JPH07290901A - 自転車用のプラスチック製ホイ−ル - Google Patents

自転車用のプラスチック製ホイ−ル

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JPH07290901A
JPH07290901A JP11353094A JP11353094A JPH07290901A JP H07290901 A JPH07290901 A JP H07290901A JP 11353094 A JP11353094 A JP 11353094A JP 11353094 A JP11353094 A JP 11353094A JP H07290901 A JPH07290901 A JP H07290901A
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JP
Japan
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bearing
wheel
sleeve
hub
bicycle
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JP11353094A
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Masayuki Shimo
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Nippo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属部品からなるハブがボス部に組み付けてあ
るプラスチック製のホイ−ルにおいて、軸受構造部の強
度や耐久性を満足しながら、金属部品を容易に分離除去
できるようにし、資源の再利用に好適なホイ−ルを提供
する。 【構成】ハブ10の軸受ハウジング12を左右に分割し
た一対の軸受体15、15で構成する。この軸受体15
をホイ−ル中心の内ボス6に挿嵌する。各軸受体15の
キャップ17に回り止め溝19を形成し、これを内ボス
6の周面に設けたリブ8に係合して回り止め保持する。
各軸受体15にころがり軸受14を組み付け、ハブ軸1
3にねじ込んだ玉押さえ24でころがり軸受14を締結
固定する。玉押さえ24をねじ体27に利用して、各軸
受体15を内ボス6に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一輪車や三輪車を含
む自転車に適用されるプラスチック製ホイ−ルに関し、
そのハブ構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製のホイ−ルに対するハブ
の組付形態にはいくつかの種類がある。現在多用されて
いるのは、筒状の軸受ハウジングをホイ−ルの成形時に
インサ−ト固定する形態である。軸受ハウジングの筒周
壁には複数個の突起が設けられており、この突起をホイ
−ルの肉壁内に喰い込ませることによって、軸受ハウジ
ングとホイ−ルとが相対回転するのを阻止している。軸
受ハウジングは、例えばアルミダイキャスト品の必要個
所に旋削加工を施して形成され、その内部に鋼球やハブ
軸などを組み付けてハブを構成する。
【0003】特開平4−50002号公報には、軸受ハ
ウジングを左右一対のハブ片で構成し、これらをホイ−
ルに対して着脱自在に装着する組付形態が開示してあ
る。片方のハブ片の内端にねじ筒をねじ込んでおき、他
方のハブ片をねじ筒をねじ込むことにより、ホイ−ル中
心の軸受穴に一対のハブ片を締結固定するのである。軸
受穴の周辺部は、ホイ−ルにインサ−ト固定したテ−プ
リ−ル状の補強体で補強してある。
【0004】特開平2−241801号公報には、鋼球
やハブ軸などが組み込まれたハブユニットを、ホイ−ル
に対して着脱できる軸受構造が開示してある。そこで
は、金属製の一対のスリ−ブハ−フをホイ−ル中心に対
向状に装着して、ハブユニットを挿嵌固定するための軸
受穴を形成している。一対のスリ−ブハ−フは、筒状の
ボス部の外端にフランジ壁を一体に張り出して形成され
ており、フランジ壁をホイ−ルディスクに対して接着固
定する。これら一対のスリ−ブハ−フは、上記のテ−プ
リ−ル状の補強体と同様に、ハブを支持するための補強
