JPH07284086A - 背景画像生成方法および装置 - Google Patents

背景画像生成方法および装置

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JPH07284086A
JPH07284086A JP6695094A JP6695094A JPH07284086A JP H07284086 A JPH07284086 A JP H07284086A JP 6695094 A JP6695094 A JP 6695094A JP 6695094 A JP6695094 A JP 6695094A JP H07284086 A JPH07284086 A JP H07284086A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影環境の変動による背景の変動に素早く追
従し、様々な速度で進入する移動物体に対して安定な背
景画像生成方法および装置を提供する。 【構成】 入力された動画像に対して、フレーム間差分
により画像の変動情報を獲得して蓄積し、過去一定時間
内に全く変動の無かった画素を背景領域に所属すると判
断し、背景領域に所属する画素についてのみ現在の入力
画像を参照して背景画像を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動物体と背景とから
構成されている動画像から移動物体を取り除き、背景画
像を自動生成する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】背景画像の生成については、移動物体の
通過による画像の変動に対して安定性が高く、照明条件
などによる背景自体の変動に素早く追従できる方法が要
望されている。
【0003】三菱電気技報Vol.67,No.7(1
993)記載の「動き情報を用いた高信頼型侵入監視装
置」に提案手法として述べられている背景画像生成方法
では、各画素について1フレーム前の背景画像と現在の
入力画像との差をとり、差の小さな領域を背景に近い領
域、差の大きな領域を背景から遠い領域と判断し、差に
応じた値で背景の更新をする。この方法では、時刻によ
る背景の緩やかな変動には素早く適応できるが、日照条
件の急激な変化による背景の急激な変動には全く適応で
きない。また、予め背景画像を用意しなければならない
という欠点もある。
【0004】特開平3−112282号公報に記載の背
景画像生成方法およびその装置では、各画素について時
系列の入力画像と一定時間の遅延のある参照画像との間
の差分をとり、差分の値により移動物体領域に所属する
画素と背景領域に所属する画素とを識別し、背景領域の
みを差分の値に応じて更新する。この方法では図5のよ
うに移動物体の速度が遅く、入力画像と参照画像とで移
動物体に含まれる同じ画素値の領域が重複してしまう場
合に、重複部分を背景領域と誤判断して背景に取り込ん
でしまうという問題点がある。ただし、図5では黒が移
動領域、白が背景領域を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】背景画像を生成する
際、移動物体の通過による画像の変動に対して安定性が
高く、照明条件などによる背景自体の変動に素早く追従
できるという2条件を同時に満たす必要がある。また、
実際に背景画像の生成の対象とされる動画像は屋外を撮
影した場合や、様々な速度の移動物体を撮影している場
合が非常に多い。
【0006】しかしながら、従来の手法では、背景領域
および移動物体領域の判定を行わない場合には、背景自
体の変動への追従が遅く予め背景画像を必要とする問題
があったり、判定を行う場合には、低速の移動物体に対
して誤判定する可能性が高く、これらの手法だけでは十
分な対応ができない。
【0007】本発明は撮影環境の変動による背景の変動
に素早く追従し、様々な速度で進入する移動物体に対し
て安定な背景画像生成方法および装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の背景画像生
成方法は、背景と移動物体とから構成されている入力さ
れた動画像に対して、当該時刻の入力画像と当該時刻の
1フレーム前の入力画像との差分を2値化し、変動のあ
った画素の値を0、変動のなかった画素の値を1とする
画像を生成してこれを当該時刻の背景マスクとし、1≦
i≦nに対して当該時刻のi−1フレーム前の背景マス
クを第iの背景マスクとしたときに、前記第1〜nの背
景マスクの論理積を算出し値が1となった画素からなる
