JPH07300405A - 美容用組成物およびパーマネント処理方法 - Google Patents
美容用組成物およびパーマネント処理方法Info
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- JPH07300405A JPH07300405A JP6278176A JP27817694A JPH07300405A JP H07300405 A JPH07300405 A JP H07300405A JP 6278176 A JP6278176 A JP 6278176A JP 27817694 A JP27817694 A JP 27817694A JP H07300405 A JPH07300405 A JP H07300405A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/04—Preparations for permanent waving or straightening the hair
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/46—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C323/00—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups
- C07C323/10—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton
- C07C323/11—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton having the sulfur atoms of the thio groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton
- C07C323/12—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton having the sulfur atoms of the thio groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated
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- C07C323/23—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton
- C07C323/39—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton at least one of the nitrogen atoms being part of any of the groups, X being a hetero atom, Y being any atom
- C07C323/40—Y being a hydrogen or a carbon atom
- C07C323/41—Y being a hydrogen or an acyclic carbon atom
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- Epidemiology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 においが少なく、髪を傷めることが少なく、
パーマネント効果が良好な美容用組成物を提供する。 【構成】 本発明は、パーマネント処理の第1工程で使
用され、毛髪のケラチン中のジスルフィド結合を還元す
るための美容用組成物、およびそれを使用したパーマネ
ント処理方法に関する。美容用組成物は、N−メルカプ
トアルキルアルカンジアミドまたはその美容上許容でき
る塩を還元剤として含む。本発明はまた、N−メルカプ
トアルキルアルカンジアミドおよびN−メルカプトアル
キルアルカンジアミド=ジスルファイドに関する。
パーマネント効果が良好な美容用組成物を提供する。 【構成】 本発明は、パーマネント処理の第1工程で使
用され、毛髪のケラチン中のジスルフィド結合を還元す
るための美容用組成物、およびそれを使用したパーマネ
ント処理方法に関する。美容用組成物は、N−メルカプ
トアルキルアルカンジアミドまたはその美容上許容でき
る塩を還元剤として含む。本発明はまた、N−メルカプ
トアルキルアルカンジアミドおよびN−メルカプトアル
キルアルカンジアミド=ジスルファイドに関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪のパーマネント処
理の第1工程に使用される美容用組成物に関し、特に、
N−メルカプトアルキルアルカンジアミドまたはその美
容上許容できる塩を還元剤として含む美容用組成物と、
この美容用組成物を用いたパーマネント処理方法に関す
るものである。対象物は特に、新規なN−メルカプトア
ルキルアルカンジアミドジスルフィドおよび新規なN−
メルカプトアルキルアルカンジアミドである。
理の第1工程に使用される美容用組成物に関し、特に、
N−メルカプトアルキルアルカンジアミドまたはその美
容上許容できる塩を還元剤として含む美容用組成物と、
この美容用組成物を用いたパーマネント処理方法に関す
るものである。対象物は特に、新規なN−メルカプトア
ルキルアルカンジアミドジスルフィドおよび新規なN−
メルカプトアルキルアルカンジアミドである。
【0002】
【従来の技術】毛髪のパーマネント処理では、まず第1
工程として、還元剤を含む処理剤によりケラチン(シス
チン)のジスルフィド結合を還元し切断する(還元工
程)。次に、好ましくは毛髪を濯いだ後、第2工程とし
て毛筆に張力を加えつつ酸化剤を作用させ、これにより
ジスルフィド結合を再び形成して、毛髪に所望の形状を
付与する(酸化工程または固定工程と称する)。この技
術によれば、毛髪にウエーブを付けるだけでなく、毛髪
をストレートにしたり、縮れ毛を直すことも可能であ
る。
工程として、還元剤を含む処理剤によりケラチン(シス
チン)のジスルフィド結合を還元し切断する(還元工
程)。次に、好ましくは毛髪を濯いだ後、第2工程とし
て毛筆に張力を加えつつ酸化剤を作用させ、これにより
ジスルフィド結合を再び形成して、毛髪に所望の形状を
付与する(酸化工程または固定工程と称する)。この技
術によれば、毛髪にウエーブを付けるだけでなく、毛髪
をストレートにしたり、縮れ毛を直すことも可能であ
る。
【0003】パーマネント処理の第1工程に使用される
処理剤は、一般にローション、クリーム、ジェルまたは
液体中に分散される粉末の状態であり、好ましくは還元
剤としてチオールを含有する。後者の内で一般に使用さ
れているものは、システインおよびチオグリコール酸、
並びにそのエステルであり、特にグリセロールモノチオ
グリコラートが挙げられる。
処理剤は、一般にローション、クリーム、ジェルまたは
液体中に分散される粉末の状態であり、好ましくは還元
剤としてチオールを含有する。後者の内で一般に使用さ
れているものは、システインおよびチオグリコール酸、
並びにそのエステルであり、特にグリセロールモノチオ
グリコラートが挙げられる。
【0004】チオグリコール酸は、ケラチン中のジスル
フィド結合を還元するのに効果的であり、アルカリ性の
pHにおいては、特にアンモニウムチオグリコレートの
形態で存在し、パーマネント処理の標準物質であると考
えられている。しかし、不快な臭気を発生するという欠
点があった。このにおいを消すため、通常は香水が使用
されていた。
フィド結合を還元するのに効果的であり、アルカリ性の
pHにおいては、特にアンモニウムチオグリコレートの
形態で存在し、パーマネント処理の標準物質であると考
えられている。しかし、不快な臭気を発生するという欠
点があった。このにおいを消すため、通常は香水が使用
されていた。
【0005】システインはチオグリコール酸よりも臭気
が弱いが、チオグリコール酸よりも性能が低く、満足の
いくパーマネント処理結果が得られにくい。さらに、シ
ステインを含む処理液では高いアルカリ性pHが必要で
ある。グリセロールモノチオグリコラートもまた、不快
な臭気を発する。グリセロールモノチオグリコラート
は、中性に近いpHで使用されるが、チオグリコール酸
に比べると明らかにパーマネント効果が劣る。これら還
元剤の欠点を克服しえる物質を探して様々な調査がなさ
れ、その目的のために新たな還元性物質の使用が提案さ
れている。ヨーロッパ特許出願EP−A−465,34
2号には、N−(メルカプトアルキル)スクシンアミド
酸(N-(mercaptoalkyl)succinamic acid)の誘導体の使
用が記載され、相当するイミドも記載されている。
が弱いが、チオグリコール酸よりも性能が低く、満足の
いくパーマネント処理結果が得られにくい。さらに、シ
ステインを含む処理液では高いアルカリ性pHが必要で
ある。グリセロールモノチオグリコラートもまた、不快
な臭気を発する。グリセロールモノチオグリコラート
は、中性に近いpHで使用されるが、チオグリコール酸
に比べると明らかにパーマネント効果が劣る。これら還
元剤の欠点を克服しえる物質を探して様々な調査がなさ
れ、その目的のために新たな還元性物質の使用が提案さ
れている。ヨーロッパ特許出願EP−A−465,34
2号には、N−(メルカプトアルキル)スクシンアミド
酸(N-(mercaptoalkyl)succinamic acid)の誘導体の使
用が記載され、相当するイミドも記載されている。
【0006】
【発明の概要】本出願人は、N−(メルカプトアルキ
ル)スクシンアミド酸の誘導体のアミドを使用すると、
同等のモル濃度において、類似の酸を使用した場合より
も、またチオグリコール酸を従来の条件で使用した場合
よりも優れたカーリング効果が得られることを見いだし
た。
ル)スクシンアミド酸の誘導体のアミドを使用すると、
同等のモル濃度において、類似の酸を使用した場合より
も、またチオグリコール酸を従来の条件で使用した場合
よりも優れたカーリング効果が得られることを見いだし
た。
【0007】この種のアミドは、極めて例外的なカーリ
ング効果を有するにも拘わらず、チオール特有の悪臭を
有しない。しかし、カーリング効果を高めるほど、毛髪
を痛めることが従来より知られている。本発明者らはこ
れらの化合物を使用しつつ、毛髪を痛めることなくカー
リング効果を向上できることを発見した。本発明に係る
還元剤によれば、従来技術では得られなかった活力のあ
る美しいカーリングが可能となる。
ング効果を有するにも拘わらず、チオール特有の悪臭を
有しない。しかし、カーリング効果を高めるほど、毛髪
を痛めることが従来より知られている。本発明者らはこ
れらの化合物を使用しつつ、毛髪を痛めることなくカー
リング効果を向上できることを発見した。本発明に係る
還元剤によれば、従来技術では得られなかった活力のあ
る美しいカーリングが可能となる。
【0008】本発明に係る美容用組成物は、毛髪のパー
マネント処理の第1段階において、ケラチン中のジスル
フィド結合を還元するためのものであって、この美容用
組成物は以下の一般式(I)で表される化合物群、およ
びこれら化合物群の有機塩および無機塩から選択される
少なくとも1種の化合物を含有することを特徴としてい
る。
マネント処理の第1段階において、ケラチン中のジスル
フィド結合を還元するためのものであって、この美容用
組成物は以下の一般式(I)で表される化合物群、およ
びこれら化合物群の有機塩および無機塩から選択される
少なくとも1種の化合物を含有することを特徴としてい
る。
【0009】
【化27】
【0010】なお、一般式(I)において、Aは、−
(CH2)n−で示される2価の基(nは2〜5の整
数)、あるいは−(CH2)2−0−(CH2)2−で示さ
れる2価の基である。Bは、以下のグループ(a)〜
(e)から選択された1つの基である。 (a) −(CH2)m−で示される2価の基(mは1〜
7の整数)、 (b) 下記の化学式で示される2価の基であって、
(CH2)n−で示される2価の基(nは2〜5の整
数)、あるいは−(CH2)2−0−(CH2)2−で示さ
れる2価の基である。Bは、以下のグループ(a)〜
(e)から選択された1つの基である。 (a) −(CH2)m−で示される2価の基(mは1〜
7の整数)、 (b) 下記の化学式で示される2価の基であって、
【化28】 R1,R2,R3 のいずれか1つは、炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル、メトキシメチル、フェニ
ル、ベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチルから選
択される基であり、他の2つの基は水素原子であり、
p,q,rは0または1〜4の整数であり、かつ1≦p
+q+r≦4である。
状または分岐状のアルキル、メトキシメチル、フェニ
ル、ベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチルから選
択される基であり、他の2つの基は水素原子であり、
p,q,rは0または1〜4の整数であり、かつ1≦p
+q+r≦4である。
【0011】(c) 下記の化学式で示される2価の基
であって、
であって、
【化29】 R4,R5は、互いに等しいか異なる炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル基、または両者が共同してシ
クロヘキサン環またはシクロヘキセン環の一部を構成す
る。
状または分岐状のアルキル基、または両者が共同してシ
クロヘキサン環またはシクロヘキセン環の一部を構成す
る。
【0012】(d) 下記の化学式で示される2価の基
であって、
であって、
【化30】 R6,R7の一方は−NH2 基を示し、他方は水素原子を
示し、tは0または1である。
示し、tは0または1である。
【0013】(e) 下記の化学式で示される2価の基
であって、
であって、
【化31】 R8,R9は、互いに等しいか異なる水素原子または炭素
数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、
または両者が共同してベンゼン環の一部を構成する。
数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、
または両者が共同してベンゼン環の一部を構成する。
【0014】また、一般式(I)中のR,R’は互いに
等しいか異なる基であり、R,R’は、水素原子、炭素
数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基、または炭
素数1〜5の分岐状のヒドロキシアルキル基であるか、
あるいは、Rは水素原子で、R’は−(CH2)v−NR
10R11で示されるアミノアルキル基である。なお、vは
1〜3の整数であり、R10およびR11は互いに等しいか
異なる水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であ
り、かつR10およびR11は同時に水素原子ではない。
等しいか異なる基であり、R,R’は、水素原子、炭素
数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基、または炭
素数1〜5の分岐状のヒドロキシアルキル基であるか、
あるいは、Rは水素原子で、R’は−(CH2)v−NR
10R11で示されるアミノアルキル基である。なお、vは
1〜3の整数であり、R10およびR11は互いに等しいか
