JPH0728560A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0728560A
JPH0728560A JP5154786A JP15478693A JPH0728560A JP H0728560 A JPH0728560 A JP H0728560A JP 5154786 A JP5154786 A JP 5154786A JP 15478693 A JP15478693 A JP 15478693A JP H0728560 A JPH0728560 A JP H0728560A
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JP
Japan
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cpu
signal
clk
type
information processing
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JP5154786A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Nakamura
明善 中村
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ユーザーが情報処理装置のCPU
をより高機能のCPUにグレードアップする際、周波数
等に制約されず、又、将来的なCPUまでをもグレード
アップするCPUとして対応可能とする情報処理装置を
提供することを目的とする。そして特に携帯型のノート
パソコン等において、グレードアップされるCPUに応
じて最適なパワーセーブ及び、発熱コントロールを自動
的に行うことを可能とする情報処理装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明の情報処理装置は本体と脱着可能なコ
ネクタを有するCPUモジュール上のCPU1のCLK
周波数を示す信号8、9、10、CPUタイプを示す信
号6、7を前記情報処理装置本体に通知する手段と、通
知された情報に従って任意のCLK14、15を出力す
ると共に、少なくともパワーセーブの為の機能、及びC
PUの表面温度を制御する機能を切り換える手段を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPU等を交換可能な
情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今のCPU性能のめざましい向上に対
応して既存の情報処理装置のCPUのみを高性能CPU
に変更したいというユーザーニーズが高まってきてい
る。これを実現する従来の技術として以下の方法が知ら
れていた。
【0003】まず第1に、8図、9図に示すようにCL
K周波数は変更せずCPUの内部CLK周波数をPLL
(phaseーlocked loop)方式などによ
り数倍に上げたCPU90で置き換える、又は前記情報
処理装置内にあらかじめ存在するCPU80とは別に用
意されたソケット81に前記CPU90を挿入すること
によって機能アップする方法がある。前記CPUとし
て、CLK周波数を数倍に上げるものでなく数値演算プ
ロセッサやキャッシュなどを内蔵したCPUを使用して
機能アップする方法も知られている。
【0004】第2として、異なる信号線を持つCPUを
使用し、その信号線及び動作タイミングを前記情報処理
装置内のCPUに合うようCPUモジュール上で変換す
る方法が知られている。
【0005】第3として、全出力信号をハイ・インピー
ダンス状態にすることのできるピン(以下UPピンと呼
ぶ)を持つCPU上に、より高性能なCPUを有する基
板をのせる事によって機能アップする方法も知られてい
る。本方式は、UPピンを使用して前記情報処理装置内
のCPUの信号線を乗っ取ることによって実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】まず、図8、図9に示
したようなごく一般的な方法の場合、グレードアップさ
れるCPUが特定されるという問題がある。この方法で
は、周波数、ピン配置、信号線のタイミングはすべて同
じでなければならないという制約が生まれる。
【0007】又、一般的にはCPUのみを交換可能にす
るため、PGA(PIN GRIDARRAY)やLG
A(LAND GRID ARRAY)という特別なパ
ッケージを使用しなければならない。
【0008】次に、UPピンを用いる方法や、CPUモ
ジュールを使用し、その上に変換回路を設ける方法等で
あるが、当然の事ながら、周辺回路の分だけコストが高
くなる問題点がある。又、携帯型のノートパソコン等の
場合、スペースが限られるので上記方法は実質的に不可
