JPH07274445A - ブラシ摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ摩耗量監視装置 - Google Patents

ブラシ摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ摩耗量監視装置

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JPH07274445A
JPH07274445A JP6056893A JP5689394A JPH07274445A JP H07274445 A JPH07274445 A JP H07274445A JP 6056893 A JP6056893 A JP 6056893A JP 5689394 A JP5689394 A JP 5689394A JP H07274445 A JPH07274445 A JP H07274445A
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brush
wear
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spring
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JP6056893A
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Kenichi Nakagawa
賢一 中川
Katsuo Ami
克生 阿美
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラシの摩耗を容易且つ適確に検出,表示,監
視する。 【構成】ブラシ保持器1の側面に切り欠き1aを縦に形
成し、下端をL字形に外側に突き出したスプリング支え
1bを形成する。ブラシ3の上部には、導電材料板から
略凸字状に形成したスプリング受け4を冠着し、このス
プリング受け4の下端は、切り欠き1aに挿入して、こ
の切り欠き1aの両側面に形成した抵抗金属膜2と接触
させる。スプリング受け4の両側の脚4a下面とスプリ
ング支え1bの間には、スプリング5を張力を与えた状
態で係止する。脚4aと抵抗金属膜2の下端は、電線6
で抵抗計8や表示装置9に接続し、継電器11を経て中央
制御盤に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機のブラシ摩耗
量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びに回転電機の
ブラシ摩耗量監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ブラシが設けられた回転電機
においては、このブラシの過度の摩耗による整流子面の
損傷を防ぐために、ブラシが摩耗限度に達したときに、
ブラシ押えばねによるブラシの押圧を解除したり、ブラ
シやピクテール線に目印を付けて、保守員がブラシの摩
耗を容易に見つける方法などが採用されている。そし
て、このようなブラシ摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量
表示装置並びにブラシ摩耗量監視装置においては、ブラ
シの摩耗を見るときには、その都度回転電機を停止して
点検用の蓋を取り外していた。蓋を取り外して点検した
結果、ブラシの摩耗量が許容限度に近くなっているとき
には、ブラシの交換を行うことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ブ
ラシの交換作業は、非常に限られた時間内に行わなけれ
ばならないので、ブラシの交換時に、ブラシの端部を欠
損させたり、整流子面との接触面が片当りとなったり、
更に、挿入方向を誤るおそれもある。
【0004】そこで、本発明の目的は、ブラシの摩耗を
容易且つ適確に検出,表示し監視することのできるブラ
シ摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラ
シ摩耗量監視装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転電機のブラシ保持器の側面に縦に形成された抵
抗膜と、ブラシ保持器に挿入されたブラシの上部に上端
が当接し下部が抵抗膜に接触するスプリング受けと、こ
のスプリング受けとブラシ保持器の下部に両端が係止さ
れたコイルばねでなるブラシ摩耗量検出装置である。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、回転電機
のブラシ保持器の側面に縦に形成された抵抗膜と、ブラ
シ保持器に挿入されたブラシの上部に上端が当接し下部
が抵抗膜に接触するスプリング受けと、このスプリング
受けとブラシ保持器の下部に両端が係止されたコイルば
ねと、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部に片端が接
続された電線の他端に接続され、ブラシの摩耗による抵
抗膜の抵抗値の変化でブラシの摩耗の程度を表示する表
示部でなるブラシ摩耗量表示装置である。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、回転電機
のブラシ保持器の側面に縦に形成された抵抗膜と、ブラ
シ保持器に挿入されたブラシの上部に上端が当接し下部
が抵抗膜に接触するスプリング受けと、このスプリング
受けとブラシ保持器の下部に両端が係止されたコイルば
ねと、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部に片端が接
