JPH07280663A - 感熱センサ - Google Patents

感熱センサ

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JPH07280663A
JPH07280663A JP6700594A JP6700594A JPH07280663A JP H07280663 A JPH07280663 A JP H07280663A JP 6700594 A JP6700594 A JP 6700594A JP 6700594 A JP6700594 A JP 6700594A JP H07280663 A JPH07280663 A JP H07280663A
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JP
Japan
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heat
sensor
sensitive
light
light emitting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6700594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Okuaki
裕 奥秋
Seietsu Tanaka
誠悦 田中
Yutaka Okabe
豊 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP6700594A priority Critical patent/JPH07280663A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ構成部品の点数を低減し、経済性、信
頼性の優れた感熱センサを提供する。 【構成】 感熱センサにおいて、発光ダイオード11
と、この発光ダイオード11に対向する受光トランジス
タ12と、前記発光ダイオード11と受光トランジスタ
12間に配置される感熱透明化シート13とを備え、感
熱透明化シート13は、常温で白濁化しており、熱によ
って透明化して受光トランジスタ12を駆動するように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災報知設備等に用い
られる感熱センサ、特に感熱有機膜を用いた感熱センサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動火災報知設備は、火災の発生
を自動的に感知し、防災対象物の関係者、並びに利用者
に報知する設備として建物等に設置されている。これら
の自動火災報知設備は、感知器、発信機、中継器、受信
機、警報装置、配線等から構成されている。
【0003】その感知器(センサともいう)は、廊下、
部屋等の天井に取り付けられ、火災の発生を自動的に感
知して、直接または中継器を介して受信機へ信号を送
る。中継器は感知器あるいは発信機からの信号を受け
て、これらの信号を受信機に発信するほか、消化設備、
排煙設備、警報装置等へも信号を送る。発信機は廊下の
壁等に設けられて、火災を発見した人が手動操作によ
り、直接または中継器を介して受信機へ信号を送る。
【0004】受信機は防災センタ、中央管理室など、常
時人がいる場所に設けられ、感知器または発信機からの
信号を、直接あるいは中継器を介して受けて、火災の発
生区域を表示するとともに、建物関係者にベル等で知ら
せる。これらの設備に用いられるセンサは、火災によっ
て生ずる熱または煙を利用して自動的に火災の発生を感
知し、これを受信機に発信するものであるが、センサ
は、熱を感知して動作する感熱センサと、煙をとらえて
動作する煙感知器とがあるが、本発明では、熱を感知し
て動作する感熱センサを対象としており、以下、その感
熱センサについて説明する。
【0005】従来の熱感知器としては各種のセンサが提
案されているが、その1つとして、図4に示す熱半導体
式のセンサについて説明する。図4は従来の3個の半導
体感熱素子を用いた補償用スポット型感知器の断面図で
ある。この図において、1は基準素子、2は差動用感熱
素子、3は定温用感熱素子、4はプリント基板、5は集
熱板、6はケースである。
【0006】このセンサの差動特性は、基準素子1と差
動用感熱素子2によって得られる温度差の時間変化率に
より、定温特性は、定温用感熱素子3の温度変化をとら
えることにより与えられている。これらの各素子から出
力される信号は、プリント基板4に搭載された検出回路
(図示なし)に入力され、制御されるようになってい
る。
【0007】したがって、このセンサの温度差は、温度
差の時間変化率を検出し、定められた値以上になった
時、スイッチング回路が作動するようになっている。一
方、定温特性は、定温用感熱素子3の温度に比例した変
化量が一定値を超えると、作動するように設定されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来のセンサでは、部品点数が多く、また形状も複
雑なので、組立工数が増加し、経済性及び信頼性におい
て満足できるものではなかった。本発明は、以上述べた
問題点を除去するために、センサ構成部品の点数を低減
し、経済性、信頼性の優れた感熱センサを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、感熱センサにおいて、発光素子と、この
発光素子に対向する受光素子と、前記発光素子と受光素
子間に配置される感熱透明化シートとを備え、前記感熱
透明化シートは、常温で白濁化しており、熱によって透
明化して受光素子を駆動するようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、上記したように、発光素子
と、この発光素子に対向する受光素子と、前記発光素子
と受光素子間に配置される感熱透明化シートとを備え、
前記感熱透明化シートは、常温で白濁化しており、熱に
よって透明化して受光素子を駆動するようにしたので、
センサ構成部品の点数が低減されるとともに、センサ回
路の起動が安定化し、経済性と信頼性の向上を図ること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の実施例を示す感熱透明化シートを用いた感
熱センサの概略構成図、図2はその感熱センサの回路
図、図3はその感熱センサの感熱透明化シートの断面図
である。
【0012】図1において、11は常時点灯している発
光ダイオード、12は受光トランジスタ、13は発光ダ
イオード11と受光トランジスタ12間に設けられる感
熱透明化シートである。その感熱センサの回路構成は、
図2に示すように、常時電源に接続される発光ダイオー
ド11、これに対向して配置される受光トランジスタ1
2を有しており、発光ダイオード11と受光トランジス
タ12間に感熱透明化シート13を配置する。この受光
トランジスタ12の一端には+5V電源が、もう一端に
は抵抗14が接続され、この抵抗14の他端は接地され
ている。
【0013】一方、電源Vccに消化設備、排煙設備、警
