JPH07303709A - 遠赤外線温熱器 - Google Patents

遠赤外線温熱器

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JPH07303709A
JPH07303709A JP12200794A JP12200794A JPH07303709A JP H07303709 A JPH07303709 A JP H07303709A JP 12200794 A JP12200794 A JP 12200794A JP 12200794 A JP12200794 A JP 12200794A JP H07303709 A JPH07303709 A JP H07303709A
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far
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carbon molded
carbon
hot air
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JP12200794A
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Yoshiaki Seki
吉明 関
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ケース2の内部にヒータ6とファン7とモータ
8と電源9とを備えた温風発生部3を内蔵させ、温風を
炭素質または黒鉛質の素材よりなるカーボン成形体4に
当て、このカーボン成形体4から遠赤外線を放射させ、
その貫通孔10から遠赤外線を伴う温風21をケース2
外部に排出させる遠赤外線温熱器1。カーボン成形体4
を、ファン7の回転を停止させ加熱用ヒータ6にて加熱
して遠赤外線を発生させるようにしてもよい。 【効果】人体の血行を良くする等遠赤外線効果と温風効
果を奏することができ、カーボン成形体は高い遠赤外線
放射率を有し、従来の遠赤外線放射セラミックスに比較
して熱伝導率、保温性が良く、耐熱衝撃性にも優れてお
り、安価なものにすることができる。温灸器等として常
時携帯でき、手軽に、筋肉疲労等の解消に役立たせるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠赤外線温熱器に関
し、特に、健康の維持、増進、治療、美容目的に使用す
ることのできる遠赤外線マッサージ器に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、遠赤外線による温熱効果が注目さ
れている。遠赤外線による温熱効果は、人体の血行を良
くし、肩こり、胃弱、筋肉痛等を解消し、また、美容上
も良いとされている。当該温熱効果を利用したものとし
ては、例えば、遠赤外線放射セラミックスを室内温度5
5℃前後の状態で装着して発汗作用を促すものや、温灸
器の表面温度50〜60℃で遠赤外線放射セラミックス
を装着して人体患部を撫でるもの等がある。従来の遠赤
外線による温熱効果を利用した治療・健康・美容器具
は、その大部分が上記のように遠赤外線放射性セラミッ
クスによる遠赤外線放射効果を利用したものである(特
開平4−30863号、実開平3−53241号、特開
平1−274774号、実開平3−107945号公
報)が、遠赤外線放射性セラミックスは、熱伝導性や保
温性や耐熱衝撃性等に難点があり、まは、高価なものに
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、遠赤外線放
射性セラミックスが有する熱伝導性や保温性や耐熱衝撃
性等の難点を解消したカーボン(炭素製品)を用いた治
療・健康・美容器具であって、常時携帯でき、安価で、
手軽に、筋肉疲労等の解消に役立たせることができる遠
赤外線温熱器を提供することを目的としたものである。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、温風発生部
と、該温風発生部からの温風を外部に排出することので
きる貫通孔を有してなるとともに炭素質または黒鉛質の
素材よりなるカーボン成形体とを具備してなり、前記温