続された電線の他端に接続され、ブラシの摩耗による抵
抗膜の抵抗値の変化でブラシの摩耗の程度を表示する表
示部と、ブラシの摩耗量の状態が継電器を介して入力さ
れブラシの摩耗の程度を監視する中央制御盤でなるブラ
シ摩耗量監視装置である。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、回転電機
のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、このス
プリング受けの側面に縦に隣設され異なる表面抵抗値の
複数の接触板と、この接触板に先端が接触する一対の接
触子でなるブラシ摩耗量検出装置である。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、回転電機
のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、このス
プリング受けの側面に縦に隣設され側面が異なる色で表
示され異なる表面抵抗値の複数の接触板と、この接触板
に先端が接触する一対の接触子でなるブラシ摩耗量検出
装置である。
【0010】また、請求項6に記載の発明は、回転電機
のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、このス
プリング受けの側面に縦に隣設され側面が異なる色で表
示され異なる表面抵抗値の複数の接触板と、この接触板
に先端が接触する一対の接触子と、この接触子に片端が
接続された電線の他端に接続されブラシの摩耗による接
触子の移動でブラシの摩耗の程度を表示する表示部でな
るブラシ摩耗量表示装置である。
【0011】また、請求項7に記載の発明は、回転電機
のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、このス
プリング受けの側面に縦に隣設され側面が異なる色で表
示され異なる表面抵抗値の複数の接触板と、この接触板
に先端が接触する一対の接触子と、この接触子に片端が
接続された電線の他端に接続されブラシの摩耗による接
触子の移動でブラシの摩耗の程度を表示する表示部と、
ブラシの摩耗量の程度が継電器を介して入力されブラシ
の摩耗の程度を監視する中央制御盤でなるブラシ摩耗量
監視装置である。
【0012】また、請求項8に記載の発明は、回転電機
のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、このス
プリング受けの側面に設けられ階段部が形成されたコマ
と、スプリング受けと回転電機のブラシ保持器の下部に
両端が係止されたコイルばねと、コマの側面にロッドの
先端が当接しロッドの動作位置を表示する表示部を備え
たシリンダでなるブラシ摩耗量検出監視装置である。
【0013】また、請求項9に記載の発明は、回転電機
のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、このス
プリング受けの側面に設けられ階段部が形成されたコマ
と、スプリング受けと回転電機のブラシ保持器の下部に
両端が係止されたコイルばねと、コマの側面に片側のロ
ッドの先端が当接したシリンダと、このシリンダの他側
に接続されシリンダのロッドの移動で移動するピストン
ロッドの位置に従い切り換えられる複数の切換接点及び
この切換接点に接続された固定接点を備えた変換シリン
ダと、この変換シリンダの切換接点と固定接点に接続さ
れブラシの摩耗の程度を表示する表示部でなるブラシ摩
耗量表示装置である。
【0014】さらに、請求項10に記載の発明は、回転
電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、こ
のスプリング受けの側面に設けられ階段部が形成された
コマと、スプリング受けと回転電機のブラシ保持器の下
部に両端が係止されたコイルばねと、コマの側面に片側
のロッドの先端が当接したシリンダと、このシリンダの
他側に接続されシリンダのロッドの移動で移動するピス
トンロッドの位置に従い切り換えられる複数の切換接点
及びこの切換接点に接続された固定接点を備えた変換シ
リンダと、この変換シリンダの切換接点と固定接点に接
続されブラシの摩耗の程度を表示する表示部と、ブラシ
の摩耗の程度が継電器を介して入力されブラシの摩耗の
程度を監視する中央制御盤でなるブラシ摩耗監視装置で
ある。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明においては、ブラシが摩
耗すると、スプリング受けはコイルばねの復帰力で、ス
プリング受けの下部が抵抗膜を摺動しながら下降し、ス
プリング受けの下部と抵抗膜の下部との間の抵抗値は、
ブラシの摩耗量に比例して減少する。
【0016】また、請求項2に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けはコイルばねの復
帰力で、スプリング受けの下部が抵抗膜を摺動しながら
下降し、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部との間の
抵抗値は、ブラシの摩耗量に比例して減少し、このブラ
シの摩耗量に比例した抵抗値の変化は表示部で表示され
る。
【0017】また、請求項3に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けはコイルばねの復
帰力で、スプリング受けの下部が抵抗膜を摺動しながら
下降し、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部との間の
抵抗値は、ブラシの摩耗量に比例して減少し、このブラ
