JPH07271754A - マイコンシステム - Google Patents

マイコンシステム

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JPH07271754A
JPH07271754A JP6061420A JP6142094A JPH07271754A JP H07271754 A JPH07271754 A JP H07271754A JP 6061420 A JP6061420 A JP 6061420A JP 6142094 A JP6142094 A JP 6142094A JP H07271754 A JPH07271754 A JP H07271754A
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memory
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Microcomputers (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタル衛星TVシステムの統合受信機/デ
コーダ(IRD)のコンディショナルアクセス用マイコ
ンが、停電時等において、メモリ内のキーデータを外部
に退避させず、かつ低消費電力で保持することができる
ようにする。 【構成】スリープモード制御プログラムを持つCPU
と、キーデータを内蔵するメモリとを有するマイコン
と、このマイコンの主電源およびバックアップ電源と、
それらの切り替え回路と、主電源の電圧を監視する回路
とを備え、CPUは、主電源の電圧が低下した時、バッ
クアップ電源に切り替えると同時に、マイコンをスリー
プモードにするように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、停電等の電源遮断時に
おいてメモリ内容を低消費電力で保全するマイコンシス
テムに関し、特に、ディジタルTV放送番組に条件付き
アクセスを行うのに必須なキーデータのように秘匿性の
高い情報を安全かつ低消費電力で保全するセキュリティ
デバイスとしてのマイコンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるディジタル衛星放送テ
レビジョンは、1つの衛星を用いて、多数の放送局と多
数の衛星放送受信者が利用することができる。この放送
系は、システム、グループ、ステーションと階層化され
ており、衛星放送受信者はID番号を割り当てられてい
る。
【0003】1ステーション(送信局)当たりの構成
は、図21に示すように、番組供給会社は、スタジオ1
と送信局2とを有している。スタジオ1ではビデオ番組
が製作され、それらの番組データはディスクやLMSに
記憶して保存されている。送信局2では、スタジオ1か
ら送られる番組データの映像信号および音声信号はエン
コーダ3に入力される。
【0004】エンコーダ3は、複数の番組の各映像/音
声のアナログ信号をディジタル符号化、データ圧縮、多
重化、誤り訂正符号化、スクランブル、パケット化、暗
号化する機能を有する。
【0005】データ圧縮は、MPEG(動画符号化に関
する国際標準)方式、例えば、動き予測/動き補償や動
きベクトルの符号化等を使用し、映像の画素数、ビット
数、伝送データ数等の削減を行っている。
【0006】多重化は、マルチプレクサによって複数の
映像/音声/補助信号を直列に並べることによって行わ
れる。
【0007】誤り訂正符号化は、多重化されたデータブ
ロックに例えばリードソロモン符号のような誤り訂正符
号を付ける。
【0008】スクランブルは、エネルギー拡散のために
行われる。パケット化は、上記多重化され、誤り訂正符
号化され、スクランブルされたデータストリームの先頭
にパケットヘッダを付けて1パケットとする。パケット
ヘッダには、同期ビットやサービスデータが含まれてい
る。
【0009】暗号化は、パケットのサービスデータの中
に暗号を入れる。暗号は、セッションキー、ワークキ
ー、個別キーの3階層で形成された階層構造をしてお
り、セッションキーとワークキーは暗号解読用のキーで
あって送信局2から信号に含めて伝送し、また、個別キ
ーは、後述する受信機/デコーダ(IRD)内に記憶さ
れる。
【0010】エンコーダ3によって、上記高能率符号化
および暗号化されたTVデータは、変調/増幅部5に入
力する。変調/増幅部5は、12GHzの搬送波を多値
ディジタル変調、例えば、QPSK(4相シフトキーイ
ング)変調した後、高電力増幅(HPA)を行う。
【0011】12GHzのTV信号は、アンテナ6から
衛星7に向けて送信される。衛星7は、上記12GHz
のディジタルTV信号を中継し、地上へ送信する。
【0012】衛星7から地上へ送信されたディジタルT
V信号は、衛星放送受信機8AおよびCATV局9Aの
各アンテナ8、9によって受信される。しかしながら、
衛星放送受信機8Aを有する受信者やCATV局9Aを
利用する受信者が放送番組を視聴するためには、IRD
(統合受信機/デコーダ)10、10Aを備えているこ
とが必要である。即ち、アンテナ8からの受信信号をI
RD10を介してTV11、VCR12、ビデオディス
ク13等で再生する構成である。
【0013】衛星放送受信機8Aを備えた受信者のIR
D10によるディジタルTV信号の受信方式には、基本
方式とICカード方式と電話モデム方式とがある。
【0014】基本方式では、IRD10は、送信局2か
ら送信されてくる暗号解読用のキーとIRD10に記憶
されている個別キーとによって暗号を解読することによ
って映像/音声信号を取り出し(アクセス)、それをT
V受像機11、VCR12、ビデオディスク13へ供給
するようになっている。
【0015】ICカード方式は、IRD10にICカー
ド14を挿入することによって番組データへのアクセス
を行うものである。また、電話モデム方式では、衛星放
送受信者が電話15で管理センターを通して番組データ
にアクセスを行うことができる。
【0016】一方、CATV局9Aは、衛星7から受信
したテレビジョン信号をケーブルを介して、CATV局
9Aと契約しているCATV受信機9Bを有する受信者
のIRD10Aへ配送する。各CATV受信機9Bを有
する受信者のIRD10Aの動作は衛星放送受信機8A
のIRD10と同様である。
【0017】この衛星放送受信機8AのIRD10、及
びCATV受信機9BのIRD10Aを利用した課金方
式としては、フラット、ティア、ペイ・パー・ビュー
(PPV)が可能である。
【0018】PPV方式には、番組に対して課金するペ
イ/プログラム方式と、時間に課金するペイ/タイム方
式とが使用される。なお、上記基本方式、ICカード方
式、電話モデム方式はPPV方式に対応する。
【0019】尚、上記説明したディジタル衛星放送テレ
ビジョンに限らず、各種の電子機器において、CPUと
メモリ(RAMやROM)とを内蔵するマイコンが広く
使用されているが、このメモリに記憶されているデータ
を停電時に保全する手段として、メモリの内容をマイコ
ンの外部に設けられたNVM(Non Voltage
Memory)へ外部バスを通じて退避させる方法が
一般的である。
【0020】また、メモリの内容をマイコンの外部へ退
避させなくても済む方法としては、マイコンの電源を電
池からなるバックアップ電源に切り替えることも周知で
ある。
【0021】一方、上記説明したディジタル衛星放送テ
レビジョンに限らず、最近急激な発達を見せている有料
のディジタルTV放送システムでは、暗号化された番組
