JPH07269844A - シート状燃料およびそれを利用したコンロ - Google Patents

シート状燃料およびそれを利用したコンロ

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JPH07269844A
JPH07269844A JP8580294A JP8580294A JPH07269844A JP H07269844 A JPH07269844 A JP H07269844A JP 8580294 A JP8580294 A JP 8580294A JP 8580294 A JP8580294 A JP 8580294A JP H07269844 A JPH07269844 A JP H07269844A
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Japan
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sheet
fuel
combustion
cylinder
stove
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JP8580294A
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Yoshikazu Nishimura
義和 西村
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状燃料、及びその燃焼コンロに関し、
無臭での燃焼が行えると共に、特別の容器を必要とせず
に販売、携行が可能で、引火の危険性がないので取扱が
容易なものである。 【構成】 沸点が200〜350°Cの炭素数が12〜
18の直鎖状及び/又は分岐状パラフィン類を、繊維状
の高吸油性材料のシートに吸着させたシート状燃料およ
びこのシート状燃料を収容する収容体Cと、該収容体の
上に着脱自在に載置される燃焼筒Dと、該燃焼筒と前記
収容体とに燃焼している燃焼ガスに空気を供給する吸気
孔1a,5bを設けたコンロである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体燃料を高吸油性材
料である繊維状の高吸油性材料のシートに吸着させて、
非吸油性のフィルムシート、袋等で包装して販売し、携
行可能なシート状燃料およびこのシート状燃料を燃焼さ
せるコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】近来、レジャーとしてキャンプ、ピクニ
ック等のアウトドアでの調理の機会が増えており、この
調理に使用されるコンロの燃料としてはホワイトガソリ
ン、灯油、LPガス、或いはアルコールを含浸した固形
燃料等が用いられ、アルコール含浸燃料を除いてそれぞ
れの燃料を使用する専用のコンロが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホワイトガソ
リン、LPガスは引火し易く、取扱に注意を必要とし、
灯油、アルコール含浸固形燃料は特に点火、消火時に悪
臭を周囲に及ぼすばかりでなく、時には燃焼中に悪臭を
発生し、調理に用いると悪臭が調理された食物に移っ
て、食物の味を損する可能性がある。
【0004】さらに、ホワイトガソリン、灯油等の液体
燃料は、その携行に特別な容器を必要とするので、その
容器の保管や携帯時が難しく、購入に際しては容器を持
参しなければならない面倒さがあった。
【0005】本発明は主としてアウトドアで用いられる
従来の燃料における前述の問題点を解決せんとするもの
で、その目的とするところは、無臭での燃焼が行えると
共に、特別の容器を必要とせずに販売、携行が可能であ
り、引火の危険性がないので取扱が容易なシート状燃料
を提供せんとするにある。
【0006】また、本発明は前記したシート状燃料を効
率良く無臭で燃焼させることができると共に、火力の調
節も簡単に行え種々の調理に使用でき、かつ、アウトド
アでの調理、暖房に適したコンロを提供せんとするもの
である。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明のシート状燃料は前記し
た問題点を解決せんとするもので、その手段は、沸点が
200〜350°Cの炭素数が12〜18の直鎖状及び
/又は分岐状パラフィン類を、繊維状の高吸油性材料の
シートに吸着させたものである。
【0008】また、本発明のシート状燃料を使用したコ
ンロは、沸点が200〜350°Cの炭素数が12〜1
8の直鎖状及び/又は分岐状パラフィン類を、繊維状の
高吸油性材料のシートに吸着させシート状燃料を収容す
る収容体と、該収容体の上に着脱自在に載置される燃焼
筒と、該燃焼筒と前記収容体とに燃焼している燃焼ガス
に空気を供給する吸気孔を設けたことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】本発明のシート状燃料は、燃料を構成する炭素