報装置などを駆動するリレー16とサイリスタ15が直
列に接続され、サイリスタ15の他端は接地されてい
る。また、受光トランジスタ12と抵抗14の間にはサ
イリスタ15のゲート電極が接続されている。本発明で
用いる感熱透明化シート13は、熱により可逆的に透
明、白濁状態を保持できるシートで、通常は、白濁状態
で保持され、加熱環境で透明化する特性を有している。
【0014】この感熱透明化シート13は、図3に示す
ように、透明ポリエステルフィルム21上に、感熱性有
機膜22をコーティングし、その上方に紫外線硬化樹脂
からなる保護膜23が形成されている。ここで、感熱性
有機膜22は、ポリビニルアセタールと飽和カルボン酸
及び又は飽和カルボン酸の誘導体からなる。
【0015】この感熱透明化シート13を、図1に示す
ように、対向した発光ダイオード11と受光トランジス
タ12間に配置する。したがって、常温では、感熱透明
化シート13は白濁状態にあり、加熱環境に変化すると
透明化する。そこで、感熱透明化シート13が透明にな
ると、発光ダイオード11からの光は、感熱透明化シー
ト13を透過して、受光トランジスタ12を導通する。
受光トランジスタ12が導通されると、抵抗14に電流
が流れ、サイリスタ15のゲート電極はトリガされて、
リレー16が付勢され、消化設備、排煙設備、警報装置
などを駆動することができる。すなわち、受光トランジ
スタ12が応答することにより、感熱センサ回路17と
して機能する。
【0016】光センサとして用いられる受発光素子の発
光部には、外観的には可視のLED(Light Em
itting Diode,発光ダイオード)とほぼ同
様の形状をしている赤外発光素子(GaAlAs発光素
子)が多く使用されているが、これに限定されるもので
はない。受光部としては、光受動素子である受光ダイオ
ード、受光トランジスタ等で光を受光し、電気的信号が
得られるものであればよく、特に限定されるものではな
い。
【0017】図1及び図2に示すように、発光ダイオー
ドと受光トランジスタを対向させて設置し、受発光ダイ
オード間に感熱透明化シートを配設する場合には、発光
部と受光部の光軸が確実に一致するように配置する。ま
た、本発明のセンサは、光を信号の媒体としているの
で、外来光に対する配慮が必要である。例えば、発光ダ
イオード−感熱透明化シート−受光トランジスタの光路
は、太陽光などの外来光を遮蔽するようにすることが望
ましい。
【0018】更に、感熱透明化シートは、そのシートを
枠等に固定し、その後、センサの本体にビスまたは接着
剤で固定するようにしても良く、固定方法については限
定するものではない。また、この感熱センサを自動火災
報知センサとして用いる場合には、感熱透明化シートが
外部環境中に露出されることになるので、簡単に着脱で
きる構造の方が、メンテナンス等が容易に行えるので望
ましい。
【0019】この感熱センサは回路機能の他に受発光素
子と感熱透明化シートで構成されているので、機器の小
型、軽量化が達成され、経済性及び信頼性の向上を図る
ことができる。なお、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可
能であり、これらを本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
感熱センサによれば、受発光素子間に感熱透明化シート
を配置するようにしたので、センサ構成部品の点数が低
減されるとともに、センサ回路の起動が安定化し、経済
性と信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す感熱透明化シートを用い
た感熱センサの概略構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す感熱透明化シートを用い
た感熱センサの回路図である。
【図3】本発明の実施例を示す感熱センサの感熱透明化
シートの断面図である。
【図4】従来の3個の半導体感熱素子を用いた補償用ス
ポット型感知器の断面図である。
【符号の説明】
11 発光ダイオード 12 受光トランジスタ 13 感熱透明化シート 14 抵抗 15 サイリスタ 16 リレー 17 感熱センサ回路 21 透明ポリエステルフィルム 22 感熱性有機膜 23 保護膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)発光素子と、(b)該発光素子に対
    向する受光素子と、(c)前記発光素子と受光素子間に
    配置される感熱透明化シートとを備え、(d)前記感熱
    透明化シートは、常温で白濁化しており、熱によって透
    明化して受光素子を駆動することを特徴とする感熱セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記感熱透明化シートは、透明ポリエス
    テルフィルム上に感熱性有機膜をコーティングし、その
    上に紫外線硬化樹脂からなる保護膜を形成してなる請求
    項1記載の感熱センサ。
JP6700594A 1994-04-05 1994-04-05 感熱センサ Withdrawn JPH07280663A (ja)

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JP6700594A JPH07280663A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 感熱センサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP6700594A JPH07280663A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 感熱センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07280663A true JPH07280663A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13332387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6700594A Withdrawn JPH07280663A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 感熱センサ

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JP (1) JPH07280663A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11073645B2 (en) 2016-03-30 2021-07-27 Nitto Denko Corporation Temperature sensor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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