JPH07265324A - 中空器官の吻合締め具固定を行うための装置及びその方法 - Google Patents

中空器官の吻合締め具固定を行うための装置及びその方法

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JPH07265324A
JPH07265324A JP5043303A JP4330393A JPH07265324A JP H07265324 A JPH07265324 A JP H07265324A JP 5043303 A JP5043303 A JP 5043303A JP 4330393 A JP4330393 A JP 4330393A JP H07265324 A JPH07265324 A JP H07265324A
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anvil
fastener
hollow organ
annular
fixing
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JP5043303A
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Andreas G Tzakis
アンドリース・ジー・テザキス
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Abstract

(57)【要約】 [構成] 吻合固定技術において、環状の締め具固定ア
ンヴィル(anvil )が第2の中空器官の端部又は側部に
接合されるべき第1の中空器官の端部を越えて位置決め
され、第1の器官の端部はアンヴィルの端部を越えて後
方に外反され、これにより折り返し部を形成する。アン
ヴィルは外面にあらかじめ位置決めされ環状に配列され
た締め具固定具を備えている。第2の中空器官の端部又
は側部は、第1の中空器官の折り返し部上に配設され、
吻合されるべき両内膜部分が内膜接合状態におかれる。
吻合用外科締め具駆動器具は、締め具カートリッジを備
え、形状においてアンヴィルの外側環状輪郭に整合して
おり、それらの間に器官部を介在させてアンヴィルに同
軸に適合させられ、この締め具駆動器具は作動される
と、接合状態にある器官部を締め付ける。 [効果] 熟練を要せず、簡単に第1の中空器官端部を
第2の中空器官の端部又は側部に吻合させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医術の分野に関し特に外
科に関する。更に特別には、本発明は一般に中空器官、
例えば消化管あるいは血管に、例えば、それらの端部と
端部とを接続するか、端部と側部とを接続するために締
め具固定技術を使って吻合を施すための外科縫合器具及
びそのための方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】種々の外科処置において
は、手術を行う速度は極端に臨界的になる可能性があ
る。例えば移植外科においては移植した器官に、損傷を
与えるのを極力少なくするために、できるだけ早くこの
器官に血液を再供給することは非常に重要である。この
ような血管は現在、通常は、縫合技術によって端部と端
部とを、あるいは端部と側部とを吻合させられている。
このような縫合技術のひとつは、アンドレ・シー・スチ
ーバ(Andrei C. Stieber )との共著で本発明者により
1990年1月刊行170巻、77ページにおいて「外
科、婦人科学及び産科学」という書物で、「静脈吻合に
対する簡単で安全なロールオーバスリーブ(Roll Over
Sleeve)技術」と題する論文において記載されている。
【0003】このような縫合吻合処置は一般に、各吻合
及びこのような結合が多く必要とされる多くの器官に対
して完遂するためにはどこの熟練した外科医でも10分
から20分を必要としている。
【0004】現在、導管系統に対する吻合止め金又は他
の締め具固定技術で簡単なもの、あるいはフールプルー
フ( foolproof )したものは知られていない。腸のよ
うな他の中空器官より遥かに小さい血管は従来の止め金
技術に対して難解な問題を呈している。更に、血管に関
しては吻合が行われた後、血管内から明らかに部品を取
り除く方法はないので、完全に、接合される血管の外部
からいかなる止め金技術も行わなければならない。
【0005】導管系統の吻合を行うための外科用止め金
あるいは他の締め具固定器具の創作における主たる障害
は、現在、吻合されるべき2つの血管の内膜接合を自動
的に固定するような装置ができないということである。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の主たる目的