数が12〜18の直鎖状パラフィンであるn−ドデカ
ン、n−トリデカン、n−テトラデカン、n−ペンタデ
カン、n−ヘキサデカン、n−ヘプタデカン、n−オク
タデカンは、原油を蒸留、脱硫して、沸点が200〜3
50°Cの留分を得、これを尿素、チオ尿素等を用いて
アダクト分離することにより、又はモレキュラーシーブ
等の吸着剤を使用して分離しさらに活性炭又はシリカア
ルミナ等の吸着剤で脱臭することによって使われるもの
である。
【0010】また、炭素数が12〜18の分岐状パラフ
ィンの代表成分としては、2,9−ジメチルデカン、
2,6,10−トリメチルウンデカン、2,6,9,1
1−テトラメチルドデカン等があるが、原料としては、
石油精製、石油化学で得られる炭素数3〜4の不飽和炭
化水素を用いる。
【0011】そして、これらを酸触媒の存在下で重合し
て得られる重合油を、パラジウム触媒等の存在下で水素
添加し、200〜350°Cに分留し、活性炭又はシリ
カアルミナ等の吸着剤で脱臭することによって得られる
ものである。
【0012】この炭素数が12〜18の直鎖状及び/又
は分岐状パラフィン類は、JIS1号灯油に比して前者
が20人中18人以上が燃焼、点火、消火の際の悪臭を
感じなかったが、後者に対しては20人中、全員が悪臭
を感じると答えているように、燃焼、点火、消火に際し
て悪臭が問題とはならないものである。
【0013】この12〜18炭素数の直鎖状及び/又は
分岐状パラフィン類を吸着させるシート状の高吸油性材
料としては、合成系では例えば高吸油性樹脂の不織布マ
ット、天然系では例えば天然繊維高性能吸着材が用いら
れ、これらの高吸油性材料には高い比率で前記のパラフ
ィン類を含浸できるので、長時間の燃焼に耐えるもので
ある。
【0014】この前記のパラフィン類を含浸させた高吸
油性材料は、パラフィン類を滴下することがないので、
非油吸収性材料に包装すれば、前記のパラフィン類が包
装材料に浸出することがないので、携帯等に至便であ
る。
【0015】また、前記のパラフィン類を含浸させた高
吸油性材料は、これを燃焼させるコンロの収容体に収容
して点火し、この収容体に燃焼筒を載置すれば、燃焼筒
は燃焼する前記のパラフィン類の燃焼熱で、パラフィン
類の着火点以上の温度となり、かつ、収容体の下に設け
た空気吸入口から空気を吸入し、燃焼筒の前記の温度で
気化したパラフィン類に、燃焼筒の吸気孔から空気を供
給し、その燃焼を継続させる。しかも、空気吸入口から
吸入する空気の量が調節可能であるので、燃焼の調節を
行うことができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明のシート状燃料の第1実施例
を、以下に説明する。この実施例においては、炭素数1
2〜18の分岐状パラフィンとして、市販されている出
光石油化学(株)製造に係わる商品名「IPソルベン
ト」、グレード:IP−2028(沸点200〜280
°C)を入手し、これを無臭燃料として使用した。
【0017】また、シート状の高吸油性材料Aとして、
カクイ株式会社製造に係わる商品名「オイルキャッチャ
ー」を入手し、これを5×9cmの大きさに切断して、
これに前記の「IPソルベント」を10cc含浸させた
ものである。そして、これを市販するために、プラスチ
ックフィルムBで包装した。
【0018】次に、第2実施例としては、炭素数12〜
18の直鎖状パラフィンとして、市販されている日本石
油化学(株)製造に係わる商品名「ノルマルパラフィ
ン」、グレード:ノルマルパラフィンH(沸点244〜
262°C)を入手し、これを燃料として使用した。ま
た、シート状の高吸油性材料Aとして、三井石油化学
(株)製造に係わる商品名「タフネルオイルブロッタ」
を入手し、これを5×9cmの大きさに切断して、これ
に前記の「ノルマルパラフィン」を10cc含浸させた
ものである。そして、これを市販するために、吸油性の
低い紙Bで包装した。
【0019】次に、本発明のシート状燃料を燃焼させる
本発明のコンロの実施例を、図2について説明する。本
発明に係るコンロは前記シート状燃料Aを収容する収容
体Cと、該収容体Cに被せる燃焼筒Dとより構成されて
いる。
【0020】この収容体Cは外部材1と内部材2とより
構成され、外部材1と内部材2との間に隙間Gを形成
し、この隙間Gに前記シート状燃料Aを挿入するように
なっている。また、外部材1の下部には空気吸入口1a
が穿設され、内部材2の平面部には空気流通口2aが穿
設されている。
【0021】燃焼筒Dは内筒3と外筒4と取付筒5およ
び耐熱ガラスによる輻射熱筒6とより構成され、内筒3
と外筒4および取付筒5とは、下部において直交する固
定杆7によって一体化されている。そして、一体化され
た内筒3と外筒4の隙間が前記隙間Gの上に位置するよ
うに燃焼筒Dを収容体Cに被せられる。
【0022】また、輻射熱筒6は取付筒5の段部5a
と、外筒4の上端に固定されたリング状の固定板8とに
よって取付けられている。そして、前記した内筒3の周
面には多数の吸気孔3aが、また、外筒4の周面には多