異なる水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であ
り、かつR10およびR11は同時に水素原子ではない。
【0015】一般式(I)に示す化合物群の美容上許容
できる塩の中でも、特に好ましいのは、塩酸塩、臭化水
素酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩である。前記
炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基は、好ましくは、
2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−
ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシメチルプロピル、
1,1−ジヒドロキシメチルプロピル、1,1,1−ト
リ(ヒドロキシメチル)メチルから選択される。
できる塩の中でも、特に好ましいのは、塩酸塩、臭化水
素酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩である。前記
炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基は、好ましくは、
2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−
ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシメチルプロピル、
1,1−ジヒドロキシメチルプロピル、1,1,1−ト
リ(ヒドロキシメチル)メチルから選択される。
【0016】一般式(I)に相当する化合物群の中で
も、特に好ましいのは、Bが−CH2−で示される2価
の基である場合: N−(2−メルカプトエチル)マロンアミド(N-(2-mer
captoethyl)malonamide)) N−(3−メルカプトプロピル)マロンアミド N−(5−メルカプトペンチル)マロンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]マロン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルマロンア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルマロンア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)マロンアミド
も、特に好ましいのは、Bが−CH2−で示される2価
の基である場合: N−(2−メルカプトエチル)マロンアミド(N-(2-mer
captoethyl)malonamide)) N−(3−メルカプトプロピル)マロンアミド N−(5−メルカプトペンチル)マロンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]マロン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルマロンア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルマロンア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)マロンアミド
【0017】Bが−(CH2)2−で示される2価の基で
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミド(N-(2-m
ercaptoethyl)succinamide)) N−(3−メルカプトプロピル)スクシンアミド N−(5−メルカプトペンチル)スクシンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]スクシ
ンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルスクシン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルスクシン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)スクシンアミド
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミド(N-(2-m
ercaptoethyl)succinamide)) N−(3−メルカプトプロピル)スクシンアミド N−(5−メルカプトペンチル)スクシンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]スクシ
ンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルスクシン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルスクシン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)スクシンアミド
【0018】Bが−(CH2)4−で示される2価の基で
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)アジポアミド(N-(2-mer
captoethyl)adipamide)) N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルアジポア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルアジポア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)アジポアミド
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)アジポアミド(N-(2-mer
captoethyl)adipamide)) N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルアジポア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルアジポア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)アジポアミド
【0019】Bが下式で示される2価の基であり、R8
およびR9が前述した基である場合:
およびR9が前述した基である場合:
【化32】 N−(2−メルカプトエチル)フマルアミド(N-(2-mer
captoethyl)fumaramide)) N−(3−メルカプトプロピル)フマルアミド N−(5−メルカプトペンチル)フマルアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]フマル
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)テレフタルアミド(N-(2
-mercaptoethyl)terephthalamide)) N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)テレフタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)テレフタルアミド
captoethyl)fumaramide)) N−(3−メルカプトプロピル)フマルアミド N−(5−メルカプトペンチル)フマルアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]フマル
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)テレフタルアミド(N-(2
-mercaptoethyl)terephthalamide)) N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)テレフタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)テレフタルアミド
【0020】Bが−(CH2)m−で示される2価の基で
あり、mが6または7である場合: オクタン二酸=1−アミド=5−[(2−メルカプトエ
チル)アミド](octanedioic acid 1-amide 5-[(2-mer
captoethyl)amide]) ノナン二酸=1−アミド=5−[(2−メルカプトエチ
ル)アミド](octanedioic acid 1-amide 5-[(2-merca
ptoethyl)amide])
あり、mが6または7である場合: オクタン二酸=1−アミド=5−[(2−メルカプトエ
チル)アミド](octanedioic acid 1-amide 5-[(2-mer
captoethyl)amide]) ノナン二酸=1−アミド=5−[(2−メルカプトエチ
ル)アミド](octanedioic acid 1-amide 5-[(2-merca
ptoethyl)amide])
【0021】Bが下式で示される2価の基であり、
R1,R2,R3,p,q,rが前述したものである場
合:
R1,R2,R3,p,q,rが前述したものである場
合:
【化33】 3−メチルペンタン二酸=1−アミド=5−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド](3-methylpentanedioic aci
d 1-amide 5-[(2-mercaptoethyl)amide]) 2−エチルヘキサン二酸=1−アミド=6−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド](3-ethylhexanedioic acid
1-amide 6-[(2-mercaptoethyl)amide])
ルカプトエチル)アミド](3-methylpentanedioic aci
d 1-amide 5-[(2-mercaptoethyl)amide]) 2−エチルヘキサン二酸=1−アミド=6−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド](3-ethylhexanedioic acid
1-amide 6-[(2-mercaptoethyl)amide])
【0022】Bが下式で示される2価の基であり、R
6,R7,tが前述した基である場合:
6,R7,tが前述した基である場合:
【化34】 4−アミノペンタン二酸=1−アミド=5−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド](4-aminopentanedioic acid
1-amide 5-[(2-mercaptoethyl)amide]) 3−アミノブタン二酸=1−アミド=5−[(2−メル
カプトエチル)アミド](3-aminobutanedioic acid 1-
amide 5-[(2-mercaptoethyl)amide])
ルカプトエチル)アミド](4-aminopentanedioic acid
1-amide 5-[(2-mercaptoethyl)amide]) 3−アミノブタン二酸=1−アミド=5−[(2−メル
カプトエチル)アミド](3-aminobutanedioic acid 1-
amide 5-[(2-mercaptoethyl)amide])
【0023】本発明に係る美容用組成物では、還元性組
成物全体に占める一般式(I)に示す還元剤の濃度が一
般に0.5〜30wt%、より好ましくは5〜20wt
%とされる。
成物全体に占める一般式(I)に示す還元剤の濃度が一
般に0.5〜30wt%、より好ましくは5〜20wt
%とされる。
【0024】美容用組成物のpHは、好ましくは4〜1
1であり、特に6〜10の範囲が好適である。pHを調
整するために、アルカリ性試薬としては、アンモニア
水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、1,3−プロパンジアミン、カルバ
ミン酸アンモニウム、アルカリ金属の炭酸塩または炭酸
水素塩、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭
酸グアニジン等の有機炭酸塩、アルカリ金属水酸化物な
どが例示できる。また、酸性試薬としては、塩酸、酢
酸、乳酸、シュウ酸、ほう酸が例示できる。
1であり、特に6〜10の範囲が好適である。pHを調
整するために、アルカリ性試薬としては、アンモニア
水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、1,3−プロパンジアミン、カルバ
ミン酸アンモニウム、アルカリ金属の炭酸塩または炭酸
水素塩、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭
酸グアニジン等の有機炭酸塩、アルカリ金属水酸化物な
どが例示できる。また、酸性試薬としては、塩酸、酢
酸、乳酸、シュウ酸、ほう酸が例示できる。
【0025】還元性組成物はまた、以下に例示される既
知の他の還元剤を含んでいてもよい:チオグリコール
酸、グリセロールまたはグリコール=モノチオグリコー
ル酸塩、システアミン(cysteamine)およびそのC1−
C4−アシル誘導体(例えばN−アセチルシステアミン
またはN−プロピオニルシステアミン)、システイン、
N−アセチルシステイン、糖、N−(2−メルカプトエ
チル)グルコンアミド等のN−メルカプトアルキルアミ
ド、β−メルカプトプロピオン酸およびその誘導体、チ
オ乳酸およびそのエステル(例えばグリセロールモノチ
オ乳酸塩(glycerolmonothiolactate))、チオマロン
酸、パンテシン(pantethin)、チオグリセリン、アルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の亜硫酸塩または硫酸水
素塩、特許出願EP−A−354,835に記載されて
いるN−(メルカプトアルキル)−ω−ヒドロキシアル
キルアミド、特許出願EP−A−368,763に記載
されているN−モノ−またはN,N−ジアルキルメルカ
プト−4−ブチルアミド、特許出願EP−A−432,
000に記載されているアミノメルカプトアルキルアミ
ド、特許出願EP−A−465,342に記載されてい
るN−(メルカプトアルキル)スクシンアミド酸の誘導
体またはN−(メルカプトアルキル)スクシンイミドの
誘導体、特許出願EP−A−514,282に記載され
ているアルキルアミノメルカプトアルキルアミド、特許
出願FP−A−2,679,448に記載されている2
−ヒドロキシプロピルチオグリコレートおよび2−ヒド
ロキシ−1−メチルエチルチオグリコレートの混合物。
知の他の還元剤を含んでいてもよい:チオグリコール
酸、グリセロールまたはグリコール=モノチオグリコー
ル酸塩、システアミン(cysteamine)およびそのC1−
C4−アシル誘導体(例えばN−アセチルシステアミン
またはN−プロピオニルシステアミン)、システイン、
N−アセチルシステイン、糖、N−(2−メルカプトエ
チル)グルコンアミド等のN−メルカプトアルキルアミ
ド、β−メルカプトプロピオン酸およびその誘導体、チ
オ乳酸およびそのエステル(例えばグリセロールモノチ
オ乳酸塩(glycerolmonothiolactate))、チオマロン
酸、パンテシン(pantethin)、チオグリセリン、アルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の亜硫酸塩または硫酸水
