JPH07270627A - 光ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケース - Google Patents

光ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケース

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JPH07270627A
JPH07270627A JP6057614A JP5761494A JPH07270627A JP H07270627 A JPH07270627 A JP H07270627A JP 6057614 A JP6057614 A JP 6057614A JP 5761494 A JP5761494 A JP 5761494A JP H07270627 A JPH07270627 A JP H07270627A
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JP
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storage case
insulator
desiccant
optical fiber
case body
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JP6057614A
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憲二 ▲ど▼井
Kenji Doi
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周辺機器に及ぼす影響を少なくして光ファイ
バ内蔵碍子を配設することができ、スペース効率が良
く、かつ肉厚を薄くすることができて軽量化を図ること
ができるようにする。また、乾燥剤の収納容積を増大す
ることができるようにする。 【構成】 乾燥剤21を収納するための収納ケース本体
22をその端部が回転軸のフランジ3aと碍子本体のフ
ランジ5bの周縁より実質上突出しないように収容す
る。また、収納ケース本体22を、円筒状の収納筒部2
3と、その収納筒部23の一端開放部に固定された取付
板部24と、収納筒部23の他端開放部に固定された閉
鎖板部25とにより、両端が閉鎖された筒状に形成す
る。収納ケース本体22の周壁には内部に乾燥剤21を
挿入するための挿入口26を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、光ファイバ内蔵碍
子における乾燥剤の収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、送配電線路や変電所構内で事故
が発生した場合、その事故点を速やかに検知して復旧す
るために、母線に対応して断路器等に光CTを装設し、
その光センサにより検出された光信号を、光ファイバに
より測定部に伝送するシステムが知られている。このシ
ステムにおいては、母線に付設した光CTと測定部との
間で、送電電圧や送電電流を絶縁して光信号のみを伝送
するように、光ファイバ内蔵碍子が使用されている。
【0003】この種の光ファイバ内蔵碍子としては、例
えば図6に示すような構成のものが知られている。すな
わち、碍子本体31のフランジ31aと回転軸32のフ
ランジ32aとが連結金具33にボルト34を挿通して
ナット35で締付けることにより、所定間隔をおいて連
結されている。そして、回転軸32の回転により連結金
具33を介して碍子本体31が回転される。碍子本体3
1と回転軸32にはそれぞれ中心部に貫通孔36,37
が設けられ、光ファイバ38が挿通されている。この光
ファイバ38の余長部38aは連結金具33に設けられ
た空間に収容されている。
【0004】有底円筒状をなす乾燥剤40の収納ケース
39は、両フランジ31a,32aの外周縁においてそ
の底部の取付フランジ41にボルト42が挿通されて連
結金具33に螺合固定されている。収納ケース39の内
端部には乾燥剤を保持する保持網43が設けられ、両フ
ランジ31a,32a間の空間に収容された光ファイバ
38の余長部38aを乾燥状態に保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、この従来
構成においては、乾燥剤40を収容する収納ケース39
が両フランジ31a,32aの外周縁より突出している
ため、碍子本体31の回転に伴ってこの碍子本体31の
周囲に位置する他の機器に接触するおそれがあるという
問題があった。この場合、回転する光ファイバ内蔵碍子
を配設するために相当のスペースを必要とするので、こ
の種の光ファイバ内蔵碍子を適用することができない場
合があるという問題があった。しかも、この光ファイバ
内蔵碍子は繰り返し回転して使用するため、それに耐え
得る強度をもたせる必要があり、肉厚に形成しなければ
ならないことから、重量が重くなるという問題があっ
