JPH0729201A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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Publication number
JPH0729201A
JPH0729201A JP5195164A JP19516493A JPH0729201A JP H0729201 A JPH0729201 A JP H0729201A JP 5195164 A JP5195164 A JP 5195164A JP 19516493 A JP19516493 A JP 19516493A JP H0729201 A JPH0729201 A JP H0729201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
semiconductor substrate
detecting
optical pickup
pickup device
Prior art date
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Pending
Application number
JP5195164A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kitahara
裕士 北原
Yoshio Hayashi
善雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受光部に光ビームが照射されたとき、半導体基
板でのキャリアの挙動に着目してクロストーク防止を図
った3ビーム方式の光ピックアップ装置を得る。 【構成】フォーカシングエラー検出用受光部2と、フォ
ーカシングエラー検出用受光部2の両側に設けられたト
ラッキングエラー検出用の二つの受光部3とを一つの半
導体基板1に形成してなる受光素子を備える。フォーカ
シングエラー検出用受光部2とトラッキングエラー検出
用受光部3との間に、光励起によって生ずるクロストー
クを防止する遮蔽部7を設けた。遮蔽部7は、半導体基
板1そのものを用いて形成してよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3ビーム方式の光ピッ
クアップ装置に関するもので、特に受光部間のクロスト
ーク防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップのトラッキング制御方式
の一つとして3ビーム方式がある。これは、レーザ光を
位相形回折格子に通すことによって0次回折ビームと、
+1次回折ビームと、−1次回折ビームの3ビームに分
離し、対物レンズによって上記3ビームの焦点を記録媒
体のトラック方向に並べて結ばせ、さらに、記録媒体に
よる上記3ビームの反射光を受光素子に導き、受光素子
の上記3ビームにそれぞれ対応する受光部で各光ビーム
を受光する。トラッキング位置がずれると、+1次回折
ビームと−1次回折ビームを受光する受光部の出力に差
を生じるので、この出力差がなくなるように、対物レン
ズをトラッキング方向に駆動するものである。
【0003】図3、図4は、このような3ビーム方式の
受光素子の例を示す。図3、図4において、受光素子は
半導体基板1を有し、この半導体基板1に形成されたフ
ォーカシングエラー検出用受光部2と、このフォーカシ
ングエラー検出用受光部2の両側に設けられたトラッキ
ングエラー検出用受光部3,4とを有してなる。これら
の受光部3,2,4は矢印で示すように記録媒体のトラ
ック方向に並んでいる。フォーカシングエラー検出用受
光部2は4分割された受光部A,B,C,Dからなり、
周知のように互いに対角位置にある受光部の出力の和を
とり、かつ、これらの和の差、即ち、(A+D)−(B
+C)を演算し、この値がゼロになるように対物レンズ
を光軸方向に駆動することによりフォーカシング制御を
行うことができる。
【0004】受光素子の各受光部3,2,4は、一つの
共通の半導体基板1に形成されている。図2は一つの半
導体基板1に形成された受光部2,3の部分を示すもの
で、例えば、半導体基板1はN型半導体で、受光部2,
3はP型半導体で構成される。受光部2はフォーカシン
グエラー検出用で、この受光部2には0次回折ビーム、
すなわちメインビームが照射される。受光部3はトラッ
キングエラー検出用で、この受光部に3には1次回折ビ
ーム、すなわちサブビームが照射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は、図4に示すよ
うに三つの受光部3,2,4がこの順に配列された受光
素子において、矢印で示すようにビームスポットを走査
したときの各受光部の出力を示す。ここでは、受光部3
の領域をE、受光部4の領域をFで表し、受光部2の4
分割された受光領域のうちビームスポットが通る領域を
A,Cで表している。上記各領域E,A,C,Fでビー
ムスポットを受光しているときはそれぞれの受光領域か
ら信号が出力される。しかし、受光領域E,Fの出力
が、受光領域A,Cとの境界付近で本来立ち上がっては
ならないにもかかわらず、図5に符号a,cで示すよう
に上記の境界付近で立ち上がっている。これがクロスト
ークであり、トラッキングエラー検出時のオフセット発
生原因となり、トラッキング制御動作上の不安定要因と
なる。
【0006】本発明は、受光部に光ビームが照射された
とき、半導体基板1でのキャリアの挙動に着目してクロ
ストーク防止を図ったものである。
【0007】すなわち、受光素子の受光部に光ビームが
照射されると、図2に示すように、光ビームが照射され
た受光部の下方の半導体基板1においてキャリア8が光
励起され、半導体基板1内を拡散して受光部に到達し、
受光部からキャリア8の量に応じた信号が出力される。
ここで、例えば受光部2がメインビームを受光した場合
を考えると、受光部2の下方の半導体基板1においてキ
ャリア8が光励起され拡散して受光部2に到達し、受光
部2から信号が出力されることになる。ところが、受光
部2と受光部3との境界近くにおいて、かつ、半導体基
板1の深層部において光励起されたキャリア8は、半導
体基板1内を拡散することによって隣合う受光部3に達
し、受光部3から信号が出力されてクロストークが生ず
る。特に、メインビームが受光部2の中心から受光部3
寄りにずれたときにクロストークが生じやすくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、フォ
ーカシングエラー検出用受光部とトラッキングエラー検
出用受光部との間に、光励起されたキャリアによって生
ずるクロストークを防止する遮蔽部を設けた。遮蔽部
は、基板そのものを用いて形成してもよい。
【0009】
【作用】フォーカシングエラー検出用受光部とトラッキ
ングエラー検出用受光部との境界近くにおいて、かつ、
半導体基板の深層部において光励起されたキャリアは、
半導体基板内をあらゆる向きに拡散する。しかし、一つ
の受光部が受光することによって励起されたキャリアが
別の受光部に向かうと、このキャリアは、一方の受光部
