JPH07298335A - 移動通信ハンドオーバ方法および移動局装置と基地局装置 - Google Patents

移動通信ハンドオーバ方法および移動局装置と基地局装置

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JPH07298335A
JPH07298335A JP8970094A JP8970094A JPH07298335A JP H07298335 A JPH07298335 A JP H07298335A JP 8970094 A JP8970094 A JP 8970094A JP 8970094 A JP8970094 A JP 8970094A JP H07298335 A JPH07298335 A JP H07298335A
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noise ratio
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武宏 中村
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成視 梅田
Nobuhiro Nakano
悦宏 中野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信レベルのみならず、キャリア対雑音比の
良好なセルを選択することにより通信品質の向上を図る
とともに、ハンドオーバのばたつきを抑えて制御にかか
る負荷を低減した移動通信ハンドオーバ方法および移動
局装置と基地局装置を提供する。 【構成】 移動局は通信中に周辺セルの各々の止まり木
チャネルの受信レベルRを測定し(ステップ110)、
第1の所定の受信レベルR1を越える受信レベルRにお
けるCNR’を測定し(ステップ120)、該CNR’
が第1の所定のCNR1より大きいセルを新たに移動局
に接続して同時通信モードに入り(ステップ130)、
同時通信中のセルの受信レベルのCNR”が前記第1の
所定のCNR1より小さい第2の所定のCNR2より小
さくなった場合、当該セルに対する回線を切断する(ス
テップ140,160)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトル拡散符号を
用いた符号分割多元接続(以下、CDMAと略称する)
方式の移動通信システムにおける移動通信ハンドオーバ
方法および移動局装置と基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散符号を用いたCDMA方
式の移動通信システムにおいては、サービスエリアを複
数の単位領域であるセルに分割するとともに、各セル内
に1つの基地局を設け、サービスエリア内のあるセル内
に存在する移動局は無線回線を介してそのセルの基地局
と通信し、該基地局から更に他の無線回線または通信回
線を介して他の移動局または電話機等と通信を行うよう
になっている。
【0003】また、CDMA方式の移動通信システムに
おいて、各セルの基地局は同一周波数のそれぞれ異なる
独自の拡散符号を割り当てられ、該拡散符号で拡散さ
れ、送信電力制御を行わない送信電力一定の止まり木チ
ャネルを常時送信している。例えば、図5に示すよう
に、サービスエリア内に設けられている複数のセル1,
2,3,・・・にはそれぞれ基地局B1,B2,B3,
・・・が設けられ、各基地局B1,B2,B3,・・・
にはそれぞれ異なる拡散符号C1,C2,C3,・・・
が割り当てられている。そして、各セルの基地局は、こ
の割り当てられた拡散符号で拡散された止まり木チャネ
ルを常時送信している。
【0004】そして、今、図5に示すように、セル1内
においてその基地局B1と無線回線91を介して通信し
ている移動局M1が矢印92で示す方向に移動して、別
のセル2または3内に移るような場合には、移動局M1
は通信中の基地局B1との通信レベルが徐々に低下して
くるため、該移動局M1は基地局B1との通信をセル2
の基地局B2またはセル3の基地局B3等との通信に切
り替える必要がある。
【0005】従って、このような切り替え、すなわちハ
ンドオーバを行うために、従来のシステムにおいては、
移動局は通信中の基地局から周辺セルの拡散符号を受け
取り、この拡散符号で拡散されたパイロットチャネルま
たは止まり木チャネルの受信レベルを順次スキャンし、
この受信レベルが所定のしきい値以上あるセルを選択
し、この選択したセルの通信チャネルを新たに接続し
て、該セルの基地局と同時通信モードに入るとともに、
今まで通信中のセルからの受信レベルを測定し、この受
信レベルが所定の低いしきい値以下に低下すると、該セ
ルとの通信回線を切断するという動作を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDMA方
式の移動通信方式においては、すべてのセルにおいて周
波数を同一とし、この周波数を拡散符号で分割したもの
をキャリアとして使用しているものである。そして、各
セルは、同一周波数で変調され、それぞれ異なって割り
当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御を
行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
