JPH07265434A - 経腸栄養カテーテル - Google Patents
経腸栄養カテーテルInfo
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- JPH07265434A JPH07265434A JP6079253A JP7925394A JPH07265434A JP H07265434 A JPH07265434 A JP H07265434A JP 6079253 A JP6079253 A JP 6079253A JP 7925394 A JP7925394 A JP 7925394A JP H07265434 A JPH07265434 A JP H07265434A
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- Japan
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- catheter
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- enteral feeding
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Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】消化態、半消化態以外の濃厚な栄養剤や流動食
を投与し、あるいは顆粒状や粉状の薬剤を水分と共に投
与する場合に先端部分が詰まりにくい経腸栄養カテーテ
ルを提供すること、経鼻的または経皮的に用いる場合に
被術者に極力苦痛を与えないような経腸栄養カテーテル
を提供すること。 【構成】経腸栄養カテーテル1の先端からその全長の1
/50ないし1/3の部分5の内径を残余の部分3、4
の内径よりも太くする。
を投与し、あるいは顆粒状や粉状の薬剤を水分と共に投
与する場合に先端部分が詰まりにくい経腸栄養カテーテ
ルを提供すること、経鼻的または経皮的に用いる場合に
被術者に極力苦痛を与えないような経腸栄養カテーテル
を提供すること。 【構成】経腸栄養カテーテル1の先端からその全長の1
/50ないし1/3の部分5の内径を残余の部分3、4
の内径よりも太くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経腸栄養カテーテルに関
し、特に、先端部分の内径が手元部分の内径よりも太く
構成された経腸栄養カテーテルに関する。
し、特に、先端部分の内径が手元部分の内径よりも太く
構成された経腸栄養カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】経腸栄養カテーテルは、通常、消化態、
半消化態の栄養剤や流動食を胃または腸へ直接投与する
目的で使用される。しかし、該カテーテルを経由してか
なり濃厚な栄養剤や流動食を投与したり、顆粒状あるい
は粉状の薬剤を水分と共に胃または腸へ流し込む場合も
少なくない。
半消化態の栄養剤や流動食を胃または腸へ直接投与する
目的で使用される。しかし、該カテーテルを経由してか
なり濃厚な栄養剤や流動食を投与したり、顆粒状あるい
は粉状の薬剤を水分と共に胃または腸へ流し込む場合も
少なくない。
【0003】従来の経腸栄養カテーテルでは、挿入性を
良くするために先端部にオリーブ状の錘を付けたり、ス
タイレットによる押し込みを可能にするように先端部の
内径を絞ってあるので、上記のように濃厚な栄養剤また
は薬剤等を投与する場合にはチューブの先端が詰まり易
かった。
良くするために先端部にオリーブ状の錘を付けたり、ス
タイレットによる押し込みを可能にするように先端部の
内径を絞ってあるので、上記のように濃厚な栄養剤また
は薬剤等を投与する場合にはチューブの先端が詰まり易
かった。
【0004】また、経腸栄養カテーテルは経鼻的または
経皮的に用いられる場合が多く、その場合、被術者の苦
痛を軽減するために、該カテーテルの外径が可能な限り
細いことが望ましい。しかし従来の経腸栄養カテーテル
ではそのような配慮がなされていなかった。
経皮的に用いられる場合が多く、その場合、被術者の苦
痛を軽減するために、該カテーテルの外径が可能な限り
細いことが望ましい。しかし従来の経腸栄養カテーテル
ではそのような配慮がなされていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の経腸
栄養カテーテルが有する上記の問題点を解決するために