素塩、特許出願EP−A−354,835に記載されて
いるN−(メルカプトアルキル)−ω−ヒドロキシアル
キルアミド、特許出願EP−A−368,763に記載
されているN−モノ−またはN,N−ジアルキルメルカ
プト−4−ブチルアミド、特許出願EP−A−432,
000に記載されているアミノメルカプトアルキルアミ
ド、特許出願EP−A−465,342に記載されてい
るN−(メルカプトアルキル)スクシンアミド酸の誘導
体またはN−(メルカプトアルキル)スクシンイミドの
誘導体、特許出願EP−A−514,282に記載され
ているアルキルアミノメルカプトアルキルアミド、特許
出願FP−A−2,679,448に記載されている2
−ヒドロキシプロピルチオグリコレートおよび2−ヒド
ロキシ−1−メチルエチルチオグリコレートの混合物。
【0026】本発明の好ましい実施例において、還元性
組成物は、従来からパーマネント処理の還元成分に含ま
れていた非イオン系、陰イオン系、陽イオン系または両
性系の表面活性剤を含んでいてもよい。そのようなもの
としては、硫酸アルキル、硫酸アルキルベンゼン、硫酸
アルキルエーテル、スルホン酸アルキル、第4アンモニ
ウム塩、アルキルベタイン、オキシエチル化アルキルフ
ェノール(oxyethylenated alkylphenol)、脂肪酸アルカ
ノールアミド(fatty acid alkanolamide)、オキシエチ
ル化脂肪酸エステル、および他のヒドロキシプロピルエ
ーテル型の非イオン系表面活性剤が例示できる。
組成物は、従来からパーマネント処理の還元成分に含ま
れていた非イオン系、陰イオン系、陽イオン系または両
性系の表面活性剤を含んでいてもよい。そのようなもの
としては、硫酸アルキル、硫酸アルキルベンゼン、硫酸
アルキルエーテル、スルホン酸アルキル、第4アンモニ
ウム塩、アルキルベタイン、オキシエチル化アルキルフ
ェノール(oxyethylenated alkylphenol)、脂肪酸アルカ
ノールアミド(fatty acid alkanolamide)、オキシエチ
ル化脂肪酸エステル、および他のヒドロキシプロピルエ
ーテル型の非イオン系表面活性剤が例示できる。
【0027】還元性組成物が少なくとも1種の表面活性
剤を含む場合には、その添加量は一般に還元性組成物全
体の30wt%以下とされ、より好ましくは0.5〜1
0wt%とされる。
剤を含む場合には、その添加量は一般に還元性組成物全
体の30wt%以下とされ、より好ましくは0.5〜1
0wt%とされる。
【0028】還元性組成物はまた、毛髪の美容上の特性
を悪化させないように、または高めるように、非イオン
性、陰イオン性、陽イオン性または両性の処理剤を含ん
でいてもよい。この種の処理剤としては特に、フランス
特許FR−A−2,598,613号およびFR−A−
2,470,596号に記載されている処理剤が特に好
適である。また、この種の処理剤として、直鎖状または
環状をなし揮発性または不揮発性のシリコーンおよびこ
れらの混合物、ポリジメチルシロキサン、フランス特許
出願FR−A−2,535,730号に記載されている
4級化されたポリ有機シロキサン(quaternized polyor
ganosiloxane)、米国特許4,749,732に記載さ
れているアルコキシカルボニルアルキル基で修飾された
アミノアルキル基を含むポリ有機シロキサン、ポリジメ
チルシロキサンポリオキシアルキル共重合体等のジメチ
コーンコポリオール(Dimethicone Copolyol)型のポリ
有機シロキサン、ステアロキシル基(stearoxy end gro
up)を含むポリジメチルシロキサン(ステアロキシジメ
チコーン(stearoxydimethicone))、GB−A−2,1
97,352号に記載されたポリジメチルシロキサンジ
アルキルアンモニウム=アセテート共重合体またはポリ
ジメチルシロキサン=ポリアルキルベタイン共重合体、
フランス特許FR−A−1,530,369号およびヨ
ーロッパ特許出願EP−A−295,780号に記載さ
れているメルカプト基またはメルカプトアルキル基で修
飾された有機ポリシロキサン、並びに、ステアロキシト
リメチルシラン等のシランが例示できる。
を悪化させないように、または高めるように、非イオン
性、陰イオン性、陽イオン性または両性の処理剤を含ん
でいてもよい。この種の処理剤としては特に、フランス
特許FR−A−2,598,613号およびFR−A−
2,470,596号に記載されている処理剤が特に好
適である。また、この種の処理剤として、直鎖状または
環状をなし揮発性または不揮発性のシリコーンおよびこ
れらの混合物、ポリジメチルシロキサン、フランス特許
出願FR−A−2,535,730号に記載されている
4級化されたポリ有機シロキサン(quaternized polyor
ganosiloxane)、米国特許4,749,732に記載さ
れているアルコキシカルボニルアルキル基で修飾された
アミノアルキル基を含むポリ有機シロキサン、ポリジメ
チルシロキサンポリオキシアルキル共重合体等のジメチ
コーンコポリオール(Dimethicone Copolyol)型のポリ
有機シロキサン、ステアロキシル基(stearoxy end gro
up)を含むポリジメチルシロキサン(ステアロキシジメ
チコーン(stearoxydimethicone))、GB−A−2,1
97,352号に記載されたポリジメチルシロキサンジ
アルキルアンモニウム=アセテート共重合体またはポリ
ジメチルシロキサン=ポリアルキルベタイン共重合体、
フランス特許FR−A−1,530,369号およびヨ
ーロッパ特許出願EP−A−295,780号に記載さ
れているメルカプト基またはメルカプトアルキル基で修
飾された有機ポリシロキサン、並びに、ステアロキシト
リメチルシラン等のシランが例示できる。
【0029】還元性組成物はさらに、以下のような他の
成分を含んでいてもよい。フランス特許FR−A−2,
472,382およびFR−A−2,495,931で
使用されている陽イオン重合体、ルクセンブルグ特許8
3703号で使用されているようなイオネン(ionene)
型の陽イオン重合体、リジンまたはアルギニン等の塩基
性アミノ酸、グルタミン酸またはアスパラギン酸等の酸
性アミノ酸、ペプチドおよびその誘導体、蛋白質加水分
解物、ワックス、還元剤の作用を促進するための膨潤剤
または浸透促進剤(例えばSiO2/PDMS(ポリジ
メチルシロキサン)混合物、ジメチルイソソルビトー
ル、尿素およびその誘導体)、ピロリドン(pyrrolidon
e)、N−アルキルピロリドン、チアモルフォリノン(thi
amorpholinone)、アルキレングリコールまたはジアルキ
レングリコールアルキルエーテル(例えば、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルな
ど)、C3−C6アルカンジオール(例えば、1,2−プ
ロパンジオール、1,2−ブタンジオールなど)、2−
イミダゾリドン、および他の化合物、例えば脂肪族アル
コール、ラノリン誘導体およびパントテン酸、さらに、
育毛成分、ふけ防止薬、増粘剤、沈殿防止剤、分散剤(s
equestering agent)、乳濁剤、着色剤、紫外線防止剤、
香料および防腐剤等の活性成分。
成分を含んでいてもよい。フランス特許FR−A−2,
472,382およびFR−A−2,495,931で
使用されている陽イオン重合体、ルクセンブルグ特許8
3703号で使用されているようなイオネン(ionene)
型の陽イオン重合体、リジンまたはアルギニン等の塩基
性アミノ酸、グルタミン酸またはアスパラギン酸等の酸
性アミノ酸、ペプチドおよびその誘導体、蛋白質加水分
解物、ワックス、還元剤の作用を促進するための膨潤剤
または浸透促進剤(例えばSiO2/PDMS(ポリジ
メチルシロキサン)混合物、ジメチルイソソルビトー
ル、尿素およびその誘導体)、ピロリドン(pyrrolidon
e)、N−アルキルピロリドン、チアモルフォリノン(thi
amorpholinone)、アルキレングリコールまたはジアルキ
レングリコールアルキルエーテル(例えば、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルな
ど)、C3−C6アルカンジオール(例えば、1,2−プ
ロパンジオール、1,2−ブタンジオールなど)、2−
イミダゾリドン、および他の化合物、例えば脂肪族アル
コール、ラノリン誘導体およびパントテン酸、さらに、
育毛成分、ふけ防止薬、増粘剤、沈殿防止剤、分散剤(s
equestering agent)、乳濁剤、着色剤、紫外線防止剤、
香料および防腐剤等の活性成分。
【0030】本発明に係る還元性組成物は、一般的には
水溶液の形態で提供される。特に、濃縮されたあるいは
非濃縮のローション、クリーム、ジェルなどの形態が例
示できる。
水溶液の形態で提供される。特に、濃縮されたあるいは
非濃縮のローション、クリーム、ジェルなどの形態が例
示できる。
【0031】本発明に係る還元性組成物は、毛髪に供給
されたときに発熱する発熱型薬剤であってもよい。その
場合には、パーマネント処理の第1段階を施す際に、処
理を行われている者の心地よさを増すことができる。
されたときに発熱する発熱型薬剤であってもよい。その
場合には、パーマネント処理の第1段階を施す際に、処
理を行われている者の心地よさを増すことができる。
【0032】還元性組成物の担体としては、好ましくは
水、またはエタノール、プロパノール、イソプロパノー
ルもしくはブタノール等の低級アルコール、またはグリ
セロール等のポリオールの水溶液が使用される。アルコ
ール水溶液中のアルコール濃度は20%以下が好まし
い。パーマネント処理の目的が毛髪をストレートにする
こと、あるいは縮れ毛を延ばすことにある時には、還元
性組成物の濃度を濃くしてクリーム状とし、毛髪をでき
るだけ硬く保持できるようにすることが好ましい。この
ようなクリームは、いわゆる「重い」(heavy)エマルジ
ョンを添加して製造され、そのようなエマルジョンとし
ては、例えばステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グ
リコール、自己乳化性ワックス、脂肪酸アルコール、そ
の他が使用される。
水、またはエタノール、プロパノール、イソプロパノー
ルもしくはブタノール等の低級アルコール、またはグリ
セロール等のポリオールの水溶液が使用される。アルコ
ール水溶液中のアルコール濃度は20%以下が好まし
い。パーマネント処理の目的が毛髪をストレートにする
こと、あるいは縮れ毛を延ばすことにある時には、還元
性組成物の濃度を濃くしてクリーム状とし、毛髪をでき
るだけ硬く保持できるようにすることが好ましい。この
ようなクリームは、いわゆる「重い」(heavy)エマルジ
ョンを添加して製造され、そのようなエマルジョンとし
ては、例えばステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グ
リコール、自己乳化性ワックス、脂肪酸アルコール、そ
の他が使用される。
【0033】また、本発明に係る還元性組成物は、増ち
ょう剤を含む液体またはジェルの形態としてもよい。増
ちょう剤としては、カルボキシビニル重合体または共重
合体が例示できる。このような増ちょう剤を添加する
と、毛髪が「接合」され、パーマネント処理の間、毛髪
を整った位置に保つことができる。
ょう剤を含む液体またはジェルの形態としてもよい。増
ちょう剤としては、カルボキシビニル重合体または共重
合体が例示できる。このような増ちょう剤を添加する
と、毛髪が「接合」され、パーマネント処理の間、毛髪
を整った位置に保つことができる。
【0034】本発明に係る還元性組成物はまた、いわば
「自己中和」または「自己調整」型組成物としてもよ
い。この場合、前記一般式(I)の化合物に、少なくと
も1種のジスルフィドが添加される。これらジスルフィ
ドとしては、自己中和パーマネント処理のための還元成
分として従来より知られているジスルフィドか、一般式
(I)に示される化合物から誘導されたジスルフィド
か、あるいは一般式(I)に示される化合物の塩から誘
導され次の一般式(II)に相当するジスルフィドが使
用される。
「自己中和」または「自己調整」型組成物としてもよ
い。この場合、前記一般式(I)の化合物に、少なくと
も1種のジスルフィドが添加される。これらジスルフィ
ドとしては、自己中和パーマネント処理のための還元成
分として従来より知られているジスルフィドか、一般式
(I)に示される化合物から誘導されたジスルフィド
か、あるいは一般式(I)に示される化合物の塩から誘
導され次の一般式(II)に相当するジスルフィドが使
用される。
【0035】
【化35】 ただし、A,B,R,R’は一般式(I)についての
A,B,R,R’と同じ意味を有するが、物質としては
一般式(I)のものと等しくても異なっていてもよい。
A,B,R,R’と同じ意味を有するが、物質としては
一般式(I)のものと等しくても異なっていてもよい。
【0036】前記ジスルフィドはまた、美容的に許容で
きる塩とされていてもよい。前記既知のジスルフィドと
しては、ジチオグリコール酸、ジチオグリセロール、シ
スタミン(cystamine)、N,N’−ジアセチルシスタミ
ン、シスチン、パンテシン、および特許出願EP−A−
354,835に記載されているN−(メルカプトアル
キル)−ω−ヒドロキシアルキルアミドのジスルフィ
ド、特許出願EP−A−368,763に記載されてい
るN−モノ−またはN,N−ジアルキルメルカプト−4
−ブチルアミドのジスルフィド、特許出願EP−A−4
32,000に記載されているアミノメルカプトアルキ
ルアミドのジスルフィド、特許出願EP−A−465,
342に記載されているN−(メルカプトアルキル)ス
クシンアミド酸またはN−(メルカプトアルキル)スク
シンイミドの各誘導体のジスルフィド、特許出願EP−
A−514,282に記載されているアルキルアミノメ
ルカプトアルキルアミドのジスルフィドが例示できる。
きる塩とされていてもよい。前記既知のジスルフィドと
しては、ジチオグリコール酸、ジチオグリセロール、シ
スタミン(cystamine)、N,N’−ジアセチルシスタミ
ン、シスチン、パンテシン、および特許出願EP−A−
354,835に記載されているN−(メルカプトアル
キル)−ω−ヒドロキシアルキルアミドのジスルフィ
ド、特許出願EP−A−368,763に記載されてい
るN−モノ−またはN,N−ジアルキルメルカプト−4
−ブチルアミドのジスルフィド、特許出願EP−A−4
32,000に記載されているアミノメルカプトアルキ
ルアミドのジスルフィド、特許出願EP−A−465,
342に記載されているN−(メルカプトアルキル)ス
クシンアミド酸またはN−(メルカプトアルキル)スク
シンイミドの各誘導体のジスルフィド、特許出願EP−
A−514,282に記載されているアルキルアミノメ
ルカプトアルキルアミドのジスルフィドが例示できる。
【0037】上記一般式(II)で表されるジスルフィ
ドとしては、以下のような化合物が例示できる。まず、
Bが−CH2−で示される2価の基である場合: N−(2−メルカプトエチル)マロンアミドのジスルフ
ィド N−(3−メルカプトプロピル)マロンアミドのジスル
フィド N−(5−メルカプトペンチル)マロンアミドのジスル
フィド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]マロン
アミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルマロンア
ミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルマロンア
ミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)マロンアミドのジスルフィド
ドとしては、以下のような化合物が例示できる。まず、
Bが−CH2−で示される2価の基である場合: N−(2−メルカプトエチル)マロンアミドのジスルフ
ィド N−(3−メルカプトプロピル)マロンアミドのジスル
フィド N−(5−メルカプトペンチル)マロンアミドのジスル
フィド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]マロン
アミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルマロンア
ミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルマロンア
ミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)マロンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)マロンアミドのジスルフィド
【0038】Bが−(CH2)2−で示される2価の基で
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミドのジスル
フィド N−(3−メルカプトプロピル)スクシンアミドのジス
ルフィド N−(5−メルカプトペンチル)スクシンアミドのジス
ルフィド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]スクシ
ンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルスクシン
アミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)スクシンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)スクシンアミドのジスルフィド
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミドのジスル
フィド N−(3−メルカプトプロピル)スクシンアミドのジス
ルフィド N−(5−メルカプトペンチル)スクシンアミドのジス
ルフィド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]スクシ
ンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルスクシン
アミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)スクシンアミドのジスルフィド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)スクシンアミドのジスルフィド
【0039】Bが−(CH2)3−で示される2価の基で
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)グルタルアミドのジスル
フィド
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)グルタルアミドのジスル
フィド
【0040】Bが−(CH2)4−で示される2価の基で
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)アジポアミドのジスルフ
ィド
ある場合: N−(2−メルカプトエチル)アジポアミドのジスルフ
ィド
【0041】前記自己中和型の組成物において、前記ジ
スルフィドの濃度は、一般式(I)で表される化合物ま
たはその塩に対して、モル比で0.5〜2.5、より好
ましくは1〜2とされる(米国特許3,768,490
号参照)。
スルフィドの濃度は、一般式(I)で表される化合物ま
たはその塩に対して、モル比で0.5〜2.5、より好
ましくは1〜2とされる(米国特許3,768,490
号参照)。
【0042】本発明の他の主題は、毛髪のパーマネント
処理方法である。本発明に係るパーマネント処理方法で
は、まず第1工程において、前述の還元性組成物を約5
〜60分間毛髪に作用させて、ケラチンのジスルフィド
結合を還元する。次に、第2工程において、毛髪に酸化
性組成物を作用させるか、必要であれば大気中の酸素を
作用させて、ジスルフィド結合を再形成する。
処理方法である。本発明に係るパーマネント処理方法で
は、まず第1工程において、前述の還元性組成物を約5
〜60分間毛髪に作用させて、ケラチンのジスルフィド
結合を還元する。次に、第2工程において、毛髪に酸化
性組成物を作用させるか、必要であれば大気中の酸素を
作用させて、ジスルフィド結合を再形成する。
【0043】本発明のさらに他の主題は、毛髪にウエー
ブを形成する方法である。この方法では、まず濡れた毛
髪に直径4〜20mmのローラーを巻き付けた後、前記
還元性組成物を毛髪に作用させる。毛髪をローラーに巻
き付けながら前記還元性組成物を供給していくことも可
能である。こうして還元性組成物を5〜60分、好まし
くは5〜30分作用させた後、十分にすすぎ、さらに酸
化性組成物を2〜10分間作用させて、ケラチンのジス
ルフィド結合を再形成する。その後、ローラーを取り外
して、十分に濯げばよい。
ブを形成する方法である。この方法では、まず濡れた毛
髪に直径4〜20mmのローラーを巻き付けた後、前記
還元性組成物を毛髪に作用させる。毛髪をローラーに巻
き付けながら前記還元性組成物を供給していくことも可
能である。こうして還元性組成物を5〜60分、好まし
くは5〜30分作用させた後、十分にすすぎ、さらに酸
化性組成物を2〜10分間作用させて、ケラチンのジス
ルフィド結合を再形成する。その後、ローラーを取り外
して、十分に濯げばよい。
【0044】前記酸化処理およびそれに用いる酸化性組
成物は、従来より使用されている処理方法および酸化性
組成物でよい。酸化性組成物としては、例えば、過酸化
水素水、アルカリ金属臭素酸塩、過酸塩、ポリチオン酸
エステル、またはアルカリ金属臭素酸塩と過酸塩との混
合物などが挙げられる。過酸化水素水の濃度は、1〜2
0vol%、より好ましくは1〜10vol%とされ
る。また、アルカリ金属臭素酸塩の濃度は酸化性組成物
の総量に対して2〜12wt%、過酸塩の濃度は酸化性
組成物の総量に対して0.1〜15wt%とされる。酸
化性組成物のpHは、2〜10とされる。酸化処理は、
還元処理後すぐに行ってもよく、あるいは遅らせて行っ
てもよい。
成物は、従来より使用されている処理方法および酸化性
組成物でよい。酸化性組成物としては、例えば、過酸化
水素水、アルカリ金属臭素酸塩、過酸塩、ポリチオン酸
エステル、またはアルカリ金属臭素酸塩と過酸塩との混
合物などが挙げられる。過酸化水素水の濃度は、1〜2
0vol%、より好ましくは1〜10vol%とされ
る。また、アルカリ金属臭素酸塩の濃度は酸化性組成物
の総量に対して2〜12wt%、過酸塩の濃度は酸化性
組成物の総量に対して0.1〜15wt%とされる。酸
化性組成物のpHは、2〜10とされる。酸化処理は、
還元処理後すぐに行ってもよく、あるいは遅らせて行っ
てもよい。
【0045】本発明のさらに他の主題は、毛髪をストレ
ートにしたり、縮れた毛髪を延ばす方法である。この方
法では、毛髪に前記還元性組成物を供給した後、歯の大
きな櫛、櫛の背、あるいは人手により毛髪に機械的な力
を加え、毛髪を新たな形状に整える。こうして5〜60
分、好ましくは5〜30分間放置した後、注意深く十分
にすすぎ、さらに前記酸化処理を約2〜10分間施し
て、再び十分にすすぐ。
ートにしたり、縮れた毛髪を延ばす方法である。この方
法では、毛髪に前記還元性組成物を供給した後、歯の大
きな櫛、櫛の背、あるいは人手により毛髪に機械的な力
を加え、毛髪を新たな形状に整える。こうして5〜60
分、好ましくは5〜30分間放置した後、注意深く十分
にすすぎ、さらに前記酸化処理を約2〜10分間施し
て、再び十分にすすぐ。
【0046】本発明のさらに他の主題は、一般式(I)
で表されるN−メルカプトアルキルアルカンジアミドを
製造する方法である。この方法では、次式に示すよう
に、アミノチオール(1)を二酸性のモノエステル
(2)( monoester of a diacid)とを反応させ、N−メ
ルカプトアルキルアミドエステル(3)を生成させる。
このN−メルカプトアルキルアミドエステル(3)に第
1もしくは第2アミン、またはアンモニア水を反応さ
せ、一般式(I)で表されるN−メルカプトアルキルア
ルカンジアミドを生成させる。
で表されるN−メルカプトアルキルアルカンジアミドを
製造する方法である。この方法では、次式に示すよう
に、アミノチオール(1)を二酸性のモノエステル
(2)( monoester of a diacid)とを反応させ、N−メ
ルカプトアルキルアミドエステル(3)を生成させる。
このN−メルカプトアルキルアミドエステル(3)に第
1もしくは第2アミン、またはアンモニア水を反応さ
せ、一般式(I)で表されるN−メルカプトアルキルア
ルカンジアミドを生成させる。
【化36】
【0047】アミノチオール(1)と二酸性モノエステ
ル(2)との反応は、不活性溶媒中などの不活性雰囲気
下において、室温かつカップリング促進剤を添加した状
態で行う。不活性溶媒としては、ジクロルメタン、1,
2−ジクロルエタン、1,1,1−トリクロルエタン、
クロロホルム、アセトニトリル、トルエン、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、
シクロヘキサン、あるいはこれら溶媒から選択した2種
以上の混合物が例示できる。カップリング促進剤として
は、ジシクロヘキシルカルボジイミドのような化合物が
使用できる。前記式において、R12はアルキル残基であ
り、好ましくは炭素数が1〜4とされ、さらに好ましく
はメチル基またはエチル基とされる。A,B,R,R’
は、一般式(I)の場合と同じ種類の基を示す。アミノ
チオール(1)は、好ましくは塩酸塩の形態とされてい
ることが好ましい。この場合、トリエチルアミン等の塩
基を当量分、混合物に添加する。
ル(2)との反応は、不活性溶媒中などの不活性雰囲気
下において、室温かつカップリング促進剤を添加した状
態で行う。不活性溶媒としては、ジクロルメタン、1,
2−ジクロルエタン、1,1,1−トリクロルエタン、
クロロホルム、アセトニトリル、トルエン、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、
シクロヘキサン、あるいはこれら溶媒から選択した2種
以上の混合物が例示できる。カップリング促進剤として
は、ジシクロヘキシルカルボジイミドのような化合物が
使用できる。前記式において、R12はアルキル残基であ
り、好ましくは炭素数が1〜4とされ、さらに好ましく
はメチル基またはエチル基とされる。A,B,R,R’
は、一般式(I)の場合と同じ種類の基を示す。アミノ
チオール(1)は、好ましくは塩酸塩の形態とされてい
ることが好ましい。この場合、トリエチルアミン等の塩
基を当量分、混合物に添加する。
【0048】N−メルカプトアルキルアミドエステル
(3)に第1もしくは第2アミンを作用させてアミド化
する反応は、溶媒中または溶媒を使用せずに行われる。
溶媒を使用する場合、例えばメタノール等の直鎖状また
は分岐状の低級アルコールを使用し、室温からアルコー
ル沸点までの間の温度で反応させる。他方、N−メルカ
プトアルキルアミドエステル(3)にアンモニア水を反
応させてアミド化する反応は、室温において、不活性溶
媒中のアンモニアガスと反応させてもよいし、より好ま
しくはアンモニア水と反応させてもよい。
(3)に第1もしくは第2アミンを作用させてアミド化
する反応は、溶媒中または溶媒を使用せずに行われる。
溶媒を使用する場合、例えばメタノール等の直鎖状また
は分岐状の低級アルコールを使用し、室温からアルコー
ル沸点までの間の温度で反応させる。他方、N−メルカ
プトアルキルアミドエステル(3)にアンモニア水を反
応させてアミド化する反応は、室温において、不活性溶
媒中のアンモニアガスと反応させてもよいし、より好ま
しくはアンモニア水と反応させてもよい。
【0049】一般式(I)で表される化合物のジスルフ
ィドは、一般式(I)で表される化合物を空気中、また
は周知の適当な酸化剤、例えば過酸化水素水などの存在
下で、酸化することにより製造する。2価の鉄塩等の金
属塩を添加してもよい。
ィドは、一般式(I)で表される化合物を空気中、また
は周知の適当な酸化剤、例えば過酸化水素水などの存在
下で、酸化することにより製造する。2価の鉄塩等の金
属塩を添加してもよい。
【0050】本発明のさらに他の主題は、以下の一般式
(II)で表される新規なジスルフィド、あるいは一般
式(II)のジスルフィドの有機塩もしくは無機塩を製
造する方法である。なお、A,B,R,R’は、一般式
(I)の場合と同じ種類の基を示す。
(II)で表される新規なジスルフィド、あるいは一般
式(II)のジスルフィドの有機塩もしくは無機塩を製
造する方法である。なお、A,B,R,R’は、一般式
(I)の場合と同じ種類の基を示す。
【化37】
【0051】本発明のさらに他の主題は、以下の一般式
(III)で表される新規なN−メルカプトアルキルア
ルカンジアミド、あるいは一般式(III)の化合物の
有機塩もしくは無機塩を製造する方法である。
(III)で表される新規なN−メルカプトアルキルア
ルカンジアミド、あるいは一般式(III)の化合物の
有機塩もしくは無機塩を製造する方法である。
【化38】 一般式(III)中のAは、−(CH2)n−で示される
2価の基(nは2〜5の整数)あるいは−(CH2)2−
0−(CH2)2−で示される2価の基である。また、一
般式(III)中のBは、以下のグループ(a)〜
(e)から選択された1つの基である。 (a) −(CH2)m−で示される2価の基(mは1〜
7の整数)、 (b) 下記の化学式で示される2価の基であって、
2価の基(nは2〜5の整数)あるいは−(CH2)2−
0−(CH2)2−で示される2価の基である。また、一
般式(III)中のBは、以下のグループ(a)〜
(e)から選択された1つの基である。 (a) −(CH2)m−で示される2価の基(mは1〜
7の整数)、 (b) 下記の化学式で示される2価の基であって、
【化39】 上式中、R1,R2,R3 のいずれか1つは、炭素数1〜
4の直鎖状または分岐状のアルキル、メトキシメチル、
フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチル
から選択される基であり、他の2つの基は水素原子であ
り、p,q,rは0または1〜4の整数であり、かつ1
≦p+q+r≦4である。
4の直鎖状または分岐状のアルキル、メトキシメチル、
フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチル
から選択される基であり、他の2つの基は水素原子であ
り、p,q,rは0または1〜4の整数であり、かつ1
≦p+q+r≦4である。
【0052】(c) 下記の化学式で示される2価の基
であって、
であって、
【化40】 上式中、R4,R5は互いに等しいか異なる炭素数1〜4
の直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、または両
者が共同してシクロヘキサン環またはシクロヘキセン環
を構成している。
の直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、または両
者が共同してシクロヘキサン環またはシクロヘキセン環
を構成している。
