14を前記架構2の貫
通孔21に接続したから、前記内部吐出管13を前記貫
通孔21に接続するだけで、前記モータ室4に吐出させ
る吐出ガスを、前記ケーシング1の周方向に向かって吐
出させることができ、従って、前記内部吐出管13の組
付け性を良好にできながら、前記内部吐出管13からの
吐出ガスの吐出方向を簡単、かつ、有効に設定すること
ができるのである。
13とは別部材の前記吐出接続管14を前記架構2の貫
通孔21に接続したから、前記内部吐出管13を前記貫
通孔21に接続するだけで、前記モータ室4に吐出させ
る吐出ガスを、前記ケーシング1の周方向に向かって吐
出させることができ、従って、前記内部吐出管13の組
付け性を良好にできながら、前記内部吐出管13からの
吐出ガスの吐出方向を簡単、かつ、有効に設定すること
ができるのである。
【0019】請求項6記載の発明では、前記ケーシング
1の周方向に向かって開口する前記内部吐出管13の開
口部18の指向方向を、前記モータMの駆動軸8の回転
方向と同方向としたから、前記内部吐出管13から吐出
される吐出ガスが前記ケーシング1の内周面に沿って流
れる際に、該吐出ガスを前記駆動軸8の回転方向と同方
向に流すことができるので、吐出ガスが駆動軸8の回転
により撹乱されるのをより一層防止できながら、さら
に、吐出ガスに前記駆動軸8の回転による遠心力が作用
し、遠心分離効果が加わりさらに油分離が良好に行える
のである。
1の周方向に向かって開口する前記内部吐出管13の開
口部18の指向方向を、前記モータMの駆動軸8の回転
方向と同方向としたから、前記内部吐出管13から吐出
される吐出ガスが前記ケーシング1の内周面に沿って流
れる際に、該吐出ガスを前記駆動軸8の回転方向と同方
向に流すことができるので、吐出ガスが駆動軸8の回転
により撹乱されるのをより一層防止できながら、さら
に、吐出ガスに前記駆動軸8の回転による遠心力が作用
し、遠心分離効果が加わりさらに油分離が良好に行える
のである。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例を示すスクロー
ル圧縮機で、密閉ケーシング1に、モータMの駆動軸8
を支持する架構2を固定して、該架構2の上方に、前記
モータMで駆動される圧縮要素CFを配設して、前記架
構2に支持すると共に、前記架構2の下方に前記モータ
Mを配設して、前記架構2により前記ケーシング1内を
前記圧縮要素CFを内装する圧縮要素室3と、前記モー
タMを内装するモータ室4とに区画し、前記圧縮要素室
3に吸入管11を開口させると共に、前記モータ室4に
外部吐出管12を開口させている。
ル圧縮機で、密閉ケーシング1に、モータMの駆動軸8
を支持する架構2を固定して、該架構2の上方に、前記
モータMで駆動される圧縮要素CFを配設して、前記架
構2に支持すると共に、前記架構2の下方に前記モータ
Mを配設して、前記架構2により前記ケーシング1内を
前記圧縮要素CFを内装する圧縮要素室3と、前記モー
タMを内装するモータ室4とに区画し、前記圧縮要素室
3に吸入管11を開口させると共に、前記モータ室4に
外部吐出管12を開口させている。
【0021】また、前記圧縮要素CFは、前記架構2の
上部に固定する固定スクロール5と、この固定スクロー
ル5と前記架構2との間に介装され、かつ、前記モータ
Mの駆動軸8に連結される可動スクロール6とを備えて
おり、これら各スクロール5,6は、それぞれ鏡板5
1,61と該鏡板51,61の一側外面に突設された渦
巻体52,62とから成り、前記各スクロール5,6を
その各渦巻体52,62が互いに噛み合うように上下対
設させ、前記固定スクロール5に対する前記可動スクロ
ール6の公転駆動により、前記各渦巻体52,62間に
形成される作動空間の容積を変化させ、前記ケーシング
1を貫通して前記圧縮要素室3に開口される前記吸入管
11から前記作動空間へと吸入されたガス冷媒を圧縮す
るようにしている。尚、前記固定スクロール5の前記架
構2への固定は、図2及び図3に示すように、前記架構
2の固定スクロール5との対向面における外周部に前記
ボルト26を挿通して、前記固定スクロール5の外周部
に形成するボルト孔57……に締め付けて固定するので
ある。
上部に固定する固定スクロール5と、この固定スクロー
ル5と前記架構2との間に介装され、かつ、前記モータ
Mの駆動軸8に連結される可動スクロール6とを備えて
おり、これら各スクロール5,6は、それぞれ鏡板5
1,61と該鏡板51,61の一側外面に突設された渦
巻体52,62とから成り、前記各スクロール5,6を
その各渦巻体52,62が互いに噛み合うように上下対
設させ、前記固定スクロール5に対する前記可動スクロ
ール6の公転駆動により、前記各渦巻体52,62間に
形成される作動空間の容積を変化させ、前記ケーシング
1を貫通して前記圧縮要素室3に開口される前記吸入管
11から前記作動空間へと吸入されたガス冷媒を圧縮す
るようにしている。尚、前記固定スクロール5の前記架
構2への固定は、図2及び図3に示すように、前記架構
2の固定スクロール5との対向面における外周部に前記
ボルト26を挿通して、前記固定スクロール5の外周部
に形成するボルト孔57……に締め付けて固定するので
ある。
【0022】そして、前記圧縮要素室3内で、前記固定
スクロール5の鏡板51背面に、該鏡板51に形成され
る吐出口53を覆うように、蓋状の仕切体71を取付け
て、該仕切体71により、前記圧縮要素室3に対し区画
される吐出室7を形成している。そして、前記仕切体7
1の側面に、内部吐出管13の一端を接続して、該内部
吐出管13を、前記圧縮要素室3内を通過させて、その
他端を前記架構2に設ける貫通孔21に接続させて、前
記モータ室4に開口させている。
スクロール5の鏡板51背面に、該鏡板51に形成され
る吐出口53を覆うように、蓋状の仕切体71を取付け
て、該仕切体71により、前記圧縮要素室3に対し区画
される吐出室7を形成している。そして、前記仕切体7
1の側面に、内部吐出管13の一端を接続して、該内部
吐出管13を、前記圧縮要素室3内を通過させて、その
他端を前記架構2に設ける貫通孔21に接続させて、前
記モータ室4に開口させている。
【0023】さらに、図1及び図2に示すように、L字
のパイプ部15と、半円状の取付座16とから成る吐出
接続管14の前記取付座16を、前記架構2の下面側、
即ち、該架構2に設ける前記貫通孔21のモータ室側に
対向させてボルト17締めにより取付けて接続し、前記
吐出接続管14の前記パイプ部15を前記内部吐出管1
3に連続させて、前記吐出接続管14の前記モータ室4
への開口部18を、前記内部吐出管13の開口部となる
