JPH07279825A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JPH07279825A
JPH07279825A JP7174694A JP7174694A JPH07279825A JP H07279825 A JPH07279825 A JP H07279825A JP 7174694 A JP7174694 A JP 7174694A JP 7174694 A JP7174694 A JP 7174694A JP H07279825 A JPH07279825 A JP H07279825A
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magnet
planet
slide
planetary
fixed
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JP7174694A
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Taiji Katsuno
泰治 勝野
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/06Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K51/00Dynamo-electric gears, i.e. dynamo-electric means for transmitting mechanical power from a driving shaft to a driven shaft and comprising structurally interrelated motor and generator parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車等を駆動する駆動力を発揮する駆動装置
において、環境に悪影響を及ぼすことを回避し、かつ大
重量のバッテリを用いることを不要として駆動性能およ
び効率を向上させることを可能とする。 【構成】軸線まわりの回転を不能とするが軸線方向への
移動が可能なスライド体231 の外周側にスライド磁石
241 が設けられ、スライド体231 と同一軸線まわり
に回転可能なローラハウジング251 の前記スライド磁
石241 に対向する位置には、外周側に遊星磁石271
が設けられた複数の遊星ローラ26が回転自在に支承さ
れ、各遊星ローラ26に同軸に固定される複数の遊星ギ
ヤ28が、固定ギヤ291 に噛合され、遊星磁石271
に対するスライド磁石241 の極数比と、遊星ギヤ28
に対する固定ギヤ291 の歯数比とが同一に設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等を駆動する駆
動力を発揮する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の駆動装置としは、ガソリ
ンエンジンやディーゼルエンジンのように燃料をエンジ
ン内部で燃焼させて駆動力を得る方式が最も普及してお
り、また限られた分野では、永久磁石を組み込んだロー
タ、ならびに鉄心および巻線で構成したステータから成
る電気モータをバッテリーで駆動する方式も用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが燃料をエンジ
ン内部で燃焼させて駆動力を得るようにした方式では、
燃料資源に限りがあるとともに排ガス等による環境の悪
化という問題がある。また電気モータを用いた電気自動
車も限られた領域で使用されてはいるが、搭載バッテリ
の占めるスペースによって車室内スペースが狭くなった
り、バッテリの重量が大であることに起因して自動車の
駆動性能および効率が劣るものである。特に電気モータ
としてACサーボモータを用いたときには、ロータの位
置検出用、ならびにステータの回転磁界形成用の制御装
置等の機構が必要であり、価格の増大が避けられない。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、環境に悪影響を及ぼすことを回避し、かつ大
重量のバッテリを用いることを不要として駆動性能およ
び効率を向上させることを可能とした構造簡単な駆動装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、軸線まわりの回転を不能と
するが軸線方向への移動を可能として固定のケーシング
に支承されるスライド体と、周方向に等間隔をあけた複
数極を有して前記スライド体の外周側または内周側に設
けられるスライド磁石と、前記スライド体と同一軸線ま
わりに回転可能としてケーシングに支承されるローラハ
ウジングと、前記スライド体の外方側または内方側で前
記スライド磁石に対向する位置でローラハウジングの回
転軸線と平行な軸線まわりの回転を可能としてローラハ
ウジングに支承される複数の遊星ローラと、周方向に等
間隔をあけた複数極を有して各遊星ローラの外周にそれ
ぞれ設けられる複数の遊星磁石と、各遊星ローラに同軸
に固定される複数の遊星ギヤと、それらの遊星ギヤに直
接または間接に噛合してケーシングに固定される固定ギ
ヤとを備え、遊星磁石に対するスライド磁石の極数比
と、遊星ギヤに対する固定ギヤの歯数比とが同一に設定
されることを特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、各遊星ギヤおよび固
定ギヤ間には、各遊星ギヤにそれぞれ噛合する複数の第
1アイドルギヤと、各第1アイドルギヤおよび固定ギヤ
に噛合する複数の第2アイドルギヤとが介設される。
【0007】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石および遊星
磁石の少なくとも一方の各磁極に、磁極片が固着され
る。
【0008】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、各遊星ローラは、ローラ
ハウジングの周方向に隣接する遊星磁石の位相を相互に
異ならせてローラハウジングに配設される。
【0009】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石を着磁する
磁化器、ならびに遊星磁石を着磁する磁化器の少なくと
も一方がケーシングに設けられる。
【0010】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石および遊星
磁石の少なくとも一方の各磁極は、突極に形成される。
【0011】さらに請求項7記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石およ
