JPH0727232A - 高温流体制御用バルブ装置 - Google Patents

高温流体制御用バルブ装置

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Publication number
JPH0727232A
JPH0727232A JP5155038A JP15503893A JPH0727232A JP H0727232 A JPH0727232 A JP H0727232A JP 5155038 A JP5155038 A JP 5155038A JP 15503893 A JP15503893 A JP 15503893A JP H0727232 A JPH0727232 A JP H0727232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
inflow port
high temperature
exhaust gas
valve part
Prior art date
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Pending
Application number
JP5155038A
Other languages
English (en)
Inventor
Jo Otsubo
城 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
Priority to JP5155038A priority Critical patent/JPH0727232A/ja
Publication of JPH0727232A publication Critical patent/JPH0727232A/ja
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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁部の熱負荷を軽減することにより、弁体に
低級材を用い、そのコスト低減を図る。 【構成】 弁部14aの収容部における流入ポート1b側の
ボディ内の上壁1dに下向突設した覆片22が、流入ポート
1bより流入する高温流体の流通方向を偏向させるので、
弁部14aが高温の流体に直接さらされるのが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の排気ガ
スの管路に設けて、排気ガスの流通量を制御する高温流
体制御用バルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、EGR装置や排気ブレーキシス
テム、あるいはターボチャージャのウエストゲートバル
ブとして排気ガスのバイパス通路等に設けられる従来の
排気ガス制御用バルブ装置を示すもので、鋳造等により
成形されたボディ(1)内には、後記する弁体の弁部(14
a)が収容される弁室(1a)と連通する側方を向く流入ポー
ト(1b)と、下方を向く排出ポート(1c)とが形成され、そ
れらの開口端にはフランジ(2)が一体的に連設されてい
る。
【0003】ボディ(1)の上端に水平をなして連設され
た円板状の取付座(3)の上面には、アクチュエータ(A)
における上面閉塞された円筒形のシリンダ(4)が、熱伝
導率の小さいパッキン(5)を挾入して、複数のボルト
(6)により固着されている。シリンダ(4)内には、上面
閉塞された筒状のピストン(7)が、上下に摺動自在とし
て収容されている。
【0004】シリンダ(4)の内底面とピストン(7)の上
端面との間の空室は高圧室(8)に、またピストン(7)よ
りも下方の空室は低圧室(大気開放室)(9)になってい
る。高圧室(8)には、ピストン(4)の上端に圧入したパ
イプ(10)により、圧縮空気が供給される。
【0005】(11)は、高圧室(8)内に縮設された圧縮コ
イルばねで、ピストン(7)を常時下方に押圧している。
ボディ(1)における排出ポート(1c)と同軸をなす中心部
に穿設された上下方向を向く貫通孔(12)には、バルブガ
イド(13)が圧入されている。バルブガイド(13)には、前
記弁室(1a)内を上下に往復移動する概ね半球状の弁部(1
4a)を下端に備える弁体(14)の軸部(14b)が、上下に摺動
自在に嵌挿されている。
【0006】ピストン(7)内に位置する軸部(14b)の上
端部には、リテーナ(15)が、軸端に形成された環状溝(1
6)に外嵌した1対のコッタ(17)により、上方へ抜け止め
されて止着されている。
【0007】リテーナ(15)の下端面と取付座(3)の上端
面との間には、上記圧縮コイルばね(11)よりもばね定数
の大きいリターンばね(18)が縮設され、これにより弁体
(14)は常時上向に付勢されて、その軸端がピストン(7)
の内底面と当接し、またピストン(7)の上端面と、シリ
ンダ(4)の内底面に下向連設した環状のストッパ片(4a)
とが当接することにより、弁体(14)の上限位置、すなわ