風発生部をケース内部に内蔵させ、前記カーボン成形体
を温風の排出口に固定しまたは取外し可能に設置させ、
当該カーボン成形体に前記温風発生部からの温風を当て
遠赤外線を発生させ、当該カーボン成形体の貫通孔から
遠赤外線を伴う温風を外部に排出させることを特徴とす
る遠赤外線温熱器、及び、貫通孔または止まり穴を有し
炭素質または黒鉛質の素材よりなるカーボン成形体と当
該カーボン成形体の加熱用ヒータとを具備してなり、当
該カーボン成形体の加熱用ヒータをケース内部に内蔵さ
せ、前記カーボン成形体を当該ケースに固定しまたは取
外し可能に設置させ、当該カーボン成形体を前記加熱用
ヒータにて加熱して遠赤外線を発生させることを特徴と
する遠赤外線温熱器に存するものである。
【0005】
【作用】本発明による遠赤外線温熱器は、ケース(ケー
シング)の内部に、温風発生部が内蔵されており、該温
風発生部は、例えばヒータとファンとモータと電源とを
備えてなるので、電源の投入により、ヒータで加熱され
た熱が、モータ駆動のファンにより、その温風をケース
外部に排出(吹出)しようとする。本発明による遠赤外
線温熱器は、カーボン成形体を温風の排出系路に置くよ
うにし、温風がこのカーボン成形体に当たるようにす
る。このカーボン成形体は、炭素質または黒鉛質の素材
よりなるので、遠赤外線を放射することができる。ま
た、このカーボン成形体には、貫通孔が設けられている
ので、遠赤外線放射性の温風をケース外部に排出(吹
出)することができる。従って、ケーシングの内部に温
風発生部を内蔵させ、このカーボン成形体をケーシング
の温風排出(吹出)口に固定しまたは取外し可能に設置
して、前記温風発生部からの温風が当該カーボン成形体
に当たるように一体化構成した遠赤外線温熱器を、人体
から離してあるいは人体に直接接触させることにより、
人体の血行を良くする等遠赤外線効果と温風効果を奏す
ることができる。本発明による遠赤外線温熱器は、ま
た、貫通孔または止まり穴を有し炭素質または黒鉛質の
素材よりなるカーボン成形体と当該カーボン成形体の加
熱用ヒータとを具備させ、当該カーボン成形体の加熱用
ヒータをケース内部に内蔵させ、前記カーボン成形体を
当該ケースに固定しまたは取外し可能に設置させ、当該
カーボン成形体を前記加熱用ヒータにて加熱して遠赤外
線を発生させるようにしてなる。これは、温風吹出式で
なく、表面温度50〜60℃でカーボン成形体を直接人
体患部に当て撫でる温灸器として利用する場合に有効で
ある。本発明では、カーボン成形体が使用されており、
当該カーボン成形体は、高い遠赤外線放射率を有し、従
来の遠赤外線放射セラミックスに比較して熱伝導率、保
温性が良く、耐熱衝撃性にも優れており、また、安価な
ものにすることができる。ケースに一体化されており、
常時携帯でき、手軽に、筋肉疲労等の解消に役立たせる
ことができる。当該カーボン成形体に、コーティング剤
を含浸しまたは被覆することにより、カーボン成形体を
人体に直接接触させる場合に、そのカーボンの黒い粉末
の人体への付着も解消できる。従って、当該カーボン材
の当該用途への新たな道を開くことができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1(A)は、本発明の実施例を示す断面図であ
る。図1(A)にて、1は遠赤外線温熱器、2はケー
ス、3は温風発生部、4はカーボン成形体、5はフイル
ターケースである。遠赤外線温熱器1は、ケース(ケー
シング)2の内部に温風発生部3を内蔵し、ケース2の
内部先端部側にカーボン成形体4を設置してなり、ケー
ス2のさらに先端部側外部にフイルターケース5を取付
けしてなる。
【0007】ケース2の内部に内蔵された温風発生部3
は、加熱ヒータ6と送風ファン7と送風ファン用モータ
8と電源9とを備えてなる。図示例では、ケース2の底
部側からカーボン成形体4側にかけて、電源9、送風フ
ァン用モータ8、送風ファン7および加熱ヒータ6が順
次配設されている。電源9は、充電式の電池よりなるこ
とが好ましく、また、交換可能にしておくことが好まし
く、図示例では、ケース2が一体化されているが、例え
ば、ケース2の底部を開放できるようにしておき、電源
9を適宜取外し可能にしておくとよい。加熱ヒータ6