び遊星磁石間に磁性流体が介在せしめられる。
【0012】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0013】図1ないし図4は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は駆動装置の縦断面図、図2はスラ
イド体をローラハウジング内に挿入した状態での図1の
2−2線に沿う断面図、図3は作用解析図、図4は作動
状態の説明図である。
【0014】先ず図1および図2において、この駆動装
置は、固定のケーシング211 に設けられたガイド軸2
1 に軸線まわりの回転を不能とするが軸線方向への移
動を可能として支承されるスライド体231 と、周方向
に等間隔をあけた複数極を有して前記スライド体231
の外周側に固定配置されるスライド磁石241 と、前記
スライド体231 と同一軸線まわりに回転可能としてケ
ーシング211 に支承されるローラハウジング25
1 と、前記スライド体231 の外方側で前記スライド磁
石241 に対向する位置でローラハウジング251 の回
転軸線と平行な軸線まわりの回転を可能としてローラハ
ウジング251 に支承される複数たとえば9個の遊星ロ
ーラ26…と、周方向に等間隔をあけた複数極を有して
各遊星ローラ26…の外周にそれぞれ固定される複数の
遊星磁石271 …と、各遊星ローラ26…に同軸に固定
される複数の遊星ギヤ28…と、それらの遊星ギヤ28
…に直接噛合してケーシング211 に固定される固定ギ
ヤとしてのサンギヤ291 とを備える。而してスライド
体231 に固定的に連結されるプッシュロッド30が、
たとえば自動車のアクセルペダル(図示せず)に連動し
て軸方向の前方(図1の右方)に作動することにより、
その前進作動量に応じた動力が、ローラハウジング25
1 と一体的な出力軸311 から出力されることになる。
【0015】ケーシング211 は、円筒状のケーシング
主体321 と、該ケーシング主体321 の後端に複数の
ボルト35…により結合される円板状の端板331 と、
前記ケーシング主体321 の前端に複数のボルト36…
により結合される円板状の端板341 とから成り、端板
331 の中央部には透孔371 が同軸に穿設され、端板
341 の中央部には透孔38が同軸に穿設される。ガイ
ド軸221 は前端を閉じた有底円筒状に形成されてお
り、該ガイド軸221 の後端は透孔371 に同軸に連な
るようにして複数の結合ボルト39…により端板331
に固定される。
【0016】スライド体231 は円筒状に形成されてお
り、ガイド軸221 が該スライド体231 内に相対摺動
可能に嵌合される。しかもガイド軸221 の外周には、
その周方向に等間隔をあけた3個所で軸方向に延びるボ
ール溝40…が設けられ、スライド体231 の内周に
は、前記各ボール溝40…に対応するボール溝41…が
設けられ、相互に対応するボール溝40,41間に複数
ずつのボール42…が転動可能に挿入される。しかもガ
イド軸221 の後端寄り外周にはクリップ43が嵌着さ
れ、スライド体231 の前端寄り内周にはクリップ44
が嵌着されており、各ボール溝40,41間に挿入され
ている複数のボール42…はそれらのクリップ43,4
4間で保持される。これにより、スライド体231 は、
軸線まわりの回転を不能とするが軸線方向の移動を可能
としてガイド軸221 に支承され、スライド体231
ガイド軸221 に対する軸方向移動量は、両クリップ4
3,44間に保持されるボール42…の個数で定まるこ
とになる。
【0017】ガイド軸221 の前端寄りには、ボール溝
41…とは周方向にずれた位置で軸方向に延びる長孔4
5…が周方向に等間隔をあけた3個所に設けられる。一
方、端板331 の透孔371 からガイド軸221 内に同
軸に挿入されるプッシュロッド30の前端には、前記各
長孔45…を貫通して外方に突出する3つの連結腕46
a…を有する連結板46が固定されており、各連結腕4
6aの外端が、リング47およびスナップリング48で
スライド体231 の前端部に固定的に連結される。した
がってプッシュロッド30の軸方向移動に応じてスライ
ド体231 が軸方向に移動することになる。
【0018】スライド磁石241 は、周方向に等間隔を
あけたたとえば18個所にN極NSおよびS極SS を交
互に有した円筒状のものであり、残留磁束密度および保
持力に優れたフェライトまたは希土類磁石から成り、ス
ライド体231 の外周に固着される。
【0019】ローラハウジング251 は、スライド磁石
241 を挿入させ得る直径の孔50 1 を中央部に有して
円板状に形成されるとともにガイド軸221 を囲繞する
第1支持板部511 と、ガイド軸221 の前端閉塞部に
対向する第2支持板部521とが周方向に等間隔をあけ
た複数個所たとえば9個所で連結部531 …で相互に連
結されて成るものであり、アルミニウム合金等の非磁性
材によって形成される。
【0020】各遊星ローラ26…は、ローラハウジング
251 と平行な軸線を有して該ローラハウジング251
の各連結部531 間にそれぞれ配置される。而して各遊
星ローラ26…の一端は、第1支持板部511 に軸受5
4…を介してそれぞれ回転自在に支承され、各遊星ロー
ラ26…の他端は、第2支持板部521 を回転自在に貫
通して突出され、第2支持板部521 および各遊星ロー
ラ26…間には軸受55…が介設される。
【0021】各遊星磁石271 …は、周方向に等間隔を
あけたたとえば4個所にN極NR およびS極SR を交互
に有した円筒状のものであり、スライド磁石241 と同
様に残留磁束密度および保持力に優れたフェライトまた
は希土類磁石から成り、ローラハウジング251 におけ
る第1および第2支持板511 ,521 間で各遊星ロー
ラ26…の外周に固着される。しかも遊星磁石271
は、スライド体231に固着されているスライド磁石2
1 のN極NS が、各遊星磁石271 …のN極NR およ
びS極SR 間の中央部に位置するような位相で遊星ロー
ラ26…の外周に固着される。
【0022】ケーシング211 における端板341
は、該端板341 に設けられた透孔38に同軸に連なる
ようにして円筒体56の基端が複数の結合ボルト57…
により結合されており、該円筒体56の先端側外周にサ
ンギヤ291 が設けられる。一方、ローラハウジング2
1 の第2支持板部521 から突出した各遊星ローラ2
6…の端部には、サンギヤ291 に噛合する遊星ギヤ2
8…がそれぞれ固定される。しかもサンギヤ291 の歯
数に対する遊星ギヤ28の歯数の比は、遊星磁石271
の極数(4極)に対するスライド磁石241 の極数(1
8極)の比(4.5)に等しく設定されており、たとえ
ばサンギヤ291 の歯数が126に設定されるのに対
し、遊星ギヤ28の歯数は28に設定される。
