JPH0728891A - 安全度の定量的評価装置 - Google Patents

安全度の定量的評価装置

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JPH0728891A
JPH0728891A JP16932193A JP16932193A JPH0728891A JP H0728891 A JPH0728891 A JP H0728891A JP 16932193 A JP16932193 A JP 16932193A JP 16932193 A JP16932193 A JP 16932193A JP H0728891 A JPH0728891 A JP H0728891A
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JP
Japan
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coefficient
disaster
work
quantification
unsafety
Prior art date
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Pending
Application number
JP16932193A
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English (en)
Inventor
Hiroto Yoshitoku
徳 廣 人 慶
Kazuo Nakayama
山 和 雄 中
Fumio Sato
藤 文 男 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業項目の不安全の度合を数値により定量的
に評価し、安全活動を展開する上で有効な判断材料を提
供できるようにする。 【構成】 作業工程の単位作業ごとに入力された災害起
因物、事故類型などの災害情報から作成され、単位単位
作業に対応する災害強度係数、災害発生頻度係数、災害
予防係数などの定量化係数を記憶した定量化データ記憶
手段と、単位作業ごとに前記定量化データを参照して定
量化係数を設定する定量化手段と、前記定量化係数を乗
算し単位作業の不安全度を算出するとともに、その総和
として作業工程の不安全度を算出する評価手段とから構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場、運送、建築現場
における労働災害の発生要因を定量的にとらえて安全度
を客観的に評価できるようにした安全度の定量的評価装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、安全に作業を行う保安活動が
ますます重要視されるようになっている。各企業は、従
来のように作業者個人の注意力を喚起し危険予知能力を
高めるために危険予知訓練を実施したり、作業場の整
理、整頓や各作業開始毎に指さし呼称を励行したりする
以外にも、工程の作業項目ごとに作業内容を標準化した
作業基準の作成などをはじめとして、安全活動の推進に
取り組んでいる。従来は、たとえば、危険予知訓練で
は、作業内容がイラストなどで描かれたワークシートを
見ながら、危険箇所を指摘したり、安全対策の作業員の
間で討論して危険予知能力の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
安全活動における労働災害発生要因の評価は、もっぱ
ら、作業者の経験と勘に頼って定性的に行っていたのが
実状である。また、内容の異なった作業の安全度を客観
的に比較したり、一工程全体としての安全度を総量的に
把握することは極めて困難であり、一連の作業内容との
関連において、不安全レベルを客観的に評価し、これを
具体的な作業環境の改善に直結させることが困難であっ
た。そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問
題点を解消し、工程の作業項目毎の不安全の度合を数値
により定量的に評価し、安全活動を展開する上で有効な
判断材料を提供できるようにした安全度定量的評価装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、作業工程の単位作業ごとに入力された災
害起因物、事故類型などの災害情報から作成され、単位
単位作業に対応する災害強度係数、災害発生頻度係数、
災害予防係数などの定量化係数を記憶した定量化データ
記憶手段と、単位作業ごとに前記定量化データを参照し
て定量化係数を設定する定量化手段と、前記定量化係数
を乗算し単位作業の不安全度を算出するとともに、その
総和として作業工程の不安全度を算出する評価手段とか
らなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、作業工程を構成する単位作業
の内容が時系列的に入力されると、定量化データが参照
されて災害強度係数、災害発生頻度係数、災害予防係
数、安全管理係数などの具体的点数として設定される。
そして、各係数を乗算して単位作業項目ごとの不安全度
が数値として定量的に算出される。また、各単位作業項
目の不安全度を加算して工程全体の不安全度が算出され
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明による安全度の定量的評価装置
の一実施例について添付の図面を参照して説明する。図
1は、本発明の構成を示す機能実現手段のブロック図で
ある。図2は、その処理の流れを表したフローチャート
である。図1において、符号1は、キーボード、ハンデ
ィターミナルなどの入力装置であり、作業工程ごとに具
体的な単位作業の内容や、作業工程の分類コード、災害
起因物の分類コード、災害類型のコード、などのデータ
を制御部2に入力する。制御部2は、マイクロプロセッ
サからなり、図示しないメモリに記憶された制御プログ
ラムに従い後述するフローチャートにそってデータ処理
を行う。
【0007】図3は、単位作業ごとに入力される災害情
報の例として作業工程の分類コード、災害起因物の分類
コード、事故の類型コードを表したものである。単位作
業の内容は、一連の作業工程を細分化した具体的な内容
として表され、各項目ごとに時系列的に入力される。作
業工程の分類コードは、たとえば、加工、運搬、停滞、
試験、その他といったように実際の製品等の製造工程の
作業要素別の大まかな区分けを表している。この実施例
