JPH07273809A - 通信網のデータ衝突検出回路および検出方法 - Google Patents

通信網のデータ衝突検出回路および検出方法

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JPH07273809A
JPH07273809A JP7045529A JP4552995A JPH07273809A JP H07273809 A JPH07273809 A JP H07273809A JP 7045529 A JP7045529 A JP 7045529A JP 4552995 A JP4552995 A JP 4552995A JP H07273809 A JPH07273809 A JP H07273809A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ衝突の検出に要する遅延時間を短縮し、
ディジタル回路に好適な、通信網のデータ衝突検出回路
および検出方法を提供する。 【構成】本発明のデータ衝突検出回路では、マンチェス
タコード方式でコード化された受信データ信号RXDを
受けてそのコード化されたデータ信号のビットセルの中
央においての転移を検出し、所定幅のパルス幅を有する
転移検出信号Zを出力するデータ転移検出部1と;上記
受信データ信号RXDに同期して一定の周期を有する受
信クロック信号RXCを遅延させて遅延クロック信号d
RXCを出力する遅延器2と;上記受信データ信号RX
Dの受信状態を示すデータ受信状態信号CRSに応じて
動作モードとなり、遅延クロック信号のクロッキング時
点で上記転移検出信号Zの状態に応じて出力信号状態を
変化させるデータ衝突判定部3とを備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ通信網におけるデ
ータの衝突を検出する回路および検出方法に係り、特に
検出に要する遅延時間を短縮した、ディジタル回路に好
適な上記検出回路および検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種端末装置が接続されて運用される通
信網には時々データが互いに衝突して解読不能なエラー
が発生する場合がある。通信システムにおいてデータの
衝突を検出する方式には受信パルスのエッジを検出して
データ衝突検出に用いる方法、伝送信号のしきい値の振
幅の高さを検出してデータ衝突検出に用いる方法、送受
信CRC(サイクリック リダンダンシチェック:CYC
LIC REDUNDANCY CHECK)コードを
チェックしてデータ衝突検出に用いる手段、マンチェス
タコード(MANCHESTER CODE)のコード
規則違反を検出してデータ衝突検出に用いる方法などが
ある。
【0003】このようなデータの衝突を検出する手段の
中で、現在最も広く用いられているものはマンチェスタ
コードのコード規則違反を検出してデータ衝突を検出す
る技術であり、米合衆国特許第5,012,469に開
示されたものである。この方法は、予め設定されたタイ
ムウィンドウ内において転移が発生するかどうか、そし
て次回の転移が同じ時間間隔(タイムウィンドウ)の位
置において発生するかどうかをチェックするものであ
る。そして若し転移が発生しないと信号間に衝突が発生
したことを知らせる信号を出力するようにするものであ
る。すなわち、マンチェスタコードのビットセルの中央
においての転移を検出して所定のトリガ信号を出力し、
これを所定のパルス幅を有する再トリガが可能なパルス
発生器の入力に供給してタイムウィンドウを設定する。
かかるタイムウィンドウ内において上記トリガ信号が発
生しないとデータ衝突検出信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなマンチェスタコードのコード規則違反を検出してデ
ータ衝突を検出する従来の方法および装置においてはエ
ッジトリガ検出回路が用いられていない。それ故、タイ
ムウィンドウの設定のため比較的長い遅延時間(88〜
1100μs)を必要にするようになり、このためRC
アナログ回路が付加的に求められて集積度および信頼性