た。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、周辺機器に及ぼす影響を少なくして光ファ
イバ内蔵碍子を配設することができ、スペース効率が良
く、かつ肉厚を薄くすることができて軽量化を図ること
ができる光ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケー
スを提供することにある。
【0007】また、他の目的とするところは、内部空間
を有効に利用して、乾燥剤の収納容積を増大することが
できる光ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケース
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の光ファイバ内蔵碍子における
乾燥剤の収納ケースの発明では、碍子本体のフランジと
回転体のフランジとを所定間隔をおいて連結するととも
に、碍子本体と回転体に貫通孔を設け、この貫通孔に光
CT等の機器に接続された光ファイバを挿通するととも
に、その余長部を前記両フランジ間の空間に収容した光
ファイバ内蔵碍子において、前記空間に乾燥剤を収納す
るための収納ケース本体をその端部が両フランジの周縁
より実質上突出しないように収容したものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1の発明において、前記空間内において収納ケース本体
を収容するボックスを配置して両フランジに固設し、収
納ケース本体を両端が閉鎖した筒状に形成し、その収納
ケース本体の周壁には内部に乾燥剤を挿入するための挿
入口を形成したものである。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1に記載の発明において、前記収納ケース本体をボッ
クスの取付孔に取り付けたとき、収納ケース本体の外周
面と取付孔の内周面との間に、乾燥剤の粒径よりも小さ
な隙間が形成されるように、収納ケース本体の外径を取
付孔の内径よりも小さくしたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】 請求項1に記載の光ファイバ内蔵碍子におけ
る乾燥剤の収納ケースでは、乾燥剤を収納するための収
納ケース本体の端部が、碍子本体のフランジと回転体の
フランジの両フランジ周縁より実質上突出しないように
収容されている。このため、回転体の回転により両フラ
ンジが回転しても、収納ケース本体はその周囲の他の機
器に接触するおそれが回避される。しかも、収納ケース
本体の重量は、両フランジ間において支持されているた
め、従来のようにフランジより突出した場合に比べて、
自重を支える必要がなく、薄肉に形成できる。
【0012】また、請求項2に記載の発明では、収納ケ
ース本体が両端を閉鎖した筒状に形成され、その収納ケ
ース本体の周壁には乾燥剤を挿入するための挿入口が形
成されている。そのため、収納ケース本体の製作時に、
その収納筒部に蓋体を組み付ける際の締付荷重等が掛か
ることがなく、収納筒部の肉厚を薄くすることができ
る。
【0013】しかも、請求項2に記載の乾燥剤の収納ケ
ースでは、収納ケース本体が両端を閉鎖した筒状に形成
されているため、その収納筒部の肉厚が薄くなるととも
に、収納筒部内には蓋体を固定するための締付ネジ等も
配置されない。従って、収納筒部の内部空間を有効に利
用して、収納筒部内への乾燥剤の収納容積を増大するこ
とができる。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
収納ケース本体をボックスの取付孔に取り付けたとき、
収納ケース本体の周壁の挿入口が取付孔の内周面によ
り、乾燥剤の粒径よりも小さな隙間を介して塞がれる。
このため、収納ケース本体内に収納された乾燥剤が挿入
口から漏れ出すおそれを防止することができる。また、
この収納ケース本体の取り付け状態で、収納ケース本体
の内部が挿入口及び隙間を介してボックス内に連通され
るため、乾燥剤によりボックス内の光ファイバを効果的
に乾燥することができる。
【0015】
【実施例】 以下、この発明を具体化した断路器用の光
ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケースの一実施
例を、図面に基づいて説明する。まず、光ファイバ内蔵
碍子について述べると、図3及び図4に示すように、支
持筒1は外周のフランジ部1aを介して腕金等の取付体
2に貫通固定され、その内部には円筒状の回転軸3が一
対のベアリング4を介して回転可能に支持されている。
柱状の碍子本体5はそのフランジ5bと回転軸3のフラ
ンジ3aとに、下部ボックス6を介して複数のボルト1
3aが挿通されてナット13bで締付けられることによ
り、回転軸3の上端に立設固定されている。そして、回
転軸3の回転により、フランジ3a、下部ボックス6、
フランジ5bを介して碍子本体5が回転される。複数の
絶縁ひだ5aは碍子本体5の外周に形成されている。
【0016】電極金具7は前記碍子本体5の上端に上部
ボックス8を介して固定され、その側部には可動接触刃