し、この止まり木チャネルをセル判定用に使用するとと
もに、また通常の通信チャネル等も同じように拡散符号
を使用しているものであり、各拡散符号は互いに無相関
でなく、相互相関を有し、これが受信レベルに雑音とし
て上乗せされている。
【0007】このように受信レベルに上乗せされる雑音
としては、詳細には、他の拡散符号からの相互相関によ
る雑音、拡散符号は複数のセルからなる1つのサービス
エリア内ではすべて異なっているが、サービスエリア外
では繰り返し使用されているので、この自己の拡散符号
の繰り返し利用による雑音、そして熱雑音等が含まれ
る。
【0008】図6は、例えばある拡散符号C1で同期を
とろうとして相関器にかけた場合の特性を示している
が、同図(a)に示すように、拡散符号C1の受信レベ
ルは斜線で示す前記雑音、すなわち拡散符号C1に対し
て他の拡散符号C2,C3,・・・等からの相互干渉に
よる雑音等により上げ底されて増大している。
【0009】従って、図6(b)に示すように、受信レ
ベルが同じに測定されたとしても、右側に示す受信レベ
ルには斜線で示す雑音が左側の受信レベルよりもかなり
大きく加算されているため、同じ受信レベルであるにも
関わらず、この受信レベルを選択した回線の通信品質は
かなり悪くなる。
【0010】すなわち、上述した従来の方法において
は、干渉レベル等の雑音も一緒に含んだ受信レベルを測
定し、その受信レベルのみで通信すべきセルを選択し、
相互相関等の雑音による分を無視しているため、受信レ
ベルが大きいセルを選択したとしても、実際にはかなり
大きな干渉レベル等の雑音が受信レベルに加算されてお
り、単に受信レベルの大きさのみでセルを選択した場合
には通信品質がかなり悪くなるという問題がある。
【0011】また、上述した従来の方法では、受信レベ
ルが所定のしきい値以上あるセルを接続し、受信レベル
が所定の低いしきい値以下に低下した場合にセルを切断
するという処理では、多くのセルが互いにオーバラップ
している領域において、セルの接続および切断、すなわ
ちハンドオーバのばたつきが比較的頻繁に発生し、この
ための制御が大変になり、制御装置の負荷が増大すると
いう問題がある。
【0012】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、受信レベルのみならず、キャ
リア対雑音比の良好なセルを選択することにより通信品
質の向上を図るとともに、ハンドオーバのばたつきを抑
えて制御にかかる負荷を低減した移動通信ハンドオーバ
方法および移動局装置と基地局装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の移動通信ハンドオーバ方法は、複数のセル
の各々に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変
調され、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符
号で拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の
止まり木チャネルを常時送信している符号分割多元接続
方式の移動通信システムにおける移動通信ハンドオーバ
方法であって、移動局は通信中に周辺セルの各々の止ま
り木チャネルの受信レベルを測定し、該受信レベルのう
ち、第1の所定の受信レベルを越える受信レベルにおけ
るキャリア対雑音比を測定し、該キャリア対雑音比が第
1の所定のキャリア対雑音比より大きいセルを新たに移
動局に接続して同時通信モードに入り、移動局における
同時通信中の複数のセルの受信レベルのキャリア対雑音
比が前記第1の所定のキャリア対雑音比より小さい第2
の所定のキャリア対雑音比より小さくなった場合、また
は通信中の受信レベルが前記第1の所定の受信レベルよ
りも小さい第2の所定の受信レベルより小さくなった場
合、当該セルに対する回線を切断することを要旨とす
る。
【0014】また、本発明の移動通信ハンドオーバ方法
は、前記受信レベルを測定するステップにおいて、現在
通信中の基地局から周辺セルの拡散符号を通知され、こ
の通知された拡散符号を用いて周辺セルの各々の止まり
木チャネルの受信レベルを測定することを要旨とする。
【0015】更に、本発明の移動局装置は、複数のセル
の各々に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変
調され、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符
号で拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の
止まり木チャネルを常時送信している符号分割多元接続
方式の移動通信システムにおける移動局装置であって、
通信中に周辺セルの各々の止まり木チャネルの受信レベ
ルを測定する測定手段と、該測定手段で測定した受信レ
ベルのうち、第1の所定の受信レベルを越える受信レベ
ルにおけるキャリア対雑音比を測定し、該キャリア対雑
音比が第1の所定のキャリア対雑音比よりも大きいセル
を検出する第1の検出手段と、同時通信中の複数のセル
の受信レベルのキャリア対雑音比が前記第1の所定のキ
ャリア対雑音比よりも小さい第2の所定のキャリア対雑