数の輻射熱孔4aが穿設され、固定板8にも小孔8aが
形成されている。
【0023】また、取付筒5の下部周面には、前記外部
材1に形成した空気吸入口1aと一致する位置に空気調
節口5bが形成されると共に、操作杆5cが取付けられ
ていいて、この操作杆5cを持って取付筒5を回転し空
気調節孔5bと空気吸入口1aとを一致させたり食い違
わせたりすることにより、燃焼筒D内の空気量が変化し
て火力の調整を行えるものである。
【0024】なお、9は内筒4の上面に被せ固定した上
面板にして、多数の孔9aが穿設されると共に、該孔9
aを通過した熱によって加熱される椀状の加熱板9bが
固定されている。
【0025】次に、前記したコンロの使用方法について
説明するに、燃焼筒Dを収容体Cの上から取り外してお
く。すなわち、外部材2から取付筒5を外し、内部材1
と外部材2とによって形成された隙間Gに前記シート状
燃料Aを複数枚隣接させて収容し、次いで、このシート
状燃料Aに着火する。この状態において、収容体Cに燃
焼筒Dを図2に示すように被せる。
【0026】そして、この燃焼によって外筒4と内筒3
の温度が上昇し、無臭燃料の一部が気化するので、この
気化された前記のパラフィン類が前記の空気の供給によ
って、外筒4と内筒3間で燃焼するようになる。また、
この燃焼によって赤化した外筒4と内筒3の温度は、輻
射熱筒6から輻射熱として外部に輻射され、周囲温度を
高めることができる。
【0027】この燃焼に際して、火力の調節を行うに
は、操作杆5cを持って燃焼筒Dを回転して空気調節孔
5bと収容体Cの空気吸入孔1aとを食い違わせて孔径
を小さくすることにより、流通孔2aを介して内筒3内
に流入する空気量が小さくなるので、火力を小さくする
ことができるものである。
【0028】なお、前記実施例におけるシート状の無臭
燃料は、前述のようにして火力を調節しながら30分以
上燃焼させることができた。また、前記の燃焼におい
て、前記のパラフィン類の燃焼中は勿論、前述のように
点火時、消火時にも悪臭を発生していない。
【0029】
【発明の効果】本発明のシート状燃料は、前記したよう
に燃焼中は勿論、点火時、消火時にも悪臭を発せず、従
って、調理する食物に悪臭が移り、食事に際して不快に
感ずるようなことが未然に防止できる。そして、この炭
素数が12〜18の直鎖状および/又は分岐状パラフィ
ン類はシート状の高吸油性材料に含浸したので、このシ
ート状の高吸油性材料から滴下することがなく、従って
これを吸油性の低い紙、プラスチック等の包装材料で包
装して市販することができる。
【0030】従って、アウトドアでの使用のために、液
体燃料の格納容器を必要とせず、その携帯が至便にな
り、且つ沸点も200〜350°Cと高いので、引火の
危険もなく、その取扱が容易である。さらに、この固体
状の無臭燃料を燃焼させるコンロは前述のような構成
で、シート状の無臭燃料を収容部に収容し、点火して燃
焼筒を冠すれば、簡単、かつ、悪臭を発生することな
く、効率良く燃焼が行え、その取扱いも簡単で、携帯も
容易である等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状燃料の斜視図である。
【図2】本発明のコンロの半断面図である。
【符号の説明】
A シート状燃料 C 収容体 D 燃焼筒 1a 空気吸入口 5b 空気調節口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸点が200〜350°Cの炭素数が1
    2〜18の直鎖状及び/又は分岐状パラフィン類を、繊
    維状の高吸油性材料のシートに吸着させたことを特徴と
    するシート状燃料。
  2. 【請求項2】 沸点が200〜350°Cの炭素数が1
    2〜18の直鎖状及び/又は分岐状パラフィン類を、繊
    維状の高吸油性材料のシートに吸着させシート状燃料を
    収容する収容体と、該収容体の上に着脱自在に載置され
    る燃焼筒と、該燃焼筒と前記収容体とに燃焼している燃
    焼ガスに空気を供給する吸気孔を設けたことを特徴とす
    るコンロ。
JP8580294A 1994-03-31 1994-03-31 シート状燃料およびそれを利用したコンロ Pending JPH07269844A (ja)

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JP (1) JPH07269844A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3038723U (ja) * 1996-12-13 1997-06-24 東洋工業株式会社 簡易型ストーブ用固形燃料
JP2015145774A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 藤田 寛 小型簡易コンロ

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