【0023】ローラハウジング251 における第2支持
板部521 の中央部には、円筒体56内に同軸に配置さ
れるとともに一部をケーシング211 の端板341 から
突出させる出力軸311 の基端が複数のボルト58…に
より固定され、出力軸311および円筒体56間には一
対の軸受59,59が介装される。
【0024】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、プッシュロッド30が図1で示すように後退限位
置に在り、スライド磁石241 がローラハウジング25
1 内に挿入されていない状態では、スライド磁石241
の磁極および各遊星磁石27 1 …の磁極は図2で示すよ
うな位相、すなわちスライド磁石241 のN極NS が、
各遊星磁石271 …のN極NR およびS極SR 間の中央
部に位置するような位相に在る。この原点位置の状態
で、アクセルペダルの踏込み操作に応じてプッシュロッ
ド30を前進作動せしめると、スライド体231 の前進
に応じてスライド磁石241 が遊星ローラ26…の遊星
磁石271 …に対向するようになる。而してスライド磁
石241 は回転不能であるのに対して、遊星磁石271
…はローラハウジング251 で回転自在に支承されてい
るものであり、スライド磁石241のN極NS に対する
遊星磁石271 のN極NR の反発力、ならびにスライド
磁石241 のN極NS に対する遊星磁石271 のS極S
R の吸引力により、各遊星磁石271 …すなわち各遊星
ローラ26…には、図2の反時計方向へのトルクが作用
することになる。
【0025】而して上記原点位置の状態で各遊星ギヤ2
6…には、図3(a)で示すように、吸引力F1 および
反発力F2 が作用しており、それらの力F1 ,F2 をサ
ンギヤ291 および遊星ギヤ28の噛合い点の接線方向
の分力Fy 、ならびに法線方向の分力Fx に分解する
と、接線方向の分力Fy はサンギヤ291 のピッチ円上
の歯面で殆どの力を受けるので、遊星ギヤ28を図3の
時計まわりに動かす力、すなわちローラハウジング25
1 を時計まわりに動かす力は無視できる程小さい。それ
に対し、法線方向の分力Fx は遊星ギヤ28を図3の反
時計まわりに動かす力となり、遊星ギヤ28は自転しな
がらサンギヤ291 上を反時計まわりに周回し、それに
よりローラハウジング251 が反時計まわりに角変位す
る。
【0026】このようにしてローラハウジング25
1 が、図4(a)で示すように、原点位置から10度だ
け角変位した状態では、遊星磁石271 のS極SR がス
ライド磁石241 のN極NS およびS極SS 間に位置す
るようになり、この際、各遊星ギヤ26…には、図4
(b)で示すように、力が作用する。而して接線方向の
分力Fy はサンギヤ291 のピッチ円上の歯面で殆どの
力を受けるのでローラハウジング251 を時計まわりに
動かすことはできず、法線方向の分力Fx は遊星ギヤ2
8を図3の反時計まわりに動かす力となり、遊星ギヤ2
8は自転しながらサンギヤ291 上を反時計まわりに周
回し、ローラハウジング251 が反時計まわりに角変位
する。
【0027】このようにして、遊星ローラ26は、図4
(b)で示す原点位置から20度の状態、図4(c)で
示す原点位置から30度の状態へと順次自転しながら図
4の反時計方向にサンギヤ291 上を反時計まわりに周
回していき、ローラハウジング251 が反時計まわりに
回転せしめられ、ローラハウジング251 と一体的な出
力軸311 から回転動力が出力されることになる。
【0028】しかも各遊星磁石271 …に作用する吸引
力および反発力の大きさ、すなわち各遊星磁石271
を支承するローラハウジング251 を回転駆動する力
は、スライド磁石241 および各遊星磁石271 …の軸
方向に沿う重なり量が大きくなるのに応じて大となるも
のであり、アクセルペダルの踏込み量に比例するスライ
ド体231 の前進量に応じた出力を出力軸311 から出
力させることができる。
【0029】このようにしてこの駆動装置は、燃料を用
いることなく、かつバッテリーから常時電力を供給する
必要もなく、スライド体231 の前進量を制御すること
により、その前進量に応じた駆動力を得ることが可能と
なる。その結果、環境に悪影響を及ぼすことを回避する
ことが可能となるとともに、常時電力を供給するバッテ
リを搭載するスペースが不要となることにより、自動車
の車室内スペースを広く設定することができるとともに
自動車の駆動性能および効率を向上することができ、複
雑な制御装置が不要であるので低価格に抑えることがで
きる。
【0030】ところで、密閉状態に構成したケーシング
211 内に磁性流体を充填し、スライド磁石241 およ
び各遊星磁石271 …間に磁性流体が介在せしめられる
ようにしてもよい。この磁性流体としては、たとえば1
00Å程度の微細粉末に加工されるとともに界面活性剤
で表面処理が施されたマグネタイトのような強磁性体
が、ジエステルあるいはオイル等の液体内に分散された
ものであってもよい。而してスライド磁石241 および
各遊星磁石271 …間に磁性流体が介在せしめられるこ
とにより、磁束の増大を図ってスライド磁石241 およ
び各遊星磁石27 1 …間の反発力および吸引力を増大
し、より大きな出力を得ることが可能となる。
【0031】また上記第1実施例では、スライド磁石2
1 および各遊星磁石271 …が一体円筒状のものであ
るが、周方向複数に分割された磁石をスライド体231
の外周に固着してスライド磁石とし、周方向複数に分割
された磁石を各遊星ローラ26…の外周に固着して遊星
磁石とするようにしてもよい。さらに各遊星ギヤ28…
に個別に噛合する複数のアイギルギヤをローラハウジン
グ251 に回転自在に支承しておき、それらのアイドル
ギヤを、円筒体56の内周側に設けられた固定ギヤに噛
合させるようにしてもい。
【0032】図5ないし図9は本発明の第2実施例を示
すものであり、図5は駆動装置の縦断面図、図6は図5
の6−6線断面図、図7はスライド体をローラハウジン
グ内に挿入した状態での図5の7−7線に沿う断面図、
図8は図5の8−8線断面図、図9は作用解析図であ
り、図1ないし図4の第1実施例に対応する部分には同
一の参照符号を付す。
【0033】先ず図5において、この駆動装置は、固定
のケーシング212 に設けられたガイド軸222 に軸線
まわりの回転を不能とするが軸線方向への移動を可能と
して支承されるスライド体231 と、周方向に等間隔を
あけた複数極を有して前記スライド体231 の外周側に
固定配置されるスライド磁石242 と、前記ガイド軸2
2 と同一軸線まわりに回転可能としてケーシング21
2 に支承されるローラハウジング252 と、前記スライ
ド体231 の外方側で前記スライド磁石242に対向す
る位置に周方向に等間隔をあけて配置されるとともにロ