領域を背景領域、0となった画素からなる領域を移動物
体領域と判断し、当該時刻の1フレーム前の背景画像を
読み取り、背景領域に対応する画素については当該時刻
の入力画像との差の値に応じて更新し、その他の画素に
ついては不変とすることによって新たに当該時刻の背景
画像を生成することを特徴としている。
【0009】第2の発明の背景画像生成方法は、背景と
移動物体とから構成されている入力された動画像に対し
て、当該時刻の入力画像と当該時刻の1フレーム前の入
力画像との差分を2値化し、変動のあった画素の値を
0、変動のなかった画素の値を1とする背景マスクを生
成し、1≦i≦n−1に対して第iの累積マスクと前記
背景マスクとの論理積を求めて新たに第i+1の累積マ
スクとし、当該時刻の背景マスクを第1の累積マスクに
コピーし、前記第nの累積マスクが1である画素からな
る領域を背景領域、0となった画素からなる領域を移動
物体領域と判断し、当該時刻の1フレーム前の背景画像
を読み取り、背景領域に対応する画素については当該時
刻の入力画像との差の値に応じて更新し、その他の画素
については不変とすることによって新たに当該時刻の背
景画像を生成することを特徴としている。
【0010】第3の発明の背景画像生成装置は、背景と
移動物体とから構成されている動画像を入力する画像入
力手段と、当該時刻の入力画像を格納する第1の入力画
像記憶手段と、当該時刻の1フレーム前の入力画像を格
納する第2の入力画像記憶手段と、第1の入力画像記憶
手段に格納されている画像を第2の入力画像記憶手段に
コピーし前記画像入力手段により入力された入力画像を
第1の入力画像記憶手段に格納する入力画像更新手段
と、前記第1および第2の入力画像記憶手段に格納され
ている2画像間の差分を2値化し、変動のあった画素の
値を0、変動のなかった画素の値を1とする背景マスク
を生成する背景マスク生成手段と、1≦i≦nに対して
当該時刻のi−1フレーム前の背景マスクを格納する第
iの背景マスク記憶手段と、前記第iの背景マスク記憶
手段に格納されている背景マスクを前記第i+1の背景
マスク記憶手段にコピーして格納する操作を1≦i≦n
−1について降べきの順に行い、背景マスク生成手段で
生成された背景マスクを第1の背景マスク記憶手段に格
納する背景マスク更新手段と、前記第1〜nの背景マス
ク記憶手段に格納されているn枚の背景マスクの論理積
を算出し値が1となった画素からなる領域を背景領域、
0となった画素からなる領域を移動物体領域と判断し、
後記の背景画像記憶手段に格納されている背景画像を、
背景領域に対応する画素については前記第1の入力画像
との差分の値に応じて更新し、その他の画素については
不変とすることによって新たに背景画像を生成する背景
更新手段と、前記背景更新手段で生成された背景画像を
格納する背景画像記憶手段と、前記背景画像記憶手段に
格納されている背景画像を出力する画像出力手段とを備
えていることを特徴としている。
【0011】第4の発明の背景画像生成装置は、背景と
移動物体とから構成されている動画像を入力する画像入
力手段と、当該時刻の入力画像を格納する第1の入力画
像記憶手段と、当該時刻の1フレーム前の入力画像を格
納する第2の入力画像記憶手段と、前記第1の入力画像
記憶手段に格納されている画像を前記第2の入力画像記
憶手段にコピーし前記画像入力手段により入力された入
力画像を第1の入力画像記憶手段に格納する入力画像更
新手段と、前記第1および第2の入力画像記憶手段に格
納されている2画像間の差分を2値化し、変動のあった
画素の値を0、変動のなかった画素の値を1とする背景
マスクを生成する背景マスク生成手段と、1≦i≦nに
対して当該時刻のi−1フレーム前の累積マスクを格納
する第iの累積マスク記憶手段と、前記第iの累積マス
ク記憶手段に格納されている累積マスクと前記背景マス
ク生成手段で得られる背景マスクとの論理積を求めて前
記第i+1の累積マスク記憶手段に格納する操作を1≦
i≦n−1について降べきの順に行い、背景マスク生成
手段で生成された背景マスクを第1の累積マスク記憶手
段に格納する累積マスク更新手段と、前記第nの累積マ
スク記憶手段に格納されている累積マスクの値が1であ
る画素からなる領域を背景領域、0である画素からなる
領域を移動物体領域と判断し、後記の背景画像記憶手段
に格納されている背景画像を、背景領域に対応する画素
については前記第1の入力画像との差分の値に応じて更
新し、その他の画素については不変とすることによって
新たに背景画像を生成する背景更新手段と、前記背景更