データにアクセスして番組を視聴するには、受信機内の
マイコンのメモリにキーデータを記憶しておく必要があ
る(条件付きアクセス、又はコンディショナルアクセ
ス)。このキーデータは、極めて秘匿性が高いから外部
から読み出すことができないようにしなければならな
い。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のマ
イコンを搭載したコンディショナル・アクセス・システ
ム(CAS)には下記のような問題点があった。
【0023】(1)停電時等にメモリの内容をNVMに
退避させる方法では、マイコンの外部から何らかの手段
でNVMの内容を読み出すことができる。従って、上記
キーデータのように極めて秘匿性が高いデータをNVM
に退避させることはセキュリティの面から望ましくな
い。
【0024】(2)停電時のバックアップ電源として電
池を用いる方法では、バックアップ時の消費電力が大き
いため停電数回分のバックアップ能力しかない。
【0025】(3)通常のマスクROMでは、書き込ま
れるデータの様式は同一であるため、各受信機のキーデ
ータを書き込むことは不可能である。
【0026】従って、本発明は、上記問題点を解消し、
秘匿性の高い情報を記憶するメモリを内蔵するマイコン
システムが、停電時に、このメモリの内容を外部メモリ
へ退避させず、しかもバックアップ電源の消費電力が小
さくて済むようにすることに解決しなければならない課
題を有している。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るマイコンシステムは、複数のマイコン
と、これらマイコンと共通する情報を格納したメモリを
有し、且つこれらマイコンを制御するセンターマイコン
とにより、コンディショナルアクセス動作をするマイコ
ンシステムであり、前記センターマイコンには、主電源
とバックアップ用電源とを切り替える切替え手段と、前
記主電源の電圧を検出する電圧検出手段とを備え、該電
圧検出手段により前記主電源の電圧低下を検出した時、
前記切替え手段により前記主電源をバックアップ用電源
に切り替えると同時に、前記センターマイコンをスタン
バイモードにすることである。
【0028】又、上記スタンバイモードは、スリープモ
ードとストップモードとからなり、これらモードは少な
くともコンディショナルアクセス動作に必要なデータ保
持機能を有すること;上記スタンバイモードは、前記セ
ンターマイコンにクロックを供給するクロック回路と、
メモリと、レジスタと、I/Oポートとを制御するこ
と;上記スリープモードは、前記クロック回路、メモ
リ、レジスタ、およびI/Oポートの動作状態を保持
し、その他の回路の動作を停止するようにしたこと;上
記ストップモードは、前記メモリ、レジスタ、及びI/
Oポートの動作状態を保持し、前記クロック回路及びそ
の他の回路の動作を停止状態にすること;上記コンディ
ショナルアクセス動作は、ディジタル衛星放送の暗号構
造によるコンディショナルアクセス情報で駆動されるこ
と;上記メモリには、コンディショナルアクセス情報を
視聴するためのキーデータを記憶するようにしたこと;
上記メモリは、ワンタイム形式であるマイコンシステム
である。
【0029】
【作用】上記構成にしたマイコンシステムは下記のよう
な作用を奏する。 (1)マイコンの少なくとも1つのマイコンには他のマ
イコンと共通する情報を格納するメモリを備えたセンタ
ーマイコンとにより、コンディショナルアクセス動作を
するマイコンシステムであり、センターマイコンには、
主電源と、バックアップ用電源と、主電源とバックアッ
プ用電源とを切り替える切替え手段と、主電源の電圧を
検出する電圧検出手段とを備え、該電圧検出手段により
前記主電源の電圧低下を検出した時、前記切替え手段に
よりバックアップ用電源に切り替えると共に、センター
マイコンをスタンバイモードにするようにしたことによ
り、電圧低下した状態になってもバックアップ用電源に
より、マイコンに搭載されているメモリの内容を長時間
保持できるようになる。
【0030】(2)スタンバイモードは、スリープモー
ドとストップモードとからなり、少なくともコンディシ
ョナルアクセス動作に必要なデータを保持するようにし
たことにより、バックアップ用電源に切り替わった時に
余分な電力消費を抑制することができるようになる。
【0031】(3)スリープモードは、スタンバイ回路
とクロック回路とを動作状態にし、メモリ、クロック回
路、レジスタ、およびI/Oポートの状態を保持し、そ
の他の回路の動作を停止するようにしたことにより、シ
ステムで必要とするデータの保存が例えバックアップ用
電源であっても長時間保持することができるようにな
る。
【0032】(4)ストップモードは、スタンバイ回路
を動作状態にし、メモリ、レジスタ、及びI/Oポート
の状態を保持し、クロック回路及びその他の回路の動作
を停止状態にすることにより、スリープモードに比較し
てバックアップ用電源に切り替わった時により消費電力
を抑制することができるようになる。
【0033】(5)コンディショナルアクセス動作は、
暗号構造によるコンディショナルアクセス情報を放送す
るディジタルテレビジョン放送であることにより、マイ
コンに搭載したメモリにキーデータ等を記憶させておく
ことができ、より秘匿性の強いシステムの構築ができる
ようになる。
【0034】(6)メモリはワンタイム形式であること
により、暗号情報の書き換えを制限したシステムの構築
を実現できるようになる。
【0035】
【実施例】以下、本発明に係るマイコンシステムの実施
例について説明する。本実施例は、従来技術で使用した
図22に示したディジタル衛星放送テレビジョンで採用
されている電波を通じたスクランブル/デスクランブル
伝送システムの受信機におけるコンディショナル・アク
セス・システム(CAS)のマイコンの構成、即ち統合
受信機デコーダIRD(Integrated Rec
eiver Decoder)に関するものである。
【0036】即ち、有料放送において、送信側からデコ
ード情報(暗号を解きデスクランブルする情報)が送ら
れてきた場合に、デコード情報と利用者の持つ機器の情
報(キーデータ)とが一致(課金においてOKの場合)
した時、利用者は希望する情報、例えばTVを見ること
ができる。
【0037】このデコード情報を構成する暗号構造は、
セッションと、キー、ワークキー等の暗号と、解読の為
のキー情報との3階層で構成され、電波で伝送される。
【0038】キーデータは、デコーダ内部に予め記憶し
ておく。これらのコンディショナルアクセス情報は、伝
送パケットに複数データ多重し配送される。
【0039】本実施例は、この利用者が使用するキーデ
ータをどのようにして保持しておくか、デコーダのマイ
コンの構成はどのようにすればよいかである。
【0040】以下、下記に示す項目、 [1]IRD(デコーダ) (1)映像/音声部 (2)中央制御部 (3)CA部(コンディショナル・アクセス部) [2]センターマイコン (1)構成 (2)バックアップ用電源 [3]CAS(コンディショナル・アクセス・システ
ム) (1)概要 (2)CAメモリマップ (3)NIF(ネットワークインターフェース) (4)EEPROM (5)CA動作(コンディショナル・アクセス動作) [4]スタンバイモード機能 (1)概要 (2)スタンバイ回路 (3)スリープモード (4)ストップモード (5)スタンバイモードの解除 (a)スリープモードの解除 (b)ストップモードの解除 (c)スタンバイモード解除後の命令実行、 に従って説明する。