ーラハウジング252 の回転軸線と平行な軸線まわりの
回転を可能としてローラハウジング25 2 に支承される
複数たとえば12個の遊星ローラ26…と、周方向に等
間隔をあけた複数極を有して各遊星ローラ26…の外周
にそれぞれ固定される複数の遊星磁石272 …と、各遊
星ローラ26…に同軸に固定される複数の遊星ギヤ28
…と、それらの遊星ギヤ28…に個別に噛合する複数の
第1アイドルギヤ61…と、それらの第1アイドルギヤ
61…にそれぞれ噛合する複数の第2アイドルギヤ62
…と、第2アイドルギヤ62…に共通に噛合してケーシ
ング212 に固定される固定ギヤとしてのサンギヤ29
2 と、ローラハウジング252 に固定的に取付けられる
駆動ギヤ63と、出力軸312 に設けられて前記駆動ギ
ヤ63に噛合される被動ギヤ64と、スライド磁石24
2 を磁化するための複数の磁化器65…と、各遊星磁石
272 …を磁化するための複数の磁化器66…とを備え
る。
【0034】ケーシング212 は、段付き円筒状のケー
シング主体322 と、該ケーシング主体322 の後端に
複数のボルト35…により結合される円板状の端板33
2 と、前記ケーシング主体322 の前端に複数のボルト
36…により結合される円板状の端板342 とから成
り、端板332 の中央部には透孔372 が同軸に穿設さ
れ、端板342 の中央部には円筒状のボス67が同軸に
設けられる。ガイド軸222 は前端を閉じた有底円筒部
68の前端閉塞部に軸部69が同軸に連設されて成るも
のであり、有底円筒部68の後端は、透孔372 に同軸
に連なるようにして複数の結合ボルト39…により端板
332 に固定され、軸部69の前端は前記ボス67に嵌
合、支持される。
【0035】図6において、ガイド軸222 における有
底円筒部68の外周には、その周方向に等間隔をあけた
3個所で軸方向に延びるボール溝40…が設けられ、そ
れらのボール溝40…と、スライド体231 の内周のボ
ール溝41…間に複数ずつのボール42…が転動可能に
挿入され、ガイド軸222 の後端寄り外周およびスライ
ド体231 の前端寄り内周にそれぞれ嵌着されたクリッ
プ43,44で各ボール42…が保持される。これによ
り、スライド体231 は、軸線まわりの回転を不能とす
るが軸線方向の移動を可能としてガイド軸222 に支承
されることになる。
【0036】端板332 の透孔372 からガイド軸22
2 の有底円筒部68内に同軸に挿入されるプッシュロッ
ド30の前端に固定された連結板46の連結腕46a…
が、周方向に等間隔をあけた3個所で有底円筒部68に
設けられた長孔45…を貫通してスライド体231 の前
端部に固定的に連結される。
【0037】スライド磁石242 は、周方向に等間隔を
あけたたとえば18個所に、N極の突極69N およびS
極の突極69S を交互に有した円筒状のものであり、残
留磁束密度および保持力に優れたフェライト、ネオジウ
ムまたは希土類磁石から成り、スライド体231 の外周
に固着される。
【0038】磁化器65…は、鉄心ヨーク70と、該鉄
心ヨーク70に巻装される磁化コイル71とから成り、
各磁化器65…は、それらの鉄心ヨーク70の内端を、
後退限位置に在るスライド体231 におけるスライド磁
石242 の各突極69N ,突極69S に対向させるよう
に配置された状態で、合成樹脂から成る円筒状の支持体
72に埋設、固定される。而して該支持体72は、ケー
シング212 におけるケーシング主体322 内に嵌合、
固定される。
【0039】図7を併せて参照して、ローラハウジング
252 は、スライド磁石242 を挿入させ得る直径の孔
502 を中央部に有して円板状に形成されるとともにガ
イド軸222 の有底円筒部68を囲繞する第1支持板部
512 と、前記有底円筒部68の前端閉塞部にほぼ対応
する位置で第1支持板部512 に対向する第2支持板部
522 とが周方向に等間隔をあけた複数個所たとえば1
2個所で連結部532…で相互に連結されて成るもので
あり、アルミニウム合金等の非磁性材によって形成され
る。また第2支持板522 の中央部には、ガイド軸22
2 の軸部69を同軸に囲繞する支持筒73の基端が複数
の結合ボルト74…により固定されており、支持筒73
および軸部69間には、一対の軸受75,75が介装さ
れる。これによりローラハウジング252 は、スライド
体231 の摺動軸線と同一軸線まわりの回転を可能とし
てケーシング212 に支承されることになる。
【0040】各遊星ローラ26…は、ローラハウジング
252 と平行な軸線を有して該ローラハウジング252
の各連結部532 間にそれぞれ配置される。而して各遊
星ローラ26…の一端は、第1支持板部512 に軸受5
4…を介してそれぞれ回転自在に支承され、各遊星ロー
ラ26…の他端は、第2支持板部522 を回転自在に貫
通して突出され、第2支持板部522 および各遊星ロー
ラ26…間には軸受55…が介設される。
【0041】各遊星磁石272 …は、周方向に等間隔を
あけたたとえば4個所にN極の突極76N およびS極の
突極76S を交互に有した円筒状のものであり、スライ
ド磁石242 と同様に残留磁束密度および保持力に優れ
たフェライト、ネオジウムまたは希土類磁石から成り、
ローラハウジング252 における第1および第2支持板
512 ,522 間で各遊星ローラ26…の外周に固着さ
れる。
【0042】しかも遊星磁石272 …は、周方向に隣接
する4個の遊星磁石272 …が周方向に沿う一側に沿っ
て順次たとえば45度ずつ位相をずらせるようにして各
遊星ローラ26…の外周に固着される。
【0043】磁化器66…は、鉄心ヨーク77と、該鉄
心ヨーク77に巻装される磁化コイル78とから成り、
各磁化器66…は、合成樹脂から成る円筒状の支持体7
9に埋設、固定される。而して、各磁化器66…は、一
対の磁化器66,66の鉄心ヨーク77,77が、周方
向に1つずつ間隔をあけた各遊星磁石272 の突極76
N およびS極の突極76S に同時に対向するようにして
配置されるものであり、支持体79は、ケーシング21
2 におけるケーシング主体322 内に嵌合、固定され
る。
【0044】ケーシング212 における端板342
は、支持筒73を同軸に囲繞する円筒体81の基端が複
数の結合ボルト82…により同軸に結合されており、該
円筒体81の先端側外周にサンギヤ292 が設けられ
る。
【0045】図8を併せて参照して、ローラハウジング
252 の第2支持板部522 には、その第2支持板部5
2 とサンギヤ292 との間に配置されるとともに内周
縁を支持筒73の外周に接合させたリング状の第1カバ
ー板83が複数のボルト84…により固定される。また
第1カバー板83には、第1カバー板83に関して第2
支持板部522 と反対側に間隔をあけた位置に配置され
るとともに円筒体81を囲繞するリング状の第2カバー