シの摩耗量に比例した抵抗値の変化は表示部で表示され
るとともに、中央制御盤で監視される。
【0018】また、請求項4に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けと複数の接触板
は、コイルばねの復帰力で接触板の表面が一対の接触子
の先端と摺動しながら下降し、ブラシの摩耗に対応した
表面抵抗値の接触板と接触する。
【0019】また、請求項5に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けと複数の接触板
は、コイルばねの復帰力で接触板の表面が一対の接触子
の先端と摺動しながら下降し、ブラシの摩耗に対応した
表面抵抗値で側面に識別色が表示された接触板と接触す
る。
【0020】また、請求項6に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けと複数の接触板
は、コイルばねの復帰力で接触板の表面が一対の接触子
の先端と摺動しながら下降し、ブラシの摩耗に対応した
表面抵抗値で側面に識別色が表示された接触板と接触
し、この接触子が接触した接触板の表面抵抗値の変化は
表示部に表示される。
【0021】また、請求項7に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けと複数の接触板
は、コイルばねの復帰力で接触板の表面が一対の接触子
の先端と摺動しながら下降し、ブラシの摩耗に対応した
表面抵抗値で側面に識別色が表示された接触板と接触
し、この接触子が接触した接触板の表面抵抗値の変化は
表示部に表示されるとともに、中央制御盤で監視され
る。
【0022】また、請求項8に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けはコイルばねの復
帰力でコマとともに下降し、このコマの側面に先端が当
接したシリンダのロッドは、階段部に接触することによ
って突出する。
【0023】また、請求項9に記載の発明においては、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けはコイルばねの復
帰力でコマとともに下降し、このコマの側面に先端が当
接したシリンダのロッドは、階段部に接触することによ
って突出し、シリンダのロッドの突出に伴いピストンロ
ッドが動作し切り換えられた接点に接続された表示部に
は、コマの階段部によって突き出るロッドの移動程度が
表示される。
【0024】また、請求項10に記載の発明において
は、ブラシが摩耗すると、スプリング受けはコイルばね
の復帰力でコマとともに下降し、このコマの側面に先端
が当接したシリンダのロッドは、階段部に接触すること
によって突出し、シリンダのロッドの突出に伴いピスト
ンロッドが動作し切り換えられた接点に接続された表示
部には、コマの階段部によって突き出るロッドの移動程
度が表示されるとともに、中央制御盤で監視される。
【0025】
【実施例】以下、請求項1〜請求項3に記載の発明のブ
ラシ摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブ
ラシ摩耗量監視装置の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1(a)は、請求項1〜請求項3に記載の発明の
ブラシ摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びに
ブラシ摩耗量監視装置を示す側面図、(b)は図1
(a)のA−A断面図である。
【0026】図1(a),(b)において、絶縁材料で
製作されブラシ保持器支え13に取り付けられた略角筒状
のブラシ支持器1の両側には、2条の切り欠き1aが縦
に平行に形成され、各切り欠き1aの下端は、外側にL
字形に突き出たスプリング支え1bを形成している。各
切り欠き1aの両側面には、抵抗金属粉を蒸着した網状
部で示す抵抗金属膜2が形成されている。
【0027】各切り欠き1aには、導電性金属材料で略
凸字状に折曲形成されたスプリング受け4の下部が挿入
され、抵抗金属膜2に接触している。スプリング受け4
の両側に形成された脚4aの下面とスプリング支え1b
の間には、スプリング5が張力を与えられた状態で挿入
され、このスプリング5の上端は、脚4aに係止され、
スプリング5の下端は、スプリング支え1bに係止され
ている。スプリング受け4は、ブラシ3の上部に冠着さ
れ、脚4aとスプリング支え1bに係止されたスプリン
グ5の復帰力でブラシ3に押圧され、ブラシ3の下端
は、整流子片20の表面に当接している。
【0028】脚4aの外側端部と抵抗金属膜2の下端に
は、電線6の片側が接続され、この電線6に他側は、こ
の回転電機に取り付けられた図2で示す端子箱17に内蔵
された抵抗計8の片側に接続されている。この抵抗計8
の他側は、表示部9aと信号灯10を備えた表示装置9と
継電器11の片側に接続され、継電器11の接点は、図示し
ない中央制御盤の運転条件成立回路に接続されている。
なお、各ブラシ3の上面には、ピグテール線14の一端が
接続され、このピグテール線の他端は、ブラシ保持器支
え13の上端に接続端子を介して固定されている。
【0029】このように構成されたブラシ摩耗量検出装
置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ摩耗量監視装
置においては、回転電機の長期に亘る運転に伴って、ブ
ラシ3が摩耗してブラシ3が下がっていくと、スプリン
グ5の復帰力によってスプリング受け4は、脚4aが下
方に引っ張られてスプリング受け4も下がっていく。
