JPH07265190A - 壁面固定具及びそれを用いた小物整理用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 壁面に吸着保持される吸盤体１と、吸盤体の
背面に突設された連結杆２と、吸盤体の背面を覆う形状
に形成された押圧体３と、連結杆に支点軸５により起倒
自在に軸着された起倒体とからなり、支点軸に整理用具
Ｔに形成された止着杆９が挿通される挿通穴部６を形成
してなる。 【効果】 支点軸に形成された挿通穴部に整理用具に形
成された止着杆が挿通され、整理用具は壁面に位置固定
されることになり、このため整理用具を壁面に容易に取
付けできる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は例えば一般家庭の浴室や
台所の壁面において用いられる壁面固定具及びそれを用
いた小物整理用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来この種の小物整理用具として、線材
を枠組み状に溶接して複数段の棚枠を有する床設置型の
ものが知られている。

【０００３】しかして、例えばこの小物整理用具を浴室
のコーナに設置し、その数段の棚上に頭髪用のシャンプ
ー、リンス或いは石鹸を置き、又は浴槽洗い等を置き、
各種の小物を整理整頓するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、床設置型のため、浴室の床を掃除する際に
移動させながら行わなければならず、また、その設置は
浴室のコーナーにするものの、コーナーの下部分の設置
スペースを取って、その有効利用を図ることができず、
またその上下の棚の間の寸法は変えられないため、背の
高い小物は上の棚が邪魔をして置くことができないとい
う不都合を有している。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とし、この第一の発明の壁面固定
具は、整理用具を壁面に固定するものであって、可撓弾
性を有する合成樹脂やゴム等からなり、この弾性復元作
用によって壁面との間が負圧状態に保持されることによ
り壁面に吸着保持される吸盤体と、吸盤体の背面に突設
された連結杆と、吸盤体の背面に連結杆に遊貫挿されて
配設され、少なくとも該吸盤体の背面周縁部を覆う形状
に形成された押圧体と、該連結杆に支点軸により起倒自
在に軸着された起倒体とからなり、上記支点軸には上記
整理用具に形成された止着杆が挿通される挿通穴部が形
成されていることを特徴とするものである。

【０００６】この際上記吸盤体を常態において全体が皿
容器状に形成されて壁面への押圧接により撓み弾性変形
して壁面に吸着保持可能に形成し、かつ上記連結杆をそ
の基端部が吸盤体の中央部に埋め込み樹脂成形して突設
し、さらに上記押圧体の内面に上記吸盤体の周縁裾部を
圧接可能な環状凸部を形成することができ、また上記押
圧体に倒伏時において上記起倒体の横振れを規制する規
制部を形成することが望ましい。

【０００７】また第二の発明の小物整理用具は、壁面に
吸着保持される吸盤体、該吸盤体の背面に突設された連
結杆、該吸盤体の背面に連結杆に遊貫挿されて配設され
た押圧体、該連結杆に支点軸により起倒自在に軸着され
た起倒体からなる固定具と、各種の小物を整理収納可能
にして上記支点軸に設けられた挿通穴部に挿通される止
着杆を有する整理用具とから構成したことを特徴とする
ものである。

【０００８】

【作用】吸盤体を壁面に押圧接すると吸盤体は自己弾性
に抗して撓み弾性変形し、この撓み弾性変形により壁面
との間の空気が排出されると共に自己弾性復元作用によ
り壁面との間が負圧常態となって壁面に吸着保持され、
この状態で起倒体を支点軸により倒伏させると連結杆が
引動され、この引動により吸盤体の中央部は引動されて
吸着力が高まることになり、この支点軸に形成された挿
通穴部に整理用具に形成された止着杆が挿通され、整理
用具は壁面に位置固定される。

【０００９】この際上記吸盤体を常態において全体が皿
容器状に形成したり、また連結杆をその基端部が吸盤体
の中央部に埋め込み樹脂成形することが望ましく、これ
により吸盤体の中央部を継続して確実に引動するととも
に押圧体を少なくとも吸盤体の背面周縁部を覆う形状に
形成することにより吸盤体を外力から保護することがで
き、さらにこの際押圧体の内面に上記吸盤体の周縁裾部
を圧接可能な環状凸部を形成することにより吸盤体の周
縁部からの空気侵入を抑制し、これにより吸着作用が継
続して良好に行われることになる。

【００１０】また上記押圧体に倒伏時において上記起倒
体の横振れを規制する規制部を形成することにより支点
軸への過負荷を防ぐことになる。

【００１１】

【実施例】図１乃至図１６は本発明の実施例を示し、図
１乃至図１３は第一実施例、図１４乃至図１６は第二実
施例である。

【００１２】図１乃至図１３の第一実施例において、１
は吸盤体であって、可撓弾性を有する合成樹脂やゴム等
からなり、常態において平坦な底面１ａに連続してテー
パー面状の吸着面１ｂからなる、全体が皿容器状に形成
され、壁面Ｗへの押圧接により撓み弾性変形し、この自
己弾性復元作用により、それ自体で壁面Ｗに吸着保持さ
れるように形成されている。

