JPH07287762A - 3次元参照画像切り出し方法および装置 - Google Patents

3次元参照画像切り出し方法および装置

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JPH07287762A
JPH07287762A JP6266511A JP26651194A JPH07287762A JP H07287762 A JPH07287762 A JP H07287762A JP 6266511 A JP6266511 A JP 6266511A JP 26651194 A JP26651194 A JP 26651194A JP H07287762 A JPH07287762 A JP H07287762A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の参照画像切り出し方式を3次元画像を
扱えるように拡張する。 【構成】 左右眼で見た場合に相当する左右画像に対
し、オーバーラップを許して小領域に分割した領域ごと
にフーリエ変換を実行する局所フーリエ変換を算出する
手段2を有し、記憶装置3にあらかじめ記憶されている
参照画像の左右の局所フーリエ変換像からフーリエ変換
の位相差を求める手段4またはフーリエ変換パワースペ
クトルを求める手段5を用いて、視差を位相差またはフ
ーリエ変換パワースペクトルのパタンとして表現してお
く。この両者いずれかの結果と参照画像を含む入力画像
の局所フーリエ変換像とから同一物体画像を予測する手
段6、局所逆フーリエ変換を算出する手段7および画像
間の相乗平均を求める手段8を使って、参照画像と視差
を含めて一致する画像の切り出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元入力画像からあ
らかじめ記憶されている3次元参照画像のみを切り出す
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の参照画像を入力画像から切り出す
方式(「画像信号の処理方法」,特開平2−15638
7号公報)は、入力画像のオーバーラップを許して小領
域に分割し、各領域ごとにフーリエ変換を施し、参照画
像の切り出しを行いながら切り出された画像の判定を行
うため、参照画像以外の画像が入力画像に含まれる場合
も正確に参照画像のみを切り出すことが可能であった。
【0003】この種の、参照画像を入力画像から切り出
すことは、心理学において、2つ以上の像を含む入力画
像から特定の像に対する選択的注意をおこない、選択さ
れた像とそれ以外の像とを区別する、物体のセグメンテ
ーションとして知られている。Fukushimaら
は、選択的注意と物体のセグメンテーションを計算機上
で実行するための、いわゆるニューラルネットワークを
使ったモデルを提唱している[Fukushima
K, Biol. Cybern. 55, 5−55
(1986), Fukushima K and I
magawa T,Neural Netowork
s, Vol. 6,33−41(1993)]。この
方法は、ネオコグニトロン(Neocognitoro
n)と呼ばれる、階層型のニューラルネットワークを用
いることを特徴としており、あらかじめ切り出しの対象
となる画像を入力し、ある程度の変形、位置ずれ、大き
さの違いに対してロバストな出力を出すように、ネット
ワークを学習させておく。次に、学習に使用した画像を
含む入力画像を入力し、このとき想起された画像の情報
を上位層から入力に近い下位層へ送る。次に、切り出し
(ゼグメンテーション)の対象となる画像のテンプレー
ト情報を、入力画像と想起された画像に関する情報とか
ら、下層のニューロンへの入力重み付け学習によって求
め、対象画像のみの切り出しを実行する。また、この方
法は、前述したように参照画像に対する学習をおこなっ
ているため、入力画像と記憶画像がある程度異なってい
る場合であっても、正確に切り出しを実行することが可
能である。
【0004】3次元画像を直接扱うことが可能な、参照
画像を入力画像から切り出す方式は提案されていない
が、被写体を左右眼で見たときに相当する画像から3次
元的な物体形状を再構成する技術が提唱されている。こ
の技術を使って、あらかじめ記憶してある参照画像から
再構成した立体形状と、入力画像から再構成した立体形
状との比較をおこなうことによって、3次元的な像の切
り出しをおこなうことが可能である。そこで、被写体を
左右眼でみたときに相当する画像から3次元的な物体形
状を再構成する技術について述べる。
【0005】Marrらは、ランダムドット・ステレオ
グラムを入力画像とし、人間が知覚する立体的な像の再
構成をおこなう方法を提案した[Marr D, VI
SION,pp111−122,W.H.Freman
and CompanyNew York (198
2)]。この方法は、(1)適合性(compatib
ility):対応する点は類似の性質を持つ(黒ドッ
トは黒ドットのみと整合する)、(2)一意性(uni
queness):一方の画像上の点は、他方の画像上
の2点以上とは対応しない(一つのドットは一つのドッ
トのみと整合する)、(3)連続性(continui
ty):視差は、滑らかに変化する、といった3条件を
満たしながら、左右画像の各ドット間の対応をとり、そ
のドット間の位置の差を視差とすることによって、立体
像の再構成をおこなうものである。
【0006】Marrは、この方法を使った場合に「点
対点の対応が屡々誤った対応となる」ことを指摘し、こ
の点を改良するため、異なる3つの空間周波数特性をも
つフィルタを使って左右画像の明暗の境界線(0交差
線)を求め、次に左右画像間の明暗の境界線の対応を同
一の空間周波数フィルタで求めた画像同士で行った後
に、各点の視差の和を求める方法を提案した[Marr
D, VISION,pp122−140,W.H.