と他方の受光部との間に設けられた遮蔽部によって阻止
され、上記別の受光部に到達することはない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかる光
ピックアップ装置の実施例について説明する。なお、前
記従来例の構成部分と共通の構成部分には共通の符号を
用いる。図1において、受光素子は半導体基板1を有
し、この半導体基板1に形成されたフォーカシングエラ
ー検出用受光部2と、これに隣接して設けられたトラッ
キングエラー検出用受光部3とを有してなる。前述の従
来例と同様に、フォーカシングエラー検出用受光部2を
挾んでトラッキングエラー検出用受光部3とは反対側に
も別のトラッキングエラー検出用受光部が設けられてい
るが、図1には描かれていない。これらの受光部は記録
媒体のトラック方向に並んでいる。前記従来例について
説明したように、フォーカシングエラー検出用受光部2
は4分割された受光部からなり、これらの受光部の出力
から周知のようにフォーカシングエラー信号を得ること
ができる。
【0011】また、トラッキングエラー検出用受光部3
と図示されない別のトラッキングエラー検出用受光部に
は、前述の従来例と同様にそれぞれ+1次回折ビームと
−1次回折ビームが照射され、各受光部の出力の差から
トラッキングエラー信号を得ることができる。
【0012】半導体基板1をN型半導体とすると、この
基板1にP型半導体を形成することにより各受光部2,
3が配置されている。フォーカシングエラー検出用受光
部2の表面はメインビームの受光面12となっており、
トラッキングエラー検出用受光面3の表面はサブビーム
の受光面13となっている。これらの受光面12,13
間は分離帯となっており、この分離帯からP型半導体を
形成することによって遮蔽部7が設けられている。遮蔽
部7は光励起によって生ずるクロストークを防止するた
めのもので、半導体基板1の深部に達するように形成さ
れている。遮蔽部7は図に示すように接地してもよい
が、接地しなくてもよい。上記分離帯の表面にはアルミ
膜等による遮光部6が形成されている。上記遮蔽部7及
び遮光部6は、フォーカシングエラー検出用受光部2と
図示されない別のトラッキングエラー検出用受光部との
間の分離帯にも同様に設けられる。なお、図4にも上記
遮蔽部7を設けた場合の例を仮想的に示している。
【0013】このように、遮蔽部7を設けることによっ
て、光励起されたキャリア8の拡散領域が各受光部2,
3間で独立している。そこでいま、受光素子の各受光部
2,3の受光面12,13に光ビームが照射すると、光
ビームが照射された各受光部2,3の下方の半導体基板
1においてキャリア8が光励起され、半導体基板1内を
拡散して各受光部2,3に達し、各受光部2,3からキ
ャリア8の量に応じた信号が出力される。ここで、受光
部2が受光することにより、受光部3との境界近くにお
いて、かつ、半導体基板1の深層部において光励起され
たキャリア8はあらゆる向きに拡散するが、遮蔽部7に
より受光部3に向かう拡散が阻止され、受光部3に到達
することはない。同様に、受光部3が受光することによ
って光励起されたキャリア8が受光部2に到達すること
も遮蔽部7によって阻止される。従って、受光部2,3
相互間のクロストークが防止され、トラッキングエラー
検出信号のオフセットが低減されて安定したトラッキン
グ制御が可能となる。
【0014】なお、図示の実施例のように、半導体基板
そのものを用いて遮蔽部を形成したものによれば、広く
用いられている拡散法や成長法を適用することができる
ため、生産性の面から優れている。もっとも、遮蔽部の
形成方法及び構造は実施例のものに限定されるものでは
なく、例えば遮蔽部材を埋め込むことによって遮蔽部を
形成してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、3ビーム方式の光ピッ
クアップ装置において、フォーカシングエラー検出用受
光部とトラッキングエラー検出用受光部との間に、光励
起されたキャリアによって生ずるクロストークを防止す
る遮蔽部を設けたため、一つの受光部が受光することに
より、隣接する別の受光部との境界近くにおいて、か
つ、半導体基板の深層部において光励起されたキャリア
が上記別の受光部に到達するのを上記遮蔽部が阻止す
る。従って、隣接する受光部相互間のクロストークが防
止され、トラッキングエラー検出信号のオフセットが低
減されて安定したトラッキング制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光ピックアップ装置の実施例を
示す断面図。
【図2】従来の光ピックアップ装置の例を示す断面図。
【図3】同上光ピックアップ装置による光ビームの受光
の様子を示す側面図。
【図4】上記光ピックアップ装置の正面図。
【図5】上記光ピックアップ装置の各受光部の出力を示
す線図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 受光部 3 トラッキングエラー検出用受光部 7 遮蔽部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーカシングエラー検出用受光部と、
    このフォーカシングエラー検出用受光部の両側に設けら
    れたトラッキングエラー検出用の二つの受光部とを一つ
    の半導体基板に形成してなる受光素子を備えた3ビーム
    方式の光ピックアップ装置において、 上記フォーカシングエラー検出用受光部とトラッキング
    エラー検出用受光部との間に、光励起されたキャリアに
    よって生ずるクロストークを防止する遮蔽部を設けたこ
    とを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 遮蔽部は、半導体基板そのものを用いて
    形成された請求項1記載の光ピックアップ装置。
JP5195164A 1993-07-12 1993-07-12 光ピックアップ装置 Pending JPH0729201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5195164A JPH0729201A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5195164A JPH0729201A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 光ピックアップ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0729201A true JPH0729201A (ja) 1995-01-31

Family

ID=16336499

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JP5195164A Pending JPH0729201A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 光ピックアップ装置

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