音比よりも小さくなったセル、または同時通信中の受信
レベルが前記第1の所定の受信レベルよりも小さい第2
の所定の受信レベルよりも小さくなったセルを検出する
第2の検出手段とを有することを要旨とする。
【0016】本発明の移動局装置は、前記測定手段とし
て、現在通信中の基地局から周辺セルの拡散符号を通知
され、この通知された拡散符号を用いて周辺セルの各々
の止まり木チャネルの受信レベルを測定する手段を有す
ることを要旨とする。
【0017】また、本発明の移動局装置は、前記第1の
検出手段によって検出されたセルを新たに接続して該セ
ルと同時通信モードに入る同時通信手段を更に有するこ
とを要旨とする。
【0018】更に、本発明の移動局装置は、前記第1の
検出手段によって検出されたセルを基地局に通知する通
知手段を更に有し、該通知を受けた基地局は当該セルを
新たに移動局に接続して該セルと同時通信モードに入ら
しめるように制御することを要旨とする。
【0019】また、本発明の移動局装置は、前記第2の
検出手段で検出されたセルに対する回線を切断する切断
手段を更に有することを要旨とする。
【0020】更に、本発明の移動局装置は、前記第2の
検出手段で検出されたセルを基地局に通知する通知手段
を更に有し、該通知を受けた基地局は当該セルに対する
回線を切断することを要旨とする。
【0021】本発明の基地局装置は、複数のセルの各々
に基地局が設けられ、各基地局は同一周波数で変調さ
れ、それぞれ異なって割り当てられた独自の拡散符号で
拡散され、送信電力制御を行わない送信電力一定の止ま
り木チャネルを常時送信している符号分割多元接続方式
の移動通信システムにおける基地局装置であって、移動
局との通信中に周辺セルの各々の止まり木チャネルの受
信レベルを移動局に測定させて、その測定結果を送信さ
せ、この送信された測定結果を受信する第1の受信手段
と、該第1の受信手段で受信した受信レベルのうち、第
1の所定の受信レベルを越える受信レベルについてキャ
リア対雑音比を移動局に測定させ、この測定されたキャ
リア対雑音比を基地局に送信させ、この送信されたキャ
リア対雑音比を受信するキャリア対雑音比受信手段と、
該キャリア対雑音比受信手段で受信したキャリア対雑音
比が第1の所定のキャリア対雑音比より大きいセルを検
出する第1の検出手段と、同時通信中の複数のセルの受
信レベルのキャリア対雑音比を移動局に測定させて、そ
の測定結果を送信させ、この送信した測定結果を受信す
る第2の受信手段と、該第2の受信手段で受信した同時
通信中の複数のセルの受信レベルのキャリア対雑音比が
前記第1の所定のキャリア対雑音比よりも小さい第2の
キャリア対雑音比より小さくなったセル、または同時通
信中の受信レベルが前記第1の所定の受信レベルよりも
小さい第2の所定の受信レベルよりも小さくなったセル
を検出する第2の検出手段とを有することを要旨とす
る。
【0022】また、本発明の基地局装置は、前記第1の
受信手段として、周辺セルの拡散符号を移動局に通知
し、移動局はこの通知された拡散符号を用いて周辺セル
の各々の止まり木チャネルの受信レベルを測定する測定
手段を有することを要旨とする。
【0023】更に、本発明の基地局装置は、前記第1の
検出手段で検出されたセルを新たに移動局に接続して同
時通信モードに入らしめる同時通信手段を更に有するこ
とを要旨とする。
【0024】本発明の基地局装置は、前記第1の検出手
段で検出されたセルを移動局に通知する通知手段を更に
有し、該通知を受けた移動局は当該セルを新たに接続し
て該セルと同時通信モードに入るように制御することを
要旨とする。
【0025】更に、本発明の基地局装置は、前記第2の
検出手段で検出されたセルに対する回線を切断する切断
手段を更に有することを要旨とする。
【0026】本発明の基地局装置は、前記第2の検出手
段で検出されたセルを移動局に通知する通知手段を更に
有し、該通知を受けた移動局は当該セルに対する回線を
切断することを要旨とする。
【0027】
【作用】本発明の移動通信ハンドオーバ方法では、移動
局は通信中に測定した周辺セルの止まり木チャネルの受
信レベルのうち、第1の所定の受信レベルを越える受信
レベルにおけるキャリア対雑音比を測定し、該キャリア
対雑音比が第1の所定のキャリア対雑音比より大きいセ
ルを新たに移動局に接続して同時通信モードに入り、同
時通信中の複数のセルの受信レベルのキャリア対雑音比
が前記第1の所定のキャリア対雑音比より小さい第2の
所定のキャリア対雑音比より小さくなった場合、または
同時通信中の受信レベルが前記第1の所定の受信レベル
よりも小さい第2の所定の受信レベルより小さくなった
場合、当該セルに対する回線を切断する。
【0028】また、本発明の移動通信ハンドオーバ方法
では、前記において、通信中の基地局から周辺セルの拡
散符号を通知され、この拡散符号を用いて周辺セルの各
々の止まり木チャネルの受信レベルを測定する。
【0029】更に、本発明の移動局装置では、通信中に
測定した周辺セルの止まり木チャネルの受信レベルのう
ち、第1の所定の受信レベルを越える受信レベルにおけ
るキャリア対雑音比を測定し、該キャリア対雑音比が第
1の所定のキャリア対雑音比よりも大きいセルを検出
し、同時通信中の複数のセルの受信レベルのキャリア対
雑音比が第1の所定のキャリア対雑音比よりも小さい第
2の所定のキャリア対雑音比よりも小さくなったセル、