なされたものであって、消化態、半消化態以外の濃厚な
栄養剤や流動食を投与しあるいは顆粒状や粉状の薬剤を
水分と共に投与する場合にも、先端部分が詰まりにくい
経腸栄養カテーテルを提供することを第1の目的とす
る。
栄養カテーテルが有する上記の問題点を解決するために
なされたものであって、消化態、半消化態以外の濃厚な
栄養剤や流動食を投与しあるいは顆粒状や粉状の薬剤を
水分と共に投与する場合にも、先端部分が詰まりにくい
経腸栄養カテーテルを提供することを第1の目的とす
る。
【0006】さらに本発明は、経鼻的または経皮的に用
いる場合にも、被術者に極力苦痛を与えないような経腸
栄養カテーテルを提供することを第2の目的とする。
いる場合にも、被術者に極力苦痛を与えないような経腸
栄養カテーテルを提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、経腸栄養
カテーテルにおいて、先端から全長の1/50ないし1
/3の部分の内径を残余の部分の内径よりも太くするこ
とにより解決される。
カテーテルにおいて、先端から全長の1/50ないし1
/3の部分の内径を残余の部分の内径よりも太くするこ
とにより解決される。
【0008】前記経腸栄養カテーテルにおいて、前記残
余の部分の外径を、前記先端からその全長の1/50な
いし1/3の部分の内径と等しくしてもよい。
余の部分の外径を、前記先端からその全長の1/50な
いし1/3の部分の内径と等しくしてもよい。
【0009】前記経腸栄養カテーテルは、必要に応じ
て、自由膨張時の外径が前記経腸栄養カテーテルの先端
部分の内径よりも大きいバルーンをその先端に備えたス
タイレットと組合せて用いてもよい。
て、自由膨張時の外径が前記経腸栄養カテーテルの先端
部分の内径よりも大きいバルーンをその先端に備えたス
タイレットと組合せて用いてもよい。
【0010】
【作用】本発明に係る経腸栄養カテーテル(以下、本カ
テーテルという)は、先端からその全長の1/50ない
し1/3の部分の内径が残余の部分の内径よりも太く構
成されている。また従来の経腸栄養カテーテルのように
先端にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておらず、
先端部は単に円筒状に開口するのみである。従って内容
物の流動に対する引っ掛かりや抵抗が少なく、詰まりに
くい。
テーテルという)は、先端からその全長の1/50ない
し1/3の部分の内径が残余の部分の内径よりも太く構
成されている。また従来の経腸栄養カテーテルのように
先端にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておらず、
先端部は単に円筒状に開口するのみである。従って内容
物の流動に対する引っ掛かりや抵抗が少なく、詰まりに
くい。
【0011】また、本カテーテルでは、全長に対して手
元側の49/50ないし2/3に相当する部分の内径が
先端部分の内径よりも細くなっている。従って外径も同
様に細いから、本カテーテルの被術者の体外にある部分
や鼻孔または体表に穿った瘻孔に触れる部分の外径が相
対的に細く押えられ、被術者の苦痛の軽減に効果的であ
る。
元側の49/50ないし2/3に相当する部分の内径が
先端部分の内径よりも細くなっている。従って外径も同
様に細いから、本カテーテルの被術者の体外にある部分
や鼻孔または体表に穿った瘻孔に触れる部分の外径が相
対的に細く押えられ、被術者の苦痛の軽減に効果的であ
る。
【0012】本カテーテルにおいて、内径を太くする部
分の先端からの長さは以下のように定められる。すなわ
ち、その部分に若干の直管部分がないと先端がラッパ状
に拡がる形になり挿入性が阻害される。先端がラッパ状
に拡がるのを避けるには、最低でも全長の2%、すなわ
ち1/50の直管部分を先端部に確保する必要があるこ
とを実験的に見出した。
分の先端からの長さは以下のように定められる。すなわ
ち、その部分に若干の直管部分がないと先端がラッパ状
に拡がる形になり挿入性が阻害される。先端がラッパ状
に拡がるのを避けるには、最低でも全長の2%、すなわ
ち1/50の直管部分を先端部に確保する必要があるこ
とを実験的に見出した。
【0013】また人体構造から、カテーテルの外径が太
い部分の長さが全長の1/3を超える場合には、外径の
太い部分が被術者の体外に出たり、鼻孔または体表に穿
った瘻孔に触れる時間または機会が増大し、被術者に苦
痛を与えることになる。従って外径が細い部分を全長の
2/3以上確保する必要がある。