【0053】(d) 下記の化学式で示される2価の基
であって、
であって、
【化41】 上式中、R6,R7の一方は−NH2 基を、他方は水素原
子を示し、tは0または1である。
子を示し、tは0または1である。
【0054】(e) 下記の化学式で示される2価の基
であって、
であって、
【化42】 上式中、R8,R9は、互いに等しいか異なる水素原子ま
たは炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基で
あるか、または両者が共同してベンゼン環を構成する。
たは炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基で
あるか、または両者が共同してベンゼン環を構成する。
【0055】また、一般式(III)中のR,R’は互
いに等しいか異なる基であり、R,R’は、水素原子、
炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基、また
は炭素数1〜5の分岐状のヒドロキシアルキル基である
か、あるいは、Rが水素原子で、R’は−(CH2)v−
NR10R11で示されるアミノアルキル基である。vは1
〜3の整数であり、R10およびR11は互いに等しいか異
なる水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、
かつ、R10およびR11は同時に水素原子ではない。
いに等しいか異なる基であり、R,R’は、水素原子、
炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基、また
は炭素数1〜5の分岐状のヒドロキシアルキル基である
か、あるいは、Rが水素原子で、R’は−(CH2)v−
NR10R11で示されるアミノアルキル基である。vは1
〜3の整数であり、R10およびR11は互いに等しいか異
なる水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、
かつ、R10およびR11は同時に水素原子ではない。
【0056】ただし、一般式(III)で表される新規
なN−メルカプトアルキルアルカンジアミド、あるいは
一般式(III)の化合物の有機塩もしくは無機塩から
は以下の場合(i),(ii)が除外される。
なN−メルカプトアルキルアルカンジアミド、あるいは
一般式(III)の化合物の有機塩もしくは無機塩から
は以下の場合(i),(ii)が除外される。
【0057】(i) 一般式(III)中のAが−(C
H2)2−で示される2価の基であるとともに、Bが−
(CH2)m−で示される2価の基(mは2〜7の整数)
または以下の化学式で示される基であって、
H2)2−で示される2価の基であるとともに、Bが−
(CH2)m−で示される2価の基(mは2〜7の整数)
または以下の化学式で示される基であって、
【化43】 上式中、R1は、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状の
アルキル、フェニル、およびベンジルから選択される基
であり、1<1+q+r≦4である。R,R’は互いに
等しいか異なる基であり、R,R’はそれぞれ水素原
子、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基、
または炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状のヒドロキ
シアルキル基であるか、あるいは、Rが水素原子で、
R’は−(CH2)v−NR10R11で示されるアミノアル
キル基である。vは1〜3の整数であり、R10およびR
11は互いに等しいか異なり水素原子または直鎖状もしく
は分岐状をなし炭素数1〜3のアルキル基であり、かつ
R10およびR11は同時に水素原子ではない。
アルキル、フェニル、およびベンジルから選択される基
であり、1<1+q+r≦4である。R,R’は互いに
等しいか異なる基であり、R,R’はそれぞれ水素原
子、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基、
または炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状のヒドロキ
シアルキル基であるか、あるいは、Rが水素原子で、
R’は−(CH2)v−NR10R11で示されるアミノアル
キル基である。vは1〜3の整数であり、R10およびR
11は互いに等しいか異なり水素原子または直鎖状もしく
は分岐状をなし炭素数1〜3のアルキル基であり、かつ
R10およびR11は同時に水素原子ではない。
【0058】(ii) 一般式(III)中のAが−
(CH2)2−で示される2価の基であるとともに、Bが
−CH2−で示される基または以下の化学式で示される
基であって、
(CH2)2−で示される2価の基であるとともに、Bが
−CH2−で示される基または以下の化学式で示される
基であって、
【化44】 上式中、R1は、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状の
アルキル、メトキシメチル、フェニル、ベンジルから選
択される基である。R,R’は互いに等しいか異なる基
であり、R,R’はそれぞれ水素原子、炭素数1〜4の
直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、あるいは、
Rが水素原子で、R’は−(CH2)v−NR10R11で示
されるアミノアルキル基である。vは1〜3の整数であ
り、R10およびR11は互いに等しいか異なる基で、かつ
R10およびR11は水素原子または直鎖状もしくは分岐状
をなす炭素数1〜3のアルキル基である。
アルキル、メトキシメチル、フェニル、ベンジルから選
択される基である。R,R’は互いに等しいか異なる基
であり、R,R’はそれぞれ水素原子、炭素数1〜4の
直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、あるいは、
Rが水素原子で、R’は−(CH2)v−NR10R11で示
されるアミノアルキル基である。vは1〜3の整数であ
り、R10およびR11は互いに等しいか異なる基で、かつ
R10およびR11は水素原子または直鎖状もしくは分岐状
をなす炭素数1〜3のアルキル基である。
【0059】
【実施例】本発明に係る還元性組成物を実際に製造し、
毛髪のパーマネント処理を行った多数の実施例を以下に
説明する。ただし、本発明の範囲はこれら実施例に限定
されるものではない。
毛髪のパーマネント処理を行った多数の実施例を以下に
説明する。ただし、本発明の範囲はこれら実施例に限定
されるものではない。
【0060】[実施例1]N−(2−メルカプトエチ
ル)スクシンアミドを以下の方法で製造した。 [1a] N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミ
ド酸のメチルエステルの作成:4.2g(37mmo
l)のシステアミン塩酸塩を100cm3のジクロルメ
タンに添加した懸濁液に、5.2cm3のトリエチルア
ミンを加え、アルゴン雰囲気下で0℃において攪拌し
た。15分後、5.1gの1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールを加え、さらに約30cm3のジクロルメタンに
7.63gのジクロルヘキシルカルボジイミドを溶解し
た溶液を15分かけて加えた。その後、5.15g(3
8mmol)のスクシン酸モノメチルを加えて、室温で
12時間攪拌し続けた。
ル)スクシンアミドを以下の方法で製造した。 [1a] N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミ
ド酸のメチルエステルの作成:4.2g(37mmo
l)のシステアミン塩酸塩を100cm3のジクロルメ
タンに添加した懸濁液に、5.2cm3のトリエチルア
ミンを加え、アルゴン雰囲気下で0℃において攪拌し
た。15分後、5.1gの1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールを加え、さらに約30cm3のジクロルメタンに
7.63gのジクロルヘキシルカルボジイミドを溶解し
た溶液を15分かけて加えた。その後、5.15g(3
8mmol)のスクシン酸モノメチルを加えて、室温で
12時間攪拌し続けた。
【0061】反応後の混合物を濾過し、濾過液を続けて
3回、50cm3の炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で溶
媒抽出した。さらに続けて3回、50cm3の硫酸水素
カリウムの5%水溶液で溶媒抽出した。有機相に硫酸ナ
トリウムを加えて乾燥させ、さらに減圧下で乾燥させ
た。得られた油状物をシリカゲルを用いたクロマトグラ
フィーにより精製し、酢酸エチルによりシリカゲルから
溶離させた。これを室温で真空中において乾燥させ、
5.7gのN−(2−メルカプトエチル)スクシン酸の
メチルエステルが無色透明の液体として得られた。
3回、50cm3の炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で溶
媒抽出した。さらに続けて3回、50cm3の硫酸水素
カリウムの5%水溶液で溶媒抽出した。有機相に硫酸ナ
トリウムを加えて乾燥させ、さらに減圧下で乾燥させ
た。得られた油状物をシリカゲルを用いたクロマトグラ
フィーにより精製し、酢酸エチルによりシリカゲルから
溶離させた。これを室温で真空中において乾燥させ、
5.7gのN−(2−メルカプトエチル)スクシン酸の
メチルエステルが無色透明の液体として得られた。
【0062】この液体について、200MHzで1H−
NMRスペクトル(CDCl3+TMS)を測定すると
共に、ヨウ素酸塩滴定によりチオールの定量を行ったと
ころ、前記化合物が得られていることが確認できた。
NMRスペクトル(CDCl3+TMS)を測定すると
共に、ヨウ素酸塩滴定によりチオールの定量を行ったと
ころ、前記化合物が得られていることが確認できた。
【0063】[1b] N−(2−メルカプトエチル)
スクシンアミドの作成:前記[1a]で得られたN−
(2−メルカプトエチル)スクシン酸のメチルエステル
の5.7g(30mmol)を、20%アンモニア水5
0cm3に添加し、アルゴン雰囲気下、室温において4
時間攪拌した。
スクシンアミドの作成:前記[1a]で得られたN−
(2−メルカプトエチル)スクシン酸のメチルエステル
の5.7g(30mmol)を、20%アンモニア水5
0cm3に添加し、アルゴン雰囲気下、室温において4
時間攪拌した。
【0064】得られた溶液を減圧下で乾燥させて得られ
た固体を、エタノールを用いて再結晶法により精製し
た。溶液を濾過し、50℃の真空下で乾燥させたとこ
ろ、3.8gのN−(2−メルカプトエチル)スクシン
アミドが白い固形物として得られた。融点は173℃で
あった。200MHzで1H−NMRスペクトル(DM
SO−d6+TMS)を測定したところ、N−(2−メ
ルカプトエチル)スクシンアミドの構造と一致した。ま
た、ヨウ素酸塩滴定によるチオールの定量結果は5.5
5meq/gであり、計算値5.67とほぼ一致した。
さらに、以下の表1は、得られた化合物の元素分析結果
と、N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミド(C
6H12N2O2S)の元素割合とを比較したものである。
た固体を、エタノールを用いて再結晶法により精製し
た。溶液を濾過し、50℃の真空下で乾燥させたとこ
ろ、3.8gのN−(2−メルカプトエチル)スクシン
アミドが白い固形物として得られた。融点は173℃で
あった。200MHzで1H−NMRスペクトル(DM
SO−d6+TMS)を測定したところ、N−(2−メ
ルカプトエチル)スクシンアミドの構造と一致した。ま
た、ヨウ素酸塩滴定によるチオールの定量結果は5.5
5meq/gであり、計算値5.67とほぼ一致した。
さらに、以下の表1は、得られた化合物の元素分析結果
と、N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミド(C
6H12N2O2S)の元素割合とを比較したものである。
【0065】
【表1】
【0066】[実施例2]N−(2−メルカプトエチ
ル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)スクシンアミド
を以下の方法で製造した。前記[1a]で得られたN−
(2−メルカプトエチル)スクシン酸のメチルエステル
の4.4g(23mmol)を、20cm3のメタノー
ルに加え、さらに1.68g(27mmol)のエタノ
ールアミドを加えて、アルゴン雰囲気下、60℃におい
て5時間攪拌した。
ル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)スクシンアミド
を以下の方法で製造した。前記[1a]で得られたN−
(2−メルカプトエチル)スクシン酸のメチルエステル
の4.4g(23mmol)を、20cm3のメタノー
ルに加え、さらに1.68g(27mmol)のエタノ
ールアミドを加えて、アルゴン雰囲気下、60℃におい
て5時間攪拌した。
【0067】得られた溶液を減圧下で乾燥させて得られ
た固体を、イソプロパノールを用いて再結晶法により精
製したところ、2.8gのN−(2−メルカプトエチ
ル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)スクシンアミド
が白い固形物として得られた。融点は140℃であっ
た。200MHzで1H−NMRスペクトル(DMSO
−d6+TMS)を測定したところ予期した構造と一致
した。また、ヨウ素酸塩滴定によるチオールの定量結果
は4.34meq/gであり、計算値4.54meq/
gとほぼ一致した。以下の表2は、得られた化合物の元
素分析結果と、N−(2−メルカプトエチル)−N’−
(2−ヒドロキシエチル)スクシンアミド(C8H16N2
O3S )の元素割合とを比較したものである。
た固体を、イソプロパノールを用いて再結晶法により精
製したところ、2.8gのN−(2−メルカプトエチ
ル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)スクシンアミド
が白い固形物として得られた。融点は140℃であっ
た。200MHzで1H−NMRスペクトル(DMSO
−d6+TMS)を測定したところ予期した構造と一致
した。また、ヨウ素酸塩滴定によるチオールの定量結果
は4.34meq/gであり、計算値4.54meq/
gとほぼ一致した。以下の表2は、得られた化合物の元
素分析結果と、N−(2−メルカプトエチル)−N’−
(2−ヒドロキシエチル)スクシンアミド(C8H16N2
O3S )の元素割合とを比較したものである。
【0068】
【表2】
【0069】[実施例3]N−(2−メルカプトエチ
ル)マロンアミドを以下の方法で製造した。 [3a] N−(2−メルカプトエチル)マロンアミド
酸(N-(2-mercaptoethyl)malonamic acid)のメチルエス
テルの作成:75g(0.66mol)のシスタミン塩
酸塩を700cm3のジクロルメタンに添加した懸濁液
に、89gの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1-hyd
roxybenzotriazole)を加え、アルゴン雰囲気下で0℃に
おいて攪拌した。約30分後、136gのジシクロヘキ
シルカルボジイミドを300cm3 のジクロルメタンに
溶解した溶液を加えた。102g(0.65mol)の