能である。
【0009】ノートパソコンにおいて、CPUをグレー
ドアップする場合にCPUの表面温度上昇による熱暴走
が問題になる。それは、決められた空間で高速のCPU
を使用する場合、そのCPUの処理能力が高ければ高い
ほど問題になる。
【0010】従来のノートパソコン等では、あらかじめ
決めれれたCPUのみの発熱を保証することで対応して
いた。この方法では、その時にはテストできない将来的
なCPUは全て対象外となってしまう。
【0011】本発明は、上記問題点を解決することを目
的としており、ユーザーが情報処理装置のCPUを、よ
り高機能のCPUにグレードアップする際、周波数、ピ
ン配置、信号線のタイミング等に制約されず、又、その
時にはテストできない将来的なCPUまでをもグレード
アップするCPUとして対応可能とする(継続的にCP
Uをグレードアップできる)情報処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】又、特に携帯型のノートパソコン等におい
て、グレードアップされるCPUに応じて最適なパワー
セーブ機能及び、発熱コントロールを自動的に行うこと
を可能とする情報処理装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、第1のCPUと、前記第1のCPUよりも高い処理
能力を有する第2のCPUを前記第1のCPUと交換可
能な情報処理装置において、前記情報処理装置本体と脱
着可能なコネクタを有し、前記第1のCPU及び前記第
2のCPUのCLK周波数を前記情報処理装置本体に通
知する手段と、前記第1のCPU及び前記第2のCPU
タイプを前記情報処理装置本体に通知する手段とを有す
るCPUモジュールと、前記CPUモジュールから通知
されたCLK周波数によって、任意のCLK周波数を出
力する手段と、前記CPUモジュールから通知されたC
PUタイプによって、少なくともパワーセーブの為の機
能を切り換える手段とを前記情報処理装置本体に有する
ことを特徴とする。
【0014】また、第1のCPUと、前記第1のCPU
よりも高い処理能力を有する第2のCPUを前記第1の
CPUと交換可能な情報処理装置において、前記情報処
理装置本体と脱着可能なコネクタを有し、前記第1のC
PU及び前記第2のCPUのCLK周波数を前記情報処
理装置本体に通知する手段と、前記第1のCPU及び前
記第2のCPUタイプを前記情報処理装置本体に通知す
る手段とを有するCPUモジュールと、前記CPUモジ
ュールから通知されたCLK周波数によって、任意のC
LK周波数を出力する手段と、前記CPUモジュールか
ら通知されたCPUタイプによって、少なくともCPU
の表面温度を制御する機能を切り換える手段を有するこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明は、第1のCPUと、前記第1のCPU
よりも高い処理能力を有する第2のCPUを前記第1の
CPUと交換可能な情報処理装置において、前記情報処
理装置本体と脱着可能なコネクタを有し、前記第1のC
PU及び前記第2のCPUのCLK周波数を前記情報処
理装置本体に通知する手段と前記第1のCPU及び前記
第2のCPUタイプを前記情報処理装置本体に通知する
手段とを有するCPUモジュールと、前記CPUモジュ
ールから通知されたCLK周波数によって、任意のCL
K周波数を出力する手段と、前記CPUモジュールから
通知されたCPUタイプによって、少なくともパワーセ
ーブの為の機能を切り換える手段とを前記情報処理装置
本体に持つことにより、周波数、ピン配置、信号線のタ
イミング等に制約されず、又、その時にはテストできな
い将来的なCPUまでをもグレードアップするCPUと
して対応可能とすることができる。
【0016】又、前記機能によりグレードアップされた
CPUに応じて最適なパワーセーブと最適な発熱コント
ロールを可能とする。
【0017】
【実施例】以下、本発明について一実施例に基づき詳細
に説明する。
【0018】図3に本発明の一実施例としてノートパソ
コンのブロック図を示す。前記ノートパソコンはCPU
部301、メインメモリ201やBIOS ROM30
3などをコントロールするメモリ・CPUコントロール
部21、LCD305及びCRT306を制御するVI
DEO回路部304、キーボード307を制御するキー
ボードコントロール部22、FDD309やICカード
310等の外部記憶装置などを制御するI/Oコントロ
ール回路部308、前記ノートパソコンの外部に別の機
器等を接続するための拡張バス部26を有する。
【0019】図3のCPU部301の回路ブロックを図
1に、外形図を図4に示す。
【0020】又、図3のCPU部301、メモリ・CP
Uコントロール部21、メインメモリ201、BIOS
ROM303が実装された基板50の外形図を図5に