ように成すのである。
のパイプ部15と、半円状の取付座16とから成る吐出
接続管14の前記取付座16を、前記架構2の下面側、
即ち、該架構2に設ける前記貫通孔21のモータ室側に
対向させてボルト17締めにより取付けて接続し、前記
吐出接続管14の前記パイプ部15を前記内部吐出管1
3に連続させて、前記吐出接続管14の前記モータ室4
への開口部18を、前記内部吐出管13の開口部となる
ように成すのである。
【0024】しかも、前記吐出接続管14は、前記パイ
プ部15の開口部18が前記ケーシング1の周方向に向
かって開口し、かつ、その開口部18の指向方向が、前
記モータMの駆動軸8の回転方向と同方向となるように
取付けている。
プ部15の開口部18が前記ケーシング1の周方向に向
かって開口し、かつ、その開口部18の指向方向が、前
記モータMの駆動軸8の回転方向と同方向となるように
取付けている。
【0025】そして、前記固定スクロール5に対する可
動スクロール6の公転駆動により、前記吸入管11から
前記作動空間へと吸入された冷媒を圧縮し、前記固定ス
クロール5における鏡板51の中央部に形成した吐出口
53から前記吐出室7へと吐出した吐出ガス冷媒を前記
内部吐出管13を介して前記モータ室4へ、前記ケーシ
ング1の周方向で、かつ、前記モータMの回転方向に向
かって吐出させた後、前記外部吐出管12を介してケー
シング外部に吐出するようにしている。
動スクロール6の公転駆動により、前記吸入管11から
前記作動空間へと吸入された冷媒を圧縮し、前記固定ス
クロール5における鏡板51の中央部に形成した吐出口
53から前記吐出室7へと吐出した吐出ガス冷媒を前記
内部吐出管13を介して前記モータ室4へ、前記ケーシ
ング1の周方向で、かつ、前記モータMの回転方向に向
かって吐出させた後、前記外部吐出管12を介してケー
シング外部に吐出するようにしている。
【0026】さらに、前記可動スクロール6は、図5に
示すように、円板状の鏡板61における外周面に、互い
に平行な二対の平面部63・・・・をそれぞれ同一平面上に
形成し、これら平面部63・・・・の間には、これら平面部
63・・・・を結ぶように円弧部64,64を形成してお
り、また、同一平面に形成される2つの前記平面部6
3,63の中間部には、前記円弧部64,64における
外径と同径の円弧状突出部65,65を形成している。
さらに、前記可動スクロール6の鏡板61外周部におけ
る前記円弧部64,64のうち、前記鏡板61上に突設
する前記渦巻体62の巻き数の多い側の外周部に、バラ
ンス調整、及び、前記内部吐出管13を挿通させるため
の切欠66を形成し、他方の円弧部64外周部に、バラ
ンス調整のための突起67を径方向外方に突出形成し
て、前記可動スクロール6のバランスを調整するように
している。また、前記切欠66の深さは、前記可動スク
ロール6の鏡板61が旋回運動する際、前記内部吐出管
13に干渉しない深さとしている。
示すように、円板状の鏡板61における外周面に、互い
に平行な二対の平面部63・・・・をそれぞれ同一平面上に
形成し、これら平面部63・・・・の間には、これら平面部
63・・・・を結ぶように円弧部64,64を形成してお
り、また、同一平面に形成される2つの前記平面部6
3,63の中間部には、前記円弧部64,64における
外径と同径の円弧状突出部65,65を形成している。
さらに、前記可動スクロール6の鏡板61外周部におけ
る前記円弧部64,64のうち、前記鏡板61上に突設
する前記渦巻体62の巻き数の多い側の外周部に、バラ
ンス調整、及び、前記内部吐出管13を挿通させるため
の切欠66を形成し、他方の円弧部64外周部に、バラ
ンス調整のための突起67を径方向外方に突出形成し
て、前記可動スクロール6のバランスを調整するように
している。また、前記切欠66の深さは、前記可動スク
ロール6の鏡板61が旋回運動する際、前記内部吐出管
13に干渉しない深さとしている。
【0027】一方、図4及び図5に示すように、前記可
動スクロール6の前記各平面部63・・・・に対向し、これ
ら平面部63・・・・に沿って摺動可能なガイド面91,9
1を内周側にもつガイドリング部92,92と、これら
ガイド面91,91を結ぶ連結リング部93,93とか
ら成るリング状部材9を形成して、このリング状部材9
を、図1のように前記架構2上に配設するのであって、
該リング状部材9は、前記ガイドリング部92,92の
中央部に、前記各ガイド面91,91に対し直交方向に
延びる摺動面94を有し、軸方向に突出する係合部9
5,95を形成すると共に、前記ガイドリング部92,
92の中央部で、前記各ガイド面91,91に、前記可
動スクロール6の前記各円弧状突出部65,65が、前
記可動スクロール5,6の公転駆動により移動する範囲
内で介入可能な凹部96を形成したのである。
動スクロール6の前記各平面部63・・・・に対向し、これ
ら平面部63・・・・に沿って摺動可能なガイド面91,9
1を内周側にもつガイドリング部92,92と、これら
ガイド面91,91を結ぶ連結リング部93,93とか
ら成るリング状部材9を形成して、このリング状部材9
を、図1のように前記架構2上に配設するのであって、
該リング状部材9は、前記ガイドリング部92,92の
中央部に、前記各ガイド面91,91に対し直交方向に
延びる摺動面94を有し、軸方向に突出する係合部9
5,95を形成すると共に、前記ガイドリング部92,
92の中央部で、前記各ガイド面91,91に、前記可
動スクロール6の前記各円弧状突出部65,65が、前
記可動スクロール5,6の公転駆動により移動する範囲
内で介入可能な凹部96を形成したのである。
【0028】また、前記リング状部材9の前記ガイド面
91,91を連結する連結リング部93,93は、前記
可動スクロール6の鏡板61背面側に向かって軸方向に
変位させて、図5に示すように、前記連結リング部9
3,93を前記可動スクロール6の鏡板61の背面に重
ね合わせるのである。
91,91を連結する連結リング部93,93は、前記
可動スクロール6の鏡板61背面側に向かって軸方向に
変位させて、図5に示すように、前記連結リング部9
3,93を前記可動スクロール6の鏡板61の背面に重
ね合わせるのである。
【0029】また、図1及び図3に示すように、前記固
定スクロール5の鏡板51における前記渦巻体52突設
側に、該渦巻体52を囲み、径方向の厚さを厚くした肉
盛り部54を形成し、この肉盛り部54の端面に、前記
リング状部材9の各係合部95,95が係合し、径方向
に向けて延びる一対の凹陥溝状の被係合部55,55を
形成して、これら各被係合部55,55に、前記リング