体として機能している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、廃棄処分される
工業製品を工業原料として再利用する気運が高まってい
る。並行して、各種の工業製品を最終処分する際に、そ
の形成材料を厳密に分別して、焼却処理の効率の向上
と、再利用できる材料の回収とを同時に実現することが
望まれつつある。しかし、軸受ハウジングをインサ−ト
固定した従来のプラスチック製ホイ−ルでは、軸受ハウ
ジングをホイ−ルから容易に分離できないため、上記の
要望に応えることが困難であった。補強体をインサ−ト
固定したホイ−ルの場合にも、同様の問題点があり、補
強体を取り除くためには、余分な手間を掛ける必要があ
った。この点、一対のスリ−ブハ−フをホイ−ルに接着
する形態では、より少ない手間でスリ−ブハ−フをホイ
−ルから分離できるものの、分離作業に要する手間を省
ける訳ではない。
【0006】補強体を省略し、あるいは成形完了後のホ
イ−ルに軸受ハウジングを組み込む形態を採ると、上記
の問題点を回避できる。しかし、いずれの場合共、軸受
穴の機械的強度の低下や、ホイ−ルと軸受ハウジングの
結合強度の低下などを避けられず、強度および耐久性の
点で新たな問題を生じる。
【0007】この発明の目的は、自転車用ホイ−ルの軸
受構造部に要求される強度や耐久性を十分に満足しなが
ら、ホイ−ルを処分する際には、金属とプラスチックを
容易に分離できて、資源を再利用するのに好適なプラス
チック製ホイ−ルを提供することにある。この発明の他
の目的は、ホイ−ルに対する組み付けと分解を簡単に行
うことができるハブを備えたプラスチック製ホイ−ルを
提供することにある。この発明の他の目的は、軸受ハウ
ジングを構成する左右一対の軸受体の片方に限って回転
トルクが作用する場合にでも、左右の軸受体で回転トル
クを均等に負担できるハブを備えたプラスチック製ホイ
−ルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のホイ−ルは、
プラスチック成形されたホイ−ル1の中央のボス部2
に、軸受ハウジング12とハブ軸13と左右一対のころ
がり軸受14を含むハブ10が組み付けてある。ボス部
2は内面に軸受穴9を有する内ボス6と、内ボス6の外
周面に放射状に突設したリブ8とを備えている。軸受ハ
ウジング12は、左右に分割された金属製の一対の軸受
体15、15からなる。両軸受体15は、軸受穴9に内
嵌するスリ−ブ16と、スリ−ブ16の外周外端寄りに
周回状に突設したキャップ17とを有する。キャップ1
7の開口縁に沿って、前記リブ8と係合する回り止め溝
19を設ける。各軸受体15、15のそれぞれを、ハブ
軸13にねじ込んだねじ体27でボス部2に抜け外れ不
能に締付固定する。具体的には、軸受穴9内において対
向するスリ−ブ16の接合端に、互いに嵌係合する溝2
0と係合爪21とを形成する。ころがり軸受14を、ス
リ−ブ16に圧入固定されるボ−ルリング22とボ−ル
リング22に内接する一群の綱球23と、ハブ軸13に
ねじ込んだ玉押さえ24と、スリ−ブ16と玉押さえ2
4との間を封止するダストキャップ25とで構成し、玉
押さえ24でねじ体27を兼ねる。キャップ17に設け
た回り止め溝19の個数を、スリ−ブ16の接合端に設
けた溝20の個数の整数倍に設定する。なお、ここで言
う整数倍とは、回り止め溝19と溝20の形成個数が同
一の場合を含む。自転車の前輪に適した軸受ハウジング
12では、左右の軸受体15、15が同一部品からな
る。
【0009】
【作用】軸受ハウジング12を二分割した一対の軸受体
15で構成し、これをホイ−ル1のボス部2に内嵌装着
するので、ねじ体27を緩めてハブ軸13ところがり軸
受14を取り外すだけで、各軸受体15をホイ−ル1か
ら容易に分離できる。ホイ−ル1に十分な強度を有する
ハブ装着用のボス部2を設け、ボス部2とボス部2に装
着した軸受ハウジング12とで、軸受構造部に作用する
荷重を協同して負担し、さらに、キャップ17に設けた
回り止め溝19をボス部2と一体のリブ8に係合して、
各軸受体15、15を回り止め固定するので、軸受構造
部の機械的強度、およびホイ−ル1と軸受ハウジング1
2の結合強度を必要かつ十分なものとすることができ
る。
【0010】一対の軸受体15、15のスリ−ブ16の
端部どうしを、互いに嵌係合する溝20と係合爪21と
で接合すると、片方に作用する回転トルクを他方にも伝
