JPH07295868A - データベースの整合性制約管理方法 - Google Patents

データベースの整合性制約管理方法

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JPH07295868A
JPH07295868A JP6089405A JP8940594A JPH07295868A JP H07295868 A JPH07295868 A JP H07295868A JP 6089405 A JP6089405 A JP 6089405A JP 8940594 A JP8940594 A JP 8940594A JP H07295868 A JPH07295868 A JP H07295868A
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Japan
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data items
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JP6089405A
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Norihiro Hara
憲宏 原
Kiyotaka Kibo
清隆 木保
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表間の整合性に関し、ある表の行の更新時に、
整合性を維持するための処理の実行時間を短縮し、効率
的に実行するためのデータベース管理方法を提供する。 【構成】ある表のデータ項目に対し、その表のデータ項
目とは異なる複数のデータ項目が連鎖するような整合性
を維持する場合、それら複数のデータ項目間の関連を、
複数のデータ項目がそれぞれある一つのデータ項目と整
合性を維持するような関連に直し、複数の整合性を維持
する処理を一括して実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベースの整合性
制約管理方法において、複数の表間にわたるデータの整
合性を維持する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リレーショナルデータベースでは、ある
表の一つあるいは複数の列から成るキーと、もう一つの
表の一つあるいは複数の列から成るキーを宣言し、その
二表の間に参照関係を指定することにより表間でのデー
タの参照制約を実現している。前者のキーを主キー、後
者を外部キーと言い、この表間のデータの整合性を維持
するための参照制約が、ISOのSQLにおいて規格化
されている。外部キーを含む表を参照表といい、対応す
る主キーを含む表を被参照表と言う。
【0003】参照表の外部キー値はヌル(NULL)値
または参照する主キーの値の一つと同じ値でなければな
らないということを規定するものである。
【0004】参照整合性定義の参照規則は被参照表の主
キーに対応する列の削除または更新操作時で指定した参
照規則に基づいて参照整合を維持する処理を自動的にお
こなうことを規定している。
【0005】ここで参照規則には以下のものがある。 (1)RESTRICT:被参照表の主キーに対する削
除または更新を参照制約違反として取り止める処理をデ
ータベース管理システムがおこなう。 (2)CASCADE:被参照表の主キーに対する削除
または更新にともない参照表の外部キーの値も主キーの
値と同様に削除または更新させる波及処理をデータベー
ス管理システムがおこなう。 (3)SET NULL:被参照表の主キーに対する削
除または更新にともない参照表の外部キーの値をヌル値
にする処理をデータベース管理システムがおこなう。 (4)SET DEFAULT:被参照表の主キーに対
する削除または更新にともない参照表の外部キーの値を
既定値にする処理をおこなう。
【0006】参照制約によりデータの整合性の検査およ
び維持をデータベース管理システム自身がおこなうので
処理効率がよい。また整合性の維持と検査を参照制約定
義に基づいてデータベース管理システムがおこなうこと
により一貫性のある参照整合性を維持できる。
【0007】参照制約において、ある主キーに対し参照
規則UPDATE CASCADEによって外部キーが定義され、さら
にその外部キーを主キーとして別の外部キーが定義され