状部材9の各係合部95,95を係合させて、該係合部
95,95の摺動面94・・・・を、前記被係合部55,5
5の溝側壁面に沿って摺動させるようにしている。
定スクロール5の鏡板51における前記渦巻体52突設
側に、該渦巻体52を囲み、径方向の厚さを厚くした肉
盛り部54を形成し、この肉盛り部54の端面に、前記
リング状部材9の各係合部95,95が係合し、径方向
に向けて延びる一対の凹陥溝状の被係合部55,55を
形成して、これら各被係合部55,55に、前記リング
状部材9の各係合部95,95を係合させて、該係合部
95,95の摺動面94・・・・を、前記被係合部55,5
5の溝側壁面に沿って摺動させるようにしている。
【0030】さらに、図3に示すように、前記固定スク
ロール5の外周部で、前記リング状部材9の前記連結リ
ング部93配設側、即ち、前記被係合部55,55形成
位置に対し周方向に90度変位した位置に、前記内部吐
出管13を挿通させるための切欠部56を形成するので
ある。尚、図3においては、前記内部吐出管13を、前
記固定スクロール5に貫通させるために、前記切欠部5
6を形成したが、前記内部吐出管13を貫通させるため
の貫通孔を形成するようにしてもよい。
ロール5の外周部で、前記リング状部材9の前記連結リ
ング部93配設側、即ち、前記被係合部55,55形成
位置に対し周方向に90度変位した位置に、前記内部吐
出管13を挿通させるための切欠部56を形成するので
ある。尚、図3においては、前記内部吐出管13を、前
記固定スクロール5に貫通させるために、前記切欠部5
6を形成したが、前記内部吐出管13を貫通させるため
の貫通孔を形成するようにしてもよい。
【0031】しかして、前記リング状部材9は、図5に
示すように、該リング状部材9のガイド面91,91を
前記可動スクロール6の鏡板61外周部に形成する平面
部63・・・・と対向させた状態で、前記可動スクロール6
に嵌合すると共に、図3に示すように、前記可動スクロ
ール6の切欠66と、前記固定スクロール5の前記切欠
部56とが対向する状態で、前記各係合部95,95
を、該係合部95,95の摺動面94・・・・が前記固定ス
クロール5に設けた前記被係合部55,55の溝側壁面
と対接するように係合させて、前記固定スクロール5と
可動スクロール6との間に組付けるのであって、斯く組
付けることにより、前記リング状部材9を回転規制しな
がら、前記固定スクロール5の被係合部55,55に沿
って一方向へと摺動させ、かつ、前記リング状部材9の
ガイド面91,91により、前記可動スクロール6を、
回転規制しながら前記リング状部材9の前記係合部9
5,95における摺動方向と直交方向に摺動させて、前
記固定スクロール5に対し可動スクロール6の自転を防
止しながら、公転駆動させられるのであって、この可動
スクロール6の公転時、前記内部吐出管13に接触する
ことはない。
示すように、該リング状部材9のガイド面91,91を
前記可動スクロール6の鏡板61外周部に形成する平面
部63・・・・と対向させた状態で、前記可動スクロール6
に嵌合すると共に、図3に示すように、前記可動スクロ
ール6の切欠66と、前記固定スクロール5の前記切欠
部56とが対向する状態で、前記各係合部95,95
を、該係合部95,95の摺動面94・・・・が前記固定ス
クロール5に設けた前記被係合部55,55の溝側壁面
と対接するように係合させて、前記固定スクロール5と
可動スクロール6との間に組付けるのであって、斯く組
付けることにより、前記リング状部材9を回転規制しな
がら、前記固定スクロール5の被係合部55,55に沿
って一方向へと摺動させ、かつ、前記リング状部材9の
ガイド面91,91により、前記可動スクロール6を、
回転規制しながら前記リング状部材9の前記係合部9
5,95における摺動方向と直交方向に摺動させて、前
記固定スクロール5に対し可動スクロール6の自転を防
止しながら、公転駆動させられるのであって、この可動
スクロール6の公転時、前記内部吐出管13に接触する
ことはない。
【0032】また、前記モータ室4に開口させる前記外
部吐出管12は、前記架構2と前記モータMとの間に開
口させるのであって、この内部開口端の開口位置は、前
記内部吐出管13の前記モータ室4への開口部18が開
口する指向方向に対し遠い位置、即ち、前記モータMの
回転方向に向かって指向して開口している前記開口部1
8に対し、遠い位置となるように開口させると共に、該
外部吐出管12の内部開口端を前記ケーシング1の内面
より内方に突出させるのである。
部吐出管12は、前記架構2と前記モータMとの間に開
口させるのであって、この内部開口端の開口位置は、前
記内部吐出管13の前記モータ室4への開口部18が開
口する指向方向に対し遠い位置、即ち、前記モータMの
回転方向に向かって指向して開口している前記開口部1
8に対し、遠い位置となるように開口させると共に、該
外部吐出管12の内部開口端を前記ケーシング1の内面
より内方に突出させるのである。
【0033】さらに、前記架構2の前記モータ室4側底
面には、前記外部吐出管12の内部開口端を受入可能と
した受入凹部22を形成して、該受入凹部22に、前記
外部吐出管12を、その内部開口端が前記受入凹部22
の側壁に近接するように挿入させると共に、該受入凹部
22の開口形状に沿って前記モータM側に延びる仕切壁
23を形成して、前記内部吐出管13から吐出した吐出
ガスが前記外部吐出管12に至る直前に、吐出ガスが前
記駆動軸8に形成するバランスウエイト81の回転によ
って掻き乱されるのを防止するようにしている。
面には、前記外部吐出管12の内部開口端を受入可能と
した受入凹部22を形成して、該受入凹部22に、前記
外部吐出管12を、その内部開口端が前記受入凹部22
の側壁に近接するように挿入させると共に、該受入凹部
22の開口形状に沿って前記モータM側に延びる仕切壁
23を形成して、前記内部吐出管13から吐出した吐出
ガスが前記外部吐出管12に至る直前に、吐出ガスが前
記駆動軸8に形成するバランスウエイト81の回転によ
って掻き乱されるのを防止するようにしている。
【0034】尚、図1において、前記可動スクロール6
の背面側で前記リング状部材9の内周側に、吸入ガス冷
媒が吸入される低圧側に対しシールして背圧室24を形
成するシールリング25を配設している。
の背面側で前記リング状部材9の内周側に、吸入ガス冷
媒が吸入される低圧側に対しシールして背圧室24を形
成するシールリング25を配設している。
【0035】以上のように、前記圧縮要素CFの吐出口
53に内部吐出管13を連通させて、この内部吐出管1
3を前記モータ室4に開口させるようにしたから、前記