【0041】[1]IRD(デコーダ) IRD10は、図1に示すように、大別して、アンテナ
の入力信号から映像および音声を取り出すための映像/
音声部16Aと、中央制御部33Aと、条件付きアクセ
スを行うためのCA部(コンディショナル・アクセス
部)41Aとから構成されている。
【0042】(1)映像/音声部 映像/音声部16Aは、チューナ16と、QPSK復調
器17と、ビタビデコーダ18と、NIF19と、MP
EGオーディオデコーダ20と、同軸ドライバ21と、
光ドライバ22と、ディジタル・オーディオ・インター
フェース(以下、DAIと云う)23と、ディジタル・
フィルタ(以下、DFと云う)24と、D/A変換器2
5と、MPEGビデオデコーダ26と、マイコン27
と、D/A変換器28と、混合器29と、OSD回路3
0と、OSD/EPG用マイコン31とから構成されて
いる。
【0043】チューナー16は、DTHアンテナ9で受
信された12GHz信号から、中央制御部33Aから指
定されたチャンネルの信号を選局しQPSK復調器17
に送出する。
【0044】QPSK復調器17は、チューナ16で選
局した信号を復調した多重化データをビタビデコーダ1
8に送出する。
【0045】ビタビデコーダ18は、QPSK復調器1
7によって復調された多重化データを、たたみ込み復号
を行う。これは、送信側でたたみ込み符号化を行ってい
るため、それを復元するものである。このたたみ込み復
号された信号はNIF19に入力される。
【0046】NIF19は、CA部41Aと協力して受
信データ内に含まれている暗号を解読することによって
パケット信号をMPEGオーディオデコーダ20とMP
EGビデオデコーダ26へ出力する。
【0047】又、このNIF19は、暗号化された6種
類の情報、すなわち、番組情報、拡張番組情報、個別情
報、拡張個別情報、個別メッセージ情報、共通メッセー
ジ情報を分離して後述するCA部41AのCAメモリ
(コンディショナル・アクセス・メモリ)空間に書き込
む機能を有する。このことについては後述する。
【0048】このNIF19は、リードソロモン誤り訂
正回路19aと、デュアル・マルチ・プレクサ(以下、
DMPXと云う)19bと、ディスクランブル回路19
cと、DMPX19dとからなる。
【0049】リードソロモン誤り訂正回路19aは、ビ
タビデコーダ18から出力されたパケットに付けられて
いるリードソロモン符号によって誤り訂正を行う。
【0050】DMPX19bは、パケットをブロックに
分け、ディスクランブル回路19cはスクランブルを解
く。
【0051】DMPX19dは、ディスクランブル回路
19cの出力データをさらに個々の映像/音声信号に分
け、それぞれ上記MPEG音声デコーダ20およびMP
EGビデオデコーダ26へ出力する。
【0052】MPEGオーディオデコーダ20は、NI
F19からの信号、即ちデータ圧縮されているディジタ
ル音声信号を復元し、それを同軸ドライバ21と光ドラ
イバ22とDAI23とへ出力する。
【0053】同軸ドライバ21は、同軸ケーブルを通じ
て音響機器を駆動させ、光ドライバ22は光ファイバー
を通じてコンパクトディスク等の光学的音響機器を駆動
させる。
【0054】DAI23は、MPEGオーディオデコー
ダ20からのディジタル音声信号をDF24に送出す
る。
【0055】DF24は、特定のディジタル信号のみ抽
出するものであり、DAI23からのディジタル音声信
号を濾過してD/A変換器25に送出する。
【0056】D/A変換器25によって元のアナログ音
声信号に変換され、例えばTV受像機のスピーカーに供
給される。
【0057】一方、MPEGビデオデコーダ26は、マ
イコン27の制御の下で映像信号をR、G、Bの各信号
にデコードした後、その出力信号をD/A変換器28に
供給する。D/A変換器28からのアナログRGB信号
は混合器29へ供給される。
【0058】混合器29は、D/A変換器28からのR
GB信号とオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)
30からのRGB信号とを重畳したビデオ信号を、例え
ば受像機のCRTに供給する。
【0059】なお、OSD30は、マイコン31の制御
の下で、メモリ32に格納されているメッセージ情報を
混合器29へ送り込む。その結果、映像画面上の所定の
位置にメッセージ等がスーパーインポーズ表示されるこ
とになる。
【0060】(2)中央制御部 中央制御部33Aは、センターマイコン33と、使用者
によって操作されるリモコン34と、センターマイコン
33に付属するリモコン受信器35と、前面パネルキー
36と、LED表示器37と、後面パネル38と、電源
回路40とからなる。
【0061】センターマイコン33は、各種のプログラ
ムを内蔵しており、リモコン34からのコマンドコード
に対応するプログラムを実行し、上記映像/音声部16
A、NIF19をバスラインを介して制御する。
【0062】また、センターマイコン33は、MPEG
ビデオデコーダ26のMPEG用マイコン27、OSD
/EPG用マイコン31、ならびにCA用マイコン41
と相互通信を行うことによってそれらを全体的に制御す
るようになっている。尚、センターマイコンの構造及び
バックアップ用電源の構造については後述する。
【0063】リモコン34は、使用者によって操作さ
れ、各種のコマンドコードを赤外線に載せて送出する機
能を有する。リモコン34から出力されたコマンドコー
ドは受光器35で受信され、センターマイコン33へ送
られる。
【0064】 (3)CA部(コンディショナル アクセス部) CA部41Aは、センターマイコン33と相互通信する
CA用マイコン41と、このCA用マイコン41に接続
されたICカードリーダ42と、モデム43とから構成
されている。このICカードリーダー42とモデム43
は、従来技術で説明した図22に示したものと同じ構成
となっている。即ち、ICカードリーダー42はICカ
ードリーダ制御方式で使用する時にICカード14を読
み取るためのものであり、モデム43は電話制御方式で
使用する時に電話回線を介してマイコン41と管理セン
ターとの間の通信を行う。
【0065】[2]センターマイコン 上記構成をしたIRD10は、センターマイコン33を
介して相互通信をするMPEG用マイコン27、OSD
/EPG用マイコン31、CA用マイコン41とインタ
ーフェースを介して種々のデータの送受信を行う。以下
(1)センターマイコンの構成、(2)センターマイコ
ンのバックアップ用電源の構成について説明する。
【0066】(1)センターマイコンの構成 センターマイコン33は、図2に示すように、中央演算
処理(以下、CPUと云う)51と、このCPU51に
接続されている同期/システムクロック回路52、RA
M54、ROM55、電源供給回路57と、バスライン
51Aを介してプリスケーラ62、タイムベースタイマ
63、インターラプトコントローラ64、オンスクリー
ンディスプレイ64a、入出力回路64b、タイマ/カ
ウンタ64c、リモコン回路64d、水平同期カウンタ
64e、ACタイマ64f、A/D変換器64g、I2
Cインターフェース64h、ウオッチドッグタイマ64
i、14ビットPWM回路64j、6ビットPWM回路
64k、ポートA〜Fの夫々と接続されている。
【0067】ROM55は、データをいったんメモリに
書き込んだら消すことができない読出し専用メモリRO
Mを有するワンタイム型(WO)である。
【0068】インターラプトコントローラ64は、プリ