ているような場合がある。この場合、主キーに対する更
新操作実行の後、主キーと外部キー間のデータの整合性
を維持するための処理を逐次的に行っていた。
【0008】図3のデータベースを例として述べる。
【0009】図3の「顧客」表と「カード」表の「顧客
NO」と「客NO」の間には参照制約としてUPDAT
E CASCADEが定義され、「カード」表と「顧客
サービス」表の「客NO」と「顧客番号」の間にも同様
にUPDATE CASCADEが、それぞれ定義されているとする。
【0010】被参照表である「顧客」表の主キー「顧客
NO」の値を2から4に更新する。ここでデータベース
管理システムは「顧客」表の主キー「顧客NO」に対
し、外部キー「客NO」が存在することを表定義から認
識する。
【0011】ここでデータの整合性を維持する処理とし
て指定されている参照規則UPDATECASCADE によって参照
表「カード」の外部キー「客NO」の値が2である行の
外部キー「客NO」の値を4に更新する。
【0012】さらに、データベース管理システムは、外
部キー「客NO」が参照表「顧客サービス」の外部キー
「顧客番号」に対する主キーでもあることを表定義から
認識する。データの整合性を維持する処理として、指定
されている参照規則UPDATECASCADE によって参照表「顧
客サービス」の外部キー「顧客番号」の値が2である行
の外部キー「顧客番号」の値を4に更新する。すなわ
ち、「顧客」表の主キー「顧客NO」に対する更新操作
終了後、「カード」表に対するデータの整合性を維持す
る処理を実行し、その処理終了後に「顧客サービス」表
に対するデータの整合性を維持する処理を実行してい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図3の例では「顧客」
表の主キー「顧客NO」を「カード」表の外部キー「客
NO」が参照し、さらに主キーでもある「客NO」を
「顧客サービス」表の外部キー「顧客番号」が参照す
る。このように、ある主キーを参照している外部キー
が、同時に主キーとして別の外部キーによって参照され
るような参照関係が連鎖する場合、主キーの更新操作時
ある主キーに対する処理が終了するまで、その主キーを
参照する外部キーの整合性を維持する処理は実行開始を
待たなければならない。
【0014】図3の例では「カード」表の「客NO」に
対する更新操作の終了後、次の「顧客サービス」表に対
するデータの整合性を維持する処理の実行が開始され
る。したがって、連鎖する参照関係が多くの表に関連す
ればデータの整合性を維持するための処理に要する時間
も飛躍的に増大するという問題があった。
【0015】本発明の目的はある主キーを参照している
外部キーが別表の主キーとして定義されて他の表の外部
キーにより参照されるような連鎖の参照関係を、ある主
キーを複数の外部キーがそれぞれ参照するような参照関
係に変換する手段を有するデータベースの整合性管理方
式を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】 (1)ある表のあるデータ項目に対し、異なる表のある
データ項目が前記データ項目と整合性を維持するように
関連付けをおこなうことによって表間の整合性を管理す
るデータベース管理システムにおいて、前記あるデータ
項目と整合性を維持しなければならない前記あるデータ
項目とは異なる表のデータ項目が、さらに前記異なるデ
ータ項目とは別の表のデータ項目によって整合性を維持
されるような連鎖の関連付けになっているかを判定し、
連鎖するような関連付けとなっているならば、前記ある
データ項目以外のすべての表のデータ項目を前記あるデ
ータ項目と整合性を維持するように構造を変換し、前記
あるデータ項目の更新が行われると、前記関連づけられ
たすべてのデータ項目に対して整合性を維持する処理を
一括しておこなう。
【0017】(2)ある表のあるデータ項目に対し、異
なる表のあるデータ項目が前記データ項目と整合性を維
持するように関連付けをおこなうことによって表間の整
合性を管理するデータベース管理システムにおいて、前
記あるデータ項目と整合性を維持しなければならない前
記あるデータ項目とは異なる表のデータ項目が、さらに
前記異なるデータ項目とは別の表のデータ項目によって
整合性を維持されるような連鎖の関連付けになっている
かを判定し、連鎖するような関連付けとなっているなら