【００１３】２は連結杆であって、合成樹脂製にして、
四角杆２ａの基端部に複数個の貫通穴２ｂを開穿した埋
込み円盤２ｃが一体形成され、上記吸盤体１に同時埋め
込み成形されて一体に形成され、この際複数個の貫通穴
２ｂに吸盤体１の材料が流れ込んで固化して一体化を強
固なものにしている。

【００１４】３は押圧体であって、この場合合成樹脂製
にして、上記吸盤体１の背面周縁部を含む背面全面を覆
う形状に形成され、その中央部に連結杆２が遊貫挿され
る角穴３ａが形成され、押圧体３の内面には上記吸盤体
１の周縁裾部を圧接可能な環状凸部３ｂが形成されてい
る。

【００１５】４は起倒体であって、この場合合成樹脂製
にして、上記押圧体３の先端部に合成樹脂製の支点軸５
により起倒自在に軸着され、起倒体４の基部はカム作用
をなす弧形状に形成され、倒伏時において、その弧状角
部４ａが押圧体３の背面に圧接され、支点軸５とその圧
接位置との相対位置関係によりスナップアクション動作
を伴って倒伏状態が保持されるように構成している。

【００１６】この場合上記押圧体３の外周面に、倒伏時
において上記起倒体４の横振れを規制する一対の三角状
の突片３ｃからなる規制部３ｄを一体に形成している。

【００１７】そして、上記壁面Ｗに吸着保持される吸盤
体１、吸盤体１の背面に突設された連結杆２、吸盤体１
の背面に連結杆に遊貫挿されて配設された押圧体３、連
結杆２に支点軸５により起倒自在に軸着された起倒体４
により固定具Ｍを構成している。

【００１８】この場合上記支点軸５は筒状軸に形成さ
れ、この筒穴を挿通穴部６として形成し、連結杆２に貫
通穴２ｄを形成し、かつ起倒体４に貫通穴４ｂを形成
し、起倒体４に嵌合溝４ｃを形成し、嵌合溝４ｃに連結
杆２の四角杆２ａを挿通し、支点軸５を貫通穴２ｄ及び
貫通穴４ｂに挿通し、支点軸５を起倒体４の貫通穴４ｂ
に圧入し、支点軸５の外周面と起倒体４の貫通穴２ｄと
の間を滑り面として起倒体４を支点軸５を中心として起
立倒伏自在に設けている。

【００１９】Ｔは整理用具であって、この場合図１２の
如く、コーナー用としての二組の上側棚枠７と下側棚枠
８からなり、上側棚枠７は、複数本の載杆７ａを溶接し
た略三角形状の下外枠７ｂと略三角形状の上外枠７ｃと
を二本ずつ四本の側杆７ｄにより枠組み形成し、かつ載
杆７ａに補強杆７ｅを溶接し、この側杆７ｄに左右両端
部に上記挿通穴部６に挿通される止着杆９を溶接してな
り、また下側棚枠８は、同じく複数本の載杆８ａを溶接
した略三角形状の下外枠８ｂと略三角形状の上外枠８ｃ
とを二本ずつ四本の側杆８ｄにより枠組み形成し、かつ
下外枠８ｂには補強杆８ｅを片側にずらして溶接し、こ
れにより下外枠８ｂの先端部分にタオルや垢こすりを折
り返し状態に吊下可能に形成し、この側杆８ｄに左右両
端部に上記挿通穴部６に挿通される止着杆９を溶接して
構成したものである。

【００２０】この場合上記整理用具Ｔとしての上側棚枠
７及び下側棚枠８は、図１３の如く、不使用時及び保
管、販売、運搬時において、互いに上下にずらして対向
して嵌合することができ、全体として四角枠状に組むこ
とができ、例えば四角の箱に入れたり、また四角の袋に
入れて置くこともでき、流通過程おいて嵩張らずにコン
パクトに保管することができる。