マロン酸モノメチルカリウム(potassium monomethyl ma
lonate)をさらに加え、0℃で30分間攪拌した後、さ
らに室温で4時間攪拌した。
ル)マロンアミドを以下の方法で製造した。 [3a] N−(2−メルカプトエチル)マロンアミド
酸(N-(2-mercaptoethyl)malonamic acid)のメチルエス
テルの作成:75g(0.66mol)のシスタミン塩
酸塩を700cm3のジクロルメタンに添加した懸濁液
に、89gの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1-hyd
roxybenzotriazole)を加え、アルゴン雰囲気下で0℃に
おいて攪拌した。約30分後、136gのジシクロヘキ
シルカルボジイミドを300cm3 のジクロルメタンに
溶解した溶液を加えた。102g(0.65mol)の
マロン酸モノメチルカリウム(potassium monomethyl ma
lonate)をさらに加え、0℃で30分間攪拌した後、さ
らに室温で4時間攪拌した。
【0070】反応後の混合物を濾過し、濾過液を5%の
炭酸水素ナトリウム水溶液で溶媒抽出し、5%の硫酸水
素カリウム水溶液で溶媒抽出し、さらに水で溶媒抽出し
た。有機相に硫酸ナトリウムを加えて乾燥させ、さらに
減圧下で乾燥させた。得られた未精製の油状物をシリカ
ゲルを用いたクロマトグラフィーにより精製し、ジクロ
ルメタン:メタノール=98:2の混合溶媒を用いてシ
リカゲルから溶離させた。これを真空中において乾燥さ
せ、53gのN−(2−メルカプトエチル)マロン酸の
メチルエステルが無色透明の油状物として得られた。
炭酸水素ナトリウム水溶液で溶媒抽出し、5%の硫酸水
素カリウム水溶液で溶媒抽出し、さらに水で溶媒抽出し
た。有機相に硫酸ナトリウムを加えて乾燥させ、さらに
減圧下で乾燥させた。得られた未精製の油状物をシリカ
ゲルを用いたクロマトグラフィーにより精製し、ジクロ
ルメタン:メタノール=98:2の混合溶媒を用いてシ
リカゲルから溶離させた。これを真空中において乾燥さ
せ、53gのN−(2−メルカプトエチル)マロン酸の
メチルエステルが無色透明の油状物として得られた。
【0071】この液体について、200MHzで1H−
NMRスペクトル(CDCl3+TMS)を測定すると
共に、ヨウ素酸塩滴定によりチオールの定量を行ったと
ころ、前記化合物が得られていることが確認できた。
NMRスペクトル(CDCl3+TMS)を測定すると
共に、ヨウ素酸塩滴定によりチオールの定量を行ったと
ころ、前記化合物が得られていることが確認できた。
【0072】[3b] N−(2−メルカプトエチル)
マロンアミドの作成:前記[3a]で得られたN−(2
−メルカプトエチル)マロン酸のメチルエステルの31
gを、20%アンモニア水220cm3に、温度を30
℃以下に保ち攪拌しながら添加した。さらに室温で攪拌
を1時間継続した。溶液を焼結ガラスフィルタで濾過
し、僅かな濁りを除去した。濾過液を減圧下で乾燥させ
た。得られた固体を、酢酸エチルを用いて再結晶法によ
り精製した。溶液を濾過した後、50℃で真空乾燥させ
たところ、27gのN−(2−メルカプトエチル)マロ
ンアミドが白い固形物として得られた。融点は100℃
であった。
マロンアミドの作成:前記[3a]で得られたN−(2
−メルカプトエチル)マロン酸のメチルエステルの31
gを、20%アンモニア水220cm3に、温度を30
℃以下に保ち攪拌しながら添加した。さらに室温で攪拌
を1時間継続した。溶液を焼結ガラスフィルタで濾過
し、僅かな濁りを除去した。濾過液を減圧下で乾燥させ
た。得られた固体を、酢酸エチルを用いて再結晶法によ
り精製した。溶液を濾過した後、50℃で真空乾燥させ
たところ、27gのN−(2−メルカプトエチル)マロ
ンアミドが白い固形物として得られた。融点は100℃
であった。
【0073】200MHzで1H−NMRスペクトル
(DMSO−d6+TMS)を測定したところ、目的化
合物の構造と一致した。また、ヨウ素酸塩滴定によるチ
オールの定量結果は6.12meq/gであり、計算値
6.17meq/gとほぼ一致した。さらに、以下の表
3は、得られた化合物の元素分析結果と、N−(2−メ
ルカプトエチル)マロンアミド(C5H10N2O2S )の
元素割合とを比較したものである。
(DMSO−d6+TMS)を測定したところ、目的化
合物の構造と一致した。また、ヨウ素酸塩滴定によるチ
オールの定量結果は6.12meq/gであり、計算値
6.17meq/gとほぼ一致した。さらに、以下の表
3は、得られた化合物の元素分析結果と、N−(2−メ
ルカプトエチル)マロンアミド(C5H10N2O2S )の
元素割合とを比較したものである。
【0074】
【表3】
【0075】[実施例4]N−(2−メルカプトエチ
ル)グルタルアミド(N-(2-mercaptoethyl)glutaramide)
を以下の方法で製造した。 [4a] N−(2−メルカプトエチル)グルタルアミ
ド酸(N-(2-mercaptoethyl)glutaramic acid)のメチルエ
ステル:以下の物質を用いて実施例1(a)と同様の処
理を行った。 システアミン塩酸塩:6.2g(54mmol) トリエタノールアミン:7.7cm3 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール:7.3g ジシクロヘキシルカルボジイミド:11.3g グルタル酸モノメチル:8.4g(57mmol) 上記処理により9.1gのN−(2−メルカプトエチ
ル)グルタルアミック酸のメチルエステルが白い固体と
して得られた。200MHzで 1H−NMRスペクトル
(CDCl3 +TMS)を測定すると共に、チオールの
定量を行ったところ、前記化合物と一致した。
ル)グルタルアミド(N-(2-mercaptoethyl)glutaramide)
を以下の方法で製造した。 [4a] N−(2−メルカプトエチル)グルタルアミ
ド酸(N-(2-mercaptoethyl)glutaramic acid)のメチルエ
ステル:以下の物質を用いて実施例1(a)と同様の処
理を行った。 システアミン塩酸塩:6.2g(54mmol) トリエタノールアミン:7.7cm3 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール:7.3g ジシクロヘキシルカルボジイミド:11.3g グルタル酸モノメチル:8.4g(57mmol) 上記処理により9.1gのN−(2−メルカプトエチ
ル)グルタルアミック酸のメチルエステルが白い固体と
して得られた。200MHzで 1H−NMRスペクトル
(CDCl3 +TMS)を測定すると共に、チオールの
定量を行ったところ、前記化合物と一致した。
【0076】[4b] N−(2−メルカプトエチル)
グルタルアミドの作成:前記[4a]で得られたN−
(2−メルカプトエチル)グルタルアミック酸のメチル
エステルの9.1g(44mmol)を、20%アンモ
ニア水100cm3 に、アルゴン雰囲気下において室温
で4時間攪拌した。溶液を蒸発させ、イソプロパノール
を用いて再結晶法により精製したところ、7gのN−
(2−メルカプトエチル)グルタルアミドが白い固形物
として得られた。融点は127℃であった。
グルタルアミドの作成:前記[4a]で得られたN−
(2−メルカプトエチル)グルタルアミック酸のメチル
エステルの9.1g(44mmol)を、20%アンモ
ニア水100cm3 に、アルゴン雰囲気下において室温
で4時間攪拌した。溶液を蒸発させ、イソプロパノール
を用いて再結晶法により精製したところ、7gのN−
(2−メルカプトエチル)グルタルアミドが白い固形物
として得られた。融点は127℃であった。
【0077】200MHzで 1H−NMRスペクトル
(DMSO−d6 +TMS)を測定したところ、目的化
合物の構造と一致した。また、チオールの定量結果は
5.10meq/gであり、目的化合物の計算値5.2
6meq/gとほぼ一致した。さらに、以下の表4は、
得られた化合物の元素分析結果と、N−(2−メルカプ
トエチル)グルタルアミド(C7H14N2O2S )の元素
割合とを比較したものである。
(DMSO−d6 +TMS)を測定したところ、目的化
合物の構造と一致した。また、チオールの定量結果は
5.10meq/gであり、目的化合物の計算値5.2
6meq/gとほぼ一致した。さらに、以下の表4は、
得られた化合物の元素分析結果と、N−(2−メルカプ
トエチル)グルタルアミド(C7H14N2O2S )の元素
割合とを比較したものである。
【0078】
【表4】
【0079】[実施例5]N−(2−メルカプトエチ
ル)スクシンアミドのジスルフィドを以下の方法で製造
した。[1b]で得られたN−(2−メルカプトエチ
ル)スクシンアミドの20g(0.113mol)を、
1リットルのメタノールに溶解した。この溶液に室温で
過酸化水素の30%水溶液を6cm3 添加し、さらに5
0mgの硫酸鉄(II)を添加した。ジスルフィドの沈
殿が徐々に生じた。混合物を一晩攪拌した後、5℃まで
冷却して、No.3の焼結ガラスフィルタで濾過した。
未精製のジスルフィドはエタノール/水混合物を用いて
再結晶法により精製した。濾過および40〜50℃での
乾燥の後、12gのN−(2−メルカプトエチル)スク
シンアミドのジスルフィドが白い固体として得られた。
融点は218℃であった。200MHzで 1H−NMR
スペクトル(DMSO+TMS)、および50MHzで
13C−NMRスペクトル(DMSO+TMS)を測定し
たところ、目的化合物の構造と一致した。さらに、以下
の表5は、得られた化合物の元素分析結果と、N−(2
−メルカプトエチル)スクシンアミドのジスルフィド
(C12H22N4O4S2)の元素割合とを比較したもので
ある。
ル)スクシンアミドのジスルフィドを以下の方法で製造
した。[1b]で得られたN−(2−メルカプトエチ
ル)スクシンアミドの20g(0.113mol)を、
1リットルのメタノールに溶解した。この溶液に室温で
過酸化水素の30%水溶液を6cm3 添加し、さらに5
0mgの硫酸鉄(II)を添加した。ジスルフィドの沈
殿が徐々に生じた。混合物を一晩攪拌した後、5℃まで
冷却して、No.3の焼結ガラスフィルタで濾過した。
未精製のジスルフィドはエタノール/水混合物を用いて
再結晶法により精製した。濾過および40〜50℃での
乾燥の後、12gのN−(2−メルカプトエチル)スク
シンアミドのジスルフィドが白い固体として得られた。
融点は218℃であった。200MHzで 1H−NMR
スペクトル(DMSO+TMS)、および50MHzで
13C−NMRスペクトル(DMSO+TMS)を測定し
たところ、目的化合物の構造と一致した。さらに、以下
の表5は、得られた化合物の元素分析結果と、N−(2
−メルカプトエチル)スクシンアミドのジスルフィド
(C12H22N4O4S2)の元素割合とを比較したもので
ある。
【0080】
【表5】
【0081】[実施例6]以下の成分を混合することに
より、本発明に係るパーマネント処理液のための還元性
組成物を作成した。 実施例1で得られた化合物:10g N−ラウリルアミドプロピルベタイン:カワケンファイ
ンケミカルカンパニー(Kawaken Fine Chemical)製商
品名「ソフタゾリンLPB(Softazoline LPB)」:
0.35g モノエタノールアミン:pH8.4となるように適量 香料:適量 脱イオン水:100g
より、本発明に係るパーマネント処理液のための還元性
組成物を作成した。 実施例1で得られた化合物:10g N−ラウリルアミドプロピルベタイン:カワケンファイ
ンケミカルカンパニー(Kawaken Fine Chemical)製商
品名「ソフタゾリンLPB(Softazoline LPB)」:
0.35g モノエタノールアミン:pH8.4となるように適量 香料:適量 脱イオン水:100g
【0082】上記還元性組成物を、毛髪カール用のロー
ラーに巻かれて濡れている毛髪に供給した。約15分間
放置して十分薬液を作用させた後、毛髪を水で濯いで、
以下の組成からなる酸化性組成物を供給した。 過酸化水素水:適量(8体積) 安定剤:適量 ラウリルジメチルアミン酸化物:0.7g 香料:適量 乳酸:適量(pH3.0になるように) 脱イオン水:100g
ラーに巻かれて濡れている毛髪に供給した。約15分間
放置して十分薬液を作用させた後、毛髪を水で濯いで、
以下の組成からなる酸化性組成物を供給した。 過酸化水素水:適量(8体積) 安定剤:適量 ラウリルジメチルアミン酸化物:0.7g 香料:適量 乳酸:適量(pH3.0になるように) 脱イオン水:100g
【0083】10分間放置して酸化性組成物を十分作用
させた後、ローラーを取り外して、毛髪を流水ですすい
だ。フードを利用して毛髪を乾かしたところ、美しいカ
ールが得られた。
させた後、ローラーを取り外して、毛髪を流水ですすい
だ。フードを利用して毛髪を乾かしたところ、美しいカ
ールが得られた。
【0084】[実施例7]実施例6と同様の方法によ
り、以下の還元性組成物および酸化性組成物を使用して
パーマネント処理を行った。 A−還元性組成物の組成: 実施例1で得られた化合物:8.5g ココアミドプロピルベタイン(cocoamidopropylbetain
e):1g 炭酸アンモニウム:2g アンモニア水:適量(pH9) 脱イオン水:100g
り、以下の還元性組成物および酸化性組成物を使用して
パーマネント処理を行った。 A−還元性組成物の組成: 実施例1で得られた化合物:8.5g ココアミドプロピルベタイン(cocoamidopropylbetain
e):1g 炭酸アンモニウム:2g アンモニア水:適量(pH9) 脱イオン水:100g
【0085】B−酸化性組成物の組成: 臭化ナトリウム:8g トリエタノールアミン:適量(pH8) リン酸二水素ナトリウム12水塩:0.3g リン酸ナトリウム二水塩:0.5g ココイルアミドプロピルベタイン(cocoylamidopropylbe
taine)およびコプラモノグリセリド(coprah monoglycer
ide):ゴールドシュミット社製商品名「テゴベタインH
S(Tegobetaine HS)」:1g 脱イオン水:100g
taine)およびコプラモノグリセリド(coprah monoglycer
ide):ゴールドシュミット社製商品名「テゴベタインH
S(Tegobetaine HS)」:1g 脱イオン水:100g
【0086】[実施例8] A−還元性組成物の組成: 実施例1で得られた化合物:16g 塩化セチルトリメチルアンモニウム(cetyltrimethylamm
onium chloride):0.5g トリエタノールアミン:適量(pH7.9になるよう
に) 脱イオン水:100g
onium chloride):0.5g トリエタノールアミン:適量(pH7.9になるよう
に) 脱イオン水:100g
【0087】B−酸化性組成物の組成: 200体積の過酸化水素水:4.8g 硫酸8-ヒドロキシキノリン(8-hydroxyquinoline sulpha
te):0.01g フェナセチン:0.05g クエン酸:適量(pH3.0となるように) 香料 脱イオン水:100g
te):0.01g フェナセチン:0.05g クエン酸:適量(pH3.0となるように) 香料 脱イオン水:100g
【0088】[実施例9]以下の組成からなる還元性組
成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッパ
人の毛髪に供給した。 実施例2で得られた化合物:9.5g アンモニア水:適量(pH9) N−ラウリルプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッパ
人の毛髪に供給した。 実施例2で得られた化合物:9.5g アンモニア水:適量(pH9) N−ラウリルプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
【0089】この状態において常温で20分放置し、十
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
【0090】[実施例10]以下の組成からなる還元性
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例3で得られた化合物:10g モノエタノールアミン:適量(pH9.2となるよう
に) ココアミドプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例3で得られた化合物:10g モノエタノールアミン:適量(pH9.2となるよう
に) ココアミドプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
【0091】この状態において常温で20分放置し、十
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。得られた毛髪はきれいなカールを有し、他の
美容上の特性も良好であった。
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。得られた毛髪はきれいなカールを有し、他の
美容上の特性も良好であった。
【0092】[実施例11]以下の組成からなる還元性
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例2で得られた化合物:10g 炭酸アンモニウム:2g モノエタノールアミン:適量(pH9となるように) ココアミドプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例2で得られた化合物:10g 炭酸アンモニウム:2g モノエタノールアミン:適量(pH9となるように) ココアミドプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
【0093】この状態において常温で20分放置し、十
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
【0094】[実施例12]以下の組成からなる還元性
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例3で得られた化合物:10g 実施例5で得られた化合物:3g アンモニア水:2g 炭酸アンモニウム:1g モノメタノールアミン:適量(pH9.2となるよう
に) 塩化セチルトリメチルアンモニウム(cetyltrimethylamm
onium chloride):1g 香料:適量 脱イオン水:100g
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例3で得られた化合物:10g 実施例5で得られた化合物:3g アンモニア水:2g 炭酸アンモニウム:1g モノメタノールアミン:適量(pH9.2となるよう
に) 塩化セチルトリメチルアンモニウム(cetyltrimethylamm
onium chloride):1g 香料:適量 脱イオン水:100g
【0095】この状態において常温で20分放置し、十
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
【0096】[実施例13]以下の組成からなる還元性
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例2で得られた化合物:12g 酢酸:0.2g モノメタノールアミン:適量(pH7.3になるよう
に) ココアミドプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
組成物を、直径9mmのローラーに巻き付けたヨーロッ
パ人の毛髪に供給した。 実施例2で得られた化合物:12g 酢酸:0.2g モノメタノールアミン:適量(pH7.3になるよう
に) ココアミドプロピルベタイン:1g 香料:適量 脱イオン水:100g
【0097】この状態において常温で20分放置し、十
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
分に濯いだ後、実施例6の酸化性組成物を毛髪に供給し
た。5分後に薬剤を濯ぎ、ローラーを外した。乾燥後の
毛髪はきれいなカールを有し、他の美容上の特性も良好
であった。
Claims (28)
- 【請求項1】パーマネント処理の第1工程で使用され、
毛髪のケラチン中のジスルフィド結合を還元するための
美容用組成物であって、下記の一般式(I)で表される
化合物、並びにこれら化合物の有機塩および無機塩から
選択される1種または2種以上の化合物を含有すること
を特徴とする美容用組成物。 【化1】 ただし、前記一般式(I)には以下の条件イ、ロ、ハが
加えられる。 イ:Aは、−(CH2)n−で示される2価の基(nは2
〜5の整数)、あるいは−(CH2)2−0−(CH2)2
−で示される2価の基である。 ロ:Bは、以下のグループ(a)〜(e)から選択され
た1つの基である。 (a) −(CH2)m−で示される2価の基(mは1〜
7の整数)、 (b) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化2】 R1,R2,R3 のいずれか1つは、炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル、メトキシメチル、フェニ
ル、ベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチルから選
択される基であり、他の2つの基は水素原子であり、
p,q,rは0または1〜4の整数であり、かつ1≦p
+q+r≦4である。 (c) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化3】 R4,R5は、互いに等しいか異なる炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル基、または両者が共同してシ
クロヘキサン環またはシクロヘキセン環の一部を構成す
る。 (d) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化4】 R6,R7の一方は−NH2 基を示し、他方は水素原子を
示し、tは0または1である。 (e) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化5】 R8,R9は、互いに等しいか異なる水素原子または炭素
数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、
または両者が共同してベンゼン環の一部を構成する。 ハ:一般式(I)中のR,R’は互いに等しいか異なる
基であり、R,R’は、水素原子、炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル基、または炭素数1〜5の分
岐状のヒドロキシアルキル基であるか、あるいは、Rは
水素原子で、R’は−(CH2)v−NR10R11で示され
るアミノアルキル基である。さらに、vは1〜3の整数
であり、R10およびR11は互いに等しいか異なる水素原
子または炭素数1〜3のアルキル基であり、かつR10お
よびR11は同時に水素原子ではない。 - 【請求項2】前記一般式(I)で表される化合物の塩と
して、塩酸塩、臭化水素酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩
および酢酸塩から選択される1種または2種以上の化合
物を含むことを特徴とする請求項1記載の美容用組成
物。 - 【請求項3】前記一般式(I)中のBが−CH2−で示
される2価の基であり、前記一般式(I)で表される化
合物は、以下に列記する化合物から選択される1種また
は2種以上の化合物であることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の美容用組成物。 N−(2−メルカプトエチル)マロンアミド N−(3−メルカプトプロピル)マロンアミド N−(5−メルカプトペンチル)マロンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]マロン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルマロンア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルマロンア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)マロンアミド - 【請求項4】前記一般式(I)中のBが−(CH2)2−
で示される2価の基であり、前記一般式(I)で表され
る化合物は、以下に列記する化合物から選択される1種
または2種以上の化合物であることを特徴とする請求項
1または2記載の美容用組成物。 N−(2−メルカプトエチル)スクシンアミド N−(3−メルカプトプロピル)スクシンアミド N−(5−メルカプトペンチル)スクシンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]スクシ
ンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルスクシン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルスクシン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)スクシンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジエチル
アミノプロピル)スクシンアミド - 【請求項5】前記一般式(I)中のBが−(CH2)3−
で示される2価の基であり、前記一般式(I)で表され
る化合物は、以下に列記する化合物から選択される1種
または2種以上の化合物であることを特徴とする請求項
1または2記載の美容用組成物。 N−(2−メルカプトエチル)グルタルアミド N−(3−メルカプトプロピル)グルタルアミド N−(5−メルカプトペンチル)グルタルアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]グルタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルグルタル
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
グルタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルグルタル
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
グルタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)グルタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)グルタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)グルタルアミド - 【請求項6】前記一般式(I)中のBが−(CH2)4−
で示される2価の基であり、前記一般式(I)で表され
る化合物は、以下に列記する化合物から選択される1種
または2種以上の化合物であることを特徴とする請求項
1または2記載の美容用組成物。 N−(2−メルカプトエチル)アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルアジポア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルアジポア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)アジポアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)アジポアミド - 【請求項7】前記一般式(I)中のBが下記の一般式で
示される2価の基であり、 【化6】 R8およびR9は請求項1で定義されたものと同じであ
り、前記一般式(I)で表される化合物は、以下に列記
する化合物から選択される1種または2種以上の化合物
であることを特徴とする請求項1または2記載の美容用
組成物。 N−(2−メルカプトエチル)フマルアミド N−(3−メルカプトプロピル)フマルアミド N−(5−メルカプトペンチル)フマルアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]フマル
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)テレフタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)テレフタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)テレフタルアミド - 【請求項8】前記一般式(I)中のBが−(CH2)m−
で示される2価の基であり、mは6または7であり、前
記一般式(I)で表される化合物は、以下に列記する化
合物から選択される1種または2種以上の化合物である
ことを特徴とする請求項1または2記載の美容用組成
物。 オクタン二酸=1−アミド=5−[(2−メルカプトエ
チル)アミド] ノナン二酸=1−アミド=5−[(2−メルカプトエチ
ル)アミド] - 【請求項9】前記一般式(I)中のBが下記の一般式で
示される2価の基であり、 【化7】 R1,R2,R3,p,qおよびrはそれぞれ請求項1で
定義されたものと同じであり、前記一般式(I)で表さ
れる化合物は、以下に列記する化合物から選択される1
種または2種以上の化合物であることを特徴とする請求
項1または2記載の美容用組成物。 3−メチルペンタン二酸=1−アミド=5−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド] 2−エチルヘキサン二酸=1−アミド=6−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド] - 【請求項10】前記一般式(I)中のBが下記の一般式
で示される2価の基であり、 【化8】 R6,R7およびtはそれぞれ請求項1で定義されたもの
と同じであり、前記一般式(I)で表される化合物は以
下に列記する化合物から選択される1種または2種以上
の化合物であることを特徴とする請求項1または2記載
の美容用組成物。 4−アミノペンタン二酸=1−アミド=5−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド] 3−アミノブタン二酸=1−アミド=5−[(2−メル
カプトエチル)アミド] - 【請求項11】前記一般式(I)で表される化合物は、
美容用組成物の総量の0.5〜30wt%、より好まし
くは5〜20wt%含まれていることを特徴とする請求
項1〜10のいずれかに記載の美容用組成物。 - 【請求項12】アンモニア水、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、1,3−
プロパンジアミン、カルバミン酸アンモニウム、アルカ