示す。
【0021】本実施例のノートパソコンは、裏蓋を開け
ると図5に示した基板50を、ユーザーが触れられるよ
うになっている。ユーザーは裏蓋を開け、自ら増設RA
Mモジュール51を2枚増設することと、CPUモジュ
ール40を交換することができる。
【0022】図4に示すようにCPUモジュール40は
基板50から自由な脱着を可能とする為のコネクタ4と
CPU1で構成される。CPUモジュール40上につく
CPU1の外形は、PQFP(PLASTIC QUA
D FLATPACK PACKAGE)、PGA、L
GAのいずれでもよく、又それ以外のどのようなパッケ
ージでもよい。又、パッケージのピン数も自由である。
CPUモジュール40という形にすることで、安価で小
型薄型のQFP、PQFPというパッケージを使用する
ことができると共に、将来的な新パッケージや異なるメ
ーカーのCPUに対しても対応することができる。ノー
トパソコンのように限られたスペースしかないものでは
特に有効である。
【0023】CPUモジュール40の簡略化した回路図
を図1に示す。これは、先に述べたように図3のCPU
部301にも相当する。
【0024】CPUモジュール40は、基本的には、C
PU1とコネクタ4で構成され、CPU1の入出力信号
5は、コネクタ4と接続されている。ただし、CPU1
とコネクタ4の信号数は同じ数ではなく、CPU1にあ
る信号で必ずしも必要でない信号(例えばGND線な
ど)は省かれる。又、CPU1によっては、コネクタ4
にある信号に該当する信号がない場合もある。例えば、
コプロセッサ内蔵のCPUの場合存在する信号が、コプ
ロセッサを持たないCPUでは存在しない。コプロセッ
サを持たないCPUが図1のCPU1である場合、コネ
クタ4に存在する信号に相当するコプロセッサ用の制御
信号がないことになる。この場合コネクタ4側でシステ
ムに対応するよう空き端子をGNDに接続するなど端子
処理を行っている。
【0025】さて、ここで本発明の重要なポイントであ
る、CLK周波数、CPUタイプをCPUモジュール4
0から本実施例であるノートパソコンの本体へ通知する
手段と、その情報によってパワーセーブ手段を切り換え
る方法を説明する。
【0026】図1のSCK0信号9、SCK1信号8、
SCK2信号10がCPU1のCLK周波数を示す信号
であり、SINT信号6、S2XC信号7がCPUタイ
プを示す信号である。これらの信号に対応する表を図6
に示す。CPUモジュール40上では、ハンダジャンパ
ー11によってCPU1の種類により各々の信号の値
を’H’か’L’に選択することができるようになって
いる。たとえば、S2XC信号7は図1ではハンダジャ
ンパー11によってGNDに接続され値は’L’になる
が、これを図6の表61に照らし合わせると本実施例の
CPUモジュール40上のCPU1のCLKタイプは1
XCLKタイプとなる。このように設定された各値は、
コネクタ4を介し、図2のコネクタ20を通ってメモリ
CPUコントロール部21に入力される。尚、図2のコ
ネクタ20はCPUモジュール40のコネクタ4と接続
される図5の基板50上の受け側コネクタである。又、
CPUモジュール40にハンダジャンパー11を設けた
のは、基板を作り替えることなく多種類のCPUに対応
する為である。
【0027】ここで、各信号を更に詳しく説明する。ま
ずCLK周波数であるが図6の表60に示すように、こ
こでは各信号の組合せによって16MHz〜33MHz
の4種類のCLK周波数を表すことができる。SCK2
信号10は将来的な予備信号であり、図1に示すように
常にGNDに固定されている。ここで設定されるCLK
周波数とは基本的にCPU1の外部端子に入力されるC
LK周波数を示すが、実際にはCPUのタイプによって
異なる。このCPUタイプを示すのが、S2XC信号7
であり図6の表61にその設定を示す。S2XC信号7
が’1’の場合、CPU1は2XCLKタイプとなる。
これは、表61で示した2倍の周波数のCLKがCPU
1に入力されることを示す。本実施例では、図1におい
てS2XC信号7はGNDに接続されており’0’なの
で図6、表61からCPU1は1XCLKタイプであ
る。又、SCK1信号8が’1’、SCK0信号9が’
0’であることから表60からCPU1は25MHzと
なる。図1のCLK2信号14は表60のCLK周波数
どうりのCLKを出力する信号であり、CLK15はC
LK周波数の倍周波数のCLKを示す信号である。シス
テムからは、常に両方のCLK信号が出力されているの
で、CPUタイプ(S2XC信号7に相当するタイプ)
によってジャンパー3で切り換える。本実施例では1X
CLKタイプなので、表60のCLK周波数どうりのC
LK信号すなわち25MHzの周波数であるCLK2信
号14をジャンパー3で選択しCLK信号2としてCP