ば、前記あるデータ項目以外のすべての表のデータ項目
を前記あるデータ項目と整合性を維持するように構造を
変換し、前記あるデータ項目の更新が行われると、前記
関連づけられたすべてのデータ項目に対して整合性を維
持するような関連付けに変えて表示する。
【0018】(3)ある表のあるデータ項目に対し、異
なる表のあるデータ項目が前記データ項目と整合性を維
持するように関連付けをおこなうことによって表間の整
合性を管理するデータベース管理システムにおいて、前
記整合性を維持する関連にある2つのデータ項目に関す
る情報と、その整合性を維持するための処理に関する情
報とからなる整合性制約定義情報を記録するデータディ
クショナリと、前記データディクショナリに記録されて
いる前記整合性制約定義情報を検索することにより、前
記あるデータ項目と整合性を維持しなければならない前
記あるデータ項目とは異なる表のデータ項目が、さらに
前記異なるデータ項目とは別の表のデータ項目によって
整合性を維持されるような連鎖の関連付けになっている
かを判定し、連鎖するような関連付けとなっているなら
ば、前記あるデータ項目以外のすべての表のデータ項目
を前記あるデータ項目と整合性を維持するように構造を
変換し、前記あるデータ項目の更新が行われると、前記
関連づけられたすべてのデータ項目に対して整合性を維
持する。
【0019】
【作用】本発明の整合性制約管理方式では、異なる複数
の表のデータ項目が参照制約により連鎖して整合性を維
持する関連にある場合、それぞれ独立に連鎖の整合性を
維持する関連に変換する。これにより複数の表間の整合
性維持を逐次的に実行していた処理を、独立に実行する
ことを可能とする。また同変換処理により実行時の処理
オーバヘッドを削減できる。分散環境や並列環境におい
て独立に実行することが可能となる。
【0020】それと同時に、整合性維持処理手順識別子
を用いて、整合性維持処理手順をアクセスし、手順に基
づき「顧客番号」の整合性を維持する処理を実行する。
【0021】
【実施例】図1は、参照整合性の関連をユーザ定義時の
構造とシステム側が構造変換したのちの構造をユーザに
表示した例である。
【0022】図2はデータベース管理システムのブロッ
ク図である。データベース管理システム202は、デー
タディクショナリ203,データベース204,端末2
01から構成される。データベース管理システムは本発
明を実施したシステムであり、データベースに対するア
クセス並びにユーザへの定義情報の表示と操作,定義情
報のデータディクショナリへの登録をおこなう。データ
ベースはユーザの共用データを記録する。データディク
ショナリはデータベースの定義情報を記憶する。
【0023】図3は、表間に連鎖のある整合性制約が定
義された表関連の例を示す。
【0024】図4は、図3に示される参照関係を一つの
主キーに複数の外部キーが参照するような関連に変換し
た表関連図であり、本発明が図3に対して適用された結
果を示す。
【0025】図5は、データディクショナリ203に記
録されている参照整合性制約定義情報と整合性維持処理
手順の例を示す。表識別子55は参照整合性制約の定義
された表の名前を記録する。主キー識別子51は表識別
子55で識別された表に定義されている主キーの名称を
示す。参照制約表56は参照制約が適用される表の名前
を記録し、外部キー識別子52は参照制約表に定義され
る外部キー識別子の名前を保持する。参照規則53は本
参照制約に適用される参照規則種別を持つ。整合性維持
処理手順識別子54は各参照制約に適用される整合性処
理手順を識別する情報を保持する。整合性維持処理手順
50は参照制約が実施された場合に実行される手順情報
である。
【0026】図6は、更新操作実行の結果実行される整
合性を維持する処理の整合性維持処理手順識別子を取得
保持するための整合性維持処理識別子リスト601を示
す。この整合性維持処理識別子リストは後述する整合性
検査制約検査手段起動時に動的にデータベース管理シス
テム内に設けられる。
【0027】図7は、本発明の整合性制約管理方式の一
実施例を示すブロック図である。本発明の整合性制約管
理方式は、主キーに対する更新操作に関するものであ
る。更新操作を実行する更新操作処理実行手段71,更
新操作により整合性を維持する処理が必要かの判定と整
合性維持の処理が連鎖する場合、それらのキーの間の参
照関係を単純にする整合性制約検査手段72,更新対象
