JPH07281657A - 画像縮小方法及び画像縮小装置 - Google Patents

画像縮小方法及び画像縮小装置

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JPH07281657A
JPH07281657A JP6068294A JP6829494A JPH07281657A JP H07281657 A JPH07281657 A JP H07281657A JP 6068294 A JP6068294 A JP 6068294A JP 6829494 A JP6829494 A JP 6829494A JP H07281657 A JPH07281657 A JP H07281657A
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JP
Japan
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image
strokes
stroke
character
procedure
Prior art date
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Pending
Application number
JP6068294A
Other languages
English (en)
Inventor
Noribumi Yanai
則文 箭内
Mariko Watanabe
真理子 渡辺
Shigemasa Shioda
茂雅 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07281657A publication Critical patent/JPH07281657A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文字画像を十分に縮小しても文字の読み取り可
能な画像縮小方法を提供すること。 【構成】縮小後もストローク同士の融合が起こらないよ
うな最大ストローク数を求め、原画像のストロークを抽
出した後、最大ストローク数を越えるストロークを省略
し、縮小,表示/出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビットマップ画像の表示
方法及び表示装置に係り、特に文字画像を縮小して表示
しても読み取り可能な画像縮小方法及び画像縮小装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ビットマップ画像をディスプレイに表示
する用途が増えている。例えば、ファクシミリでは、紙
にプリントアウトする前にディスプレイで内容を確認す
るものがある。又、パーソナルコンピュータを用いたフ
ァイルシステムでは、スキャナから読み取った画像をデ
ィスクに蓄積し、検索時にはディスプレイに次々と表示
し画像が必要なものであるかどうかを判定する。しか
し、ディスプレイでは解像度が不足しているという問題
点がある。画像サイズがA4版の場合、ファクシミリで
は1728×2376程度の画素を持つが、パーソナル
コンピュータに多用されるディスプレイでは640×4
80が標準的である。高精細ディスプレイを持たせよう
とすると、装置は大きくかつ高価なものになってしま
う。さらに電子手帳やパームトップコンピュータなどの
発展に伴い、より小型の、従って低解像度のディスプレ
イに画像を表示するという要求は高まっていると言え
る。
【0003】そこで、このように低解像度の表示装置に
画像を縮小して表示する場合、特殊な縮小処理を施す必
要がある。従来の画像縮小方式では、細線保存の可能な
縮小処理を行っていた。例えば、「細線保存を考慮した
2値画像の縮小方式」(遠藤俊明他、電子情報通信学会
技術研究報告、画像工学、IE89−24、pp.37〜44、1989
年)に記載された方法では、縦,横,斜めの細線を検出
するテンプレートを用意し、原画像とのパタンマッチン
グで細線を検出する。そして、細線が途切れたり、逆に
太ったりしないような縮小アルゴリズムを用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記細線保存を行う縮
小方法は、細線どうしが十分な間隔を持っている画像に
対して有効である。しかし文字画像、特に漢字は線が密
集しており、全ての線を保存するように縮小すると線ど
うしが融合し潰れてしまうという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、文字画像を十分に縮小し
