JPH07280617A - 微少液流量測定装置 - Google Patents

微少液流量測定装置

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JPH07280617A
JPH07280617A JP9923394A JP9923394A JPH07280617A JP H07280617 A JPH07280617 A JP H07280617A JP 9923394 A JP9923394 A JP 9923394A JP 9923394 A JP9923394 A JP 9923394A JP H07280617 A JPH07280617 A JP H07280617A
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JP
Japan
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weight
liquid
container
flow rate
measuring device
Prior art date
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Pending
Application number
JP9923394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ichikawa
政彦 市川
Nobuhiro Onda
信博 恩田
Takashi Imazeki
隆士 今関
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで誤差の生じにくい構造を有する微
少液流量測定装置を提供する。 【構成】 容器1に対する流入量あるいは流出量を、容
器内の液量変化に基づいて測定するようにしてなる微少
液流量測定装置において、大半が液面下に沈むように容
器内に配設された重錘2と、重錘の重量を計測する重量
計測器4とを有し、重錘に作用する浮力変化を重量計測
器によって検出し、この検出値から求められる容器内の
液位変化に基づいて流入量あるいは流出量を測定するも
のとする。さらに、容器及び重錘の水平断面が、液面が
上下する範囲内において均一に形成されているものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内の液量の変化に
基づいて容器に対する流入量あるいは流出量を測定する
流量測定装置に関し、特に計測流量が1リットル/Hr以下の
微少液流量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器内の液量変化から流量を計測
する装置として、例えば、密閉容器内の気相部分及び液
相部分にそれぞれ接続された低圧側導圧管及び高圧側導
圧管の差圧を差圧伝送器によって測定し、この差圧に基
づいて算出された容器内の液位から液量を求めるように
したものがある。このような形式の流量測定装置におい
ては、高粘性の液体の場合、導圧管内の圧力損失が大き
いために誤差が生じやすく、場合によっては測定不可能
となることがあった。
【0003】そこで、このような導圧管を不要としたダ
イアフラムタイプの差圧伝送器を利用したものがある
が、この形式の流量測定装置は、ダイアフラム接続部に
コンタミナントが生じるため、小流量の計測時に不用の
液量が滞留する不都合がある上、導圧管形式のものに比
して高価である。
【0004】他の形式の流量測定装置として、例えば、
図3に示されるように、液面上が大気に開放された容器
20と共に液体5の重量を直接測定して液量を求めるも
のがある。この装置は、重量計測器21から吊り下げら
れた容器20の開口部20aに流入管22及び流出管2
3が遊挿された構造をなしており、液圧の影響がないた
めに、上記のような導圧管やダイアフラムにおける不都
合を解消することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
流量測定装置においては、流出管23を容器の下部に直
接接続することができないため、流出管23を容器20
上部の開口部20aから遊挿すると共に、この流出管2
3に吸い上げ用のポンプ24を接続しなければ、容器2
0内の液体5を外部に排出することができない。このた
め、ポンプ24が必須であり、コストが増大するという
不都合があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
低コストで誤差の生じにくい構造を有する微少液流量測
定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的は、本発明
によれば、容器に対する流入量あるいは流出量を、当該
容器内の液量変化に基づいて測定するようにしてなる微
少液流量測定装置であって、大半が液面下に沈むように
前記容器内に配設された重錘と、該重錘の重量を計測す
る重量計測器とを有し、前記重錘に作用する浮力変化を
前記重量計測器によって検出し、この検出値から求めら