Freman and Company NewYor
k(1982)]。Nishiharaは、「特徴点の
少ない画像では、明暗の境界が少ないため視差が求めに
くい」点を改良した方法を提案している[Nishih
ara H.K., Sep./Oct. issue
of Optical Engineering,v
ol.23,No.5,(1984)]。これは、原画
像全体に仮想的なランダムドットを置き、仮想的な明暗
を境界線を増加させる方法である。WoodとNash
uaは、画像上に人工的なテクスチャを作り左右眼にお
けるテクスチャの見え方の違いを利用することによっ
て、像の立体的な形状を調べる方法を提案している[G
eorge A.Wood, Nashua N.
H., US4842411(1989)]。この方法
は、広義には、画像上の特徴点を仮想的に増加させる方
法といえる。
【0007】上述した3次元的な物体形状の再構成方法
と異なる方法として、動的計画法(dynamic p
rogramming)を利用した方法がある。この方
法は、まず被写体を左右眼で見たときに相当する画像を
得る装置の、左右のレンズ中心と被写体の任意の点を結
ぶ3角形が作るエピポーラ面が、左右の画像面と交わっ
てできる交線(エピポーラ線)を求める。ここで、「左
右一方のエピポーラ線上の点は、他方の画像上での対応
点がある場合は、対をなすエピポーラ線上に存在する」
という性質を利用し、左右2次元画像の対応点をとる問
題を1次元的な対応点の問題へと置き換える。すなわ
ち、左右画像間の視差を求める問題は、左画像の各エポ
ピラー線上の点と右画像の各エピポーラ線上の点の組み
合わせに関するコスト関数を定義し、その値を最小にす
るペアを求める動的計画法の問題に帰着させることがで
きる。OhtaとKanadeは、このコストに関数
を、前述したMarrらの3条件を含むように再定義
し、自然画像に対して3次元形状の再構成を試みている
[Ohta Y, Kanade T, IEEE T
rans. Pattern Analysis an
d Machine Intelligence,PA
MI−7(2):139−154, Mar(198
5)]。また、AndersonとMatthies
は、エピポーラ線上の代表点を中心とした2次元的な窓
を作り、左右画像の対応する窓ごとの画像に対して、左
画像をx軸方向にずらした画像と右画像との差をとるこ
とによって、ある種の画像相関を計算し、その相関強度
から判断される視差と、OhtaとKanadeらの方
法とを組み合わせた方法を提案している[Charle
s H.Andersen, Larry H. Ma
tthies, US5179441(1993)]。
この方法は、隣接するエポピラー線における対応結果と
の整合性を強化した方法といえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の参照画
像を入力画像から切り出す方式[特開平2−15638
7号公報]は、2次元画像しか扱えなかったため、あら
かじめ記憶されている3次元参照画像を3次元入力画像
から切り出す場合には適用できなかった。
【0009】Fukshimaら[Fukushima
K, Biol.Cybern.55, 5−55
(1986),Fukushima K and Im
agawa T, Neural Networks,
Vol. 6, 33−41(1993)]によって
提案されている方法を用い、左画像と右画像を独立に扱
うことによって、本発明と同様の効果を得ることは可能
であるが、左眼像と右眼像の対応関係が全く独立である
ため、左右画像に対応しない画像が含まれる場合であっ
ても、誤った画像を切り出す問題がある。また、Fuk
ushimaのモデルを3次元画像を扱えるように誇張
するためには、左右画像の対応点を求め、視差を検出す
る手段が必要となる。
【0010】MarrとPoggioの方法を発展させ
た、Nishiharaの方法[Nishihara
H.K.,Sep./Oct. issue of O
ptical Engineering, vol.2
3, No.5,(1984)]は、特徴点の少ない実
画像に対してどのような方法でランダムドットを置くか
が問題となり、正しい視差が得られない場合は、3次元
的な物体形状の再構成が正確に求められない欠点があ
る。また、WoodとNashua方法[George
A. Wood,Nashura N.H., US
4842411(1989)]は、実画像に対して画像
表面に特徴線を与える方法を提供しているが、起状のな
い平板が飛び出している場合には、左右画像の表面に作
られるテクスチャに有為な差がないため、視差を正確に
求めることが不可能となり、正しい視差が得られない場
合は、3次元的な物体形状の再構成が正確に求められな
い欠点がある。
【0011】OhtaとKanadeの方法[Ohta
Y, Kanade T, IEEE Trans.