【0030】すると、このスプリング受け4と接触して
いる抵抗金属膜2の接触部も下がっていくので、脚4a
と抵抗金属膜2の電線6を介して接続された抵抗計8
は、その抵抗値の変化を計測する。一方、この抵抗計8
で計測された抵抗値の変化が入力された表示装置9で
は、表示部9aで抵抗値の変化を割合表示するとともに
信号灯10で表示する。
【0031】また、ブラシ3の摩耗が更に進行して、こ
の回転電機の運転状態では、次回の保守点検日にはブラ
シ3を取り換えるべき状態となると、それまで点灯して
いた信号灯は、それまでのGからYに変って、保守員達
にその旨を表示する。更に、ブラシ3の摩耗が進展し、
万一、次の保守点検日にブラシ3の取換えを失念したと
きには、信号灯は、YからRに変って、その旨を保守員
に知らせるとともに、継電器11の接点が接続された中央
制御盤に取り付けられたブザーが鳴動して、監視員にそ
の旨を周知させる。
【0032】したがって、このように構成されたブラシ
摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ
摩耗量監視装置においては、ブラシの摩耗が進んで、次
回の保守点検日には取り換えるべき状態になると、信号
灯によって表示することで、保守員は従来の回転電機の
ように、点検蓋を開けることなく、離れた位置からブラ
シの摩耗状態を容易に知ることができる。また、ブラシ
の交換は、定期点検日に余裕をもって行うことができる
ので、従来のようにブラシの誤挿入やブラシの接触面の
欠損などのおそれを解消することができる。
【0033】さらに、万一、保守点検日にブラシの交換
を失念したときでも、続いて点灯する表示灯Rによっ
て、ブラシが交換すべき状態にあることを知ることがで
きるので、ブラシの過度の摩耗による整流子の表面の損
傷に至るおそれも解消することができる。
【0034】なお、上記実施例において、スプリング受
け4の下部両側面には、波形に形成した薄い燐青銅板を
取り付けて、スプリング受け4の両側面と抵抗金属膜2
との接触を容易にするための接触板としてもよい。さら
に、スプリング受け4の脚4aの下面とスプリング支え
1bの上面には、絶縁材料で製作したスプリング座を設
けて、スプリング5の下端と抵抗金属膜2の下部間に堆
積した塵埃やブラシ摩耗粉に伴う電気的接続による、抵
抗金属膜2の抵抗値の検出精度の低下を防いでもよい。
【0035】次に、請求項4〜7に記載の発明の一実施
例を図3(a)及びこの図3(a)のB−B断面図を示
す図3(b)の部分詳細図を示す図4で説明する。な
お、図1及び図2と同一部分には、同一符号を付して説
明を省略する。
【0036】図3及び図4において、スプリング受け4
の片側の外面には、上端に低抵抗板2Aが接合され、こ
の低抵抗板2Aの下側には中抵抗板2Bが接合され、さ
らにこの中抵抗板2Bの下側には高抵抗板2Cが密着接
合されている。
【0037】一方、ブラシ保持器1の図1(b)におい
て左側に突設されたスプリング支え1bの上端には、一
対の接触子7の基端が貫設されている。この接触子7の
先端には、C字状に折曲された燐青銅板が取り付けら
れ、この燐青銅板の先端外面は、図1においては、高抵
抗板2Cの下部外面に接触している。これらの接触子7
の基端には、電線6の上端が接続され、この電線6の下
端は、前述した図2で示す端子箱17に収納された抵抗計
8の片側に接続されている。
【0038】このように構成されたブラシ摩耗量検出装
置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ摩耗量監視装
置においては、図1と同様に、電動機の長期に亘る運転
に伴って、ブラシ3の摩耗が進展し、このブラシ3の頂
部に取り付けられたスプリング受け4が、コイルスプリ
ング5の復帰力で下がり、スプリング受け4の脚部4a
が下がっていくと、スプリング受け4の片面側に接合さ
れた低抵抗板2A,中抵抗板2Bと高抵抗板2Cも下が
る。
【0039】すると、図3において高抵抗板2Cの外面
に接触していた一対の接触子7の先端面は、ブラシの摩
耗がアラーム域に達すると、中抵抗板2Bに接触して、
抵抗計8であらかじめ設定された抵抗値以下となったこ
とが判定され、この信号が入力された表示装置9の表示
灯10(Y)が点灯して、その旨を表示する。
【0040】したがって、このように構成されたブラシ
摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ
摩耗量監視装置においては、図1と同様に、保守員は信
号灯10によって次回の保守点検日にブラシを交換すべき
時期に到達していることを認識することができるので、
次の点検日には余裕を持って短時間にブラシの交換作業
を行うことができる。
【0041】同様に、表示灯10(Y)が点灯していると
きに、万一、保守点検日におけるブラシの交換を失念し
たときでも、続いて点灯する表示灯10(R)によって、
電動機を停めてブラシの交換を行うことで、ブラシの過
度の摩耗による整流子の表面の損傷を防ぐことができ
る。
【0042】なお、図1において、低抵抗板2A,中抵
抗板2B及び高抵抗板2Cの上下方向の幅は、電動機の
保守点検日の間隔によって、保守点検日の間隔が短い電
動機によっては中抵抗板2Bや低抵抗板2Aでは短く
し、保守点検日の間隔が長いときには長くしてもよい。
【0043】さらに、図3においては、低抵抗板2A,
中抵抗板2B及び高抵抗板2Cは、図3(a)において
左側のスプリング受け4だけに取り付けた例で説明した
が、右側のスプリング受け4の右側面にも取り付け、接
触子7も右側のスプリング支え1bに貫設して、図1
(a)において左右のブラシ3の摩耗の進行速度のばら
つきに対応できるようにしてもよい。
