JPH07270266A - ガスメータにおける調圧装置 - Google Patents
ガスメータにおける調圧装置Info
- Publication number
- JPH07270266A JPH07270266A JP6279194A JP6279194A JPH07270266A JP H07270266 A JPH07270266 A JP H07270266A JP 6279194 A JP6279194 A JP 6279194A JP 6279194 A JP6279194 A JP 6279194A JP H07270266 A JPH07270266 A JP H07270266A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- pressure
- pressure regulating
- hole
- gas meter
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御機器室内を安定した大気圧下に保持し、
且つ風雨及び虫、埃等が侵入しないガスメータにおける
調圧装置を得る。 【構成】 下向きの大気開放孔７に続いて第一調圧室９
を形成し、この上に上向きの中間連通孔８を経由して第
二調圧室１０を形成し、この横に水平方向の中間連通孔
８を経由して第三調圧室１１を形成し、この下に下向き
の中間連通孔８を経由して第四調圧室１２を形成し、こ
の横に水平方向の中間連通孔８を経由して第五調圧室１
３を形成し、この上に上向きの中間連通孔８を経由して
第六調圧室１４を形成し、この第六調圧室１４と制御機
器室４内とを水平方向の室内開放孔１５で結ぶことによ
り、制御機器室４内を安定した大気圧下に保持し、且つ
風雨、虫、埃等の侵入を防ぐ。
且つ風雨及び虫、埃等が侵入しないガスメータにおける
調圧装置を得る。 【構成】 下向きの大気開放孔７に続いて第一調圧室９
を形成し、この上に上向きの中間連通孔８を経由して第
二調圧室１０を形成し、この横に水平方向の中間連通孔
８を経由して第三調圧室１１を形成し、この下に下向き
の中間連通孔８を経由して第四調圧室１２を形成し、こ
の横に水平方向の中間連通孔８を経由して第五調圧室１
３を形成し、この上に上向きの中間連通孔８を経由して
第六調圧室１４を形成し、この第六調圧室１４と制御機
器室４内とを水平方向の室内開放孔１５で結ぶことによ
り、制御機器室４内を安定した大気圧下に保持し、且つ
風雨、虫、埃等の侵入を防ぐ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力センサ等を制御機
器室内に組み込んだガスメータにおいて、制御機器室内
を安定した大気圧下に調整するための調圧装置に関す
る。
器室内に組み込んだガスメータにおいて、制御機器室内
を安定した大気圧下に調整するための調圧装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】最近のガスメータ内には、供給ガス圧の
低下を監視するために、圧力センサを内蔵したものがあ
る。このようなガスメータの場合、圧力センサは計量室
の上部に形成された緊急遮断弁、通信電子機器等を組み
込んだ制御機器室内に組み込まれているため、制御機器
室が密閉型であると正確な大気圧を検出できない。そこ
で、従来のガスメータの場合は、メータケースの一部に
大気開放孔を設けて制御機器室内を大気圧に維持してい
る。
低下を監視するために、圧力センサを内蔵したものがあ
る。このようなガスメータの場合、圧力センサは計量室
の上部に形成された緊急遮断弁、通信電子機器等を組み
込んだ制御機器室内に組み込まれているため、制御機器
室が密閉型であると正確な大気圧を検出できない。そこ
で、従来のガスメータの場合は、メータケースの一部に
大気開放孔を設けて制御機器室内を大気圧に維持してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記大気開放
孔の場合、次のような欠点がある。
孔の場合、次のような欠点がある。
【０００４】ａ．大気開放孔は通常下向きに設けられて
いるが、風雨が強い場合にこの大気開放孔から雨水が内
部に侵入してトラブルの原因になり易い。
いるが、風雨が強い場合にこの大気開放孔から雨水が内
部に侵入してトラブルの原因になり易い。
【０００５】ｂ．風が強い場合、この風の影響により内
部の圧力が変動して正確な大気圧を検出できず、誤作動
の心配がある。
部の圧力が変動して正確な大気圧を検出できず、誤作動
の心配がある。
【０００６】ｃ．大気開放孔から埃や虫が内部に侵入し