れる前記容器内の液位変化に基づいて流入量あるいは流
出量を測定することを特徴とする微少液流量測定装置を
提供することにより達成される。
【0008】特に、前記容器及び前記重錘の水平断面
が、液面が上下する範囲内において均一に形成されてい
ると好ましい。
【0009】
【作用】このように、重錘に作用する浮力が容器内の液
位に応じて変化することを利用すれば、この重錘の重量
を計測することで、容器に対して流入あるいは流出した
液体の重量を間接的に測定することができる。このた
め、従来例において必要とされた導圧管やポンプを設け
ることなく、極めて簡単な構造で微少な流量を測定する
ことが可能となる。
【0010】また、容器及び重錘の水平断面が、液面が
上下する範囲内において均一に形成されていると、液位
の変化量、重錘に作用する浮力の変化量及び重量計測器
にて計測される重錘の重量の変化量が共に比例関係にな
り、重錘の重量の変化量から流量を算出する過程を簡略
化することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0012】図1は、本発明が適用された微少液流量測
定装置を示している。この装置は、上部が開口した円筒
状の容器1と、この容器1内に吊るされた両端部が半球
で塞がれた中空な円筒状の重錘2と、この重錘2の重量
を検出するロードセル4とから構成されており、容器1
内面と重錘2外面との間の隙間に液体5が溜まるように
なっている。
【0013】容器1及び重錘2は、共にステンレス製
で、容器1内面及び重錘2外面は、測定する液体5の液
面が上下する範囲内で、断面が均一になるよう成形され
ている。容器1上部の開口部には、ロート状の注入口6
が設けられており、容器1下部には流出管7、底部には
ドレン管8がそれぞれ設けられている。重錘2の上端に
は、ネジ棒9が重錘と軸線が一致するように設けられて
いる。
【0014】容器1上部に設けられたセンサーサポート
10には、ロードセル4の一端が支持固定されており、
このロードセル4の他端は重錘2のネジ棒9に連結され
ている。これにより重錘2の重量がロードセル4に伝達
される。また、容器1に設けられたサポート11によ
り、容器1及び重錘2の軸が鉛直方向になるように設置
固定される。
【0015】このようにして構成された液流量測定装置
においては、液体が注入口6から流入したり、流出管7
から流出したりすると液位が変化し、これに応じて重錘
2に作用する浮力も変化する。この浮力の変化が、ロー
ドセル4で検出される重錘2の重量値に影響して、この
重量変化より流入量あるいは流出量を求めることができ
る。
【0016】以下に、流出管7から流出させたときの流
出量の測定原理を、図2に従って詳しく説明する。この
図2は、液体5が流出して、容器1と重錘2間の液面
が、Aで示される位置からBで示される位置まで低下し
たときの状況を模式的に示したものである。
【0017】まず、液面がA位置にあるときの重錘2に
よって排除された液体の重量Fは、重錘断面積Sb、液
体密度Rf及び液中の重錘の長さLfから、Sb・Rf・L
fで表すことができる。また、重錘の真重量W0は、重錘
断面積Sb、重錘密度Rb、重錘長さLbからSb・Rb
bで示される。これより、ロードセル4によって検出
される重錘2の見かけ重量Wは、次式のように算出され
る。 W=W0−F=Sb・(Rb・Lb−Rf・Lf) (式1)
【0018】液面がA位置からB位置まで低下した変化
量をΔLとすると、このときの重錘の見かけ重量の変化
量ΔWは、上記(式1)より次式のようになる。 ΔW=Sb・{Rb・Lb−Rf・(Lf−ΔL)} −Sb・(Rb・Lb−Rf・Lf) =Sb・Rf・ΔL (式2)
【0019】また、液位がΔL低下したのだから、容器
1と重錘2間の液体が溜まる部分の面積である容器内有
効断面積Sa(=Sv−Sb、Svは容器断面積)から、流
出液重量ΔCは次式のように算出される。 ΔC=Sa・Rf・ΔL (式3) 上記(式2)よりRf・ΔL=ΔW/Sbであるから、流
出液重量ΔCはさらに次式のように表すことができる。 ΔC=(Sa/Sb)・ΔW (式4) このようにして、ロードセル4によって検出される重錘
2の見かけ重量の変化ΔWから、流出した液体の重量Δ
Cを求めることができる。
【0020】ところで、上記(式4)を変形すると次式
のようになる。 ΔW=ΔC・(Sb/Sa) (式5) これより、容器断面積Svを一定にしたまま重錘断面積
bを大きくすると、容器内有効断面積Saは小さくな
り、同じ重量ΔCの液体が流出しても、見かけ重量の変
化ΔWは大きくなる。このことからわかるように、重錘
断面積Sbを大きくすることで、計測値すなわち見かけ
重量の変化ΔWを増幅することが可能となる。
【0021】この重錘断面積の拡大による増幅効果につ
いて、重錘断面積を変えたケース1、2の2例を比較し
て確認してみる。容器断面積Svは25.1cm2(内径5.65c
m)で、両ケースとも同一である。ケース1では、重錘
断面積Sbを11.3cm2(外径3.80cm)とする。このとき、
容器内有効断面積Saは13.8cm2となる。ケース2では、