では、視覚的に分かりやすいように、☆、○、△、□、
▽などの記号を用いて対照させている。災害起因物コー
ドは、災害の物理的起因物となった工場設備や装置その
他の物を区分けしてそれぞれを特定するコード番号を割
り付けて分類したものである。具体的には、原動機、電
動機構、動力機械などの機械装置、クレーン、コンベア
などの動力運搬機、乗用車、トラック等の乗り物、その
他圧力容器、可燃性ガス、薬品などの危険有害物など、
網羅的に細かく分類している。事故類型コードは、事故
の具体的内容を細分化してコード化したもので、墜落、
転倒、衝突、感電などに類型化されている。
【0008】次に、定量化データ記憶部3には、個々の
単位作業項目について、図4に示すような災害強度定数
A、発生頻度係数B、災害予防係数C、不安全行為係数
Dを設定するための情報があらかじめ記憶されている。
災害強度係数Aは、災害によって生ずる傷害の類型ごと
に、人命にかかわるような傷害は4点、障害が後遺症と
して残るような場合は、3点、休業災害の場合は、2
点、休業日数がでない不休災害程度ののレベルの比較的
軽微な災害の場合は1点というように、災害の程度に応
じてランク付けするための係数である。
【0009】災害発生頻度係数Bは、過去の災害発生の
統計にもとづき、その発生頻度をランクづけするための
係数で、災害発生の確率が高い場合は4点、ときどき発
生する場合は3点、発生する可能が十分考えられる場合
は2点、潜在的な可能性として考えられるがめったに発
生しない災害の場合は1点というように、点数でもって
発生頻度を定量化するための係数である。
【0010】災害予防係数Cは、作業部門ごとに災害の
発生の予防を防止する保安、安全設備の有無により、現
状での災害予防の見通しを定量化するための係数であ
る。この実施例では、災害検知手段や安全設備、保安器
具などがまったくない場合は5点、作業人の注意力にの
みたよっているのが現状である場合は、4点、ある程度
の保安器具が備え付けられている場合は2点、機械装置
にフェイルセーフ機構を取付、十分な安全対策が講じら
れている場合は1点というように、点数の低いほど災害
予防の体制が整っていることを表している。
【0011】安全管理係数Dは、安全管理の現状を定量
するための係数で、作業場における不安全行為や不安全
状態の管理、指導状況について、これらが不十分な場合
は4点、やや不十分の場合は3点、改善の余地がある場
合は2点、これらの管理が十分かつ適切に実施されてい
る場合は1点というように、点数が低いほど安全管理が
いきとどいていることを表している。
【0012】以上説明したような災害強度係数A、災害
発生頻度係数B、災害防止係数C、安全管理係数Dとい
った定量化係数は、作業工程の単位作業ごとに、災害起
因物、事故類型などの過去の災害記録に基づく統計的な
災害情報から作成されて、RAMなどの定量化データ記
憶手段3に記憶されている。定量化手段4は、入力され
た単位作業ごとに前記定量化データを参照して定量化係
数を設定し、評価手段5は、この定量化係数を乗算し単
位作業の不安全度を算出するとともに、その総和として
作業工程の不安全度を算出する。評価結果は、プリンタ
や補助記憶装置などの出力装置6にされるとともに、定
量化データ記憶手段3に出力され、定量化データの更新
に利用されるようになっている。
【0013】以下、安全度定量評価の処理の内容を図2
のフローチャートを参照して説明する。まず、作業工程
を構成する単位作業の内容が時系列的に入力装置1を介
して入力される(ステップS1)。単位作業の内容とと
もに、安全度の評価の対象となる部門名や職種、所属す
る人員数などのデータも入力される。次に、単位作業の
項目ごとに図3に示した工程コード(ステップS2)、
災害起因物コード(ステップS3)、事故類型コードが
入力されると(ステップS4)、定量化手段4は、これ
らのコードをインデックスとして定量化データ記憶部に
記憶されている定量化データを参照して災害強度係数A
(ステップS5)、災害発生頻度係数B(ステップS
6)、災害予防係数C(ステップS7)、安全管理係数
D(ステップS8)の具体的点数が設定される。
【0014】評価手段は5、各係数ABCDを乗算して
単位作業項目ごとの不安全度Sを算出する(ステップS
9)。また、算出された不安全度に基づいてその値が高
い順に並び替えをし、各単位作業項目の不安全度を加算
して工程全体の不安全度を算出し(ステップS10)、
その結果を出力装置に出力する(ステップS11)。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、作業工程の単位作業ごとに労働災害の発生の
危険の可能性が定量的に分析され、作業工程内の危険が
内在する作業の順位も不安全度として客観的に示される
ので、現状の作業環境の改善項目を客観的、合理的に把
握でき、評価結果に基づき不安全度の高い項目から重点
的に改善を実施するなど労働災害の発生要因の減少に役
立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による安全度の定量的評価装置の機能実
現手段のブロック図。
【図2】安全度の定量的評価の処理の流れを表したフロ
ーチャート。
【図3】単位作業ごとに入力する工程名、災害起因物、
事故類型などのデータを例示した説明図。
【図4】定量化係数としての災害強度係数、災害発生頻
度係数、災害予防係数、安全管理係数などのデータを例
示した説明図。
【符号の説明】
1 入力装置 2 制御部 3 定量化データ記憶部 4 定量化手段 5 評価手段 6 出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業工程の単位作業ごとに入力された災害
    起因物、事故類型などの災害情報から作成され、単位単
    位作業に対応する災害強度係数、災害発生頻度係数、災
    害予防係数などの定量化係数を記憶した定量化データ記
    憶手段と、 単位作業ごとに前記定量化データを参照して定量化係数
    を設定する定量化手段と、 前記定量化係数を乗算し単位作業の不安全度を算出する
    とともに、その総和として作業工程の不安全度を算出す
    る評価手段とからなることを特徴とする安全度の定量的
    評価装置。
JP16932193A 1993-07-08 1993-07-08 安全度の定量的評価装置 Pending JPH0728891A (ja)

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