JPH0726665Y2 - 流量測定装置の検出器 - Google Patents
流量測定装置の検出器Info
- Publication number
- JPH0726665Y2 JPH0726665Y2 JP4330487U JP4330487U JPH0726665Y2 JP H0726665 Y2 JPH0726665 Y2 JP H0726665Y2 JP 4330487 U JP4330487 U JP 4330487U JP 4330487 U JP4330487 U JP 4330487U JP H0726665 Y2 JPH0726665 Y2 JP H0726665Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- flow velocity
- flow
- measurement device
- flow measurement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
- Details Of Flowmeters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は堰やフリュームの設置出来ない開水路や暗渠等
で流量を測定する流量測定装置に関し、特にその検出器
に関する。
で流量を測定する流量測定装置に関し、特にその検出器
に関する。
(従来の技術とその問題点) 下水道における流量測定では経時的に水深を計測し、そ
の水深より幾何学的に流水断面積を求め、流速は例えば
マニングの平均流速公式 V=1/nR2/3I1/2 V:平均流速(cm/sec) R:径深(cm)=A/P P:潤辺(cm) I:管底勾配 n:粗度係数 等の計算式を用いていた。
の水深より幾何学的に流水断面積を求め、流速は例えば
マニングの平均流速公式 V=1/nR2/3I1/2 V:平均流速(cm/sec) R:径深(cm)=A/P P:潤辺(cm) I:管底勾配 n:粗度係数 等の計算式を用いていた。
従って、流量は上記の流水断面積と平均流速の積として
求められるが、平均流速公式を利用する場合、管内面の
粗度係数n、管底勾配Iは現実の管路においては一様な
値でなく、粗度係数nは管内を流れる内容物あるいは劣
化程度により変わるものであり、管底勾配Iも施工不
良、局部的沈下により設計勾配とは異なることが一般的
である。
求められるが、平均流速公式を利用する場合、管内面の
粗度係数n、管底勾配Iは現実の管路においては一様な
値でなく、粗度係数nは管内を流れる内容物あるいは劣
化程度により変わるものであり、管底勾配Iも施工不
良、局部的沈下により設計勾配とは異なることが一般的
である。
しかし、現場計測によりこれらの適正な値を設定するこ
とは不可能であり、求める平均流速には大きな誤差を生
じる。実際、実流量と計測流量の間には大きな隔たりが
あることが従来より問題となっていた。
とは不可能であり、求める平均流速には大きな誤差を生
じる。実際、実流量と計測流量の間には大きな隔たりが
あることが従来より問題となっていた。
さらに、別の方法、例えば水深と流速を別々に計測し、
その積として流量を求める方法、例えば超音波流速計等
の流速計においては、センサーの設置に手間が掛かるこ
と、また、設置場所が限定されること、大気の状況によ
って流速に誤差が生じること等の問題があった。
その積として流量を求める方法、例えば超音波流速計等
の流速計においては、センサーの設置に手間が掛かるこ
と、また、設置場所が限定されること、大気の状況によ
って流速に誤差が生じること等の問題があった。
また、この流速測定に電磁流速計を使用している場合
は、流れに剥離が生じないことが望ましいが、一般に下
水管等の流れは乱流である。そこで電磁流速計の電極付
近は乱れが大きくならないように配慮する必要がある。
このために、検出器1の前面は水流を乱さないために検
出器筐体2の流水上流側端面3は第4図示のように上下
方向は直線で、水平方向が放物線状の二次曲面を使用し
ていた。
は、流れに剥離が生じないことが望ましいが、一般に下
水管等の流れは乱流である。そこで電磁流速計の電極付
近は乱れが大きくならないように配慮する必要がある。
このために、検出器1の前面は水流を乱さないために検
出器筐体2の流水上流側端面3は第4図示のように上下
方向は直線で、水平方向が放物線状の二次曲面を使用し
ていた。
上述の検出器1は電磁流速計であるので、流速検出電極
5部分の水流を攪乱しないように流速検出電極5の下流
側の検出器筐体2の流水下流側端部を第5図示のように
支持棒4で外部から一定位置に保持しておく。
5部分の水流を攪乱しないように流速検出電極5の下流
側の検出器筐体2の流水下流側端部を第5図示のように
支持棒4で外部から一定位置に保持しておく。
しかし、第4図示の検出器1の頭部形状では第3図示の
流速−出力特性図のように、各流速(本実験では静止水
槽中に検出器1を台車で移動させるので、流速は即ち台
車速度となる。)に対する検出器1の出力電圧は必ずし
も直線性が良好でなく、誤差発生の原因となっていた。
流速−出力特性図のように、各流速(本実験では静止水
槽中に検出器1を台車で移動させるので、流速は即ち台
車速度となる。)に対する検出器1の出力電圧は必ずし
も直線性が良好でなく、誤差発生の原因となっていた。
本考案は上述のような問題点を解決して、誤差発生のな
