JPH07297968A - ファクシミリ受信機 - Google Patents

ファクシミリ受信機

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JPH07297968A
JPH07297968A JP6091385A JP9138594A JPH07297968A JP H07297968 A JPH07297968 A JP H07297968A JP 6091385 A JP6091385 A JP 6091385A JP 9138594 A JP9138594 A JP 9138594A JP H07297968 A JPH07297968 A JP H07297968A
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Tsutomu Harada
勉 原田
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Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相信号を用いることなくFAX放送のS/
N比を簡便に判定する。 【構成】 画像信号に含まれる白信号と黒信号の割合か
ら、又は、画像信号の平均レベル(白レベル)の値から、
受信した天気図の画像信号にどの程度のノイズが含まれ
ているかにより画質をチェックし、この画質に基づき、
もしくはこの画質と受信信号の強度とに基づき、受信放
送のS/N比を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天気図等の気象図を描
くファクシミリ信号を短波帯で送信する気象FAX放送
を受信する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】気象FAXを短波帯で送信する場合、時
間帯によって刻々と変わる伝播状況の中で良好な受信を
確保するために、同じ送信内容を異なる複数の送信周波
数で同時に送信しており、受信側では、受信状態の最も
良い放送を選択して受信するようにしている。受信状態
の良い放送を選択するには、従来、受信周波数のスキャ
ンにより、電界強度の最も高いファクシミリ放送を自動
選局している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、強力な
妨害電波や雑音を受けている場合でも、電界強度さえ高
ければ、受信状態が良いと判定され、そのFAX放送を
継続して受信するため、雑音が混入している場合には受
信画像が大きく乱れてしまう。
【0004】従って、気象FAX放送を良好に受信する
には、S/N比の良いものを選ぶ必要がある。これを行
うものに例えば特開平5−153306の「FAX受信
装置」がある。気象FAX放送で送信される天気図の画
像データは、背景(無表示)に対する白信号(FSK規格
では2300Hz)と、等圧線や天気マーク等を示す黒
信号(同規格で1500Hz)とからなるが、送信側の原
稿と受信側での記録画との相対位置を一致させるため
に、画像データの送信に先立ち、1ライン中に5%の白
信号と95%の黒信号を持つ“白位相信号”が付加して
送信され、又、“黒位相信号”として各ラインの頭に5
%の黒信号が付加される。このように、白位相信号の頭
の5%と、各ラインの頭の5%とにはそれぞれ白信号、
黒信号が含まれるが、S/N比が劣化すると、白信号で
あるべき所に黒信号が含まれ、又、黒信号であるべき所
に白信号が含まれることになる。そこで、この「FAX
受信装置」では、反転したデータの数をカウントし、そ
のカウント値からS/N比を判定している。
【0005】しかしながら、上記の白,黒の位相信号を
付加せずに送信する放送局があり、その場合には上述し
たS/N比の判定が行えないといった課題があった。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、位相信号を用いることなく気象F
AX放送のS/N比を簡便に判定できるファクシミリ受
信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1のタイプのファクシ
ミリ受信機は、図1に示すように、気象図のファクシミ
リ信号を送信する気象FAX放送を受信する受信部(A)
と、前記受信部(A)での受信周波数をスキャンさせるス
キャン回路(B)と、受信部(A)で検波された低周波信号
を、周波数/電圧変換するF/Vコンバータ(C)と、F
/Vコンバータ(C)よりの画像信号に基づき画像を表示
出力する表示出力手段(D)とを備えるファクシミリ受信
機において、F/Vコンバータ(C)よりの画像信号のレ
ベル、又は該画像信号に含まれる白信号/黒信号の構成
を検出する画質チェック手段(E)と、画質チェック手段
(E)によるチェック内容に基づき、受信した放送のS/
N比を判定し、当該放送のS/N比が不良の場合、別の
周波数の放送を受信すべく、スキャン回路(B)にスキャ
ン信号を送出するS/N比判定手段(F)とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】第2のタイプのファクシミリ受信器は、図
2に示すように、気象図のファクシミリ信号を送信する
気象FAX放送を受信する受信部(A)と、前記受信部
(A)での受信周波数をスキャンさせるスキャン回路(B)
と、受信部(A)で検波された低周波信号を周波数/電圧
変換するF/Vコンバータ(C)と、F/Vコンバータ
(C)よりの画像信号に基づき画像を表示出力する表示出
