JPH07293729A - 液圧制御用電磁弁 - Google Patents

液圧制御用電磁弁

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JPH07293729A
JPH07293729A JP8864694A JP8864694A JPH07293729A JP H07293729 A JPH07293729 A JP H07293729A JP 8864694 A JP8864694 A JP 8864694A JP 8864694 A JP8864694 A JP 8864694A JP H07293729 A JPH07293729 A JP H07293729A
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JP
Japan
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spool
chamber
shaft
solenoid valve
plunger
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Application number
JP8864694A
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English (en)
Inventor
Tokuaki Shibata
徳朗 柴田
Kenichi Kanatsu
謙一 金津
Motoyoshi Ando
元良 安藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH07293729A publication Critical patent/JPH07293729A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液圧制御用電磁弁においてソレノイド部の摺
動構造にともなう問題点を解消すると共にムービングコ
アを確実にソレノイド中心に保持する。 【構成】 ムービングコア74と一体のシャフト76
は、後端部78を板ばね軸受66で支承され、曲面部8
0をスプール140の凹部146の内壁144に当接す
ることでスプール140に保持されている。これにより
シャフト76は無摺動化され摺動に伴う応答性の低下等
は防止され、軸芯も適正に保持される。また、スプール
140とシャフト76の外径はほぼ一致しているので、
シャフト76及びスプール140の往復動によって接合
室108に液体が入出することはなく、応答性が向上す
る。さらに、バルブハウジング106の先端がアジャス
ト128の嵌合により液密に封止されてばね室を兼ねる
フィードバック室130が形成されているので、液圧制
御用電磁弁100は小型化され、加工工程も簡素とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液中に浸漬した状態で
使用される液圧制御用電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばオートマチックトランスミ
ッション(A/T)におけるシフトショック防止用等
に、液中に浸漬した状態で使用される液圧制御用電磁弁
が知られている。
【0003】この種の液圧制御用電磁弁において、ムー
ビングコアと一体的に結合されたソレノイド貫通シャフ
トの両端部を等径として、ソレノイドハウジング内外に
かけて出没するように往復するソレノイド貫通シャフト
の運動に伴うポンピング作用を防止することにより、ソ
レノイド磁気回路内への異物進入防止を図る構造のもの
が特開平4−272587号公報に開示されている。こ
の特開平4−272587号公報に開示されている液圧
制御用電磁弁は、ソレノイド磁気回路内への異物進入防
止効果は良好となるが、ソレノイド貫通シャフトの両端
部がブッシュ軸受内を往復摺動する構造であることか
ら、摺動部に異物を噛み込むおそれや低温時等の被制御
液体の粘性が高い場合に応答性が低下することがあっ
た。またブッシュ軸受を設置するために各部品に高度の
加工精度が必要とされるために加工工数が増加する等の
問題があった。
【0004】こうしたブッシュまたはベアリング等の摺
動軸受に伴う問題を解消するものとして、例えば特公表
平5−504026号公報および実開平4−84875
号公報には一対の板ばね軸受でシャフトを軸支すること
により無摺動化した構造の電磁弁が開示されており、実
開平5−45357号公報にはスプールハウジングによ
って確実に軸受け保持されている弁部を延長してその先
端にムービングコアを固定することにより、ソレノイド
部を無摺動化した電磁弁が開示されており、いずれも上
述のような摺動構造にともなう問題は解消されている。
【0005】ところが、これら特公表平5−50402
6号公報および実開平4−84875号公報に開示され
る一対の板ばね軸受による構造では板ばねの横剛性の不
足からムービングコアの軸芯を正確に保持することが困