スケーラ62、タイムベースタイマ63、インターラプ
トコントローラ64、オンスクリーンディスプレイ64
a、入出力回路64b、タイマ/カウンタ64c、リモ
コン回路64d、水平同期カウンタ64e、ACタイマ
64f、A/D変換器64g、I2Cインターフェース
64h、ウオッチドッグタイマ64i、14ビットPW
M回路64j、6ビットPWM回路64kの夫々と接続
されており、夫々が外部のマイコン例えばMPEG用マ
イコン27、OSD/EPG用マイコン31、CA用マ
イコン41との相互通信する際の割り込み制御をする。
【0069】(2)バックアップ用電源 一方、センターマイコン33のバックアップ用電源の構
成は、図2及び主として図3に示すように、外部に設け
たバックアップ電源用45と、電源供給回路52と、ク
リスタルオシレータ(水晶発振器、以下XTALと云
う)58と、外部に設けたダイオード59、60と、電
源電圧検出回路61とから構成されている。
【0070】バックアップ用電源45は、図1で示した
センターマイコン33に電源を供給している主電源であ
る電源回路40から供給されており、電池又はコンデン
サで構成されている。
【0071】電源供給回路52の入力端子には、図3の
A点に示すように、ダイオード59を介して電源回路4
0、及びバックアップ用電源45に接続し、その出力側
はCPU51に接続されている。
【0072】また、電源回路40とダイオード59との
間と電源供給回路52との間には、図3のB点に示すよ
うに、ダイオード60を介して電源電圧検出回路61に
接続されている。
【0073】ダイオード59、60は、電圧シフト、例
えば0.7ボルトの差ができるのを防止すること、及び
通電されていない時にはバックアップ用電源45側から
電気を供給するために設けられている。
【0074】電源電圧検出回路61は、電源回路40か
ら供給される主電源の電圧VA とバックアップ用電源4
5の電圧VB とを検出し、それを電源供給回路52を介
してCPU51へ通報する機能を有する。
【0075】このように構成されたセンターマイコン3
3にRAM54及びROM55を備え、このRAM54
及びROM55で形成されるメモリ空間、即ちCA用メ
モリ空間を利用して、マイコン27、31、33、41
で構築される条件付きアクセス、即ち、コンディショナ
ルアクセスを動作させる機能、及びモード制御プログラ
ムを動作させる機能(スタンバイ機能)を実現させるこ
とができる。以下、[3]CAS(コンディショナル・
アクセス・システム)、[4]スタンバイモード機能の
順に説明する。
【0076】 [3]CAS(コンディショナル・アクセス・システ
ム) (1)概要 CASは、上記説明したRAM、ROMで構成されてい
るCAメモリ空間の決められた領域に記憶されているデ
ータを逐次利用して種々のマイコンを制御してプログラ
ムを実行する。
【0077】一方、CASは、有料で情報を提供する電
波による伝送方式であり、情報を提供する際に課金され
ているか等を調べる所定の暗号構造からなるCAデータ
で構成されている。
【0078】この暗号化されたCAデータは、CAメモ
リ空間の所定の領域に保持され、所定のフォーマットに
より構築されており、NIFにより読み出されて適宜処
理がなされる。ROMにはEEPROMを内在してお
り、このEEPROMには、一定のルールに従った方式
によりルーチン化されている。
【0079】暗号構造は、セッションキー、ワークキ
ー、個別キーの3階層から構成され、その内、セッショ
ンキーとワークキーは電波で伝送されるCA情報(コン
ディショナルアクセス情報)であり、個別キーはCAメ
モリ空間の所定領域に予め記憶されている。
【0080】このCA情報は、次の3種類に分類され
る。即ち、セッションキー、課金方法、料金等からな
る番組情報、拡張番組情報と、ワークキー、個別のI
RD10に送る情報等からなる個別情報、拡張個別情報
と、メッセージの情報からなる個別メッセージ、共通
メッセージとに分類される。
【0081】このように3種類に分類されているCA情
報の伝送多重方法は、伝送パケットに複数データを多重
し、伝送レートを約256Kbpsになる。又、最大1
6系統のCA情報を同時伝送できるようになっている。
尚、これらのスピード及び数に限定されないことは勿論
のことである。
【0082】一方、課金方式としては、フラット、ティ
ア、ペイ/ビュー(ペイ/プログラム、ペイ/タイム)
が可能となっている。ペイ/ビュー方式の制御は、ベー
シック方式、ICカード方式、電話モデム方式に対応し
ている。又、ペアレンタルレベルとして7レベルが設定
可能になっている。
【0083】その他、CASの一般的な特徴としては、
メッセージ配送に関して、個別にIRDへの配送と、全
IRDへの配送が可能である。
【0084】更に、ICカードを使ったセキュリテイ
(Renewable Security)にも対応し
ている。
【0085】また、システム、グループを単位としたI
RD用のIDをIRD内に複数持つことができ、事業者
毎の異なっ制御を可能にしている。
【0086】(2)CAメモリマップ このような特徴を有するCASのマイコン33は、図4
に示すような、RAM54及びROM55で形成された
CAメモリマップを形成する。
【0087】このCAメモリマップを形成するメモリ空
間は、用途別に分割されている。例えば、アドレス00
00Hより512バイトを256バイト単位の2ページ
に分割し0ページと、1ページと呼ぶ。
【0088】これらの領域内のデータは、ダイレクト・
ページ・アドレシングなどのアドレシング・モードによ
りアクセスできるようになっている。この0ページ、1
ページには、それぞれRAM領域と周辺ハードウエア
(I/O)機能レジスタ領域が確保されている。又、ス
タック領域は1ページのRAM内にとられる。
【0089】内蔵するプログラム領域は、アドレスB0
00H/A000H〜FFFFHであり、次に示すように
分割されている。
【0090】アドレスC000H〜C07FHは、NIF
バッフアの領域である。アドレスC080H〜FAFFH
は、各IRD10に共通のシステムコントロールプログ
ラムが常駐する領域である。各IRD10に個別に付与
されたキーデータが記憶されている。
【0091】アドレスFB00H〜FBFFHは、EEP
ROMに相当する領域であり、各IRD10に個別に付
与されたキーデータが記憶されている。この領域は、通
常プロテクションがかかっており変更ができない構造と
なっている。特別なモードとして、書き込みができるの
は、図2に示すマイコン33のシリアルインターフェー
スに相当する入出力回路64bを介して外部からスーパ
ーバイザーコマンドを指定した場合のみである。尚、E
EPROMについては後述する。
【0092】アドレスFF00H〜FFFFHの256バ
イトはUページと呼び、多様な用途に使われる。
【0093】この内、アドレスFFC0H〜FFDFHの
32バイトはテーブル・コール(TCALL)命令のサ
ブルーチン・ベクタ・アドレスが入る。アドレスFFE
0H〜FFFFHの32バイトには、リセット・ベクタを
含む割り込みベクタ・アドレスが入る。
【0094】次に、上記メモリ空間を有するCAメモリ
マップを備えたCASにおけるコンディショナルアクセ
ス動作(CA動作)はNIF19により制御される。
【0095】即ち、IRD10の映像/音声部16Aに
より、CA情報を受け取ったIRD10は、その選択に
より、6種類の暗号化されたCAデータを、CAメモリ
マップからNIF19により読み出し、それぞれの処理