えて、一対の軸受体15、15で回転トルクをホイ−ル
1に伝えることができる。ころがり軸受14の構成部品
である玉押さえ24がねじ体27を兼ねるハブ構造によ
れば、玉押さえ24を緩めるだけで全てのハブ部品を分
解できる。回り止め溝19の形成個数を、スリ−ブ16
の接合端の溝20の個数の整数倍に設定すると、隣接す
るリブ8に回り止め溝19の周方向位置を順に一致させ
るだけで、溝20と係合爪21の位置合わせを行うこと
ができる。
【0011】
【発明の効果】この発明では、分割された一対の軸受体
15、15で軸受ハウジング12を構成し、各軸受体1
5をハブ装着用のボス部2に挿嵌し、必要部品を組み込
んだ後、ハブ軸13にねじ込んだねじ体27で各軸受体
15をボス部2に締結固定するので、ねじ体27を緩め
るだけでボス部2に組み込まれた全てのハブ構成部品を
ホイ−ル1から容易に分解し取り外すことができる。さ
らに、ハブ装着用のボス部2を設け、ボス部2と、ボス
部2に装着した軸受ハウジング12とで、軸受部構造に
作用する外部荷重を協同して負担するので、十分な機械
的強度が得られるうえ、各軸受体15、15をボス部2
の周面に突設したリブ8で回り止め固定するので、ホイ
−ル1と軸受ハウジング12の結合強度を必要かつ十分
なものとすることができる。これにより、全体として軸
受構造部の機械的強度や耐久性を十分に満足しながら、
ホイ−ル1を処分する際には、金属とプラスチックを容
易に分離できて、資源の再利用に好適なプラスチック製
ホイ−ルが得られることとなった。
【0012】一対の軸受体15、15の端部どうしを係
合連結して、回転トルクを連結相手の軸受体15、15
に相互に伝え合う軸受ハウジング12によれば、自転車
を前進させる際の回転力や、制動モ―メントを一対の軸
受体15、15で協同して負担し、ホイ−ル1に伝える
ことができるので、ボス部2やその外面のリブ8の一部
に荷重が集中するのを解消して、長期使用に伴うプラス
チック製ホイ−ルの損耗や疲労破壊等を良く防止し、耐
久性を向上できる。ころがり軸受14の玉押さえ24を
利用して、各軸受体15、15をボス部2に締結固定す
るハブ構造によれば、玉押さえ24を緩めるだけで全て
のハブ部品を分解できるので、ハブ10のホイ−ル1か
らの分離除去作業を手早く簡単に行うことができる。組
み立てに要する時間も少なくて済む。各軸受体15、1
5の端部どうしを係合連結するにはスリ−ブ16の内端
の溝20と係合爪21を軸受穴9内において手探り状態
で嵌め込む必要があるが、回り止め溝19の形成個数を
溝20の個数の整数倍に設定しておけば、隣接するリブ
8に回り止め溝19の周方向位置を順に一致させるだけ
で、溝20と係合爪21の係合位置の適否を確認して、
溝20と係合爪21を確実に嵌係合させることができ、
二分割された軸受体15、15のボス部2に対する組み
付け作業を迅速かつ容易に行える。
【0013】
【実施例】図1ないし図6はこの発明に係るプラスチッ
ク製ホイ−ルの実施例を示す。図1および図2におい
て、符号1はホイ−ル、2はホイ−ル1の中央部に設け
られたハブ装着用のボス部、3はタイヤT(図1参照)
が装着されるリムである。ボス部2とリム3とは、ボス
部2の周面から放射状に延びるスポ―ク腕4、および隣
接するスポ―ク腕4、4どうしを接続し補強する板状壁
5で接続してある。ホイ−ル1は強化材が混入されたプ
ラスチックを射出成形して形成する。具体的には、ポリ
アミド樹脂にガラス繊維、炭素繊維、あるいはアラミド
繊維などの強化材の一種、又は2種以上を混入した成形
材で成形する。
【0014】ボス部2は、内ボス6と外ボス7とで二重
筒状に形成されており、両ボス6、7間に8個のリブ8
を同一間隔で放射状に一体形成する。内ボス6の内面の
軸受穴9にハブ10が組み込まれる。そのために、内ボ
ス6の肉厚を外ボス7の肉厚より十分に大きく設定し
て、内ボス6の強度を十分なものにしている。リブ8お
よび外ボス7は内ボス6の強度を増強するのにも役立っ
ている。
【0015】ハブ10は、軸受ハウジング12と、ねじ
軸からなるハブ軸13と、両者12、13に組み付けら
れる左右一対のころがり軸受14などで構成する。
【0016】図3において、軸受ハウジング12は二分
割された左右一対の軸受体15、15からなり、左右の
軸受体15、15は同一部品である。軸受体15はアル
ミダイキャスト成形品からなり、前記軸受穴9に嵌め込
まれるスリ−ブ16と、スリ−ブ16の外周外端寄りに