い部分の長さが全長の1/3を超える場合には、外径の
太い部分が被術者の体外に出たり、鼻孔または体表に穿
った瘻孔に触れる時間または機会が増大し、被術者に苦
痛を与えることになる。従って外径が細い部分を全長の
2/3以上確保する必要がある。
【0014】また本カテーテルにおいて、先端からその
全長の1/50ないし1/3の部分の内径を残余の部分
の外径と等しくするならば、前者を後者の上に被せて接
続することにより部分異径管を容易に形成することがで
きる。しかし上記と異なる内外径を採用し、他の縮径ま
たは拡径方法を採用してもよいことは、いうまでもな
い。
全長の1/50ないし1/3の部分の内径を残余の部分
の外径と等しくするならば、前者を後者の上に被せて接
続することにより部分異径管を容易に形成することがで
きる。しかし上記と異なる内外径を採用し、他の縮径ま
たは拡径方法を採用してもよいことは、いうまでもな
い。
【0015】上述の通り、本カテーテルでは、その先端
にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておらず、先端
部は単に円筒状に開口するのみである。また、カテーテ
ルの基端部を図示しないY管状としたものも当然に用い
られる。
にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておらず、先端
部は単に円筒状に開口するのみである。また、カテーテ
ルの基端部を図示しないY管状としたものも当然に用い
られる。
【0016】本カテーテルの挿入に際しては、先端部の
自重を利用して行ってもよく、本カテーテルの先端部に
対応する先端形状を有するスタイレットを用いて行って
も良く、また本カテーテルが柔らかくて挿入性が良くな
い場合には、必要に応じて、自由膨張時の外径が本カテ
ーテルの先端部分の内径よりも大きいバルーンをその先
端に備えたスタイレットを用いることもできる。
自重を利用して行ってもよく、本カテーテルの先端部に
対応する先端形状を有するスタイレットを用いて行って
も良く、また本カテーテルが柔らかくて挿入性が良くな
い場合には、必要に応じて、自由膨張時の外径が本カテ
ーテルの先端部分の内径よりも大きいバルーンをその先
端に備えたスタイレットを用いることもできる。
【0017】また、先端部に本カテーテルの全長にわた
り、内径の最も細い部分よりも若干小さい外径を有する
球面をそなえたスタイレットを使用することもできる。
このスタイレットではチューブ内面をスタイレットによ
り傷つけるおそれがないという利点がある。スタイレッ
トは通常の単線または撚線により形成される。
り、内径の最も細い部分よりも若干小さい外径を有する
球面をそなえたスタイレットを使用することもできる。
このスタイレットではチューブ内面をスタイレットによ
り傷つけるおそれがないという利点がある。スタイレッ
トは通常の単線または撚線により形成される。
【0018】なお前記したように、本カテーテルの挿入
性が良好な場合には、上記のような特殊なスタイレット
を使用するまでもなく、本カテーテルが単独で用いられ
る。
性が良好な場合には、上記のような特殊なスタイレット
を使用するまでもなく、本カテーテルが単独で用いられ
る。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明における
一実施例について説明する。図1の(a)は、本実施例
に係る経腸栄養カテーテルの縦断面図である。図中、参
照符号1は本実施例に係る経腸栄養カテーテル(以下、
本カテーテル1という)の全体、2は接続部、3は手元
側チューブ、4はテーパー部、5は先端部を示してい
る。接続部2へ投入された栄養物や薬剤は手元側チュー
ブ3、テーパー部4、先端部5を経て胃または腸へ流下
する。
一実施例について説明する。図1の(a)は、本実施例
に係る経腸栄養カテーテルの縦断面図である。図中、参
照符号1は本実施例に係る経腸栄養カテーテル(以下、
本カテーテル1という)の全体、2は接続部、3は手元
側チューブ、4はテーパー部、5は先端部を示してい
る。接続部2へ投入された栄養物や薬剤は手元側チュー
ブ3、テーパー部4、先端部5を経て胃または腸へ流下
する。
【0020】本カテーテル1の先端部5は内径12ない
し14Frの薄肉チューブであり、その長さは200m
mである。これに対して手元側チューブ3の内径は8F
rと細く、長さは1000mmである。手元側チューブ
3と先端部5の間には直径変更に伴うテーパー部4が介
