JPH0729015B2 - 排ガスフィルタ - Google Patents
排ガスフィルタInfo
- Publication number
- JPH0729015B2 JPH0729015B2 JP15535389A JP15535389A JPH0729015B2 JP H0729015 B2 JPH0729015 B2 JP H0729015B2 JP 15535389 A JP15535389 A JP 15535389A JP 15535389 A JP15535389 A JP 15535389A JP H0729015 B2 JPH0729015 B2 JP H0729015B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- filter
- particulates
- exhaust
- diffuser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は排ガスを浄化するフィルタ、特にディーゼル排
ガス中に含まれるパーティシュレートを除去する排ガス
フィルタに関する。
ガス中に含まれるパーティシュレートを除去する排ガス
フィルタに関する。
従来の技術 近年、ディーゼルエンジンから排出される大気汚染物質
の規制を強化する傾向がみられる。特に黒煙規制にかわ
り、煤を含む微粒子（パーティキュレート）を規制しよ
うとしている。このパーティキュレートを除去する方法
としては、排気管の途中に耐熱性のフィルタを設けるの
が一般的である。このフィルタにはセラミックハニカム
が用いられ、隣接するハニカムセルの端部が交互に閉塞
されており、排ガスは開口したハニカムセルに流入し
て、そのハニカムの壁を通過して隣りのハニカムセルに
移ってフィルタから流出する。そのときハニカムセルの
壁でパーティキュレートが濾別され除去されるのであ
る。
の規制を強化する傾向がみられる。特に黒煙規制にかわ
り、煤を含む微粒子（パーティキュレート）を規制しよ
うとしている。このパーティキュレートを除去する方法
としては、排気管の途中に耐熱性のフィルタを設けるの
が一般的である。このフィルタにはセラミックハニカム
が用いられ、隣接するハニカムセルの端部が交互に閉塞
されており、排ガスは開口したハニカムセルに流入し
て、そのハニカムの壁を通過して隣りのハニカムセルに
移ってフィルタから流出する。そのときハニカムセルの
壁でパーティキュレートが濾別され除去されるのであ
る。
発明が解決しようとする課題 このようなフィルタは排ガスを通過させるために多孔質
のセラミックで構成され、そのため著しく強度の低い材
料が用いられている。
のセラミックで構成され、そのため著しく強度の低い材
料が用いられている。
一方、排ガスの排気管内の流速は50m/秒を超えるもので
ある。また、排ガス中には、排気管内壁から剥離した錆
などの硬い固形分（パーティキュレートの一部）を含ん
でおり、それが排ガスと一緒にフィルタに衝突している
のである。かりに、フィルタの断面積が排気管のそれの
８倍あったとしても排ガス流は急速に広がることはでき
ず、そのため、そのままフィルタに衝突している。排ガ
ス中の固形分は慣性を持つため一層広がりにくい。
ある。また、排ガス中には、排気管内壁から剥離した錆
などの硬い固形分（パーティキュレートの一部）を含ん
でおり、それが排ガスと一緒にフィルタに衝突している
のである。かりに、フィルタの断面積が排気管のそれの
８倍あったとしても排ガス流は急速に広がることはでき
ず、そのため、そのままフィルタに衝突している。排ガ
ス中の固形分は慣性を持つため一層広がりにくい。
この、高速の排ガス流と、硬い固形分がフィルタの端面
に衝突して強度の弱いフィルタを削り取り、ついにはハ
ニカムセルの端部を塞いているプラグをも損ない、パー
ティキュレートのリークなどフィルタ特性の低下を招い
ていた。
に衝突して強度の弱いフィルタを削り取り、ついにはハ
ニカムセルの端部を塞いているプラグをも損ない、パー
ティキュレートのリークなどフィルタ特性の低下を招い
ていた。
本発明は、このような従来技術の課題を解決することを
目的とする。
目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、フィルタの前方、排ガスの上流側にパンチン
グメタル等の複数個の穴を有する材料など、排ガスの流
れを妨害し分散させる構造の材料を設けるものである。
グメタル等の複数個の穴を有する材料など、排ガスの流
れを妨害し分散させる構造の材料を設けるものである。
作用 排気管内を流れる排ガスは高速であるため、フィルタ前
方の、排気管との接続部である円錐型のコーンに流入し
ても直ちには広がらず、そのままフィルタに衝突する
が、例えばパンチングメタルを排ガスの流れ中に配して
排ガス流が直接フィルタに衝突しないようにすることに
よって、フィルタの端面が削り取られてフィルタ機能が
失われることを未然に防ぎ、長寿命を達成することが出
来る。
方の、排気管との接続部である円錐型のコーンに流入し
ても直ちには広がらず、そのままフィルタに衝突する
が、例えばパンチングメタルを排ガスの流れ中に配して
排ガス流が直接フィルタに衝突しないようにすることに
よって、フィルタの端面が削り取られてフィルタ機能が
失われることを未然に防ぎ、長寿命を達成することが出
来る。
実施例 以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
図において、フィルタ１を容器２内に収納した構造を示
す。フィルタ１にはアルミノシリケート繊維とセラミッ
ク原料粉末とを湿式抄造して得られるシートを、片方の
端にプラグ原料を詰めながら、段ボール形状にコルゲー
ト加工したものを、さらに、他端にプラグ原料を詰めな
がら、巻きとって、電気炉中1250℃に加熱して焼成して
セラミック化させて得られるものを用いた。このフィル
タ１は、パーティキュレートを含む排ガスが流入する入
口セル３−ａ、これに隣接する浄化された排ガスが流出