【0044】次に、図6は請求項8〜10に記載のブラシ
摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ
摩耗量監視装置に記載の発明の一実施例を示す図で、図
6(a)は、図1(a)及び図3(a)に対応する図、
図6(b)は図6(a)のC−C断面図で、図1(b)
及び図3(b)に対応する図である。なお、図1〜図5
と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0045】図6において、スプリング受け4の左側面
には、コマ15が添設されている。このコマ15の上部に
は、図1の部分詳細拡大図を示す図7に示すように、段
付部15aとこの段付部15aに続く段付部15bが形成
されている。一方、ブラシ保持器支え13には、ピストン
シリンダ16が横に取り付けられ、このピストンシリンダ
16の表面には、透明ガラス16aが取り付けられ、内部の
シリンダの移動が外部から見えるようになっている。さ
らに、このピストンシリンダ16の表面は、図7で示すピ
ストンヘッドの位置から左側が緑色に着色され、図7で
示すピストンロッドの位置から右側が黄色に着色された
帯状部があり、その右側には赤色に着色された帯状部が
ある。
【0046】このうち、中間部の黄色の帯状の幅は、段
付部15aの高さと同一であり、右端の赤色の帯状部の幅
は、段付部15bの高さと同一となっている。ピストンシ
リンダ16の右側に突き出たロッド16bの先端には、ロー
ラ16cが取り付けられ、このローラ16cは、コマ15の左
側面に当接している。
【0047】ピストンシリンダ16の左端は、ホース21を
介して変換シリンダ18の下端に接続されている。この変
換シリンダ18の左側面には、この変換シリンダ18のピス
トンヘッド18aの位置によって、この変換シリンダ18の
上端と電気的に接続される接点18b,18c,18dが順に
設けられている。
【0048】これらの接点18b,18c,18dは,電線6
で端子箱の表示装置9に接続され、変換シリンダ18の上
端も同様に表示装置9に接続されている。表示装置9の
出力側は継電器11に接続され、この継電器11の接点は、
中央制御盤21の運転条件成立回路に接続されている。
【0049】このように構成されたブラシ摩耗量検出装
置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ摩耗量監視装
置においては、回転電機の長期に亘る運転に伴って、ブ
ラシ3が摩耗してブラシ3が下がっていくと、スプリン
グ5の復帰力によってスプリング受け4は、脚4aが下
方に引っ張られてスプリング受け4も下がっていく。
【0050】すると、このスプリング受け4の左側面に
添設されたコマ15も下がっていくので、ブラシ3の摩耗
が更に進行して、コマ15の段付部15aがピストンシリン
ダ16のロッド16bに対向する位置まで下がり、この回転
電機の運転状態では、次回の保守点検日にはブラシ3を
取り換えるべき状態となると、ロッド16bが突き出てピ
ストンヘッドはそれまでの緑色の帯状部から右側の黄色
の帯状部に移動する。
【0051】一方変換シリンダ18では、ピストンヘッド
18aがそれまでの接点18bの位置から接点18cの位置に
移動して、それまで点灯していた信号灯は、それまでの
GからYに変って、保守員達にその旨を表示する。更
に、ブラシ3の摩耗が進展し、万一、次の保守点検日に
ブラシ3の取換えを失念し、コマ15の段付部15bがロッ
ド16bに対向する位置まで下がったときには、ロッド16
bが更に突き出て、ピストンシリンダ16のピストンヘッ
ドは赤色の帯状部に移動するとともに、変換シリンダ18
の接点18dが接続され、この接点18dが接続された表示
装置9の信号灯は、YからRに変って、その旨を保守員
に知らせるとともに、継電器11の接点が接続された中央
制御盤に取り付けられたブザーが鳴動して、監視員にそ
の旨を周知させる。
【0052】したがって、このように構成されたブラシ
摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ
摩耗量監視装置においては、ブラシの摩耗が進んで、次
回の保守点検日には取り換えるべき状態になると、信号
灯によって表示することで、保守員は従来の回転電機の
ように、点検蓋を開けることなく、離れた位置からブラ
シの摩耗状態を容易に知ることができる。また、ブラシ
の交換は、定期点検日に余裕をもって行うことができる
ので、従来のようにブラシの誤挿入やブラシの接触面の
欠損などのおそれを解消することができる。
【0053】さらに、万一、保守点検日にブラシの交換
を失念したときでも、続いて点灯する表示灯Rによっ
て、ブラシが交換すべき状態にあることを知ることがで
きるので、ブラシの過度の摩耗による整流子の表面の損
傷に至るおそれも解消することができる。
【0054】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
回転電機のブラシ保持器の側面に縦に形成された抵抗膜
と、ブラシ保持器に挿入されたブラシの上部に上端が当
接し下部が抵抗膜に接触するスプリング受けと、このス
プリング受けとブラシ保持器の下部に両端が係止された
コイルばねをブラシ摩耗量検出装置に備えることで、ブ
ラシが摩耗すると、スプリング受けをコイルばねの復帰
力で、スプリング受けの下部が抵抗膜を摺動しながら下
降させ、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部との間の
抵抗値をブラシの摩耗量に比例して減少させたので、ブ
ラシの摩耗を容易且つ適確に検出することのできるブラ
シ摩耗量検出装置を得ることができる。