ち最大開弁位置が規制されている。
【0008】(19)は、排出ポート(1c)に螺着された弁座
で、弁体(14)の下降時において弁座(19)の上端内周縁に
形成されたテーパ状のシート部(19a)に、上記弁部(14)
の外周部下端面に形成したテーパ状をなす弁フェース部
(14c)が当接することにより、排出ポート(1c)が閉塞さ
れる。
【0009】弁部(14a)には、比較的小径の逃し孔(20)
が形成され、排出ポート(1c)が弁部(14a)により完全に
閉じられた際でも、逃し孔(20)を通して適量の排気ガス
が流通するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の排気ガ
ス制御用バルブ装置は、開弁状態で使用される頻度が多
いため、弁部(14a)の外周面、特に流入ポート(1b)側の
外周面が高温の排気ガスにさらされ、その部分が局部的
に加熱されて弁部(14a)全体も高温となる。
【0011】このようになると、高温での機械的強度や
耐酸化性、耐食性などが問題となって、閉弁時の密閉度
や耐久性等が損なわれたりするので、従来は、弁体(14)
に、高温特性に優れる材料、例えばオーステナイト系の
耐熱鋼や、ニッケル又はコバルトを主成分とする耐熱合
金等を用いることが多い。
【0012】しかし、これらの材料は一般に高価であ
り、従って弁体(14)の製造コストが嵩み、ひいては装置
全体のコストも上昇する結果となる。
【0013】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、弁部の熱負荷を軽減することにより、弁体
に低級材を用い、もって、安価でかつ耐久性に優れる高
温流体制御用バルブ装置を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ボディ内に収容した弁体の弁部を、ボデ
ィの適所に装着したアクチュエータにより上下に往復駆
動し、弁部の上昇時に開弁することにより、ボディ内に
おける弁部の一側方に形成した流入ポートより流入した
流体を、弁部の下方に形成した排出ポートより排出する
ようにした高温流体制御用バルブ装置において、前記弁
部の収容部における流入ポート側のボディの内壁上部
に、弁部の開弁時においてその流入ポート側の外周面を
隠蔽する覆片を、弁体と所要寸法離間させて下向に突設
したことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】流入ポート側のボディの内壁上部に下向に突設
した覆片が、流入ポートより流入する高温流体の流通方
向を偏向させるので、弁部が高温の流体に直接さらされ
るのが防止される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、本発明の全体構成は、図3に示す従来の
排気ガス制御用バルブ装置とほぼ同じ構成であるので、
同一の部材には同じ符号を付すに止どめて、その詳細な
説明を省略し、異なる点のみ説明する。
【0017】図1において、バルブガイド(13)は、その
全長を従来のものより若干短寸として、貫通孔(12)の下
端より突出しないようにし、弁体(14)における弁部(14
a)の上端面が、ボディ(1)に形成された弁室(1a)の上壁
(1d)と密接するようにしてある。
【0018】従って、その当接により、開弁時における
弁体(14)の上限位置が規制されるので、従来、シリンダ
(4)の内底面に設けていたストッパ片(4a)を廃止するこ
とができる。
【0019】上壁(1d)における弁部(14a)に穿設した逃
し孔(20)と対向する位置には、逃し孔(20)の小径部の内
面に密に接触しうる径の円柱状の掻落し棒(21)が、弁室
(1a)内に所要の長さ突出させて圧入されている。なお、
掻落し棒(21)の突出寸法は、弁部(14a)が上限位置まで
移動したときに、逃し孔(20)の上半部の小径部よりも若
干下方に突出する長さとすればよい。
【0020】掻落し棒(21)の下端部は筒形をなし、かつ
その下端には、内周縁を断面ハ字形をなす鋭角に切除す
ることにより、ナイフエッジ状の掻落し部(21a)が形成
されている。
【0021】弁室(1a)内の上壁(1d)の右端と流入ポート
(1b)の内壁上部との連設部には、開弁時において、弁部
(14a)の右側の外周面、すなわち排気ガスが流入する流
入ポート(1b)側の外周面を隠蔽する覆片(22)が、下向に
突設されている。
【0022】覆片(22)は、図2に示すように、弁部(14
a)の外周のほぼ1/4を覆いうる長さの円弧状をなし、
かつその右側面は、流入ポート(1b)の内周面になだらか
に連なる湾曲面として、排気ガスの流通抵抗が増大する
ことのないようにしてある。
【0023】このような覆片(22)を設けると、流入ポー
ト(1b)より流入する排気ガスの流通方向が偏向されて、
弁部(14a)の右側面が高温の排気ガスに直接さらされる
のが防止されるので、その部分が局部的に加熱されるこ
とはなく、従って、開弁状態で使用される頻度が高くて
も、弁部(14a)全体の熱負荷は小さく、かつほぼ均一に