新手段で生成された背景画像を格納する背景画像記憶手
段と、前記背景画像記憶手段に格納されている背景画像
を出力する画像出力手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0012】
【作用】本発明では、隣接フレーム間の差分で得られる
各画素の変動情報を一定時間蓄積し、これらの情報から
各画素が移動物体領域に属するのか背景領域に属するの
かを判断し、低速の移動物体へ対処する。すなわち、一
瞬でも変動のあった場合には移動物体領域に所属する画
素であると判断している。従って、移動物体の移動量が
少なくて同色部分が微小な時間内に同じ画素に入力され
やすい場合でも背景領域と誤判定しないことが期待でき
るので、低速物体が存在する場合にも安定した背景画像
が得られる。
【0013】また、背景画像の更新は毎フレーム行うこ
とができるので、日照などによる背景の変動に素早く追
従することが可能である。
【0014】
【実施例】第1の発明の背景画像生成方法の一実施例に
ついて、図1を用いて説明する。図1は時刻tにおける
1フレームあたりの流れ図を示しており、実際には本処
理が繰り返し実行される。また、図中の時刻tの背景マ
スク106−1から時刻t−n+1の背景マスク106
−nまでのn枚の画像は全て2値画像である。
【0015】まず、背景と移動物体からなる動画像が入
力されたら、背景マスクの生成101において、前記入
力された動画像のうち、時刻tの入力画像105−2と
時刻t−1の入力画像105−1との間の差分を求め、
各画素について差分の値がしきい値以上ならば0、しき
い値未満ならば1となるように2値画像を生成する。上
記背景マスクの生成101で得られた2値画像を時刻t
の背景マスク106−1とする。即ち、時刻tの背景マ
スクの0が与えられた画素は、入力画像の対応する画素
が時刻tと時刻t−1の間に変動があったことを示し、
1が与えられた画素は変動が生じなかったことを示す。
次に、論理積102において、時刻tの背景マスク10
6−1から時刻t−n−1の背景マスク106−nまで
のn枚の2値画像の論理積をとり論理積画像を生成し、
背景領域の識別103において上記論理積画像の各画素
について論理積の値が1の場合には背景領域に所属する
画素、0の場合には移動物体領域に所属する画素と判断
する。背景画像の更新204において、時刻t−1の背
景画像107−1と時刻tの入力画像105−2を参照
し、一例として以下に述べるような方法により背景画像
の更新を行い、時刻tの背景画像107−2を生成す
る。まず、背景領域に所属すると判断された画素の場合
には、時刻t−1の背景画像107−1の対応する画素
値と、時刻tの入力画像105−2の対応する画素値と
の一定の割合での加重平均を求めて時刻tの背景画像1
07−2の対応する画素値とする。また、移動物体領域
に所属すると判断された画素の場合には時刻t−1の背
景画像107−1の対応する画素値をそのまま時刻tの
背景画像の対応する画素値とする。以上により、時刻t
の背景画像107−2は、時刻t−1の背景画像107
−1から背景領域だけ更新された新しい背景画像とな
る。
【0016】第2の発明の背景画像生成方法の一実施例
について、図2を用いて説明する。図2は時刻tにおけ
る1フレームあたりの流れ図を示しており、実際には本
処理が繰り返し実行される。また、図中の時刻tの累積
マスク206−1から時刻t−n+1の累積マスク20
6−nまでのn枚の画像は全て2値画像である。
【0017】まず、背景と移動物体からなる動画像が入
力されたら、累積マスクの生成201において、前記入
力された動画像のうち、時刻tの入力画像205−2と
時刻t−1の入力画像205−1との間の差分を求め、
各画素について差分の値がしきい値以上ならば0、しき
い値未満ならば1となるように2値画像を生成する。上
記累積マスクの生成201で得られた2値画像を時刻t
の累積マスク206−1とする。次に、累積マスクの更
新202において、i=2,3,4,・・・,nに対し
て、時刻t−i+1の累積マスク206−iと前記時刻
tの累積マスク206−1との論理和をとり、新たに時
刻t−i+1の累積マスク206−iとする。即ち、時
刻t−n+1の累積マスク206−nの0が与えられた
画素は、入力画像の対応する画素が過去nフレーム間に
変動があったことを示し、1が与えられた画素は変動が
生じなかったことを示す。次に、背景領域の識別203
において、前記時刻t−n+1の累積マスク206−n
を参照し、各画素について値が1の場合には背景領域に