する出口セル３−ｂを有しており、入口セル３−ａ、出
口セル３−ｂは、それぞれ出口側、入口側でプラグ４−
ａ、ｂで封止されている。パーティキュレートは入口セ
ル３−ａの壁で濾過補集される。ガラス繊維クロスで覆
った断熱材６（マイクロサーム；日本アエロジル社製）
の入口端部をさらにシリカクロス７で覆ってフィルタ１
の外周壁５に巻き、熱膨張性断熱材８（インタラム マ
ット;3M社製）を巻いて圧縮しながら容器２に挿入す
る。熱膨張性断熱材８の両端面は容器２内に設けたフラ
ンジ９、10で押さえられている。
す。フィルタ１にはアルミノシリケート繊維とセラミッ
ク原料粉末とを湿式抄造して得られるシートを、片方の
端にプラグ原料を詰めながら、段ボール形状にコルゲー
ト加工したものを、さらに、他端にプラグ原料を詰めな
がら、巻きとって、電気炉中1250℃に加熱して焼成して
セラミック化させて得られるものを用いた。このフィル
タ１は、パーティキュレートを含む排ガスが流入する入
口セル３−ａ、これに隣接する浄化された排ガスが流出
する出口セル３−ｂを有しており、入口セル３−ａ、出
口セル３−ｂは、それぞれ出口側、入口側でプラグ４−
ａ、ｂで封止されている。パーティキュレートは入口セ
ル３−ａの壁で濾過補集される。ガラス繊維クロスで覆
った断熱材６（マイクロサーム；日本アエロジル社製）
の入口端部をさらにシリカクロス７で覆ってフィルタ１
の外周壁５に巻き、熱膨張性断熱材８（インタラム マ
ット;3M社製）を巻いて圧縮しながら容器２に挿入す
る。熱膨張性断熱材８の両端面は容器２内に設けたフラ
ンジ９、10で押さえられている。
容器２には排気流入管11、排気流出管12がそれぞれ接続
された入口コーン13、、出口コーン14がそれぞれ入口
側、出口側に溶接されている。フィルタ１の前方（排ガ
ス上流側）入口コーン13内に、排気流入管11で導かれる
排ガス流を分散させるためのパンチングメタル製のディ
フューザ15を設けてある。
された入口コーン13、、出口コーン14がそれぞれ入口
側、出口側に溶接されている。フィルタ１の前方（排ガ
ス上流側）入口コーン13内に、排気流入管11で導かれる
排ガス流を分散させるためのパンチングメタル製のディ
フューザ15を設けてある。
この様に、ディフューザ15を設けることで、排気流入管
11を高速で流れてきた排ガスはディフューザ15によって
攪乱され低い流速となってフィルタ１に達する。排ガ
ス、パーティキュレートはパンチングメタルに衝突して
速度を落とす。一方、パンチングメタルの穴を通過した
排ガスやパーティキュレートはパンチングメタルの後方
に発生する渦によって失速するのである。このように、
排ガス、パーティキュレートは低い流速となってフィル
タに到達するので、排ガスやパーティキュレートの衝突
によってフィルタ端面が削られることがなくなり、長期
間安全に使用することが出来る。本実施例ではディフュ
ーザにパンチングメタルを一段で用いたが複数段で、穴
の位置をずらして用いるとさらに効果的である。同様の
効果を持つ金網、金属板、セラミック板や成型体などを
用いることも可能である。
11を高速で流れてきた排ガスはディフューザ15によって
攪乱され低い流速となってフィルタ１に達する。排ガ
ス、パーティキュレートはパンチングメタルに衝突して
速度を落とす。一方、パンチングメタルの穴を通過した
排ガスやパーティキュレートはパンチングメタルの後方
に発生する渦によって失速するのである。このように、
排ガス、パーティキュレートは低い流速となってフィル
タに到達するので、排ガスやパーティキュレートの衝突
によってフィルタ端面が削られることがなくなり、長期
間安全に使用することが出来る。本実施例ではディフュ
ーザにパンチングメタルを一段で用いたが複数段で、穴
の位置をずらして用いるとさらに効果的である。同様の
効果を持つ金網、金属板、セラミック板や成型体などを
用いることも可能である。
発明の効果 本発明は、排気流入管からの高速度の排ガス、パーティ
キュレートが直接フィルタに衝突し、フィルタを削り取
ってフィルタ機能を損なっていた点を改善したものであ
る。即ち、上記のようにフィルタの前方にパンチングメ
タルなどのディフューザを設けることによって高速度の
排ガス、パーティキュレートを減速し、フィルタの損傷
を防止した。これによって排ガスフィルタは長期間安定
し、安全に機能することが出来る。
キュレートが直接フィルタに衝突し、フィルタを削り取
ってフィルタ機能を損なっていた点を改善したものであ
る。即ち、上記のようにフィルタの前方にパンチングメ
タルなどのディフューザを設けることによって高速度の
排ガス、パーティキュレートを減速し、フィルタの損傷
を防止した。これによって排ガスフィルタは長期間安定
し、安全に機能することが出来る。
図は、本発明の一実施例のフィルタの構成を示す縦断面
図である。 １……フィルタ、２……容器、13……入口コーン、15…
…ディフューザ。
図である。 １……フィルタ、２……容器、13……入口コーン、15…
…ディフューザ。
Claims (2)
- 【請求項１】排ガス中のパーティキュレートを除去する
フィルタにおいて、前記排ガス流が直接フィルタ入口に
衝突することを妨げるディフューザが一段、若しくは複
数段、フィルタの排ガス上流側に設けられたことを特徴
とする排ガスフィルタ。 - 【請求項２】ディフューザが、複数個の穴を設けた金
属、セラミック等の板、もしくは金網等の材料で構成さ
れたことを特徴とする請求項１記載の排ガスフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15535389A JPH0729015B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 排ガスフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15535389A JPH0729015B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 排ガスフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0321313A JPH0321313A (ja) | 1991-01-30 |