【0055】また、請求項2に記載の発明によれば、回
転電機のブラシ保持器の側面に縦に形成された抵抗膜
と、ブラシ保持器に挿入されたブラシの上部に上端が当
接し下部が抵抗膜に接触するスプリング受けと、このス
プリング受けとブラシ保持器の下部に両端が係止された
コイルばねと、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部に
片端が接続された電線の他端に接続され、ブラシの摩耗
による抵抗膜の抵抗値の変化でブラシの摩耗の程度を表
示する表示部をブラシ摩耗量表示装置に備えることで、
ブラシが摩耗すると、スプリング受けをコイルばねの復
帰力で、スプリング受けの下部が抵抗膜を摺動しながら
下降させ、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部との間
の抵抗値をブラシの摩耗量に比例して減少させ、このブ
ラシの摩耗量に比例した抵抗値の変化を表示部で表示し
たので、ブラシの摩耗を容易且つ適確に検出することの
できるブラシ摩耗量検出装置を得ることができる。
【0056】また、請求項3に記載の発明によれば、回
転電機のブラシ保持器の側面に縦に形成された抵抗膜
と、ブラシ保持器に挿入されたブラシの上部に上端が当
接し下部が抵抗膜に接触するスプリング受けと、このス
プリング受けとブラシ保持器の下部に両端が係止された
コイルばねと、スプリング受けの下部と抵抗膜の下部に
片端が接続された電線の他端に接続され、ブラシの摩耗
による抵抗膜の抵抗値の変化でブラシの摩耗の程度を表
示する表示部と、ブラシの摩耗量の状態が継電器を介し
て入力されブラシの摩耗の程度を監視する中央制御盤を
ブラシ摩耗量監視装置に備えることで、ブラシが摩耗す
ると、スプリング受けをコイルばねの復帰力で、スプリ
ング受けの下部が抵抗膜を摺動しながら下降させ、スプ
リング受けの下部と抵抗膜の下部との間の抵抗値をブラ
シの摩耗量に比例して減少させ、このブラシの摩耗量に
比例した抵抗値の変化を表示部で表示し、中央制御盤で
監視したので、ブラシの摩耗を容易且つ適確に検出する
ことのできるブラシ摩耗量検出装置を得ることができ
る。
【0057】また、請求項4に記載の発明によれば、回
転電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、
このスプリング受けの側面に縦に隣設され異なる表面抵
抗値の複数の接触板と、この接触板に先端が接触する一
対の接触子をブラシ摩耗量検出装置に備えることで、ブ
ラシが摩耗すると、スプリング受けと複数の接触板をコ
イルばねの復帰力で接触板の表面が一対の接触子の先端
と摺動しながら下降させ、ブラシの摩耗に対応した表面
抵抗値の接触板と接触させたので、ブラシの摩耗を容易
且つ適確に検出することのできるブラシ摩耗量検出装置
を得ることができる。
【0058】また、請求項5に記載の発明によれば、回
転電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、
このスプリング受けの側面に縦に隣設され側面が異なる
色で表示され異なる表面抵抗値の複数の接触板と、この
接触板に先端が接触する一対の接触子をブラシ摩耗量検
出装置に備えることで、ブラシが摩耗すると、スプリン
グ受けと複数の接触板をコイルばねの復帰力で接触板の
表面が一対の接触子の先端と摺動させながら下降させ、
ブラシの摩耗に対応した表面抵抗値で側面に識別色が表
示された接触板と接触させたので、ブラシの摩耗を容易
且つ適確に検出することのできるブラシ摩耗量検出装置
を得ることができる。
【0059】また、請求項6に記載の発明によれば、回
転電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、
このスプリング受けの側面に縦に隣設され側面が異なる
色で表示され異なる表面抵抗値の複数の接触板と、この
接触板に先端が接触する一対の接触子と、この接触子に
片端が接続された電線の他端に接続されブラシの摩耗に
よる接触子の移動でブラシの摩耗の程度を表示する表示
部をブラシ摩耗量表示装置に備えることで、ブラシが摩
耗すると、スプリング受けと複数の接触板をコイルばね
の復帰力で接触板の表面が一対の接触子の先端と摺動し
ながら下降させ、ブラシの摩耗に対応した表面抵抗値で
側面に識別色が表示された接触板と接触させ、この接触
子が接触した接触板の表面抵抗値の変化を表示部に表示
したので、ブラシの摩耗を容易且つ適確に検出すること
のできるブラシ摩耗量検出装置を得ることができる。
【0060】また、請求項7に記載の発明によれば、回
転電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、
このスプリング受けの側面に縦に隣設され側面が異なる
色で表示され異なる表面抵抗値の複数の接触板と、この
接触板に先端が接触する一対の接触子と、この接触子に
片端が接続された電線の他端に接続されブラシの摩耗に
よる接触子の移動でブラシの摩耗の程度を表示する表示
部と、ブラシの摩耗量の程度が継電器を介して入力され
ブラシの摩耗の程度を監視する中央制御盤をブラシ摩耗
量監視装置に備えることで、ブラシが摩耗すると、スプ
リング受けと複数の接触板をコイルばねの復帰力で接触
板の表面が一対の接触子の先端と摺動しながら下降さ
せ、ブラシの摩耗に対応した表面抵抗値で側面に識別色
が表示された接触板と接触させ、この接触子が接触した
接触板の表面抵抗値の変化を表示部に表示するととも
に、中央制御盤で監視したので、ブラシの摩耗を容易且
つ適確に検出することのできるブラシ摩耗量検出装置を
得ることができる。
【0061】また、請求項8に記載の発明によれば、回