圧縮要素CFを、低圧雰囲気下の前記圧縮要素室3に配
設でき、従って、高温高圧の吐出ガスによる前記圧縮要
素CFの加熱を防止できながら、しかも、前記圧縮要素
CFから吐出した吐出ガスを内部吐出管13を介して前
記モータ室4に吐出させられるので、従来のようにケー
シング外部にバイパス管を設けるときのように配管用の
スペースを必要としないし、漏れが生じることもないの
で前記ケーシング1の機密性を良好に行えるのである。
53に内部吐出管13を連通させて、この内部吐出管1
3を前記モータ室4に開口させるようにしたから、前記
圧縮要素CFを、低圧雰囲気下の前記圧縮要素室3に配
設でき、従って、高温高圧の吐出ガスによる前記圧縮要
素CFの加熱を防止できながら、しかも、前記圧縮要素
CFから吐出した吐出ガスを内部吐出管13を介して前
記モータ室4に吐出させられるので、従来のようにケー
シング外部にバイパス管を設けるときのように配管用の
スペースを必要としないし、漏れが生じることもないの
で前記ケーシング1の機密性を良好に行えるのである。
【0036】しかも、前記内部吐出管13の前記モータ
室4への開口部18を、前記吐出接続管14により、前
記ケーシング1の周方向に向かって開口させたから、吐
出ガスを前記内部吐出管13を介して前記モータ室4に
吐出させる際、吐出ガスを前記ケーシング1の内周面に
沿わさせて吐出させることができるから、旋回流を発生
させられ、従って、吐出ガスが前記モータMの回転で掻
き乱されることがないし、また、旋回流による遠心作用
により、吐出ガス中の油を前記ケーシング1の内面に接
触させて効率よく分離できるのである。
室4への開口部18を、前記吐出接続管14により、前
記ケーシング1の周方向に向かって開口させたから、吐
出ガスを前記内部吐出管13を介して前記モータ室4に
吐出させる際、吐出ガスを前記ケーシング1の内周面に
沿わさせて吐出させることができるから、旋回流を発生
させられ、従って、吐出ガスが前記モータMの回転で掻
き乱されることがないし、また、旋回流による遠心作用
により、吐出ガス中の油を前記ケーシング1の内面に接
触させて効率よく分離できるのである。
【0037】また、前記可動スクロール6の鏡板61に
おける外周部に、互いに平行な前記平面部63・・・・を形
成すると共に、該平面部63・・・・に対向し、この平面部
63・・・・に沿って摺動可能なガイド面91,91と、該
ガイド面91,91と直交方向に延びる係合部95,9
5とをもったリング状部材9を設けて、前記固定スクロ
ール5に、前記係合部95,95と摺動可能に係合する
被係合部55,55を設け、前記リング状部材9の前記
ガイド面91,91を連結する連結リング部93,93
を、前記ガイド面91,91に対し前記可動スクロール
6の鏡板61背面側に向かって軸方向に変位させて、前
記連結リング部93,93を前記可動スクロール6の鏡
板61と重ね合わせるようにしたから、前記リング状部
材9を、前記可動スクロール6の鏡板61の外周部に嵌
合する構造であるにも拘らず、前記リング状部材9の連
結リング部93,93を、図5に示すように、可動スク
ロール6の鏡板61の下面側に位置させ得るので、前記
連結リング部93を前記鏡板61の外周より大きくする
必要がなく、反対に、前記鏡板61の外周より小さくで
きるので、前記リング状部材9を小型化でき、全体構造
を小型化できるのである。
おける外周部に、互いに平行な前記平面部63・・・・を形
成すると共に、該平面部63・・・・に対向し、この平面部
63・・・・に沿って摺動可能なガイド面91,91と、該
ガイド面91,91と直交方向に延びる係合部95,9
5とをもったリング状部材9を設けて、前記固定スクロ
ール5に、前記係合部95,95と摺動可能に係合する
被係合部55,55を設け、前記リング状部材9の前記
ガイド面91,91を連結する連結リング部93,93
を、前記ガイド面91,91に対し前記可動スクロール
6の鏡板61背面側に向かって軸方向に変位させて、前
記連結リング部93,93を前記可動スクロール6の鏡
板61と重ね合わせるようにしたから、前記リング状部
材9を、前記可動スクロール6の鏡板61の外周部に嵌
合する構造であるにも拘らず、前記リング状部材9の連
結リング部93,93を、図5に示すように、可動スク
ロール6の鏡板61の下面側に位置させ得るので、前記
連結リング部93を前記鏡板61の外周より大きくする
必要がなく、反対に、前記鏡板61の外周より小さくで
きるので、前記リング状部材9を小型化でき、全体構造
を小型化できるのである。
【0038】即ち、前記リング状部材9のガイド面9
1,91を、前記可動スクロール6に設ける平面部6
3,63に、また、係合部95,95を前記固定スクロ
ール5の被係合部55,55に係合させるようにしたか
ら、前記ガイド面91,91及び係合部95,95とを
周方向において同じ側に位置付けして設けることがで
き、さらに、前記ガイド面91,91を連結する連結リ
ング部93,93を、前記可動スクロール6の鏡板61
と重ね合わせるようにしたから、前記リング状部材9を
前記可動スクロール6の鏡板外周より小さくできるので
あって、以上のように構成したから、前記ケーシング1
を大型化しなくとも前記連結リング部93,93の外側
には充分なスペースがとれ、その上、前記連結リング部
93,93の部分には、前記係合部95,95、つま
り、従来例のように自転防止機構のキーが存在しないか
ら、前記スペースが利用できることになるのである。
1,91を、前記可動スクロール6に設ける平面部6
3,63に、また、係合部95,95を前記固定スクロ
ール5の被係合部55,55に係合させるようにしたか
ら、前記ガイド面91,91及び係合部95,95とを
周方向において同じ側に位置付けして設けることがで
き、さらに、前記ガイド面91,91を連結する連結リ
ング部93,93を、前記可動スクロール6の鏡板61
と重ね合わせるようにしたから、前記リング状部材9を
前記可動スクロール6の鏡板外周より小さくできるので
あって、以上のように構成したから、前記ケーシング1
を大型化しなくとも前記連結リング部93,93の外側
には充分なスペースがとれ、その上、前記連結リング部
93,93の部分には、前記係合部95,95、つま
り、従来例のように自転防止機構のキーが存在しないか
ら、前記スペースが利用できることになるのである。
【0039】従って、斯く構成した上、前記可動スクロ
ール6における前記連結リング部93,93との重合部
側外周部に、前記切欠66を形成して、この切欠66に
前記内部吐出管13を挿通したから、前記スペースを有
効に利用して前記内部吐出管13を前記ケーシング1内