Pattern Analysis and Mac
hine Intelligence, PAMI−7
(2): 139−154,Mar(1985)]や、
AndersonとMatthiesの方法[Char
les H. Andersen, Larry H.
Matthies,US5179441(199
3)]は、水平線に近い線分が画像内にある場合、左右
画像のエピポーラ線上の正しい視差を表す対応点がとり
にくいため、3次元的な物体形状の再構成が正確に求め
られない欠点がある。
【0012】上述した、被写体を左右眼で見たときに相
当する画像から3次元的な物体形状を再構成する方法を
使って、参照画像を入力画像から切り出すことを試みる
場合、まず参照画像から再構成した立体形状をあらかじ
め記憶しておき、次に入力画像から再構成した立体形状
と類似の形状をもつ記憶像を推測し、入力画像から再構
成した立体形状から推測された参照画像と類似の画像を
取り出すことが必要となる。従って、立体形状の再構成
は左右画像の視差情報のみを使っているため、3次元的
な物体の形状が正確に求められない場合は、誤った切り
出しを実行する問題がある。また、正確な立体形状が再
現された場合であっても、入力画像から参照画像と類似
の画像のテンプレート情報を得るには、例えば、参照画
像と入力画像の立体形状間で3次元的な相関をとり、位
置や奥行き方向のズレの推定をおこない、さらに同一の
特徴を持つ物体であるか判定を行う必要がある。3次元
的な画像同士の相関は、画像の規模が大きくなると、計
算量が飛躍的に増大し、記憶容量も多大になる問題があ
る。
【0013】本発明の目的は、上述した問題点を解決す
る3次元参照画像の切り出し方法を提供することにあ
る。
【0014】本発明の他の目的は、上記方法を実施する
3次元参照画像の切り出し装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元参照画像
切り出し方法は、被写体を左右眼で見たときに相当する
画像を、画像入力装置から取り入れ、得られた左右2つ
の入力画像に対してオーバーラップを許して小領域に分
割した上で各領域ごとにフーリエ変換を施した局所フー
リエ変換像のデータと、あらかじめ用意した参照画像の
左右画像の局所フーリエ変換像のデータとから、参照画
像と視差を含めて一致する物体の画像を、左右画像の視
差を左画像、右画像の局所フーリエ変換像の位相差で表
すことで予測し、予測された物体の画像のみを入力した
画像から切り出す。
【0016】また、本発明の3次元参照画像切り出し装
置は、フーリエ変換の位相差を求める手段またはフーリ
エ変換パワースペクトルのパタンを算出する手段、およ
び同一物体画像を予測する手段を有している。前記フー
リエ変換の位相差を求める手段またはフーリエ変換パワ
ースペクトルのパタンを算出する手段によって、左右の
画像間の視差を位相差で表現し3次元画像を扱えるよう
に拡張している。また、前記同一物体を予測する手段に
よって、参照画像と視差を含めて一致する物体の画像を
入力画像から予測することによって、3次元参照画像の
みを、入力した3次元画像から切り出すことを可能にし
ている。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明の3次元参照
画像切り出し装置の一構成例を示す。この3次元参照画
像切り出し装置は、画像入力手段1と、局所フーリエ変
換を算出する手段2と、記憶装置3と、フーリエ変換の
位相差を求める手段4と、フーリエ変換パワースペクト
ルのパタンを算出する手段5と、同一物体画像を予測す
る手段6と、局所逆フーリエ変換を算出する手段7と、
画像間の相乗平均を求める手段8と、画像を出力する手
段9とから構成される。
【0019】まず、参照画像データの作成方法について
説明する。
【0020】初めに、切り出しの対象となる参照画像を
左右眼で見た場合に相当する左右の画像を、画像入力手
段1から入力する。次に、局所フーリエ変換を算出する
手段2を用いて、入力された参照画像の左右の画像に対
してオーバーラップを許して小領域に分割した上で各領
域ごとのフーリエ変換を実行する。この局所フーリエ変
換は次式で示される。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、μは左画像と右画像を分ける指示