9が突設されている。光CT10は上部ボックス8の側
部に支持アーム11を介して配設され、その中心の貫通
孔10aには可動接触刃9が挿通されている。そして、
前記回転軸3が図示しないモータ等の駆動源にて所定角
度範囲で回動されることにより、可動接触刃9が対向配
置された図示しない固定接触刃に投入または離間されて
断路器が開閉される。
【0017】一対の伝送用光ファイバ12は前記碍子本
体5の中心の貫通孔内に挿通固定され、その両端の余長
部12aが下部ボックス6及び上部ボックス8内に収容
されている。すなわち、光ファイバ12の余長部12a
は、前記両フランジ3a,5b間に形成された空間Vに
収容されている。そして、伝送用光ファイバ12は回転
軸3内に挿通固定されている。図示しない測定部に接続
するための一対のコネクタ14は取付板15を介して回
転軸3の下端開口縁に取着され、伝送用光ファイバ12
の下端に融着接合されている。
【0018】また、前記伝送用光ファイバ12の下端余
長部12aからコネクタ14にかけての部分は裸にした
状態になっている。さらに、伝送用光ファイバ12の上
端余長部12aは光CTから延びる図示しない光ファイ
バに対し同様に融着接合されている。
【0019】そして、前記可動接触刃9が固定接触刃に
投入された断路器の閉成状態において、電線路に事故が
発生した場合には、その事故点が光CT10の光センサ
によって検知される。また、この光センサからの光信号
は、伝送用光ファイバ12等を介して図示しない測定部
に伝送される。これにより、前記モータ等の駆動部が起
動されて回転軸3が回動され、可動接触刃9が固定接触
刃から離間されて断路器が開放される。
【0020】図1、図2及び図4に示すように、一対の
断面円形状の取付孔16は前記下部ボックス6の両側に
形成され、外方に向かって開口されている。連通口17
は取付孔16の内端に形成され、この連通口17を介し
て取付孔16の内部が下部ボックス6内に連通されてい
る。乾燥剤収納ケース18は複数のボルト19によりシ
ールリング20を介して各取付孔16に取り付けられ、
その外端部が両フランジ3a,5bの周縁より実質上突
出しないようになっている。この収納ケース18の内部
にはゼオライトやシリカゲル等よりなる柱状の乾燥剤2
1が収納されている。
【0021】そして、この収納ケース18内の乾燥剤2
1によって、下部ボックス6や回転軸3の内部の湿気が
吸収除去される。それにより、下部ボックス6の内部の
空間Vに裸の状態で収容されている光ファイバ12の余
長部12a等の裸の部分が、常に乾燥状態に保たれる。
【0022】次に、前記乾燥剤収納ケース18の構成
を、図1、図2及び図5に基づいて詳細に説明する。さ
て、収納ケース本体22は円筒状の収納筒部23と、そ
の収納筒部23の一端開放部に溶接固定された取付板部
24と、収納筒部23の他端開放部に溶接固定された閉
鎖板部25とにより、両端を閉鎖した筒状に形成されて
いる。
【0023】前記収納筒部23は金属板を円筒状に湾曲
加工するとともに、その対向端縁を互いに溶接固定して
形成されている。挿入口26は収納筒部23の周壁上部
に形成され、この挿入口26から収納ケース本体22の
内部に乾燥剤21を収納できるようになっている。
【0024】前記取付板部24は金属材料により四角板
状に形成され、その内面中央には収納筒部23を溶接固
定するための円筒状の固定部24aが突設されている。
環状溝27は取付板部24の内面に固定部24aと同心
状に形成され、この環状溝27内に前記シールリング2
0を嵌着した状態で、取付板部24が取付孔16の開口
端面に接合される。複数の挿通孔28は取付板部24の
四隅に形成され、この挿通孔28を通して下部ボックス
6に前記ボルト19が螺合される。
【0025】前記閉鎖板部25は金属材料により円板状
に形成され、その内面中央には収納筒部23を溶接固定
するための円筒状の固定部25aが突設されている。複
数の通気孔29は閉鎖板部25に所定間隔おきで配列形
成され、これらの通気孔29を介して収納ケース本体2
2の内部が下部ボックス6内に連通されるようになって
いる。
【0026】また、図1及び図2に示すように、収納ケ
ース本体22の収納筒部23の外径D1は、下部ボック
ス6の取付孔16の内径D2よりも若干小さくなるよう
に形成されている。これにより、収納ケース本体22を
取付孔16に取り付けたとき、収納筒部23の外周面と
取付孔16の内周面との間に、乾燥剤21の粒径D3よ
りも小さな距離Sの隙間30が形成されるようになって
いる。
【0027】そして、この収納ケース本体22の取り付
け状態において、収納筒部23の周壁の挿入口26が取
付孔16の内周面に、隙間30を介して近接対向し、収
納ケース本体22内に収納された乾燥剤21が挿入口2
6から漏れ出さないようになっている。また、この収納
ケース本体22の取り付け状態で、収納ケース本体22
の内部が挿入口26及び隙間30を介して下部ボックス
6内に連通されるようになっている。
【0028】次に、前記のように構成された断路器の光
ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケースについて
作用を説明する。さて、前記可動接触刃9が図示しない
固定接触刃に投入された断路器の閉成状態で、電線路に
事故が発生すると、その事故点が光CT10の光センサ
によって検知される。そして、この光センサからの光信
号が、伝送用光ファイバ12等を介して測定部に伝送さ
れ、図示しないモータ等の駆動部が起動される。これに
より、回転軸3を介して碍子本体5が回動され、可動接
触刃9が固定接触刃から離間されて断路器が開放され
る。また、事故が復旧したときには断路器が閉成され
る。
【0029】このように回転軸3が回転して両フランジ
3a,5bが回転しても、収納ケース18は両フランジ
3a,5bの周縁より突出していないため、その周囲に
配設された他の機器に接触するおそれが回避される。し
かも、収納ケース18の重量は、両フランジ3a,5b
間において保持されているため、従来のようにフランジ
より外方へ突出した場合に比べて、自重を支える必要が
なく、薄肉に形成できる。
【0030】また、前記碍子本体5の下端に固設した下
部ボックス6の取付孔16には、乾燥剤21が収納ケー
ス18に収納した状態で封入されている。そのため、こ
の乾燥剤21によって下部ボックス6や回転軸3の内部
の湿気が吸収除去されて、下部ボックス6の内部に裸の
状態で収容されている光ファイバ12が、常に乾燥状態
に保たれる。従って、光ファイバ12に水滴が付着し
て、光信号の伝送に支障を来したり、早期に劣化したり
するおそれを防止することができる。
【0031】以上のように、この実施例の乾燥剤収納ケ
ース18は両フランジ3a,5bの周縁より実質上突出
していないため、その周囲のの機器に接触するおそれが
防止され、光ファイバ内蔵碍子を配設するためのスペー
ス効率が向上する。しかも、収納ケース18は両フラン
ジ3a,5b間において保持されているため、図6に示
す従来構成のようにフランジより外方へ突出した場合に
比べて、自重を支える必要がなく、薄肉に形成できて、
光ファイバ内蔵碍子の軽量化を図ることができる。
【0032】また、収納ケース本体22が収納筒部23
の両端に取付板部24及び閉鎖板部25を溶接固定する
ことによって、両端を閉鎖した筒状に形成されている。
そして、収納ケース本体22の収納筒部23の周壁上面
には、乾燥剤21を挿入するための挿入口26が形成さ
れている。
【0033】そのため、収納ケース本体の製作時に、そ
の収納筒部の開口端部に蓋体等を締付ボルトによって組
み付ける必要がなく、収納筒部23に締付ボルトの締付
荷重等が掛かることはない。従って、収納ケース本体2
2の収納筒部23の肉厚を薄くすることができ、その収
納筒部23を金属板により筒状に加工することができ
る。このため、削出しのような手間のかかる作業が不要
になり、収納ケース本体22を容易かつ安価に製作する
ことができる。
【0034】さらに、この実施例の乾燥剤収納ケース1
8においては、収納ケース本体22が両端を閉鎖した筒
状に形成されているため、その収納筒部23の肉厚が薄
くなるとともに、収納筒部23内には蓋体を固定するた
めの締付ネジ等も配置されていない。従って、収納筒部
23の内部空間を有効に利用して、収納筒部23内への
乾燥剤21の収納容積を増大することができる。
【0035】加えて、この実施例の乾燥剤収納ケース1
8においては、収納ケース本体22を下部ボックス6の
取付孔16に取り付けたとき、収納筒部23の外周面と
取付孔16の内周面との間に、乾燥剤21の粒径D3よ
りも小さな距離Sの隙間30が形成される。そして、こ
の隙間30を介して、収納筒部23の周壁の挿入口26
が取付孔16の内周面に近接対向するようになってい
る。従って、収納ケース本体22内に収納された乾燥剤
21が挿入口26から漏れ出すおそれを確実に防止する
ことができる。
【0036】しかも、この収納ケース本体22の取り付
け状態で、収納ケース本体22の内部が閉鎖板部25の
通気孔29を介して下部ボックス6内に連通されるとと
もに、挿入口26及び隙間30を介しても下部ボックス
6内に連通される。従って、下部ボックス6や回転軸3
内の気体が収納ケース本体22内に循環して除湿され、
その下部ボックス6や回転軸3内に収容されている光フ
ァイバ12を効果的に乾燥することができる。
【0037】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば以下のように、各部の構成
を任意に変更して具体化することも可能である。 (a)碍子本体5の上端に固設した上部ボックス8にも
取付孔16を形成して、前記実施例と同一構成の乾燥剤
収納ケース18を取り付けるようにすること。 (b)閉鎖板部25の通気孔29を省略し、挿入口2
6、隙間30を介して乾燥を行うこと。 (c)収納筒部23の挿入口26に樹脂フィルムを貼着
して、通気孔29を介して乾燥を行うこと。
【0038】ちなみに、前記実施例より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)乾燥剤の収納ケース本体底部に設けられた閉鎖板