は、当該電源9に電気的に接続され、電源9の投入によ
り、当該ヒータ6が加熱される。当該ヒータ6で加熱さ
れた熱は、電源9と電気的に接続された上記モータ8の
駆動により回転する上記ファン7により、その温風をケ
ース2の外部に排出(吹出)させる。
【0008】ケース2の先端部側の当該温風の排出口に
はカーボン成形体4が設置されているので、加熱ヒータ
6と送風ファン7による温風で、当該カーボン成形体4
は加熱される。当該カーボン成形体4には、温風を外部
に排出することのできる貫通孔10を有している。カー
ボン成形体4は、温風の排出口に固定しまたは取外し可
能に設置させる。当該カーボン成形体4は、炭素質また
は黒鉛質の素材よりなる。ここに、炭素質の素材とは、
石油コークスやピッチコークス等のフィラー(骨材)を
粉砕、ふるい分け、粒度配合(整粒されたフィラー粒子
と微粉を特定の粉度分布をもつように配合すること)、
混合し、当該フィラーにコールタールピッチ、コールタ
ール、合成樹脂等のバインダー(結合剤)を加え、通
常、140〜170℃の加熱温度下で混捏し、当該混捏
物を押出成形、型込成形、CIP成形(Cold Is
ostatic Pressing Equipmen
t)等により、所定の形状に成形した後、当該成形品
を、通常、700〜1400℃で焼成加熱したものであ
り、黒鉛質の素材とは、焼成加熱を終えた当該炭素質の
素材を、通常、2500℃以上3000℃前後で、通電
加熱処理したものである。当該炭素質素材または黒鉛質
素材には、天然黒鉛、無煙炭、カーボンブラック等を混
合したものも包含する。カーボン成形体4は、当該炭素
質素材または黒鉛質素材を用いて、機械加工、貫通孔1
0の孔開け加工等を行うことにより得ることができる。
【0009】図1(B)〜(G)は、当該カーボン成形
体4の各種実施例を示す斜視図である。図1(B)に示
す実施例は、カーボン成形体4が、円筒状体に構成され
た例を示す。カーボン成形体4の厚さ方向には、ハニカ
ム状に貫通孔10が孔開けされている。図1(C)に示
す実施例は、カーボン成形体4が、半球状体に構成され
た例を示す。カーボン成形体4には、その一方の周面側
から他方の平面側にかけて貫通孔10が孔開けされてい
る。図1(D)に示す実施例は、カーボン成形体4が、
球状体に構成された例を示す。カーボン成形体4には、
その一方の周端面側から他方の周端面側にかけて貫通孔
10が孔開けされている。図1(E)に示す実施例は、
カーボン成形体4が、貫通孔10を有する半球部11と
円筒部12に構成された例を示す。半球部11から円筒
部12にかけて同様の貫通孔10が孔開けされている。
当該カーボン成形体4の円筒部12にネジを刻設し、当
該ネジによりケース2に取外し可能としてもよい。図1
(F)に示す実施例は、カーボン成形体4が、貫通孔1
0を有する円錐台部13とネジ部14に構成された例を
示す。カーボン成形体4は、当該ネジ部14によりケー
ス2に取外し可能となすことができる。図1(G)に示
す実施例は、円筒状の基部15の中央に円筒状の凸部1
6を立設し、当該凸部16の周囲に貫通孔10を設けた
カーボン成形体4の例を示す。当該凸部16を、人体の
ツボに当接し、押圧効果を奏するようにしたものであ
る。円筒状の凸部16内に磁石やゲルマニューム等の治
療具を挿入し、治療効果を高めるようにしても良い。
【0010】当該カーボン成形体4は、上記のように炭
素質または黒鉛質の素材よりなり、そのカーボンの黒い
粉末の人体への付着を考慮する必要がある。もっとも、
図1(A)に示すように、ケース2にフイルターケース
5を取付ける場合には、それが必要がない。図2(B)
に、当該フイルターケース5の一例を示す。当該フイル
ターケース5は、金網17を有するケース18内部にカ
ーボン粒子19を内蔵させたものよりなる。図2(C)
に示すように、例えば、前記した図1(E)に示すよう
なカーボン成形体4を、上記のようなフイルターケース
5を取付けせずに、直接人体に接触させる場合には、カ
ーボンの黒い粉末の人体への付着を考慮する必要があ
り、この場合、当該カーボン成形体4に、コーティング
剤を含浸しまたは被覆するとよい。従来、カーボン材
が、人体への治療用皮接具や温灸器や温熱器や乾燥器等
の治療、健康維持増進、美容用途器具等に利用されてい