を示し、
【0023】
【数2】
【0024】は入力された画像を示している。また、
【0025】
【数3】
【0026】はガウシアンウィンドウを示し、Xは入力
された画像の空間におけるガウシアンウィンドウの中心
座標である。(1)式から得られた結果を記憶装置3に
格納する。
【0027】次に、入力画像から参照画像と同一物体の
画像を切り出す方法について説明する。
【0028】まず、参照画像を含む入力画像を左右眼で
見た場合に相当する左右の画像を、画像入力手段1から
入力する。次に、この左右の画像それぞれに対して、局
所フーリエ変換を算出する手段2で、(1)式に基づい
て局所フーリエ変換を実行する。この結果は、同一物体
を予測する手段6に送られる。
【0029】ここで、フーリエ変換の位相差を求める手
段4およびフーリエ変換パワースペクトルのパタンを算
出する手段5のアルゴリズムについて簡単に説明する。
はじめに、右画像と左画像の局所フーリエ変換像間の位
相差をδφとし、両者の大きさがほぼ等しいと仮定する
と、
【0030】
【数4】
【0031】と書くことができる。一方、右画像と左画
像に視差Δがある場合、すなわちfR(x)=fL(x−
Δ)と表すことができる場合には、右画像の局所フーリ
エ変換像は左画像の局所フーリエ変換像を使って、
【0032】
【数5】
【0033】と書くことができる。(2)式と(3)式
は、δφ=kΔ(mod2π)を満たすときに等価とな
るため、右画像と左画像の局所フーリエ変換像間の位相
差δφから視差Δを求めることが可能である。また、次
に示すような左画像の局所フーリエ変換と右画像の局所
フーリエ変換に位相項を付加したものの和から、フーリ
エ変換パワースペクトルを求める。
【0034】
【数6】
【0035】(3)式を(4)式に代入すると、P
B(k,X,δφ)は、δφ=kΔ(mod2π)を満
たす場合に最大となり、このようなフーリエ変換パワー
スペクトルのパタンからも視差Δを求めることが可能で
ある。前述のフーリエ変換の位相差を求める手段4は、
(2)式からδφを算出する手段であり、また前述のフ
ーリエ変換パワースペクトルのパタンを求める手段5
は、(4)式からPB(k,X,δφ)を算出する手段
である。
【0036】同一物体画像を予測する手段6は、記憶装
置3に保持している参照画像の局所フーリエ変換像と入
力画像の局所フーリエ変換像を使って、参照画像と同一
物体の画像の局所フーリエ変換像を予測し出力する手段
である。ここで、参照画像の左右画像の局所フーリエ変
換像を
【0037】
【数7】
【0038】、入力画像の左右画像の局所フーリエ変換
像を
【0039】
【数8】
【0040】、また予測される左右画像の局所フーリエ
変換像を
【0041】
【数9】
【0042】とおくと、
【0043】
【数10】
【0044】を予測するアルゴリズムとしては例えば次
の3種が考えられる。
【0045】(第1のアルゴリズム)記憶装置3に保持
されている左右画像の局所フーリエ変換像と、フーリエ
変換の位相差を求める手段4とから、
【0046】
【数11】
【0047】を満たすようなδφ1を求める。同一物体
画像を予測する手段6は、このδφ1と入力画像の局所
フーリエ変換像とから、
【0048】
【数12】
【0049】を求め出力する。
【0050】(第2のアルゴリズム)(第1のアルゴリ
ズム)と同様に、
【0051】
【数13】
【0052】を満たすようなδφ1を求める。同一物体
画像を予測する手段6は、このδφ1と参照画像の局所
フーリエ変換の振幅と入力画像の局所フーリエ変換像と
から、
【0053】
【数14】
【0054】を求め出力する。δは小さい正の定数であ
る。(6)式は、一種の局所空間周波数フィルタリング
処理になっており、参照画像には含まれていない局所空
間周波数成分をもつような背景パタンは、この処理によ
って除去される。例えば、ある(k,X)において、背
景パタンのために
【0055】
【数15】
【0056】が大きな値をとる場合であっても、
【0057】
【数16】
【0058】となりこの(k,X)成分は0となること
がわかる。また、(6)式から例えば、F’R(k,
X)の位相はFL(k,X)に対して参照画像の左右画
像と同一の位相差、すなわち同一の視差を与えるように