U1に供給する。
【0028】CPU1をグレードアップする場合、2X
CLKタイプの25MHz(内部CLK50MHz)か
ら1XCLKタイプのCPUで外部CLK20MHz、
内部で4倍(内部CLK80MHz)のCPUにする場
合もある。その場合もCLKをSCK0信号9〜SCK
2信号10で設定すれば、回路で自動的にCLK15、
CLK2信号14の周波数を切り換えて出力するように
なっている。
【0029】図2において、CLK信号15、CLK2
信号14は発振器27、28、29から出力されるCL
K信号204、203、202の各々からSCK0信号
9、SCK1信号8で選択されるCLK周波数に従って
生成される。例えば、本実施例の場合25MHzなの
で、50MHz発振器28から出力されるCLK203
を1/2分周してCLK2信号14に25MHzのCL
Kとして出力される。尚、各々の発振器からCPU1に
対するCLKが生成されるばかりでなく拡張バス部26
に出力するSCLK205などのCLKも生成される。
これは、システムとして消費電力削減の為になるべく発
振器の数を削減するためである。このように発振器を共
通化することで、CPU1に対する周波数が表60のよ
うに4種類程度あっても、全ての周波数に対応するため
の無駄な発振器を追加することなくシステムを構築でき
る。尚、このCLK生成は、本実施例のように発振器を
用いるのではなく、PLL方式の周波数シンセサイザを
用いることもできる。
【0030】図6、表61に示したCLKタイプと表6
2に示すインタラプトタイプを示す信号は本実施例であ
るノートパソコンのパワーセーブ機能に重要な関係があ
る。
【0031】本実施例のように、CPU1が表61の1
XCLKタイプのものである場合、CPU1は内部にP
LLを持ち内部CLKを外部CLK周波数の数倍にあげ
て動作している。内部にPLLを持つため、このタイプ
のCPU1はCLK周波数をリアルタイムに変更できな
い。なぜならば外部CLK周波数の変動に内部のPLL
が追従できない為である。それ故このタイプのCPUの
CLK周波数を変更するには、内部動作が影響されない
特別のタイミング(RESET中など)で変更しなけれ
ばならない。それに比べて2XCLKタイプのCPUで
あれば、CPU内部にPLLを持たず外部CLKそのま
まで動作するためリアルタイムにCLK周波数を変更で
きる。
【0032】本実施例のノートパソコンは、キーボード
入力やFDDアクセスなど特定の動作要因を感知しCL
K周波数をリアルタイムに変化させる’ダイナミックパ
ワーセーブ’という機能を有している。本機能は、CP
Uが動作していない時にはCLK周波数を落とすことに
よってノートパソコン全体の消費電力を削減し、できる
だけ電池寿命を延ばすことを目的としている。図2にお
いて、S2XC7が’1’の場合CPU1が2XCLK
タイプであるため、メモリCPUコントロール部21は
前述の動作要因がない場合リアルタイムにCLK15及
びCLK2信号14の周波数を落とす。(本実施例では
25MHzから2MHzに落とす。)1XCLKタイプ
の場合は、2XCLKタイプと異なりいつでも変更でき
るわけではないのでCPUにRESETを発生するなど
CPUの動作に影響を与えない特定のタイミングで変更
するようにする。このタイミングはCPUによりいろい
ろな方法があるが、どの方法でもリアルタイムにCLK
周波数を変更できる2XCLKタイプのCPUと異なり
周波数の切り替えに一定の時間がかかるのでパフォーマ
ンスが低下する恐れがある。このため、1XCLKタイ
プではキーボード入力やFDDアクセスなど特定の動作
要因を感知してから最速動作に移行した場合、その最速
の時間を延ばす等により2XタイプのCPUを使用した
場合より高速動作の割合を上げることでパワーセーブ機
能を落とすことが必要である。場合によっては、1XC
LKタイプの場合、ダイナミックパワーセーブ機能を使
用不可にする場合もある。
【0033】又、逆に1XCLKタイプCPUの場合2
XCLKが必要でないため、図2のメモリCPUコント
ロール部21の中で倍周波数のCLKであるCLK15
で動作する回路ブロックをCLK2信号14のみで動作
するよう回路を切り換えることで、メモリCPUコント
ロール部21の消費電力を落とすこともできる。例えば
周波数シンセサイザでCLKを生成するような場合、メ
モリCPUコントロール部21がメインメモリ201に
対するアクセスを同期回路で行っていても発生源で、周
波数、CLKタイプによって発振周波数を変更したり、
不必要な内部CLKを止めたりできるので消費電力を落
とすことが容易に実現できる。
【0034】同様な理由で必要でない高周波数のCLK
信号204を発生する発振器27などの電源を遮断した
り、発振を止めたりする場合もある。
【0035】近年、CPUの機能が向上するにつれてそ