難で特に大きな力を発生するソレノイドには適用が難し
かった。また、実開平5−45357号公報に開示され
た構造では弁部の軸受け部からムービングコアまでのオ
ーバーハングが大きくムービングコアに発生するサイド
フォースに抗してムービングコアを確実にソレノイド中
心に保持することが困難で、ムービングコアの横ぶれに
よって弁部をこじり弁部の摺動不良を発生することがあ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ソレノイド
部の摺動構造にともなう問題点を解消すると共にムービ
ングコアを確実にソレノイド中心に保持できる液圧制御
用電磁弁を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の液圧制御用電磁弁は、バ
ルブハウジングに設けられた摺動孔内を往復摺動して弁
孔を開閉するスプールと、プランジャ作動室が内部に形
成される筒状のソレノイドハウジングと、該ソレノイド
ハウジングに収容された励磁コイルと、自身の軸方向に
沿って往復自在に前記プランジャ作動室に収容されて前
記ソレノイドハウジングと共に磁気回路を構成し前記励
磁コイルによって軸方向に電磁付勢された際には前記ス
プールを同方向に付勢するプランジャ部と、前記スプー
ルを前記プランジャ部による付勢に対向する方向に付勢
する付勢部材とを備える液圧制御用電磁弁において、前
記プランジャ部の前端部を前記スプールにて保持し、前
記プランジャ部の後端部を前記プランジャ部の軸方向の
変位を許容する板ばね軸受で軸支したことを特徴とす
る。
【0008】次に、請求項2記載の液圧制御用電磁弁
は、請求項1記載の液圧制御用電磁弁において、前記ス
プールの後端部または前記プランジャ部の前端部の一方
に曲面部を設け、前記スプールの後端部または前記プラ
ンジャ部の前端部の他方に相手方に向かって開口し前記
曲面部に外接可能な逆テーパ状の内壁を有する凹部を設
け、前記曲面部に前記凹部の内壁を外接させて前記スプ
ールと前記プランジャ部とを係合することにより、前記
プランジャ部の前端部を前記スプールにて保持すること
を特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の液圧制御用電磁弁
は、請求項1または2記載の液圧制御用電磁弁におい
て、前記摺動孔の先端部をアジャストにて液密に封止し
て先端液圧室を形成し、該先端液圧室に前記付勢部材を
収納すると共に、前記先端液圧室を、前記スプールに対
し前記付勢部材の付勢力と同方向の背圧を作用させるフ
ィードバック室としても使用する構成としたことを特徴
とする。
【0010】
【作用】上記の構成になる請求項1記載の液圧制御用電
磁弁においては、スプールがプランジャ部の前端部を保
持する。スプールはバルブハウジングに設けられた摺動
孔により正確に軸芯を保持されているので、プランジャ
部の前端部は、その相対位置をスプールによって正確に
保持される。また、板ばね軸受が、プランジャ部の後端
部をプランジャ部の軸方向の変位を許容して軸支する。
【0011】したがって、プランジャ部は、その前後端
を正確に保持されるので軸芯の変動は防止され、励磁コ
イルの軸芯に対してプランジャ部の軸芯を適正に保持で
きる。しかも、ブッシュ軸受等の摺動軸受を使用しない
ので、低温時等において被制御液体の粘性が高い場合で
も摺動抵抗によって応答性が低下することはない。さら
に、摺動軸受を必要としないので、軸受の摺動部におい
て異物を噛み込んだり、摺動軸受の設置に伴って要求さ
れる高度の加工精度も不要となり加工工数の低減が可能
となる。
【0012】次に、請求項2記載の液圧制御用電磁弁に
おいては、スプールの後端部またはプランジャ部の前端
部の一方に設けられた曲面部に、スプールの後端部また
はプランジャ部の前端部の他方に相手方に向かって開口
する凹部の内壁を外接させてスプールとプランジャ部と
を係合し、プランジャ部の前端部をスプールにて保持す
る。
【0013】曲面部に逆テーパ状の内壁を外接させてい
るので、スプールの後端部にてプランジャ部の前端部を
確実に保持できる。このため、上記請求項1記載の構成
による効果を発揮する。さらに、スプールとプランジャ
部とを別体としているので、例えばプランジャ部にサイ
ドフォースが作用しても、このサイドフォースはスプー
ルにまで及ばない。これにより、スプールが摺動孔内で
こじり運動させられることはなく、このようなスプール
のこじり運動によってスプールが摺動不良となることは
防止される。
【0014】また、請求項3記載の液圧制御用電磁弁に
おいては、摺動孔の先端部をアジャストにて液密に封止
して先端液圧室を形成して先端液圧室に付勢部材を収納
すると共に、先端液圧室を、スプールに対し付勢部材の
付勢力と同方向の背圧を作用させるフィードバック室と
しても使用する構成とする。
【0015】従来の液圧制御用電磁弁においては、摺動
孔の先端部にばね室を設けてこのばね室に圧縮コイルス
プリング等の付勢部材を収納する際に、ばね室は液密に