設定される。もし入力画像が参照画像と同一の物体から
得られるものとすると、
【0059】
【数17】
【0060】の関係が成り立つはずである。ここで、δ
φ1は視差による位相差、δφ’は入力像と参照画像と
の奥行方向に垂直な面内における位置ズレに起因する位
相差である。この場合(6)式の処理によって入力画像
の局所フーリエ変換象は変化しない。すなわち、
【0061】
【数18】
【0062】が成り立ち、入力画像そのものが得られ
る。入力画像と参照画像の視差が異なっている場合は、
入力画像の局所フーリエ変換は(6)式の処理によって
位相成分が変化するため、局所逆フーリエ変換を算出す
る手段7によって、入力画像内の対象画像とは異なる位
置に像が再生される。従って、画像間の相乗平均を求め
る手段8による処理を施すことによって、入力画像と参
照画像の視差が異なる場合には切り出しが行われないこ
とがわかる。
【0063】(第3のアルゴリズム)記憶装置3に保持
されている左右画像の局所フーリエ変換像とフーリエ変
換パワースペクトルのパタンを求める手段5とから、参
照画像に対するフーリエ変換パワースペクトルのパタン
【0064】
【数19】
【0065】を求める。同一物体画像を予測する手段6
は、この
【0066】
【数20】
【0067】と入力画像の局所フーリエ変換像とから、
次式のエネルギー関数の値を最小とするような局所フー
リエ変換像F’L(k,X),F’R(k,X)および正
の補助関数λL,λRを求め、F’L(k,X),F’
R(k,X)を出力する。
【0068】
【数21】
【0069】ここで、(第1のアルゴリズム)あるいは
(第2のアルゴリズム)を採用する場合は、フーリエ変
換パワースペクトルのパタンを算出する手段5は省略で
き、(第3のアルゴリズム)を採用する場合はフーリエ
変換の位相差を求める手段4は省略できる。
【0070】また、(第1のアルゴリズム)を使って、
ある特定視差Δが外部から与えられた場合、視差Δに対
応する位相差δφ1を算出することによって、入力画像
から特定視差をもつ画像を直接切り出すことも可能であ
る。
【0071】次に、局所逆フーリエ変換を算出する手段
7を用いて、局所フーリエ変換像F’L(k,X)およ
びF’R(k,X)から逆変換像f’L(x)およびf’
R(x)を次式から求める。
【0072】
【数22】
【0073】Nは規格化定数である。次に、画像間の相
乗平均を求める手段8を用いて、ここで得られた逆変換
像f’L(x)およびf’R(x)と入力画像fL(x)
およびfR(x)の相乗平均を次式から求める。
【0074】
【数23】
【0075】この相乗平均をとる操作は、予測された画
【0076】
【数24】
【0077】を入力画像
【0078】
【数25】
【0079】から切り出す処理を意味している。参照画
像中に含まれていない背景パタンは、この処理によって
除去される。また、入力画像中に含まれる物体画像と参
照画像の物体画像とが異なる視差をもつ場合も、(1
1)式の処理によって除去される。
【0080】次に、ここで求められた
【0081】
【数26】
【0082】を画像を出力する手段9から取り出す。ま
た、
【0083】
【数27】
【0084】を新たに入力画像として上述した手順を繰
り返し実行することによって、入力画像から参照画像の
みを切り出す。
【0085】(実施例2)実施例1の場合において、参
照画像の物体画像が入力画像に含まれているが、その奥
行方向の位置が異なる場合は奥行方向の位置の違いに対
する補正が必要となる。図2は、この奥行方向の違いを
補正する手段を具備した3次元参照画像切り出し方式を
実現するための一構成図である。図2は、画像入力手段
1と、局所フーリエ変換を算出する手段2と、記憶装置
3と、フーリエ変換の位相差を求める手段4と、奥行方
向の位置の違いを求める手段10と、同一物体画像を予
測する手段6と、局所逆フーリエ変換を算出する手段7
と、画像間の相乗平均を求める手段8と、画像を出力す
る手段9とから構成される。
【0086】はじめに、実施例1と全く同じ方式で切り
出しの対象となる参照画像を左右眼で見た場合に相当す
る左右の画像を、画像入力手段1から入力した後、局所
フーリエ変換を算出する手段2を用いて(1)式に基づ
き局所フーリエ変換を実行し、結果を記憶装置3に格納