または同時通信中の受信レベルが第1の所定の受信レベ
ルよりも小さい第2の所定の受信レベルよりも小さくな
ったセルを検出する。
【0030】本発明の移動局装置では、前記において、
通信中の基地局から周辺セルの拡散符号を通知され、こ
の拡散符号を用いて周辺セルの各々の止まり木チャネル
の受信レベルを測定する。
【0031】また、本発明の移動局装置では、前記第1
の検出手段によって検出されたセルを新たに接続して該
セルと同時通信モードに入る。
【0032】更に、本発明の移動局装置は、前記第1の
検出手段によって検出されたセルを基地局に通知し、該
通知を受けた基地局は当該セルを新たに移動局に接続し
て該セルと同時通信モードに入らしめるように制御す
る。
【0033】また、本発明の移動局装置では、更に、前
記第2の検出手段で検出されたセルに対する回線を切断
する。
【0034】更に、本発明の移動局装置では、前記第2
の検出手段で検出されたセルを基地局に通知し、該通知
を受けた基地局は当該セルに対する回線を切断する。
【0035】本発明の基地局装置では、移動局との通信
中に周辺セルの止まり木チャネルの受信レベルを移動局
に測定させ、その受信レベルのうち、第1の所定の受信
レベルを越える受信レベルについてキャリア対雑音比を
移動局に測定させ、このキャリア対雑音比が第1の所定
のキャリア対雑音比より大きいセルを検出し、同時通信
中の複数のセルの受信レベルのキャリア対雑音比を移動
局に測定させ、そのキャリア対雑音比が第1の所定のキ
ャリア対雑音比よりも小さい第2のキャリア対雑音比よ
り小さくなったセル、または同時通信中の受信レベルが
第1の所定の受信レベルよりも小さい第2の所定の受信
レベルよりも小さくなったセルを検出する。
【0036】また、本発明の基地局装置では、前記にお
いて、周辺セルの拡散符号を移動局に通知し、移動局は
この拡散符号を用いて周辺セルの止まり木チャネルの受
信レベルを測定する。
【0037】更に、本発明の基地局装置では、前記第1
の検出手段で検出されたセルを新たに移動局に接続して
同時通信モードに入らしめる。
【0038】本発明の基地局装置では、前記第1の検出
手段で検出されたセルを移動局に通知し、該通知を受け
た移動局は当該セルを新たに接続して該セルと同時通信
モードに入るように制御する。
【0039】更に、本発明の基地局装置では、前記第2
の検出手段で検出されたセルに対する回線を切断する。
【0040】本発明の基地局装置では、更に、前記第2
の検出手段で検出されたセルを移動局に通知し、該通知
を受けた移動局は当該セルに対する回線を切断する。
【0041】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる移動通信ハンド
オーバ方法の処理手順を示すフローチャートである。同
図に示す移動通信ハンドオーバ方法は、スペクトル拡散
符号を用いたCDMA方式の移動通信システムにおいて
移動局が現在通信中のセルから他のセルに移る場合に必
要となるハンドオーバ処理を実施するものである。
【0042】本実施例の移動通信ハンドオーバ方法で
は、通信すべきセルを選択するのに、各セルの基地局が
常時送信している止まり木チャネル、すなわち同一周波
数で変調され、それぞれ異なって割り当てられた独自の
拡散符号で拡散され、送信電力制御を行わない送信電力
一定の止まり木チャネルの受信レベルを測定し、この受
信レベルが第1の所定の受信レベルR1より大きいとい
う条件に加えて、図6に関連して説明したように各セル
から受信した止まり木チャネルの受信レベルは相互干渉
等による雑音が上乗せされて増大しているので、この相
互干渉等による雑音、具体的には他の拡散符号からの相
互相関による雑音、自己の拡散符号の繰り返し利用によ
る雑音、および熱雑音等を含む雑音を考慮し、この雑音
とキャリアとの比、すなわちキャリア対雑音比(以下、
CNRと略称する)も算出し、このCNRが第1の所定
のCNR1よりも大きいセルを選択し、このセルと同時
通信モードに入ってから、更に所定の条件のもとに先に
通信中のセルとの回線を切断し、ハンドオーバを行うよ
うになっている。
【0043】このように受信レベルに加えて、CNRも
考慮することにより、例えば図6(b)に示すように受
信レベルが同じ左右の信号においても斜線部分で示す相
互干渉等による雑音の小さな左側の信号のセルが選択さ
れることになる。すなわち、図6(b)では、斜線部分
で示す相互干渉等による雑音の小さい左側の信号のCN
Rの方が雑音の大きい右側の信号のCNRよりも大きい
ので、左側の信号のセルが選択されることになる。
【0044】図2は、図1の移動通信ハンドオーバ方法
を実施する移動局送受信部10および基地局20の構成
を示すブロック図である。移動局送受信部10は、基地
局20と通信を行うためのアンテナ11、該アンテナ1
1に送受切替器12を介して接続されている送信回路部
13および受信回路部14、該送信回路部13と受信回
路部14に接続された制御部15、および受信回路部1
4で受信した止まり木チャネルの受信レベルおよび該受
信レベルに含まれる上述した相互干渉等による雑音に相
当する干渉レベルを測定する受信レベル・干渉レベル検
出部16を有する。前記制御部15は、該受信レベル・
干渉レベル検出部16で検出された受信レベルおよび干
渉レベルに基づいて前記CNRを算出するようになって