の消費電力が増加してきている。それ故、システム全体
の消費電力に対してCPUの消費電力が占める割合が益
々増えてきている。そのため、グレードアップされるC
PUタイプによって最適なきめの細かいパワーセーブ制
御を行うことは非常に重要である。いままでのノートパ
ソコンではコプロセッサを追加するものはあっても、C
PU自体をユーザーが自ら交換しグレードアップすると
いうものはなかった。本発明ではグレードアップを1回
ばかりか何段階でも可能にするばかりでなく、パワーセ
ーブ機能をグレードアップされたCPUによって最適な
ものに切り替えることにより電池寿命を延ばすことがで
きる。同時に、ノートパソコンのケース内の内部温度上
昇を防ぐこともできる。
【0036】上記のように、図6の表61に示すような
CLKタイプをノートパソコン本体へ通知することは、
パワーセーブ機能を制御するのに重要な意味を持ってい
る。それと同じく、表62に示すようなインタラプトタ
イプをノートパソコン本体へ通知することも、パワーセ
ーブ機能を制御するのに重要な意味を持つ。
【0037】図1のSINT6が表62に対応してい
る。SINT6が’1’の場合、CPU1がSMI(S
YSTEM MANAGEMENT INTERRUP
T)に対応していることを示す。SMIとは従来のCP
Uには存在しなかったインタラプトであり、すでに存在
するアプリケーションの動作に影響を与えることなくシ
ステム側で使用できる唯一のインタラプトである。現
在、ノートパソコンでは電源をオフしても、次に電源を
オンした時に前に電源をオフした時の状態で復帰するレ
ジューム機能を有している。本機能は、電源オフをBI
OSが電源オフ時に発生するインタラプトを認識するこ
とで実現している。しかし従来ではこの時に使用するイ
ンタラプトを、ユーザーやアプリケーションソフトに開
放しているインタラプトから選択せざるを得なかった。
そのため他のインタラプトを使用したアプリケーション
ソフトはレジューム機能が実現できないなどの不具合が
生じていた。
【0038】本実施例では、CPU1がSMIに対応し
ているかどうかによって電源オフやポップアップメニュ
ー表示、ソフトウェアパワーセーブ機能などによるイン
タラプト発生を図1のSMI12、INTR13のどち
らかに選択的に供給することで、CPU1の機能によっ
てそれぞれ最適なシステムを構築している。図2に従っ
て更に詳しく説明する。
【0039】まず、CPU1がSMI未対応のCPUの
場合について説明する。SMI未対応のCPUの場合、
図1のSMI12に対応する信号はCPU1には存在し
ないため電源オフ時などに発生するインタラプトとして
INTR13を使用する。図2に示すようにINTR1
3はメモリCPUコントロール部21から発生するIN
T2O信号208を受けてインタラプトコントロール部
22が発生する。つまり本実施例では電源オフ時などに
発生するインタラプトとしてINT2を使用している。
【0040】本実施例の情報処理装置では拡張バス部2
6にINT0〜INT6までの6種類のインタラプトを
開放している。今回、INT2は拡張バス部26に対応
しているボードが少ないため選択した。
【0041】INT2は通常拡張バス部26などに開放
されているためCPUコントロール部21においてIN
T2I信号206としてINT2を拡張バス部26から
受けても、CPU1がSMIに対応していない場合IN
T2O信号208として出力しない。このようにCPU
1がSMIに対応しない場合は拡張バス部26ではIN
T2を使用できないが、前述したようにINT2に対応
しているボードが少ないため影響は少ない。
【0042】そしてINT2O信号208はPOWER
SW24による電源オフやキーボード コントロール
部25によって発生した要因をインタラプト発生部23
が調停してINTEX207として出力した信号を受け
て発生する。
【0043】次にCPU1がSMIに対応しているもの
では、INTEX207を受けてSMI12を生成す
る。SMIに対応しているので、拡張バス部26からの
INT2I信号206は有効となり、拡張バス部26か
ら発生したINT2信号はINT2O信号208として
インタラプトコントロール部22に出力され、最終的に
INTR13としてCPU1に出力される。
【0044】ところで、これまで述べてきたようなパワ
ーセーブの為の回路の切り替えをハードウェアで行うの
ではなくBIOSでコントロールすることもできる。そ
のフローチャート例をCPUの温度制御と一緒に図7に
示す。
【0045】まず最初にパワーセーブを行うかどうか選
択する(ステップ70)。これはシステムによって異な
るが、たとえばACアダプタが入っている時には、BI
OSでパワーセーブを行わない場合などがある。なぜな
ら、ACアダプタが入っている場合は電池寿命を考える
必要がないため常に高速で動かす為である。