する。次に、実施例1と全く同じ方式で参照画像を含む
入力画像を左右眼で見た場合に相当する左右の画像を入
力手段1から入力する。
【0087】次に、奥行方向の位置の違いを求める手段
10のアルゴリズムについて簡単に説明する。まず、
【0088】
【数28】
【0089】がつぎの関係にあると仮定する。
【0090】
【数29】
【0091】dは参照画像と入力画像の奥行方向の位置
の違いに由来する見かけ上の視差の差である。また、
(12)式のもとに、記憶装置3に記載されている参照
画像の局所フーリエ変換像と入力画像の局所フーリエ変
換像には、近似的に次の関係が成り立つ。
【0092】
【数30】
【0093】“切り出しの対象となる物体の画像は変形
していない”ことを仮定すると、(13)式の関係をあ
らゆるk,Xについて満たすようなdが、見かけ上の視
差の差dを与えることがわかる。
【0094】次に、ここで説明した奥行方向の位置の違
いを求める手段10を使って、参照画像と同一物体の画
像の局所フーリエ変換像を求める手段について説明す
る。はじめに、記憶装置3に格納されている参照が像の
局所フーリエ変換像からフーリエ変換の位相差を求める
手段4を使って参照画像の視差を位相差δφ1で表す。
次に、奥行方向の位置の違いを求める手段10は、(1
3)式の関係をあらゆるk,Xについて満たすようなd
を求める。次に、同一物体画像を予測する手段6は、視
差をΔ’=Δ+dと置き直すことによって、すなわち位
相差をδφ’=δφ1+kdと書き直すことによって、
実施例1と同一のアルゴリズムを使って参照画像と同一
物体の画像の局所フーリエ変換像を算出する。
【0095】以降、実施例1と全く同じ方式で、ここで
得られた局所フーリエ変換像に対して局所逆フーリエ変
換像を算出する手段7を用い(10)式に基づいて逆変
換像を求めた後、画像間の相乗平均を求める手段8を用
い(11)式に基づいて入力画像との相乗平均を求め
る。この結果を、画像を出力する手段9を用いて出力す
る。また、(実施例1)と同様に、ここで得られた出力
結果を新たに入力像とし、上述した手順を繰り返すこと
によって、入力画像から参照画像のみを切り出す。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、左右の画
像の視差をフーリエ変換の位相差として表現することに
よって3次元画像を扱えるように拡張でき、参照画像と
同一物体の画像を入力画像から予測することによって、
あらかじめ記憶された3次元参照画像のみを、入力され
た3次元画像から切り出すことが可能となる効果があ
る。また、本発明は対象物体の奥行方向に垂直な面内の
位置ズレに対しても強い切り出しが可能である。さら
に、対象物体の奥行方向の位置ズレに対しても強い切り
出しが可能である。
【0097】本発明は前述したように、左右画像の視差
をフーリエ変換の位相差として表現することによって3
次元画像を扱えるように拡張しているが、同一物体画像
を予測する手段は、2次元的な画像情報の計算のみをお
こなうことによって、入力画像内から参照画像と同一と
判断された画像の局所フーリエ変換像を得ることができ
るため、3次元的な物体形状を直接扱う方法と比較し、
計算量が少なくてすむという効果がある。
【0098】さらに、本発明において、水平に近い線分
に対する視差は、必ずしも正確に表現されていない可能
性が考えられるが、参照画像の情報と入力画像の情報と
から切り出し対象となる画像の局所フーリエ変換像を作
成する場合、左右画像の視差情報だけでなく、パワース
ペクトルの大きさを使っているため、視差が正しく表現
されていない部分であっても、入力画像内の類似のパワ
ースペクトルパタンをもつ物体の画像の切り出しを可能
にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 局所フーリエ変換をする手段 3 記憶装置 4 フーリエ変換の位相差を求める手段 5 フーリエ変換パワースペクトルのパタンを算出する
手段 6 同一視差像を予測する手段 7 局所逆フーリエ変換を求める手段 8 画像間の相乗平均を求める手段 9 画像を出力する手段 10 奥行方向の位置の違いを求める手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を左右眼で見たときに相当する画像