が低下され、原価が上昇するという問題点があった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、本発明の目的は、データ衝突
の検出に要する遅延時間を短縮し、ディジタル回路に好
適な、通信網のデータ衝突検出回路および検出方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の通信網のデータ衝突検出回路では、例えば
図1に示すように、マンチェスタコード方式でコード化
された受信データ信号RXDを受けてそのコード化され
たデータ信号のビットセルの中央においての転移を検出
し、所定幅のパルス幅を有する転移検出信号Zを出力す
るデータ転移検出部1と;上記受信データ信号RXDに
同期して一定の周期を有する受信クロック信号RXCを
遅延させて遅延クロック信号dRXCを出力する遅延器
2と;そして上記受信データ信号RXDの受信状態を示
すデータ受信状態信号CRSに応じて動作モードとな
り、遅延クロック信号のクロッキング時点で上記転移検
出信号Zの状態に応じて出力信号状態を変化させるデー
タ衝突判定部3とを備える構成とする。
【0007】ここで、上記データ転移検出部1は、上記
受信データ信号RXDを所定時間遅延させる遅延手段1
2と;遅延信号と非遅延信号を論理処理する論理回路と
を備える構成とする。
【0008】この場合に、上記論理回路は、受信データ
信号RXDを受ける第1の入力端子と、上記遅延手段1
2の出力を受ける第2の入力端子との二つの入力端子を
有する第1NANDゲート13と;上記受信データ信号
RXDを受けて上記遅延手段12に反転された出力を与
える第1インバータ11と;上記遅延手段12からの出
力を受けて反転出力を出力する第2インバータ15と;
上記受信データ信号RXDを受けて反転出力を出力する
第3インバータ17と;上記第2インバータ15および
第3インバータ17の出力を二つの入力端子に受ける第
2NANDゲート16と;上記第1NANDゲート13
および第2NANDゲート16からの出力を二つの入力
端子に受けて上記転移検出信号Zを出力する第3NAN
Dゲート14とを備える構成とすればよい。
【0009】また上記データ衝突判定部3は、上記転移
検出信号Zを上記データ転移検出部1からデータ入力端
子Dに受け、また上記遅延器2からの遅延クロック信号
dRXCをクロック入力端子CKに受けて、そのクロッ
ク信号の立上りエッジでデータ入力状態と同じ状態のデ
ータ衝突信号出力を出力端子Qから出力するD形フリッ
プフロップを備える構成とすればよい。D形フリップフ
ロップは一つ以上を用いうる。
【0010】この場合に、上記データ衝突判定部3は、
直列に接続された三つのD形フリップフロップを備え、
該三つのD形フリップフロップは、上記転移検出信号Z
を上記データ転移検出部1からデータ入力端子Dに受
け、また上記遅延器2からの遅延クロック信号dRXC
をクロック入力端子CKに受けて、そのクロック信号の
立上りエッジにおけるデータ入力状態と同じ状態のデー
タ衝突信号出力を出力端子Qから出力し、さらに前段の
出力端子Qは次段の入力端子Dに接続され、最終段の出
力端子Qはデータ衝突信号を出力する構成を備えるよう
にすればよい。
【0011】また、上記の目的を達成するための本発明
の通信網のデータ衝突検出方法としては、通信網におい
てマンチェスタコード方式でコード化された受信データ
信号のデータ衝突の検出方法において、例えば図2に示
すように、マンチェスタコード方式でコード化された受
信データ信号RXDを受信し、そのコード化されたデー
タ信号のビットセルの中央においての転移を検出して転
移時点から所定時間存在するパルスを有する転移検出信
号Zを形成する段階と;上記受信データ信号RXDに同
期して一定の周期を有する受信クロック信号RXCを遅
延させて遅延クロック信号dRXCを形成する段階と;
受信データ信号の存在する場合のみ、遅延クロック信号
dRXCの立上りエッジの瞬間に転移検出信号Zのハイ
パルスがないことを見出すとデータ衝突が発生したこと
と認識してデータ衝突信号COLを出力する段階とを含
むこととする。
【0012】ここで、データ転移検出信号Zを形成する
段階は、受信データ信号を所定時間の間遅延させて遅延
データ信号を形成し、遅延データ信号と非遅延データ信