に配設することができ、前記ケーシング1を大型化する
ことなく、前記内部吐出管13を配設することができる
のである。
ール6における前記連結リング部93,93との重合部
側外周部に、前記切欠66を形成して、この切欠66に
前記内部吐出管13を挿通したから、前記スペースを有
効に利用して前記内部吐出管13を前記ケーシング1内
に配設することができ、前記ケーシング1を大型化する
ことなく、前記内部吐出管13を配設することができる
のである。
【0040】また、前記可動スクロール6における鏡板
61の外周部に前記リング状部材9を挿嵌し、しかも、
その一部である前記連結リング部93,93を前記可動
スクロール6の鏡板61の下面側に位置させているの
で、前記リング状部材9が駆動時に、前記各スクロール
5,6における各渦巻体52,62の外周側に吸入され
る吸入ガス冷媒を攪拌したりすることもなく、流体の攪
拌損失を軽減できるのである。
61の外周部に前記リング状部材9を挿嵌し、しかも、
その一部である前記連結リング部93,93を前記可動
スクロール6の鏡板61の下面側に位置させているの
で、前記リング状部材9が駆動時に、前記各スクロール
5,6における各渦巻体52,62の外周側に吸入され
る吸入ガス冷媒を攪拌したりすることもなく、流体の攪
拌損失を軽減できるのである。
【0041】さらに、前記可動スクロール6の鏡板61
には、前記平面部63・・・・を、また、前記リング状部材
9には、前記ガイド面91,91をそれぞれ摺動可能に
設けて、これら平面部63・・・・とガイド面91,91と
を面接触させるようにしているから、前記リング状部材
9の往復慣性力が作用する方向の接触面部の面圧を小さ
くできるのであり、従って、前記平面部63・・・・とガイ
ド面91,91での異常摩耗や焼付け損失を防止できる
と共に、前記係合部95,95及び被係合部55,55
での異常摩耗や焼付け事故も防止でき、それだけ信頼性
を向上できるのである。
には、前記平面部63・・・・を、また、前記リング状部材
9には、前記ガイド面91,91をそれぞれ摺動可能に
設けて、これら平面部63・・・・とガイド面91,91と
を面接触させるようにしているから、前記リング状部材
9の往復慣性力が作用する方向の接触面部の面圧を小さ
くできるのであり、従って、前記平面部63・・・・とガイ
ド面91,91での異常摩耗や焼付け損失を防止できる
と共に、前記係合部95,95及び被係合部55,55
での異常摩耗や焼付け事故も防止でき、それだけ信頼性
を向上できるのである。
【0042】さらに、前記第1実施例では、前記可動ス
クロール6の鏡板61に形成する前記平面部63・・・・の
長さ方向中間部に、該可動スクロール6の鏡板61の前
記円弧部64の外径と同径の前記円弧状突出部65,6
5を形成すると共に、前記リング状部材9における前記
ガイド面91,91に前記円弧状突出部65,65が介
入可能な凹部96,96を形成したから、前記可動スク
ロール6の渦巻体62等の加工をする際、前記可動スク
ロール6の鏡板61に一対の前記平面部63・・・・を形成
していても、該平面部63・・・・の長さ方向中間部に形成
した円弧状突出部65,65のうち一方と、前記各円弧
部64,64とを三ツ爪チャックで保持しながら加工す
ることができるので、前記鏡板61の中心の位置決めを
容易にし、かつ、加工時の芯ずれを防止することができ
るので、高精度の加工が容易にでき、性能の高い圧縮機
を低コストで作製できるのである。
クロール6の鏡板61に形成する前記平面部63・・・・の
長さ方向中間部に、該可動スクロール6の鏡板61の前
記円弧部64の外径と同径の前記円弧状突出部65,6
5を形成すると共に、前記リング状部材9における前記
ガイド面91,91に前記円弧状突出部65,65が介
入可能な凹部96,96を形成したから、前記可動スク
ロール6の渦巻体62等の加工をする際、前記可動スク
ロール6の鏡板61に一対の前記平面部63・・・・を形成
していても、該平面部63・・・・の長さ方向中間部に形成
した円弧状突出部65,65のうち一方と、前記各円弧
部64,64とを三ツ爪チャックで保持しながら加工す
ることができるので、前記鏡板61の中心の位置決めを
容易にし、かつ、加工時の芯ずれを防止することができ
るので、高精度の加工が容易にでき、性能の高い圧縮機
を低コストで作製できるのである。
【0043】また、前記第1実施例では、前記内部吐出
管13の前記モータ室4への開口部18が前記ケーシン
グ1の周方向に向かう方向に指向しているのに対し、前
記外部吐出管12を、前記指向方向に対し、遠い位置と
なるように開口させたから、前記内部吐出管13から吐
出される吐出ガスが前記ケーシング1の内周面に沿って
流れるとき、前記内部吐出管13から前記外部吐出管1
2に至るまでの距離を長くできるので、それだけ、吐出
ガス中に混入する油の分離をより効率良く行えるのであ
る。
管13の前記モータ室4への開口部18が前記ケーシン
グ1の周方向に向かう方向に指向しているのに対し、前
記外部吐出管12を、前記指向方向に対し、遠い位置と
なるように開口させたから、前記内部吐出管13から吐
出される吐出ガスが前記ケーシング1の内周面に沿って
流れるとき、前記内部吐出管13から前記外部吐出管1
2に至るまでの距離を長くできるので、それだけ、吐出
ガス中に混入する油の分離をより効率良く行えるのであ
る。
【0044】さらに、前記外部吐出管12は、前記モー
タ室4の内部に開口する内部開口端を前記ケーシング1
の内面より内方に突出させたから、前記ケーシング1の
内周面に沿って流れる吐出ガスが、一旦、前記ケーシン
グ1の径方向内方に向かって、流れを変更させた後、前
記外部吐出管12からケーシング外部へと吐出させるこ
とができるので、吐出ガスの流速を低下させられるので
あって、この流速低下による抵抗で、吐出ガス中に混入
する油をさらに効率よく分離することができるのであ
る。
タ室4の内部に開口する内部開口端を前記ケーシング1
の内面より内方に突出させたから、前記ケーシング1の
内周面に沿って流れる吐出ガスが、一旦、前記ケーシン
グ1の径方向内方に向かって、流れを変更させた後、前
記外部吐出管12からケーシング外部へと吐出させるこ
とができるので、吐出ガスの流速を低下させられるので
あって、この流速低下による抵抗で、吐出ガス中に混入
する油をさらに効率よく分離することができるのであ
る。
【0045】また、前記第1実施例では、前記ケーシン
グ1に固定する前記架構2により圧縮要素室3とモータ
室4とを区画すると共に、前記内部吐出管13を、前記
架構2に設ける貫通孔21に接続する一方、前記モータ
室4に開口する開口部18をもった吐出接続管14を設
