JPH072858A - 1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロールの製造方法 - Google Patents

1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロールの製造方法

Info

Publication number
JPH072858A
JPH072858A JP5323014A JP32301493A JPH072858A JP H072858 A JPH072858 A JP H072858A JP 5323014 A JP5323014 A JP 5323014A JP 32301493 A JP32301493 A JP 32301493A JP H072858 A JPH072858 A JP H072858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigments
diketo
pyrrole
diphenylpyrrolo
pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5323014A
Other languages
English (en)
Inventor
Fridolin Baebler
ベブラー フリドリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH072858A publication Critical patent/JPH072858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/58[b]- or [c]-condensed
    • C07D209/62Naphtho [c] pyrroles; Hydrogenated naphtho [c] pyrroles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0001Post-treatment of organic pigments or dyes
    • C09B67/0014Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0025Crystal modifications; Special X-ray patterns
    • C09B67/003Crystal modifications; Special X-ray patterns of diketopyrrolopyrrole

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 4μm以下の直径および1.5μmまでの厚
さの平均粒子サイズを有する小板体から実質的に構成さ
れる1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロール、および該小板体を製造する
方法を提供する。 【構成】 この方法は、(粗製の)1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を、約220℃以上に加熱された芳香族溶剤または芳香
族溶剤混合物から再結晶することを特徴とする。 【効果】 該小板体を顔料として使用した場合、優れた
色彩効果と耐熱性とを示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な小板形状の1,4−ジケ
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールならびに該新規小板形状の1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの生成
方法に関する。本新規小板形状は、1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を高められた温度に加熱することによって製造され、そ
して粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ
−〔3,4−C〕−ピロールから製造することができ
る。本新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールは、顔料とし
て使用された時に、ユニークな色彩効果を示し、そして
優れた耐熱性を有する。
【0002】1,4−ジケト−ジアリールピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールを顔料として使用することは
当技術分野で公知であり、たとえば米国特許第4415
685号に開示されている。一般に、この化合物は品質
優秀な顔料であることが認められている。さらに、多く
の特許が1,4−ジケト−ジアリールピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールの品質を向上するための後処理、ある
いは所謂“コンディショニング”方法を述べている。
【0003】米国特許第4579949号は、水中また
は有機溶剤中において1,4−ジケト−ジアリールピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロールを加熱することによっ
て、より一層不透明な顔料型を得ることを提案してい
る。また、米国特許第4720305号は、透明な顔料
型を製造するために、1,4−ジケト−ジアリールピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロール顔料と水または有機溶剤
との混合物を熱処理(好ましくは約80℃以上)し、そ
して次に湿式摩砕のごとき粉砕処理にかけることを教示
している。米国特許第4992101号は、塩基の存在
下において、50℃以下の温度で1,4−ジケト−ジア
リールピロロ−〔3,4−C〕−ピロール顔料をアルコ
ール中において摩砕することによって、この顔料の不透
明性を高める方法を記載している。さらに、米国特許第
5194088号は、粗製顔料を最初に予備摩砕し、次
に、粒子成長抑制剤を加えてまたは加えないで、50℃
以下の温度においてこの予備摩砕された顔料を極性溶剤
と接触させて粗製顔料を顔料型に転化する方法を記載し
ている。
【0004】上記の1,4−ジケト−ジアリールピロロ
−〔3,4−C〕−ピロールは、優れた顔料特性を有す
る高色度(high chroma)顔料であるが、しかし光沢効
果を与えない。この欠点を克服するために、米国特許第
5095122号は、小板形状を呈し、そして添加剤に
依存することなしに所望の真珠光沢を与える1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロール有機顔料を開示している。この1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
は、その小板体の少なくとも50重量%が、長さ5乃至
50μm、幅2乃至50μm、厚さ0.01乃至5μ
m、ただし長さ:厚さの比、および幅:厚さの比は少な
くとも3でなければならない、小板体からなっている。
この顔料の小板体は、その顔料がある程度まで溶解可能
である有機溶剤中において再結晶することによって形成
される。
【0005】本発明の小板体は、X線回折図によって明