は以上のような障害を取り除き、外科用締め具固定装置
により上述のロールオーバスリーブ技術又は折り曲げ技
術を使って、簡単で迅速な導管系統の吻合を行わせるこ
とができる装置及び方法を提供することである。もちろ
んこの同じ技術は、例えば胃腸管(GI tract)のような
他の吻合処置にも適用可能である。
【0007】本発明の更に主たる目的は適当な引っ張り
強さの接合を行い、又漏れ防止も行い、かつ血管又は器
官への外傷を避け、かつ早くて完全な治癒を促進させる
中空器官の吻合止め金又は他の締め具固定を行うための
装置及び方法を提供することである。
【0008】更に本発明の目的は分単位ではなく秒単位
で熟練度をほとんど必要とせず、外科医によって中空器
官の吻合をさせることができるような装置及び方法を提
供することである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、第2の
中空器官の分断された端部又は側部に吻合させるべき第
1の中空器官の分断された端部に近接して、該第1の中
空器官の外周部を環状に取囲むような大きさと形状に形
成された環状の中空スリーブ形状の締め具固定アンヴィ
ルと、該アンヴィルはその外部に複数の予め位置決めさ
れて、環状に配列された締め具固定手段を有すること
と、対向するクランプ顎部を有する吻合外科締め具駆動
器具と、相互に向かうようにクランプした時の前記顎部
の内部の環状輪郭は環形を呈し、前記アンヴィルの外側
の環状輪郭に一致し、これらの間に吻合のために前記ア
ンヴィルを越えて外反される第1の中空器官端部から形
成される折り返し部を環状にとじ込め、前記第1の中空
器官端部に形成される折り返し部はこの上に配設される
第2の中空器官の端部又は側部とは内膜接合の状態であ
ることと、クランプされるときに、前記アンヴィルと所
定の整列をして、前記顎部を固定するために前記アンヴ
ィル及び顎部に設けられた案内手段と、前記顎部に維持
され、前記アンヴィルに向かって内方へ駆動されるとき
に前記締め具を固定するために前記アンヴィルに設けら
れた前記締め具固定手段と共動するようにその内側に沿
って予め位置決めされた締め具を有する締め具カートリ
ッジ手段と、内膜接合している中空器官部分を貫いて内
方へと前記締め具を駆動し前記アンヴィル上の前記締め
具固定手段により固定するために前記器具に設けられた
締め具駆動手段とを具備する中空器官に吻合を施すため
の装置によって達成され、又は、環状の締め具固定アン
ヴィルを第2の中空器官の開口端部又は側部に接合され
るべき第1の中空器官の開口端部に当て、該開口端部を
前記アンヴィルを越えて後方へと外反させて折り返し部
を形成させ、このとき前記アンヴィルは折り返し部の下
方にその外部に設けられた複数の予め位置決めされ環状
に配列された締め具固定手段を有しているという工程
と、吻合されるべき前記第1、第2の中空器官の内膜部
分が内膜接合の状態にあるように前記第1の中空器官の
折り返し部分の上に前記第2の中空器官の開口端部又は
側部を位置させる工程と、複数の締め具を収容する少な
くとも一つの締め具カートリッジを有し、形状において
前記アンヴィルの外の環状輪郭に一致する縫合外科締め
具駆動器具を前記アンヴィルと、該アンヴィルに内膜接
合の状態で位置させている前記第1、第2の中空器官部
分の上に環状に位置させる工程と、前記締め具駆動器具
を作動し、これにより前記締め具をこれらを貫通させて
駆動し前記締め具固定手段によりそれらを固定させるこ
とによって前記接合状態にある器官部分を締めつける工
程とから成る、吻合締め具固定により中空器官を接合す
るための方法によって達成される。以上を更に詳しく述
べると以下の通りである。
【0010】本発明の装置及び方法は環状の、しかしな
がら必ずしも円形ではなく、好ましくは楕円形状で第1
の中空器官の外周を、その切断した端部に近接して、こ
れに第2の中空器官の分断した端部あるいはその側部が
吻合されるのであるが、その外周を環状に取り囲むよう
な大きさ及び形状において適合させられた締め具固定ア
ンヴィル( anvil )を提供する。
【0011】この環状のアンヴィルは、その外周部に複
数のあらかじめ位置決めされ、かつ環状に配列された締
め具の固定具を備えている。
【0012】この環状の締め具固定アンヴィルは、それ
が適用されるべき中空器官の外周と適合し得るような内
周部を有するように選定されている。それから環状のア
ンヴィルは第1の中空器官の開口端部を滑り込ませて、
次いでこの第1中空器官の開口端部が外方に折り曲げら
れて環状のアンヴィルの側に向けさせ、これによりアン
ヴィルの一部の端部を越えて第1の中空器官の端部に折
り返しを形成する。この中空器官の折り返し端部はアン
ヴィルの外部に設けられる締め具の固定具に重なる。