てトラブルの原因になることがある。
てトラブルの原因になることがある。
【０００７】本発明の目的は、ガスメータにおける調圧
装置において、上記ａ〜ｃに記述した欠点を解消するこ
とである。
装置において、上記ａ〜ｃに記述した欠点を解消するこ
とである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスメータ
における調圧装置の構成は次のとおりである。
における調圧装置の構成は次のとおりである。
【０００９】１．ガスメータ内の制御機器室内に室内開
放孔を形成し、ガスメータの外壁部に外気開放孔を形成
すると共にガスメータ内に調圧室を複数形成し、室内開
放孔は最後の調圧室から任意の方向に、大気開放孔は最
初の調圧室から下向きに形成し、更に前記調圧室間を結
ぶ中間連通孔のうちの少なくとも一つは下向きに、一つ
は上向きに形成したことを特徴とするガスメータにおけ
る調圧装置。
放孔を形成し、ガスメータの外壁部に外気開放孔を形成
すると共にガスメータ内に調圧室を複数形成し、室内開
放孔は最後の調圧室から任意の方向に、大気開放孔は最
初の調圧室から下向きに形成し、更に前記調圧室間を結
ぶ中間連通孔のうちの少なくとも一つは下向きに、一つ
は上向きに形成したことを特徴とするガスメータにおけ
る調圧装置。
【００１０】２．下向きの大気開放孔に続いて第一調圧
室を形成し、この上に上向きの中間連通孔を経由して第
二調圧室を形成し、この横に水平方向の中間連通孔を経
由して第三調圧室を形成し、この下に下向きの中間連通
孔を経由して第四調圧室を形成し、この横に水平方向の
中間連通孔を経由して第五調圧室を形成し、この上に上
向きの中間連通孔を経由して第六調圧室を形成し、この
第六調圧室と制御機器室内とを水平方向の室内開放孔で
結んで成る請求項１記載のガスメータにおける調圧装
置。
室を形成し、この上に上向きの中間連通孔を経由して第
二調圧室を形成し、この横に水平方向の中間連通孔を経
由して第三調圧室を形成し、この下に下向きの中間連通
孔を経由して第四調圧室を形成し、この横に水平方向の
中間連通孔を経由して第五調圧室を形成し、この上に上
向きの中間連通孔を経由して第六調圧室を形成し、この
第六調圧室と制御機器室内とを水平方向の室内開放孔で
結んで成る請求項１記載のガスメータにおける調圧装
置。
【００１１】
【作用】ガスメータの制御機器室内と大気とは室内開放
孔及び調圧室及び中間連通孔並びに大気開放孔とで直列
に連通されており、この結果、制御機器室内は大気圧に
保持されている。
孔及び調圧室及び中間連通孔並びに大気開放孔とで直列
に連通されており、この結果、制御機器室内は大気圧に
保持されている。
【００１２】風雨が強い場合、小さな断面積の大気連通
孔からは風及び雨水は侵入がしにくく、又仮にこの大気
連通孔を経由して侵入しても、大きな空間を有する調圧
室で侵入速度が減速され、この減速が複数の調圧室で繰
り返されるため、やがて減衰して制御機器室内には到達
しない。この作用で、制御機器室内の大気圧は安定的に
保持される。
孔からは風及び雨水は侵入がしにくく、又仮にこの大気
連通孔を経由して侵入しても、大きな空間を有する調圧
室で侵入速度が減速され、この減速が複数の調圧室で繰
り返されるため、やがて減衰して制御機器室内には到達
しない。この作用で、制御機器室内の大気圧は安定的に
保持される。
【００１３】又、例えば蟻等の虫は上向きで小さな断面
積の大気連通孔からは侵入がしにくく、又仮に侵入して
も調圧室が上り、下り方向に夫々存在するため、制御機
器室までは到達できないばかりか、通常は容積の大きい
調圧室内で死んでしまう。このため、中間連通孔内に止
まり、ここで死んで中間連通孔を塞いでしまうこともな
い。
積の大気連通孔からは侵入がしにくく、又仮に侵入して
も調圧室が上り、下り方向に夫々存在するため、制御機
器室までは到達できないばかりか、通常は容積の大きい
調圧室内で死んでしまう。このため、中間連通孔内に止
まり、ここで死んで中間連通孔を塞いでしまうこともな
い。
【００１４】
【実施例】図１は本発明を実施した膜式ガスメータであ
って、１はダイキャストボディーから成るメータケー
ス、２は内部に計量膜を組み込んだ計量室、３は機械
室、４はこの機械室３の上部に形成された制御機器室、
５はガス入側口金、５ａはガス出側口金である。なお、
機械室３と制御機器室４は連通状態にある。
って、１はダイキャストボディーから成るメータケー
ス、２は内部に計量膜を組み込んだ計量室、３は機械
室、４はこの機械室３の上部に形成された制御機器室、
５はガス入側口金、５ａはガス出側口金である。なお、
機械室３と制御機器室４は連通状態にある。