板85が複数のボルト86…により固定される。
【0046】ローラハウジング252 の第2支持板部5
2 から突出した各遊星ローラ26…の端部には、第1
カバー板83および第2支持板部522 間に配置される
ようにして遊星ギヤ28…がそれぞれ固定される。また
第1カバー板83において、その半径方向に沿って各遊
星ギヤ28…の外方側には貫通孔87…が設けられてお
り、該貫通孔87…を貫通する支軸88…の両端が第2
支持板部522 および第2カバー板85に固定される。
各支軸88…には、貫通孔87…をそれぞれ貫通する第
1アイドルギヤ61…が回転自在に支承されており、第
1アイドルギヤ61…の一端側に各遊星ギヤ28…が噛
合される。さらに第1カバー板83および第2カバー板
85には、各遊星ローラ26…と同軸である支軸89…
の両端が固定されており、第1および第2カバー板8
3,85間には各支軸89…で回転自在に支承される第
2アイドルギヤ62…が配置される。而して第2アイド
ルギヤ62…は、第1アイドルギヤ61…の他端に噛合
されるとともにサンギヤ29に噛合される。
【0047】ここで、サンギヤ291 の歯数に対する遊
星ギヤ28の歯数の比は、遊星磁石271 の極数(4
極)に対するスライド磁石241 の極数(18極)の比
(4.5)に等しく設定されており、たとえばサンギヤ
291 の歯数が144に設定されるのに対し、遊星ギヤ
28の歯数は32に設定される。しかもサンギヤ292
および遊星ギヤ28…間のバックラッシは、スライド磁
石242 の突極69N ,69S および遊星磁石272
突極76N ,76S 間の隙間と比べて小さく、スライド
磁石242 および遊星磁石272 同士の干渉が生じるこ
とはない。
【0048】第2カバー板85の内周縁には、円筒体8
1を囲繞する円筒状に形成される駆動ギヤ63が複数の
ボルト90…により固定的に連結され、該駆動ギヤ63
は、出力軸312 に一体に設けられた被動ギヤ64に噛
合される。
【0049】ケーシング212 における端板342 の内
面側には、第1カバー部材91が複数のボルト92…に
より固定され、第2カバー部材93が複数のボルト94
…により第1カバー部材92に固定される。而して出力
軸312 は、その一端を端板342 から突出させるよう
にして第1および第2カバー部材91,93に軸受9
5,9を介して回転自在に支承されており、被動ギヤ6
4は、第1および第2カバー部材91,93から側方に
突出して駆動ギヤ63に噛合するようにして出力軸31
2 に設けられる。
【0050】次にこの第2実施例の作用について説明す
ると、アクセルペダルの踏込み操作に応じてプッシュロ
ッド30を前進作動せしめると、スライド体231 の前
進に応じてスライド磁石242 が遊星ローラ26…の遊
星磁石272 …に対向するようになる。而してスライド
磁石242 は回転不能であるのに対して、遊星磁石27
2 …はローラハウジング252 で回転自在に支承されて
いるものであり、スライド磁石242 の突極69N に対
する遊星磁石272 の突極76N の反発力、ならびにス
ライド磁石242 の突極69N に対する遊星磁石272
の突極76S の吸引力により、各遊星磁石272 …すな
わち各遊星ローラ26…には、図6の反時計方向へのト
ルクが作用することになる。
【0051】而して原点位置の状態で各遊星ギヤ26…
には、図9(a)で示すように、サンギヤ292 に噛合
している第2アイドルギヤ62には、吸引力F1 および
反発力F2 が作用しており、それらの力F1 ,F2 をサ
ンギヤ292 および第2アイドルギヤ62の噛合い点の
接線方向の分力Fy 、ならびに法線方向の分力Fx に分
解すると、接線方向の分力Fy はサンギヤ292 のピッ
チ円上の歯面で殆どの力を受けるので、ローラハウジン
グ252 を図6の時計まわりに動かす力は無視できる程
小さい。それに対し、法線方向の分力Fx は遊星ギヤ2
8を図6の反時計まわりに動かす力となり、さらに第2
アイドルギヤ62には遊星ギヤ28から第1アイドルギ
ヤ61を介して反時計まわりの力Pが作用しているの
で、スライド体231 に対して遊星ロータ26…が図6
の反時計まわりに周回し、それによりローラハウジング
252 がより大きな回転トルクを受けて反時計まわりに
角変位する。
【0052】このようにしてローラハウジング25
2 が、原点位置から10度だけ角変位した状態では、第
2アイドルギヤ62には、図9(b)で示すように力が
作用し、接線方向の分力Fy はサンギヤ292 のピッチ
円上の歯面で殆どの力を受けるのでローラハウジング2
2 を時計まわりに動かすことはできず、法線方向の分
力Fx は第2アイドルギヤ62を図6の反時計まわりに
動かす力となり、さらに第2アイドルギヤ62には遊星
ギヤ28から第1アイドルギヤ61を介して反時計まわ
りの力Pが作用しているので、スライド体231 に対し
て遊星ロータ26…が図6の反時計まわりに周回し、そ
れによりローラハウジング252 が角変位する。
【0053】このようにして、ローラハウジング252
が反時計まわりに回転せしめられ、ローラハウジング2
2 に固定的に連結された駆動ギヤ63および駆動ギヤ
64の噛合により、出力軸312 から回転動力が出力さ
れることになる。
【0054】しかも各遊星磁石272 …に作用する吸引
力および反発力の大きさ、すなわち各遊星磁石272
を支承するローラハウジング251 を回転駆動する力
は、スライド磁石242 および各遊星磁石272 …の軸
方向に沿う重なり量が大きくなるのに応じて大となるも
のであり、アクセルペダルの踏込み量に比例するスライ
ド体231 の前進量に応じた出力を出力軸312 から出
力させることができる。
【0055】この第2実施例によれば、遊星磁石272
…は、周方向に隣接する4個の遊星磁石272 …が周方
向に沿う一側に沿って順次たとえば45度ずつ位相をず
らせるようにして各遊星ローラ26…の外周に固着され
るものであり、全て同一位相のものと比べると、1回転
のトルクが平均化されて安定するので、ローラハウジン
グ252 は振動も小さく滑らかな回転をし、出力軸31
2 も滑らかに回転することになる。またスライド磁石2
2 は周方向に複数の突極69N ,69S を有するもの
であり、また遊星磁石272 は周方向に複数の突極76
N ,76S を有するものであるので、磁極間の間隙をよ
り小さく設定して吸引力および反発力をより大きくする
ことができ、出力軸312 からより大きな出力を得るこ
とが可能となる。
【0056】ところで、スライド磁石242 の残留磁束
密度が減少したときには、プッシュロッド30を後退限
に後退させた状態(図5の状態)で、各突極69N ,6
Sに対応した磁化器65…によりスライド磁石242
が磁化される。また遊星磁石272 …の残留磁束密度が