ても文字の読み取り可能な画像縮小方法及び画像縮小装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、原画となる
ビットマップイメージの文字を入力する手順と,入力さ
れた文字から漢字の1画に相当するストローク(縦また
は横の線分)を抽出する手順と,原画の文字サイズ及び
縮小率から、原画の縮小後、ストローク同士の融合が起
こらないような最大ストローク数を求める手順と,最大
ストローク数を越えるストロークを省略する手順と,ス
トロークを省略した画像を縮小する手順と,縮小した画
像を表示/出力する手順とを備えること、及びこれらの
手順を実行する手段を備えることにより達成される。
【0007】
【作用】縮小しても文字の潰れが発生しないストローク
数を最大ストローク数としてあらかじめ求め、最大スト
ローク数を越えるストロークを強制的に削除する。これ
により、縮小しても残されたストローク同志が融合する
ことはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0009】図1は第1の実施例の基本手順を説明する
フローチャートである。ビットマップイメージの原画像
を入力(100)して縦方向ストローク(縦方向の線
分)および横方向ストローク(横方向の線分)を抽出し
(102),手順112で予め求めた最大ストローク数
を越えないよう原画像のストロークを省略(104),
画像の縮小処理を行った(106)後、画像を表示/出
力する(108)。また、文字サイズ/縮小率を設定し
(110)、これをもとにストローク省略の基準となる
最大ストローク数を算出する(112)。以上のよう
に、画像を縮小表示してもストローク同士が融合するこ
とはないよう、所定のストローク数を越えるストローク
を省略して表示/出力する。
【0010】上記の原画像を入力する手順100では、
スキャナ等から原画像をビットマップ画像として処理装
置に取り込む。1画素当たりのビット数は特に制限され
るものではないが、2値画像を主な対象とする。
【0011】ストロークを抽出する手順102では、漢
字の1画に相当するストロークを抽出する。但し本実施
例においては、縦横連続の1画は、縦のストローク1本
と横のストローク1本に分解して扱う。ストローク抽出
の手順を図2,図4および図5を用いてさらに詳細に説
明する。
【0012】図2はストロークの抽出方法を説明するフ
ローチャートで、横方向ストロークの抽出部分と縦方向
ストロークの抽出部分から構成される。横方向ストロー
クの抽出部分では、全ての横方向ラン(1画素幅をもっ
た線分)を検出し(200),一定長以下の横方向ラン
を削除(202),隣接するランをグループ分けした
(204)後、グループ内から1つのランを選択(例え
ば最も長いランを撰択)し(206)、これを横方向ス
トロークと定義する。手順210から手順216は縦方
向ストロークを抽出する部分で、縦方向のストロークを
抽出するという点を除けば処理手順は横方向ストローク
を抽出する部分と同じである。
【0013】このストロークの抽出方法を具体例を用い
て説明する。図4(a)は原画像、図4(b)は横方向
ストローク、図5(a)は縦方向ラン、図5(b)は縦
方向ストロークを示す。上記手順210では図4(a)
に示す原画像における全ての縦方向ランを検出し、その
結果図5(a)に示す縦方向ランが得られる。手順21
2では一定長以下の縦方向ランを削除し、図示するv1
1,v12,v21,v22,v31,v32,v3
3,v41,v42,v43,v51,v52という一
定長以上のランが残される。ここでは、長さが6以上の
ランを残している。手順214では隣接するランをグル
ープ分けし、v11,v12を第1のグループ、v2
1,v22を第2のグループ、v31,v32,v33
を第3のグループ、v41,v42,v43を第4のグ
ループ、v51,v52を第5のグループとする。手順
216では各グループ内から最も長いランを撰択し、v
11,v21,v32,v41,v51がストロークと
して抽出される。1つのグループ内に同じ長さのランが
複数あるときには、例えば、一番左側のランを選択すれ
ばよい。以上のような処理を行って得られた縦方向スト
ロークを図5(b)に示す。
【0014】同様に、手順200から手順206を経て
横方向ストロークを抽出した結果を図4(b)に示す。
【0015】図1に示すストロークを省略する手順10
4では、縦方向ストロークの本数と横方向ストロークの
本数とを後述する最大ストローク数と各々比較し、最大
ストローク数を越えている場合は、最大ストローク数ま
で縦・横各々のストローク数を削減する。図3はストロ
ークの省略手順を説明するフローチャートで、横方向ス