【００１５】６は機械室３の前壁であって、図１、図
３、図４に示すように、この前壁６には調圧装置として
の下向きの大気開放孔７、この大気開放孔７の上方に第
一調圧室９、この第一調圧室９の上方に上向きの中間連
通孔８を経由して第二調圧室１０、この第二調圧室１０
の左側に水平方向の中間連通孔８を経由して第三調圧室
１１、この第三調圧室１１の下方に下向きの中間連通孔
８を経由して第四調圧室１２、この第四調圧室１２の左
方に水平方向の中間連通孔８を経由して第五調圧室１
３、この第五調圧室１３の上方に上向きの中間連通孔８
を経由して第六調圧室１４が形成されていると共にこの
第六調圧室１４から水平方向に向けて室内開放孔１５が
溝状に形成されていて制御機器室４内と大気とが連通さ
れている。
３、図４に示すように、この前壁６には調圧装置として
の下向きの大気開放孔７、この大気開放孔７の上方に第
一調圧室９、この第一調圧室９の上方に上向きの中間連
通孔８を経由して第二調圧室１０、この第二調圧室１０
の左側に水平方向の中間連通孔８を経由して第三調圧室
１１、この第三調圧室１１の下方に下向きの中間連通孔
８を経由して第四調圧室１２、この第四調圧室１２の左
方に水平方向の中間連通孔８を経由して第五調圧室１
３、この第五調圧室１３の上方に上向きの中間連通孔８
を経由して第六調圧室１４が形成されていると共にこの
第六調圧室１４から水平方向に向けて室内開放孔１５が
溝状に形成されていて制御機器室４内と大気とが連通さ
れている。
【００１６】１６は上記大気開放孔７と各中間連通孔８
及び調圧室９〜１４及び室内開放孔１５を形成する溝を
前方から覆う前カバーであって、この前カバー１６の裏
面が溝の前面に密着することで大気連通空間が形成され
ている。なお、上記実施例は、調圧装置をガスメータの
正面側に形成しているが、機械室３又は制御機器室４の
側面又は裏面側に形成してもよい。
及び調圧室９〜１４及び室内開放孔１５を形成する溝を
前方から覆う前カバーであって、この前カバー１６の裏
面が溝の前面に密着することで大気連通空間が形成され
ている。なお、上記実施例は、調圧装置をガスメータの
正面側に形成しているが、機械室３又は制御機器室４の
側面又は裏面側に形成してもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上のように、下向きの大気連
通孔と水平方向の室内開放孔と複数の調圧室を設けてこ
れらを中間連通孔で連通し、これにより大気連通空間を
形成したことにより、次の効果を奏する。
通孔と水平方向の室内開放孔と複数の調圧室を設けてこ
れらを中間連通孔で連通し、これにより大気連通空間を
形成したことにより、次の効果を奏する。
【００１８】ａ．制御機器室内と大気とが下向きの大気
連通孔と複数の調圧室で結ばれているため、風雨が制御
機器室内まで侵入することがない。
連通孔と複数の調圧室で結ばれているため、風雨が制御
機器室内まで侵入することがない。
【００１９】ｂ．虫は調圧室を経由する際、上下動通過
を余儀なくされるため、制御機器室内まで到達すること
は至難となり、途中の調圧室内で死んでしまう。この結
果、中間連通孔が虫の死骸で塞がれてしまうことがな
い。
を余儀なくされるため、制御機器室内まで到達すること
は至難となり、途中の調圧室内で死んでしまう。この結
果、中間連通孔が虫の死骸で塞がれてしまうことがな
い。
【００２０】ｃ．制御機器室内と大気とは同一断面積の
孔で連通せず、途中に調圧室を配置したことにより、風
圧は途中で減圧を繰り返し、減衰する。この結果、制御
機器室内を安定した大気圧に保持できる。
孔で連通せず、途中に調圧室を配置したことにより、風
圧は途中で減圧を繰り返し、減衰する。この結果、制御
機器室内を安定した大気圧に保持できる。
【図１】本発明を実施した膜式ガスメータの正面図。
【図２】制御機器室部分の横断平面図。
【図３】機械室と制御機器室部分を断面したガスメータ
の説明図。
の説明図。
【図４】調圧装置の説明図。
１ ガスメータ本体 ２ 計量室 ３ 機械室 ４ 制御機器室 ５ ガス入口側口金 ５ａ ガス出口側口金 ６ 前壁 ７ 大気開放孔 ８ 中間連通孔 ９ 第一調圧室 １０ 第二調圧室 １１ 第三調圧室 １２ 第四調圧室 １３ 第五調圧室 １４ 第六調圧室 １５ 室内開放孔 １６ 前カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 英一 千葉県鎌ヶ谷市東道野辺７−８−36
Claims (2)
- 【請求項１】 ガスメータ内の制御機器室内に室内開放
孔を形成し、ガスメータの外壁部に外気開放孔を形成す