いる。
【0045】また、前記受信レベル・干渉レベル検出部
16は、相関検出器17、レベル検出器18、および干
渉検出器19から構成されているが、この受信レベル・
干渉レベル検出器16においては、各セルの基地局から
の止まり木チャネルをアンテナ11および送受切替器1
2を介して受信回路部14で受信した出力信号が相関検
出器17に供給される。相関検出器17は、制御部15
から指示された止まり木チャネルのレベル監視用拡散符
号との相関検出を順次行い、相関検出器17で得られた
タイミングによって受信回路部14の出力信号を対応レ
ベル監視用拡散符号で逆拡散する。この逆拡散によって
得られたパワースペクトラムをレベル検出器18および
干渉検出器19に供給し、それぞれにおいて受信レベル
の測定および干渉レベルの測定が行われる。そして、こ
の得られた受信レベルおよび干渉レベルは制御部15に
供給され、制御部15において受信レベルおよび干渉レ
ベルからキャリア対雑音比、すなわちCNRが算出され
る。このCNRは後述する図1に示すフローチャートの
処理に使用され、このCNRに基づいて最適なセルが選
択されることになる。
【0046】また、図2に示す基地局20においては、
移動局送受信部10と通信を行うアンテナ21が接続さ
れている基地局増幅器26は変復調装置27に接続さ
れ、該変復調装置27は拡散装置28に接続されてい
る。また、変復調装置27には制御バスコントロール3
0、監視制御装置31、2M/1.5Mインタフェース
装置32、基地局制御装置33およびタイミング供給装
置34が接続されている。
【0047】このように構成される基地局20において
生成された止まり木チャネル用の送信データは拡散装置
28でレベル監視用拡散符号によって拡散され、更に変
復調装置27によって搬送波信号に乗せられる。そし
て、変復調装置27の変調出力信号は基地局増幅器26
によって増幅され、アンテナ21から電波として送信さ
れる。なお、図2において、基地局20は送信系の回路
構成のみ示し、受信系の回路構成は示していないが、受
信系の回路構成は通常の周知のものであるので、図示を
省略している。
【0048】次に、図1に示すフローチャートを参照し
て、移動通信ハンドオーバ方法の処理手順について説明
する。
【0049】図1において、移動局は通信中の基地局か
ら周辺セルの拡散符号を通知され、該拡散符号を用いて
周辺セルの止まり木チャネルを順次受信し、その受信レ
ベルRを測定する(ステップ110)。具体的には、前
記拡散符号で基地局からの止まり木チャネルの拡散符号
を逆拡散して、その受信レベルRを測定する。
【0050】そして、この測定した受信レベルRのう
ち、第1の所定の受信レベルR1を越える受信レベルR
のキャリア対雑音比、すなわちCNR’を測定する(ス
テップ120)。この測定したCNR’が第1の所定の
CNR1より大きいセルを新たに接続し、同時通信モー
ドに入る(ステップ130)。
【0051】以上の関係を図3を参照して説明する。図
3(a),(b),(c)は、それぞれ移動局MSがセ
ルAからセルBに移動する場合のセルと移動局との位置
的関係、受信レベル、およびCNRを示す説明図であ
る。図3(a)に示すように、基地局BSa,BSbを
それぞれ有する隣接した2つのセルA,Bのうちの一方
のセルA内に存在している移動局MSが矢印91で示す
ように点線93に沿って右方にセルAからセルBに向か
って移動しつつある場合、移動局MSが移動するにつれ
て基地局BSaおよびBSbから受信する止まり木チャ
ネルの受信レベルRは図3(b)のように変化する。す
なわち、図3(b)は縦軸に受信レベルRを示し、横軸
に前記点線93に沿った移動局MSの位置Pを示し、図
3(b)においてRaは移動局MSが基地局BSaから
受信する止まり木チャネルの受信レベルを示し、この受
信レベルRaは移動局MSが基地局BSaに最も近づい
た時に最も大きくなり、基地局BSaから離れるに従っ
て小さくなる。また、Rbは移動局MSが基地局BSb
から受信する止まり木チャネルの受信レベルを同様に示
している。
【0052】最初、セルA内に存在し、基地局BSaと
通信中の移動局MSが矢印91で示すように点線93に
沿って移動している場合、移動局MSは基地局BSaか
ら通知された周辺セルであるセルBの基地局BSbなど
から常に送信されている止まり木チャネルを受信すべく
常に探索している。移動局MSがセルAの中央付近にい
る場合には移動局MSは基地局BSbからの止まり木チ
ャネルをまだ受信することはできないが、移動局MSが
セルAの中央から離れて周辺近くの位置P10に来る
と、図3(b)のRbで示すようにセルBの基地局BS
bからの止まり木チャネルを受信可能になる。しかしな
がら、この位置P10における受信レベルRbは図3
(b)において点線で示す前記第1の所定の受信レベル
R1以下である。移動局MSが更にセルB寄りに移動
し、位置P11に至ると、セルBの基地局BSbからの
受信レベルRbが第1の所定の受信レベルR1以上にな
る。
【0053】移動局MSは、第1の所定の受信レベルR
1以上の受信レベルRbを検出すると、この受信レベル
RbのCNR’を測定する。そして、この測定したCN
R’が図3(c)に示すように第1の所定のCNR1よ
りも大きい場合には、移動局MSはこのCNR’の大き