減少した場合には、プッシュロッド30を後退限に後退
させた状態(図5の状態)で、磁化器66…により各遊
星磁石272 …の磁化が行なわれる。而してその磁化に
あたっては、12個の遊星磁石272 …を周方向に1個
ずつ間隔をあけた2つのグループに分けておき、一方の
グループの遊星磁石272 …における突極76N ,76
S …の半分が磁化器66…により先ず磁化され、次いで
他方のグループの遊星磁石272 …における突極7
N ,76S…の半分が磁化器66…により磁化され、
その後、前記一方のグループの遊星磁石272 …におけ
る突極76N ,76S …の残余の半分が磁化器66…に
より磁化され、さらに前記他方のグループの遊星磁石2
2 …における突極76N ,76S …の残余の半分が磁
化器66…により磁化される。このようなスライド磁石
242 および遊星磁石272 …の磁化時に、各磁化器6
5…,66…は、自動車の外部の磁化用電源に接続され
ればよく、またローラハウジング252 の回動による各
遊星磁石272 …の位置出しは、図示しないモータおよ
びエンコーダによって行なわれる。
【0057】さらに密閉状態としたケーシング212
に磁性流体を充填し、スライド磁石242 および各遊星
磁石272 …間に磁性流体が介在せしめられるようにし
てもよく、そうすれば、磁束の増大を図ってスライド磁
石242 および各遊星磁石272 …間の反発力および吸
引力を増大し、より大きな出力を得ることが可能とな
る。
【0058】また上記第2実施例において、周方向複数
に分割された磁石をスライド体23 1 の外周に固着して
スライド磁石とし、周方向複数に分割された磁石を各遊
星ローラ26…の外周に固着して遊星磁石とするように
してもよく、スライド磁石242 を磁束密度および保持
力に優れたアルコニ系磁石等により形成し、遊星磁石2
2 を磁束密度および保持力に優れた希土類磁石により
形成するようにしてもよい。さらにスライド磁石242
を保持力に劣る材料により形成し、遊星磁石272 を保
持力に優れた材料に形成するようにしてもよく、その場
合、スライド磁石242 のみが減磁するので、スライド
磁石242 のみを磁化器65…で磁化すればよく、遊星
磁石272 は殆ど減磁しないので磁化器66が不要とな
る。
【0059】図10は本発明の第3実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0060】周方向に等間隔をあけたたとえば18個所
にN極の突極69N およびS極の突極69S を交互に有
した円筒状のスライド磁石242 において、各突極69
N ,69S には、各突極69N ,69S を覆うようにし
て磁極片97N ,97S がそれぞれ固着される。一方、
周方向に等間隔をあけたたとえば4個所にN極の突極7
N およびS極の突極76S を交互に有した円筒状の各
遊星磁石272 …において、各突極76N ,76S
は、各突極76N ,76S を覆うようにして磁極片98
N ,98S がそれぞれ固着される。
【0061】このようにすれば、スライド磁石242
よび各遊星磁石272 …同士の吸引力および反発力が大
きくなるように磁束を集めて磁束密度を高くすることが
でき、より大きい出力を得ることが可能となる。
【0062】図11は本発明の第4実施例を示すもので
あり、周方向に等間隔をあけたたとえば18個所にN極
の突極69N およびS極の突極69S を交互に有した円
筒状のスライド磁石242 において、各突極69N ,6
S には、各突極69N ,69S から外方にさらに突出
するようにして磁極片99N ,99S がそれぞれ固着さ
れる。
【0063】この第4実施例によっても、スライド磁石
242 および各遊星磁石272 …同士の吸引力および反
発力が大きくなるように磁束を集めて磁束密度を高く
し、より大きい出力を得ることができる。
【0064】図12は本発明の第5実施例を示すもので
あり、スライド磁石243 は、周方向に等間隔をあけた
たとえば20個所に、N極の突極100N およびS極の
突極100S を交互に有した歯車状に形成され、スライ
ド体231 の外周に固着される。一方、ローラハウジン
グ252 には、その周方向に等間隔をあけた8個所に遊
星ローラ26…が回転自在に支承されており、周方向に
等間隔をあけたたとえば8個所にN極の突極101N
よびS極の突極101S を交互に有した歯車状の遊星磁
石273 …が、各遊星ローラ26…の外周に固着され
る。
【0065】この第5実施例によれば、スライド磁石2
3 および各遊星磁石273 …間の隙間をより小さくし
て、ローラハウジング252 に安定した回転トルクを作
用させることができる。
【0066】図13および図14は本発明の第6実施例
を示すものであり、図13は駆動装置の縦断面図、図1
4は図13の14−14線断面図である。
【0067】この駆動装置は、固定のケーシング213
に軸線まわりの回転を不能とするが軸線方向への移動を
可能として支承されるスライド体232 と、周方向に等
間隔をあけた複数極を有して前記スライド体232 の内
周側に設けられるスライド磁石244 と、前記スライド
体232 と同一軸線まわりに回転可能としてケーシング
213 に支承されるローラハウジング253 と、前記ス
ライド体232 の内方側で前記スライド磁石243 に対
向する位置でローラハウジング253 の回転軸線と平行
な軸線まわりの回転を可能としてローラハウジング25
3 に支承される複数たとえば9個の遊星ローラ26…
と、周方向に等間隔をあけた複数極を有して各遊星ロー
ラ26…の外周にそれぞれ固定される複数の遊星磁石2
1 …と、各遊星ローラ26…に同軸に固定される複数
の遊星ギヤ28…と、それらの遊星ギヤ28…に直接噛
合してケーシング213 に固定される固定ギヤとしての
リングギヤ293 とを備える。
【0068】ケーシング213 は、横断面形状を略Ω形
とした側板105と、該側板105の底部開口端を塞ぐ
底板106と、側板105および底板106の両端を塞
ぐ端板107,108とから成る。
【0069】スライド体232 は、円筒部23aと、ケ
ーシング213 の底板106に対向して円筒部23aに
一体に連設される支持部23bとから成る。一方、ケー
シング213 の底板106には、一方の端板107から
他方の端板108側に向けて延びる一対の平行なガイド
レール103,103が固定されており、前記スライド
体232 の支持部23bには、ガイドレール103,1
03に嵌合する一対ずつ2組のガイド部104,104
…が固設される。これによりスライド体232は、両ガ
イドレール103,103で案内されて円筒部23aの
軸線方向に移動可能となる。しかも端板107を移動自
在に貫通するプッシュロッド30がスライド体232
連結される。
【0070】スライド磁石244 は、周方向に等間隔を