重錘断面積Sbを19.6cm2(外径5.00cm)とする。このと
き、容器内有効断面積Saは5.5cm2となる。
【0022】ここで、30分間の見かけ重量の変化ΔWが
50gであったとすると、ケース1では次式のようにし
て、上記(式4)より流量Va(1時間当たりの流出し
た液体の重量ΔC)を求めることができる。 Va=(Sa/Sb)・ΔW・(60/30) =(13.8/11.3)・50・(60/30) =122[g/Hr] ケース2では次式のようにして流量Vaを求めることが
できる。 Va=(Sa/Sb)・ΔW・(60/30) =(5.5/19.6)・50・(60/30) =28.1[g/Hr]
【0023】これらの結果を、見かけ重量の変化ΔWの
1時間あたりの値が100[g/Hr]であることと比較する
と、ケース2においては、28.1[g/Hr]の流量に対して
100[g/Hr]が計測されることになり、約3.6倍に増
幅されていることがわかる。また、ケース1と比較する
と、ケース2では計測感度が約4.3倍になっているこ
とがわかる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による微少液流量測定装置によれば、重量計測器から
吊るされた重錘を容器内に配設するだけの極めて簡単な
構造であるため、誤差が発生しにくくかつコストを低減
することが可能となる。
【0025】また、容器に対してその内部に設置される
重錘の水平断面積をより大きくとることにより、微少な
液の重量変化を増幅して計測することができ、計測感度
を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく微少液流量測定装置の縦断面
図。
【図2】図1に示される装置の測定原理を説明するため
の模式図。
【図3】従来の微少液流量測定装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 容器 2 重錘 4 ロードセル 5 液体 6 注入口 7 流出管 8 ドレン管 9 ネジ棒 10 センサーサポート 11 サポート 20 容器 20a 開口部 21 重量計測器 22 流入管 23 流出管 24 ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に対する流入量あるいは流出量
    を、当該容器内の液量変化に基づいて測定するようにし
    てなる微少液流量測定装置であって、 大半が液面下に沈むように前記容器内に配設された重錘
    と、該重錘の重量を計測する重量計測器とを有し、前記
    重錘に作用する浮力変化を前記重量計測器によって検出
    し、この検出値から求められる前記容器内の液位変化に
    基づいて流入量あるいは流出量を測定することを特徴と
    する微少液流量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記容器及び前記重錘の水平断面が、
    液面が上下する範囲内において均一に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の微少液流量測定装置。
JP9923394A 1994-04-12 1994-04-12 微少液流量測定装置 Pending JPH07280617A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9923394A JPH07280617A (ja) 1994-04-12 1994-04-12 微少液流量測定装置

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JP9923394A JPH07280617A (ja) 1994-04-12 1994-04-12 微少液流量測定装置

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JPH07280617A true JPH07280617A (ja) 1995-10-27

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ID=14241969

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JP9923394A Pending JPH07280617A (ja) 1994-04-12 1994-04-12 微少液流量測定装置

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JP (1) JPH07280617A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106441496A (zh) * 2016-10-13 2017-02-22 吉林师范大学 一种液位测量方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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