トロークを省略する部分と縦方向ストロークを省略する
部分とから構成される。
【0016】横方向ストロークを省略する部分は、横方
向ストロークのヒストグラムを作成する手順(30
0),前記ヒストグラムが別途算出した最大ストローク
数を越えているかどうかを判定する手順(302),横
方向ストロークの長さを検出する手順(304),最上
側と最下側の横方向ストローク間の距離LHを検出する
手順(306),距離LHを(最大ストローク数−1)
で割りストローク間隔DHを算出する手順(308),
ストローク間隔DHからストロークの基準位置を算出す
る手順(310),横方向ストロークが基準位置から離
れている距離を検出する手順(312),長さと距離を
基に、横方向ストロークを最大ストローク数まで選択す
る手順(314)からなる。縦方向ストロークを省略する
部分も同様に、縦方向ストロークのヒストグラムを作成
する手順(320)、前記ヒストグラムが別途算出した最
大ストローク数を越えているかどうかを判定する手順
(322),縦方向ストロークの長さを検出する手順(3
24),最左側と最右側の縦方向ストローク間の距離L
Vを検出する手順(326),距離LVを(最大ストロ
ーク数−1)で割りストローク間隔DVを算出する手順
(328),ストローク間隔DVからストロークの基準
位置を算出する手順、332は縦方向ストロークが基準
位置から離れている距離を検出する手順(330),長
さと距離を基に、縦方向ストロークを最大ストローク数
まで選択する手順(334)からなる。
【0017】以上述べたストロークを省略する手順を具
体例を用いて説明する。
【0018】図6はストロークの省略基準を説明する表
である。上述のように、まず図3の手順300において
横方向ストロークのヒストグラムを作成する。得られた
ヒストグラムを図4(b)に示す。このヒストグラムの
最大値は9であり、横方向ストロークが9本並んでいる
ことを示す。手順302では前記ヒストグラムが別途算
出した最大ストローク数を越えているかどうかを判定す
る。いま、別途算出する縦方向最大ストローク数が4で
あるとする。縦方向最大ストローク数は、横方向ストロ
ークが縦方向に最大何本並び得るかを示す数値である。
すると、ヒストグラムの最大値は9でありこの縦方向最
大ストローク数4を越えているため、手順304へ進
む。なお、横方向ストローク数が縦方向最大ストローク
数を越えない場合には横方向ストロークを省略する必要
はなく、次に縦方向ストロークを省略する手順に移る。
手順304では、各横方向ストロークの長さを検出す
る。図4(b)に示すように、横方向ストロークはh1
〜h9の9本有る。各々のストローク長Lを図6に示
す。手順306では最上側と最下側の横方向ストローク
間の距離LHを検出する。図4(b)に示すように、横
方向ストロークh1とh9の間隔が距離LHである。手
順308では距離LHを(最大ストローク数−1)で割
りストローク間隔DHを算出する。DHは最大ストロー
ク数のストロークが等しい間隔で並んだ場合(この時、
各ストロークは基準位置にあるという)のストローク間
隔である。縦方向最大ストローク数は4であるから、D
H=LH/(4−1)=LH/3である。手順310で
はストローク間隔DHからストロークの基準位置を算出
する。この基準位置を図4(b)に示す。手順312では
横方向ストロークが基準位置から離れている距離を検出
する。図4(b)には、h2から最も近い基準位置への距
離Dを示す。図6には、横方向ストロークh1〜h9各
々の基準位置への距離Dを示す。手順314では、長さ
と距離を基に、横方向ストロークを最大ストローク数ま
で選択する。図6には、具体的な評価基準(評価関数)
の例を示す。いま、評価基準をF(L,D)=L−2×
Dとする。この基準は、ストローク長が大きくかつ基準
位置に近いストロークを優先するものである。図示する
ように、横方向ストロークh1〜h9の各々の評価値が
決まり、評価値の大きい順にストロークを最大ストロー
ク数4まで選択する。この結果、4つのストロークh
1,h4,h6,h9が残される。
【0019】次に、図3の手順320において縦方向ス
トロークのヒストグラムを作成する。得られたヒストグ
ラムを図5(b)に示す。このヒストグラムの最大値は
3であり、縦方向ストロークが3本並んでいることを示
す。手順322では前記ヒストグラムが別途算出した最
大ストローク数を越えているかどうかを判定する。別途
算出する横方向最大ストローク数が4であるとする。横
方向最大ストローク数は、縦方向ストロークが横方向に
最大何本並び得るかを示す。ヒストグラムの最大値は3
でありこの横方向最大ストローク数4を越えないため、