らかに米国特許第5095122号のものとは区別され
る。すなわち、そのX線回折図は本発明の再結晶条件下
においては従来のものとは異なる顔料型が製造されるこ
とを明らかに示している。本発明の結晶製造法は、米国
特許第5095122号に記載されている方法と比較し
て、1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールを該米国特許第509512
2号に記載の温度よりも高い温度に加熱することを要す
る点において相違する。本発明による1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
の新規な小板体は、高性能プラスチックに配合された場
合に向上された熱安定性を示し、かつまた自動車塗料の
ための攪拌混入型顔料として使用するために好ましい粒
子サイズを有している。
【0006】本発明の対象は、2倍照角2θの6.5に
対応する1つの超高強度の線、19.5に対応する1つ
の高強度の線および13.0、14.8、26.2、2
6.4、27.2に対応する5つの比較的低強度の線を
示すX線回折図によって特性化される新規な小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールである。この新規な小板形状の1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕
−ピロールは、さらにまた、好ましくは示差走査熱量測
定(differential scanning calorimetry)によって
も、公知形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロ−〔3,4−C〕−ピロールから区別される。すな
わち、本新規小板体の場合には、300乃至315℃の
間に吸熱ピークが存在せず、そして400℃まで分解を
示さない。本発明による顔料は、好ましくは4μm以下
の直径および1.5μmまでの厚さの平均粒子サイズを
有する小板体から実質的に構成される。
【0007】本発明による新規な小板形状の1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールは、粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールから製造することが
でき、そして顔料として使用された時にユニークな色彩
効果と優れた耐熱性とを示す。この新規な小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールは、キャスティング成形品およびモー
ルディング成形品に加工されうる高分子有機材料の着色
のため、ならびにラッカーおよびエナメル塗料組成物、
特に自動車塗装用塗料の着色のために特に好適である。
【0008】本発明による新規な小板形状のフレーク顔
料型の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールは、1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール、好ま
しくは粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロールを、高められた温度、一
般的には約220℃以上、好ましくは約240℃以上、
約240乃至280℃の範囲の温度、最も好ましくは2
45℃乃至260℃の範囲の温度に加熱することによっ
て得ることができる。より特定的には、1,4−ジケト
−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロー
ルを上記の高められた温度に加熱された芳香族溶剤また
は芳香族溶剤混合物から再結晶する。この高められた温
度は、本発明による新規な小板形状の1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を形成するために決定的に重要である。
【0009】一般的には、1,4−ジケト−3,6−ジ
フェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを、沸点が
約220℃以上、好ましくは約240℃以上である芳香
族有機溶剤または芳香族溶剤混合物の中において再結晶
することによって高められた温度に加熱する。好ましく
は、約240乃至280℃の範囲、最も好ましくは約2
45乃至260℃の範囲に沸点を有する芳香族溶剤また
は芳香族溶剤混合物がこの再結晶工程に使用される。こ
れより低い沸点を有する芳香族溶剤も、もしそれが、た
とえば加圧下において、本発明による新規な小板形状の
顔料型を生成するのに必要な温度まで加熱することがで
きるのであれば、本再結晶工程に使用することができ
る。
【0010】再結晶のために適当な溶剤を選択するため
の基準は、当技術分野に通常の知識を有する者にとって
は公知である。本発明の方法に使用するのに適当な芳香
族溶剤は、たとえばビフェニル、パラ−またはメタ−ま
たはオルト−テルフェニル、ジベンジルトルエン、α−
メチル−またはβ−メチル−ナフタレンまたはこれらの
混合物などである。特に適当なものはジフェニルエーテ
ル、ならびにビフェニルとジフェニルエーテルとの混合
物である。
【0011】好ましい実施方法においては、1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールを芳香族溶剤または芳香族溶剤混合物に懸濁し、
そして少なくとも15分間、好ましくは30分間乃至2
時間加熱する。この際、芳香族溶剤は、顔料1部当り約
3乃至20重量部、好ましくは約5乃至15重量部の量
で存在する。
【0012】本小板体は、実質的に純粋な1,4−ジケ
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールからも、また粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールからも製造す
ることができる。粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールは約3重量%
までの、場合によってはそれ以上の不純物を含有しう
る。通常、粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロ−〔3,4−C〕−ピロールは、約1重量%以下の
不純物を含有している。一般に、不純物はたとえば製造
中の副反応、反応器に残存した前の反応の残留物、ある
いは純粋でない出発物質など多数の起源に由来する。粗
製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,
4−C〕−ピロールは、2つのフェニル基のいずれか一
方または両方が置換されている1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを不純
物として含有する場合が多い。
【0013】粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロール中の不純物が、本発
明の新規な小板形状の顔料型の形成を阻害しないことは
驚くべきことである。なぜならば、不純物は粒子サイズ
成長抑制剤として通常働くことが当技術分野において公