封止されていなかった。また、スプールの往復動に伴っ
てばね室の容積が変動するので、この容積変動によるば
ね室の圧力変化を防止してスプールの往復動を円滑なら
しめるためのドレンポートがばね室に設けられていた。
つまり、従来の液圧制御用電磁弁においては、本来の制
御に必要とされる入力ポート、出力ポートおよびフィー
ドバックポートの他に、ばね室のドレンポートが設けら
れていた。
【0016】ところで、上述のように請求項3記載の液
圧制御用電磁弁においては、摺動孔の先端部をアジャス
トにて液密に封止して、従来のばね室に相当する位置に
先端液圧室を形成し、この先端液圧室をフィードバック
室として使用し、先端液圧室を従来のばね室とフィード
バック室を兼ねるものとしている。このため、ばね室と
フィードバック室とを個別に設けていた従来の液圧制御
用電磁弁と比較して、液圧制御用電磁弁の小型化および
加工工程の簡素化が可能となる。このように、請求項3
記載の液圧制御用電磁弁は、上記請求項1または2記載
の構成による効果を発揮する他に、上述の小型化および
加工工程の簡素化という効果を奏する。
【0017】
【実施例】次に、本発明のいくつかの実施例を説明す
る。 (実施例1)図1に示すように、液圧制御用電磁弁(以
下、単に電磁弁ともいう)10は、略筒状のバルブハウ
ジング12を備えている。このバルブハウジング12の
内部には、複数の段差によって区画される小径部14
a、14b、14c、14d、14eおよび大径部16
a、16b、16c、16d、16eを備えるスプール
孔18が穿設されている。このスプール孔18の小径部
14a〜14eおよび大径部16a〜16eは、互いに
ほぼ同軸である。また、バルブハウジング12の各大径
部16a〜16eに対応する位置には、バルブハウジン
グ12の径方向に沿って前端側ドレンポート20、フィ
ードバックポート22、入力ポート24、出力ポート2
6および後端側ドレンポート28が穿設されており、そ
れぞれ大径部16a〜16eに連通している。さらに、
バルブハウジング12の先端部30の先端孔30aには
アジャスト32が内挿、螺合されており、先端孔30a
と大径部16aとにわたるばね室34が形成されてい
る。
【0018】スプール孔18には、前端側摺動部36、
中央摺動部38および後端側摺動部40、前端側摺動部
36に連接して設けられた突起42、前端側摺動部36
と中央摺動部38とを連結する小径の前軸部44および
中央摺動部38と後端側摺動部40とを連結する後軸部
46を備えるスプール48が内挿されている。スプール
48の前端側摺動部36はスプール孔18の小径部14
aを摺動可能、中央摺動部38は小径部14b、14c
を摺動可能、後端側摺動部40は小径部14d、14e
を摺動可能であり、スプール48は全体としてスプール
孔18によって軸芯を保持されてスプール孔18内を摺
動可能となっている。また、ばね室34内には、一方の
端部をアジャスト32に当接し、他方の端部を前端側摺
動部36に当接して圧縮コイルスプリング50が収容さ
れている。このため、スプール48は、圧縮コイルスプ
リング50によってアジャスト32から離隔する方向す
なわち矢印R方向に付勢されている。なお、この圧縮コ
イルスプリング50の付勢力は、アジャスト32を先端
孔30a内で前後進させることによって調節可能であ
る。
【0019】このバルブハウジング12の後端にはフラ
ンジ部52が設けられており、このフランジ部52に外
嵌するかしめ部54を介して、バルブハウジング12と
ソレノイドハウジング56とが一体的に結合されてい
る。ソレノイドハウジング56は、円筒状の前コア58
と一体化されているケース60、前コア58とほぼ同軸
の後コア62およびカバー64を備えている。これら後
コア62およびカバー64は、これらに挟持される板ば
ね軸受66と共にケース60の後端かしめ部68によっ
てかしめられ、ケース60と連結されている。
【0020】ケース60と前後コア58、62との間に
は、励磁コイル70が収容されている。また、前コア5
8および後コア62の内側に形成されたプランジャ作動
室72内には、ムービングコア74が収容されており、
ケース60、前コア58および後コア62とムービング
コア74とにより磁気回路が構成されている。
【0021】このムービングコア74には、ムービング
コア74の軸芯に沿って貫通するシャフト76が固着さ
れており、ムービングコア74とシャフト76とで本発
明のプランジャ部を構成している。シャフト76は、板
ばね68によって支承される後端部78がやや大径で前
端部に半球状の曲面部80が設けられている他は、ほぼ
全長にわたって同径である。このシャフト76は、前コ
ア58のしぼり部58aおよび後コア62のしぼり部6
2aを貫通してソレノイドハウジング56外に突出して
いる。シャフト76は、その後端部78を上述のように
板ばね軸受66に支承されているが、板ばね軸受66を
弾性変形させることで軸方向に往復移動可能である。一
方、シャフト76の曲面部80は、スプール48の後端