キーと整合性を維持する処理を実行する整合性維持処理
実行手段73,キーとキーとの間の参照および被参照関
係を示す参照整合性制約定義情報を記録するデータディ
クショナリ203、ある主キーと整合性を維持するため
に、その主キーを参照する外部キーに対しておこなう処
理の手順を示した整合性維持処理手順50から構成され
る。
【0028】図8は、ユーザからの要求の処理を示すフ
ローチャートである。
【0029】図9は、整合性制約検査手段の処理例を示
すフローチャートである。
【0030】以下、本発明の構成要素の関連を図8,図
9を中心に説明する。
【0031】ユーザの業務プログラムからの要求がデー
タ操作要求であると判断されると(801)、データベ
ース管理システムは、データディクショナリに記録され
ている種々の定義情報を元に、入力されたデータ操作文
の構文及び意味を解析し(802)、データのアクセス
手段等の最適化を行い(803)、実行処理手順を作成
する(804)。そして、このデータ操作処理手順に基
づきデータ操作を実行する(805)。データ操作実行
後、操作対象キーと整合性を維持する必要があるか、即
ち、参照整合性制約が定義されているか否かを検査し
(806)、定義されているならば、整合性を維持する
ための処理を実行する(807)。
【0032】この整合性を維持する処理は参照整合性制
約定義時にユーザが参照規則として規定する。参照規則
がUPDATE CASCADEの場合、参照している外部キーの値を
主キー更新後値と同じ値に更新することにより参照整合
性を維持する。
【0033】参照整合性制約の定義の処理は、ユーザか
らの要求が定義であると判断されると(801)、その
定義文を解析(808)する。参照整合性制約定義が定
義されていない場合、定義情報をデータディクショナリ
に記録(813)する。
【0034】参照整合性制約定義が存在するならば(8
09)、ユーザが定義した参照規則に基づき、整合性を
維持するための処理の手順を整合性維持処理手順として
作成し(810)、さらに、参照整合性制約定義情報5
7を作成し(811)、それらをデータディクショナリ
に記録する(812)。
【0035】参照整合性制約定義情報は、キーとキーと
の間の参照および被参照関連を示す。図5は、図3の複
数データ項目間の整合性制約の例に関する参照整合性制
約情報および整合性維持処理手順を示したものである。
整合性維持処理手順5001は、顧客NOの更新前値と
同じ値である客NOを顧客NOの更新後値に更新する処
理の手順であり、整合性維持処理手順5002は、客N
Oの更新前値と同じ値である顧客番号を客NOの更新後
値に更新する処理の手順である。
【0036】図3の例において、「顧客」表の(行1)
の「顧客NO」の値を2から4に更新(更新操作処理実
行71)すると、整合性制約検査手段72が起動され、
参照整合性制約定義情報を検索することにより(図9の
91)、更新対象キーである「顧客NO」キーに対して
参照整合性が定義されているか検査する(92)、参照
整合性制約定義情報501の取得により主キー「顧客N
O」に対し「客NO」が外部キーとして定義されている
という情報と、整合性維持処理手順識別子54に基づき
整合性を維持する処理をおこなうという情報とを取得
し、整合性維持処理手順識別子54を整合性維持処理手
順リストに追加する(93)。この整合性維持処理手順
リストは整合性維持処理の実行時に用いられる。
【0037】次に「顧客NO」と「客NO」との間の参
照規則がUPDATE CASCADEになっているので(94)、整
合性を維持するための「カード」表の「客NO」の更新
操作によってさらなる整合性維持のための処理が必要に
なる可能性がある。よって、「客NO」を主キーとして
参照整合性制約定義情報を検索し(95)、「客NO」を
主キーとする参照整合性が定義されているかを検査す
る。すなわち、連鎖するような参照関係になっているか
を参照整合性制約定義情報57から調べる。この取得に
より主キー「客NO」に対して「顧客番号」が外部キー
として定義されているという情報と、整合性維持処理手
順識別子54に対応する整合性維持処理手順50に基づ
き整合性を維持する処理をおこなうという情報とを得
る。整合性維持処理手順識別子を整合性維持処理手順リ
スト601に追加する(93)。同様にして「顧客番
号」に対し連鎖するような参照整合性制約が定義されて
いるかを調べる。「顧客番号」に対し参照整合性制約は