処理を終了する。この結果、ストロークv11,v2
1,v32,v41,v51が残される。図1に示す画
像を縮小する手順106では、上記ストローク数を制限
した原寸画像を所定の縮小率に従い縮小する。図7は具
体例を用いて画像縮小の手順を説明する図である。図7
(a)は原寸画像、図7(b)は縮小画像を示す。横方
向ストロークh1,h4,h6,h9を図7(a)の上
側に示す。今、縮小率を1/4とすると、×印で示すリ
サンプリング点が配置される。リサンプリング点は縮小
画像における各々の画素に対応する。同様に、縦方向ス
トロークv11,v21,v32,v41,v51と、
リサンプリング点を図7(a)の下側に示す。横方向ス
トロークからリサンプリング点の値を決めた縮小画像
と、縦方向ストロークからリサンプリング点の値を決め
た縮小画像との論理和(OR)を求めると、1文字の縮
小画像が得られる。
【0020】ストロークからリサンプリング点の値を決
める方法を図8を用いて説明する。図8は画像縮小の原
理を説明する図である。R1〜R9はリサンプリング点
を示す。原寸画像の画素点P1から最も近いリサンプリ
ング点はR5である。このように、最も近いリサンプリ
ング点がR5であるような原寸画像の画素点はP1〜P
16の計16画素であり、この16画素の値をリサンプ
リング点R5に反映させる。リサンプリング点R5の値
を求める論理の一例として、ここでは原寸画像16画素
の論理和(OR)をとる。即ち、 R5=P1|P2|P3|P4|P5|P6|P7|P
8|P9|P10|P11|P12|P13|P14|
P15|P16 ここで、記号「|」は論理和(OR)を表す。本実施例
では、論理和を用いた画像の縮小方法について示した
が、この他、例えば細線保存を行う縮小方法を用いても
良い。
【0021】図1に示す画像を縮小する手順106を行
う前に、ストローク間隔の均一化を行うことができる。
図9を用いてこれを説明する。横方向ストロークh1,
h4,h6,h9を同図上側に示す。図4(b)と同様
に、最上側と最下側の横方向ストロークh1とh9の距
離LHを求め、3等分する。そして、横方向ストローク
h1,h4,h6,h9が均一な間隔を持つように、L
H/3の間隔で横方向ストロークの縦方向の位置を調整
する。
【0022】図9の下側に縦方向ストロークv11,v
21,v32,v41,v51を示す。横方向ストロー
クの調整と同様、最左側と最右側の縦方向ストロークv
32とv51の距離LVを求め、2等分する。そして、
縦方向ストロークv32,v41,v51が均一な間隔
を持つように、LV/2の間隔で縦方向ストロークの横
方向の位置を調整する。
【0023】以上の調整の後、図7(b)に示す画像縮
小を行う。ストローク間隔の均一化なしでも画像の縮小
は可能であるが、均一化を行うことによって、縮小後の
画像においてストロークどうしが隣接し文字が潰れてし
まうのを確実に防ぐことができる。
【0024】図1に示した文字サイズ/縮小率を設定す
る手順110では、例えばポイント数で指定できる原画
像の文字の大きさと、1/n(n=1,2,3,…)ま
たはm%といった数字で指定できる縮小率とを設定す
る。
【0025】図1に示した最大ストローク数を算出する
手順112では、原画像の解像度と原画像の文字の大き
さから1文字当たりの画素数を縦・横各々の方向につい
て求め、この画素数から1文字の持ち得るストローク数
の最大値を算出する。
【0026】図10は、最大ストローク数算出の手順を
説明する図である。最大ストローク数の算出手順は、横
方向の最大ストローク数算出部分と縦方向の最大ストロ
ーク数算出部分とからなる。横方向の最大ストローク数
算出部分は、原画の横方向の解像度RH(dot/mm)、
横方向の文字サイズCH(mm/文字)および横方向の縮
小率DH(倍)を検知する手順(400)、縮小後の文
字当たりの解像度DCH(dot/文字)を算出する手順
(402)、縮小後の文字当たりの横方向最大ストロー
ク数MSH(ストローク/文字)を算出する手順(40
4)とからなる。また、縦方向の最大ストローク数算出
部分は、原画の縦方向の解像度RV(dot /mm)、縦方
向の文字サイズCV(mm/文字)および縦方向の縮小率
DV(倍)を検知する手順(410)、縮小後の文字当
たりの解像度RCV(dot/文字)を算出する手順(41
2)、縮小後の文字当たりの縦方向最大ストローク数M
SV(ストローク/文字)を算出する手順(414)と
からなる。
【0027】具体的な数値を宛てはめて最大ストローク
数の算出方法を説明する。手順400において、横方向の
解像度RH=8.0(dot/mm)、文字サイズCH=4.