【0013】それから第1の中空器官端部に吻合される
べき第2の中空器官の開口端部又は側部は、第1の中空
器官の上述の折り返し部分の上に位置決めされる、又は
これを滑り込ませて吻合されるべき器官の内膜部分が内
膜接合状態におかれる。
【0014】第1の中空器官の折り返し端部は、好まし
くは締め具固定アンヴィルに簡単な縫合糸で縛られ、そ
して同様な方法で第2の中空器官の端部又は側部が好ま
しくは第1の中空器官の折り返し端部を重ねているアン
ヴィルに他の簡単な縫合糸で縛りつけられる。これは初
期的にそれらの内膜端部を接合状態に維持させる。
【0015】この後、複数の締め具を収容する締め具カ
ートリッジを有する吻合外科用締め具駆動器具が又それ
は吻合されるべき接合状態にある器官の端部を取り付け
た締め具固定アンヴィルの環状外形に形状が環状に一致
している内部形状を有するものであるが、これがアンヴ
ィルに位置決めされる。そしてこのようにして締め具駆
動器具はその上に接合状態にある器官部を重ねたアンヴ
ィルに環状にかつ同軸にクランプされる。そしてこの締
め具駆動器具はアンヴィル締め具固定具に対し締め具の
適切な位置決めのためにアンヴィルにキー止めされる
( keyed )。このように外科用の締め具駆動器具を固
定した後にそれを作動すると、締め具を駆動し、締め具
固定具を使って又は締め具を固定するためのアンヴィル
上の手段を利用して接合状態にある器官部分を締め付け
る。
【0016】環状のアンヴィルは好ましくは分離して抜
け落ちることなく同軸の方法で器官端部の外側を容易に
滑らせることができる単一の環状具として提供されるよ
うに軽く接着されるか他の方法で相互に接続される分割
半部として形成されることが望ましい。締め具固定吻合
処置が行われた後に外科用の締め具駆動器具はそのクラ
ンプが外されあるいはその他の方法で取り除かれて、ア
ンヴィルはその半部を接続させている接合線で半分に分
断されるか又は分割されて容易に取り除くことができ
る。締め具は特別の吻合状況に適切に適合するような種
々のサイズで提供されることができ締め具は、一般には
一列縦隊で環状に設けられており又それらは2列で千鳥
状に環状に設けられることもできる。
【0017】締め具は種々のタイプのものがあり、例え
ば公知のU字形状の外科用止め金あるいは外科用釘又は
鋲の形態をして提供されることもできる。釘又は鋲は公
知の外科用止め具で適切にかつ容易に固定するにはあま
りにもその動脈壁は硬すぎるので動脈硬化斑点を有する
動脈に対し用いるのに望ましい。外科用止め金は胃腸管
(GI-tract)や静脈に対し用いるのにそれらはより柔ら
かでかつ柔軟性があるのでより歓迎すべき締め具であ
る。
【0018】一般にアンヴィルの環状の外形は切断端部
の近くでクランプされたことにより楕円形状を呈してい
る血管のクランプ端部の近くで用いられることができる
ように楕円形とされる。しかしながら腸の吻合やミクロ
の導管系統の吻合におけるような状況においては締め具
固定アンヴィルは円形で形成されてもよい。外科用締め
具駆動器具はもちろん種々のアンヴィル形状の各々に整
合したものでなければならない。
【0019】
【作用】吻合外科締め具固定駆動器具を作動させると、
顎部は締め具固定アンヴィルに案内手段により位置決め
されて固定される。この前にアンヴィルには第1の中空
器官の開口端部が通されて外方に折り曲げられ、重ねら
れており、更に、この上に第2の中空器官の端部又は側
部が第1の中空器官の端部と内膜接合の状態で重ねられ
ており、この状態で吻合外科締め具固定駆動器具を作動
させて顎部の内側に設けられた締め具が第1、第2中空
器官の端部と端部又は端部と側部を貫通してアンヴィル
の外部に設けられた締め具固定手段に固定される。よっ
て第1、第2中空器官の吻合が行われる。
【0020】
【実施例】図1及び図2によれば、本発明の装置の環状
の締め具固定アンヴィル部10が示されている。図1に
おいて、それは先に説明した理由で楕円形状を呈してお
り、それは更に分割半部11、12を備えていて、これ
らは軽く相互に接着され、これによりそれらは、吻合処
置が行われた後にこれらそれぞれの分割半部に分離され
るようにしている。
【0021】アンヴィル10はその外周部に止め金折り
曲げ用溝13の形態であらかじめ位置決めされかつ環状
に配設された締め具固定手段を備えており、これらは一
列縦隊(in indian file fashion)で千鳥状にかつ環状
に2列で並べられている。
【0022】次に特に図2を参照して説明すると、これ
は、本発明の吻合処置の第1の段階を図示しており、こ
れにおいては、第2の中空器官15に接合されるべき第
1の中空器官14が、この場合には、それぞれ血管の形
態で図示されているが、この第1の中空器官14の開口