いセルBの基地局BSbを新たに接続し、該基地局BS
bと同時通信モードに入ることになる。
【0054】図1に戻って、以上のようにして同時通信
モードに入った移動局は、同時通信中の複数のセルのC
NR”を常に測定し、そのCNR”が前記第1の所定の
CNR1よりも小さい第2の所定のCNR2よりも小さ
いか否かを判定する(ステップ140)。この結果、C
NR”が第2の所定のCNR2よりも小さくなった場合
には、このCNR”を有するセルに対する通信回線を切
断する(ステップ160)。
【0055】図3を参照して、更に具体的に説明する
と、図3において位置P11でセルBの基地局BSbが
新たに接続された場合において、移動局MSはセルAの
基地局BSaおよびセルBの基地局BSbと同時通信モ
ードにあり、セルAおよびセルBの各受信レベルのCN
R”を常に監視する。この状態で移動局MSが更に移動
すると、図3(b)に示すようにセルBからの受信レベ
ルRbは徐々に増大し、そのCNR”は大きくなるのに
対して、セルAからの受信レベルRaは徐々に低下し、
そのCNR”は小さくなる。この結果、移動局MSが位
置P12まで移動した場合に、セルAからの受信レベル
RaのCNR”が前記第2の所定のCNR2よりも小さ
くなると、このCNR”を有するセル、すなわちセルA
に対する通信回線が切断されることになる。
【0056】また、図1に戻って、ステップ140での
判定の結果、CNR”が第2の所定のCNR2よりも小
さくない場合には、ステップ150に進んで、同時通信
中のセルの受信レベルRが前記第1の所定の受信レベル
R1よりも小さい第2の所定の受信レベルR2よりも小
さいか否かを判定する。受信レベルRが第2の所定の受
信レベルR2よりも小さくない場合には、ステップ14
0に戻り、同様の処理を繰り返すが、小さい場合には、
該セルに対する回線を切断する(ステップ160)。な
お、この第2の受信レベルR2を使用した判定は、主と
して受信レベルが小さいものに対して行われるものであ
る。
【0057】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、本発明の他の実施例に係わる移動通信ハンドオーバ
方法を実施する基地局の処理手順について説明する。
【0058】図4において、基地局は通信中の移動局に
対して周辺セルの拡散符号を通知し、移動局に該拡散符
号を用いて周辺セルの止まり木チャネルを順次受信さ
せ、その受信レベルRを測定させる(ステップ21
0)。そして、この移動局で測定した受信レベルRを送
信させ、基地局で受信する(ステップ220)。基地局
は受信した受信レベルRのうち、第1の所定の受信レベ
ルR1より大きい受信レベルRのCNR’を移動局に測
定させ(ステップ230)、この測定結果を送信させ、
基地局で受信する(ステップ240)。この受信したC
NR’が第1の所定のCNR1よりも大きいセルを新た
に移動局に接続させ、同時通信モードに入る(ステップ
250)。
【0059】基地局は同時通信中のセルの受信レベルの
CNR”を移動局に測定させ、その測定結果を移動局に
送信させて、基地局で受信する(ステップ260)。基
地局は受信したCNR”が前記第2の所定のCNR2よ
りも小さいか否かを判定する(ステップ270)。この
結果、該CNR”が第2の所定のCNR2よりも小さい
場合には、このCNR”を有するセルに対する通信回線
を切断する(ステップ300)。
【0060】また、ステップ270の判定において、C
NR”が第2の所定のCNR2よりも小さくない場合
に、ステップ280に進み、同時通信中のセルの受信レ
ベルRを移動局に測定させ、該受信レベルRが前記第1
の所定の受信レベルR1よりも小さい第2の所定の受信
レベルR2よりも小さいか否かを判定する(ステップ2
90)。そして、該受信レベルRが第2の所定の受信レ
ベルR2よりも小さくない場合には、ステップ260に
戻り、同様の処理を繰り返すが、小さい場合には、該セ
ルに対する回線を切断する(ステップ300)。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信中の周辺セルの止まり木チャネルの受信レベルが第
1の所定の受信レベルを越える受信レベルにおけるキャ
リア対雑音比を測定し、該キャリア対雑音比が第1の所
定のキャリア対雑音比より大きいセルを新たに移動局に
接続して同時通信モードに入り、同時通信中の複数のセ
ルの受信レベルのキャリア対雑音比が前記第1の所定の
キャリア対雑音比より小さい第2の所定のキャリア対雑
音比より小さくなったセルを検出し、当該セルに対する
回線を切断するので、干渉レベルが大きくて受信レベル
が大きく見えるにも関わらず通信品質の悪いセルを選択
することがなく、通信品質の良好なセルをハンドオーバ
時に選択することができるとともに、また第1および第
2の所定のキャリア対雑音比に差を設けているため、ハ
ンドオーバのばたつきを抑えることができる。
【0062】また、本発明によれば、基地局の制御のも
とに移動局に周辺セルの止まり木チャネルの受信レベル
を測定させ、第1の所定の受信レベルを越える受信レベ
ルについてキャリア対雑音比を移動局に測定させ、この
キャリア対雑音比が第1の所定のキャリア対雑音比より
大きいセルを移動局に接続し、同時通信中の複数のセル
の受信レベルのキャリア対雑音比を移動局に測定させ、