所属する画素、0の場合には移動物体領域に所属する画
素と判断する。背景画像の更新204において、t−1
の背景画像207−1と時刻tの入力画像205−2を
参照し、一例として第1の発明の背景画像生成方法に対
する実施例で述べた背景画像の更新104と同様の方法
により背景画像の更新を行い、時刻tの背景画像207
−2を生成する。以上により、時刻tの背景画像207
−2は、時刻t−1の背景画像から背景領域だけ更新さ
れた新しい背景画像となる。
【0018】第3の発明の背景画像生成装置の一実施例
について、図3を用いて説明する。図3において第1の
背景マスク記憶手段306−1から第nの背景マスク記
憶手段306−nまでに格納されているn枚の画像は2
値画像である。
【0019】まず、画像入力手段300により、背景と
移動物体からなる動画像を入力する。次に、入力画像更
新手段301が以下の2通りの動作を行う。第1に、第
1の入力画像記憶手段302の内容を第2の入力画像記
憶手段303にコピーして格納する。第2に、前記画像
入力手段300により当該時刻において入力された画像
を第1の入力画像記憶手段302に格納する。従って、
常に第1の入力画像記憶手段302には当該時刻の入力
画像、第2の入力画像記憶手段303には当該時刻の1
フレーム前の入力画像が格納される。背景マスク生成手
段304は前記第1の入力画像記憶手段302および第
2の入力画像記憶手段303に格納されている画像間の
差分を求め、各画素について差分の値がしきい値以上な
らば0、しきい値未満ならば1となるように2値画像を
生成する。即ち、0が与えられた画素は当該時刻とその
1フレーム前の間に変動があったことを示し、1が与え
られた画素は変動が生じなかったことを示す。次に、背
景マスク更新手段305が以下のn通りの動作を行う。
まず、第i−1の背景マスク記憶手段306−(i−
1)の内容を第iの背景マスク記憶手段306−iにコ
ピーするという操作をi=n,n−1,n−2,・・
・,2についての降べきの順に行う。次に、前記背景マ
スク生成手段304で生成された2値画像を第1の背景
マスク記憶手段306−1に格納する。この操作によ
り、1≦i≦nについて、第iの背景マスク記憶手段3
06−iには、常に当該時刻のi−1フレーム前の背景
マスクが格納される。背景更新手段307は、第1の背
景マスク記憶手段306−1から第nの背景マスク記憶
手段306−nに格納されているn枚の2値画像の論理
積をとり、各画素について論理積の値が1の場合には背
景領域に所属する画素、0の場合には移動物体領域に所
属する画素と判断し、背景画像記憶手段308に格納さ
れている背景画像を参照し、一例として第1の発明の背
景画像生成方法に対する実施例で述べた背景画像の更新
104と同様の方法により更新する。そして、画像出力
手段309が前記背景画像記憶手段に格納されている背
景画像を読み取り出力する。
【0020】第4の発明の背景画像生成装置の一実施例
について、図4を用いて説明する。図4において第1の
累積マスク記憶手段406−1から第nの累積マスク記
憶手段406−nまでに格納されているn枚の画像は2
値画像である。
【0021】まず、画像入力手段400により、背景と
移動物体からなる動画像を入力する。次に、入力画像更
新手段401が以下の2通りの動作を行う。第1に、第
1の入力画像記憶手段402の内容を第2の入力画像記
憶手段403にコピーして格納する。第2に、前記画像
入力手段400により当該時刻において入力された画像
を第1の入力画像記憶手段402に格納する。従って、
常に第1の入力画像記憶手段402には当該時刻の入力
画像、第2の入力画像記憶手段403には当該時刻の1
フレーム前の入力画像が格納される。背景マスク生成手
段404は前記第1の入力画像記憶手段402および第
2の入力画像記憶手段403に格納されている画像間の
差分を求め、各画素について差分の値がしきい値以上な
らば0、しきい値未満ならば1となるように2値画像を
生成する。即ち、0が与えられた画素は当該時刻とその
1フレーム前の間に変動があったことを示し、1が与え
られた画素は変動が生じなかったことを示す。次に、累
積マスク更新手段405が以下のn通りの動作を行う。
まず、第i−1の累積マスク記憶手段406−(i−
1)の内容を読み取り前記背景マスク生成手段404で
生成された2値画像との論理積として得られた2値画像
を第iの累積マスク記憶手段406−iに格納するとい
う操作をi=n,n−1,n−2,・・・,2について
降べきの順に行う。次に、前記背景マスク生成手段40
4で生成された2値画像を第1の累積マスク記憶手段4