【0046】ステップ70でYESの場合、CPU1の
インタラプトがSMIタイプかどうか図6、表62に相
当するレジスタをREADすることで判別する(ステッ
プ71)。図6のそれぞれの表に対応するレジスタは、
図2のメモリCPUコントロール部21の内部に存在し
ている。
【0047】ステップ71がNOの場合ノーマルモード
72になる。ノーマルモード72の場合、本実施例では
インタラプトの内INT2を使用する為、外部からのI
NT2を使用できなくする。
【0048】ステップ71がYESの場合SMIモード
73になる。SMIモード73の場合、特別なSMM
(SYSTEM MANAGEMENT MODE)空
間を利用するため、あらかじめSMRAM(SYSTE
M MANAGEMENT RAM)にSMI発生時の
BIOS処理ルーチンをコピーする。又、SMIは通常
のアプリケーションに完全に透過的に使用できるため様
々なパワーセーブコントロールをBIOSで行うことが
できる。そこで、ノーマルモード72では、パワーセー
ブのコントロールをハードウェアで一意的に行っていた
処理を、SMIモード73ではソフトウェアで処理する
ようにしている。
【0049】次に、ステップ74で、CPU1のCLK
タイプを選択する。
【0050】CLKタイプが2XCLKの場合、ステッ
プ76に進みリアルタイムパワーセーブモードに入る。
CLKが2XCLKタイプの場合、CLKをリアルタイ
ムに変更できるためよりきめ細かなパワーセーブを行う
ことができる。
【0051】CLKタイプが1XCLKの場合、ステッ
プ75に進みパートタイムパワーセーブモードに入る。
パートタイムパワーセーブモードでは、リアルタイムパ
ワーセーブモードと異なり、パワーセーブ制御が荒くな
る。たとえば、すでに説明した、キーボード入力などの
動作要因を感知しCLK周波数をリアルタイムに変化さ
せるダイナミックパワーセーブ機能において、リアルタ
イムパワーセーブモード76の時には、動作要因を感知
してからCLK周波数を上げるのに数nS〜数μS程度
しかかからない。従って、パフォーマンスの低下がない
ためCLK周波数を最高速にしている時間を短く設定で
きる。しかし、パートタイムパワーセーブモード75の
場合はCLKの切り換えに数mS程度かかるため、頻繁
にCLKを切り換えるとパフォーマンスが低下する恐れ
がある。そこで、パートタイムパワーセーブモード75
の場合にはCLK周波数を最高速にしている時間を長く
設定することで、見かけ上のパフォーマンスの低下を防
ぐ。
【0052】これら設定は、SMIモード73時には、
ソフトウェアで完全にコントロールすることが可能にな
るのでユーザーがCLK周波数を最高速にしている時間
を自由に設定したり、動作要因を選択することが可能で
ある。
【0053】又、ステップ74でNOの場合、パワーセ
ーブモード自体をやめることもある。それは、システム
及びCPU1の周波数、CPUタイプによってはパワー
セーブを有効にしても元々の消費電力が大きいためあま
り効果がない場合などに選択される。
【0054】ステップ77では、温度制御を行うかどう
か選択する。現在、ノートパソコンに使用されるCPU
はデスクトップパソコンと同様に年々処理能力が向上し
ている。処理能力の向上と共に消費電力及びそれに伴う
発熱も多くなってきている。特にノートパソコンの場合
ケースが小さいため、発熱が蓄積されCPUが熱暴走す
る恐れもある。そのため、最近では低電圧化などで発熱
を防ぐようになってきているがこれでは現在の発熱量の
アップに対応ができなくなってきている。特に本実施例
のようにCPUを次々にグレードアップしていく場合に
はケースや電圧を変更できないためどこかでCPUに対
する熱的な保護をしなければならない。
【0055】そこで本実施例ではCPUのCLK周波数
及びCPUのタイプを判別し、それによって温度制御を
行うことでCPUの熱暴走を防ぐ機能を有している。
【0056】ステップ77でYESを選択した場合、こ
の例ではステップ78でCLK周波数が25MHz以上
かどうか判別している。これは、表60によって判断で
きる。
【0057】YESの場合70%高速モード701に進
み、CPUのCLKを最高速にする時間を制御し、70
%は高速で動作し30%は低速で動作させるなどして温
度制御を行う。NOの場合は90%高速モード79とし
て周波数が低い分だけ高速動作の時間を延ばすなどして
制御を行う。これらのCPUに対するCLK制御はステ
ップ76、75のようなパワーセーブと組み合わせるこ
とによってより効果が生まれる。
【0058】又、本実施例では分かりやすい例としてC
LK周波数のみに限定して述べたが、前述したようにC
PUには内部で外部CLKを数倍に上げているものもあ
る。この場合は、CPUモジュール40に新たな判別端
子を設けたり、CPU内部のレジスタをREADしたり