0(mm/文字)、縮小率DH=1/4(倍)を検知した
とする。手順402において、縮小後の文字サイズ1
(mm)より文字当たりの解像度をDCH=8.0(dot/
文字)と算出する。手順404において縮小後の文字当
たりの横方向最大ストローク数をMSH=int(DCH
/2)=4(ストローク/文字)と算出する。DCHを
2で割るのは隣合ったストロークが互いに接触しないた
めの条件である。横方向最大ストローク数MSHは、縦
方向ストロークが横方向に何本並び得るかを示す。
【0028】同様に、手順410から414を用いて縦
方向最大ストローク数MSVを求める。縦方向最大スト
ローク数MSVは、横方向ストロークが縦方向に最大何
本並び得るかを示す。
【0029】図1に示す画像を表示/出力する手順10
8では、縮小後の画像のディスプレイへの表示,プリン
タへの出力等を行う。
【0030】本実施例によれば、入力文字画像の文字サ
イズと縮小率を設定するだけで、文字を十分に縮小して
も線同士が融合して潰れず、読み取り可能な文字を表示
/出力することができる。
【0031】図11は本発明の第2の実施例の基本手順
を説明するフローチャートである。第1の実施例では手
順110で文字サイズと縮小率の両方を設定するのに対
し、本実施例では手順111で縮小率だけを設定し、文
字サイズは原画像から手順101において検出する。
【0032】図12は文字サイズの自動検出手順101
を説明するフローチャートである。黒画素を検出(50
0)後、連結領域すなわち黒画素が隣接しあった塊の輪
郭線を探索して輪郭線の上下左右端を検出し(50
2)、その上下左右端から連結領域の幅,高さを求め、
これを文字サイズとする(504)。
【0033】文字サイズの自動検出手順を図13を用い
てより具体的に説明する。図12の手順500では黒画
素を検出する。即ち、図13の左上側に示すように、原
画像の下側から順次操作して行き黒画素を検出するまで
続ける。手順502では図13の右上側に示すように、
連結領域の輪郭線を探索し、輪郭線の上下左右端を検出
する。図では上端のy座標をymax、下端のy座標をym
in、右端のx座標をxmax、左端のx座標をxminとす
る。輪郭線の探索方法を図13の下側に示す。図示した
方法は4−連結による輪郭線検出方法であり、現在の輪
郭点を中心に上下左右の4方向が黒画素かどうかを判定
し次の輪郭点を検出する。図示はしないが、8−連結に
よる輪郭線検出方法を行う場合は、上下左右の4方向に
加え斜め方向の4方向も黒画素かどうかを判定する。手
順504では上下左右端から連結領域の幅,高さを求
め、これを文字サイズとする。即ち、連結領域の幅はx
maxとxmin の差分から、連結領域の高さはymaxとymi
nの差分から求めることができる。
【0034】図14は文字サイズの自動検出の具体例を
説明する図である。図14(a)に示す原画像を図12
の手順に従い処理すると、図14(b)に示す輪郭線が
得られる。
【0035】本実施例によれば、最大ストローク数の算
出に使用される文字サイズが自動的に検出されるため、
文字の縮小率を設定するだけで文字を十分に縮小しても
線同士が融合して潰れず、読み取り可能な文字を表示/
出力することができる。
【0036】ストロークの近傍以外にも画素成分が多く
分布する文字があり、これらの画素成分を指して残留成
分と呼ぶ。次に、画像が残留成分を含む場合の縮小方法
について述べる。
【0037】図15は残留成分の処理を含む第3の実施
例の基本手順を示すフローチャートである。本実施例で
は、図1に示す各手順に加え、手順103での残留成分
の抽出、手順107での残留成分の縮小を行うことが特
徴である。原画像を入力して(100),ストロークの
抽出(102),残留成分の抽出(103)を行い、最
大ストローク数を基にストロークを省略する(10
4)。その後、ストローク部分の縮小(106),残留
成分の縮小(107)を行って画像を表示/出力する
(108)。
【0038】図16は手順103における残留成分の抽
出方法を説明するフローチャートである。まず、全ての
横方向ストロークの太線化(600),全ての縦方向ス
トロークの太線化(602)を行い、続いて太線化した
横方向ストロークと太線化した縦方向ストロークとの論
理和(OR)をとる(604)。さらに、太線化したス
トロークの論理和の画像を白黒反転したものと、原画の
論理積(AND)をとり(606),残留成分の抽出を
終了する。
【0039】この残留成分抽出の手順を図17に示す具
体例を用いて説明する。残留成分はストロークで抽出し
きれなかった文字の特徴を示すと考えられる。図17
(a)に示す原画像から得られたストロークを図17
(b)に示す。手順600において全ての横方向ストロ
ークを太線化し、手順602において全ての縦方向スト
ロークを太線化し、更に画素値の白黒を反転すると、図
17(c)に示す太線化及び白黒反転したストロークが
得られる。ストロークの太線化は本図では均一に幅3画
素としている。手順606において、太線化したストロ
ークの論理和の画像を白黒反転したものと、原画の論理
積(AND)をとる。即ち、図17(a)に示す原画像
と図17(c)に示す太線化及び白黒反転したストロー
クとの論理積(AND)をとると、図17(d)に示す