けて、該吐出接続管14を、前記架構2に設ける前記貫
通孔21のモータ室側に接続して、前記内部吐出管13
に連続させたから、前記内部吐出管13とは別部材の前
記吐出接続管14を前記架構2の貫通孔21に接続する
ことにより、前記内部吐出管13を前記貫通孔21に接
続するだけで前記モータ室4に吐出させる吐出ガスを、
前記ケーシング1の周方向に向かって吐出させることが
でき、従って、前記内部吐出管13組付け性を良好にで
きながら、前記内部吐出管13からの吐出ガスの吐出方
向を簡単、かつ、有効に設定することができるのであ
る。
グ1に固定する前記架構2により圧縮要素室3とモータ
室4とを区画すると共に、前記内部吐出管13を、前記
架構2に設ける貫通孔21に接続する一方、前記モータ
室4に開口する開口部18をもった吐出接続管14を設
けて、該吐出接続管14を、前記架構2に設ける前記貫
通孔21のモータ室側に接続して、前記内部吐出管13
に連続させたから、前記内部吐出管13とは別部材の前
記吐出接続管14を前記架構2の貫通孔21に接続する
ことにより、前記内部吐出管13を前記貫通孔21に接
続するだけで前記モータ室4に吐出させる吐出ガスを、
前記ケーシング1の周方向に向かって吐出させることが
でき、従って、前記内部吐出管13組付け性を良好にで
きながら、前記内部吐出管13からの吐出ガスの吐出方
向を簡単、かつ、有効に設定することができるのであ
る。
【0046】さらに、前記第1実施例では、前記吐出接
続管14に取付座16を形成して、該取付座16を前記
架構2にボルト17により取付けるようにしているの
で、組付けるだけなく、着脱可能にできるのである。
続管14に取付座16を形成して、該取付座16を前記
架構2にボルト17により取付けるようにしているの
で、組付けるだけなく、着脱可能にできるのである。
【0047】また、前記内部吐出管13の開口部18の
指向方向を、前記ケーシング1の周方向に向かって開口
させ、かつ、前記モータMの駆動軸8の回転方向と同方
向としたから、前記内部吐出管13から吐出される吐出
ガスが前記ケーシング1の内周面に沿って流れる際に、
該吐出ガスを前記駆動軸8の回転方向と同方向に流すこ
とができるので、吐出ガスが駆動軸8の回転により撹乱
されるのを防止できながら、さらに、吐出ガスに前記駆
動軸8の回転による遠心力が作用し、遠心分離効果が加
わりさらに油分離が良好に行えるのである。
指向方向を、前記ケーシング1の周方向に向かって開口
させ、かつ、前記モータMの駆動軸8の回転方向と同方
向としたから、前記内部吐出管13から吐出される吐出
ガスが前記ケーシング1の内周面に沿って流れる際に、
該吐出ガスを前記駆動軸8の回転方向と同方向に流すこ
とができるので、吐出ガスが駆動軸8の回転により撹乱
されるのを防止できながら、さらに、吐出ガスに前記駆
動軸8の回転による遠心力が作用し、遠心分離効果が加
わりさらに油分離が良好に行えるのである。
【0048】前記第1実施例では、前記吐出接続管14
を、パイプ部15と取付座16とから形成したが、図6
及び図7に示す第2実施例のように、前記吐出接続管1
4を、L字のパイプ部15と、該パイプ部15の一端
に、円形で所定厚みを有し、前記パイプ部15形成側と
は反対の面に該パイプ部15が開口する圧入部19とか
ら形成すると共に、前記架構2の貫通孔21形成部にお
けるモータ室側下面に、前記貫通孔21より大径で、前
記吐出接続管14の圧入部19が圧入可能な取付凹部2
7を形成して、前記吐出接続管14を、該吐出接続管1
4の圧入部19を前記取付凹部27に圧入することによ
り取付けるようにしてもよい。斯くするときには、前記
吐出接続管14を圧入するだけで取付けることができる
ので、組付け性をさらに良好に行えるし、前記パイプ部
15の開口部18の開口方向を自由に設定することがで
きるのである。
を、パイプ部15と取付座16とから形成したが、図6
及び図7に示す第2実施例のように、前記吐出接続管1
4を、L字のパイプ部15と、該パイプ部15の一端
に、円形で所定厚みを有し、前記パイプ部15形成側と
は反対の面に該パイプ部15が開口する圧入部19とか
ら形成すると共に、前記架構2の貫通孔21形成部にお
けるモータ室側下面に、前記貫通孔21より大径で、前
記吐出接続管14の圧入部19が圧入可能な取付凹部2
7を形成して、前記吐出接続管14を、該吐出接続管1
4の圧入部19を前記取付凹部27に圧入することによ
り取付けるようにしてもよい。斯くするときには、前記
吐出接続管14を圧入するだけで取付けることができる
ので、組付け性をさらに良好に行えるし、前記パイプ部
15の開口部18の開口方向を自由に設定することがで
きるのである。
【0049】また、図8及び図9に示す第3実施例のよ
うに、前記吐出接続管14は、単なるL字のパイプから
形成して、該パイプを前記架構2の貫通孔21に直接溶
接により取付けるようにしてもよい。
うに、前記吐出接続管14は、単なるL字のパイプから
形成して、該パイプを前記架構2の貫通孔21に直接溶
接により取付けるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、内部吐出
管13を用いるから、従来例のように外部配管を設ける
必要がなく、外部スペースを小さくでき、それでいて、
高温高圧の吐出ガスによる前記圧縮要素CFの加熱を少
なくできながら、前記圧縮要素CFから吐出した吐出ガ
スを前記ケーシング1内に配設する内部吐出管13を介
して前記モータ室4に吐出させられるので前記ケーシン
グ1の機密性を良好に行え、さらに、吐出ガスを前記内
部吐出管13を介して前記モータ室4に吐出させる際、
吐出ガスを前記ケーシング1の内周面に沿わさせて吐出
させることができるから、旋回流を発生させられ、従っ
て、吐出ガスが前記モータMの回転で掻き乱されること
がないし、また、旋回流による遠心力により、吐出ガス
中の油を前記ケーシング1の内面に接触させて効率よく
分離できるのである。
管13を用いるから、従来例のように外部配管を設ける
必要がなく、外部スペースを小さくでき、それでいて、
高温高圧の吐出ガスによる前記圧縮要素CFの加熱を少
なくできながら、前記圧縮要素CFから吐出した吐出ガ
スを前記ケーシング1内に配設する内部吐出管13を介
して前記モータ室4に吐出させられるので前記ケーシン
グ1の機密性を良好に行え、さらに、吐出ガスを前記内
部吐出管13を介して前記モータ室4に吐出させる際、
吐出ガスを前記ケーシング1の内周面に沿わさせて吐出
させることができるから、旋回流を発生させられ、従っ
て、吐出ガスが前記モータMの回転で掻き乱されること