部82に穿設された円錐側面状の内壁84を有する凹部
86内に挿通されている。これら曲面部80とこれに外
接する内壁84とでピボット軸受が構成されることにな
り、シャフト76の先端部はスプール48によって支承
されている。
【0022】シャフト76とスプール48とを接合する
ピボット軸受部分は、バルブハウジング12のフランジ
部52とソレノイドハウジング56との間に形成されて
いる接合室87内に収容されている。なお、接合室87
には電磁弁10の外部に連通するドレン孔89が設けら
れており、ドレン孔89を介して液体が接合室87に入
出することが可能である。
【0023】次に、上述の構成になる電磁弁10の作動
について説明する。なお、電磁弁10は、図示しない油
室に浸漬された状態で使用され、各ポート20〜28は
それぞれ所定の経路(図示略)に接続される。この電磁
弁10においては、励磁コイル70に通電されていない
状態では、圧縮コイルスプリング50の付勢力によりス
プール48が矢印R方向に押圧されて後退位置とされ、
入力ポート24は閉鎖、後端側ドレンポート28は開放
されている。この際、シャフト76およびムービングコ
ア74もスプール48を介して圧縮コイルスプリング5
0の付勢力を及ぼされ、後退位置とされている。
【0024】一方、励磁コイル70に通電すると、ケー
ス60、前コア58、後コア62およびムービングコア
74により構成される磁気回路に生ずる磁気の作用によ
って、ムービングコア74がスプール48に向かう方向
すなわち矢印L方向に付勢される。この励磁コイル70
による付勢力によってシャフト76が圧縮コイルスプリ
ング50の付勢力に抗して前進すると、スプール48も
同方向に前進する。なお、このスプール48の前進に伴
って、前端側ドレンポート20から作動油が排出される
ので、ばね室34の液圧が上昇してスプール48の前進
を阻害することはない。スプール48の前進により後端
側ドレンポート28が閉鎖され入力ポート24が開放さ
れると、入力ポート24から出力ポート26へと所定圧
力の作動油が供給される。また、出力ポート26に接続
されるフィードバックポート22にも作動油が導かれ、
前端側摺動部36と中央摺動部38の受圧面積の差に応
じた力を矢印R方向に沿ってスプール48に及ぼす。こ
れにより、スプール48は圧縮コイルスプリング50の
付勢力およびフィードバックポート22に導入された作
動油による付勢力と励磁コイル70による付勢力がバラ
ンスする位置に保持される。
【0025】したがって、励磁コイル70に供給する励
磁電力を増減調整すればスプール48の相対位置を所望
の位置として、出力ポート26側の油圧を制御できる。
なお、このようなスプール48の挙動は従来と同様であ
る。他方、シャフト76は、前端の曲面部80をスプー
ル48によって支承され、後端部78を板ばね66によ
って支承されている。スプール48は、前端側摺動部3
6、中央摺動部38および後端側摺動部40をスプール
孔18に摺動させることで、バルブハウジング12によ
って軸芯を確実に保持されているので、シャフト76の
曲面部80も確実に軸芯を保持されることになる。この
ため、上述の操作においてシャフト76およびムービン
グコア74の軸芯が変動することはない。したがって、
励磁コイル70の軸芯に対してムービングコア74およ
びシャフト76の軸芯を適正に保持できる。
【0026】また、シャフト76の軸芯を保持するため
にブッシュ軸受等の摺動軸受を使用しないので、低温時
等において作動油の粘性が高い場合でも軸受部分での摺
動抵抗によってシャフト76の動きが阻害されて応答性
が低下することはない。さらに、摺動軸受を必要としな
いので、軸受の摺動部において異物を噛み込んだりする
おそれもない。しかも、例えば前コア58のしぼり部5
8aや後コア62のしぼり部62a等、摺動軸受を設置
する場合であれば高度の加工精度を要求される部分も精
密な加工をする必要はなくなり、摺動軸受を採用する場
合に比較して加工工数の低減が可能となる。
【0027】そのうえ、シャフト76は前コア58のし
ぼり部58aに出没する部分と後コア62のしぼり部6
2aに出没する部分を含めてほぼ全長にわたって等径と
なっているので、上述の往復動においても、しぼり部5
8a〜しぼり部62aにかけてのソレノイドハウジング
56の内側の空間容積が一定に保たれる。このためシャ
フト76の往復動に伴うポンピング作用は発生せず、こ
れによってソレノイドハウジング56内に外部の作動油
が吸引されることはない。したがって、このような作動
油の吸引に伴って鉄粉などの異物がソレノイドハウジン
グ56内に進入することはなく、このような異物による
電磁弁10の作動不全は防止される。
【0028】さらに、スプール48とシャフト76とが
別体となって上述のように接合されているので、たとえ
ムービングコア74に強力なサイドフォースが作用した
としても、このサイドフォースがスプール48に作用し
てスプール48にスプール孔18をこじる動きを生じる