力手段(D)とを備えるファクシミリ受信機において、F
/Vコンバータ(C)よりの画像信号のレベル、又は該画
像信号に含まれる白信号/黒信号の構成を検出する画質
チェック手段(E)と、受信した放送の信号強度を検出す
る信号強度検出手段(G)と、画質チェック手段(E)によ
るチェック内容および、信号強度検出手段(G)による信
号強度に基づき、受信した放送のS/N比を判定し、当
該放送のS/N比が不良の場合、別の周波数の放送を受
信すべく、スキャン回路(B)にスキャン信号を送出する
S/N比判定手段(F)とを備えたことを特徴とする。
【0009】第3のタイプのファクシミリ受信機は、図
3に示すように、気象図のファクシミリ信号を送信する
気象FAX放送を受信する受信部(A)と、前記受信部
(A)での受信周波数をスキャンさせるスキャン回路(B)
と、受信部(A)で検波された低周波信号を周波数/電圧
変換するF/Vコンバータ(C)からなる受信回路(I)
と、F/Vコンバータ(C)よりの画像信号に基づき画像
出力する表示出力手段(D)とを備えるファクシミリ受信
機において、前記受信回路(I)とは別に、受信部(A')、
スキャン回路(B')、F/Vコンバータ(C')からなる受
信回路(II)を備えると共に、F/Vコンバータ(C')よ
りの画像信号のレベル、又は該画像信号に含まれる白信
号/黒信号の構成を検出する画質チェック手段(E)、お
よび/又は、受信した放送の信号強度を検出する信号強
度検出手段(G)を備え、スキャン回路(B')により、受
信部(A)の受信周波数をスキャンして次々と放送を受信
した時に、画質チェック手段(E)によるチェック内容、
および/又は、信号強度検出手段(G)による信号強度に
基づき、S/N比の最良の放送を判定し、該放送の受信
周波数を上記スキャン回路(B)に送出することを特徴と
する。
【0010】
【作用】気象FAX放送で送信される画像信号の殆ど
が、背景を示す白信号であり(80%以上が白信号であ
り、等圧線等の描画用の黒信号は僅かである)、又、画
像信号を送信しない時でも白信号のみを連続送信してい
る。このような送信画像に、ノイズが含まれると、受信
した画像信号における黒信号の含有率が高くなり、逆に
白信号の含有率が低下することになる。従って白信号の
含有率が所定量よりも低くなれば、受信しているFAX
放送のS/N比が低下していると判定することができ
る。又、受信機にて、画像信号における白信号を例えば
5.7Vに、黒信号を0Vに復調するのであれば、その
画像信号の平均レベルは、ほぼ5.7Vに近い値(それ
故、白レベルと称す)を示す。従ってこの白レベルの値
からも受信しているFAX放送のS/N比を判定するこ
とができる。
【0011】そこで請求項1では、画質チェック手段
(E)によって、画像信号の平均レベル(白レベル)また
は、白信号/黒信号の構成から画質をチェックし、その
画質に基づき、受信放送のS/N比をS/N比判定手段
(F)によって判定するファクシミリ受信機を請求する。
【0012】請求項2では、画質と、受信放送の信号強
度に基づき、S/N比をS/N比判定手段(F)によって
判定するファクシミリ受信機を請求している。
【0013】画質と、受信放送の信号強度との2要素か
らS/N比を判定する手法として、請求項3では、S/
N比判定手段(F)は、信号強度検出手段(G)で検出した
信号強度が不良であっても、画質チェック手段(E)によ
って画質良と判定されれば、前記信号強度を良と判定
し、その良と判定した個数からS/N比を判定してお
り、又、請求項4では、S/N比判定手段(F)は、信号
強度検出手段(G)で検出した信号強度および画質チェッ
ク手段(E)によって判定された画質にそれぞれ対応する
評価値を設定し、両評価値の合計値からS/N比を判定
している。
【0014】上記2つのタイプの受信機では、描画中の
放送のS/N比が低下すれば、受信周波数をスキャンさ
せて、他にS/N比の良い放送がないかを調べるため
に、その間、描画データが途切れてしまう。この不具合
を解消するために、請求項5では、画像出力用の受信回
路(I)とは別に、受信周波数のスキャン専用の受信回路
(II)を備えた受信機を請求する。
【0015】
【実施例】図4は、本第1発明および第2発明に基づく
受信機の一実施例を示す制御ブロック図である。ここで
は、短波受信機として一般的に用いられるダブルスーパ
ーヘテロダイン方式のものを示している。1は、短波用
の受信アンテナであり、2は、受信アンテナ1よりの受
信信号(気象ファックス放送では周波数変調の一種であ
るF3c信号)と、第1局部発振回路であるVCO・PL
L回路3よりの発振信号とを混合する第1ミキサーであ
る。このVCO・PLL回路3の構成を図5に基づき説
明する。
【0016】この回路3は、入力電圧に応じた周波数の
信号を発振するVCO(voltage controlled oscilator)
31と、PLL(phase locked loop)回路を構成する分
周器32および位相比較器33と、水晶発振器34とか
らなる。水晶発振器34は例えば60KHzを発振し、
分周器32の分周比を1000とすると、VCO31が
60MHzを発振している場合、位相比較器33におい
て、分周機32から送出される位相比較信号は60MH
z×1/1000=60KHzとなり、水晶発振器34
よりの発振周波数と同じであるため、位相比較信器33
は、この状態でVCO31の発振周波数をロックする。
次に、分周器32の分周比を1010にすると、この時
の位相比較信号は、60MHz×1/1010=60.