を行う。
【0096】6種類のCAデータは、番組情報、拡張番
組情報、個別情報、拡張個別情報、個別メッセージ、共
通メッセージで構成され、それぞれは所定のフォーマッ
トにより体系化されている。
【0097】 (3)NIF(ネットワークインターフェース) NIF19は、バッファとしてSRAMを内蔵してお
り、このSRAMの内容はCAメモリ空間のC000H
〜CO7FHにマッピングされている。
【0098】このNIF19のバッファは、図4に示す
CAメモリマップ内に4ブロックに分けられ、6種類の
CAデータを格納している。 ブロック0(C000H〜C01FH) 番組情報 ブロック1(C020H〜C03FH) 拡張番組情報 ブロック2(C040H〜C05FH) 個別情報、拡張
個別情報 ブロック3(C060H〜C07FH) 個別メッセー
ジ、共通メッセージ
【0099】NIF19からのCAデータが各ブロック
0〜3に書き込まれる都度、割り込み信号が出力される
ので、プログラムはその都度読出しを行い、それぞれの
処理を行う。特に、ブロック0の割り込みは頻繁に起こ
り、約1秒に1回の読出しを行うようになっている。
【0100】NIFバッファへのデータの書き込みは、
C000H〜C029Hの所定のアドレスを指定すること
によって可能である。それ以外のアドレスへの書き込み
は無視される。又、読み出しのアドレスと一部重複して
いるが、NIF19内で読み出し/書き込みのバッフア
が分離されているので、独立したアクセスが可能になっ
ている。
【0101】ここでCAデータを構成する番組情報、拡
張番組情報、個別情報、拡張個別情報、共通メッセー
ジ、個別メッセージの各フォーマットをそれぞれ、図5
〜図10に示す。
【0102】全てのフォーマットにおいて、非暗号化情
報と暗号化情報とで構成されている。非暗号化情報の最
初の種類識別(8ビット)は、情報の種類を下記の数字
で表す。 0:予約、1:番組情報、2:個別情報、3:共通メッ
セージ、4:個別メッセージ、5:拡張番組情報、6:
拡張個別情報、7:予備
【0103】また、番組情報、拡張番組情報、共通メッ
セージの各フォーマットの非暗号化情報は、種類識別の
次にシステム番号(最大255システム)、グループ番
号(最大65,535グループ)、プロトコル番号、ス
テーション番号(最大255ステーション)、ワークキ
ー番号(KwNo)(最大255)、CAプログラム番
号を入れる構成となっている。
【0104】また、個別情報、拡張個別情報、個別メッ
セージの各フォーマットの非暗号化情報は、種類識別の
後に、システム番号、グループ番号、デコーダのID番
号(232台)を入れる構成になっている。
【0105】上記各フォーマットの非暗号化情報の部分
の後には暗号化情報の部分が続いているが、これらの内
容は、各フォーマットについて下記のようになってい
る。
【0106】番組情報のフォーマットの暗号化情報の部
分は、図5に示すように、セッションキー(Ks)、番
組構成(ビデオ、オーディオ、データの別を示す)、ブ
ロックレベルの指定、ティア指定(ティアモードおよび
ティアコード)、リアルタイムクロック(年、月、日、
時、分)、番組管理(番組番号等)、料金情報(課金区
分、課金方法、PPV度数)、予備、ならびに、改ざん
検出からなる。この番組情報の暗号化部分はワークキー
Kwによって暗号解読される。
【0107】拡張番組情報のフォーマットの暗号化情報
の部分は、図6に示すように、予備、拡張種別、拡張指
定、ならびに、改ざん検出からなる。この拡張番組情報
の暗号化部分はワークキーKwによって暗号解読され
る。
【0108】個別情報のフォーマットの暗号化情報の部
分は、図7に示すように、ステーション番号、ワークキ
ー番号およびワークキー情報、オーソライズ情報(全カ
テゴリの強制制御の方法とビデオ(主)、ビデオ
(副)、オーディオ、データの別)、ブロックレベル情
報およびティアコード情報、有効期限情報(年、月、
日)、PPV料金(料金情報転送要求、前払い/後払
い、度数加算情報)、予備、ならびに、改ざん検出から
なる。この個別情報の暗号化部分は個別キーKmによっ
て暗号解読される。
【0109】拡張個別情報のフォーマットの暗号化情報
の部分は、図8に示すように、ステーション番号、拡張
種別、拡張情報、ならびに、改ざん検出からなる。これ
は、個別キーKmによって暗号解読される。
【0110】共通メッセージのフォーマットの暗号化情
報の部分は、図9に示すように、メッセージ情報、なら
びに改ざん検出からなる。これは、ワークキーKwによ
って暗号解読される。
【0111】個別メッセージのフォーマットの暗号化情
報の部分は、図10に示すように、ステーション番号
と、メッセージ情報と、改ざん検出とからなる。これ
は、個別キーKmによって暗号解読される。
【0112】(4)EEPROM 図4に示したCAメモリ空間のFB00H〜FF00H
(ROM55内のEEPROM)には、図11に示すよ
うな、階層構造のデータが保持されている。その中のシ
ステム、グループ、ID番号、個別キーKmを記憶する
メモリ領域には通常書き込み保護がなされており、内容
の変更はできないようになっている。
【0113】ステーションポインタによってステーショ
ン番号を指定することによって、ステーションに関する
ステーション番号、オーソライズ情報、有効期限情報、
PPV料金情報が得られ、各ステーションについてワー
クキーポインタによってワークキー番号を指定すること
によってワークキー情報が得られるようになっている。
【0114】 (5)CA動作(コンディショナルアクセス動作) 上記図4に示したCAメモリ空間、即ち、特にセッショ
ンキー、ワークキーに相当するCAデータを処理するN
IF19、及び個別キーを格納してあるEEPROMを
駆使して、図12に示すように、センターマイコン33
はCA動作を行うことができる。
【0115】先ず、チューナー16で選局された受信信
号は、NIF19でデータブロックに含まれるサービス
情報により、番組情報、個別情報、個別メッセージ情
報、共通メッセージ情報に分けられる。
【0116】番組情報の場合は、その非暗号化部分(シ
ステム、グループ、ステーション、ワークキーの各番
号)から、ステーション番号とワークキー番号とがEE
PROMのステーションポインタおよびワークキーポイ
ンタに入力する。
【0117】これによって、EEPROMからワークキ
ー情報が読み出され、このワークキー情報によって、番
組情報の暗号化部分が非暗号化され、その結果、セッシ
ョンキーKsとプログラム構成情報とがデスクランブラ
48へ送られ、番組情報がデスクランブルされる。
【0118】ここで、EEPROM内には、システム、
グループ、ID、個別キーの各番号を書き込み不可能に
して記憶している。従って、個別情報の暗号化部分は、
個別キーKmによって非暗号化され、EEPROMに記
憶される。
【0119】個別メッセージ情報の場合は、個別キーK
mによって非暗号化され、OSD30へ送られ、映像画
面にスーパインポーズ表示される。
【0120】共通メッセージ情報の場合は、ワークキー
Kwによって非暗号化され、OSD30へ送られ、映像
画面にスーパインポーズ表示される。
【0121】ここで、上記動作中、停電等のため、図1
に示した電源回路40の出力電圧V A が低下すると、図
2に示したCPU51は、マイコン41をスリープモー
ドに入れると共に、バックアップ電源45に切り替え
る、所謂モード制御プログラムにより駆動させるスタン
バイモード機能を有している。