端部16はアンヴィル10に同軸に配設され、そしてア
ンヴィル10の端部を越えて外方に折り曲げられて、ア
ンヴィル10の外側環状表面に重なる折り返し端部17
を形成している。
【0023】アンヴィル10は更に環状の縫合溝18を
備えており、これにより血管14の折り返し端部17
は、縫合糸20で環状溝18においてアンヴィル10に
環状に縛りつけられることができる。これは例えば簡単
な単一のループ結びでよく、あるいはそれは巾着縫合の
ようなものであってよい。
【0024】それから第2の中空器官端部15は、図2
における矢印によって暗示されているように、あるいは
指摘されているように第1の中空器官の折り返し部分1
7を滑り込ませる。このようにして内側の端部又は、こ
れらの吻合されるべき器官の内膜部分は、図4に最も良
く図示されているように内膜接合の状態におかれる。第
2の中空器官端部15も又、縫合糸21で溝領域18に
おいてアンヴィル10に縛りつけられる。
【0025】次に図3において独立して示されており、
図7で示される吻合用外科締め具駆動器具30の顎部3
1、32はアンヴィル10に同軸に位置決めされるがそ
れぞれの中空器官の端部17、15を図4で最も良く図
示されているようにそれらの間に位置決めするようにし
ている。
【0026】内側部分をより分かり易く図示するために
図5においては、中空器官端部17、15を取り除いて
図示されている。
【0027】図7に示されている吻合用外科締め具駆動
器具は止じ金駆動器具の形態を示しており、全体として
止血鉗子の外形を呈し、公知のハンドル33、34を備
えており、更にハンドル33、34を、相互に締めつけ
た時にハンドル33、34をそこで維持するための公知
のスリップ・ラチェット部35を備えており、アンヴィ
ル10に同軸にクランプ係合して、器官端部15、17
を図4に最も良く示されているように吻合用止め金のた
めに内膜接合の状態でそれらの間に配設させている。
【0028】クランプした時には顎部31、32の内側
の環状輪郭は環状の楕円形状を呈し、アンヴィル10の
外側環状の輪郭に対応しており、一様に第1の中空器官
端部14からの折り返し部分17をクランプする。尚こ
の第1の中空器官端部14は、アンヴィルを越えて外側
に曲げられ、この折り返し部の上に位置させた第2の中
空器官端部15と内膜接合の状態におかれている。
【0029】ガイド手段も又顎部31、32とアンヴィ
ル10との間に設けられており、これは外方に延びるキ
ーリップ(keying lip)22の形態すなわち、少なくと
もアンヴィル10の一部に環状に外方に延びている形態
と環状にリップ22を受けるためにクランプされる時に
器具30の顎部31、32の内側における対応形状をし
て共同作用する環状のキー溝36の形態とで成る。
【0030】次のことは認識しかつ理解されておくべき
ことであるが、アンヴィル10の環状のリップ22は図
示されているように連続的である必要はなくセグメント
状であってもよい。例えば、望まれるならば環状のリッ
プ12はアンヴィル10の相対抗する側で短い部分にの
み延びていてもよく、これにより縫合糸20と21をよ
り容易に結ばせるために外科医の指がこの溝18に近づ
き易いようにすることができる。
【0031】このキーの配置構成は次のことを確実にす
る。すなわち顎部31、32はアンヴィル10とあらか
じめ定められた整列状態でクランプされ、これによりそ
れぞれの個々の止め金37は顎部31と32の止め金カ
ートリッジ38、39内にあらかじめ並べられている
が、これらは、適正に顎部31、32の内側に位置決め
され、アンヴィル10上の止め金の折り曲げ用溝13の
形態をした締め具固定手段と共同作用して図4の矢印4
0によって示されるあるいは指摘されるようにアンヴィ
ル10に向かって内側に駆動された時にこの止め金を折
り曲げることができる。
【0032】公知の外科用のU字形状の止め金37が、
それぞれそれらのガイドスロット41で受けられてい
て、適正に位置決めされており、止め金37は、駆動ス
ライド42によって内膜接合している中空器官端部15
と17を通って内方へと駆動され、アンヴィル10の溝
13で折り曲げられる。駆動スライド42は止め金37
をそれらがそれぞれ締め具又は止め金駆動引っ張りライ
ン45のヘッド44の斜面43(図6参照)によってそ
れぞれ駆動される時に環状に内側に向かって止め金37
を駆動する。
【0033】これらの引っ張りライン45の2本は図7
に示されるように設けられる。これら2本のライン45
の基端部は、中空アーム33と34の内部で器具30の
止め金作動レバー48の内側端部(図示せず)に接続さ
れる。
【0034】止血鉗子のアーム33と34が係合され相
互にクランプされ、あるいは装置35により共に保持さ
れる時に、手術者はハンドルの端部48を下側か、外方