残留成分が得られる。
【0040】図18は、図15の手順107における残
留成分を含む画像の縮小画像を得る方法を説明する図で
ある。縮小率は1/4である。図8に示すリサンプリン
グ点R5の値を求める論理を、ここでは以下のようにし
ている。
【0041】ストロークに対しては、 R5=P1|P2|P3|P4|P5|P6|P7|P
8|P9|P10|P11|P12|P13|P14|
P15|P16 また、残留成分に対しては、 R5=P6|P7|P10|P11 図18(a)は原寸画像におけるストローク,残留成分
及びリサンプリング点(×印で表示)を示す。図18
(b)はストロークだけを縮小した画像、図18(c)
はストロークに加え残留成分も縮小した画像である。図
18(c)ではストロークと残留成分を区別するため、
ストロークを構成する画素を黒塗、残留成分を構成する
画素をハッチングで表示しているが、実際には両者とも
黒塗または同色塗の表示,少なくとも一方が中間調表
示、あるいは互いに異なる色での表示を行う。
【0042】図19は残留成分を含む画像の異なる倍率
への縮小画像を説明する図である。縮小率は1/2であ
る。図8のリサンプリング点R5の値を求める論理を、
ここでは以下のようにしている。
【0043】ストロークに対しては、 R5=P6|P7|P10|P11 また、残留成分に対しては、 R5=P6|P7|P10|P11 図19(a)は原寸画像におけるストローク,残留成分
及びリサンプリング点を示す。図19(b)はストロー
クだけを縮小した画像、図19(c)はストロークに加
え残留成分も縮小した画像である。
【0044】本実施例によれば、縦方向および横方向の
ストローク以外に残留成分が存在する文字を十分に縮小
しても線同士が融合して潰れず、読み取り可能な文字を
表示/出力することができる。
【0045】図20は、図1に述べた画像縮小方法を用
いて入力画像の縮小表示/出力を行う装置の構成を示す
図である。10は装置全体を制御する中央演算処理装置
(CPU)、12はスキャナ等の原画像入力手段、14
はキーボード等による文字サイズ/縮小率の設定手段、
16は最大ストローク数の算出手段、18はストローク
抽出手段、20はストローク省略手段、22は画像縮小
手段、24は液晶ディスプレイ,CRTディスプレイ,
プリンタ等の画像表示/出力手段である。図11,図1
5で述べた画像縮小方法についても、各手順における処
理を行う処理手段を組み合わせて同様な入力画像の縮小
表示/出力装置を構成することができる。
【0046】また、図20における最大ストローク数の
算出手段16,ストローク抽出手段18,ストローク省
略手段20および画像縮小手段22の全体を汎用的なC
PUとメモリとで構成してもよい。
【0047】本入力画像の縮小表示/出力装置によれ
ば、漢字などの線が複雑に混みいった文字を十分に縮小
しても線同士が融合して潰れず、読み取り可能な文字を
表示/出力することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ビットマップ画像の文
字原画像における多数のストロークから一部を省略する
ため、十分に縮小した後も文字の潰れが発生せず、文字
の読取が可能な簡略化した字体を表示/出力することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の基本手順を説明するフローチャ
ート。
【図2】ストロークの抽出手順を説明するフローチャー
ト。
【図3】ストロークの省略手順を説明するフローチャー
ト。
【図4】ストロークの抽出手順を説明する図。
【図5】ストロークの抽出手順を説明する図。
【図6】ストロークの省略基準を説明する表。
【図7】画像縮小の例を説明する図。
【図8】画像縮小の原理を説明する図。
【図9】ストローク間隔の均一化を説明する図。
【図10】最大ストローク数の算出手順を説明する図。
【図11】文字サイズの自動検出を含む第2の実施例の
基本手順を説明するフローチャート。
【図12】文字サイズの自動検出手順を説明するフロー
チャート。
【図13】文字サイズの自動検出手順を説明する図。
【図14】文字サイズの自動検出の例を説明する図。
【図15】残留成分の処理を含む第2の実施例の基本手
順を説明するフローチャート。
【図16】残留成分の抽出を説明するフローチャート。
【図17】残留成分の抽出を説明するための図。
【図18】残留成分を含む画像の縮小画像を説明する
図。
【図19】残留成分を含む画像の異なる倍率への縮小画
像を説明する図。
【図20】装置構成を説明する図。
【符号の説明】
10…CPU、12…原画像入力手段、14…文字サイ
ズ/縮小率設定手段、16…最大ストローク数算出手
段、18…ストローク抽出手段、20…ストローク省略
手段、22…画像縮小手段、24…表示/出力手段、1
00…原画像を入力する手順、101…文字サイズを検
出する手順、102…ストロークを抽出する手順、10
3…残留成分を抽出する手順、104…ストロークを省
略する手順、106…画像(ストローク成分)を縮小す
る手順、107…画像(残留成分)を縮小する手順、1
08…画像を表示/出力する手順、110…文字サイズ
/縮小率を設定する手順、111…縮小率を設定する手