あけたたとえば18個所で、スライド体232 における
円筒部23aの内周に、その軸方向全長にわたる横断面
四角形の棒状に形成されたN極の磁極片110N および
S極の磁極片110S が、周方向に等間隔をあけた位置
で交互に埋設されて成るものである。
【0071】ローラハウジング253 は、スライド体2
2 の円筒部23a内に挿入可能な円板状の第1および
第2支持板部513 ,523 間が円筒状の連結部533
で相互に連結されて成るものであり、アルミニウム合金
等の非磁性材によって形成される。しかも連結部533
の外周には、その周方向に等間隔をあけた9個所で半径
方向内方に窪んだ半円状の凹部111…が設けられる。
【0072】またローラハウジング253 には、該ロー
ラハウジング253 を同軸に貫通する出力軸313 の中
間部が固定されており、該出力軸313 の一端は軸受1
12を介してケーシング213 の端板107で回転自在
に支承され、出力軸313 の他端は、ケーシング213
の端板108を回転自在に貫通して外方に突出され、端
板108および出力軸313 間には軸受113が介設さ
れる。
【0073】各遊星ローラ26…は、ローラハウジング
253 と平行な軸線を有して該ロラハウジング253
各凹部111…にそれぞれ配置される。而して各遊星ロ
ーラ26…の一端は、第1支持板部513 に軸受54…
を介してそれぞれ回転自在に支承され、各遊星ローラ2
6…の他端は、第2支持板部523 を回転自在に貫通し
て突出され、第2支持板部523 および各遊星ローラ2
6…間には軸受55…が介設される。
【0074】各遊星磁石271 …は、周方向に等間隔を
あけたたとえば4個所にN極NR およびS極SR を交互
に有した円筒状のものであり、各遊星ローラ26…の外
周に固着される。しかも遊星磁石271 …は、スライド
体232 に設けられているスライド磁石243 の磁極片
110N が、各遊星磁石271 …のN極NR およびS極
R 間の中央部に位置するような位相で遊星ローラ26
…の外周に固着される。
【0075】ケーシング213 における端板108に
は、出力軸313 を同軸に囲繞するリングギヤ293
複数の結合ボルト114…により結合されており、ロー
ラハウジング253 の第2支持板部523 から突出した
各遊星ローラ26…の端部には、リングギヤ293 に噛
合する遊星ギヤ28…がそれぞれ固定される。しかもリ
ングギヤ293 の歯数に対する遊星ギヤ28の歯数の比
は、遊星磁石271 の極数(4極)に対するスライド磁
石244 の極数(18極)の比(4.5)に等しく設定
されている。
【0076】この第6実施例によっても、プッシュロッ
ド30によりスライド体232 の移動量を制御すること
により、スライド体232 の移動量に応じた出力を出力
軸313 から得ることが可能である。
【0077】またケーシング213 内に磁性流体を充填
し、スライド磁石244 および各遊星磁石271 …間に
磁性流体が介在せしめられるようにしてもよく、そうす
れば、磁束の増大を図ってスライド磁石244 および各
遊星磁石271 …間の反発力および吸引力を増大し、よ
り大きな出力を得ることが可能となる。
【0078】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0079】たとえば、本発明の駆動装置は、自動車だ
けでなく、発電機、エアコンプレッサおよび油圧ポンプ
等を駆動する駆動装置として広く適用可能なものであ
る。
【0080】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明は、
軸線まわりの回転を不能とするが軸線方向への移動を可
能として固定のケーシングに支承されるスライド体と、
周方向に等間隔をあけた複数極を有して前記スライド体
の外周側または内周側に設けられるスライド磁石と、前
記スライド体と同一軸線まわりに回転可能としてケーシ
ングに支承されるローラハウジングと、前記スライド体
の外方側または内方側で前記スライド磁石に対向する位
置でローラハウジングの回転軸線と平行な軸線まわりの
回転を可能としてローラハウジングに支承される複数の
遊星ローラと、周方向に等間隔をあけた複数極を有して
各遊星ローラの外周にそれぞれ設けられる複数の遊星磁
石と、各遊星ローラに同軸に固定される複数の遊星ギヤ
と、それらの遊星ギヤに直接または間接に噛合してケー
シングに固定される固定ギヤとを備え、遊星磁石に対す
るスライド磁石の極数比と、遊星ギヤに対する固定ギヤ
の歯数比とが同一に設定されるので、スライド体を移動
せしめることによりスライド磁石および遊星磁石同士の
吸引力および反発力によってローラハウジングを回転駆
動せしめ、スライド体の移動量に応じた出力をローラハ
ウジングから得ることができる。したがってガソリン等
の燃料を用いることがなく、資源問題および環境公害問
題に有効に対処可能であり、しかも駆動エネルギーを常
時供給するためのバッテリ等のエネルギー供給源が不要
であることから、駆動効率を向上することが可能とな
る。
【0081】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、各遊星ギヤおよび固
定ギヤ間には、各遊星ギヤにそれぞれ噛合する複数の第
1アイドルギヤと、各第1アイドルギヤおよび固定ギヤ
に噛合する複数の第2アイドルギヤとが介設されるの
で、遊星ギヤを固定ギヤに直接噛合させるものと比べる
と、より大きな回転トルクをローラハウジングに与えて
より大きな出力を得ることができる。
【0082】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石および遊星
磁石の少なくとも一方の各磁極に、磁極片が固着される
ので、磁石同士の吸引力および反発力が大きくなるよう
に磁束を集めて磁束密度を大きくし、より大きな出力を
得ることができる。
【0083】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、各遊星ローラは、ローラ
ハウジングの周方向に隣接する遊星磁石の位相を相互に
異ならせてローラハウジングに配設されるので、1回転
のトルクが平均化されて安定し、ローラハウジングを振
動もなく滑らかに回転せしめることができる。
【0084】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石を着磁する
磁化器、ならびに遊星磁石を着磁する磁化器の少なくと
も一方がケーシングに設けられるので、スライド磁石ま
たは遊星磁石が減磁して出力低下が生じた場合に、磁化
器を外部の磁化用電源に接続して容易に着磁可能であ
り、ガソリン等の燃料やバッテリ等のエネルギー源を車
両等に搭載することを不要として、出力の回復を図るこ
とができる。