【0122】尚、後述するようにスリープモードにおい
ては、RAM54、ROM55から構成されたCAメモ
リ空間の内容はそのまま保存されるから、外部から読み
出されることはない。また、スリープモードの間、消費
電力は極めて少ないから、停電が長引いても心配ない。
【0123】[4]スタンバイモード機能 (1)概要 スタンバイモード機能は、IRD10等のデバイスの消
費電力を低減するために2つのモードが用意されていま
す。この2つのモードをスリープ・モードと、ストップ
・モードと呼び、両モードともプログラムの実行は停止
されるので総称してスタンバイ・モードという。又、C
PUクロック可変機能により、バッテリーバックアップ
時に広い電源電圧範囲で動作させることができるように
なっている。
【0124】このようにして、スタンバイモード機能を
司るモード制御プログラムは、電圧検出手段により、上
記説明したCA動作中であっても常時IRD10の電源
を監し、異常を検出すると切替え手段により、速やかに
システムとして最小限必要なデータをセーブするように
動作する。
【0125】即ち、図13に示すように、図2で示した
CPU51が駆動している時は常時電源回路40の主電
源用の電圧VA とバックアップ用電源45の電圧VB
を比較している(ST1)。
【0126】もし、主電源用の電圧VA がバックアップ
用の電圧VB より小さくなった時、図3に示した電源供
給回路52の入力を電源回路40からバッテリー電源4
5へ切り替えさせると同時に、スリープ命令を出して、
マイコン41のモードをスリープモードにするように制
御する(ST2)。
【0127】この状態、即ちスリープモードの状態で主
電源用の電圧VAとバックアップ用電源の電圧VBとを常
時比較し、等しくなるのを待つ(ST3)。
【0128】もし、主電源用の電圧VAとバックアップ
用電源の電圧VBが等しくなった時、即ち主電源の電圧
Aが回復した時は、図2に示したインターラプトコン
トローラ64に割り込み要求を発生させる(ST4)。
【0129】そして、スリープモードを解除して電源を
主電源に切り換える(ST5)。
【0130】停止の状態でなければ、再度主電源用の電
圧VAとバックアップ用電源の電圧VBとの比較を行い、
停止の状態であれば電圧の比較は終了する(ST6)。
【0131】(2)スタンバイ回路 センターマイコン33には、動作モードとスタンバイモ
ードとがある。動作モードは、図2及び図3に示したマ
イコン33のブロック図における回路群により動作す
る。
【0132】スタンバイモードは、図14に示すよう
に、図2及び図3に示したマイコン41のブロック図の
他に設けてあるスタンバイ回路により動作する。
【0133】このスタンバイモードには、スリープモー
ドとストップモードとがあり、CPU51のスリープ命
令、ストップ命令によってそれぞれのモードへ移行す
る。
【0134】スタンバイ回路70Aは、図14に示すよ
うに、クリスタルオシレータ(以下、XTALと云う)
58と、クロック回路57aと、プリスケーラ62と、
タイムベースタイマ63と、オーバーフロー検知63a
と、タイミングジェネレータ65と、セレクタ66と、
オア回路67、70と、フリップフロップ68、69、
69aとから構成され、その接続状態は下記のようにな
っている。
【0135】クロック回路57aの入力側は、XTAL
58に接続し、その出力側はプリスケーラ62、タイミ
ングジェネレータ65に接続され、その制御端子はフリ
ップフロップ68のプラス出力側に接続されている。
【0136】プリスケーラ62は、接続されている周辺
ハードウエアを停止させるものであり、その出力側はセ
レクタ66に接続し、その制御端子はフリップフロップ
68のプラス出力側に接続されている。
【0137】タイムベースタイマ63は、プリスケーラ
62の条件に対応させて割り込みを発生させるものであ
り、その入力側はセレクタ66に接続し、その出力側は
オーバーフロ検知63aに接続し、その制御端子はフリ
ップフロップ68のプラス出力側に接続されている。
【0138】タイミングジェネレータ65は、図4で示
したCPUのクロックを作成するものであり、その出力
側はCPUクロック65aに接続し、その制御端子はオ
ア回路67の出力側に接続されている。尚、CPUクロ
ック65aは、cpu51が動作するために必要なクロ
ックである。
【0139】オア回路67の出力側は、タイミングジェ
ネレータ65の制御端子に接続し、その一方の入力端子
はフリップフロップ69aのプラス出力側に接続し、他
方の入力端子はフリップフロップ69のプラス出力側に
接続されている。
【0140】フリップフロップ68のセット側は、スト
ップ命令が入力され、そのリセット側はオア回路70の
出力側に接続されている。
【0141】フリップフロップ69のセット側は、スリ
ープ命令が入力され、そのリセット側はオア回路70の
出力側に接続されている。
【0142】フリップフロップ69aのセット側は、フ
リップフロップ68のプラス出力側に接続し、リセット
側はオーバーフロー検知63aの出力側に接続されてい
る。
【0143】オア回路70の出力側は、フリップフロッ
プ68、69のリセット側に接続され、一方の入力端子
はインターラプトコントローラ64からの解除信号を入
力するようになっており、他方の入力端子はリセット信
号を入力するようになっている。
【0144】このように構成されたスタンバイ回路70
Aは、スリープ命令、又はストップ命令により下記に示
すスリープモード、又はストップモードの状態になるこ
とができる。以下(3)スリープモード、(4)ストッ
プモード、(5)スタンバイモードの解除の順に説明す
る。
【0145】(3)スリープモード スリープモードは、プログラム中のスリープ命令によっ
て移行できる。このモードは、XTAL58は動作させ
たままで、CPU51の動作のために供給されているC
PUクロックを停止させることができる。
【0146】即ち、スリープ命令によってフリップフロ
ップ69のプラス側出力が”1”となり、その結果、オ
ア回路67の出力が”1”となり、クロック回路57a
が動作したままでタイミングジェネレータ65が停止さ
せられる。
【0147】その結果、CPUクロック(φ)65aを
停止させる。この場合、フリップフロップ68の出力
は”0”であるからプリスケーラ62から供給されてい
るクロックは正常に動作しているため、タイムベースタ
イマ63、及び周辺ハードウエアの一部の動作は可能で
ある。
【0148】しかし、図15に示すように、図4で示し
たCAメモリ空間のアドレス00FEHに存在するクロ
ック・コントロール・レジスタを制御することにより、
プリスケーラ62から供給されているクロックもプログ
ラムにより停止させることができる。従って、スリープ
モード時にタイムベースタイマ63以外の周辺ハードウ
エアを使用しない場合に余分な電流消費を防ぐことがで
きる。
【0149】この周辺ハードウエアに供給されているク
ロックを停止させるには、図15及び図16に示すよう
に、プリスケーラ62はクロックコントロールレジスタ
71に供給している周辺ハードウェアクロック制御ビッ
ト(PHON)を”0”にすることによって周辺ハード
ウェアを停止させる。
【0150】このように、図17に示すようにスリープ
命令により、クロック回路57aは発振させた状態にし
てスリープモードに入ることができるのである。
【0151】スリープモードに入ると、マイコン41の
各回路の状態は、図18に示すようになる。即ち、動作
状態を維持するのは、XTAL58、プリスケーラ6