がないし、また、旋回流による遠心力により、吐出ガス
中の油を前記ケーシング1の内面に接触させて効率よく
分離できるのである。
【0051】請求項2記載の発明によれば、前記リング
状部材9のガイド面91,91を、前記可動スクロール
6に設ける平面部63,63に、また、係合部95,9
5を前記固定スクロール5の被係合部55,55に係合
させるようにしたから、前記ガイド面91,91及び係
合部95,95とを周方向において同じ側に位置付けし
て設けることができ、しかも、前記ガイド面91,91
を連結する連結リング部93,93を、前記可動スクロ
ール6の鏡板61と重ね合わせるようにしたから、前記
リング状部材9を前記可動スクロール6の鏡板外周より
小さくできるのであって、以上のように構成したから、
前記ケーシング1を大型化しなくとも前記連結リング部
93,93の外側には充分なスペースがとれ、その上、
前記連結リング部93,93の部分には、前記係合部9
5,95、つまり、従来例のように自転防止機構のキー
が存在しないから、前記スペースが利用できることにな
るのである。
状部材9のガイド面91,91を、前記可動スクロール
6に設ける平面部63,63に、また、係合部95,9
5を前記固定スクロール5の被係合部55,55に係合
させるようにしたから、前記ガイド面91,91及び係
合部95,95とを周方向において同じ側に位置付けし
て設けることができ、しかも、前記ガイド面91,91
を連結する連結リング部93,93を、前記可動スクロ
ール6の鏡板61と重ね合わせるようにしたから、前記
リング状部材9を前記可動スクロール6の鏡板外周より
小さくできるのであって、以上のように構成したから、
前記ケーシング1を大型化しなくとも前記連結リング部
93,93の外側には充分なスペースがとれ、その上、
前記連結リング部93,93の部分には、前記係合部9
5,95、つまり、従来例のように自転防止機構のキー
が存在しないから、前記スペースが利用できることにな
るのである。
【0052】従って、斯く構成した上、前記可動スクロ
ール6における前記連結リング部93,93との重合部
側外周部に、前記切欠66を形成して、この切欠66に
前記内部吐出管13を挿通したから、前記スペースを有
効に利用して前記内部吐出管13を前記ケーシング1内
に配設することができ、前記ケーシング1を大型化する
ことなく、前記内部吐出管13を配設することができる
のである。
ール6における前記連結リング部93,93との重合部
側外周部に、前記切欠66を形成して、この切欠66に
前記内部吐出管13を挿通したから、前記スペースを有
効に利用して前記内部吐出管13を前記ケーシング1内
に配設することができ、前記ケーシング1を大型化する
ことなく、前記内部吐出管13を配設することができる
のである。
【0053】請求項3記載の発明によれば、前記内部吐
出管13から吐出される吐出ガスが前記ケーシング1の
内周面に沿って流れるとき、前記内部吐出管13から前
記外部吐出管12に至るまでの距離を長くできるので、
それだけ、吐出ガス中に混入する油の分離をより効率良
く行えるのである。
出管13から吐出される吐出ガスが前記ケーシング1の
内周面に沿って流れるとき、前記内部吐出管13から前
記外部吐出管12に至るまでの距離を長くできるので、
それだけ、吐出ガス中に混入する油の分離をより効率良
く行えるのである。
【0054】請求項4記載の発明によれば、前記ケーシ
ング1の内周面に沿って流れる吐出ガスを、一旦、前記
ケーシング1の径方向内方に向かって、流れを変更させ
た後、前記外部吐出管12からケーシング外部へと吐出
させることができるので、吐出ガスの流速を低下させら
れるのであって、この流速低下による抵抗で、吐出ガス
中に混入する油をさらに効率よく分離することができる
のである。
ング1の内周面に沿って流れる吐出ガスを、一旦、前記
ケーシング1の径方向内方に向かって、流れを変更させ
た後、前記外部吐出管12からケーシング外部へと吐出
させることができるので、吐出ガスの流速を低下させら
れるのであって、この流速低下による抵抗で、吐出ガス
中に混入する油をさらに効率よく分離することができる
のである。
【0055】請求項5記載の発明によれば、前記内部吐
出管13とは別部材の前記吐出接続管14を前記架構2
の貫通孔21に接続したから、前記内部吐出管13を前
記貫通孔21に接続するだけで、前記モータ室4に吐出
させる吐出ガスを、前記ケーシング1の周方向に向かっ
て吐出させることができ、従って、前記内部吐出管13
などの組付け性を良好にできながら、前記内部吐出管1
3からの吐出ガスの吐出方向を簡単、かつ、有効に設定
することができるのである。
出管13とは別部材の前記吐出接続管14を前記架構2
の貫通孔21に接続したから、前記内部吐出管13を前
記貫通孔21に接続するだけで、前記モータ室4に吐出
させる吐出ガスを、前記ケーシング1の周方向に向かっ
て吐出させることができ、従って、前記内部吐出管13
などの組付け性を良好にできながら、前記内部吐出管1
3からの吐出ガスの吐出方向を簡単、かつ、有効に設定
することができるのである。
【0056】請求項6記載の発明によれば、前記内部吐
出管13から吐出される吐出ガスが前記ケーシング1の
内周面に沿って流れる際に、該吐出ガスを前記駆動軸8
の回転方向と同方向に流すことができるので、吐出ガス
が駆動軸8の回転により撹乱されるのをより一層防止で
きながら、さらに、吐出ガスに前記駆動軸8の回転によ
る遠心力が作用し、遠心分離効果が加わりさらに油分離
が良好に行えるのである。
出管13から吐出される吐出ガスが前記ケーシング1の
内周面に沿って流れる際に、該吐出ガスを前記駆動軸8
の回転方向と同方向に流すことができるので、吐出ガス
が駆動軸8の回転により撹乱されるのをより一層防止で
きながら、さらに、吐出ガスに前記駆動軸8の回転によ
る遠心力が作用し、遠心分離効果が加わりさらに油分離
が良好に行えるのである。
【図1】本発明のスクロール圧縮機の第1実施例を示す
一部切欠断面図。
一部切欠断面図。
【図2】図1のA−A線断面において架構の下面側を見
た断面図。
た断面図。
【図3】図1のB−B線断面においてケーシングの上部
側から見た断面図。
側から見た断面図。
【図4】リング状部材の斜視図。
【図5】リング状部材と可動スクロールとを組付けた状
態を示す状態図。
態を示す状態図。
【図6】第2実施例を示す架構の下面側を見た圧縮機の
断面図。
断面図。
【図7】第2実施例の要部拡大縦断面図。
【図8】第3実施例を示す架構の下面側を見た圧縮機の
断面図。
断面図。
【図9】第3実施例の要部拡大縦断面図。
【図10】従来のスクロール圧縮機を示す断面図。