転電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、
このスプリング受けの側面に設けられ階段部が形成され
たコマと、スプリング受けと回転電機のブラシ保持器の
下部に両端が係止されたコイルばねと、コマの側面にロ
ッドの先端が当接しロッドの動作位置を表示する表示部
を備えたシリンダをブラシ摩耗量検出監視装置に備える
ことで、ブラシが摩耗すると、スプリング受けをコイル
ばねの復帰力でコマとともに下降させ、このコマの側面
に先端が当接したシリンダのロッドを階段部によって突
出させたので、ブラシの摩耗を容易且つ適確に検出する
ことのできるブラシ摩耗量検出装置を得ることができ
る。
【0062】また、請求項9に記載の発明によれば、回
転電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受けと、
このスプリング受けの側面に設けられ階段部が形成され
たコマと、スプリング受けと回転電機のブラシ保持器の
下部に両端が係止されたコイルばねと、コマの側面に片
側のロッドの先端が当接したシリンダと、このシリンダ
の他側に接続されシリンダのロッドの移動で移動するピ
ストンロッドの位置に従い切り換えられる複数の切換接
点及びこの切換接点に接続された固定接点を備えた変換
シリンダと、この変換シリンダの切換接点と固定接点に
接続されブラシの摩耗の程度を表示する表示部をブラシ
摩耗量表示装置に備えることで、ブラシが摩耗すると、
スプリング受けをコイルばねの復帰力でコマとともに下
降させ、このコマの側面に先端が当接したシリンダのロ
ッドを階段部によって突出させ、シリンダのロッドの突
出に伴いピストンロッドが動作し切り換えられた接点に
接続された表示部をコマの階段部によって突き出るロッ
ドの移動程度を表示したので、ブラシの摩耗を容易且つ
適確に検出することのできるブラシ摩耗量検出装置を得
ることができる。
【0063】さらに、請求項10に記載の発明によれ
ば、回転電機のブラシの上部に冠着されたスプリング受
けと、このスプリング受けの側面に設けられ階段部が形
成されたコマと、スプリング受けと回転電機のブラシ保
持器の下部に両端が係止されたコイルばねと、コマの側
面に片側のロッドの先端が当接したシリンダと、このシ
リンダの他側に接続されシリンダのロッドの移動で移動
するピストンロッドの位置に従い切り換えられる複数の
切換接点及びこの切換接点に接続された固定接点を備え
た変換シリンダと、この変換シリンダの切換接点と固定
接点に接続されブラシの摩耗の程度を表示する表示部
と、ブラシの摩耗の程度が継電器を介して入力されブラ
シの摩耗の程度を監視する中央制御盤をブラシ摩耗監視
装置に備えることで、ブラシが摩耗すると、スプリング
受けをコイルばねの復帰力でコマとともに下降させ、こ
のコマの側面に先端が当接したシリンダのロッドを階段
部によって突出させ、シリンダのロッドの突出に伴いピ
ストンロッドが動作し切り換えられた接点に接続された
表示部をコマの階段部によって突き出るロッドの移動程
度を表示するとともに、中央制御盤で監視したので、ブ
ラシの摩耗を容易且つ適確に検出することのできるブラ
シ摩耗量検出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、請求項1〜3に記載の発明のブラシ
摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ
摩耗量監視装置に一実施例を示す図。(b)は、(a)
のA−A断面図。
【図2】請求項2,3に記載の発明のブラシ摩耗量表示
装置及びブラシ摩耗量監視装置の一実施例を示す接続
図。
【図3】(a)は、請求項4〜7に記載の発明のブラシ
摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ
摩耗量監視装置の一実施例を示す図。(b)は、(a)
のB−B断面図。
【図4】(a)は、図3(a)の部分詳細図、(b)
は、(a)の右側面図。
【図5】請求項6〜7に記載の発明のブラシ摩耗量表示
装置及びブラシ摩耗量監視装置の一実施例を示す接続
図。
【図6】(a)は、請求項8〜10に記載の発明のブラシ
摩耗量検出装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ
摩耗量監視装置の一実施例を示す図。(b)は、(a)
のC−C断面図。
【図7】請求項8〜10に記載の発明のブラシ摩耗量検出
装置及びブラシ摩耗量表示装置並びにブラシ摩耗量監視
装置の一実施例を示す接続図。
【符号の説明】
1…ブラシ保持器、1a…切り欠き,1b…スプリング
支え、2…抵抗金属膜、2A…低抵抗板、2B…中抵抗
板、2C…高抵抗板、3…ブラシ、4…スプリング受
け、4a…脚、5…スプリング、6…電線、7…接触
子、8…抵抗計、9…表示装置、10…信号灯、11…継電
器、12A,12B,12C…摩耗程度表示灯、13…ブラシ保
持器支え、14…ピグテール線、15…コマ、16…ピストン
シリンダ、17…端子台、18…変換シリンダ、20…整流子
片、21…ホース、22…中央制御盤。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機のブラシ保持器の側面に縦に形
    成された抵抗膜と、前記ブラシ保持器に挿入されたブラ
    シの上部に上端が当接し下部が前記抵抗膜に接触するス
    プリング受けと、このスプリング受けと前記ブラシ保持
    器の下部に両端が係止されたコイルばねでなるブラシ摩
    耗量検出装置。
  2. 【請求項2】 回転電機のブラシ保持器の側面に縦に形
    成された抵抗膜と、前記ブラシ保持器に挿入されたブラ