に向かってその手術者の指で同時、又は独立して矢印に
よって示す方向に引っ張りレバー48をスロット49内
で案内させて、滑らせる。これにより図3及び図5にお
いて矢印で示すように外方に引っ張りライン45を駆動
する、又は引張る。
【0035】ライン45は非常に強いフレキシブルな糸
又は線状の材質で構成され、例えばこれは金属又はプラ
スチックでなり、器具30の前アーム50、51の中空
内部へと上方に延びており、更に各々、締め具又は止め
金カートリッジ38、39のスロット52、53を通っ
ている。このようにしてこれらの各ヘッド44は、レバ
ー48が摺動自在に作動される時にスロット52、53
を通って引っ張られる。
【0036】頭部44はそれぞれその各斜面43が内側
に向かっているように配設されており、頭部44がそれ
らのスロットを通って引っ張られる時にそれらの斜面4
3はそれぞれに、かつ連続的に、案内されている止め金
駆動スライド42の斜めになった滑走面54に係合しこ
れによりそれらを半径内方向に動かして先に述べたよう
に連続的な作用で止め金を駆動する。
【0037】各々の止め金カートリッジ38と39には
若干の曲りがあるという事実に鑑みて、ライン45の柔
軟性は頭部44が連続的に各スロット52、53を留め
られることなく移動させることができる。
【0038】吻合用外科止め金駆動器具30は金属で構
成されることができる。あるいはそれは硬質のプラスチ
ックで構成されてもよく、そして又それは消毒した状態
で包装されるように単一の用途用に設計されてもよい。
この時には、単一の用途法に従って廃棄される。あるい
はそれは新しい止め金カートリッジ38、39を挿入す
ることにより再使用することもできる。
【0039】止め金カートリッジ38、39の本体構造
全体と同様に止め金駆動スライド42はプラスチックで
構成されてもよい。
【0040】止め金カートリッジ38と39の全体的な
形状及び図6で示されるような引っ張りラインのヘッド
44の全体的な形状は新規なものではない。このタイプ
の止め金機構は、多くの種々の会社によって製造されて
いるように、市場で容易に見い出されることができる。
例えばこの特種なタイプの止め金作動構造は「PROQ
XIMATE」(商標)という名のカッターにおいてみ
ることができ、又モデルNo.PLC50としてジョン
ソン・アンド・ジョンソン( Johnson and Johnson )
によって製造されている吻合用外科止め金器具において
も見られることができる。
【0041】アンヴィル10は又好ましくは剛性のプラ
スチックの成形体で構成してもよい。
【0042】次に図8を参照すれば、本発明の方法及び
装置の変形例が図示されており、これも本発明の原理を
用いているものであるが、血管の端部と側部との吻合用
であり先の図において図示されている端部と端部すなわ
ち両断端吻合とは異なるものである。
【0043】図8で示される構造のデザイン上の外形は
先に図示した構造とは若干異なるけれどもそれでも全体
としてのデザイン及び機能は類似であり、従って同一の
部品は同一の参照符号を付しており、又類似の部品は同
一の符号にダッシュ(’)を付けて示されている。
【0044】血管14の折り返し部17を他の血管の端
部15に吻合する代わりに(先に図示したように)、こ
こでは折り返し部17は血管15’の側部に吻合され
る。血管15’における側部の開口縁46は血管15’
の側部に長手方向にスリットを形成すべく切断すること
により形成される。
【0045】その上に血管の折り返し端部17を重ねた
締め具固定用アンヴィル10はこの開口部46に向かっ
て下方へと挿入され、それから上方へと引っ張られる。
これにより、側部の開口部46が重なって、図で示され
るように折り返し部17と内膜接合の状態におかれる。
そして側部46は縫合糸21でアンヴィル10の環状の
溝部18に縛りつけられる。
【0046】本実施例においては、両血管を吻合するの
に用いられる締め具は外科用の止め金ではなくて外科用
の釘又は鋲37’である。止め金は締め具として全ての
状況に適合しているわけではなく、接合されるべき器官
が極端に固い、例えば動脈硬化斑点をもった動脈と合う
ような場合には適当でない。このような状況ではこれら
の外科用止め金又は釘37’がそれらが固い動脈壁より
容易に貫くので好ましい。
【0047】これらの外科用釘又は鋲は図9及び図10
で拡大して示されている。
【0048】先に図示した構造の止め金の折り曲げ用溝
13が釘の端部を固定するキャップ( cap )13’の
形態をした締め具固定手段若しくは固定具と置き換えら
れる。
【0049】外科用釘37’の各々は主として釘頭部6
0で構成されており、これはその端部に鋭い刃先62を
持った釘シャフト61を備えており、このシャフト61