知であるからである。出発物質として粗製の1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールを使用しうるということが商業的に大きな意味を
もつことは、当技術分野に通常の知識を有する者にとっ
て明らかである。
【0014】さらに、非常に大きい粒子サイズの有機顔
料がプラスチック材料に配合された場合には、破壊する
傾向があることは、当技術分野においては既知である。
押出し工程、モールディング工程あるいは紡糸工程の間
に加えられる剪断力により、着色部分が異なった色相お
よび色濃度を呈する。さらにまた、5μmより大きい粒
子サイズを有する顔料粒子は、自動車塗料に使用された
場合に、光沢の点に問題があることも既知である。
【0015】予期されなかったことであるが、本発明に
よる1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールの小板体は、直径が4μm以
下、そして厚さが1.5μmまでの平均粒子サイズを有
する。これはプラスチックおよび塗料に使用するのに好
ましい顔料粒子サイズである。
【0016】本発明による小板形状の顔料のX線回折図
は、再結晶されていない1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールとほぼ同じ2
倍照角のところにバンドを示す。しかしながら、本発明
による小板体は、特に2倍照角12乃至16および8乃
至20において著しく強度の異なるバンドを示し、また
2倍照角25.5と27.0との間に新しい二重ピーク
を示す。
【0017】RIGAKU CEIGERFLEX〔商
標〕回折計、D/MaxII vBX型で測定した、低
強度バンドを含む、本発明の新規な小板体の完全X線回
折図は、面間隔および対応する2倍照角で以下のごとく
である: 面間隔(d−値、オングストローム) 強度 2倍照角(度、2θ) 13.55 非常に強 6.5 6.8 弱 13.0 6.0 弱 14.8 4.55 強 19.5 4.2 非常に弱 21.2 3.8 非常に弱 23.2 3.7 非常に弱 24.0 3.4 弱 26.2 3.35 弱 26.4 3.3 弱 27.2 3.15 非常に弱 28.4 3.0 非常に弱 29.5
【0018】粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの示差走査熱量測定
による熱分析は、300乃至315℃近辺に吸熱を示
す。この温度範囲においては重量損失は見られないか
ら、この吸熱はその顔料の結晶転移に関係している。粗
製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールおよび他の既知の小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールと対照して、本発明による小板体は2
90乃至315℃の範囲において吸熱、あるいは400
℃までにおいて分解を示さない。このことは、本発明に
よる高められた温度における処理によって、熱力学的に
より安定な顔料が生成されたことを示す。
【0019】添付図面の図1に、本発明による新規な小
板体のX線回折図を示す。また、図2には粗製の1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕
−ピロールのX線回折図を示す。同様に図3および図4
は、それぞれ本発明の新規な小板体のDSC曲線および
粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールのDSC曲線を示す。
【0020】本発明による新規な小板体の生成が完了し
たら、所望の顔料形態にあるその顔料を濾過により単離
し、濾過プレスケーキを有機溶剤、好ましくはメタノー
ルまたはイソプロパノールで洗い、続いて水洗し、乾燥
する。より好ましくは溶剤湿潤プレスケーキを、水洗す
ることなく爆発防止乾燥装置に入れて直接乾燥する。
【0021】すでに前記したように、本発明による新規
な小板形状の顔料は、キャスティング成形品またはモー
ルディング成形品に加工されうる高分子有機材料の着
色、およびラッカーやエナメル塗料組成物、特に自動車
塗装用塗料の着色に好適である。本明細書においてモー
ルディング物品という語は、延伸応力(orienting stre
ss)によって得られる物品、たとえば繊維のモールディ
ング・リボンおよびキャスティング・リボン、さらには
ロールド・シートなどを包含する。これは、成形物品に
加工されうる、たとえば下記のごとき、熱可塑性プラス
チック、熱硬化性プラスチック、エラストマーを含む:
セルロースエーテル、セルロースエステルたとえばエチ
ルセルロース、線状または架橋されたポリウレタン、線
状、架橋された、または不飽和のポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリオレフィンたとえばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブチレンまたはポリ−4−メチルペ
ンテン−1、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリアミ
ド、ポリシクロアミド、ポリイミド、ポリエーテル、ポ
リエーテルケトンたとえばポリフェニレンオキシド、さ
らにはポリp−キシリレン、ポリハロゲン化ビニルたと
えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまたはポリフ
ッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリア
クリロニトリル、アクリル系重合体、ポリアクリレー
ト、ポリメタクリレート、ゴム、シリコーン重合体、フ
ェノール/ホルムアルデヒド樹脂、メラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ
樹脂、ジエンゴムたとえばスチレン−ブタジエンゴム、
アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム。これらは単一物質または混合物でありうる。
【0022】適当な塗料組成物の例は、熱硬化性塗料、
自然乾燥または物理乾燥塗料、あるいは架橋性化学反応
塗料などである。高温において反応性である常用のバイ
ンダーを含有している焼付け仕上塗料、たとえばアクリ
ル系アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ブロック・イソシアネート樹脂、ベンゾグアナ
ミン樹脂、セルロースエステル樹脂およびこれらの混合
物が特に適当である。適当な自然乾燥または物理乾燥塗
料は、特に化粧品産業において、たとえばマニキュア用
ワニス製造に使用されている通常のラッカー、および、
たとえばニトロセルロースラッカーのごとき当技術分野
に通常の知識を有する者にとって既知の塗料である。本
発明による新規な小板形状の顔料型1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
は、自動車工業において通常使用されている塗料、特
に、アクリル系/メラミン樹脂系、アルキド/メラミン
樹脂系あるいは熱可塑性アクリル樹脂系に使用すること
ができる。また、水性塗料系にも使用することもでき
る。