い検出器1を提供することを目的とする。
い検出器1を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、検出器筐体2の流水上流
側端面3が変形半球面状を呈しており、上記変形半球面
はその先端部分は球面で、先端部分と反対側の面は上記
検出器筐体2の横断面と同じ形状であり、側面部分は上
記反対の面の周囲と上記球面とを結ぶ直線で形成された
一つの三次曲面を形成したものである。
側端面3が変形半球面状を呈しており、上記変形半球面
はその先端部分は球面で、先端部分と反対側の面は上記
検出器筐体2の横断面と同じ形状であり、側面部分は上
記反対の面の周囲と上記球面とを結ぶ直線で形成された
一つの三次曲面を形成したものである。
(作用) 上述の形状の頭部を持った検出器1は頭部から側面に沿
ってほぼ完全に水流の攪乱が防止され、極めて緩慢な流
速の場合を除いてほぼ完全に上記の直線性が保持されて
いる。
ってほぼ完全に水流の攪乱が防止され、極めて緩慢な流
速の場合を除いてほぼ完全に上記の直線性が保持されて
いる。
(実施例) 第2図は第3図の場合と同様に実験用に検出器1を台車
に固定し、此の台車を静止水槽に沿って移動して検出器
1を水中に走らせてデータを取ったものである。このこ
とは、逆に検出器1を流水中に静止させて流速を測定す
る場合と等値である。
に固定し、此の台車を静止水槽に沿って移動して検出器
1を水中に走らせてデータを取ったものである。このこ
とは、逆に検出器1を流水中に静止させて流速を測定す
る場合と等値である。
この測定に使用した検出器1は、第1図示のように検出
器筐体2の流水上流側端面3が変形半球面状を呈してお
り、上記変形半球面はその先端部分は球面で、先端部分
と反対の面は上記検出器筐体2と同じ形状であり、側面
部分は上記反対側の面の周囲と上記球面とを結ぶ直線で
形成された一つの三次曲面を形成している。
器筐体2の流水上流側端面3が変形半球面状を呈してお
り、上記変形半球面はその先端部分は球面で、先端部分
と反対の面は上記検出器筐体2と同じ形状であり、側面
部分は上記反対側の面の周囲と上記球面とを結ぶ直線で
形成された一つの三次曲面を形成している。
なお、使用方法や固定方法は従来例と同じであるので、
説明は省略する。
説明は省略する。
(考案の効果) 上述のように、各流速での水流の攪乱が少なく測定誤差
が殆どないので、正確な計測が可能である。
が殆どないので、正確な計測が可能である。
第1図は本考案の検出器の外観図、第2図は本考案の検
出器の流速−出力特性図、第3図は従来の検出器の流速
−出力特性図、第4図は従来の検出器の外観図、第5図
は検出器の保持状態図である。 1:検出器、2:検出器筐体、3:上流側端面。
出器の流速−出力特性図、第3図は従来の検出器の流速
−出力特性図、第4図は従来の検出器の外観図、第5図
は検出器の保持状態図である。 1:検出器、2:検出器筐体、3:上流側端面。
Claims (1)
- 【請求項1】流水中に没入する流量測定装置の検出器に
おいて、検出器筐体の流水上流側端面が変形半球面状を
呈しており、上記変形半球面はその先端部分は球面で、
先端部分と反対側の面は上記検出器筐体の横断面と同じ
形状であり、側面部分は上記反対側の面の周囲と上記球
面とを結ぶ直線で形成された一つの三次曲面を形成した
ものである流量測定装置の検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4330487U JPH0726665Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 流量測定装置の検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4330487U JPH0726665Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 流量測定装置の検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63150324U JPS63150324U (ja) | 1988-10-04 |
JPH0726665Y2 true JPH0726665Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=30860035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4330487U Expired - Lifetime JPH0726665Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 流量測定装置の検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726665Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-23 JP JP4330487U patent/JPH0726665Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63150324U (ja) | 1988-10-04 |
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