ると共にガスメータ内に調圧室を複数形成し、室内開放
孔は最後の調圧室から任意の方向に、大気開放孔は最初
の調圧室から下向きに形成し、更に前記調圧室間を結ぶ
中間連通孔のうちの少なくとも一つは下向きに、一つは
上向きに形成したことを特徴とするガスメータにおける
調圧装置。 - 【請求項２】 下向きの大気開放孔に続いて第一調圧室
を形成し、この上に上向きの中間連通孔を経由して第二
調圧室を形成し、この横に水平方向の中間連通孔を経由
して第三調圧室を形成し、この下に下向きの中間連通孔
を経由して第四調圧室を形成し、この横に水平方向の中
間連通孔を経由して第五調圧室を形成し、この上に上向
きの中間連通孔を経由して第六調圧室を形成し、この第
六調圧室と制御機器室内とを水平方向の室内開放孔で結
んで成る請求項１記載のガスメータにおける調圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6279194A JPH07270266A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ガスメータにおける調圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6279194A JPH07270266A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ガスメータにおける調圧装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07270266A true JPH07270266A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13210533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6279194A Pending JPH07270266A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ガスメータにおける調圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07270266A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015232512A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 株式会社竹中製作所 | 電子計量方式を採用した膜式ガスメータ。 |
| CN105527070A (zh) * | 2015-12-02 | 2016-04-27 | 中国航空工业集团公司沈阳空气动力研究所 | 风洞表压传感器稳定大气压的装置及稳定气压方法 |
| WO2018202517A1 (en) * | 2017-05-05 | 2018-11-08 | Cavagna Group S.P.A. | A station |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6279194A patent/JPH07270266A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015232512A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 株式会社竹中製作所 | 電子計量方式を採用した膜式ガスメータ。 |
| CN105527070A (zh) * | 2015-12-02 | 2016-04-27 | 中国航空工业集团公司沈阳空气动力研究所 | 风洞表压传感器稳定大气压的装置及稳定气压方法 |
| CN105527070B (zh) * | 2015-12-02 | 2018-01-16 | 中国航空工业集团公司沈阳空气动力研究所 | 风洞表压传感器稳定大气压的装置及稳定气压方法 |
| WO2018202517A1 (en) * | 2017-05-05 | 2018-11-08 | Cavagna Group S.P.A. | A station |
| CN110651152A (zh) * | 2017-05-05 | 2020-01-03 | 卡瓦尼亚集团股份公司 | 一种站 |
| US11867361B2 (en) | 2017-05-05 | 2024-01-09 | Cavagna Group S.P.A. | Station |
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