【0085】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石および遊星
磁石の少なくとも一方の各磁極は、突極に形成されるの
で、スライド磁石および遊星磁石間の隙間を小さくし、
吸引力および反発力を大きくしてより大きな出力を得る
ことができる。
【0086】さらに請求項7記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明の構成に加えて、スライド磁石およ
び遊星磁石間に磁性流体が介在せしめられるので、スラ
イド磁石および遊星磁石間の磁束を大きくして吸引力お
よび反発力を大きくし、より大きい出力を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の駆動装置の縦断面図である。
【図2】スライド体をローラハウジング内に挿入した状
態での図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】作用解析図である。
【図4】作動状態の説明図である。
【図5】第2実施例の駆動装置の縦断面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】スライド体をローラハウジング内に挿入した状
態での図5の7−7線に沿う断面図である。
【図8】図5の8−8線断面図である。
【図9】作用解析図である。
【図10】第3実施例の図7に対応する断面図である。
【図11】第4実施例の図7に対応する断面図である。
【図12】第5実施例の図7に対応する断面図である。
【図13】第6実施例の駆動装置の縦断面図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【符号の説明】
211 ,212 ,213 ・・・ケーシング 231 ,232 ・・・スライド体 241 ,242 ,243 ,244 ・・・スライド磁石 251 ,252 ,253 ・・・ローラハウジング 26・・・遊星ローラ 271 ,272 ,273 ・・・遊星磁石 28・・・遊星ギヤ 291 ,292 …固定ギヤとしてのサンギヤ 293 ・・・固定ギヤとしてのリングギヤ 61・・・第1アイドルギヤ 62・・・第2アイドルギヤ 65,66・・・磁化器 69N ,69S ,76N ,76S ,100N ,10
S ,101N ,101S ・・・突極 97N ,97S ,98N ,98S ,99N ,99S ・・
・磁極片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線まわりの回転を不能とするが軸線方
    向への移動を可能として固定のケーシング(211 ,2
    2 ,213 )に支承されるスライド体(231 ,23
    2 )と、周方向に等間隔をあけた複数極を有して前記ス
    ライド体(231 ,232 )の外周側または内周側に設
    けられるスライド磁石(241 ,24 2 ,243 ,24
    4 )と、前記スライド体(231 ,232 )と同一軸線
    まわりに回転可能としてケーシング(211 ,212
    213 )に支承されるローラハウジング(251 ,25
    2 ,253 )と、前記スライド体(231 ,232 )の
    外方側または内方側で前記スライド磁石(241 ,24
    2 ,243 ,244 )に対向する位置でローラハウジン
    グ(251 ,252 ,253 )の回転軸線と平行な軸線
    まわりの回転を可能としてローラハウジング(251
    252 ,253 )に支承される複数の遊星ローラ(2
    6)と、周方向に等間隔をあけた複数極を有して各遊星
    ローラ(26)の外周にそれぞれ設けられる複数の遊星
    磁石(271,272 ,273 )と、各遊星ローラ(2
    6)に同軸に固定される複数の遊星ギヤ(28)と、そ
    れらの遊星ギヤ(28)に直接または間接に噛合してケ
    ーシング(211 ,212 ,213 )に固定される固定
    ギヤ(291 ,292 ,293)とを備え、遊星磁石
    (271 ,272 ,273 )に対するスライド磁石(2
    1 ,242 ,243 ,244 )の極数比と、遊星ギヤ
    (28)に対する固定ギヤ(291 ,292 ,293
    の歯数比とが同一に設定されることを特徴とする駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 各遊星ギヤ(28)および固定ギヤ(2
    2 )間には、各遊星ギヤ(28)にそれぞれ噛合する
    複数の第1アイドルギヤ(61)と、各第1アイドルギ
    ヤ(61)および固定ギヤ(292 )に噛合する複数の
    第2アイドルギヤ(62)とが介設されることを特徴と
    する請求項1記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 スライド磁石(242 )および遊星磁石
    (272 )の少なくとも一方の各磁極に、磁極片(97
    N ,97S ,99N ,99S ;98N ,98 S )が固着
    されることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 各遊星ローラ(26)は、ローラハウジ
    ング(252 )の周方向に隣接する遊星磁石(272
    の位相を相互に異ならせてローラハウジング(252
    に配設されることを特徴とする請求項1記載の駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 スライド磁石(242 )を着磁する磁化
    器(65)、ならびに遊星磁石(272 )を着磁する磁
    化器(66)の少なくとも一方がケーシング(212
    に設けられることを特徴とする請求項1記載の駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 スライド磁石(242 ,243 )および
    遊星磁石(272 ,273 )の少なくとも一方の各磁極
    は、突極(69N ,69S ,100N ,100S ;76
    N ,76S ,101N ,101S )に形成されることを
    特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  7. 【請求項7】 スライド磁石(241 ,242 ,2
    3 ,244 )および遊星磁石(271 ,272 ,27
    3 )間に磁性流体が介在せしめられることを特徴とする
    請求項1記載の駆動装置。
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