号を論理処理し、これにより、データ信号の転移時点か
ら所定時間の間存在するパルスを有する信号を論理回路
を用いて発生させることを特徴とする。
【0013】またデータ衝突信号COLを出力する段階
は、D形フリップフロップにおいて、遅延クロック信号
dRXCの立上りエッジの瞬間に、データ入力にデータ
転移検出信号Zのパルスが存在しない場合に、出力端子
Qをロー状態に変えてデータ衝突が発生したことと判断
するものであることを特徴とする。
【0014】この場合に、データ衝突信号COLを出力
する段階として、出力から入力に次々に接続されたD形
フリップフロップを用い、遅延クロック信号dRXCの
立上りエッジの瞬間にデータ入力にデータ転移検出信号
Zのパルスが存在しない場合、第1のフリップフロップ
の出力Qがロー状態になり、第2のフリップフロップの
出力Qが第2のクロックでロー状態になり、そして第3
のフリップフロップの出力Qが第3のクロックでロー状
態になることにより、上記出力Qを上記三つのクロック
パルスほど遅延させてデータ衝突の発生を判断し;ま
た、上記第3のクロックパルスの立上りエッジの以前に
受信データ信号が存在しない場合には、データ衝突の発
生が認められないとするようにするのがよい。これによ
り誤動作することもなくなる。
【0015】ここで、受信クロック信号RXCを遅延さ
せる時間は、受信データ信号RXDを遅延させる時間の
ほぼ1/2にすれば、遅延クロック信号dRXCを転移
検出信号Zのハイパルス期間の中間時点で立ち上げるの
に好ましい。
【0016】
【作用】本発明の回路構成および方法によれば、後述の
実施例の説明において詳述するように、データ転移検出
部1は、例えば遅延手段と論理回路を用いることによ
り、受信データ信号の転移を検出し、すなわち転移の発
生時点でパルスを発生し、そのパルスは遅延手段12の
遅延期間ハイレベルを維持する転移検出信号Zを出力し
得るようになる。また、遅延クロック信号dRXCは受
信データ信号RXDに同期しながらも遅延器2の遅延に
より、転移検出信号Zのハイパルスの中間時点で立ち上
がるクロック信号としてデータ衝突検出部3へのクロッ
クを与え得るようになる。さらに、データ受信状態で動
作するデータ衝突検出部3では、例えばD形フリップフ
ロップを用いて、遅延クロック信号dRXCを得て、こ
のクロック信号がハイに立ち上がる瞬間から、入力デー
タのデータ転移検出信号Zのハイまたはローの状態のそ
れぞれに応じてハイまたはローの信号を出力し得るよう
になる。したがって、データ衝突がなく、遅延クロック
信号dRXCが立ち上がった瞬間時点で転移検出信号Z
がハイ状態にあるか、またはデータ衝突があり、遅延ク
ロック信号dRXCが立ち上がった瞬間時点で転移検出
信号Zがロー状態にあるかにより、データ衝突検出部3
の出力はそれぞれハイまたはローの信号を出力し、デー
タ衝突を判別し得るようになる。以上のように、本発明
によれば、データ通信網におけるデータの転移を検出し
て転移検出信号パルスをつくり、そのパルスの中間で立
ち上がる程度に遅延させた上記遅延クロック信号の立上
り時点で転移検出信号レベルに応じた衝突判別信号の出
力を得るので、短い遅延時間の遅延器を用いて衝突の判
別が可能になる。それ故、本発明ではアナログ回路を用
いる必要がなく、ディジタル回路による高集積化を可能
にするデータ衝突検出回路および検出方法が得られるよ
うになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の通信網のデータ衝突
検出回路は図1に示すように、データ転移検出部1と遅
延器2とデータ衝突判定部3とで構成する。データ転移
検出部1は、マンチェスタコード方式でコード化された
受信データ信号RXDを供給されてそのコード化された
データ信号のビットセルの中央においての転移を検出し
て適当な長さのパルス幅を有する転移検出信号Zを発生
させる。データ転移検出部1は前記受信データ信号を所
定時間の間遅延させた遅延信号をつくる遅延手段12
と、上記遅延信号と遅延されない信号を論理処理する論
理回路とで構成される。遅延手段12はR−C回路を用
いるかインバータなどを多数個直列に接続して用いると
よい。