リ金属の炭酸塩もしくは炭酸水素塩、炭酸アンモニウ
ム、炭酸水素アンモニウム、有機炭酸塩およびアルカリ
金属水酸化物から選択される1種または2種以上のアル
カリ性薬剤、または/および塩酸、酢酸、乳酸、シュウ
酸およびホウ酸から選択される1種または2種以上の酸
性薬剤を含有することにより、 美容用組成物のpHが4〜11、より好ましくはpH6
〜10とされていることを特徴とする請求項1〜11の
いずれかに記載の美容用組成物。 - 【請求項13】少なくとも1種のジスルフィドをさらに
含有することにより、美容用組成物が自己中和型になっ
ていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記
載の美容用組成物。 - 【請求項14】前記ジスルフィドは、下記の一般式で表
され、 【化9】 A,B,RおよびR’は、それぞれ請求項1で定義され
たものと同じであることを特徴とする請求項13記載の
美容用組成物。 - 【請求項15】美容用組成物中における前記ジスルフィ
ドの、前記一般式(I)で表される化合物に対するモル
比率は、0.5〜2.5、より好ましくは1〜2である
ことを特徴とする請求項13または14記載の美容用組
成物。 - 【請求項16】還元性組成物で処理することにより毛髪
中のケラチンのジスルフィド結合を還元する第1工程
と、酸化性組成物で処理することによりケラチンのジス
ルフィド結合を再形成する第2工程とを有する毛髪のパ
ーマネント処理方法において、 前記還元性組成物として、請求項1〜15のいずれかに
記載の美容用組成物を使用することを特徴とするパーマ
ネント処理方法。 - 【請求項17】請求項1中で定義された一般式(I)で
表される化合物の製造方法であって、 不活性溶媒中において触媒の存在下で、HS−A−NH
2 で表されるアミノチオールもしくはその塩酸塩と、下
記の一般式(2)で表される二酸のモノエステルとを反
応させ、 【化10】 (ただし、AおよびBはそれぞれ請求項1で定義された
ものと同じであり、R12は炭素数1〜4のアルキル基で
ある) これにより、下記の一般式(3)で表されるN−メルカ
プトアルキルエステルを得る第1工程と、 【化11】 得られたN−メルカプトアルキルエステルを、HNR
R’で表されるアミン(RおよびR’は請求項1で定義
されたものと同じある)と、必要に応じて低級アルコー
ルの存在下で反応させる第2工程とを有することを特徴
とする還元性化合物の製造方法。 - 【請求項18】前記第1工程で使用する不活性溶媒は、
ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、1,1,1
−トリクロルエタン、クロロホルム、アセトニトリル、
トルエン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−
ジメトキシエタンおよびシクロヘキサンから選択される
1種または2種以上の混合物であることを特徴とする請
求項17記載の還元性化合物の製造方法。 - 【請求項19】前記第1工程で使用する触媒は、ジシク
ロヘキシルカルボジイミドであることを特徴とする請求
項17または18記載の還元性化合物の製造方法。 - 【請求項20】下記の一般式(II)で表される化合
物、並びにその有機塩および無機塩から選択される1の
化合物。 【化12】 ただし、前記一般式(II)には以下の条件イ、ロ、ハ
が加えられる。 イ:Aは、−(CH2)n−で示される2価の基(nは2
〜5の整数)、あるいは−(CH2)2−0−(CH2)2
−で示される2価の基である。 ロ:Bは、以下のグループ(a)〜(e)から選択され
た1つの基である。 (a) −(CH2)m−で示される2価の基(mは1〜
7の整数)、 (b) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化13】 R1,R2,R3 のいずれか1つは、炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル、メトキシメチル、フェニ
ル、ベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチルから選
択される基であり、他の2つの基は水素原子であり、
p,q,rは0または1〜4の整数であり、かつ1≦p
+q+r≦4である。 (c) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化14】 R4,R5は、互いに等しいか異なる炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル基、または両者が共同してシ
クロヘキサン環またはシクロヘキセン環の一部を構成す
る。 (d) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化15】 R6,R7の一方は−NH2 基を示し、他方は水素原子を
示し、tは0または1である。 (e) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化16】 R8,R9は、互いに等しいか異なる水素原子または炭素
数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、
または両者が共同してベンゼン環の一部を構成する。 ハ:一般式(II)中のR,R’は互いに等しいか異な
る基であり、R,R’は、水素原子、炭素数1〜4の直
鎖状または分岐状のアルキル基、または炭素数1〜5の
分岐状のヒドロキシアルキル基であるか、あるいは、R
は水素原子で、R’は−(CH2)v−NR10R11で示さ
れるアミノアルキル基である。さらに、vは1〜3の整
数であり、R10およびR11は互いに等しいか異なる水素
原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、かつR10
およびR11は同時に水素原子ではない。 - 【請求項21】下記の一般式(III)で表される化合
物、並びにその有機塩および無機塩から選択される1の
化合物。 【化17】 ただし、前記一般式(III)には以下の条件イ、ロ、
ハ、ニが加えられる。 イ:Aは、−(CH2)n−で示される2価の基(nは2
〜5の整数)、あるいは−(CH2)2−0−(CH2)2
−で示される2価の基である。 ロ:Bは、以下のグループ(a)〜(e)から選択され
た1つの基である。 (a) −(CH2)m−で示される2価の基(mは1〜
7の整数)、 (b) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化18】 R1,R2,R3 のいずれか1つは、炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル、メトキシメチル、フェニ
ル、ベンジル、シクロヘキシル、シクロペンチルから選
択される基であり、他の2つの基は水素原子であり、
p,q,rは0または1〜4の整数であり、かつ1≦p
+q+r≦4である。 (c) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化19】 R4,R5は、互いに等しいか異なる炭素数1〜4の直鎖
状または分岐状のアルキル基、または両者が共同してシ
クロヘキサン環またはシクロヘキセン環の一部を構成す
る。 (d) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化20】 R6,R7の一方は−NH2 基を示し、他方は水素原子を
示し、tは0または1である。 (e) 下記の化学式で示される2価の基であって、 【化21】 R8,R9は、互いに等しいか異なる水素原子または炭素
数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、
または両者が共同してベンゼン環の一部を構成する。 ハ:一般式(III)中のR,R’は互いに等しいか異
なる基であり、R,R’は、水素原子、炭素数1〜4の
直鎖状または分岐状のアルキル基、または炭素数1〜5
の分岐状のヒドロキシアルキル基であるか、あるいは、
Rは水素原子で、R’は−(CH2)v−NR10R11で示
されるアミノアルキル基である。さらに、vは1〜3の
整数であり、R10およびR11は互いに等しいか異なる水
素原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、かつR
10およびR11は同時に水素原子ではない。 ニ:一般式(III)の化合物からは以下の場合
(i),(ii)を除外する。 (i) 一般式(III)中のAが−(CH2)2−で示
される2価の基であるとともに、Bが−(CH2)m−で
示される2価の基(mは2〜7の整数)または以下の化
学式で示される基であって、 【化22】 上式中、R1は、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状の
アルキル、フェニル、およびベンジルから選択される基
であり、1<1+q+r≦4である。R,R’は互いに
等しいか異なる基であり、R,R’はそれぞれ水素原
子、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状のアルキル基、
または炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状のヒドロキ
シアルキル基であるか、あるいは、Rが水素原子で、
R’は−(CH2)v−NR10R11で示されるアミノアル
キル基である。vは1〜3の整数であり、R10およびR
11は互いに等しいか異なり水素原子または直鎖状もしく
は分岐状をなし炭素数1〜3のアルキル基であり、かつ
R10およびR11は同時に水素原子ではない。 (ii) 一般式(III)中のAが−(CH2)2−で
示される2価の基であるとともに、Bが−CH2−で示
される基または以下の化学式で示される基であって、 【化23】 上式中、R1は、炭素数1〜4の直鎖状または分岐状の
アルキル、メトキシメチル、フェニル、ベンジルから選
択される基である。R,R’は互いに等しいか異なる基
であり、R,R’はそれぞれ水素原子、炭素数1〜4の
直鎖状または分岐状のアルキル基であるか、あるいは、
Rが水素原子で、R’は−(CH2)v−NR10R11で示
されるアミノアルキル基である。vは1〜3の整数であ
り、R10およびR11は互いに等しいか異なる基で、かつ
R10およびR11は水素原子または直鎖状もしくは分岐状
をなす炭素数1〜3のアルキル基である。 - 【請求項22】前記一般式(III)で表される化合物
の塩であって、前記一般式(III)で表される化合物
の塩酸塩、臭化水素酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩およ
び酢酸塩から選択されることを特徴とする請求項21記
載の化合物。 - 【請求項23】前記一般式(III)中のBが−CH2
−で示される2価の基であり、前記一般式(III)で
表される化合物は、以下に列記する化合物から選択され
ることを特徴とする請求項21記載の化合物。 N−(3−メルカプトプロピル)マロンアミド N−(5−メルカプトペンチル)マロンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]マロン
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)マロンアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)マロンアミド - 【請求項24】前記一般式(III)中のBが−(CH
2)2−で示される2価の基であり、前記一般式(II
I)で表される化合物は、以下に列記する化合物から選
択されることを特徴とする請求項21記載の化合物。 N−(3−メルカプトプロピル)スクシンアミド N−(5−メルカプトペンチル)スクシンアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]スクシ
ンアミド - 【請求項25】前記一般式(III)中のBが−(CH
2)3−で示される2価の基であり、前記一般式(II
I)で表される化合物は、以下に列記する化合物から選
択されることを特徴とする請求項21記載の化合物。 N−(3−メルカプトプロピル)グルタルアミド N−(5−メルカプトペンチル)グルタルアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]グルタ
ルアミド - 【請求項26】前記一般式(III)中のBが下記の式
で示される2価の基であり、 【化24】 R8およびR9は請求項21で定義されたものと同じであ
り、前記一般式(III)で表される化合物は、以下に
列記する化合物から選択されることを特徴とする請求項
21記載の化合物。 N−(2−メルカプトエチル)フマルアミド N−(3−メルカプトプロピル)フマルアミド N−(5−メルカプトペンチル)フマルアミド N−[2−(2−メルカプトエトキシ)エチル]フマル
アミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジメチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルフマルア
ミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−ジエチル
フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’,N’−(2,2
−ジヒドロキシエチル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)フマルアミド N−(2−メルカプトエチル)テレフタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−メチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−エチルテレフタ
ルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(2−ヒドロキ
シエチル)テレフタルアミド N−(2−メルカプトエチル)−N’−(3−ジメチル
アミノプロピル)テレフタルアミド - 【請求項27】前記一般式(III)中のBが下記の式
で示される2価の基であり、 【化25】 R1,R2,R3,p,qおよびrはそれぞれ請求項21
で定義されたものと同じであり、前記一般式(III)
で表される化合物は、以下に列記する化合物から選択さ
れることを特徴とする請求項21記載の化合物。 3−メチルペンタン二酸=1−アミド=5−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド] 2−エチルヘキサン二酸=1−アミド=6−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド] - 【請求項28】前記一般式(III)中のBが下記の式
で示される2価の基であり、 【化26】 R6,R7およびtはそれぞれ請求項21で定義されたも
のと同じであり、前記一般式(III)で表される化合
物は、以下に列記する化合物から選択されることを特徴
とする請求項21記載の化合物。 4−アミノペンタン二酸=1−アミド=5−[(2−メ
ルカプトエチル)アミド] 3−アミノブタン二酸=1−アミド=5−[(2−メル
カプトエチル)アミド]
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