部に通気孔が透設されている請求項2に記載の光ファイ
バ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケース。この構成によ
って、光ファイバの余長部をより効果的に乾燥状態に保
持できる。
【0039】
【発明の効果】 この発明は、以上説明したように構成
されているため、請求項1に記載の発明によれば、周辺
機器に及ぼす影響を少なして光ファイバ内蔵碍子を配設
できて、スペース効率に優れ、しかも肉厚を薄くするこ
とができて軽量化を図ることができる。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、収
納ケース本体の製作時に、その収納筒部に組付荷重等が
掛かることがなく、収納筒部の肉厚を薄くすることがで
きる。このため、収納ケース本体の収納筒部を金属板に
より筒状に加工することができて、収納ケース本体を容
易かつ安価に製作することができる。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、収
納ケース本体における収納筒部の肉厚が薄くなるととも
に、その収納筒部内には締付ネジ等が配置されない。こ
のため、収納筒部の内部空間を有効に利用して、収納筒
部内への乾燥剤の収納容積を増大することができる。
【0042】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
収納ケース本体をボックスの取付孔に取り付けたとき、
収納ケース本体の外周の挿入口を取付孔の内周面によ
り、乾燥剤の粒径よりも小さな隙間を介して塞ぐことが
できる。このため、収納ケース本体内に収納された乾燥
剤が挿入口から漏れ出すおそれを防止することができる
とともに、挿入口及び隙間を介して収納ケース本体の内
部をボックス内に連通することができて、ボックス内や
回転軸内の光ファイバを乾燥剤にて効果的に乾燥するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した光ファイバ内蔵碍子に
おける乾燥剤の収納ケースの一実施例を示す部分断面図
である。
【図2】 図1のA−A線における部分断面図である。
【図3】 光ファイバ内蔵碍子の全体構造を示す正面図
である。
【図4】 その光ファイバ内蔵碍子の要部を断面にして
示す部分拡大正面図である。
【図5】 乾燥剤の収納ケースを取り出して示す斜視図
である。
【図6】 従来の乾燥剤の収納ケースを備えた光ファイ
バ内蔵碍子を示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
3…回転体としての回転軸、3a…フランジ、5…碍子
本体、5b…フランジ、6…下部ボックス、8…上部ボ
ックス、10…光CT、12…伝送用光ファイバ、12
a…余長部、16…取付孔、18…乾燥剤収納ケース、
21…乾燥剤、22…収納ケース本体、23…収納筒
部、24…取付板部、25…閉鎖板部、26…挿入口、
30…隙間、D1…収納筒部の外径、D2…取付孔の内
径、D3…乾燥剤の粒径、S…隙間の距離、V…空間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍子本体のフランジと回転体のフランジ
    とを所定間隔をおいて連結するとともに、碍子本体と回
    転体に貫通孔を設け、この貫通孔に光CT等の機器に接
    続された光ファイバを挿通するとともに、その余長部を
    前記両フランジ間の空間に収容した光ファイバ内蔵碍子
    において、 前記空間に乾燥剤を収納するための収納ケース本体をそ
    の端部が両フランジの周縁より実質上突出しないように
    収容した光ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記空間内において収納ケース本体を収
    容するボックスを配置して両フランジに固設し、収納ケ
    ース本体を両端が閉鎖した筒状に形成し、その収納ケー
    ス本体の周壁には内部に乾燥剤を挿入するための挿入口
    を形成した請求項1に記載の光ファイバ内蔵碍子におけ
    る乾燥剤の収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記収納ケース本体をボックスの取付孔
    に取り付けたとき、収納ケース本体の外周面と取付孔の
    内周面との間に、乾燥剤の粒径よりも小さな隙間が形成
    されるように、収納ケース本体の外径を取付孔の内径よ
    りも小さくした請求項2に記載の光ファイバ内蔵碍子に
    おける乾燥剤の収納ケース。
JP6057614A 1994-03-28 1994-03-28 光ファイバ内蔵碍子における乾燥剤の収納ケース Pending JPH07270627A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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