定義されていない。
【0038】以上の処理により、「顧客NO」,「客N
O」,「顧客番号」の間には連鎖する参照整合性制約が
定義されていることが検出される。この連鎖する参照関
係を「顧客NO」に対する更新操作時に、主キー「顧客
NO」と外部キー「客NO」(図4の401)、主キー
「顧客NO」と外部キー「顧客番号」(402)の参照
関係としてみなし、整合性を維持する処理として、「客
NO」に対する処理と「顧客番号」に対する処理とを一
括して実行することを決定する。
【0039】上記の処理により連鎖する参照関連があっ
たことを検知(96)と参照整合性制約定義情報の参照
関連の定義情報構造を変換する(97)。この定義情報
構造の変換により図5の参照整合性制約定義情報57の
「顧客サービス」(502)の表識別子55と主キー識
別子51はそれぞれ「顧客」と「顧客NO」になる。
【0040】上記により連鎖していた表関連はある表に
関する独立した表関連となる。
【0041】その後、整合性維持処理実行手段73によ
り、図4に示される参照関係として整合性を維持するた
めの処理を実行する。まず、整合性制約検査手段72か
ら受け渡された整合性維持処理手順識別子リスト中の整
合性維持処理手順識別子を用いて整合性維持処理手順を
アクセスし、その手順に基づき「客NO」の整合性を維
持する処理を実行する。それと同時に、整合性維持処理
手順識別子を用いて、整合性維持処理手順をアクセス
し、手順に基づき「顧客番号」の整合性を維持する処理
を実行する。
【0042】この実施例によれば、連鎖していくような
複数のキーの間の参照関係はその一つの主キーと複数の
外部キーとの参照関係に簡単化することができるので、
ある主キーに対する更新操作の際、一つ一つ逐次的に実
行していた整合性を維持する処理を一括して同時に実行
することができ、整合性を維持するための処理の実行時
間を短縮することができる。
【0043】上述の実施例は、更新操作時における整合
性を維持する処理の実行に関するものであったが、現在
定義されている参照整合性の運用にも適用することがで
きる。
【0044】ユーザから現在定義されているデータ項目
間の参照整合性の関係を表示するような要求がやってく
ると(図1の101)、データベース管理システムは定
義されている参照整合性の関係を図1のように表示する
とともに(102)、連鎖していくような複数のキーの
間の参照関係をその一つの主キーと複数の外部キーとの
参照関係に簡単化した表示をおこなう(103)。ユー
ザはその2種類の表示により、外部キー「顧客番号」は
主キーをして「客NO」を参照するよりも「顧客NO」
を参照するような定義にする方が参照関係が複雑になら
ないなどの参照整合性制約に関する判断情報を得ること
ができるので、ユーザは参照整合性制約をより容易に管
理運用することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ある表のあるデータ項
目と整合性を維持しなければならない他の表のあるデー
タ項目があり、さらにそのデータ項目と整合性を維持し
なければならないさらに異なる表のあるデータ項目が存
在するような、複数のデータ項目が連鎖するように整合
性を維持する関係にある場合、それら複数のデータ項目
間の関係を、複数のデータ項目がそれぞれある一つのデ
ータ項目と整合性を維持するような関係に単純化するこ
とができるので、あるデータ項目の更新時に連鎖するよ
うに一つ一つ行っていた整合性を維持するための処理
を、この複数データ項目間の関係の簡単化を図ることに
より一括して同時に実行することができ、整合性を維持
するための処理の実行時間を短縮することができる。
【0046】また、連鎖していくような複数のキーの間
の参照関係とそれを簡単化した一つの主キーと複数の外
部キーとの参照関係をユーザに対し表示することによ
り、ユーザは参照整合性制約に関する判断情報を得るこ
とができるので、ユーザは参照整合性制約をより容易に
管理運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定義されている参照整合性の関係をユーザに提
供する実施例のブロック図。
【図2】データベースシステムのハードウエアブロック
図。
【図3】連鎖するように関連付けられた複数のデータ項
目の一例を示す説明図。
【図4】図1に示される参照関係を一つの主キーを複数
の外部キーが参照するような関係になおした説明図。