【0018】論理回路は、受信データ信号を第1入力か
ら受け、上記遅延手段12の出力を第2入力から受ける
二つの入力を有する第1NANDゲート(ND1)13
と、受信データ信号を入力に受けて反転された出力を前
記遅延手段の入力に印加する第1インバータ(I1)1
1と、上記遅延手段(1A)12の出力を反転させて出
力する第2インバータ15と、上記受信データ信号を反
転させて出力する第3インバータ17と、上記第2およ
び第3インバータの出力を二つの入力から受ける第2N
ANDゲート(ND2)16と、上記第1および第2N
ANDゲート(ND1)、(ND2)の出力を二つの入
力から受けて上記転移検出信号Zを出力する第3NAN
Dゲート(ND3)14とで構成される。
【0019】遅延器2は受信データ信号RXDに同期し
て一定周期を有する受信クロック信号RXDを所定時間
の間遅延させた遅延クロック信号dRXCを出力する。
この遅延器2も遅延手段12と同様にR−C回路を用い
るかインバータなどを多数個直列接続して用いるとよ
い。
【0020】衝突判定部3は受信データ信号の受信状態
を示すデータ受信状態信号CRSに応じて動作モードと
なり、遅延クロック信号dRXCがクロッキングされる
時点から上記転移検出信号Zの状態に応じて出力信号状
態を変化させる。判定部3はD形フリップフロップで構
成されており、このD形フリップフロップは、データ転
移検出部1からの転移検出信号Zをデータ入力端子Dに
受け、遅延器2からの遅延クロック信号dRXCをクロ
ック入力端子CKに受け、これにより、クロック信号の
立上りエッジ時点でデータ入力状態と同じ状態の出力を
Q出力から出力する。また、判定部3はかかるD形フリ
ップフロップを三つ直列に接続し、前段階のQ出力を後
段階のD入力に接続し、最終段の出力端子Qはデータ衝
突信号COLを出力する。これによりパケット網におい
てもデータ衝突を検出できる。
【0021】以下に、このように構成された回路の動作
を図2ないし図4を参照して詳細に説明する。先ず、受
信データ信号RXDと受信クロック信号RXCが存在す
るかどうかについてチェックされる。若しそれらが存在
すれば、ハイ(High)信号状態のキャリアセンス信号C
RS(carrier sense signal)が外部から供給される。
そしてまず、マンチェスタコード方式でコード化された
図2(A)のような受信データ信号RXDが入力される
と、これはデータ転移検出部1に入力され、第1NAN
DゲートND1の入力端子の一つに入力される。また、
入力されたRXDの信号は、第1インバータ(I1)1
1および遅延手段(1A)12を通じて反転および遅延
された後上記第1NANDゲートND1の他側の入力端
子に供給される。また、遅延手段12の出力端子と第2
インバータ(I2)15を通過した信号は、第2NAN
DゲートND2の入力端子の一つに供給される。受信デ
ータ信号RXDは、第3インバータ(I3)17を通じ
た後第2NANDゲートND2の他側の入力端子に入力
される。そして、第1および第2NANDゲートND
1、ND2の出力信号が第3NANDゲートND3を通
じてNAND論理に組み合わされて図2(B)に示すよ
うな所定のパルス幅を有するパルス信号Zに出力され
る。このZ信号は受信データ信号がハイからローに変わ
るかローからハイに変わるとき、すなわち転移されると
き、パルスとして立ち上げ、遅延手段12が信号伝達を
遅延させる期間の間ハイレベルを維持する。
【0022】一方、受信データ信号RXDに同期され一
定の周期を有する受信クロック信号RXCは、遅延器2
によって所定時間の間遅延されて図2(C)のように出
力されてデータ衝突判定部3のクロック信号(CK1〜
CK3)として供給される。この遅延器2が遅延させる
時間は遅延手段12が遅延させる時間のほぼ1/2であ
る。それで、遅延クロック信号は、転移検出信号Zのハ
イパルス期間の中間時点で立ち上がるようになる。そこ
で、データ衝突判定部3の第1のD形フリップフロップ
FF1は、データ転移検出部1から出力される転移検出
信号Zを入力データに受け入れ、遅延器2から出力され
る遅延クロック信号dRXCに同期して出力を可変させ
るようになる。
【0023】受信データ信号RXDが存在すると、キャ