06−1に格納する。この操作により、1≦i≦nにつ
いて、第iの累積マスク記憶手段406−iには、常に
当該時刻のi−1フレーム前の累積マスクが格納され
る。背景更新手段407は、第nの累積マスク記憶手段
406−nに格納されている2値画像を読み取り、各画
素について画素値が1の場合には背景領域に所属する画
素、0の場合には移動物体領域に所属する画素と判断
し、背景画像記憶手段408に格納されている背景画像
を参照し、一例として第1の発明の背景が像生成方法に
対する実施例で述べた背景画像の更新104と同様の方
法により更新する。そして、画像出力手段409が前記
背景画像記憶手段に格納されている背景画像を読み取り
出力する。
【0022】
【発明の効果】本発明を適用すると、各画素値の変動情
報を過去nフレーム間にわたり蓄積することにより、従
来よりもはるかに背景領域の誤判定を減らすことが可能
である。従って、背景画像を更新するときに、誤判定に
より移動物体が足し込まれることがなく、移動物体の進
入に対する背景画像の安定性が飛躍的に高くなる。ま
た、更新を毎フレーム行うことができるので、背景の変
動に対して素早く追従することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の背景画像生成方法の一実施例を示
す流れ図
【図2】第2の発明の背景画像生成方法の一実施例を示
す流れ図
【図3】第3の発明の背景画像生成装置の一実施例を示
すブロック図
【図4】第4の発明の背景画像生成装置の一実施例を示
すブロック図
【図5】従来技術の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
101 背景マスクの生成 102 論理積 103 背景領域の識別 104 背景画像の更新 105−i(i=1,2) 時刻t+i−2の入力画像 106−i(1≦i≦n) 時刻t−i+1の背景マス
ク 107−i(i=1,2) 時刻t+i−2の背景画像 201 累積マスクの生成 202 累積マスクの更新 203 背景領域の識別 204 背景画像の更新 205−i(i=1,2) 時刻t+i−2の入力画像 206−i(1≦i≦n) 時刻t−i+1の背景マス
ク 207−i(i=1,2) 時刻t+i−2の背景画像 300 画像入力手段 301 入力画像更新手段 302 第1の入力画像記憶手段 303 第2の入力画像記憶手段 304 背景マスク生成手段 305 背景マスク更新手段 306−i(1≦i≦n) 第iの背景マスク記憶手段 307 背景更新手段 308 背景画像記憶手段 309 画像出力手段 400 画像入力手段 401 入力画像更新手段 402 第1の入力画像記憶手段 403 第2の入力画像記憶手段 404 背景マスク生成手段 405 累積マスク更新手段 406−i(1≦i≦n) 第iの累積マスク記憶手段 407 背景更新手段 408 背景画像記憶手段 409 画像出力手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背景と移動物体とから構成されている入力
    された動画像に対して、当該時刻の入力画像と当該時刻
    の1フレーム前の入力画像との差分を2値化し、変動の
    あった画素の値を0、変動のなかった画素の値を1とす
    る画像を生成してこれを当該時刻の背景マスクとし、1
    ≦i≦nに対して当該時刻のi−1フレーム前の背景マ
    スクを第iの背景マスクとしたときに、前記第1〜nの
    背景マスクの論理積を算出し値が1となった画素からな
    る領域を背景領域、0となった画素からなる領域を移動
    物体領域と判断し、当該時刻の1フレーム前の背景画像
    を読み取り、背景領域に対応する画素については当該時
    刻の入力画像との差の値に応じて更新し、その他の画素
    については不変とすることによって新たに当該時刻の背
    景画像を生成することを特徴とする背景画像生成方法。
  2. 【請求項2】背景と移動物体とから構成されている入力
    された動画像に対して、当該時刻の入力画像と当該時刻
    の1フレーム前の入力画像との差分を2値化し、変動の
    あった画素の値を0、変動のなかった画素の値を1とす
    る背景マスクを生成し、1≦i≦n−1に対して第iの
    累積マスクと前記背景マスクとの論理積を求めて新たに
    第i+1の累積マスクとし、当該時刻の背景マスクを第
    1の累積マスクにコピーし、前記第nの累積マスクが1