6KHzとなり、水晶発振器34よりの発振周波数60
KHzより高いため、この位相比較器33から、VCO
31の発振周波数を高める制御信号が出力される。これ
により、VCO31の発振周波数が高められ、今、6
0.6MHzとなった時、この時の位相比較信号は、6
0.6MHz×1/1010=60KHzとなり、水晶
発振器34よりの発振周波数と同じとなるため、位相比
較器33は、VCO31の発振周波数を60.6MHz
でロックする。このように、水晶発振器34の発振周波
数が1周波であっても、分周器32での分周比を変える
ことでVCO31の発振周波数を安定的に変化させるこ
とができる。尚、このVCO−PLL回路の詳細につい
ては本願出願人による特許公報(62−58586)の
「ファクシミリ受信機」に開示している。
【0017】図4に戻り、4は、50MHzのフィルタ
である。第1ミキサー2で周波数変換された信号の内、
50MHzの信号のみがこのフィルタ4を通過するた
め、受信周波数をfx、VCO・PLL回路3の発振周
波数を60MHzとすると、60−fx=50より、こ
の時の受信周波数fxは10MHzである。又、VCO
・PLL回路3の発振周波数を60.6MHzとする
と、60.6−fx=50より、この時の受信周波数fx
は10.6MHzとなる。このようにVCO・PLL回
路3の発振周波数を変えることにより、受信周波数fx
を変えることができる。尚、VCO・PLL回路3の発
振周波数が60MHzの時、周波数110MHzの送信
信号も周波数変換により50MHzとなり、フィルタ4
を通過して混信が生じるため、第1ミキサー2の入口に
は、受信周波数帯域の信号のみを通過させる帯域フィル
タが設けられる。
【0018】5は、第2ミキサーであり、フィルタ4よ
りの50MHzの受信信号と第2局部発振回路6よりの
49.545MHzの信号とを混合することにより、そ
れらの差周波数である455KHzの信号に変換され
る。7および9は、455KHzの中間周波数の信号を
増幅する中間周波増幅回路であり、8は、両増幅回路
7,9の間に挿入される455KHzのフィルタであ
る。
【0019】前述したF3c形態の信号では、送信周波
数fxに対して、天気図の背景色である白信号として、
fx+400Hz、天気マーク等の描画用の黒信号とし
てfx−400Hzとして周波数変調されており、それ
を復調するための検波回路が、第3ミキサー10および
456.9KHzの局部発振回路11である。第3ミキ
サー10の入力信号の周波数は、fx±400Hz(但し
fxは周波数変換により、455KHzである)であり、
この信号が第3ミキサー10で更に周波数変換されるこ
とにより、1.9KHz±400Hz、つまり、白信号
の2300Hzおよび黒信号の1500Hzを含む画像
信号が得られる。
【0020】12は、後段の中間周波増幅回路9よりの
信号強度を示す信号を10ビットでデジタル変換するA
/Dコンバータである。13は、検波された低周波信号
を、電圧信号に変換するF/Vコンバータであり、図6
に示すように、黒信号の1500Hzを0Vに、白信号
の2300Hzを5.7Vに、そして、1500Hzな
いし2300Hzの間でリニアに変換する。
【0021】ここで、無表示の白信号に対して5.7V
とし、表示用の黒信号を、5.7Vの相対差を持つ0V
としており、この5.7V値が変動した場合、黒信号は
その相対差に応じて変化する。描画のためにはそれらの
電圧値を反転する方が都合良い。この反転を行うのが差
動アンプ14および、F/Vコンバータ13の出力電圧
のピークを保持するピークホールド回路15である。
【0022】図7は、F/Vコンバータ13で得られた
画像信号Vsを示している。ここで示した画像信号は、
(白)(中間色淡)(中間色濃)(黒)の4階調に対応する4段
階の電圧値を持つ。かかる画像信号Vsを差動アンプの
“−”入力部に入力し、同差動アンプ14の“+”入力
部には、基準電圧として、ピークホールド回路15でホ
ールドされた5.7Vのピーク電圧を印加する。ここ
で、基準電圧として固定の5.7Vを採用しないのは、
このピーク電圧自身が変動するためである。この回路構
成により、差動アンプ14からは図7の下図に示したよ
うに、黒信号に5.7V、白信号に0Vが与えられた画
像信号Vs'が出力される。16は、この4階調の画像信
号Vs'を、3ビットのデジタル画像データに変換するA
/Dコンバータであり、17は、前記画像信号Vs'を白
と黒のデータ(2ビット)に2値化するコンパレータであ
る。
【0023】18は、CPUであり、上述した10ビッ
トの信号強度、3ビットの画像データおよび2ビツトの
白黒データを取り込み、内部のROMIまたはROMII
に格納されたプログラムに従って図8および図9のフロ
ーを実行し、受信周波数のスキャンの際には、受信部R
XのVCO・PLL回路3に周波数データ(前述したよ
うに分周比)を送出する。
【0024】19は、受信周波数や種々の受信モードを
設定入力するためのキーボードであり、20は、受信周
波数や設定データを表示するLCD表示器であり、21
は、天気図を描画するプリンタである。
【0025】まず、本第1発明(白黒データからS/N
比を判定)に係わる受信機の制御動作を図8のフローチ
ャートに従って説明する。尚、今回受信する気象FAX
放送は、周波数f1ないしf5の5波で同時送信されてい
るものとする。ステップS1では、5波ある候補局の中
から例えば周波数f1の局を受信すべく、その周波数f1
を受信部RXのVCO・PLL回路3にセットする。受
信周波数f1の局の受信信号は、上述したように、第3
ミキサー10から1500ないし2300Hzの低周波
信号として出力され、その低周波信号は、F/Vコンバ
ータ13によって、0ないし5.7Vの画像信号Vsに変
換される。その画像信号Vsは、差動アンプ14によっ
て電圧を反転した画像信号Vs'に変換される。この画像
信号Vs'は、コンパレータ17によって、白か黒かのデ
ータに変換されてCPU18に取り込まれる。