リアセンス信号CRSが発生し、D形フリップフロップ
のSDN端子に供給される。このキャリアセンス信号C
RSは、フリップフロップを動作モード(active mode)
にしたり、または非動作モード(inactive mode)にす
るものである。すなわち、受信データ信号が存在する場
合にはキャリアセンス信号CRSはハイになり、受信デ
ータ信号がない場合には信号CRSはローになる。それ
で、CRS信号がローであるときはD形フリップフロッ
プの出力は入力Dに無関係にハイになり、CRS信号が
ハイであるときは出力Qは、クロックパルスの立上りエ
ッジのタイミングと入力Dにしたがって変化できるよう
になる。
【0024】遅延クロック信号dRXCがハイとなる瞬
間に第1のD形フリップフロップFF1のD入力の信号
状態が出力信号Q1に現れて第2のD形フリップフロッ
プFF2の入力に印加され、さらに遅延クロック信号d
RXCがハイとなる瞬間に第2のD形フリップフロップ
FF2のD入力である出力信号Q1は第2のD形フリッ
プフロップFF2の出力信号Q2に現れて第3のD形フ
リップフロップFF3のD入力に印加され、その後に遅
延クロック信号dRXCの立上りエッジ時に出力信号Q
3はデータ衝突検出信号COLに出力される。例えば、
図2のT1、T2周期におけるように、D形フリップフ
ロップに対して入力データとして供給される転移検出信
号Zが、遅延クロック信号dRXCの立上りエッジにお
いて遅延1の間ハイ状態を維持している場合は、遅延2
ほどに遅延されているクロック信号はフリップフロップ
の出力Qをハイにする。これはデータ衝突が発生しなか
った場合で、したがって、データ衝突検出信号COLは
ハイレベルで出力される。
【0025】しかしながら、図2のT5周期におけるよ
うに、D形フリップフロップFF1に供給される転移検
出信号Zが、遅延クロック信号dRXCの立上りエッジ
においてローである場合(これはデータ衝突が発生した
場合である)は、第1のD形フリップフロップFF1の
入力Dのロー信号状態は、遅延クロック信号dRXCの
パルスが最初にハイになる瞬間に出力信号Q1に現われ
て第2のフリップフロップFF2に供給される。次に、
第2のフリップフロップFF2の出力信号Q2は、遅延
クロック信号dRXCの2番目のパルスにおいて(T
7)ロー状態に変わり、第3のD形フリップフロップF
F3の出力信号Q3は3番目の遅延クロック信号dRX
Cの立上りエッジ時点(T9)でロー状態に変わる。こ
うしてデータ衝突検出信号がデータ衝突の発生を知らせ
るようにローとなる。すなわち、遅延クロック信号dR
XCのパルスが3回発生した瞬間に、すなわちT9周期
にデータ衝突検出信号COLがローレベルに出力され
る。その後、T11のクロック周期において信号COL
が再びハイになる。
【0026】図3は、パケット伝送網においてデータ衝
突を検出する方法を説明するための信号の波形を示すタ
イミング図であり、図3(A)はパケット伝送の始まり
部分のプリアンブル(preamble−前置)信号としてコー
ド化された受信データ信号RXDの波形図であって一定
のパルスの繰返しを送っており、図3(B)はキャリア
センス信号の波形図であってローからハイに変わり、図
3(C)は受信クロック信号dRXCの波形図であって
一定の時間遅延tDATを置いて発生される。したがっ
て、第1ないし第3のD形フリップフロップにおいては
誤動作することなしにデータが衝突しない限りCOL信
号がローにならない。
【0027】図4は、パケット伝送網においてデータ伝
送の最終部分においてもエラーなしに動作されることを
説明するため信号の波形を示すタイミング図であり、図
4(A)はパケット伝送の最終部分のマンチェスタコー
ド化された受信データ信号RXDの波形図であって、最
終のパルスがハイから徐々にローに下降することを示し
ており、図4(B)はキャリアセンス信号波形図であっ
て受信データ信号がなくなるのでハイからローに変わ
り、図4(C)は受信クロック信号の波形図であって一
定の期間の間続いた後遮断される。この場合にも、キャ
リアセンス信号がローとなり第1ないし第3のD形フリ
ップフロップが非動作(inactive)状態とされる時点ま
でtsoffは信号Zがハイパルスを維持しており、受