| JPH0729015B2 true JPH0729015B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=15604047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15535389A Expired - Fee Related JPH0729015B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 排ガスフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729015B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5355973A (en) | 1992-06-02 | 1994-10-18 | Donaldson Company, Inc. | Muffler with catalytic converter arrangement; and method |
| US6712869B2 (en) | 2002-02-27 | 2004-03-30 | Fleetguard, Inc. | Exhaust aftertreatment device with flow diffuser |
| CN100402806C (zh) * | 2005-11-23 | 2008-07-16 | 中国科学院金属研究所 | 一种壁流式柴油车尾气微粒过滤-再生装置 |
| DK3300690T3 (da) | 2008-01-31 | 2019-08-05 | Zoetis Services Llc | Vaccineringssystem til svin |
| CN109550326A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-04-02 | 唐山市神州机械有限公司 | 一种应用于煤炭干选机的杂物过滤器 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP15535389A patent/JPH0729015B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0321313A (ja) | 1991-01-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100819396B1 (ko) | 배기가스로부터 매연 입자를 제거하기 위한 방법 및 이와 관련된 집진요소 | |
| JP3925154B2 (ja) | 排ガス浄化フィルタ | |
| EP1251247B1 (en) | Exhaust gas purifying filter | |
| US6835224B2 (en) | Open end diesel particulate trap | |
| JPH0657288B2 (ja) | パテイキユレ−トトラツプ | |
| JPS5928010A (ja) | 排気ガス浄化用構造物 | |
| JPH02293013A (ja) | ガス状流れのろ過方法および該方法を実施するフイルタ | |
| WO2007094499A1 (ja) | セラミックハニカムフィルタ及び排気ガス浄化装置 | |
| JPH0127767B2 (ja) | ||
| JPH0729015B2 (ja) | 排ガスフィルタ | |
| JP2855860B2 (ja) | 内燃機関の排気フィルタ | |
| JPS57203812A (en) | Exhaust gas purifier for motor car engine | |
| MXPA04008478A (es) | Filtro de aire de dos etapas. | |
| CA1277929C (en) | Device for removing particulates from a gas stream | |
| GB2374385A (en) | I.c. engine exhaust component for removing sparks and attenuating noise | |
| CN218295893U (zh) | 一种吸油烟机 | |
| JP2020028852A (ja) | 空気浄化フィルタユニット及び空気浄化フェンス構造体 | |
| JP3332786B2 (ja) | セラミックフィルター | |
| JPH0631121A (ja) | ハニカムフィルタ | |
| SU589029A1 (ru) | Устройство дл очистки газа от пыли | |
| JP2002349230A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
| CN215610306U (zh) | 一种内循环车间高空烟尘治理净化装置 | |
| JPS637817A (ja) | 排ガスフイルタ | |
| SU1047499A1 (ru) | Фильтр дл очистки воздуха | |
| JPH08226317A (ja) | エンジンの排気浄化装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080405 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405 Year of fee payment: 14 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |