JPH072672Y2 - 護岸ブロック - Google Patents

護岸ブロック

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JPH072672Y2
JPH072672Y2 JP4018691U JP4018691U JPH072672Y2 JP H072672 Y2 JPH072672 Y2 JP H072672Y2 JP 4018691 U JP4018691 U JP 4018691U JP 4018691 U JP4018691 U JP 4018691U JP H072672 Y2 JPH072672 Y2 JP H072672Y2
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JP
Japan
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block
revetment block
revetment
protrusions
seawall
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JP4018691U
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JPH04126927U (ja
Inventor
景 松 蒋
Original Assignee
呉 旺霖
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は護岸ブロックに関し、
特にたとえば、港の海中に設けて、波をさえぎるため
の、護岸ブロックに関する。
【0002】
【従来技術】近年、科学技術の進歩と共に、海岸におい
て防波堤の囲いを造り、その囲い内に土壌やごみなどを
埋立てて、新生地を作ることは、もう珍しいことではな
くなった。そして、この防波堤と一緒に海辺の波浪から
埋立地を守る護岸ブロックも、防波堤を波浪の衝撃から
守り、或いは、埋立ての基底として使われている。この
ように、護岸ブロックは、海辺の建造工事に、もはや欠
かせない存在となっている。
【0003】そのため、関連業者によって、それぞれ新
しいタイプの護岸ブロックが提案されている。たとえ
ば、台湾の専利公報にも、さまざまな新しい護岸ブロッ
クの考案が発表されている。これらの護岸ブロックに対
する評価については、ほとんどその構造の「堅固性」お
よび「安定性」が、主要条件とされている。こうした護
岸ブロックの考案として、例えば図4ないし図9に示す
護岸ブロックが挙げられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来から提案されている護岸ブロックには、それぞれ
の長所があるものの、一歩進んで分析すると、各々に欠
点があった。
【0005】たとえば、図4に示す護岸ブロック(台湾
専利出願公告第25108号)は、明らかに、その製造
型枠の組立や取外しが不便である。しかも、この護岸ブ
ロックでは、直方体を縦横に直交させる設計なので、多
数の接触面が形成され、この護岸ブロックを安置させる
際に、平衡点が容易に求められない。
【0006】また、図5に示す護岸ブロック(台湾専利
出願公告第33211号)は、十分な安定性を有するも
のの、製造型枠の組立や取外しが不便である。さらに、
この護岸ブロックは、海水の浸食や衝撃を受けて断裂し
やすく、堅固でない。
【0007】図6,図7および図8に示す護岸ブロック
(台湾専利出願公告第52277,52278および5
4116号)は、それぞれ中央部が薄くて切断しやす
く、構造が脆い。また、これらの護岸ブロックでは、製
造型枠の組立や取外しが困難であるとともに、据置する
際に不安定であった。
【0008】さらに、図9に示す護岸ブロック(台湾専
利出願公告第71930号)も、中央部がやや細く、角
が多すぎるという欠点があった。
【0009】また、これらの従来の護岸ブロックを製造
面から見ると、何度かに分けてコンクリート打ちしなけ
ればならないため、そのようなコンクリート打ちの時期
の相違から、セメントの凝固時間がそれぞれ違い、した
がって、護岸ブロックのそれぞれの継合部位が、十分に
一体整合せず、破断しやすいという問題点があった。
【0010】それゆえに、この考案の主たる目的は、構
造が堅固で、座り安定性が良好で、防波機能に優れた、
護岸ブロックを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案は、その中央部
より4つの凸起部が四方に伸出する護岸ブロックにおい
て、その中央部から等軸4面体の4軸に相当する方向
へ、断面形状が6角形の4本の凸起部が延設され、この
凸起部は、6角形の端面を有し、この端面は、互いに長
さの違う長辺および短辺を、交互に連接して形成され、
端面の短辺とそれに対応する異なる端面の短辺との間
は、適当な曲率の弧状面によって連接され、3本の凸起
部によって囲まれたそれぞれの側面には、適当な曲率の
凹み状の円弧面が形成されることを特徴とする、護岸ブ
ロックである。
【0012】
【作用】この護岸ブロックは、その中央部より4つの凸
起部が四方に伸出し、かつ、中央部等軸4面体の4軸に
相当する方向へ、凸起部が形成され、しかも、凸起部の
断面が、6角形に形成されるので、どの円弧面を下向き
に放置しても、円弧面を囲む3本の凸起部の両コーナが
着地する。また、護岸ブロックの側面に形成された適当
な曲率の凹み状の円弧面は、護岸ブロックに打寄せる波
浪を転回させる作用をもつ。さらに、円弧面と地面との
間は、適当な距離を隔てており、護岸ブロックの底面
に、間隙が形成される。
【0013】
【考案の効果】この考案によれば、重心が低く、安定性
に優れた護岸ブロックが得られる。また、この護岸ブロ
ックは、どの円弧面を下向きに放置しても、円弧面を囲
む3本の凸起部の両コーナが着地するので、最もバラン
ス良く安定した状態で、地面へ定着される。また、護岸
ブロックの側面に形成された適当な曲率の凹み状の円弧
面は、護岸ブロックに打寄せる波浪を転回させる作用を
もつので、この護岸ブロックは、波浪を解消して、その
衝撃力を軽減する。もし、大きな波によって、護岸ブロ