をパッドの形態をした締め具固定具又はキャップ13’
に向かって下側に駆動される。
【0050】釘頭部60は硬質のプラスチック又は金属
で構成されており、それに接続されている釘のシャフト
61も又高品質の硬質のプラスチック又は金属で構成さ
れる。これは例えば、人の免疫系統により拒絶されるこ
とのない外科用のステンレス鋼である。
【0051】固定キャップ又はパッド13’も又硬質の
プラスチックで構成されるが、あまりもろいものではな
くキャップ13’を貫くように駆動される時に締め具3
7’の刃先62によって貫通されることができないほど
もろいものではない。
【0052】釘の締め具37’は、案内される締め具駆
動スライド42を用いることにより先の実施例で止め金
13が駆動されたと同じ方式で内方へと駆動される。
【0053】締め具37’が内方へと駆動されて側部の
開口部46及び折り返し端部17を貫通するとその刃先
62もアンヴィル10で位置決めされて維持されている
下方の釘のキャップ13’の中へと駆動され、釘の締め
具37’のシャフト61は充分に下方の釘固定キャップ
13’へと深く入り込むように駆動され、その結果シャ
フト61の底部の環状の固定用リブ63も又固定キャッ
プ13’内に入り込む。
【0054】環状のリブ63は公知の釘締め付け用リブ
であり、これはその前縁部で傾斜しており容易にキャッ
プ13’内に入り込むようにしているがその上端部では
傾斜しておらずこれによりキャップ13’内で固持され
るようにしており、締め具37’がキャップ13’から
抜け出たり、はずれることがないようにしている。釘の
固定キャップ13’のために選ばれた材質はプラスチッ
クとして選択され、これは最も適切にそのさし込まれて
いるリブ63と共に釘の端部を固持する。この目的のた
めに脆弱でないプラスチック、例えばテフロン(商標)
のような材質が好ましい。
【0055】締め具のヘッド60も又卵形をしており、
これにより容易に回転又は傾斜させることなく対応する
ガイドスロット41内で容易に滑動しかつ案内されるこ
とができるようにしている。同様な方式で、締め具固定
用キャップ13’も又卵形をしておりこれによりアンヴ
ィル10の外側形状のまわりに環状に配設された共同凹
所内により容易に維持されることができる。
【0056】なお図面は本発明又は請求の範囲を限定す
ることなく例示の目的のために本発明の原理を表わす実
施例を示すものである。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の中空器官の
吻合締め具固定を行うための装置及びその方法によれ
ば、外科医はなんら熟練を要することなく、ほぼ自動的
に、簡単にかつ確実に第1中空器官の端部と第2中空器
官の端部又は側部とを締め具により吻合させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吻合装置の締め具固定アンヴィル部の
一つの実施例を正面から見て立面図で示す斜視図であ
る。
【図2】図1の矢視線[2]−[2]に沿って見た縦断
面図で示す折り返し部を形成するように第1の中空器官
の端部を外側に折り曲げて取り付けた図1のアンヴィル
構造を正面から見て立面図で示す斜視図であり、更に分
解した図示の仕方で第1の中空器官の折り曲げ部を重ね
たアンヴィルに対し位置決めしてその端部を越えて滑り
込ませるべき第2の中空器官の開口端部を図示してい
る。
【図3】吻合用外科締め具駆動器具の、締め具を収容す
るカートリッジを含む顎部を正面で見た立面図で示す斜
視図であり、この顎部は次の図4で図示されているよう
にその間に位置決めされて、又はとじ込められて吻合さ
れるべき中空器官の端部を取り付けた図1に示される締
め具固定アンヴィルの上に位置決めされるべきものであ
る。
【図4】図3の吻合外科用締め具駆動器具の顎部を図示
している中心垂直断面の正面図であり、これは内膜接合
の状態でその間に位置決めされかつ吻合されるべき中空
器官の端部を取り付けた図1の締め具固定アンヴィルの
上に重ねて配設されている。
【図5】図4で図示された装置でその結合状態にある状
況を正面から見て立面図で示す斜視図であり、中空器官
端部は取り除かれており、吻合外科用締め具駆動器具の
顎部は部分的に垂直断面で示され、これにより相互にキ
ー止めされる2つの部品の内部構造をより見易くさせて
おりこれにより顎部の内部に収容される締め具はアンヴ
ィル上の締め具固定具又は固定手段に重ねてあらかじめ
位置決めされる。
【図6】作動ラインの一方の基端部の横から見た立面図
で示す斜視図であり、吻合外科用締め具駆動器具のその
作動斜面を有するヘッドと共に示し、それは図3、4、
5、及び7において示される締め具駆動器具の顎部内に
認められる締め具カートリッジの一方の内部から締め具
を駆動させるために利用される。