加熱される。
【0024】その結果、弁部(14a)の耐酸化性や耐食性
などが改善され、従来のように、弁体(14)にオーステナ
イト系の耐熱鋼、又はニッケルやコバルトを主成分とす
る耐熱合金等の高級材料を用いる必要はなく、例えばフ
ェライト系やマルテンサイト系の比較的安価な低級材料
を用いて製造することができる。
【0025】なお、本発明の装置は、上述のような自動
車の排気ガスの制御以外に、他の高温流体の制御用にも
適用しうる。
【0026】また、上述のような逃し孔(20)の設けられ
ていない通常の装置にも適用しうるのは勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、弁部の熱負荷が著しく
軽減されるので、弁体に低級材を用いても、耐酸化性な
どの高温特性が損なわれる恐れはなく、従って、安価で
かつ耐久性に優れる装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す中央縦断正面図であ
る。
【図2】同じく図1におけるA−A線に沿う拡大横断平
面図である。
【図3】従来例を示す中央縦断正面図である。
【符号の説明】
(1)ボディ (1a)弁室 (1b)流入ポート (1c)排出ポ
−ト (1d)上壁(内壁) (3)取付座 (4)シリンダ (5)パッキ
ン (7)ピストン (8)高圧室 (9)低圧室 (10)パイプ (11)圧縮コイルばね (12)貫通孔 (13)バルブガイド (14)弁体 (14a)弁部 (14b)軸部 (14c)弁フェース部 (15)リテー
ナ (17)コッタ (18)リター
ンばね (19)弁座 (19a)シー
ト部 (20)逃し孔 (21)掻落し
棒 (21a)掻落し部 (22)覆片 (A)アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ内に収容した弁体の弁部を、ボデ
    ィの適所に装着したアクチュエータにより上下に往復駆
    動し、弁部の上昇時に開弁することにより、ボディ内に
    おける弁部の一側方に形成した流入ポートより流入した
    流体を、弁部の下方に形成した排出ポートより排出する
    ようにした高温流体制御用バルブ装置において、 前記弁部の収容部における流入ポート側のボディの内壁
    上部に、弁部の開弁時においてその流入ポート側の外周
    面を隠蔽する覆片を、弁体と所要寸法離間させて下向に
    突設したことを特徴とする高温流体制御用バルブ装置。
JP5155038A 1993-06-25 1993-06-25 高温流体制御用バルブ装置 Pending JPH0727232A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5155038A JPH0727232A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 高温流体制御用バルブ装置

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JP5155038A JPH0727232A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 高温流体制御用バルブ装置

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JPH0727232A true JPH0727232A (ja) 1995-01-27

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ID=15597318

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JP5155038A Pending JPH0727232A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 高温流体制御用バルブ装置

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JP (1) JPH0727232A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100801111B1 (ko) * 2005-09-23 2008-02-11 민복기 터보차저의 웨이스트 게이트 밸브 다이렉트 연결구조
JP2015505000A (ja) * 2011-12-15 2015-02-16 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール ポペット弁を有する排気ガス再循環システム
CN114837801A (zh) * 2021-02-02 2022-08-02 苏州恩都法汽车系统有限公司 一种减压比例阀及发动机废气旁通控制系统

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