【0026】ステップS2では、CPU18は、その白
黒データを1mS毎に1秒間にわたって1000回サン
プリングし、その内、黒データのみをカウントする。
【0027】ステップS3では、候補局全部をスキャン
したかが判定され、候補局全部がスキャンされるまで上
述のステップS1ないしS3を巡回することで、他の周
波数f2ないしf5の局に対して同様に黒データをカウン
トする。
【0028】ステップS4では、選択候補局の中で黒デ
ータのカウント値の最も少なかった局の周波数を受信部
RXにセットする。これにより、ステップS5にて、そ
の局に対してA/Dコンバータ16より得られる3ビッ
トの画像データに基づきプリンタ21に出力し、気象図
の描画を開始させる。
【0029】この描画に並行してステップS6では、現
在受信中の局の画像信号Vs'に対してコンパレータ17
から、再度、1mS毎に白黒データをサンプリングし、
ステップS7ではサンプリングしたデータの内、白デー
タをカウントする。このステップS7が画質チェック手
段に相当する。
【0030】ステップS8では、1秒間(つまり100
0回)データをサンプリングしたかを判定し、そのデー
タ取り込みが終了するまで、ステップS5ないしS8を
巡回し、規定のデータサンプリングが済めば、ステップ
S9にて、白データに対するカウント値が750個以下
かを判定する。カウント値が750個を上回っている時
は、ノイズの混入がなく、現在受信中の放送のS/N比
は良好と判定し、ステップS5に戻ることにより、現在
受信中の放送のS/N比の監視を継続するが、カウント
値が750個以下の場合は、ノイズが混入してS/N比
が良くないと判定し、ステップS1に戻ることにより、
上述したフローに基づき、残りの局に対してS/N比の
良い局を選択する。
【0031】上述のフローでは、白データと黒データと
の割合から受信放送のS/N比較を判定したが、次に白
黒データと受信放送の信号(電界)強度とに基づきS/N
比を判定する本第2発明に係わる受信機の制御動作を図
9のフローチャートに従って説明する。
【0032】ステップS11にて、5波の候補局の中か
ら1局の周波数を受信部RXにセットし、ステップS1
2にて、A/Dコンバータ12より供給される10ビツ
トの信号強度を取り込む。ステップS13では、その局
の受信信号に対して白黒データを1mS毎に1秒間にわ
たって1000回サンプリングし、その内、黒データの
みをカウントする。この処理が5つの局に対して行なう
と、ステップS14からステップS15に進み、黒デー
タのカウント値が250以上の局を、選択候補から除外
し、そしてステップS16にて、残った選択候補局の中
で信号強度の最も強かった局を、受信部RXにセット
し、その局を受信する。ステップS17にて、その受信
信号に基づき描画を開始する。
【0033】ステップS18では、1mS毎に1秒間(10
00回)、信号強度および白黒データを取り込む。ここで
10ビットの信号強度は、210通りの大きさをもつが、
CPU18内では、0ないし9の10段階に分類する。
ステップS19にて、その内、白データのみカウントす
る。そのカウント値が750以上なら(ノイズの混入が
少ないこと)、ステップS20にて、(3)以下の信号強
度を(9)に書き替える。つまり、信号強度が不良(3以
下)であってもノイズの混入が無ければ、良好に受信可
能なため、この時の信号強度を良好であるとみなしてい
る。このようにして2分間にわたって120回データを
取り込むと、ステップS21からステップS22に進
み、信号強度が3以下の不良データ(信号強度が低くか
つノイズの混入があったデータ)をカウントし、ステッ
プS23にて、そのカウント値が60以上の場合に、受
信信号のS/N比が良く無いと判定し、ステップS1に
戻ることにより別の局を選出する。
【0034】図10は、本第3発明および第4発明に基
づく受信機の一実施例を示す制御ブロック図である。図
4と異なるのは、ピークホールド回路15に替えて平均
化回路22を用い、又、コンパレータ17に替えてA/
Dコンバータ23を用い、そのA/Dコンバータ23
は、平均化回路22よりの出力電圧を取り込んでいる。
【0035】ピークホールド回路15は、図7に示した
画像信号Vsのピーク電圧を検出したが、この平均化回
路22は、その画像信号Vsの平均レベル(白レベル)Ve
を検出する。先にも述べたように、画像信号Vsの大半
は5.7Vの白信号であるため、その白レベルVeは、
5.7Vに接近しているが、ノイズ混入等により黒信号
が多く含まれると、その白レベルVeは低下する。従っ
てこの白レベルVeの低下の程度から受信中の放送のS
/N比を判定することができる。その白レベルVeは、
A/Dコンバータ23により、10ビットの白レベルデ
ータ(210通りの大きさを持つ)に変換され、CPU18
に取り込まれる。
【0036】又、前記白レベルVeは5.7Vに近接した
値を持っているので、この信号を、差動アンプ14の+
入力部に基準電圧として採用することができ、これによ
り、ピークホールド回路15を省いている。CPU18
には、図11および図12のフローを実行するためのプ
ログラムをそれぞれ格納するROMIII、ROMIVを備
える。
【0037】第3発明(白レベルからS/N比を判定)に
係わる受信機の制御動作を図11に従って述べる。ステ
ップS31では、候補局の中から1局の周波数f1を受
信部RXにセットする。これにより、F/Vコンバータ
13から得られる画像信号Vsは、平均化回路22によ
って平均化され、白レベルVeが得られる。
【0038】ステップS32では、この白レベルVe
は、A/Dコンバータ23によって10ビットの白レベ
ルデータとしてCPU18に取り込まれる。このように
して候補局全部をスキャンすれば、ステップS33から
ステップS34に進み、候補局の中で白レベルの最も高
かったの周波数を受信部RXにセットする。
【0039】これにより、ステップS35にて、その局
に対してA/Dコンバータ16より得られる3ビットの
画像データに基づきプリンタ21に出力し、天気図の描