そのキャリア対雑音比が第1の所定のキャリア対雑音比
よりも小さい第2のキャリア対雑音比より小さくなった
セルを検出し、当該セルに対する回線を切断するので、
干渉レベルが大きくて受信レベルが大きく見えるにも関
わらず通信品質の悪いセルを選択することがなく、通信
品質の良好なセルを選択することができるとともに、第
1および第2の所定のキャリア対雑音比に差を設けてい
るため、ハンドオーバのばたつきを抑えることができる
上に、更に基地局の制御によりハンドオーバを行ってい
るため、移動局における制御、判定、記憶等の処理を基
地局が共通的に行うことができ、移動局の構成および処
理を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる移動通信ハンドオー
バ方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】図1の移動通信ハンドオーバ方法を実施する移
動局および基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】移動局がセルAからセルBに移動する場合のセ
ルと移動局との位置的関係、受信レベル、およびレベル
差を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施例に係わる移動通信ハンドオ
ーバ方法を実施する基地局の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】CDMA方式移動通信システムのサービスエリ
ア内を構成する複数のセルと該複数のセル内を移動する
移動局の関係を示す説明図である。
【図6】受信レベルに含まれる干渉レベル等の雑音を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 移動局送受信部 12 送受切替器 13 送信回路部 14 受信回路部 15 制御部 20 基地局 21 アンテナ 26 基地局増幅器 27 変復調装置 28 拡散装置 30 制御バスコントロール 31 監視制御装置 32 2M/1.5Mインタフェース装置 33 基地局制御装置 34 タイミング供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/28 H04J 13/00 F H04Q 7/04 K

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なって割
    り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御
    を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
    している符号分割多元接続方式の移動通信システムにお
    ける移動通信ハンドオーバ方法であって、 移動局は通信中に周辺セルの各々の止まり木チャネルの
    受信レベルを測定し、 該受信レベルのうち、第1の所定の受信レベルを越える
    受信レベルにおけるキャリア対雑音比を測定し、該キャ
    リア対雑音比が第1の所定のキャリア対雑音比より大き
    いセルを新たに移動局に接続して同時通信モードに入
    り、 移動局における同時通信中の複数のセルの受信レベルの
    キャリア対雑音比が前記第1の所定のキャリア対雑音比
    より小さい第2の所定のキャリア対雑音比より小さくな
    った場合、または通信中の受信レベルが前記第1の所定
    の受信レベルよりも小さい第2の所定の受信レベルより
    小さくなった場合、当該セルに対する回線を切断するこ
    とを特徴とする移動通信ハンドオーバ方法。
  2. 【請求項2】 前記受信レベルを測定するステップは、
    現在通信中の基地局から周辺セルの拡散符号を通知さ
    れ、この通知された拡散符号を用いて周辺セルの各々の
    止まり木チャネルの受信レベルを測定することを特徴と
    する請求項1記載の移動通信ハンドオーバ方法。
  3. 【請求項3】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なって割
    り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御
    を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
    している符号分割多元接続方式の移動通信システムにお
    ける移動局装置であって、 通信中に周辺セルの各々の止まり木チャネルの受信レベ
    ルを測定する測定手段と、 該測定手段で測定した受信レベルのうち、第1の所定の
    受信レベルを越える受信レベルにおけるキャリア対雑音
    比を測定し、該キャリア対雑音比が第1の所定のキャリ
    ア対雑音比よりも大きいセルを検出する第1の検出手段
    と、 同時通信中の複数のセルの受信レベルのキャリア対雑音
    比が前記第1の所定のキャリア対雑音比よりも小さい第
    2の所定のキャリア対雑音比よりも小さくなったセル、
    または同時通信中の受信レベルが前記第1の所定の受信
    レベルよりも小さい第2の所定の受信レベルよりも小さ
    くなったセルを検出する第2の検出手段とを有すること