【0023】上記に例示した高分子有機材料は単独また
は混合して、可塑性材料、溶融物、紡糸原液、ラッカ
ー、ペイント、水性塗料あるいは印刷インクなどの形態
で存在することができる。最終用途によっては、本発明
による新規な小板形状の顔料型をトナーとして、または
調合された組成物の形で使用するのが有利である。本発
明による新規な小板形状の顔料型は、被着色高分子有機
材料を基準にして、0.01乃至30重量%の量で、好
ましくは、0.1乃至10重量%の量で使用される。こ
の組成物も本発明の対象である。本発明による新規な小
板形状の顔料型を使用した高分子有機材料の着色は、た
とえば本発明の新規な小板形状の顔料型を、場合によっ
てはマスターバッチの形で、ロールミル、ミキサーまた
は摩砕器を使用して基質材料に混合することによって実
施される。次に、着色された材料を、それ自体公知の方
法、たとえばカレンダーがけ、プレス成形、押出し、ブ
ラッシング、キャスティング成形または射出成形によっ
て所望の最終形状に成形加工する。多くの場合、非剛性
成形品を製造するため、あるいは成形品の脆弱性を低減
するために、成形前にその高分子化合物に可塑剤を配合
するのが望ましい。適当な可塑性は、たとえばリン酸、
フタル酸またはセバシン酸のエステル類である。このよ
うな可塑剤は、本発明による新規な小板形状の顔料を配
合する前または後に、重合体に配合することができる。
【0024】本発明による新規な小板形状の顔料型の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールは優れた使用特性を有しているが、組
織改良剤を配合することによってその特性をさらに向上
させることができる。適当な組織改良剤は、たとえば次
のものである。少なくとも12個の炭素原子を有する脂
肪酸、たとえばステアリン酸またはベヘン酸;これらの
酸のアミド、エステルまたは塩、たとえばステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ベヘン酸マグネシウム等;第四アンモニウム化
合物、たとえばトリ−(C1−C4−)−アルキルベンジ
ルアンモニウム塩;可塑剤、たとえばエポキシ化大豆
油;ワックス、たとえばポリエチレンワックス;樹脂
酸、たとえばアビエチン酸、ロジンセッケン、水素化ま
たは二量化ロジン;C12−C18−パラフィン−ジスルホ
ン酸;アルキルフェノール;アルコール、たとえばステ
アリルアルコール;ラウリルアミンまたはステアリルア
ミン;脂肪族1,2−ジオール、たとえばドデカン−
1,2−ジオールなど。好ましい組織改良剤は、ラウリ
ルアミン、ステアリルアミン、脂肪族1,2−ジオー
ル、ステアリン酸ならびにそれのアミド、塩またはエス
テル、エポキシ化大豆油、ワックス、樹脂酸ならびにそ
れの塩である。これら添加剤は、顔料を基準にして、
0.05乃至20重量%、好ましくは1乃至10重量%
の量で配合されうる。
【0025】本発明による新規な小板形状の顔料型は明
確な赤色を呈し、さらに、特に、水性または溶剤型自動
車塗料系に攪拌型顔料として配合された場合に、繊細な
絹のように輝く光沢効果を発揮する。この色彩効果は、
その顔料が分散される重合体の種類、性能およびその顔
料が配合される条件により変化する。したがって、本発
明による新規な小板形状の顔料型は、プラスチックおよ
び特に自動車仕上げ塗料において、ユニークな光沢、濃
色な外観および色の移動効果を表現し、斬新微妙な魅力
的な赤味がかった色を創出するのに適している。
【0026】さらに加えて、本発明による新規な小板形
状の顔料型を他の有機および/または無機顔料および/
またはポリマー溶解性染料との混合物として使用するこ
とによって、斬新有用な色を得ることができる。特に、
本発明による新規な小板形状の顔料型を真珠光沢顔料、
グラファイト顔料、金属顔料たとえばアルミニウムフレ
ークなどの他の“効果”顔料と組み合わせて使用した場
合には興味ある色が創出される。このような他の顔料ま
たは染料は、好ましくは0.001乃至30重量%の量
で使用される。ただし、本発明の顔料自体も、それだけ
でも効果仕上塗膜を形成するためのに適している。本発
明による新規な小板形状の顔料型は高い不透明性と反射
率とを示すので、自動車仕上塗料およびプラスチックに
新しい流行色を与えるために、既知の透明酸化チタン被
覆雲母顔料と混合して使用するのに理想的に適してい
る。
【0027】有機顔料の例を以下に示す:アゾ顔料、ア
ゾメチン顔料、メチン顔料、アントラキノン顔料、フタ
ロシアニン顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ジオキ
サジン顔料、ジケトピロロピロール顔料、チオインジゴ
顔料、イミノイソインドリン顔料、イミノイソインドリ
ノン顔料、キナクリドン顔料、キナクリドンキノン顔
料、フラバントロン顔料、インダントロン顔料、アント
ラピリミジン顔料、キノフタロン顔料、ならびにアゾ、
アゾメチンおよびメチン顔料などの金属錯塩。良好な耐
熱性と高い透明性とを有している顔料が特に適してい
る。好ましい有機顔料は、フタロシアニン、アントラキ
ノン、ペリレン、ジケトピロロピロール、イミノイソイ
ンドリノン、キナクリドン、インダントロン、およびジ
スアゾ顔料などである。
【0028】無機顔料の例を以下に示す:金属酸化物、
たとえば酸化鉄、アンチモニーイエロー、バナジン酸ビ
スマス、クロム酸鉛、黄鉛(クロム酸鉛−硫酸鉛)、モ
リブデン酸鉛、ウルトラマリンブルー、コバルトブル
ー、マンガンブルー、クロムオキサイドグリーン、水和
クロムオキサイドグリーン、コバルトグリーン、および
金属硫化物、たとえば硫化カドミウム、硫化亜鉛、三硫
化アンチモニー、カドミウムレッド(スルホセレン化カ
ドミウム)。好ましい無機顔料は、クロム酸鉛、黄鉛
(クロム酸鉛−硫酸鉛)、モリブデン酸鉛、酸化鉄など
である。
【0029】適当なポリマー溶解性染料の例は、アント
ラキノンまたはフタロシアニン系染料、またはアゾ染料
の金属錯鉛、さらにはクマリン系、ナフタルイミド系、
ピラゾリン系、アクリジン系、キサンテン系、チオキサ
ンテン系、オキサジン系、チアジン系またはベンゾチア
ゾール系の蛍光増白染料である。真珠光沢顔料の例は、
以下の天然および合成真珠光沢顔料である:シルバー・
ホワイト真珠光沢顔料、たとえばいわゆる天然の“魚
鱗”顔料、あるいは合成真珠光沢顔料としての塩基性炭
酸鉛、塩化酸化ビスマス、キャリヤーに担持された塩化
酸化ビスマス、および、特に、酸化チタン被覆雲母顔
料、これらは他の着色金属酸化物、たとえば酸化鉄、酸
化コバルト、酸化マンガン、酸化クロムなどを含有して
いてもよい。
【0030】他の効果顔料の例は、米国特許第4517
320号および米国特許第5063258号に記載され
ているような最適化された小板形状の顔料型のアルミニ
ウム、グラファイトおよび二硫化モリブデンである。本
発明による新規な小板形状の顔料型は耐熱性、耐光堅牢
性および耐候性に優れている。さらに、本発明の顔料
は、きわめて容易に有機マトリックスに配合することが
でき、高い色濃度、彩度(saturation)、不透明度を有
する均質な効果着色をもたらす。以下、実施例によって
本発明の実施態様をさらに説明する。実施例中の部は、
別途記載のない限り、すべて重量部である。
【0031】実施例1 温度計、攪拌機および冷却器を具備した2リットル容の
フラスコに窒素を流し、そして粗製顔料型1,4−ジケ