画を開始する。
【0040】この描画に並行してステップS36では、
現在受信中の局に対して1秒毎に、A/Dコンバータ2
3より、白レベルデータを取り込み、2分間にわたって
計120回データを取り込めば、ステップS37からス
テップS38に進み、120個の白レベルデータの内、
基準値として5.2V以下のデータを不良データとして
カウント、そのカウント値が60以下の場合は現在受信
中の局はS/N比は良好であると判定し、ステップS3
5に戻ることにより、その局に対して継続して不良デー
タのカウントを行う。このステップS38が画質チェッ
ク手段に相当する。一方、そのカウント値が60以上で
あれば、S/N比が良くないとして、ステップS31に
戻ることで、別の局の中からS/N比の良い局を選択す
る。
【0041】第1発明の図8(白データのカウント値か
らS/N比を判定)と、第3発明の図11(白レベル値の
からS/N比を判定)とを比較すると、図8では、白黒
のデータを1mS毎にサンプリングするため、CPU1
8の負担が増すのに対して、図11では1秒毎のサンプ
リングで済むためその負担が軽減される。
【0042】図11のフローでは、白レベルの大きさか
ら受信放送のS/N比較を判定したが、次に、白レベル
の大きさと受信放送の信号(電界)強度とに基づきS/N
比を判定する本第4発明に係わる制御を図12のフロー
チャートに従って説明する。
【0043】ステップS41にて、候補局の中から1局
の周波数を受信部RXにセットし、ステップS42に
て、A/Dコンバータ12より供給される10ビツトの
信号強度およびA/Dコンバータ23よりの白レベルデ
ータを取り込む。このような処理が候補局全部に対して
終了すれば、ステップS43からステップS45に進
み、白レベルが規定値(5.6Vないし5.8V)外の局を
選択候補から除外し、ステップS45にて、残った選択
候補局の中で信号強度の最も強かった局を、受信部RX
にセットし、ステップS46では、その局で受信した画
像信号に基づき描画を開始する。
【0044】ステップS47では、1秒毎に、信号強度
(0ないし9)および白レベルを取り込む。ステップS4
8では、白レベルが規定値内ならば、(3)以下の信号強
度を(9)に書き替える。このような処理を2分間にわた
って120回行うと、ステップS49からステップS5
0に進み、信号強度が3以下のデータを不良データ(信
号強度が低くかつノイズの混入があったデータ)として
カウントし、ステップS51にて、そのカウント値が6
0以下の場合は受信信号のS/N比が良好と判定してス
テップS46に戻ることにより、引き続きS/N比を監
視するが、カウント値が60以上の場合に、受信信号の
S/N比が良く無いと判定し、ステップS1に戻ること
により、別の局を選出する。
【0045】以上の各受信機では、現在描画中の局のS
/N比が低下すれば、別の局の選出を行うが、その選出
している間、描画が休止するため、完成した天気図には
数ライン分の描画が欠けてしまう。この不具合を解消し
た受信機を以下に述べる。
【0046】図13は、本第5発明ないし第7発明に係
わる受信機の一実施例を示す制御ブロック図であり、図
4および図10と対応する要素には共通の符号を付して
いる。この図13では受信部RXを2基(I、II)備えて
おり、いずれも図4または図10で示した受信部RXと
同じものである。第1の受信部RX−Iに係わる回路構
成としては、図4のA/Dコンパレータ12およびコン
パレータ17を省いたものであり、又、第2の受信部R
X−IIに係わる回路構成としては、図4の差動アンプ1
4、ピークホールド回路15およびA/Dコンパレータ
16を省いたものである。但し、CPU18は、両回路
構成で共通であり、内部には、図14、図15、図16
の制御をなすプログラムをそれぞれ格納するROMV、
ROMVI、ROMVIIを備える。
【0047】まず、本第5発明(信号強度からS/N比
判定)に係わる受信機の制御動作を図14のフローチャ
ートに従って述べる。ステップS61にて候補局の中か
ら1局の周波数を受信部RX−IIにセットし、ステップ
S62にてその局の信号強度をA/Dコンバータ12'
より取り込む。このようにして信号強度の検出を全候補
局に対して行うと、ステップS63からステップS64
へと進み、受信した局の中で信号強度の最も高かった局
の周波数を受信部RX−Iにセットする。
【0048】この後は、ステップS65にて、受信部R
X−Iにセットした局の受信画像に従ってプリンタ21
に描画出力し、他にS/N比の良好な局が検出されるま
で、この描画を継続する。
【0049】ステップS65での描画動作と並行して、
ステップS68にて、信号強度の最強の局を除く残りの
候補局の中から1局の周波数を第2の受信部RX−IIに
セットする。そしてステップS69では、その局の信号
強度をA/Dコンバータ12'より取り込む。このよう
にして残りの候補局に対して信号強度を検出すれば、ス
テップS70からステップS71に進み、残りの候補局
の中で最大の信号強度S2を検出する。ステップS72
では、第1の受信部RX−Iで現在描画中の局の信号強
度をA/Dコンバータ12より取り込み、ステップS7
3でS1<S2であるか、つまり、現在受信し描画中の局
より、他にS/N比の良好な局があるかを判定し、無け
れば、ステップS73からステップS68に戻ること
で、残りの候補局の信号強度の検出を行うが、他にS/
N比の良好な局があれば、ステップS74にて、その局
の周波数を第1の受信部RX−Iにセットする。
【0050】これにより、第1の受信部RX−Iでは、
ステップS66からステップS67に進み、最良のS/
N比の局の周波数をセットする。このように、現在描画
中の局よりもS/N比の良い放送があれば、その都度、
その放送に切り替えるので常にS/N比の最良の局を受
信できる。
【0051】次に本第6発明(白黒データからS/N比
判定)に係わる受信機の制御動作を図15のフローチャ
ートに従って述べる。ステップS81にて候補局の中か