【図7】吻合用外科締め具駆動器具の全体を示す斜視図
であり、図3、4及び5で図示される顎部を備えてい
る。
【図8】吻合用外科締め具駆動器具の顎部の変形例を示
す中央垂直断面正面図であり、異なった締め具を利用し
て端部と側部との吻合用に適合されるように図4で示す
共動する締め具固定アンヴィルをも中央垂直断面で示す
正面図である。
【図9】図8において示される構造において、利用され
る締め具の斜視図である。
【図10】図9に示される締め具の平面図である。
【符号の説明】
10 アンヴィル( anvil ) 13 止め金折り曲げ用溝 13’ キャップ 22 キーリップ(keying lip) 30 吻合用外科締め具駆動器具 31 顎部 32 顎部 36 キー溝 37 止め金 37’ 釘又は鋲 38 止め金カートリッジ 39 止め金カートリッジ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第2の中空器官の分断された端部又は側
    部に吻合させるべき第1の中空器官の分断された端部に
    近接して、該第1の中空器官の外周部を環状に取囲むよ
    うな大きさと形状に形成された環状の中空スリーブ形状
    の締め具固定アンヴィルと、該アンヴィルはその外部に
    複数の予め位置決めされて、環状に配列された締め具固
    定手段を有することと、対向するクランプ顎部を有する
    吻合外科締め具駆動器具と、相互に向かうようにクラン
    プした時の前記顎部の内部の環状輪郭は環形を呈し、前
    記アンヴィルの外側の環状輪郭に一致し、これらの間に
    吻合のために前記アンヴィルを越えて外反される第1の
    中空器官端部から形成される折り返し部を環状にとじ込
    め、前記第1の中空器官端部に形成される折り返し部は
    この上に配設される第2の中空器官の端部又は側部とは
    内膜接合の状態であることと、クランプされるときに、
    前記アンヴィルと所定の整列をして、前記顎部を固定す
    るために前記アンヴィル及び顎部に設けられた案内手段
    と、前記顎部に維持され、前記アンヴィルに向かって内
    方へ駆動されるときに前記締め具を固定するために前記
    アンヴィルに設けられた前記締め具固定手段と共動する
    ようにその内側に沿って予め位置決めされた締め具を有
    する締め具カートリッジ手段と、内膜接合している中空
    器官部分を貫いて内方へと前記締め具を駆動し前記アン
    ヴィル上の前記締め具固定手段により固定するために前
    記器具に設けられた締め具駆動手段とを具備する中空器
    官に吻合を施すための装置。
  2. 【請求項2】 前記環状のアンヴィルは分割半部で形成
    されている請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記分割半部は軽く接着されているかあ
    るいは相互に接続されて意図的なその分断を許容する請
    求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 環状の縫合用溝を備え、これが前記アン
    ヴィルの外周部の回りに延びていてこれにより、前記ア
    ンヴィルに中空器官の外反された折り返し端部を環状に
    縛りつけさせ、又内膜接合の状態にある折り返し端部に
    中空器官の端部又は開口側部の縁部を縛りつけるための
    縫合用の溝を提供するようにした請求項2に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記締め具駆動器具は2つの前記顎部を
    備えている請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記締め具固定手段は一列縦隊で前記ア
    ンヴィルの回りに配列されている請求項5に記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記締め具固定手段は前記アンヴィルの
    回りに2列、千鳥状に設けられている請求項6に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 前記案内手段は前記アンヴィルの少なく
    とも一部にわたって環状に延び、前記縫合溝をそれとの
    間に位置させて、前記締め具固定手段とは反対側の端部
    に設けられた外方に延在する固定用舌部とクランプされ
    たときに前記舌部を受け入れるように前記器具の前記顎
    部の内側に設けられ、整合しかつ共動する環状の固定用
    溝とからなる請求項4に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記環状のアンヴィルは楕円形状を呈し