周回状に突設したキャップ17とを有し、スリ−ブ16
の内面外端寄りに、ころがり軸受14を組み込むための
装着穴18を設ける。図1に示すように、キャップ17
は内ボス6の側端に外嵌し、内ボス6の外面のリブ8で
回り止め固定される。そのために、キャップ17の開口
縁に沿って、リブ8と係合する回り止め溝19を一定間
隔おきに8個形成する。スリ−ブ16の内端縁には4個
の溝20を一定間隔おきに形成し、隣接する溝20、2
0間に、溝20と同幅の係合爪21を形成する。各軸受
体15、15を軸受穴9に挿嵌した状態において、各ス
リ−ブ16、16の溝20と係合爪21とは、互いに相
手側の係合爪21と溝20に密接係合する。
【0017】ころがり軸受14は、スリ−ブ16の装着
穴18に圧入固定される椀状のボ―ルリング22と、ボ
―ルリング22の内面に沿って配置される一群の鋼球2
3と、ハブ軸13にねじ込まれて鋼球23をボ―ルリン
グ22に押し付ける玉押さえ24、および装着穴18と
玉押さえ24との間を封止するダストキャップ25とか
らなる。ボ―ルリング22と玉押さえ24と、ダストキ
ャップ25は、それぞれ鋼材で形成する。
【0018】ハブ構成部品は次の手順でボス部2に組み
付ける。まず、各軸受体15の装着穴18にボ―ルリン
グ22を圧嵌固定し、その内面にグリ―スを塗り付けた
後、一群の鋼球23をグリ―ス層に押し込み装填する。
次に、一方の軸受体15のスリ−ブ16を軸受穴9に挿
嵌し、図4に示すように、キャップ17に設けた回り止
め溝19をリブ8と係合させる。他方の軸受体15も同
様にして軸受穴9に挿嵌する。このとき、スリ−ブ16
の対向端に設けた溝20と係合爪21の位置合わせを行
うが、この位置合わせは、キャップ17の回り止め溝1
9を隣接するリブ8のいずれか一方の位置に合致させる
ことで、軸受穴9の外において行える。回り止め溝19
の形成個数を溝20の個数の2倍に設定しているので、
互いに係合する溝20と係合爪21の最大ずれ角が、回
り止め溝19の隣接角に一致しているからである。
【0019】溝20と係合爪21が互いに係合する状態
で、各軸受体15、15をボス部2に組み付けた後、ハ
ブ軸13を挿通し、それぞれの軸端からダストキャップ
25を挿嵌し、玉押さえ24をねじ込んで鋼球23の一
群をボ―ルリング22に押し付ける。これにより、各軸
受体15、15は、図1に示すように玉押さえ24でこ
ろがり軸受14を介して、抜け止め保持され、ボス部2
に締結固定される。つまり、この実施例においては、軸
受体15をボス部2に締結固定するためのねじ体27を
玉押さえ24が兼ねている。
【0020】左右の玉押さえ24を適正な締付けトルク
でねじ込んだ状態において、各軸受体15は、内ボス6
の側端面に押し付けられて軸方向へ遊動不能に固定され
ている。しかし、溝20と係合爪21とは軸方向の僅か
な隙間を残して係合している。また、図5に示すよう
に、各回り止め溝19がリブ8と係合するので、各軸受
体15とホイ−ル1とは周方向へ遊動不能に結合されて
いる。
【0021】以上のように構成したハブ10は、玉押さ
え24を緩めてハブ軸13から取り外すだけで、全ての
ハブ構成部品をボス部2から簡単に分離できる。従っ
て、ホイ−ル1を処分する際のハブ10とホイ−ル1の
分離作業を手早く簡単に行える。
【0022】上記のハブ10は自転車の前輪に適用する
もので、左右の軸受体は同一部品からなる。図6に示す
ように、後輪用のハブ10aにおいては、一方の軸受体
15のスリ−ブ16の外端周面にねじ29を形成し、こ
れにスプロケットホイ―ル30をねじ込み固定する。さ
らに、ハンドブレ―キを使用する場合には、他方の軸受
体15のスリ−ブ16の外端周面にねじ31を形成し、
これにブレ―キドラム(図示していない)をねじ込み固
定する。各ねじ29、31を形成することによって、ス
リ−ブ16の左右長が増加するが、軸受ハウジング12
の内部構造は前輪用のそれと実質的に差違がないので、
その説明を省略する。
【0023】上記の実施例は以下のように各部を変更し
て実施することができる。玉押さえ24とは別に、ハブ
軸13にねじ込まれるねじ体27を設け、このねじ体2
7で軸受体15をボス部2に締結固定する。この場合
は、玉押さえ24の雌ねじを省略して玉押さえ24を前
記ねじ体27で共締め固定することもできる。ころがり
軸受14としては、市販されているボ―ルベアリングや
