JPH0728998U - ロープ倍力締め結び用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本用品は，トラック等の積荷のロープ掛け
が簡単に出来，尚且つロープをストレートで引くより
も，滑車の原理作用により２倍以上の力で引く事が出来
ます，引張ったロープは結ばないで，ロープ掛けに挟み
込むだけで緩む事はありません。 【構成】 開口部のある，リング状本体のロープ巻き
つけ部と，本体下部の手前方向に突出た２本のＵ字形ロ
ープ掛け，からなるロープ引張り倍力用具．２本のＵ字
形ロープ掛けは，挟み込むだけで，結びと同等の固定が
出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は運輸，農林水産，土木のロープを使用する作業に，安全と省力と簡便な 取扱い，により経済性を持たらす用具。

【０００２】

【従来の技術】

従来，この分野やで，ロープを強く引く時には多数の人手，又はウインチを使用 するために，時間とスペースを必要とした，ロープを多用し又安全を第一とする 帆船や登山の用具にシャツクルとカラビナが使用されている，運輸関係では，通 称ナンキン締めと言われる方法が多用されている，いずれの方法も，あるていど 知識と経験がないと使用できず，ナンキン締めは，しばしば外れて怪我をする事 があり，又ロープとロープを摩擦する為に，摩耗が早かった。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

本考案では，最も使用されると思われる，トラックでの積荷にロープ掛け作業が 簡単に，早く，安全に行なえる様にしようとするものです，この作業に使用出来 る物であるならば，その他の用途にも利用出来ると考えます。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案では，多用されるロープの太さに合うように，ロープ巻きつけ部の強度と 角度と間隔をモニターのテストで決定した，又２本のＵ字形のロープ引掛け部を もうけ，通称ナンキン締め，と同等の手順でロープの引締めが出来るようにして 尚且つナンキン締め，の外れによる事故のないようにした，又不用意に道路に落 とした場合にも，他車のパンクの原因とならないように，突起部分は内側に向け た，２本のＵ字形引掛け部は１本材で支点部を丸く曲げて，応力の分散をするよ うにした，尚且つ焼入れをし弾力と耐久性を持たせた。

【０００５】

【作用】 トラック等の積荷のロープ掛けを従来の方法で無く，用貝をつかって，安全で強 力な引張り力を，得る事が出来る，又引張ったロープを結ばなくとも簡単に固定 することができる。

【０００６】

【実施例】

トラック等での実施例を説明する，ロープを従来通り対面するロープ掛けに通し 自由な位置に本用具の上部ロープ巻付け部に１回巻，次にロープに１回ないし２ 回巻いて，一方のロープ掛けを通して本用具のＵ字形のロープ掛けに通して引く と，滑車の原理作用により２倍の力で引く事が出来るので，積荷が強く固定出来 る，なお引張ったロープをＵ字形のロープ掛けに１回巻いて．二又の部分に挟み 込む事で結ばなくてもロープを固定出来る。

【０００７】

【考案の効果】

本考案により，素人でも荷締め作業が簡単に出来るようになった，取付け位置が 自在に出来るので，何度も車の荷台に乗り降りしなくても出来るようになった。 又，従来のナンキン締め，では外れによる怪我がしばしばあったが，本用具の使 用により解消された。引張ったロープを結ばないで，挟み込むだけで固定出来る

【図面の簡単な説明】

【図１】本用具にロープを実施した状態を示す。

【図２】本用具の正面図

【図３】本用具の平面図

【図４】本用具の左側面図

【符号の説明】

Ａ 開口部の有るリング状のロープ巻きつけ部 Ｂ ２本のＵ字形のロープ掛け Ｃ ロープ挟み込み部 Ｄ 丸く曲げた応力分散部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 開口部の有るリング状の本体上部にロー
   プの巻付け部と本体下部の手前方向に突出た２本のＵ字
   形のロープ掛け、とからなるロープを滑車の原理作用に
   より，人力で２倍の力で引張る事かできる用具。２本の
   Ｕ字形のロープ掛けは，引張ったロープを２本のＵ字形
   のロープ挟み隙間に押込み緩みを防止し，固定の作用を
   する。