ら1局の周波数を受信部RX−IIにセットし、ステップ
S82にてその局に対して、コンパレータ17'から、
白黒データを1mS毎に1秒間サンプリングして、黒デ
ータのみをカウントする。このようにして黒データのカ
ウントを全候補局に対して行うと、ステップS83から
ステップS84へと進み、受信した局の中で黒データの
カウント値の最少の局の周波数を受信部RX−Iにセッ
トする。
【0052】この後は、ステップS85にて、受信部R
X−Iにセットした局の受信画像に従ってプリンタ21
に描画出力し、他にS/N比の良好な局が検出されるま
でこの描画を継続する。
【0053】ステップS85での描画動作と並行して、
ステップS88にて、信号強度の最強の局を除く残りの
候補局の中から1局の周波数を第2の受信部RX−IIに
セットする。そしてステップS89では、コンパレータ
17'より、白黒データを1mS毎に1秒間サンプリング
して黒データのみカウントする。このようにして残りの
候補局に対して黒データをカウントすれば、ステップS
90からステップS91に進み、残りの候補局の中で黒
データの最少カウント値n2を検出する。ステップS9
2では、第1の受信部RX−Iで現在描画中の局の周波
数を受信部RX−IIにセットして、その局の黒データを
に対するの黒データのカウント値n1を検出し、ステッ
プS93でn1>n2であるか、つまり、現在受信し描画
中の局より、他にS/N比の良好な局があるかを判定
し、無ければ、ステップS93からステップS88に戻
ることで、残りの候補局の信号強度の検出を行うが、他
にS/N比の良好な局があれば、ステップS94にて、
その局の周波数を第1の受信部RX−Iにセットする。
【0054】これにより、第1の受信部RX−Iでは、
ステップS86からステップS87に進み、最良のS/
N比の局の周波数をセットする。
【0055】更に本第7発明(信号強度・白黒データよ
りS/N比判定)に係わる受信機の制御動作を図16の
フローチャートに従って述べる。ステップS101にて
候補局の中から1局の周波数を受信部RX−IIにセット
し、ステップS102でその局の信号強度をA/Dコン
バータ12'から取り込み、ステップS103では、そ
の局に対して、コンパレータ17'から、白黒データを
1mS毎に1秒間サンプリングして、黒データのみをカ
ウントする。このようにして信号強度と黒データのカウ
ントとを全候補局に対して行うと、ステップS104か
らステップS105へと進み、受信した局の中で黒デー
タのカウント値が250以上の局を選択候補局の中から
除外し、そしてステップS106では、信号強度が最強
であった局の周波数を受信部RX−Iにセットする。
【0056】この後は、ステップS107にて、受信部
RX−Iにセットした局の受信画像に従ってプリンタ2
1に描画出力し、他にS/N比の良好な局が検出される
までこの描画を継続する。
【0057】ステップS107での描画動作と並行し
て、ステップS110にて、信号強度の最強の局を除く
残りの候補局の中から1局の周波数を第2の受信部RX
−IIにセットする。そしてステップS111では、信号
強度をサンプリングすると共に、1mS毎に1秒間、白
黒データをサンプリングして白データのみカウントす
る。ステップS112では、白データのカウント値が7
50以上ならば、(3)以下の信号強度を(9)に書き換え
る。このようにして2分間にわたってデータのサンプリ
ングが済めば、ステップS113からステップS114
に進み、信号強度が(3)以下のデータを不良データとし
てカウントする。
【0058】このようにして全選択候補局に対して不良
データのカウントが終了すれば、ステップS115から
ステップS116に進み、選択候補局の中で不良データ
の最少カウント値n2を検出する。ステップS117で
は、第1の受信部RX−Iで現在描画中の局の周波数を
受信部RX−IIにセットして、その局の不良データを同
じようにして検出してカウントする(カウント値n1)。
ステップS117でn1>n2であるか、つまり、現在受
信し描画中の局より、他にS/N比の良好な局があるか
を判定し、無ければ、ステップS117からステップS
110に戻ることで、残りの候補局の信号強度の検出を
行うが、他にS/N比の良好な局があれば、ステップS
118にて、その局の周波数を第1の受信部RX−Iに
セットする。
【0059】これにより、第1の受信部RX−Iでは、
ステップS108からステップS109に進み、最良の
S/N比の局の周波数をセットする。
【0060】図17は、本第8発明ないし第9発明に係
わる受信機の一実施例を示す制御ブロック図であり、図
13と異なる点は、F/Vコンバータ13'の後段に、
平均化回路13'と、その平均値から白レベルを検出す
るA/Dコンバータ23'を備える。
【0061】まず、本第8発明(白レベルからS/N比
判定)に係わる受信機の制御動作を図18のフローチャ
ートに従って述べる。ステップS121にて候補局の中
から1局の周波数を受信部RX−IIにセットし、ステッ
プS122にてその局の白レベルをA/Dコンバータ2
3'より取り込む。このようにして信号強度の検出を全
候補局に対して行うと、ステップS123からステップ
S124へと進み、受信した局の中で白レベルの最も高
かった局の周波数を受信部RX−Iにセットする。
【0062】この後は、ステップS125にて、受信部
RX−Iにセットした局の受信画像に従ってプリンタ2
1に描画出力し、他にS/N比の良好な局が検出される
まで、この描画を継続する。
【0063】ステップS125での描画動作と並行し
て、ステップS128にて、信号強度の最強の局を除く
残りの候補局の中から1局の周波数を第2の受信部RX
−IIにセットする。そしてステップS129では、その
局の白レベルをA/Dコンバータ23'より取り込む。
このようにして残りの候補局に対して信号強度を検出す
れば、ステップS130からステップS131に進み、
残りの候補局の中で白レベルの最高値V2を検出する。
ステップS132では、第1の受信部RX−Iで現在描
画中の局の周波数を受信部RX−IIにセットして、その
局の白レベル(V1)をA/Dコンバータ23'より取り込
み、ステップS73でV1<V2であるか、つまり、現在
受信し描画中の局より、他にS/N比の良好な局がある
かを判定し、無ければ、ステップS133からステップ
S128に戻ることで、残りの候補局の信号強度の検出
を行うが、他にS/N比の良好な局があれば、ステップ
S134にて、その局の周波数を第1の受信部RX−I
にセットする。
【0064】これにより、第1の受信部RX−Iでは、
ステップS126からステップS127に進み、最良の
S/N比の局の周波数をセットする。
【0065】更に本第9発明(白レベル・信号強度より
S/N比判定)に係わる受信機の制御動作を図19のフ
ローチャートに従って述べる。ステップS141にて候
補局の中から1局の周波数を受信部RX−IIにセット
し、ステップS142でその局の信号強度をA/Dコン
バータ12'から取り込み、ステップS143では、そ
の局に対して、A/Dコンバータ23'から白レベルを
取り込む。このようにして信号強度と白レベルとの取り
込みを全候補局に対して行うと、ステップS144から
ステップS145へと進み、受信した局の中で白レベル
が基準値以下の局を選択候補局の中から除外し、そして
ステップS146では、信号強度が最強であった局の周
波数を受信部RX−Iにセットする。
【0066】この後は、ステップS147にて、受信部
RX−Iにセットした局の受信画像に従ってプリンタ2
1に描画出力し、他にS/N比の良好な局が検出される
までこの描画を継続する。
【0067】ステップS147での描画動作と並行し
て、ステップS150にて、信号強度の最強の局を除く
残りの候補局の中から1局の周波数を第2の受信部RX
−IIにセットする。そしてステップS151では、その
局の信号強度および白レベルを取り込み、ステップS1
52では、白レベルが基準値以上なら(3)以下の信号強
度を(9)に書き換える。このようなデータ取り込みを2
分間行うと、ステップS153からステップS154へ
と進み、信号強度が(3)以下のデータを不良データとし
てカウントする。
【0068】このようにして全選択候補局に対して不良
データのカウントが終了すれば、ステップS155から
ステップS156に進み、不良データの最少値n2を検
出すると共に、第1の受信部RX−Iで現在描画中の局
の周波数を受信部RX−IIにセットして、その局の不良
データを同じようにして検出してカウントする(その不
良データ数n1)。ステップS157でn1>n2である
か、つまり、現在受信し描画中の局より、他にS/N比
の良好な局があるかを判定し、無ければ、ステップS1
57からステップS150に戻ることで、残りの候補局
の信号強度の検出を行うが、他にS/N比の良好な局が
あれば、ステップS158にて、その局の周波数を第1
の受信部RX−Iにセットする。
【0069】これにより、第1の受信部RX−Iでは、
ステップS148からステップS149に進み、最良の
S/N比の局の周波数をセットする。
【0070】以上説明した図9(第2発明)と図16(第
7発明)では、白黒データと信号強度とからS/N比を
判定し、図12(第4発明)と図19(第9発明)では、白
レベルと信号強度とからS/N比を判定している。この
ように2要素からS/N比を判定する際、本発明では、
白データ数が規定値以上(または白レベルが規定値以上)
の時に、信号強度の低い不良データを良いデータに書き
換えたが、この手法は単なる一例であって、他に種々の
判定法が考えられる。
【0071】例えば、表1に示したように、9〜0の信
号強度に対して、基準値3に対して0とする、5〜−3
の評価値(I)を与え、一方、1000以下の白データ数
に対して、基準値750に対して0とする、3、2、
1、0、…のごとき評価値(II)を与え、両評価値の合計
値の大小でS/Nの良否を判定してもよい。一方の要素
が白レベルなら、5.7V以下の白レベルに対して、基
準値5.2Vに対して0とする評価値(II)を与える。こ
の判定法では、信号強度と白データ数(又は白レベル)と
のウエイトを共に1としたが、白データ数(又は白レベ
ル)のウエイトを0.5とするのであれば、評価値(II)に
0.5を乗じた評価値(III)を採用すればよい。
【0072】
【表1】
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のタ
イプの受信機によれば、画像信号のレベル(白レベル)ま
たは、白信号/黒信号の構成から画質をチェックし、そ
の画質に基づき、受信放送のS/N比を判定するように
したので、妨害電波やノイズを受けているような放送を
パスして真にS/N比の良い放送を受信することができ
る。第2のタイプの受信機によれば、画質と受信放送の
信号強度との2要素に基づき、S/N比を判定するよう
にしたので、更に的確にS/N比の良好な放送を受信す
ることができる。その判定法としては、請求項3や請求
項4に記載した以外に種々の手法が考えられるが、その
選択にあたっては実際の受信状況から適したものを選べ
ばよい。第3のタイプの受信機では、画像出力用の第1
の受信回路とは別に、受信周波数のスキャン専用の第2
の受信回路を備えることで、受信周波数のスキャン中に
あっても、現在描画中の受信中の放送を受信することが
でき、他にS/N比の良好な放送があれば、瞬時に受信
放送を切り替えることができるため、画像出力の途切れ
をなくせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる第1のクレーム対応図
【図2】 本発明に係わる第2のクレーム対応図
【図3】 本発明に係わる第3のクレーム対応図
【図4】 本第1発明および第2発明の一実施例を示す
受信機の制御ブロック図
【図5】 図4のVCO・PLL回路の詳細を示したブ
ロック図
【図6】 図4のF/Vコンバータの変換特性を示した
【図7】 図4の差動アンプの動作を示した図
【図8】 本第1発明の受信機の制御動作を示したフロ