2、タイムベースタイマ63、PWM64j、64kで
ある。
【0152】スリープモード時の状態を保持しているの
は、各種のレジスタの内容、RAM54、I/Oポート
A〜Fである。
【0153】又、スリープモード時に停止しているの
は、クロック回路52、オンスクリーンデスプレイ64
a、I2Cインターフェース64h、水平同期カウンタ
64e、リモコン64d、A/D変換器64g、電源周
波数カウンタ、シリアルI/O64b、タイマ/カウン
タ64c、ウオッチドッグタイマ64iである。
【0154】(4)ストップモード ストップモードは、プログラム中のストップ命令によっ
て実行される。このモードは、くろっく回路57の発振
をも停止させ、すべてのクロックは停止状態となり超低
消費電力を実現できる。尚、全てのレジスタ、RAM、
ROMのデータは保持された状態に維持される。
【0155】即ち、図14に示すスタンバイ回路におい
て、ストップ命令を受け取るとフリップフロップ68の
プラス側出力は、”1”となり、クロック回路57aを
停止させる。同時にフリップフロップ68のプラス側出
力の”1”の状態はフリップフロップ69aのプラス側
出力をも”1”にして、オア回路67の出力を”1”の
状態にしてタイミングジェネレータ65の動作を停止さ
せる。従って、図19に示すように、XTAL58の水
晶発振器は作動しているがクロック信号は全て停止した
状態となる。この時、保持されている状態は、図18に
示すように、レジスタの内容と、RAMの内容、I/O
ポートA〜Fの状態を保持するのみである。
【0156】(5)スタンバイモードの解除 スタンバイモードの解除は、3種類の解除要因によって
行われる。即ち、図14に示すオア回路70へのリセ
ット信号の入力、インターラプトコントローラ64か
らのスリープモード解除信号又はストップモード解除信
号の入力、スリープモードの解除の場合は、図6に示
すタイムベースタイマ63による割り込みによる解除の
3種類の解除要因がある。以下、(a)スリープモード
の解除、(b)ストップモードの解除、(c)スタンバ
イモード解除後の命令実行の順に説明する
【0157】(a)スリープモードの解除 スリープモードの解除は、図17に示すように、リセッ
ト信号の入力、及び割り込みによって行われる。リセッ
ト信号による場合は、図14に示すオア回路70の出力
側が”1”となり、フリップフロップ68をリセットす
ることによりクロック回路57aが動作できる状態とな
る。尚、リセット信号による解除の場合には、マイコン
41等のデバイスは初期状態となり、レジスタ等はリセ
ット時に定義されているものになる。
【0158】割り込みによる場合は、所謂ハードウエア
による割り込みであり、スリープモード解除信号とタイ
ムベースタイマ63とによる場合があり、通常はタイム
ベースタイマ63による割り込みを用いる。
【0159】スリープモード解除信号による解除の場合
は、外部からの割り込み要求があった時に発生する。
【0160】タイムベースタイマ63による解除の場合
は、長い周期の割り込みにより解除される。このタイム
ベースタイマ63は、スリープモードの解除の場合にの
み発生し、図14に示すプリスケーラ62のPHONビ
ットが”0”の時(図15参照)、即ち周辺ハードウエ
ア・クロックが停止の状態の時に、割り込み許可フラグ
IEが”1”であれば、スリープモードを解除するため
の割り込みを行う。
【0161】このようにしてスリープモードが解除され
ると、図17に示すように、割り込みによる信号の場合
は、解除されると直ちに命令の実行を開始する。リセッ
ト信号の場合はプログラムの2命令サイクル以上の時間
経過後に所定の命令が実行される。
【0162】(b)ストップモードの解除 ストップモードの解除は、リセット信号の場合と、外部
の割り込みによる解除信号の場合とがある。
【0163】リセット信号の場合は、マイコン41等の
デバイスは初期状態となり、レジスタの値はリセット時
に定義されているものになる。
【0164】外部からの割り込みによる解除信号の場合
は、図14に示すように、オア回路70の出力側が”
1”となり、フリップフロップ68をリセットすること
によりクロック回路57aが動作し、同時にフリップフ
ロップ69をリセットすることによりタイミングジェネ
レータ65が動作できるようになる。
【0165】このようにしてストップモードが解除され
ると、図19に示すように、割り込みによる解除信号及
びリセット信号により、ストッップしていたクロック回
路57aが駆動して安定したパルス信号を発生する時
間、即ち発振安定時間経過後に正常なクロックを発生さ
せることができるようになる。
【0166】即ち、割り込みによる解除信号の場合に
は、発振安定時間を、予めプログラムで設定しておく必
要がある。
【0167】リセット信号の場合は、発振安定時間以上
の時間経過後に所定の命令が実行させるようにする必要
がある。
【0168】(c)スタンバイモード解除後の命令実行 スタンバイモード解除後の動作は、スタンバイモードに
入る前の割り込み関係のレジスタの内容によって異な
る。このことにつき図20を参照にして説明する。先
ず、スリープ命令、ストップ命令によりスタンバイモー
ドに入っている場合に、割り込み要求が発生したとする
(ST7、ST8、ST9)。
【0169】ここで、個々の割り込み許可フラグ(IE
フラグ)の状態を調べ、このIEフラグが”0”の場合
は、割り込みを阻止し、”1”の場合は割り込みを許可
する(ST10)。
【0170】そして、上記説明したようにスタンバイモ
ードが解除され、その時に割り込みマスタ許可フラグ
(Iフラグ)の状態を調べる(ST11、ST12)。
【0171】もし、Iフラグが”0”の場合は、スリー
プ命令、又はストップ命令の次の命令から実行する(S
T13)。
【0172】もし、Iフラグが”1”の場合は、割り込
みサービスルーチンへプログラム実行は移る(ST1
4)。
【0173】このようにして、スタンバイモードのスリ
ープモード時においては、RAM、ROM等のデータは
そのまま保持されると共に、マイコン41の消費電流
は、通常時に流れる電流が10mAとした場合に、スリ
ープモード時における電流は10μAに激減する。つま
り、400mA/Hの容量のバックアップ用電源45を
使用したとすると、通常モードでは(400mA/H)
÷10mA=40時間しか持たないが、スリープモード
では、(400mA/H)÷10μA=40×103
間=1666日=55カ月=4.6年間保持できること
になる。
【0174】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るマイ
コンシステムは下記の効果を奏する。 (1)一般に、本発明に係るマイコンシステムは、停電
時に、メモリ内に記憶している秘匿性の高いデータを退
避させる外部メモリが要らず、しかも低消費電力で保管
することができるから、安価なセキュリティデバイスと
して普及することができると云う極めて優れた効果を奏
する。
【0175】(2)有料のディジタルテレビジョンシス
テムのIRDにおけるコンディショナルアクセスのため
のキーデータを格納するマイコンとして有効に適用する
ことができると云う極めて優れた効果を奏する。
【0176】(3)キーデータ等の秘匿性の高い情報を
マイコンのメモリ内の保持をバックアップ用電源に切り
替わった時に、スタンバイモードにして保持するように
することにより、極めて小ない消費電力により保持する
ことができ、バックアップ電源の寿命を長時間保持させ