【符号の説明】 1 密閉ケーシング CF 圧縮
要素 11 吸入管 5 固定
スクロール 12 外部吐出管 53 吐出
口 13 内部吐出管 55 被係
合部 14 吐出接続管 6 可動
スクロール 18 開口部 61 鏡板 2 架構 63 平面
部 21 貫通孔 66 切欠 3 圧縮要素室 8 駆動
軸 4 モータ室 9 リン
グ状部材 M モータ 91 ガイ
ド面 93 連結リング部 95 係合部
要素 11 吸入管 5 固定
スクロール 12 外部吐出管 53 吐出
口 13 内部吐出管 55 被係
合部 14 吐出接続管 6 可動
スクロール 18 開口部 61 鏡板 2 架構 63 平面
部 21 貫通孔 66 切欠 3 圧縮要素室 8 駆動
軸 4 モータ室 9 リン
グ状部材 M モータ 91 ガイ
ド面 93 連結リング部 95 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 喜明 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 (72)発明者 石橋 広志 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 (72)発明者 梶原 幹央 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内
Claims (6)
- 【請求項1】ケーシング(1)に、一対のスクロール
(5)(6)をもつ圧縮要素(CF)と、前記圧縮要素
(CF)を駆動するモータ(M)とを内装したスクロー
ル圧縮機において、前記ケーシング(1)内を前記圧縮
要素(CF)を内装する圧縮要素室(3)と前記モータ
(M)を内装するモータ室(4)とに区画して、前記圧
縮要素室(3)に吸入管(11)を開口させ、前記モー
タ室(4)に外部吐出管(12)を開口させると共に、
前記圧縮要素(CF)の吐出口(53)に内部吐出管
(13)を連通させて、この内部吐出管(13)を前記
モータ室(4)に開口させる一方、この内部吐出管(1
3)の前記モータ室(4)への開口部(18)を、前記
ケーシング(1)の周方向に向かって開口させているこ
とを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項2】圧縮要素(CF)が固定及び可動スクロー
ル(5)(6)から成り、前記可動スクロール(6)の
鏡板(61)における外周部に、互いに平行な少なくと
も一対の平面部(63)(63)を形成すると共に、該
平面部(63)(63)に対向し、この平面部(63)
(63)に沿って摺動可能なガイド面(91)(91)
と、該ガイド面(91)(91)と直交方向に延びる係
合部(95)(95)とをもったリング状部材(9)を
備え、前記固定スクロール(5)に、前記係合部(9
5)(95)と摺動可能に係合する被係合部(55)
(55)を設け、前記リング状部材(9)の前記ガイド
面(91)(91)を連結する連結リング部(93)
(93)を、前記ガイド面(91)(91)に対し前記
可動スクロール(6)の鏡板(61)背面側に向かって
軸方向に変位させて、前記連結リング部(93)(9
3)を前記可動スクロール(6)の鏡板(61)と重ね
合わす一方、前記可動スクロール(6)における前記連
結リング部(93)(93)との重合部側外周部に切欠
(66)を形成して、この切欠(66)に前記固定スク
ロール(5)を貫通して、前記モータ室(4)に開口す
る内部吐出管(13)を挿通させ、かつ、前記切欠(6
6)の深さを、前記可動スクロール(6)の鏡板(6
1)が旋回運動する際、内部吐出管(13)に干渉しな
い深さとしている請求項1記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項3】内部吐出管(13)のモータ室(4)への
開口部(18)がケーシング(1)の周方向に向かう指
向方向に対し遠い位置に、外部吐出管(12)を開口さ
せている請求項1または請求項2記載のスクロール圧縮
機。 - 【請求項4】モータ室(4)の内部に開口する外部吐出
管(12)の内部開口端をケーシング(1)の内面より
内方に突出させている請求項1乃至請求項3の何れか1
記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項5】ケーシング(1)に、モータ(M)の駆動
軸(8)を支持する架構(2)を固定して、この架構
(2)により圧縮要素室(3)とモータ室(4)とを区
画すると共に、内部吐出管(13)を、前記架構(2)
に設ける貫通孔(21)に接続する一方、前記モータ室
(4)に開口する開口部(18)をもった吐出接続管
(14)を設けて、該吐出接続管(14)を、前記架構
(2)に設ける前記貫通孔(21)のモータ室側に接続
して、前記内部吐出管(13)に連続させている請求項
1乃至請求項4の何れか1記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項6】ケーシング(1)の周方向に向かって開口
する内部吐出管(13)の開口部(18)の指向方向
を、モータ(M)の駆動軸(8)の回転方向と同方向と
している請求項1乃至請求項5の何れか1記載のスクロ
ール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9720594A JPH07305687A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9720594A JPH07305687A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305687A true JPH07305687A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14186124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9720594A Pending JPH07305687A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305687A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-05-11 JP JP9720594A patent/JPH07305687A/ja active Pending
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