在する。本実施例の場合、全長に対する先端部5の比率
は1/6である。
し14Frの薄肉チューブであり、その長さは200m
mである。これに対して手元側チューブ3の内径は8F
rと細く、長さは1000mmである。手元側チューブ
3と先端部5の間には直径変更に伴うテーパー部4が介
在する。本実施例の場合、全長に対する先端部5の比率
は1/6である。
【0021】図1の(b)は、テーパー部4の他の例を
示す。この例では手元側チューブ3の外径が先端部5の
内径に等しく取られており、前者を後者に差し込んで接
着することにより容易にテーパー部4が形成される。こ
の場合、食道等を滑らかに通過できるように、上側に来
る先端部5の端部は面取りがされている。
示す。この例では手元側チューブ3の外径が先端部5の
内径に等しく取られており、前者を後者に差し込んで接
着することにより容易にテーパー部4が形成される。こ
の場合、食道等を滑らかに通過できるように、上側に来
る先端部5の端部は面取りがされている。
【0022】本カテーテル1を構成する素材は、従来の
経腸栄養カテーテルのものと特に変わるところはない。
すなわち塩化ビニル樹脂(可塑剤を含む軟質塩化ビニル
または内部可塑化塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレー
ト、フッ素樹脂等が用いられる。本カテーテル1は、テ
ーパー部4の形成時には引取りスピードを変えて、通常
の押出し成形により一体に成形してもよく、図1(b)
に示すように2本のチューブを別々に成形し、前記のよ
うに接続成形してもよい。
経腸栄養カテーテルのものと特に変わるところはない。
すなわち塩化ビニル樹脂(可塑剤を含む軟質塩化ビニル
または内部可塑化塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレー
ト、フッ素樹脂等が用いられる。本カテーテル1は、テ
ーパー部4の形成時には引取りスピードを変えて、通常
の押出し成形により一体に成形してもよく、図1(b)
に示すように2本のチューブを別々に成形し、前記のよ
うに接続成形してもよい。
【0023】本カテーテル1の作用は次の通りである。
すなわち本カテーテル1では、先端から全長の1/6に
当たる先端部5の内径が他の部分の内径よりも太く構成
されている。また従来の経腸栄養カテーテルのように先
端にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておらず、先
端部5は単に円筒状に開口するのみである。従って先端
部5における内容物の流動に対する引っ掛かりや抵抗が
殆どなく、詰まりにくい。
すなわち本カテーテル1では、先端から全長の1/6に
当たる先端部5の内径が他の部分の内径よりも太く構成
されている。また従来の経腸栄養カテーテルのように先
端にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておらず、先
端部5は単に円筒状に開口するのみである。従って先端
部5における内容物の流動に対する引っ掛かりや抵抗が
殆どなく、詰まりにくい。
【0024】また、本カテーテル1では、全長の5/6
に相当する手元側チューブ3の内径が先端部5の内径よ
りも細くなっている。従って外径も同様に細いから、本
カテーテル1の被術者の体外にある部分や鼻孔または体
表に穿った瘻孔に触れる部分の外径が相対的に細くなっ
ており、被術者の苦痛の軽減に効果的である。
に相当する手元側チューブ3の内径が先端部5の内径よ
りも細くなっている。従って外径も同様に細いから、本
カテーテル1の被術者の体外にある部分や鼻孔または体
表に穿った瘻孔に触れる部分の外径が相対的に細くなっ
ており、被術者の苦痛の軽減に効果的である。
【0025】上述の通り、本カテーテル1では、その先
端部5にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておら
ず、該先端部5は単に円筒状に開口するのみである。従
って、本カテーテル1が柔らかくて挿入性が良好でない
場合にも、本カテーテル1をその自重を利用して食道等
の内部へ垂らし込んだり、通常のスタイレットを利用し
てチューブの硬さを増して押し込んでもよく、それが難
しい場合には、前記のように先端部を特殊形状としたス
タイレットを利用することもできる。
端部5にオリーブ状の錘を付けたり内径を絞っておら
ず、該先端部5は単に円筒状に開口するのみである。従
って、本カテーテル1が柔らかくて挿入性が良好でない