    シの上部に上端が当接し下部が前記抵抗膜に接触するス
    プリング受けと、このスプリング受けと前記ブラシ保持
    器の下部に両端が係止されたコイルばねと、前記スプリ
    ング受けの下部と前記抵抗膜の下部に片端が接続された
    電線の他端に接続され、前記ブラシの摩耗による前記抵
    抗膜の抵抗値の変化で前記ブラシの摩耗の程度を表示す
    る表示部でなるブラシ摩耗量表示装置。
  3. 【請求項3】 回転電機のブラシ保持器の側面に縦に形
    成された抵抗膜と、前記ブラシ保持器に挿入されたブラ
    シの上部に上端が当接し下部が前記抵抗膜に接触するス
    プリング受けと、このスプリング受けと前記ブラシ保持
    器の下部に両端が係止されたコイルばねと、前記スプリ
    ング受けの下部と前記抵抗膜の下部に片端が接続された
    電線の他端に接続され、前記ブラシの摩耗による前記抵
    抗膜の抵抗値の変化で前記ブラシの摩耗の程度を表示す
    る表示部と、前記ブラシの摩耗量の状態が継電器を介し
    て入力され前記ブラシの摩耗の程度を監視する中央制御
    盤でなるブラシ摩耗量監視装置。
  4. 【請求項4】 回転電機のブラシの上部に冠着されたス
    プリング受けと、このスプリング受けの側面に縦に隣設
    され異なる表面抵抗値の複数の接触板と、この接触板に
    先端が接触する一対の接触子でなるブラシ摩耗量検出装
    置。
  5. 【請求項5】 回転電機のブラシの上部に冠着されたス
    プリング受けと、このスプリング受けの側面に縦に隣設
    され側面が異なる色で表示され異なる表面抵抗値の複数
    の接触板と、この接触板に先端が接触する一対の接触子
    でなるブラシ摩耗量検出装置。
  6. 【請求項6】 回転電機のブラシの上部に冠着されたス
    プリング受けと、このスプリング受けの側面に縦に隣設
    され側面が異なる色で表示され異なる表面抵抗値の複数
    の接触板と、この接触板に先端が接触する一対の接触子
    と、この接触子に片端が接続された電線の他端に接続さ
    れ前記ブラシの摩耗による前記接触板の移動で前記ブラ
    シの摩耗の程度を表示する表示部でなるブラシ摩耗量表
    示装置。
  7. 【請求項7】 回転電機のブラシの上部に冠着されたス
    プリング受けと、このスプリング受けの側面に縦に隣設
    され側面が異なる色で表示され異なる表面抵抗値の複数
    の接触板と、この接触板に先端が接触する一対の接触子
    と、この接触子に片端が接続された電線の他端に接続さ
    れ前記ブラシの摩耗による前記接触板の移動で前記ブラ
    シの摩耗の程度を表示する表示部と、前記ブラシの摩耗
    量の程度が継電器を介して入力され前記ブラシの摩耗の
    程度を監視する中央制御盤でなるブラシ摩耗量監視装
    置。
  8. 【請求項8】 回転電機のブラシの上部に冠着されたス
    プリング受けと、このスプリング受けの側面に設けられ
    階段部が形成されたコマと、前記スプリング受けと前記
    回転電機のブラシ保持器の下部に両端が係止されたコイ
    ルばねと、前記コマの側面にロッドの先端が当接し前記
    ロッドの動作位置を表示する表示部を備えたシリンダで
    なるブラシ摩耗量検出監視装置。
  9. 【請求項9】 回転電機のブラシの上部に冠着されたス
    プリング受けと、このスプリング受けの側面に設けられ
    階段部が形成されたコマと、前記スプリング受けと前記
    回転電機のブラシ保持器の下部に両端が係止されたコイ
    ルばねと、前記コマの側面に片側のロッドの先端が当接
    したシリンダと、このシリンダの他側に接続され前記シ
    リンダのロッドの移動で移動するピストンロッドの位置
    に従い切り換えられる複数の切換接点及びこの切換接点
    に接続された固定接点を備えた変換シリンダと、この変
    換シリンダの前記切換接点と固定接点に接続され前記ブ
    ラシの摩耗の程度を表示する表示部でなるブラシ摩耗量
    表示装置。
  10. 【請求項10】 回転電機のブラシの上部に冠着された
    スプリング受けと、このスプリング受けの側面に設けら
    れ階段部が形成されたコマと、前記スプリング受けと前
    記回転電機のブラシ保持器の下部に両端が係止されたコ
    イルばねと、前記コマの側面に片側のロッドの先端が当
    接したシリンダと、このシリンダの他側に接続され前記
    シリンダのロッドの移動で移動するピストンロッドの位
    置に従い切り換えられる複数の切換接点及びこの切換接
    点に接続された固定接点を備えた変換シリンダと、この
    変換シリンダの前記切換接点と固定接点に接続され前記
    ブラシの摩耗の程度を表示する表示部と、前記ブラシの
    摩耗の程度が継電器を介して入力され前記ブラシの摩耗
    の程度を監視する中央制御盤でなるブラシ摩耗監視装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079459A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Chugoku Electric Power Co Inc:The ブラシ磨耗検出器
EP2112518A1 (en) * 2008-04-25 2009-10-28 ALSTOM Technology Ltd Brush wear monitor

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