    ている請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記締め具はU形状の止め金であり、
    前記締め具固定手段は前記止め金を折り曲げるための止
    め金折り曲げ溝である請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記締め具は釘であり前記締め具固定
    手段は釘の端部を固定するキャップであって、その中へ
    と駆動した時には前記釘を固定するようにした請求項1
    に記載の装置。
  12. 【請求項12】 環状の締め具固定アンヴィルを第2の
    中空器官の開口端部又は側部に接合されるべき第1の中
    空器官の開口端部に当て、該開口端部を前記アンヴィル
    を越えて後方へと外反させて折り返し部を形成させ、こ
    のとき前記アンヴィルは折り返し部の下方にその外部に
    設けられた複数の予め位置決めされ環状に配列された締
    め具固定手段を有しているという工程と、吻合されるべ
    き前記第1、第2の中空器官の内膜部分が内膜接合の状
    態にあるように前記第1の中空器官の折り返し部分の上
    に前記第2の中空器官の開口端部又は側部を位置させる
    工程と、複数の締め具を収容する少なくとも一つの締め
    具カートリッジを有し、形状において前記アンヴィルの
    外の環状輪郭に一致する縫合外科締め具駆動器具を前記
    アンヴィルと、該アンヴィルに内膜接合の状態で位置さ
    せている前記第1、第2の中空器官部分の上に環状に位
    置させる工程と、前記締め具駆動器具を作動し、これに
    より前記締め具をこれらを貫通させて駆動し前記締め具
    固定手段によりそれらを固定させることによって前記接
    合状態にある器官部分を締めつける工程とから成る、吻
    合締め具固定により中空器官を接合するための方法。
  13. 【請求項13】 前記環状のアンヴィルは軽く接着され
    るか相互に接続される分割半部として形成されており、
    前記締め具駆動器具を作動する工程の後で前記アンヴィ
    ルの分割半部を分断する工程を含む請求項12に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 前記締め具駆動器具を作動する前に前
    記アンヴィルに吻合されるべき内膜接合状態にある器官
    部分をそれぞれ固定する工程を含む請求項13に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 前記アンヴィルはその外周部の回りに
    延びる環状の縫合溝を備えており、前記接合状態にある
    器官を固定する前記工程は前記環状の溝において縫合糸
    で前記アンヴィルに環状にそれらを縛りつけることによ
    って行われ、かつ前記アンヴィルを半部に分断する工程
    の直前に前記縫合糸を除く工程を含む請求項14に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 前記器具は2つの締め具カートリッジ
    を備えている請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記締め具は環状に一列縦隊で取り付
    けられている請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記締め具は環状の千鳥状に2列で取
    り付けられている請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記締め具駆動器具を作動する前に前
    記アンヴィル締め具固定手段に対して締め具を適正に位
    置決めするために、前記アンヴィルに前記締め具駆動器
    具をキー止めする工程を含む請求項12に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記アンヴィルは楕円形状をしている
    請求項19に記載の方法。
JP5043303A 1993-02-08 1993-02-08 中空器官の吻合締め具固定を行うための装置及びその方法 Pending JPH07265324A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008516697A (ja) * 2004-10-18 2008-05-22 タイコ ヘルスケア グループ エルピー 管腔外シーラント塗布器およびその方法

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