【図5】参照整合性制約定義情報の構成例と整合性維持
手順の説明図。
【図6】整合性維持処理手順識別子リストの説明図。
【図7】本発明の整合性管理方式の一実施例を示すブロ
ック図。
【図8】ユーザからの要求の処理を示すフローチャー
ト。
【図9】整合性制約検査手段2の処理例を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
71…更新操作処理実行手段、72…整合性制約検査手
段、73…整合性維持処理実行手段、203…データデ
ィクショナリ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある表のあるデータ項目に対し、異なる表
    のあるデータ項目が前記データ項目と整合性を維持する
    ように関連付けをおこなうことによって表間の整合性を
    管理するデータベース管理システムにおいて、前記ある
    データ項目と整合性を維持しなければならない前記ある
    データ項目とは異なる表のデータ項目が、さらに前記異
    なるデータ項目とは別の表のデータ項目によって整合性
    を維持されるような連鎖の関連付けになっているかを判
    定し、連鎖するような関連付けとなっているならば、前
    記あるデータ項目以外のすべての表のデータ項目を前記
    あるデータ項目と整合性を維持するように構造を変換
    し、前記あるデータ項目の更新が行われると、前記関連
    づけられたすべてのデータ項目に対して整合性を維持す
    る処理を一括しておこなうことを特徴とするデータベー
    スの整合性制約管理方法。
  2. 【請求項2】ある表のあるデータ項目に対し、異なる表
    のあるデータ項目が前記データ項目と整合性を維持する
    ように関連付けをおこなうことによって表間の整合性を
    管理するデータベース管理システムにおいて、前記ある
    データ項目と整合性を維持しなければならない前記ある
    データ項目とは異なる表のデータ項目が、さらに前記異
    なるデータ項目とは別の表のデータ項目によって整合性
    を維持されるような連鎖の関連付けになっているかどう
    かを判定し、連鎖するような関連付けとなっているなら
    ば、前記あるデータ項目以外のすべての表のデータ項目
    を前記あるデータ項目と整合性を維持するように構造を
    変換し、前記あるデータ項目の更新が行われると、前記
    関連づけられたすべてのデータ項目に対して整合性を維
    持するような関連付けに変えて表示することを特徴とす
    るデータベースの整合性制約管理方法。
  3. 【請求項3】ある表のあるデータ項目に対し、異なる表
    のあるデータ項目が前記データ項目と整合性を維持する
    ように関連付けをおこなうことによって表間の整合性を
    管理するデータベース管理システムにおいて、前記整合
    性を維持する関連にある二つのデータ項目に関する情報
    と、その整合性を維持するための処理に関する情報とか
    らなる整合性制約定義情報を記録するデータディクショ
    ナリと、前記データディクショナリに記録されている前
    記整合性制約定義情報を検索することにより、前記ある
    データ項目と整合性を維持しなければならない前記ある
    データ項目とは異なる表のデータ項目が、さらに前記異
    なるデータ項目とは別の表のデータ項目によって整合性
    を維持されるような連鎖の関連付けになっているかを判
    定し、連鎖するような関連付けとなっているならば、前
    記あるデータ項目以外のすべての表のデータ項目を前記
    あるデータ項目と整合性を維持するように構造を変換
    し、前記あるデータ項目の更新が行われると、前記関連
    づけられたすべてのデータ項目に対して整合性を維持す
    ることを特徴とするデータベースの整合性制約管理方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001034518A (ja) * 1999-07-27 2001-02-09 Nec Software Chugoku Ltd 分散データベースシステムにおける主従関係情報同期方式
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