してそのCPUの内部CLK周波数を判別し、そのCP
Uに沿った温度制御を行うことが必要である。
【0059】更に、温度制御の方法もファンの回転を制
御する、ケース内部温度によって制御する、HOLD時
間制御や内部キャッシュを無効にするなど多種類の方法
があり上記方法に限定されない。
【0060】又、本発明は、ノートパソコンを例として
述べたが、デスクトップ型の情報機器や、より小型のサ
ブノートタイプ、パームトップタイプ、ハンドグリップ
タイプ、の情報機器においても応用可能なことは無論で
ある。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明の情報処理装置
は、ユーザーが情報処理装置のCPUを、より高機能の
CPUにグレードアップする際、周波数、ピン配置、信
号線のタイミング等に制約されず、又、その時にはテス
トできない将来的なCPUまでをもグレードアップする
CPUとして対応可能とする事ができる。
【0062】又、特に携帯型のノートパソコン等におい
て、グレードアップされるCPUに応じて最適なパワー
セーブ機能及び、発熱コントロールを自動的に行うこと
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の情報処理装置のCPUモジュールの
回路図。
【図2】 本発明の情報処理装置のメモリCPUコント
ロール部を中心としたブロック図。
【図3】 本発明の情報処理装置の全体ブロック図。
【図4】 本発明の情報処理装置のCPUモジュールの
実装形体図。
【図5】 本発明の情報処理装置のCPU基板の外形
図。
【図6】 CLK周波数、CLKタイプ、インタラプト
タイプを示す図。
【図7】 パワーセーブの為の制御を示すフローチャー
ト。
【図8】 CPUをグレードアップする第1の従来例を
示す図。
【図9】 CPUをグレードアップする第2の従来例を
示す図。
【符号の説明】
1・・・CPU 2・・・CLK 3・・・ジャンパー 4・・・コネクタ 5・・・CPU1の入出力信号 6・・・SINT信号 7・・・S2XC信号 8・・・SCK1信号 9・・・SCK0信号 10・・・SCK2信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のCPUと、 前記第1のCPUよりも高い処理能力を有する第2のC
    PUを前記第1のCPUと交換可能な情報処理装置にお
    いて、 前記情報処理装置本体と脱着可能なコネクタを有し、 前記第1のCPU及び前記第2のCPUのCLK周波数
    を前記情報処理装置本体に通知する手段と、前記第1の
    CPU及び前記第2のCPUタイプを前記情報処理装置
    本体に通知する手段とを有するCPUモジュールと、 前記CPUモジュールから通知されたCLK周波数によ
    って、任意のCLK周波数を出力する手段と、 前記CPUモジュールから通知されたCPUタイプによ
    って、少なくともパワーセーブの為の機能を切り換える
    手段とを前記情報処理装置本体に有することを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】第1のCPUと、 前記第1のCPUよりも高い処理能力を有する第2のC
    PUを前記第1のCPUと交換可能な情報処理装置にお
    いて、 前記情報処理装置本体と脱着可能なコネクタを有し、 前記第1のCPU及び前記第2のCPUのCLK周波数
    を前記情報処理装置本体に通知する手段と、前記第1の
    CPU及び前記第2のCPUタイプを前記情報処理装置
    本体に通知する手段とを有するCPUモジュールと、 前記CPUモジュールから通知されたCLK周波数によ
    って、任意のCLK周波数を出力する手段と、 前記CPUモジュールから通知されたCLK周波数、C
    PUタイプによって、少なくともCPUの表面温度を制
    御する機能を切り換える手段を有することを特徴とする
    情報処理装置。
JP5154786A 1993-06-25 1993-06-25 情報処理装置 Pending JPH0728560A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020129308A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

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JP2020129308A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

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