ックが翻って円弧面が変わっても、波浪を転回させ、解
消する効果は薄れない。さらに、この護岸ブロックは、
その底面に間隙が形成されるので、砂地を養護し、海岸
線の流失を防止する。
【0014】そして、この護岸ブロックは、一体に成形
して形成されるので、従来の何度かに分けてコンクリー
ト打ちしたものに比べ、接合部位がないため、脆弱部が
ない。また、表面が弧状面にコンクリート打ちされるの
で、コンクリート打ちの過程において、護岸ブロック内
部の空気が、容易に上昇して逸出する。そのため、この
護岸ブロックは、成形後のその表面に気孔がないことと
相まって構造が堅固である。
【0015】この考案の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
り、図2はその正面図であり、図3はその背面図であ
る。この護岸ブロック1は、その中央部より4つの凸起
部6が四方に伸出するように形成され、また、護岸ブロ
ック1は、その4つの角から延伸した4本の凸起部6を
含む。凸起部6は、6角形断面形状に形成される。
【0017】凸起部6は6角形の端面2を有する。端面
2は、互いに長さの違う長辺21および短辺22を、交
互に連接して形成される。また、端面2の短辺22とそ
れに対応する異なる端面2の短辺22との間は、適当な
曲率の弧状面3によって連接される。さらに、3本の凸
起部6によって囲まれたそれぞれの側面には、適当な曲
率の凹み状の円弧面4が形成される。
【0018】すなわち、この護岸ブロック1は、その中
央部より4つの凸起部6が四方に伸出するように形成さ
れ、かつ、中央部等軸4面体の4軸に相当する方向へ、
6角形の端面2を有する凸起部6が形成されている。し
たがって、図2に示すように、どの円弧面4を下向きに
放置しても、円弧面4を囲む3本の凸起部6の両コーナ
が着地する。そして、護岸ブロック1は、最もバランス
良く安定した状態で、地面へ定着される。また、護岸ブ
ロック1の側面に形成された、適当な曲率の凹み状の円
弧面4は、護岸ブロック1に打寄せる波浪を転回させる
作用をもつ。したがって、この護岸ブロック1は、波浪
を解消する効果を備えており、波浪の衝撃力を軽減す
る。
【0019】上述したように、この護岸ブロック1は、
どの円弧面4を下向きに放置しても、良好なバランスを
保って定着する。このとき、図3に示すように、円弧面
4と地面との間は、適当な距離を隔てており、護岸ブロ
ック1の底面に、間隙5が形成される。したがって、こ
の護岸ブロック1は、砂地を養護し、海岸線の流失を防
止することができる。
【0020】そして、上記のように、この護岸ブロック
1は、4つの凸起部6が組合わされた形状を有してい
る。そのため、この護岸ブロック1の製造は、4つの凸
起部6の型枠を組合わして、一体に成形すればよい。こ
の場合、固定した前後左右の制限がないので、製造型枠
の組立や取外しが容易、迅速、簡便である。さらに、こ
の護岸ブロック1を安置する場合にも、角度や方位に対
する配慮は不必要であり、どの円弧面4を下向きに放置
しても、強固に地面へ定着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す護岸ブロックの正面図である。
【図3】図1に示す護岸ブロックの背面図である
【図4】従来の護岸ブロックの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】従来の護岸ブロックの他の例を示す図解図であ
る。
【図6】従来の護岸ブロックのさらに他の例を示す斜視
図である。
【図7】従来の護岸ブロックの別の例を示す斜視図であ
る。
【図8】従来の護岸ブロックのさらに別の例を示す斜視
図である。
【図9】従来の護岸ブロックの別の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 護岸ブロック 2 端面 3 弧状面 4 円弧面 5 間隙 6 凸起部 21 長辺 22 短辺

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その中央部より4つの凸起部が四方に伸
    出する護岸ブロックにおいて、その中央部から等軸4面
    体の4軸に相当する方向へ、断面形状が6角形の4本の
    前記凸起部が延設され、前記凸起部は、6角形の端面を
    有し、前記端面は、互いに長さの違う長辺および短辺
    を、交互に連接して形成され、前記端面の前記短辺とそ
    れに対応する異なる前記端面の前記短辺との間は、適当
    な曲率の弧状面によって連接され、3本の前記凸起部に
    よって囲まれたそれぞれの側面には、適当な曲率の凹み
    状の円弧面が形成されることを特徴とする、護岸ブロッ
    ク。
JP4018691U 1991-04-30 1991-04-30 護岸ブロック Expired - Lifetime JPH072672Y2 (ja)

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JP4018691U JPH072672Y2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 護岸ブロック

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JP4018691U JPH072672Y2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 護岸ブロック

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Publication Number Publication Date
JPH04126927U JPH04126927U (ja) 1992-11-19
JPH072672Y2 true JPH072672Y2 (ja) 1995-01-25

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JPH04126927U (ja) 1992-11-19

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