ことはなく、こじりによってスプール48の摺動不良を
発生することはない。 (実施例2)この実施例2は、バルブハウジングの先端
部にフィードバックポートを設けた例で、バルブハウジ
ング、スプール、アジャストの構造は実施例1とは異な
るが、ソレノイドハウジング側の構成は実施例1と同様
である。これに伴い、ソレノイドハウジング側の各部に
ついては実施例1と同じ品番を付して、それらについて
の説明を省略する。
【0029】図2に示すように、液圧制御用電磁弁(以
下、単に電磁弁ともいう)100は、実施例1の電磁弁
と同様の構造を有するソレノイド部102を備えてい
る。このソレノイド部102には、フランジ部104を
ソレノイドハウジング56のかしめ部54によってかし
められて、筒状のバルブハウジング106が固着されて
いる。また、フランジ部104とソレノイドハウジング
56との間には接合室108が形成されている。
【0030】バルブハウジング106の内部には、複数
の段差によって区画される小径部110a、110b、
110c、110dおよび大径部112a、112b、
112c、112dを備えるスプール孔114が穿設さ
れている。このスプール孔114の小径部110a〜1
10dおよび大径部112a〜112dは、互いにほぼ
同軸である。また、バルブハウジング106の各大径部
112a〜112dに対応する位置には、バルブハウジ
ング106の径方向に沿ってフィードバックポート11
6、入力ポート118、出力ポート120およびドレン
ポート122が穿設されており、それぞれ大径部112
a〜112dに連通している。さらに、バルブハウジン
グ106の先端部124には、大径部112aに連接す
る嵌合部126aと嵌合部126aと段差を介して接す
る螺合部126bを有する先端孔126が設けられてい
る。この先端孔126には、嵌合部126aにおいて液
密に嵌合し、螺合部126bにて螺合するアジャスト1
28が内挿されており、先端孔126と大径部112a
とにわたるフィードバック室130が形成されている。
このフィードバック室130は、本発明における先端液
圧室に該当している。
【0031】スプール孔114には、前端側摺動部13
2および後端側摺動部134、前端側摺動部132に連
接して設けられた突起136および前端側摺動部132
と後端側摺動部134とを連結する小径軸部138を備
えるスプール140が内挿されている。スプール140
の前端側摺動部132はスプール孔114の小径部11
0a、110bを摺動可能、後端側摺動部134は小径
部110c、110dを摺動可能であり、スプール14
0は全体としてスプール孔114によって軸芯を保持さ
れてスプール孔114内を摺動可能となっている。ま
た、フィードバック室130内には、一方の端部をアジ
ャスト128に当接し、他方の端部を前端側摺動部13
2に当接して圧縮コイルスプリング142が収容されて
いる。このため、スプール140は、圧縮コイルスプリ
ング142によってアジャスト128から離隔する方向
すなわち矢印R方向に付勢されている。なお、この圧縮
コイルスプリング142の付勢力は、アジャスト128
を先端孔126内で前後進させることによって調節可能
である。
【0032】また、スプール140の後端側摺動部13
4には、円錐側面状の内壁144を有する凹部146が
穿設されており、この凹部146には、シャフト76の
曲面部80が挿通されている。このため、曲面部80と
これに外接する内壁144とでピボット軸受が構成され
ることになり、シャフト76の先端部はスプール140
によって支承されている。
【0033】シャフト76とスプール140とを接合す
るピボット軸受部分は、接合室108内に収容されてい
るが、図示のようにシャフト76の外径とスプール14
0の外径とがほぼ一致しているので、スプール140お
よびシャフト76の往復動によっても接合室108の空
間容積は実質的に変動しない。このため、接合室108
の空間容積の変動による接合室108への液体の入出は
事実上起こらない。
【0034】次に、上述の構成になる電磁弁100の作
動について説明する。なお、電磁弁100は、図示しな
い油室に浸漬された状態で使用され、各ポート116〜
122はそれぞれ所定の経路(図示略)に接続される。
この電磁弁100においては、励磁コイル70に通電さ
れていない状態では、圧縮コイルスプリング142の付
勢力によりスプール140が矢印R方向に押圧されて後
退位置とされ、入力ポート118は閉鎖、ドレンポート
122は開放されている。この際、シャフト76および
ムービングコア74もスプール140を介して圧縮コイ
ルスプリング142の付勢力を及ぼされ、後退位置とさ
れている。
【0035】一方、励磁コイル70に通電すると、ケー
ス60、前コア58、後コア62およびムービングコア
74により構成される磁気回路に生ずる磁気の作用によ
って、ムービングコア74がスプール140に向かう方
向すなわち矢印L方向に付勢される。この励磁コイル7
0による付勢力によってシャフト76が圧縮コイルスプ