場合にも、本カテーテル1をその自重を利用して食道等
の内部へ垂らし込んだり、通常のスタイレットを利用し
てチューブの硬さを増して押し込んでもよく、それが難
しい場合には、前記のように先端部を特殊形状としたス
タイレットを利用することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る経腸栄養カテ
ーテルにより奏される効果は次の通りである。すなわち
本発明に係る経腸栄養カテーテルでは、先端から全長の
1/50ないし1/3に当たる先端部の内径が他の部分
の内径よりも太く構成されている。また従来の経腸栄養
カテーテルのように先端部にオリーブ状の錘を付けたり
内径を絞っておらず、該先端部は単に円筒状に開口する
のみである。従って、本カテーテルを経由して消化態、
半消化態以外の濃厚な栄養剤や流動食を投与し、あるい
は顆粒状や粉状の薬剤を水分と共に投与する場合にも、
本カテーテルの先端部が詰まりにくい。
ーテルにより奏される効果は次の通りである。すなわち
本発明に係る経腸栄養カテーテルでは、先端から全長の
1/50ないし1/3に当たる先端部の内径が他の部分
の内径よりも太く構成されている。また従来の経腸栄養
カテーテルのように先端部にオリーブ状の錘を付けたり
内径を絞っておらず、該先端部は単に円筒状に開口する
のみである。従って、本カテーテルを経由して消化態、
半消化態以外の濃厚な栄養剤や流動食を投与し、あるい
は顆粒状や粉状の薬剤を水分と共に投与する場合にも、
本カテーテルの先端部が詰まりにくい。
【0027】さらに本発明に係る経腸栄養カテーテルで
は、全長の49/50ないし2/3に相当する手元側チ
ューブの内径が先端部の内径よりも細く構成されてい
る。従って外径も同様に細いから、本カテーテルを経鼻
的または経皮的に用いる場合に被術者に与える苦痛が従
来の経腸栄養カテーテルに比較して軽減される。
は、全長の49/50ないし2/3に相当する手元側チ
ューブの内径が先端部の内径よりも細く構成されてい
る。従って外径も同様に細いから、本カテーテルを経鼻
的または経皮的に用いる場合に被術者に与える苦痛が従
来の経腸栄養カテーテルに比較して軽減される。
【図1】(a)は本発明の一実施例に係る経腸栄養カテ
ーテルの縦断面図、(b)は本実施例の経腸栄養カテー
テルにおけるテーパー部の他の例を示す図である。
ーテルの縦断面図、(b)は本実施例の経腸栄養カテー
テルにおけるテーパー部の他の例を示す図である。
1 経腸栄養カテーテル 2 接続部 3 手元側チューブ 4 テーパー部 5 先端部
Claims (1)
- 【請求項1】 先端を開口させた経腸栄養カテーテルで
あって、先端から全長の1/50ないし1/3の部分の
内径が残余の部分の内径よりも太いことを特徴とする経
腸栄養カテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079253A JPH07265434A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 経腸栄養カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079253A JPH07265434A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 経腸栄養カテーテル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07265434A true JPH07265434A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13684697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6079253A Pending JPH07265434A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 経腸栄養カテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07265434A (ja) |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP6079253A patent/JPH07265434A/ja active Pending
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