    を、画像入力装置から取り入れ、得られた左右2つの入
    力画像に対してオーバーラップを許して小領域に分割し
    た上で各領域ごとにフーリエ変換を施した局所フーリエ
    変換像のデータと、あらかじめ用意した参照画像の左右
    画像の局所フーリエ変換像のデータとから、参照画像と
    視差を含めて一致する物体の画像を、左右画像の視差を
    左画像,右画像の局所フーリエ変換像の位相差を表すこ
    とで予測し、予測された物体の画像のみを入力した画像
    から切り出すことを特徴とする3次元参照画像切り出し
    方法。
  2. 【請求項2】参照画像と入力画像内の切り出しの対象と
    なる画像について、奥行方向の位置が異なっている場
    合、奥行方向の位置の違いを予測しながら切り出しを行
    うことを特徴とする請求項1記載の3次元参照画像の切
    り出し方法。
  3. 【請求項3】切り出しの対象となる参照画像を左右眼で
    見た場合に相当する左右の画像を入力する手段と、 入力された参照画像の左右の画像に対してオーバーラッ
    プを許して小領域に分割した領域ごとにフーリエ変換を
    実行し、局所フーリエ変換を算出する手段と、 参照画像の左右の局所フーリエ変換像をあらかじめ記憶
    しておく記憶装置と、 前記記憶装置にあらかじめ記憶されている参照画像の左
    右の局所フーリエ変換像からフーリエ変換の位相差を求
    める手段と、 前記局所フーリエ変換を算出する手段で算出された、参
    照画像を含む入力画像の局所フーリエ変換像と、前記フ
    ーリエ変換の位相差を求める手段で求められた位相差と
    から同一物体画像を予測する手段と、 前記同一物体画像を予測する手段で予測された同一物体
    画像から局所逆フーリエ変換を算出する手段と、 前記画像を入力する手段で入力された入力画像と、前記
    局所逆フーリエ変換を算出する手段で算出された局所逆
    フーリエ変換像とから、画像間の相乗平均を求める手段
    と、 を備え、参照画像と視差を含めて一致する画像の切り出
    しを行うことを特徴とする3次元参照画像切り出し装
    置。
  4. 【請求項4】切り出しの対象となる参照画像を左右眼で
    見た場合に相当する左右の画像を入力する手段と、 入力された参照画像の左右の画像に対してオーバーラッ
    プを許して小領域に分割した領域ごとにフーリエ変換を
    実行し、局所フーリエ変換を算出する手段と、 参照画像の左右の局所フーリエ変換像をあらかじめ記憶
    しておく記憶装置と、 前記記憶装置にあらかじめ記憶されている参照画像の左
    右の局所フーリエ変換像からフーリエ変換のパワースペ
    クトルを求める手段と、 前記局所フーリエ変換を算出する手段で算出された、参
    照画像を含む入力画像の局所フーリエ変換像と、前記フ
    ーリエ変換のパワースペクトルを求める手段で求められ
    たパワースペクトルとから同一物体画像を予測する手段
    と、 前記同一物体画像を予測する手段で予測された同一物体
    画像から局所逆フーリエ変換を算出する手段と、 前記画像を入力する手段で入力された入力画像と、前記
    局所逆フーリエ変換を算出する手段で算出された局所逆
    フーリエ変換像とから、画像間の相乗平均を求める手段
    と、 を備え、参照画像と視差を含めて一致する画像の切り出
    しを行うことを特徴とする3次元参照画像切り出し装
    置。
  5. 【請求項5】参照画像の物体画像が入力画像に含まれて
    いるが、その奥行方向の位置が異なる場合に、奥行方向
    の位置の違いに対する補正を行う手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする3次元参照画像切り出し装置。
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CN103983212A (zh) * 2014-05-28 2014-08-13 中国科学院上海光学精密机械研究所 基于gpu并行计算小波变换的光学条纹图相位提取方法

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