リング142の付勢力に抗して前進すると、スプール1
40も同方向に前進する。スプール140の前進により
ドレンポート122が閉鎖され入力ポート118が開放
されると、入力ポート118から出力ポート120へと
所定圧力の作動油が供給される。また、出力ポート12
0に接続されるフィードバックポート116を介してフ
ィードバック室130にも作動油が導かれ、スプール1
40の先端部の受圧面積に応じた力(背圧)を矢印R方
向に沿ってスプール140に及ぼす。これにより、スプ
ール140は圧縮コイルスプリング142の付勢力およ
びフィードバック室130に導入された作動油による付
勢力と励磁コイル70による付勢力がバランスする位置
に保持される。したがって、励磁コイル70に供給する
励磁電力を増減調整すればスプール140の相対位置を
所望の位置として、出力ポート120側の油圧を制御で
きる。
【0036】なお、このスプール140の前進に伴って
フィードバック室130の容積が減少するが、ドレンポ
ート122が閉鎖されるまでは、フィードバック室13
0の作動油は出力ポート120を介して連通しているド
レンポート122側に排出されるので、スプール140
の前進に伴ってフィードバック室130の液圧が上昇し
てスプール140の前進を阻害することはない。また、
入力ポート118が開放されドレンポート122が閉鎖
された後は、出力ポート120を介して導入される作動
油の圧力に応じたフィードバック圧をスプール140に
及ぼすことになり、フィードバック室130の作動油も
出力ポート120へ供給されることとなる。このよう
に、フィードバック室130がばね室を兼ねる構造であ
るので、ばね室とフィードバック室とを個別に設けてい
た従来の液圧制御用電磁弁と比較して、液圧制御用電磁
弁の小型化および加工工程の簡素化が可能となる。
【0037】さらに、シャフト76の外径とスプール1
40の外径とがほぼ一致しているので、スプール140
およびシャフト76の往復動によっても接合室108の
空間容積は実質的に変動しない。つまり、接合室108
の空間容積の変動による接合室108への液体の入出は
事実上起こらないので、接合室108に入出する作動油
の流動抵抗が、スプール140およびシャフト76の往
復動に対する抵抗として作用することもなく、これを原
因とする液圧制御用電磁弁100の応答性の低下はな
い。したがって、液圧制御用電磁弁100の応答性は向
上されている。
【0038】他方、シャフト76は、前端の曲面部80
をスプール140によって支承され、後端部78を板ば
ね66によって支承されている。スプール140は、前
端側摺動部132および後端側摺動部134をスプール
孔114に摺動させることで、バルブハウジング106
によって軸芯を確実に保持されているので、シャフト7
6の曲面部80も確実に軸芯を保持されることになる。
このため、上述の操作においてシャフト76およびムー
ビングコア74の軸芯が変動することはない。したがっ
て、励磁コイル70の軸芯に対してムービングコア74
およびシャフト76の軸芯を適正に保持できる。
【0039】また、シャフト76の軸芯を保持するため
にブッシュ軸受等の摺動軸受を使用しないので、低温時
等において作動油の粘性が高い場合でも軸受部分での摺
動抵抗によってシャフト76の動きが阻害されて応答性
が低下することはない。さらに、摺動軸受を必要としな
いので、軸受の摺動部において異物を噛み込んだりする
おそれもない。しかも、例えば前コア58のしぼり部5
8aや後コア62のしぼり部62a等、摺動軸受を設置
する場合であれば高度の加工精度を要求される部分も精
密な加工をする必要はなくなり、摺動軸受を採用する場
合に比較して加工工数の低減が可能となる。
【0040】そのうえ、シャフト76は前コア58のし
ぼり部58aに出没する部分と後コア62のしぼり部6
2aに出没する部分を含めてほぼ全長にわたって等径と
なっているので、上述の往復動においても、しぼり部5
8a〜しぼり部62aにかけてのソレノイドハウジング
56の内側の空間容積が一定に保たれる。このためシャ
フト76の往復動に伴うポンピング作用は発生せず、こ
れによってソレノイドハウジング56内に外部の作動油
が吸引されることはない。したがって、このような作動
油の吸引に伴って鉄粉などの異物がソレノイドハウジン
グ56内に進入することはなく、このような異物による
電磁弁100の作動不全は防止される。
【0041】さらに、スプール140とシャフト76と
が別体となって上述のように接合されているので、たと
えムービングコア74に強力なサイドフォースが作用し
たとしても、このサイドフォースがスプール140に作
用してスプール140にスプール孔114をこじる動き
を生じることはなく、こじりによってスプール140の
摺動不良を発生することはない。
【0042】以上のように、実施例2の電磁弁100
は、実施例1と同様の効果を奏する。さらに、フィード
バック室130がばね室を兼ねることにより小型化およ
び加工工程の簡素化が図られている。しかも、シャフト