なかったのは、かかるカーボンの黒い粉末の人体への付
着が考慮されたことにあり、従って、上記により、カー
ボン材の当該用途への新たな道を開くことができる。カ
ーボン成形体4に対するコーティング剤によるコーティ
ングは、例えば、Al23、SiO2、Fe23、Ti
2、Cr23、ZrO2、MgO、Y23およびカーボ
ンブラック、黒鉛、炭化ケイ素、窒化ケイ素等からなる
群から選択された一種以上の粉末を例えばメチルフェニ
ルシリコン等の樹脂に混合してなるコーティング剤をコ
ートすることにより行なわれる。コーティング剤の含浸
または被覆は、カーボンの遠赤外線放射効果を低下させ
ないで、カーボンの黒い粉末の人体への付着を防止する
他、これにより、カーボン成形体4の耐酸化性等を向上
させることもできる。当該カーボン成形体4へのコーテ
ィング剤の含浸または被覆は、必ずしも、その全体に行
う必要はなく、例えば、遠赤外線温熱器1におけるカー
ボン成形体4を直接人体に接触させツボ等への押圧効果
と遠赤外線効果を得る温灸器等として使用する場合、皮
膚表面付近の毛細血管が暖められ皮膚呼吸によって体内
のガスが排出されるので、このガスを吸着するためには
貫通孔10の内面すなわち人体に直接触れない面にはコ
ーティング剤を含浸または被覆しないようにするとよ
い。図2(A)には、当該カーボン成形体4の断面図を
示すが、この実施例では、貫通孔10の内面を除いてコ
ーティング剤層20を被覆してある。
【0011】本発明の上記遠赤外線温熱器1の作動、使
用方法について説明するに、電源9の投入により、ヒー
タ6が加熱され、ヒータ6で加熱された熱は、電源9と
電気的に接続されたモータ8の駆動により回転するファ
ン7により、その温風をカーボン成形体4に送り込み、
カーボン成形体4を温風とともに加熱する。当該カーボ
ン成形体4は、高い遠赤外線放射率を有するので、遠赤
外線温熱器1の作動により、遠赤外線放射効果と温風効
果を得る。当該カーボン成形体4は、温風を外部に排出
することのできる貫通孔10を有しているので、遠赤外
線の放射を伴う温風21を外部に排出する。温風21
は、例えば、40〜60℃になる。本発明の遠赤外線温
熱器1には、過加熱を防止するために、図示のように、
サーモスタット22を備えてなることが好ましい。当該
温熱器において、モータ8の駆動を停止し、以って、フ
ァン7の回転を停止すれば、前記温風効果と遠赤外線放
射効果に代わり、遠赤外線を伴う温熱効果がある。
【0012】図2(C)に示す遠赤外線温熱器1につい
て、更に説明するに、当該遠赤外線温熱器1は、ケース
2の先端部側に設置されたカーボン成形体4で人体のツ
ボを押圧して温熱マッサージを施すような場合に有効で
ある。人体のツボへの押圧効果と遠赤外線との相乗効果
を得ることができる。図2(C)に示す実施例では、当
該遠赤外線温熱器1は、モータ8とファン7とを備えて
いるが、モータ8とファン7への電源9からの印加を加
熱ヒータ6のみに切換え、あるいは、モータ8とファン
7を取除き、加熱ヒータ6のみとし、当該加熱ヒータ6
により、カーボン成形体4を加熱し、遠赤外線を発生さ
せるようにしてもよい。上記における炭素質または黒鉛
質の素材よりなるカーボン成形体4には、遠赤外線を伴
う温熱効果を向上させる為に、貫通孔または止まり穴を
有しさせるようにするとよい。当該カーボン成形体4へ
のコーティング剤の含浸または被覆は、前記と同様であ
る。
【0013】本発明による遠赤外線温熱器1では、患部
への適合性等との関係から、カーボン成形体4を自由に
取外しできるようにしておくことが好ましい。図2
(D)は、カーボン成形体4を自由に取外しできるよう
にした一例部分図で、カーボン成形体4の後端部にネジ
部23を、また、ケース2側先端部にもネジ部24をそ
れぞれ設け、これらを螺合させることにより、自由に取
外しできるようにしたものである。
【0014】本発明の遠赤外線温熱器1におけるカーボ
ン成形体4についての遠赤外線放射率を表1に示す。人
体に有効とされる波長4.5ミクロンから14.5ミク
ロンの領域で、高い遠赤外線放射率を示す。尚、表1に
おけるコート品は、コーティング剤を被覆した成形体で
ある。
【0015】
【表1】
【0016】また、図3に、加熱温度82℃、波長4.