ることができると云う極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタルTV衛星放送システムにおいて、本
発明に係るマイコンシステムを適用したIRDの構成を
示すブロック図である。
【図2】同マイコンシステムのセンターマイコンの構成
を示すブロック図である。
【図3】同マイコンシステムのセンターマイコンのバッ
クアップ用電源の構成を示した略示的ブロック図であ
る。
【図4】同センターマイコンのコンディショナルアクセ
スメモリのマップ状態を示した説明図である。
【図5】同センターマイコンのNIFの番組拡張フォー
マットのマップ状態を示す説明図である。
【図6】同センターマイコンのNIFの拡張番組情報フ
ォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図7】同センターマイコンのNIFの個別情報フォー
マットのマップ状態を示す説明図である。
【図8】同センターマイコンのNIFの拡張個別情報フ
ォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図9】同センターマイコンのNIFの共通メッセージ
フォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図10】同センターマイコンのNIFの個別メッセー
ジフォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図11】同センターマイコンのEEPROMデータ構
造を示した説明図である。
【図12】同センターマイコンのコンディショナルアク
セス動作を示す説明図である。
【図13】同スリープモードになる状態を検出するため
のフローチャート図である。
【図14】同スタンバイモードを動作させるための略示
的なスタンバイ回路図である。
【図15】同クロックをコントロールするレジスタの内
容を示した説明図である。
【図16】同スタンバイ回路の動作状態の一部をブロッ
ク図で示した説明図である。
【図17】同スリープモードの状態をタイミングチャー
トで示した説明図である。
【図18】同スリープモード時とストップモード時の状
態を一覧表にして示した説明図である。
【図19】同ストップモードの状態をタイミングチャー
ト図で示した説明図である。
【図20】同スタンバイモードの解除を示したフローチ
ャート図である。
【図21】ディジタルTV衛星放送システムの一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 スタジオ 2 送信局 3 エンコーダ 4 コントローラ 5 変調/増幅 6、8、9 アンテナ 10 IRD 11 TV受像機 12 VCR 13 ビデオディスク 14 ICカード 15 電話機 16A 映像/音声部 16 チューナー 17 QPSK復調器 18 ビタビデコーダ 19 ネットワークインターフェース(NIF) 19a リードソロモン誤り訂正回路 19b デュアルマルチプレクサ 19c ディスクランブラ 19d ディジタルマルチプレクサ 20 MPEGオーディオデコーダ 21 同軸ドライバ 22 光ドライバ 23 ディジタルオーディオインターフェース(DA
I) 24 ディジタルフィルタ(DF) 25 ディジタル/アナログ変換器(D/A) 26 MPEGビデオデコーダ 27 MPEG用マイコン 28 ディジタル/アナログ変換器(D/A) 29 混合器 30 OSD回路 31 OSD/EPG用マイコン 32 メモリ 33A 中央制御部 33 センターマイコン 34 リモコン 35 受光器 36 前面パネルキー 37 LED表示器 38 後面パネル 40 電源回路 41A CA部 41 CA用マイコン 42 ICカードリーダ 43 モデム 45 電池 50 極性制御回路 51 CPU 52 電源供給回路 54 RAM 55 ROM 57 同期/システムクロック 57a クロック回路 58 XTAL 59、60 ダイオード 61 電源電圧検出回路 62 プリスケーラ 63 タイムベースタイマ 64 インターラプトコントローラ 64a オンスクリーンディスプレイ 64b 入出力回路 64c タイマ/カウンタ 64d リモコン回路 64e 水平同期カウンタ 64f ACタイマ 64g A/D変換器 64h I2インターフェース 64i ウオッチドッグタイマ 65 タイミングジェネレータ 66 セレクタ 67、70 OR回路 68、69、69a フリップフロップ 71 レジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマイコンと、これらマイコンと共
    通する情報を格納したメモリを有し、且つこれらマイコ
    ンを制御するセンターマイコンとにより、コンディショ
    ナルアクセス動作をするマイコンシステムであり、 前記センターマイコンには、主電源とバックアップ用電
    源とを切り替える切替え手段と、前記主電源の電圧を検
    出する電圧検出手段とを備え、該電圧検出手段により前
    記主電源の電圧低下を検出した時、前記切替え手段によ
    り前記主電源をバックアップ用電源に切り替えると同時
    に、前記センターマイコンをスタンバイモードにするこ
    とを特徴とするマイコンシステム。
  2. 【請求項2】 上記スタンバイモードは、スリープモー
    ドとストップモードとからなり、これらモードは少なく
    ともコンディショナルアクセス動作に必要なデータ保持
    機能を有することを特徴とする請求項1に記載のマイコ
    ンシステム。
  3. 【請求項3】 上記スタンバイモードは、前記センター
    マイコンにクロックを供給するクロック回路と、メモリ
    と、レジスタと、I/Oポートとを制御することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のマイコンシステム。
  4. 【請求項4】 上記スリープモードは、前記クロック回
    路、メモリ、レジスタ、およびI/Oポートの動作状態
    を保持し、その他の回路の動作を停止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載のマイコンシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記ストップモードは、前記メモリ、レ
    ジスタ、及びI/Oポートの動作状態を保持し、前記ク
    ロック回路及びその他の回路の動作を停止状態にするこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載のマイコンシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記コンディショナルアクセス動作は、
    ディジタル衛星放送の暗号構造によるコンディショナル
    アクセス情報で駆動されることを特徴とする請求項1に
    記載のマイコンシステム。
  7. 【請求項7】 上記メモリには、コンディショナルアク
    セス情報を視聴するためのキーデータを記憶するように
    したことを特徴とする請求項1又は5に記載のマイコン
    システム。
  8. 【請求項8】 上記メモリは、ワンタイム形式であるこ
    とを特徴とする請求項1又は7に記載のマイコンシステ
    ム。
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