信データ信号がなくなった後にはCRS信号がローに変
わってフリップフロップがハイにセットされるので、以
後のクロックパルスによって誤動作することがなくな
る。すなわち、データ衝突がないが衝突があるように信
号が誤発生されることはない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、レベ
ルトリガ検出回路を用いることにより比較的短い遅延時
間が必要とされるので、アナログ回路はディジタル回路
に置換でき、そのうえ、キャリアセンス信号(CRS)
や受信クロック信号(RXC)など、既存の信号をその
まま用いることができて集積度および信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信網のデータ衝突検出回路図。
【図2】本発明における信号波形図。
【図3】パケット始まり部分の受信タイミング図。
【図4】パケット最終部分の受信タイミング図。
【符号の説明】
1…データ転移検出部 2…遅延
器 3…データ衝突判定部 12…遅延
手段 11、15、17…インバータ 13、14、16…
NANDゲート FF1、FF2、FF3…D形フリップフロップ RXD…受信データ信号 Z…転移検出信号 RXC…受信クロック信号 dRXC…遅延クロ
ック信号 COL…データ衝突信号 CRS…キャリアセンス信号
(データ受信状態信号)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信網のデータ衝突検出回路において、 マンチェスタコード方式でコード化された受信データ信
    号を受けてそのコード化されたデータ信号のビットセル
    の中央においての転移を検出し、所定幅のパルス幅を有
    する転移検出信号Zを出力するデータ転移検出部1と;
    上記受信データ信号に同期して一定の周期を有する受信
    クロック信号を遅延させて遅延クロック信号を出力する
    遅延器2と;そして上記受信データ信号の受信状態を示
    すデータ受信状態信号に応じて動作モードとなり、遅延
    クロック信号のクロッキング時点で上記転移検出信号Z
    の状態に応じて出力信号状態を変化させるデータ衝突判
    定部3とを備えることを特徴とする、通信網のデータ衝
    突検出回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信網のデータ衝突検出回
    路において、上記データ転移検出部1は、 上記受信データ信号を所定時間遅延させる遅延手段12
    と;遅延信号と非遅延信号を論理処理する論理回路とを
    備えることを特徴とする、通信網のデータ衝突検出回
    路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の通信網のデータ衝突検出回
    路において、上記論理回路は、 受信データ信号を受ける第1の入力端子と、上記遅延手
    段12の出力を受ける第2の入力端子との二つの入力端
    子を有する第1NANDゲートと;上記受信データ信号
    を受けて上記遅延手段12に反転された出力を与える第
    1インバータと;上記遅延手段12からの出力を受けて
    反転出力を出力する第2インバータと;上記受信データ
    信号を受けて反転出力を出力する第3インバータと;上
    記第2インバータおよび第3インバータの出力を二つの
    入力端子に受ける第2NANDゲートと;上記第1NA
    NDゲートおよび第2NANDゲートからの出力を二つ
    の入力端子に受けて上記転移検出信号Zを出力する第3
    NANDゲートとを備えることを特徴とする、通信網の
    データ衝突検出回路。
  4. 【請求項4】請求項1記載の通信網のデータ衝突検出回
    路において、上記データ衝突判定部3は、 上記転移検出信号Zを上記データ転移検出部からデータ
    入力端子Dに受け、また上記遅延器2からの遅延クロッ
    ク信号をクロック入力端子CKに受けて、そのクロック
    信号の立上りエッジにおけるデータ入力状態と同じ状態
    のデータ衝突信号出力を出力端子Qから出力するD形フ