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールの50g(米国特許第4579949号に準拠して
製造)およびTHEEMINOL VP(商標)(MO
NSANTO社から供給されているジフェニルエーテル
73.5%とビフェニル26.5%との混合物)500
mlを装填する。この懸濁物を攪拌し、245乃至25
3℃に加熱し、そしてこの245乃至253℃において
2時間攪拌を続ける。これにより顔料が再結晶され、微
細な光沢のある顔料の小板体が生成する。この懸濁物を
室温に冷却し、100mlのメタノールで希釈し、そし
て生成された新規な小板形状の顔料型を濾過単離する。
この濾過プレスケーキをメタノールで、次に水で洗い、
80℃において乾燥する。しかして、光沢のある赤色顔
料47.9gを得る。粉末化すると、この顔料は容易に
自動車塗料または熱可塑性プラスチックに配合すること
ができる。単離された顔料の走査顕微鏡写真は、1乃至
4μmの平均粒子サイズを有するフレーク状から小板状
までの目立った外観を呈する粒子を示した。示差走査熱
量測定による熱分析は、図3に示すようなプリントアウ
トを示した。その単離された新規な小板形状の顔料型の
X線回折図を図1に示す。BET法によって測定された
その比表面積は7.9m2/gであった。実施例1−A 不純物として1,4−ジケト−3,6−ジ−(4−クロ
ロフェニル)−ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを
2.5%含有している1,4−ジケト−3,6−ジフェ
ニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの50gを使用
して実施例1記載の操作をくりかえして、実施例1に記
載した小板形状の顔料型を得た。したがって置換された
ジケトピロロピロール誘導体によって不純化されていて
も、本発明の方法による新規な小板形状の顔料型の形成
は影響されない。
【0032】実施例2 THERMINOL VP(商標)の代わりにMONS
ANTO社のジフェニルエーテルの500mlを使用し
て実施例1記載の操作をくりかえして、実施例1に記載
した小板形状の顔料型を得た。
【0033】実施例3 ポリ塩化ビニル 63.0g エポキシ化大豆油 3.0g バリウム/カドミウム安定化剤 2.0g ジオクチルフタレート 32.0g 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール 1.0g を、ガラスビーカー中において攪拌棒を用いて攪拌混合
した。この混合物を160℃において25rpm.のロ
ール速度、1:1.2のフリクションで実験室用2本ロ
ールミルに8分間かけて厚さ0.4mmの軟質ポリ塩化
ビニルシートをつくった。折りたたみ、排出および供給
はコンスタントに実施した。得られた軟質PVC(ポリ
塩化ビニル)シートは、着色濃度の高いシルキーな赤橙
色に着色されており、熱、光およびマイグレーションに
対する堅牢性は優秀であった。
【0034】実施例4 新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの0.5gと別の顔
料IRIODIN Ti−100(商標)(MERCK
社製品)0.75gとを使用して実施例3に記載した操
作を実施した。明るい光沢のある赤ブロンズ色に着色さ
れた軟質PVCシートを得た。その色の堅牢性は比較的
に良好であった。
【0035】実施例5 流動ミキサー内において、下記成分を1400rpmの
速度で約5分間攪拌して混合物を調製した: ビニル樹脂〔VINNOL H65D(商標)、WACKER社〕 92.0g ビニル共重合体〔VESTOLIT HIS(商標)7587、HUELS社〕 8.0g エポキシ化大豆油可塑剤 1.5g バリウム/カドミウム安定化剤 2.8g 有機亜リン酸塩補助安定化剤〔IRGASTAB CH-300(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.7g 脂肪酸エステル〔IRGAWAX 370(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.4g パラフィン油誘導体潤滑剤〔IRGAWAX 360(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.2g ベンゾトリアゾール誘導体光安定化剤〔TINUVIN 320(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.25g 得られた剛性PVC混合物の1.5重量部と、実施例1
において製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
0.05重量部と真珠光沢顔料IRIODIN Ti−
100(商標)(MERCK社)0.05重量部とをヘ
ンシェル(Henschel)ミキサー中において室温、約20
00rpmの速度で約3分間混合して混合物をつくっ
た。得られた顔料着色されたPVCを、190℃、速度
25rpm.,フリクション1:1.2の条件下において
約6分間ロールミルにかけてプレスし、そして次に Bue
rkleプレスの2枚のクロムメッキ鋼板の間に入れて19
0℃において6分間プレスして、約1mmの厚さのシー
トに加工した。これによって得られたプレスシートは、
優秀な耐光堅牢性および耐候性を有する輝くような光沢
のある赤橙色に着色された。
【0036】実施例6 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
ピロールの1.0gと、酸化防止剤〔IRGANOX
1010(商標)、CIBA−GEIGY社〕1.0g
と、高密度ポリエチレン顆粒(VESTOLEN A
6016(商標)、HUELS社〕1000gとをロー
ラーギヤテーブルに載せたガラスフラスコ中において1
5分間攪拌した。次に、この混合物を単軸押出機に2回
通して押出した。これにより得られた顆粒を射出成形機
にかけて220℃において成形し、そのあと180℃に
おいて5分間あと成形した。得られたモールディング品
は優秀な堅牢性を有する輝くような光沢のある赤橙色に
着色された。
【0037】実施例7 実施例6で使用されたポリエチレン顆粒に代えてポリス
チレン顆粒1000gを使用し、その他は実施例6と同
様に実施して、優れた堅牢性を有する輝くような赤橙色
に着色された圧延板を得た。
【0038】実施例8 下記成分を、キッチン用混合ボウル中においてゆっくり
した速度で10分間攪拌して混合物を調製した: 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール 5.0g 下記のものを含有する安定化剤パッケージ 5.5g CHIMASORB 944 LD (商標)(立体障害アミン光安定化剤) 0.25部 IRGANOX 1010(商標)(立体障害フェノール酸化防止剤) 0.07部 IRGAFOS 168(商標)(亜リン酸法安定化剤) 0.13部 TINUVIN 328(商標)(ベンゾトリアゾールUV吸収剤) 0.1部 (以上はすべてCIBA−GEIGY社製品) 高密度ポリエチレンMICRETHENE ME778(商標)(U.S.I. Qua ntum Chemicals社) 989.5g この混合物を193乃至218℃(380乃至425゜