76の外径とスプール140の外径とをほぼ一致させて
スプール140およびシャフト76の往復動による接合
室108の空間容積の変動とこれに伴う接合室108へ
の作動油の入出を回避しているので、接合室108に入
出する作動油の流動抵抗が、スプール140およびシャ
フト76の往復動に対する抵抗として作用することもな
く、これを原因とする液圧制御用電磁弁100の応答性
の低下はない。このため、液圧制御用電磁弁100の応
答性は向上されている。
【0043】次に、上述の実施例1、2の構造の変形例
について図3、図4を参照して説明する。なお、以下の
例では、図示する以外の構造は上述の実施例1または2
と同様であるのでそれらの部分の図示および説明は省略
する。 (変形例1)この変形例は、スプールとシャフトの接合
部の構造に関する。
【0044】図3に示すように、バルブハウジング20
0に摺動自在に挿通されているスプール202の後端部
に設けられた突起204の先端には半球状の曲面部20
6が備えられている。一方、ソレノイドハウジング20
8に挿通されているシャフト210の先端部には円錐側
面状の内壁212を有する凹部214が穿設されてい
る。突起204の曲面部206を含む部分は凹部214
内に挿入され、曲面部206に内壁212が外接されて
いる。このようにして、スプール202とシャフト21
0とが接合されているので、シャフト210およびムー
ビングコアの軸芯を適正に保持できる他、ピボット軸受
構造による上述の実施例1、2と同様の効果を得られ
る。 (変形例2)この変形例2は実施例2に示したバルブハ
ウジングの先端の封止構造の変形例である。
【0045】図4に示すように、バルブハウジング30
0の先端部には、段差を挟んで嵌合部302と雄ねじ部
304とが設けられている。一方、アジャスト306の
内面側には、先端側に外嵌部308が設けられ内奥側に
雌ねじ部310が設けられている。アジャスト306の
外嵌部308はバルブハウジング300の嵌合部304
と液密に嵌合しており、雌ねじ部310と雄ねじ部30
4とが螺合している。これにより、バルブハウジング3
00の先端部には先端液圧室312が形成され、先端液
圧室312内には圧縮コイルスプリング314が収容さ
れている。
【0046】こうした構成により、実施例2と同様に、
先端液圧室312をばね室を兼ねるフィードバック室と
して使用することが可能となり、実施例2で述べたと同
様の効果を得ることができる。以上、実施例および変形
例について説明したが、本発明はこれらの例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさま
ざまに実施できる。
【0047】例えば、上述の例ではピボット軸受を構成
する凹部の内壁を円錐側面状としているが、相手方に向
かって開口する逆テーパ状であれば放物曲面状等でもよ
い。内壁の相手方となる曲面部も半球状に限らず、砲弾
状や半球の先端部分を切り落として断面を略台形状とし
た形状等でもよい。ただし、加工の容易さを考慮する
と、円錐側面状の内壁と半球状の曲面部の組合せが優れ
ている。
【0048】また、上述の実施例2および変形例2では
アジャストとバルブハウジングとを液密に嵌合させてバ
ルブハウジングの先端を封止しているが、必ずしも嵌合
による必要はなく、例えばねじ部分に接着剤等のシール
剤を塗布して螺合することによって液密を確保してもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の液
圧制御用電磁弁においては、プランジャ部は、その前後
端を正確に保持されるので軸芯の変動は防止され、励磁
コイルの軸芯に対してプランジャ部の軸芯を適正に保持
できる。しかも、ブッシュ軸受等の摺動軸受を使用しな
いので、低温時等において被制御液体の粘性が高い場合
でも摺動抵抗によって応答性が低下することはない。さ
らに、摺動軸受を必要としないので、軸受の摺動部にお
いて異物を噛み込んだり、摺動軸受の設置に伴って要求
される高度の加工精度も不要となり加工工数の低減が可
能となる。
【0050】次に、請求項2記載の液圧制御用電磁弁に
おいては、スプールの後端部またはプランジャ部の前端
部の一方に設けられた曲面部に、スプールの後端部また
はプランジャ部の前端部の他方に相手方に向かって開口
する凹部の内壁を外接させてスプールとプランジャ部と
を係合し、プランジャ部の前端部をスプールにて保持し
ているので、スプールの後端部にてプランジャ部の前端
部を確実に保持できる。このため、上記請求項1記載の
構成による効果を発揮する。さらに、スプールとプラン
ジャ部とを別体としているので、例えばプランジャ部に
サイドフォースが作用しても、このサイドフォースはス
プールにまで及ばない。これにより、スプールが摺動孔
内でこじり運動させられることはなく、このようなスプ
ールの運動によってスプールが摺動不良となることは防
止される。
【0051】また、請求項3記載の液圧制御用電磁弁に
おいては、摺動孔の先端部をアジャストにて液密に封止