ニ―ドルベアリングなどを利用することができる。回り
止め溝19と溝20の形成個数は異っていてもよく、形
成個数は奇数個であってもよい。この場合は、ボス部2
とキャップ17の外面に合いマ―クを形成しておくこと
で、組み付けを容易に行える。リブ8は少なくとも2個
あればよい。さらに、リブ8の変形として、内ボス6の
外周面に沈みキー状に突出形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホイ―ルの縦断正面図である。
【図2】ホイ―ルのみの正面図である。
【図3】ハブの分解斜視図である。
【図4】軸受体の組み付け途中状態を示す縦断正面図で
ある。
【図5】図4におけるA−A線断面図である
【図6】後輪用のハブの正面図である。
【符号の説明】
1………ホイ―ル、2………ボス部、6………内ボス、
8………リブ、9………軸受穴、10………ハブ、12
………軸受ハウジング、13………ハブ軸、14………
ころがり軸受、15………軸受体、16………スリ―
ブ、17………キャップ、19………回り止め溝、20
………溝、21………係合爪、22………ボ―ルリン
グ、23………鋼球、24………玉押さえ、25………
ダストキャップ、27………ねじ体。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成形されたホイ−ル1の中
    央のボス部2に、軸受ハウジング12とハブ軸13と左
    右一対のころがり軸受14を含むハブ10が組み付けて
    ある自転車用のホイ−ルであって、 ボス部2は内面に軸受穴9有する内ボス6と、内ボス6
    の外周面に放射状に突設したリブ8とを備えており、 軸受ハウジング12は、左右に分割された金属製の一対
    の軸受体15、15からなり、 両軸受体15は、軸受穴9に内嵌するスリ−ブ16と、
    スリ−ブ16の外周外端寄りに周回状に突設したキャッ
    プ17とを有し、 キャップ17の開口縁に沿って、前記リブ8と係合する
    回り止め溝19が設けられており、 各軸受体15、15のそれぞれが、ハブ軸13にねじ込
    んだねじ体27でボス部2に抜け外れ不能に締付固定し
    てある自転車用のプラスチック製ホイ−ル。
  2. 【請求項2】 軸受穴9内において対向するスリ−ブ1
    6の接合端に、互いに嵌係合する溝20と係合爪21と
    が形成してある請求項1記載の自転車用のプラスチック
    製ホイ−ル。
  3. 【請求項3】 ころがり軸受14が、スリ−ブ16に圧
    入固定されるボ−ルリング22とボ−ルリング22に内
    接する一群の綱球23と、ハブ軸13にねじ込んだ玉押
    さえ24と、スリ−ブ16と玉押さえ24との間を封止
    するダストキャップ25とからなり、玉押さえ24がね
    じ体27を兼ねている請求項1または請求項2記載の自
    転車用のプラスチック製ホイ−ル。
  4. 【請求項4】 キャップ17に設けた回り止め溝19の
    個数が、スリ−ブ16の接合端に設けた溝20の個数の
    整数倍に設定されており、左右の軸受体15、15が同
    一部品からなる請求項1乃至3のいずれかに記載の自転
    車用のプラスチック製ホイ−ル。
  5. 【請求項5】 軸受ハウジング12の左右の軸受体1
    5、15が同一部品からなる自転車の前輪に適した請求
    項1乃至4のいずれかに記載のプラスチック製ホイ−
    ル。
JP11353094A 1994-04-28 1994-04-28 自転車用のプラスチック製ホイ−ル Pending JPH07290901A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040903A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Reizu Eng:Kk 車両用軽合金ホイール
DE102014226147A1 (de) * 2014-12-17 2016-06-23 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Rad für ein Motorrad oder einen Motorroller

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