F)において押出し、そして CONAIR Jetro Strandペレ
ット造粒機を使用してペレットにした。これによって得
られた着色された顆粒を、滞留時間5分間、サイクル時
間30秒でArbourg Allrounder射出成形機にかけ、異な
る4つの温度すなわち232℃(450゜F)、260
℃(500゜F)、288℃(550゜F)、316℃
(600゜F)の温度において、それぞれ成形した。い
ずれの温度においても、同じような色を呈する均質なオ
レンジ色に着色されたチップを得た。これは本発明によ
る新規な小板形状の顔料型の優秀な熱安定性を示す。
【0039】実施例9 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
ピロールの6gを、下記の組成の混合物20g中に攪拌
配合した: 複数の芳香族炭化水素混合物〔SOLVESSO 150(商標)、ESSO社〕 50g 酢酸ブチル 15g ケトオキシム系レベリング剤 5g メチルイソブチルケトン 25g シリコーン油〔SOLVESS 150(商標)中1%〕 5g 完全に分散完了した後に、アクリル系樹脂(キシレン/
ブタノール3:1混合物中51%)BAYCRYL L
530(商標)(BASF社)48.3gとブタノー
ル中55%のメラミン樹脂、MAPRENAL TIX
(商標)(HOECHST社)23.7gとを添加し
た。このバッチを短時間均質化し、次に、得られた塗料
組成物を金属板上にスプレー塗布し、130℃において
30分間焼き付けた。得られた仕上げ塗装は、堅牢性の
優れた綺麗な光沢のある赤色を呈していた。このエナメ
ル塗料は、卓越した顔料分散ならびに優秀な流れ特性の
特徴を有する。
【0040】実施例10 実施例1に従って得られた新規な小板形状の1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールの9.0gを下記の組成の混合物の中に攪拌配合
した: ポリエステル樹脂、SOLVESSO 150中60%〔DYNAPOL H700(商標)、DYNAMIT NOBEL 社〕 25.2g メラミン樹脂、ブタノール中55%〔MAPRENAL MF 650(商標)、HOECHST社〕 2.7g セルロースアセトブチラート(キシレン/酢酸ブチル1:2混合物中25%) 15.5g 鉱油/カルボン酸エステル系触媒〔IRGASOL TZ6(商標)、CIBA-GEIGY社〕 1.1g 酢酸ブチル 23.3g キシレン 11.6g SOLVESSO 150(商標)(ESSO社) 11.6g 次に、この顔料分散物を酢酸ブチル/キシレン/SOL
VESSO 150の混合物(混合割合は上記と同じ)
を用いて、ドイツ規格DIN4に準拠して約18秒(2
0℃)の粘度まで希釈し、そしてこれを金属板にスプレ
ー塗布した。短時間空気にさらした後(約40℃におい
て2分間)、この着色プライムコートの上に、さらに下
記の組成の透明な着色されていないトップコートを塗布
した: アクリル系樹脂、キシレン中60%〔VIACRYL VC 373(商標)、VIANORA社〕 58.3g メラミン樹脂、ブタノール中55%〔MAPRENAL MF590(商標)、HOECHST社〕 27.3g シリコーン油、キシレン中約1% 1.0g ベンゾトリアゾール誘導体〔TINUVIN 900(商標)、CIBA-GEIGY社〕 1.0g キシレン 5.4g SOLVESSO 150(商標)(ESSO社) 4.0g エチレングリコール酢酸エステル 3.0g この塗膜を30分間40℃の空気に暴露し、そのあと1
35℃において30分間焼き付けた。これによって得ら
れた光沢のある赤色塗膜は、優れた堅牢性を有してい
る。この塗膜は、高度の光沢と鮮明度光沢を示す。この
塗膜を人工光源からの光または太陽光に当てると、きら
きらと輝く効果が生じる。これはその塗膜の中に存在す
る顔料粒子に由来するものである。
【0041】実施例11 この実施例は、本発明の小板形状の顔料を、ハイソリッ
ドエナメル塗料中に配合する例を示す。 顔料分散物の調合 1パイント缶に、実施例1に従って製造された小板形状
の顔料12gと Exterior Mearlin Bright White 139X
(商標)(Mearl社から供給されている透明な酸化チタ
ン被覆雲母顔料)12gとを入れ、続いてアクリル系樹
脂68.6gとキシレン57.5gとを導入する。この
混合物をプロペラ攪拌機を用いておだやかに攪拌する。
得られた分散物は、バインダーに対する顔料の比が0.
5であって、16%の顔料と48%の固形分とを含有す
る。 触媒と安定化剤との溶液の調合 1ガロンのジャー中において、酢酸エチルの855g、
紫外線遮断剤溶液〔(CIBA−GEIGY社)からの
ベンゾトリアゾールUV吸収剤、TINUVIN 11
30(商標)を含有〕2039gおよびアミン溶液(キ
シレン、メタノール、ブタノール中のN−プロピルアミ
ン)33gをプロペラ攪拌機を用いて混合する。メタノ
ールの47.0gとドデシルベンゼンスルホン酸156
gとの混合物を添加し、得られた溶液を20分間攪拌す
る。 塗料の調合 上記により得られた顔料分散物33.4g、アクリル系
樹脂38.2g、メラミン樹脂27.0gおよび上記の
触媒と安定化剤との溶液28.9gを混合し、そしてこ
の混合物を、No.4FORDカップを使用して13乃
至17秒のスプレー粘度まで、キシレンを用いて希釈す
る。この塗料(マストーン)を、プライムコートされ、
環境空気に10分間暴露されたアルミニウムパネルにス
プレー塗布し、そして130℃において30分間焼き付
ける。このようにして得られたシルキー金属光沢の赤色
に着色された塗膜は、優れた耐候性とユニークな色彩と
を有する。この塗膜を、人工光源からの光または太陽光
に当てると明瞭な黄赤色にきらきらと輝く効果が生じ
る。これは、その塗膜の中に存在する顔料小板体に由来
するものである。以上の説明から、本発明が新規な小板
形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールの独創的製造方法を提供する
ことがわかる。特許請求の範囲によって定まる本発明の
範囲から逸脱することなく、混合比率、操作方法および
材料について各種の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による新規な小板体のX線回折図
である。
【図2】図2は粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニ
ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールのX線回折図であ
る。
【図3】図3は本発明による新規な小板体のDSC曲線
である。
【図4】図4は粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニ
ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールのDSC曲線であ
る。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2倍照角2θの6.5に対応する1つの
    超高強度の線、19.5に対応する1つの高強度の線お
    よび13.0、14.8、26.2、26.4、27.