ーチャート
【図9】 本第2発明の受信機の制御動作を示したフロ
ーチャート
【図10】 本第3発明および第4発明の一実施例を示
す受信機の制御ブロック図
【図11】 本第3発明の受信機の制御動作を示したフ
ローチャート
【図12】 本第4発明の受信機の制御動作を示したフ
ローチャート
【図13】 本第5発明ないし第7発明の一実施例を示
す受信機の制御ブロック図
【図14】 本第5発明の受信機の制御動作を示したフ
ローチャート
【図15】 本第6発明の受信機の制御動作を示したフ
ローチャート
【図16】 本第7発明の受信機の制御動作を示したフ
ローチャート
【図17】 本第8発明および第9発明の一実施例を示
す受信機の制御ブロック図
【図18】 本第8発明の受信機の制御動作を示したフ
ローチャート
【図19】 本第9発明の受信機の制御動作を示したフ
ローチャート
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2 第1ミキサー 3 VCO・PLL回路 4 フィルタ 5 第2ミキサー 6 第2局部発振回路 7 中間増幅回路 8 フィルタ 9 中間増幅回路 10 第3ミキサー 11 局部発振回路 12 A/Dコンバータ 13 F/Vコンバータ 14 差動アンプ 15 ピークホールド回路 16 A/Dコンバータ 17 コンパレータ 18 CPU 19 キーボード 20 LCD表示器 21 プリンタ 22 平均化回路 23 A/Dコンバータ RX 受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 17/00 C // G01W 1/00 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気象図のファクシミリ信号を送信する気
    象FAX放送を受信する受信部(A)と、 前記受信部(A)での受信周波数をスキャンさせるスキャ
    ン回路(B)と、 受信部(A)で検波された低周波信号を、周波数/電圧変
    換するF/Vコンバータ(C)と、 F/Vコンバータ(C)よりの画像信号に基づき画像を表
    示出力する表示出力手段(D)とを備えるファクシミリ受
    信機において、 F/Vコンバータ(C)よりの画像信号のレベル、又は該
    画像信号に含まれる白信号/黒信号の構成を検出する画
    質チェック手段(E)と、 画質チェック手段(E)によるチェック内容に基づき、受
    信した放送のS/N比を判定し、当該放送のS/N比が
    不良の場合、別の周波数の放送を受信すべく、スキャン
    回路(B)にスキャン信号を送出するS/N比判定手段
    (F)とを備えたことを特徴とするファクシミリ受信機。
  2. 【請求項2】 気象図のファクシミリ信号を送信する気
    象FAX放送を受信する受信部(A)と、 前記受信部(A)での受信周波数をスキャンさせるスキャ
    ン回路(B)と、 受信部(A)で検波された低周波信号を周波数/電圧変換
    するF/Vコンバータ(C)と、 F/Vコンバータ(C)よりの画像信号に基づき画像を表
    示出力する表示出力手段(D)とを備えるファクシミリ受
    信機において、 F/Vコンバータ(C)よりの画像信号のレベル、又は該
    画像信号に含まれる白信号/黒信号の構成を検出する画
    質チェック手段(E)と、 受信した放送の信号強度を検出する信号強度検出手段
    (G)と、 画質チェック手段(E)によるチェック内容および、信号
    強度検出手段(G)による信号強度に基づき、受信した放
    送のS/N比を判定し、当該放送のS/N比が不良の場
    合、別の周波数の放送を受信すべく、スキャン回路(B)
    にスキャン信号を送出するS/N比判定手段(F)とを備
    えたことを特徴とするファクシミリ受信機。
  3. 【請求項3】 S/N比判定手段(F)は、信号強度検出
    手段(G)で検出した信号強度が不良であっても、画質チ
    ェック手段(E)によって画質良と判定されれば、前記信
    号強度を良と判定し、良と判定した個数からS/N比を
    判定する請求項2記載のファクシミリ受信機。
  4. 【請求項4】 S/N比判定手段(F)は、信号強度検出
    手段(G)で検出した信号強度および画質チェック手段
    (E)によって判定された画質にそれぞれ対応する評価値
    を設定し、両評価値の合計値からS/N比を判定する請
    求項2記載のファクシミリ受信機。
  5. 【請求項5】 気象図のファクシミリ信号を送信する気
    象FAX放送を受信する受信部(A)と、 前記受信部(A)での受信周波数をスキャンさせるスキャ
    ン回路(B)と、 受信部(A)で検波された低周波信号を周波数/電圧変換
    するF/Vコンバータ(C)からなる受信回路(I)と、F
    /Vコンバータ(C)よりの画像信号に基づき画像出力す
    る表示出力手段(D)とを備えるファクシミリ受信機にお
    いて、 前記受信回路(I)とは別に、受信部(A')、スキャン回路
    (B')、F/Vコンバータ(C')からなる受信回路(II)を
    備えると共に、 F/Vコンバータ(C')よりの画像信号のレベル、又は
    該画像信号に含まれる白信号/黒信号の構成を検出する
    画質チェック手段(E)、および/又は、受信した放送の
    信号強度を検出する信号強度検出手段(G)を備え、 スキャン回路(B')により、受信部(A)の受信周波数を
    スキャンして次々と放送を受信した時に、画質チェック
    手段(E)によるチェック内容、および/又は、信号強度
    検出手段(G)による信号強度に基づき、S/N比の最良
    の放送を判定し、該放送の受信周波数を上記スキャン回
    路(B)に送出することを特徴とするファクシミリ受信
    機。
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