    を特徴とする移動局装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段は、現在通信中の基地局か
    ら周辺セルの拡散符号を通知され、この通知された拡散
    符号を用いて周辺セルの各々の止まり木チャネルの受信
    レベルを測定する手段を有することを特徴とする請求項
    3記載の移動局装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の検出手段によって検出された
    セルを新たに接続して該セルと同時通信モードに入る同
    時通信手段を更に有することを特徴とする請求項3記載
    の移動局装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の検出手段によって検出された
    セルを基地局に通知する通知手段を更に有し、該通知を
    受けた基地局は当該セルを新たに移動局に接続して該セ
    ルと同時通信モードに入らしめるように制御することを
    特徴とする請求項3記載の移動局装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の検出手段で検出されたセルに
    対する回線を切断する切断手段を更に有することを特徴
    とする請求項3記載の移動局装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の検出手段で検出されたセルを
    基地局に通知する通知手段を更に有し、該通知を受けた
    基地局は当該セルに対する回線を切断することを特徴と
    する請求項3記載の移動局装置。
  9. 【請求項9】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は同一周波数で変調され、それぞれ異なって割
    り当てられた独自の拡散符号で拡散され、送信電力制御
    を行わない送信電力一定の止まり木チャネルを常時送信
    している符号分割多元接続方式の移動通信システムにお
    ける基地局装置であって、 移動局との通信中に周辺セルの各々の止まり木チャネル
    の受信レベルを移動局に測定させて、その測定結果を送
    信させ、この送信された測定結果を受信する第1の受信
    手段と、 該第1の受信手段で受信した受信レベルのうち、第1の
    所定の受信レベルを越える受信レベルについてキャリア
    対雑音比を移動局に測定させ、この測定されたキャリア
    対雑音比を基地局に送信させ、この送信されたキャリア
    対雑音比を受信するキャリア対雑音比受信手段と、 該キャリア対雑音比受信手段で受信したキャリア対雑音
    比が第1の所定のキャリア対雑音比より大きいセルを検
    出する第1の検出手段と、同時通信中の複数のセルの受
    信レベルのキャリア対雑音比を移動局に測定させて、そ
    の測定結果を送信させ、この送信した測定結果を受信す
    る第2の受信手段と、 該第2の受信手段で受信した同時通信中の複数のセルの
    受信レベルのキャリア対雑音比が前記第1の所定のキャ
    リア対雑音比よりも小さい第2のキャリア対雑音比より
    小さくなったセル、または同時通信中の受信レベルが前
    記第1の所定の受信レベルよりも小さい第2の所定の受
    信レベルよりも小さくなったセルを検出する第2の検出
    手段とを有することを特徴とする基地局装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の受信手段は、周辺セルの拡
    散符号を移動局に通知し、移動局はこの通知された拡散
    符号を用いて周辺セルの各々の止まり木チャネルの受信
    レベルを測定する測定手段を有することを特徴とする請
    求項7記載の基地局装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の検出手段で検出されたセル
    を新たに移動局に接続して同時通信モードに入らしめる
    同時通信手段を更に有することを特徴とする請求項9記
    載の基地局装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の検出手段で検出されたセル
    を移動局に通知する通知手段を更に有し、該通知を受け
    た移動局は当該セルを新たに接続して該セルと同時通信
    モードに入るように制御することを特徴とする請求項9
    記載の基地局装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の検出手段で検出されたセル
    に対する回線を切断する切断手段を更に有することを特
    徴とする請求項9記載の基地局装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の検出手段で検出されたセル
    を移動局に通知する通知手段を更に有し、該通知を受け
    た移動局は当該セルに対する回線を切断することを特徴
    とする請求項9記載の基地局装置。
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