    2に対応する5つの比較的低強度の線を示すX線回折図
    によって特性化される小板形状の1,4ージケト−3,
    6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール。
  2. 【請求項2】 300乃至315℃に吸熱ピークが存在
    せず、そして400℃まで分解を示さない示差走査熱量
    測定曲線によって特性化される請求項1記載の1,4−
    ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
    ピロール。
  3. 【請求項3】 4μm以下の直径および1.5μmまで
    の厚さの平均粒子サイズを有する小板体から実質的にな
    る請求項1記載の1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
    ピロロ−〔3,4−C〕−ピロール。
  4. 【請求項4】 1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
    ロロ−〔3,4−C〕−ピロール、好ましくは粗製の
    1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
    −C〕−ピロールを約220℃以上の温度に加熱された
    芳香族溶剤または芳香族溶剤混合物から再結晶すること
    を特徴とする請求項1記載の1,4−ジケト−3,6−
    ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを製造す
    る方法。
  5. 【請求項5】 該温度が約240℃以上、好ましくは2
    45℃乃至260℃である請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 該芳香族溶剤がジフェニルエーテル、お
    よびビフェニルとジフェニルエーテルとの混合物からな
    る群より選択される請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 該芳香族溶剤または芳香族溶剤混合物が
    所望温度範囲に少なくとも15分間、好ましくは30分
    間乃至2時間加熱される請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 エンジニアリングプラスチックまたは塗
    料に請求項1記載の1,4−ジケト−3,6−ジフェニ
    ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの有効着色量を配
    合することを特徴とするエンジニアリングプラスチック
    基質または塗料の着色方法。
  9. 【請求項9】 該エンジニアリングプラスチックが下記
    からなる群より選択される請求項8記載の方法:セルロ
    ースエーテル、セルロースエステル、ポリウレタン、ポ
    リエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ
    スチレン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリシクロアミ
    ド、ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルケトン、
    ポリハロゲン化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、
    アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、ゴム、シ
    リコーンポリマー、フェノール/ホルムアルデヒド樹
    脂、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムア
    ルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、ジエンゴム、およびこれ
    らの共重合体。
  10. 【請求項10】 該塗料が、下記の群から選択された樹
    脂成分をさらに含有している請求項8記載の方法:アク
    リル系樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール
    樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
    リウレタン樹脂、ブロック・イソシアネート樹脂、ベン
    ゾグアナミン樹脂、セルロースエーテル樹脂、およびこ
    れらの混合物。
  11. 【請求項11】 高分子有機材料と請求項1記載の1,
    4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−
    C〕−ピロールの0.001乃至30重量%とを含有し
    ている組成物。
  12. 【請求項12】 さらに1,4−ジケト−3,6−ジフ
    ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール以外の有機お
    よび/または無機顔料、重合体可溶性有機染料、および
    効果顔料からなる群より選択された着色成分を0.00
    1乃至30重量%含有している請求項11記載の組成
    物。
  13. 【請求項13】 該着色成分が下記からなる群より選択
    される請求項12記載の組成物:アゾ顔料、アゾメチン
    顔料、メチン顔料、アントラキノン顔料、フタロシアニ
    ン顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ジオキサジン顔
    料、ジケト−ジアリール−ピロロピロール顔料、チオイ
    ンジゴ顔料、イミノイソインドリン顔料、イミノイソイ
    ンドリノン顔料、キナクリドン顔料、キナクリドンキノ
    ン顔料、フラバントロン顔料、インダントロン顔料、ア
    ントラピリミジン顔料、キノフタロン顔料、ならびにア
    ゾ染料、アゾメチン染料およびメチン染料の金属錯塩。
  14. 【請求項14】 該効果顔料がアルミニウム顔料、グラ
    ファイト顔料、二硫化モリブデン顔料、真珠光沢顔料、
    好ましくは酸化チタン被覆雲母顔料からなる群より選択
    される請求項12記載の組成物。
  15. 【請求項15】 酸化チタン被覆雲母顔料を含有し、そ
    してさらに酸化鉄、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化
    クロムからなる群より選択された着色金属酸化物を含有
    している請求項14記載の組成物。
JP5323014A 1992-12-23 1993-12-22 1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロールの製造方法 Pending JPH072858A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99621692A 1992-12-23 1992-12-23
US08/013,444 US5347014A (en) 1992-12-23 1993-02-04 Process for preparing 1,4-diketo-3,6-diphenylpyrrolo-[3,4-C]-pyrrole
US07/996216 1993-02-04
US08/013444 1993-02-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH072858A true JPH072858A (ja) 1995-01-06

Family

ID=26684846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5323014A Pending JPH072858A (ja) 1992-12-23 1993-12-22 1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロールの製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5347014A (ja)
EP (1) EP0604370B1 (ja)
JP (1) JPH072858A (ja)
KR (1) KR940014329A (ja)
CA (1) CA2112008A1 (ja)
DE (1) DE69318384T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009516042A (ja) * 2005-11-17 2009-04-16 チバ ホールディング インコーポレーテッド 熱硬化性粉末コーティング組成物のための安定剤
WO2018056127A1 (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 富士フイルム株式会社 近赤外線吸収有機顔料、顔料分散液、硬化性組成物、膜、近赤外線カットフィルタ、積層体、固体撮像素子、画像表示装置および赤外線センサ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69418826T2 (de) * 1993-11-22 1999-10-21 Ciba Sc Holding Ag Zusammensetzungen zur Herstellung strukturierter Farbbilder und deren Anwendung
DE69519411T2 (de) 1994-09-14 2001-03-29 Ciba Sc Holding Ag Vermischbare organische Pigmente
ES2173160T3 (es) 1994-09-14 2002-10-16 Ciba Sc Holding Ag Pigmentos organicos del tipo incorporar agitando (stir-in).