    リップフロップを備えることを特徴とする、通信網のデ
    ータ衝突検出回路。
  5. 【請求項5】請求項1記載の通信網のデータ衝突検出回
    路において、上記データ衝突判定部3は、直列に接続さ
    れた三つのD形フリップフロップを備え、 該三つのD形フリップフロップは、 上記転移検出信号Zを上記データ転移検出部からデータ
    入力端子Dに受け、また上記遅延器2からの遅延クロッ
    ク信号をクロック入力端子CKに受けて、そのクロック
    信号の立上りエッジにおけるデータ入力状態と同じ状態
    のデータ衝突信号出力を出力端子Qから出力し、さらに
    前段の出力端子Qは次段の入力端子Dに接続され、最終
    段の出力端子Qはデータ衝突信号を出力する構成を備え
    るものであることを特徴とする、通信網のデータ衝突検
    出回路。
  6. 【請求項6】通信網においてマンチェスタコード方式で
    コード化された受信データ信号のデータ衝突の検出方法
    において、 マンチェスタコード方式でコード化された受信データ信
    号を受信し、そのコード化されたデータ信号のビットセ
    ルの中央においての転移を検出して転移時点から所定時
    間の間存在するパルスを有する転移検出信号Zを形成す
    る段階と;上記受信データ信号に同期して一定の周期を
    有する受信クロック信号を遅延させて遅延クロック信号
    を形成する段階と;受信データ信号の存在する場合の
    み、遅延クロック信号の立上りエッジの瞬間に転移検出
    信号Zのハイパルスがないことを見出すとデータ衝突が
    発生したことと認識してデータ衝突信号を出力する段階
    とを含むことを特徴とする、通信網のデータ衝突検出方
    法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の通信網のデータ衝突検出方
    法において、データ転移検出信号を形成する段階が、 受信データ信号を所定時間の間遅延させて遅延データ信
    号を形成し、 遅延データ信号と非遅延データ信号を論理処理し、これ
    により、データ信号の転移時点から所定時間の間存在す
    るパルスを有するデータ転移検出信号Zを論理回路を用
    いて発生させるものであることを特徴とする、通信網の
    データ衝突検出方法。
  8. 【請求項8】請求項6記載の通信網のデータ衝突検出方
    法において、データ衝突信号を出力する段階は、 D形フリップフロップにおいて遅延クロック信号の立上
    りエッジの瞬間に、データ入力にデータ転移検出信号Z
    のパルスが存在しない場合に、出力端子Qをロー状態に
    変えてデータ衝突が発生したことと判断するものである
    ことを特徴とする、通信網のデータ衝突検出方法。
  9. 【請求項9】請求項6記載の通信網のデータ衝突検出方
    法において、データ衝突信号を出力する段階は、 出力から入力に次々に接続されたD形フリップフロップ
    を用い、遅延クロック信号の立上りエッジの瞬間にデー
    タ入力にデータ転移検出信号Zのパルスが存在しない場
    合、第1のフリップフロップの出力Qがロー状態にな
    り、第2のフリップフロップの出力Qが第2のクロック
    でロー状態になり、そして第3のフリップフロップの出
    力Qが第3のクロックでロー状態になることにより、上
    記出力Qを上記三つのクロックパルスほど遅延させてデ
    ータ衝突の発生を判断し;また、上記第3のクロックパ
    ルスの立上りエッジの以前に受信データ信号が存在しな
    い場合には、データ衝突の発生が認められないとするも
    のであることを特徴とする、通信網のデータ衝突検出方
    法。
  10. 【請求項10】請求項6から請求項9の何れかに記載の
    通信網のデータ衝突検出方法において、受信クロック信
    号を遅延させる時間は受信データ信号を遅延させる時間
    のほぼ1/2にすることを特徴とする、通信網のデータ
    衝突検出方法。
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