5ミクロンから14.5ミクロンの範囲で、黒体25と
本発明の遠赤外線温熱器1におけるコーティング剤を被
覆したカーボン成形体4(表1の押出成形によるコート
品)との遠赤外線放射エネルギー量を比較した結果を示
す。カーボン成形体4は、黒体25に近い値を示した。
【0017】さらに、図4に、加熱温度82℃、波長
4.5ミクロンから14.5ミクロンの範囲で、本発明
の遠赤外線温熱器1におけるコーティング剤を被覆した
カーボン成形体4(表1の押出成形によるコート品)の
遠赤外線放射率を、黒体25を1とした場合の比率で表
した結果を示す。カーボン成形体4は、0.972と高
い値を示した。
【0018】
【発明の効果】以上本発明によれば、人体から離してあ
るいは人体に直接接触させることにより、人体の血行を
良くする等遠赤外線効果と温風、温熱、押圧効果を奏す
ることができるカーボン遠赤外線温熱器を提供すること
ができ、本発明では、カーボン成形体が使用されてお
り、当該カーボン成形体は、高い遠赤外線放射率を有
し、従来の遠赤外線放射セラミックに比較して熱伝導
率、保温性が良く、耐熱衝撃性にも優れており、また、
安価なものにすることができる。当該カーボン成形体
に、コーティング剤を含浸しまたは被覆することによ
り、カーボン成形体を人体に直接接触させる場合に、そ
のカーボンの黒い粉末の人体への付着も解消できる。従
って、当該カーボン材の当該用途への新たな道を開くこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の実施例を示す遠赤外線温熱
器の断面図、(B)〜(G)は、それぞれ本発明の実施
例を示すカーボン成形体の構成図、
【図2】(A)は、本発明の実施例を示すカーボン成形
体の断面図、(B)は、本発明の実施例を示すフイルタ
ーケースの説明図、(C)は、本発明の他の実施例を示
す遠赤外線温熱器の断面図
【図3】黒体とカーボン成形体(表1の押出成形コート
品)とを比較した遠赤外線放射エネルギー量のグラフ、
【図4】黒体とカーボン成形体(表1の押出成形コート
品)とを比較した遠赤外線放射率のグラフ、
【符号の説明】
1 遠赤外線温熱器 2 ケース 3 温風発生部 4 カーボン成形体 5 フイルターケース 6 加熱ヒータ 7 送風ファン 8 送風ファン用モータ 9 電源 10 貫通孔 11 半球部 12 円筒部 13 円錐台部 14 ネジ部 15 円筒状の基部 16 凸部 17 金網 18 ケース 19 カーボン粒子 20 コーティング剤層 21 温風 22 サーモスタット 23 ネジ部 24 ネジ部 25 黒体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風発生部と、該温風発生部からの温風
    を外部に排出することのできる貫通孔を有してなるとと
    もに炭素質または黒鉛質の素材よりなるカーボン成形体
    とを具備してなり、前記温風発生部をケース内部に内蔵
    させ、前記カーボン成形体を温風の排出口に固定しまた
    は取外し可能に設置させ、当該カーボン成形体に前記温
    風発生部からの温風を当て遠赤外線を発生させ、当該カ
    ーボン成形体の貫通孔から遠赤外線を伴う温風を外部に
    排出させることを特徴とする遠赤外線温熱器。
  2. 【請求項2】 炭素質または黒鉛質の素材よりなるカー
    ボン成形体が、遠赤外線を放射するコーティング剤を含
    浸しまたは被覆してなる、請求項1に記載の遠赤外線温
    熱器。
  3. 【請求項3】 カーボン成形体が、円筒状体に構成さ
    れ、その厚さ方向にハニカム状に貫通孔を有してなる、
    請求項1または2に記載の遠赤外線温熱器。
  4. 【請求項4】 カーボン成形体が、貫通孔を有する球状
    体に構成されてなる、請求項1に記載の遠赤外線温熱
    器。
  5. 【請求項5】 カーボン成形体が、貫通孔を有する円錐
    台部とネジ部とからなり、当該ネジ部によりケースに取
    外し可能となした、請求項1または2に記載の遠赤外線
    温熱器。
  6. 【請求項6】 温風発生部が、ヒータとファンとモータ
    と電源とを備えてなる、請求項1または2に記載の遠赤
    外線温熱器。
  7. 【請求項7】 電源が、充電式の電池よりなる、請求項
    6に記載の遠赤外線温熱器。
  8. 【請求項8】 遠赤外線温熱器が、サーモスタットを備
    えてなる、請求項1または2に記載の遠赤外線温熱器。
  9. 【請求項9】 貫通孔または止まり穴を有し炭素質また
    は黒鉛質の素材よりなるカーボン成形体と当該カーボン
    成形体の加熱用ヒータとを具備してなり、当該カーボン
    成形体の加熱用ヒータをケース内部に内蔵させ、前記カ
    ーボン成形体を当該ケースに固定しまたは取外し可能に
    設置させ、当該カーボン成形体を前記加熱用ヒータにて
    加熱して遠赤外線を発生させることを特徴とする遠赤外
    線温熱器。
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