US5584922A (en) * 1994-09-14 1996-12-17 Ciba-Geigy Corporation Stir-in organic pigments
US5648408A (en) * 1995-06-07 1997-07-15 Ciba-Geigy Corporation Organic stir-in pigments
EP0704497B1 (de) * 1994-09-28 1999-12-15 Ciba SC Holding AG Mischkristalle und feste Lösungen von 1,4-Diketopyrrolopyrrolen
ATE201710T1 (de) * 1996-08-22 2001-06-15 Ciba Sc Holding Ag Kristallmodifikation eines diketopyrrolopyrrolpigments
US6375864B1 (en) * 1998-11-10 2002-04-23 M.A. Hannacolor, A Division Of M.A. Hanna Company Daylight/nightglow colored phosphorescent plastic compositions and articles
US7563835B2 (en) * 2001-12-28 2009-07-21 Sun Chemical Corporation Solventless universal colorants

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3262270D1 (en) * 1981-03-20 1985-03-28 Ciba Geigy Ag Process for colouring highly molecular organic material and polycyclic pigments
EP0094911B1 (de) * 1982-05-17 1986-09-10 Ciba-Geigy Ag Herstellung von Pyrrolo-(3,4-c)-pyrrolen
US4517320A (en) * 1982-08-20 1985-05-14 Ciba-Geigy Corporation Stoving lacquers containing graphite
DE3584138D1 (de) * 1984-11-07 1991-10-24 Ciba Geigy Ag Pigmentmischungen.
US4632704A (en) * 1985-02-06 1986-12-30 Ciba-Geigy Corporation Process for the preparation of high yield pigments
US4992101A (en) * 1988-04-15 1991-02-12 Ciba-Geigy Corporation Process for the preparation of opaque diketopyrrolo-pyrrole pigments
JP2802338B2 (ja) * 1988-07-29 1998-09-24 リーデル―デ・ヘーン・アクチェンゲゼルシャフト 新規の1,4−ジケトンピローロピロール染料
DE58907942D1 (de) * 1988-09-09 1994-07-28 Ciba Geigy Ag Lacke enthaltend Molybdändisulfid.
DE59007114D1 (de) * 1989-07-13 1994-10-20 Ciba Geigy Ag Plättchenförmige organische Effektpigmente.

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009516042A (ja) * 2005-11-17 2009-04-16 チバ ホールディング インコーポレーテッド 熱硬化性粉末コーティング組成物のための安定剤
US8343570B2 (en) 2005-11-17 2013-01-01 Dcc Ip Stabilizers for thermosetting powder coating compositions
WO2018056127A1 (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 富士フイルム株式会社 近赤外線吸収有機顔料、顔料分散液、硬化性組成物、膜、近赤外線カットフィルタ、積層体、固体撮像素子、画像表示装置および赤外線センサ
JPWO2018056127A1 (ja) * 2016-09-20 2019-08-29 富士フイルム株式会社 近赤外線吸収有機顔料、顔料分散液、硬化性組成物、膜、近赤外線カットフィルタ、積層体、固体撮像素子、画像表示装置および赤外線センサ

Also Published As

Publication number Publication date
CA2112008A1 (en) 1994-06-24
KR940014329A (ko) 1994-07-18
EP0604370A1 (en) 1994-06-29
EP0604370B1 (en) 1998-05-06
DE69318384T2 (de) 1998-10-29
US5347014A (en) 1994-09-13
DE69318384D1 (de) 1998-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0617090B1 (en) Carbazole dioxazine-pigmented plastics and coatings
KR100433138B1 (ko) 디케토피롤로피롤의안료조성물
EP0764696B1 (de) Herstellung von Mischkristallen und festen Lösungen von 1,4-Diketopyrrolopyrrolen
JP2573642B2 (ja) ピロロ−〔3,4−c〕−ピロールとキナクリドンとの固溶体
US5084573A (en) 2,9-dichloroquinacridone in platelet form
JPH072858A (ja) 1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロールの製造方法
US20050166798A1 (en) Black pigment compositions
US5820666A (en) Organic stir-in pigments
US5095056A (en) 2,9-dichloroquinacridone-pigmented engineering plastics and coatings
JPH08199082A (ja) 有機顔料と特定された粒度を有するフィラーとを含有する新規な顔料組成物
US6090196A (en) Beta quinacridone pigment
JPH05213948A (ja) 改良型ガンマ−キナクリドン顔料
EP0702062B1 (en) Organic stir-in pigments
DE60007700T2 (de) Gamma-Chinacridonpigment
EP1355991B1 (en) Hiding 2, 9-dichloroquinacridone pigment
EP0101666A2 (de) Mahlen von organischen Pigmenten
JPH01157958A (ja) アゾメチン顔料の固容体
AU2002250851A1 (en) 2, 9-dichloroquinacridone pigment