順、112…最大ストローク数を算出する手順。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画となるビットマップイメージの文字を
    入力する手順と、 前記入力された文字からストロークを抽出する手順と、 原画の文字サイズ及び縮小率から、原画の縮小後、スト
    ローク同士の融合が起こらないような最大ストローク数
    を求める手順と、 前記最大ストローク数を越えるストロークを省略する手
    順と、 ストロークを省略した画像を縮小する手順と、 縮小した画像を表示/出力する手順とを有する画像縮小
    方法。
  2. 【請求項2】原画となるビットマップイメージの文字を
    入力する手順と、 前記入力された文字からストロークを抽出する手順と、 前記入力された文字からストローク以外の残留成分を抽
    出する手順と、 原画の文字サイズ及び縮小率から、原画の縮小後、スト
    ローク同士の融合が起こらないような最大ストローク数
    を求める手順と、 前記最大ストローク数を越えるストロークを省略する手
    順と、 ストロークを省略した画像を縮小する手順と、 前記残留成分を縮小する手順と、 前記縮小した画像及び残留成分とを表示/出力する手順
    とを有する画像縮小方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、 前記ストロークを省略する手順では、複数のストローク
    からストローク長の長い順に選択されることを特徴とす
    る画像縮小方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、 前記ストロークを省略する手順では、選択されたストロ
    ークをほぼ均等間隔に配置することを特徴とする画像縮
    小方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、 前記ストロークを省略する手順では、文字の外側のスト
    ロークを優先して残すことを特徴とする画像縮小方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、 前記ストロークを省略した画像を縮小する手順では、細
    線を保存する縮小を行うことを特徴とする画像縮小方
    法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、 入力された原画の文字サイズを1文字毎に検出する手順
    を有することを特徴とする画像縮小方法。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第2項において、 ストロークを省略した画像の表示色と、残留成分の表示
    色とが異なることを特徴とする画像縮小方法。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第2項において、 ストロークを省略した画像の表示と残留成分の表示は少
    なくとも一方が中間調表示であることを特徴とする画像
    縮小方法。
  10. 【請求項10】原画となるビットマップイメージの文字
    を入力する手段と、 前記入力された文字からストロークを抽出する手段と、 原画の文字サイズ及び縮小率から、原画の縮小後、スト
    ローク同士の融合が起こらないような最大ストローク数
    を求める手段と、 前記最大ストローク数を越えるストロークを省略する手
    段と、 ストロークを省略した画像を縮小する手段と、 縮小した画像を表示/出力する手段とからなる画像縮小
    装置。
  11. 【請求項11】原画となるビットマップイメージの文字
    を入力する手段と、 前記入力された文字からストロークを抽出する手段と、 前記入力された文字からストローク以外の残留成分を抽
    出する手段と、 原画の文字サイズ及び縮小率から、原画の縮小後、スト
    ローク同士の融合が起こらないような最大ストローク数
    を求める手段と、 前記最大ストローク数を越えるストロークを省略する手
    段と、 ストロークを省略した画像を縮小する手段と、 前記残留成分を縮小する手段と、 前記縮小した画像及び残留成分とを表示/出力する手段
    とからなる画像縮小装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6496191B2 (en) 1998-05-29 2002-12-17 Sharp Kabushiki Kaisha Method and apparatus for character font generation within limitation of character output media and computer readable storage medium storing character font generation program
JP2010224514A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Arphic Technology Co Ltd フォントの筆画を調整する方法

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