して先端液圧室を形成して先端液圧室に付勢部材を収納
すると共に、先端液圧室をスプールに対し付勢部材の付
勢力と同方向の背圧を作用させるフィードバック室とし
て、先端液圧室を従来のばね室とフィードバック室を兼
ねるものとしている。このため、ばね室とフィードバッ
ク室とを個別に設けていた従来の液圧制御用電磁弁と比
較して、液圧制御用電磁弁の小型化および加工工程の簡
素化が可能となる。なお、請求項3記載の液圧制御用電
磁弁は、上記請求項1または2記載の構成による効果も
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の液圧制御用電磁弁の断面図であ
る。
【図2】 実施例2の液圧制御用電磁弁の断面図であ
る。
【図3】 スプールとシャフトの接合部分の変形例を説
明する一部断面図である。
【図4】 バルブハウジングとアジャストとの連結部分
の変形例を説明する一部断面図である。
【符号の説明】
10、100・・・液圧制御用電磁弁、12、106、
200、300・・・バルブハウジング、18、114
・・・スプール孔(摺動孔)、22、116・・・フィ
ードバックポート、24、118・・・入力ポート、2
6、120・・・出力ポート、32、128、306・
・・アジャスト、48、140、202・・・スプー
ル、50、142、314・・・圧縮コイルスプリング
(付勢部材)、56、208・・・ソレノイドハウジン
グ、66・・・板ばね軸受、70・・・励磁コイル、7
2・・・プランジャ作動室 74・・・ムービングコア(プランジャ部)、76、2
10・・・シャフト(プランジャ部)、80、206・
・・曲面部、84、144、212・・・内壁、86、
146、214・・・凹部、102・・・ソレノイド
部、130・・・フィードバック室(先端液圧室)、3
12・・・先端液圧室。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブハウジングに設けられた摺動孔内
    を往復摺動して弁孔を開閉するスプールと、プランジャ
    作動室が内部に形成される筒状のソレノイドハウジング
    と、該ソレノイドハウジングに収容された励磁コイル
    と、自身の軸方向に沿って往復自在に前記プランジャ作
    動室に収容されて前記ソレノイドハウジングと共に磁気
    回路を構成し前記励磁コイルによって軸方向に電磁付勢
    された際には前記スプールを同方向に付勢するプランジ
    ャ部と、前記スプールを前記プランジャ部による付勢に
    対向する方向に付勢する付勢部材とを備える液圧制御用
    電磁弁において、 前記プランジャ部の前端部を前記スプールにて保持し、 前記プランジャ部の後端部を前記プランジャ部の軸方向
    の変位を許容する板ばね軸受で軸支したことを特徴とす
    る液圧制御用電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記スプールの後端部または前記プラン
    ジャ部の前端部の一方に曲面部を設け、 前記スプールの後端部または前記プランジャ部の前端部
    の他方に相手方に向かって開口し前記曲面部に外接可能
    な逆テーパ状の内壁を有する凹部を設け、 前記曲面部に前記凹部の内壁を外接させて前記スプール
    と前記プランジャ部とを係合することにより、前記プラ
    ンジャ部の前端部を前記スプールにて保持することを特
    徴とする請求項1記載の液圧制御用電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記摺動孔の先端部をアジャストにて液
    密に封止して先端液圧室を形成し、 該先端液圧室に前記付勢部材を収納すると共に、 前記先端液圧室を、前記スプールに対し前記付勢部材の
    付勢力と同方向の背圧を作用させるフィードバック室と
    しても使用する構成としたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の液圧制御用電磁弁。
JP8864694A 1994-04-26 1994-04-26 液圧制御用電磁弁 Pending JPH07293729A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09196217A (ja) * 1996-01-18 1997-07-29 Toyoda Mach Works Ltd 電磁弁
JP2003207067A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Denso Corp 電磁弁装置
JP2010121768A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Toyota Motor Corp 流体制御弁および流体制御回路

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