    である画素からなる領域を背景領域、0となった画素か
    らなる領域を移動物体領域と判断し、当該時刻の1フレ
    ーム前の背景画像を読み取り、背景領域に対応する画素
    については当該時刻の入力画像との差の値に応じて更新
    し、その他の画素については不変とすることによって新
    たに当該時刻の背景画像を生成することを特徴とする背
    景画像生成方法。
  3. 【請求項3】背景と移動物体とから構成されている動画
    像を入力する画像入力手段と、当該時刻の入力画像を格
    納する第1の入力画像記憶手段と、当該時刻の1フレー
    ム前の入力画像を格納する第2の入力画像記憶手段と、
    第1の入力画像記憶手段に格納されている画像を第2の
    入力画像記憶手段にコピーし前記画像入力手段により入
    力された入力画像を第1の入力画像記憶手段に格納する
    入力画像更新手段と、前記第1および第2の入力画像記
    憶手段に格納されている2画像間の差分を2値化し、変
    動のあった画素の値を0、変動のなかった画素の値を1
    とする背景マスクを生成する背景マスク生成手段と、1
    ≦i≦nに対して当該時刻のi−1フレーム前の背景マ
    スクを格納する第iの背景マスク記憶手段と、前記第i
    の背景マスク記憶手段に格納されている背景マスクを前
    記第i+1の背景マスク記憶手段にコピーして格納する
    操作を1≦i≦n−1について降べきの順に行い、背景
    マスク生成手段で生成された背景マスクを第1の背景マ
    スク記憶手段に格納する背景マスク更新手段と、前記第
    1〜nの背景マスク記憶手段に格納されているn枚の背
    景マスクの論理積を算出し値が1となった画素からなる
    領域を背景領域、0となった画素からなる領域を移動物
    体領域と判断し、後記の背景画像記憶手段に格納されて
    いる背景画像を、背景領域に対応する画素については前
    記第1の入力画像との差分の値に応じて更新し、その他
    の画素については不変とすることによって新たに背景画
    像を生成する背景更新手段と、前記背景更新手段で生成
    された背景画像を格納する背景画像記憶手段と、前記背
    景画像記憶手段に格納されている背景画像を出力する画
    像出力手段とを備えていることを特徴とする背景画像生
    成装置。
  4. 【請求項4】背景と移動物体とから構成されている動画
    像を入力する画像入力手段と、当該時刻の入力画像を格
    納する第1の入力画像記憶手段と、当該時刻の1フレー
    ム前の入力画像を格納する第2の入力画像記憶手段と、
    前記第1の入力画像記憶手段に格納されている画像を前
    記第2の入力画像記憶手段にコピーし前記画像入力手段
    により入力された入力画像を第1の入力画像記憶手段に
    格納する入力画像更新手段と、前記第1および第2の入
    力画像記憶手段に格納されている2画像間の差分を2値
    化し、変動のあった画素の値を0、変動のなかった画素
    の値を1とする背景マスクを生成する背景マスク生成手
    段と、1≦i≦nに対して当該時刻のi−1フレーム前
    の累積マスクを格納する第iの累積マスク記憶手段と、
    前記第iの累積マスク記憶手段に格納されている累積マ
    スクと前記背景マスク生成手段で得られる背景マスクと
    の論理積を求めて前記第i+1の累積マスク記憶手段に
    格納する操作を1≦i≦n−1について降べきの順に行
    い、背景マスク生成手段で生成された背景マスクを第1
    の累積マスク記憶手段に格納する累積マスク更新手段
    と、前記第nの累積マスク記憶手段に格納されている累
    積マスクの値が1である画素からなる領域を背景領域、
    0である画素からなる領域を移動物体領域と判断し、後
    記の背景画像記憶手段に格納されている背景画像を、背
    景領域に対応する画素については前記第1の入力画像と
    の差分の値に応じて更新し、その他の画素については不
    変とすることによって新たに背景画像を生成する背景更
    新手段と、前記背景更新手段で生成された背景画像を格
    納する背景画像記憶手段と、前記背景画像記憶手段に格
    納されている背景画像を出力する画像出力手段とを備え
    ていることを特徴とする背景画像生成装置。
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