【００２１】この第一実施例は上記構成であるから、図
９、１０の如く、上記四個の固定具Ｍを整理用具Ｔに、
二本の止着杆９の左右両端部を挿通穴部６に挿通するこ
とにより取付け、この四個の固定具Ｍを図５の如く、起
倒体４を起立した状態にして、常態において全体が皿容
器状に形成されている吸盤体１を壁面Ｗの所定位置に当
接し、この起立状態で起倒体４をもって連結杆２を介し
て吸盤体１の中央部を押圧し、この押圧により図６の如
く、吸盤体１の吸着面１ｂは自己弾性に抗して撓み弾性
変形し、この撓み弾性変形により壁面Ｗとの間の空気が
外に排出され、吸盤体１の自己弾性復元作用により壁面
Ｗとの間が負圧常態となって壁面Ｗに吸着保持され、こ
の状態で起倒体４を倒伏させると連結杆２が引動され、
この引動により吸盤体１の中央部は引動されて吸着力が
助長されてさらに高まり、倒伏完了時において、図７の
如く、起倒体４の弧状角部４ａが支点軸５とその弧状角
部４ａの圧接位置との相対位置関係によりスナップアク
ション動作を伴って倒伏状態が保持され、この四個の固
定具Ｍの壁面Ｗへの固定により、整理用具Ｔは図９、図
１０、図１１の如く、コーナー部分の壁面Ｗに取付けら
れ、整理用具Ｔ上に各種の小物Ｐを載置し得ることにな
る。

【００２２】また取り外す際には、起倒体４を図６の如
く、起立状態とし、この状態でヘラ等を使って吸盤体１
の周縁部を少しめくることにより、負圧状態が解除さ
れ、取り外すことになる。

【００２３】しかして、吸盤体１を壁面Ｗに押圧接する
と吸盤体１は自己弾性に抗して撓み弾性変形し、この撓
み弾性変形により壁面Ｗとの間の空気が排出されると共
に自己弾性復元作用により壁面Ｗとの間が負圧常態とな
って壁面Ｗに吸着保持され、この状態で起倒体４を支点
軸５により倒伏させると連結杆２が引動され、この引動
により吸盤体１の中央部は引動されて吸着力が高まるこ
とになり、この支点軸５に形成された挿通穴部６に整理
用具Ｔに形成された止着杆９が挿通され、整理用具Ｔは
壁面Ｗに位置固定されることになり、このため整理用具
Ｔを壁面Ｗに容易に取付けでき、床設置型でないから整
理用具Ｔの下方スペースを有効利用でき、また床面から
の設置高さＬ及びこの場合上側棚枠７と下側棚枠８との
間隔Ｎを自由に調節することができ、使用の融通性を高
めて非常に使い易い便利なものとなる。

【００２４】この際上記固定具Ｍにおいて、その吸盤体
１は常態において全体が皿容器状に形成されていて、押
圧接によりそれ自体で吸着する構造となっていると共に
この吸着状態で起倒体４を倒伏させて連結杆２を引動
し、吸着力を助長して高めるする構造となっているか
ら、従来のものに比べて高い吸着力を得ることができる
と共にこの吸着力を継続して維持することができ、また
連結杆２はその基端部が吸盤体１の中央部に埋め込み樹
脂成形されているから、吸盤体１の中央部を継続して確
実に引動することができ、吸着力を継続して維持するこ
とができ、又更に押圧体３は少なくとも吸盤体１の背面
周縁部を覆う形状に形成されているので吸盤体１の周縁
部が外力によりめくられることを防ぐことができ、外力
から保護するカバー作用を得ることができ、さらにこの
際押圧体３の内面に上記吸盤体１の周縁裾部を圧接可能
な環状凸部３ｂが形成されているから、連結杆２による
引動に相俟って吸盤体１の周縁裾部を圧接することにな
り、それだけ周縁部からの空気侵入を抑制し、これによ
り吸着作用が継続して良好に行われることになる。

【００２５】また上記押圧体３に、倒伏時において上記
起倒体４の横振れを規制する規制部３ｄが形成されてい
るから、起倒体４が外力を受けた際に支点軸５への過負
荷を防ぐことができ、これにより固定具Ｍの取付けの安
定化を図ることができると共に起倒体４の基部の破損を
防ぐことができる。

【００２６】図１４乃至図１６の第二実施例は別例構造
を示し、この場合の整理用具Ｔは、平らな壁面用として
の棚枠１０からなり、複数本の載杆１０ａを溶接した四
角形状の載置枠１０ｂの左右両側に側杆１０ｃを形成
し、載杆１０ａに壁面Ｗに当接する当接杆１０ｄを溶接
し、かつ載杆１０ａに上記挿通穴部６に上方から挿通さ
れる下方に折曲された三個の止着杆９を形成してなる。

【００２７】この第二実施例にあっては、上記三個の固
定具Ｍをこの整理用具Ｔに、三本の止着杆９の下端部を
挿通穴部６に上方から挿通することにより取付け、この
三個の固定具Ｍを壁面に固定することにより取り付ける
ことができ、上記第一実施例と同様な作用効果を得るこ
とができる。

【００２８】尚、本発明は上記実施例に限られるもので
はなく、吸盤体１、連結杆２、押圧体３及び起倒体４、
整理用具Ｔの構造等は適宜変更して設計される。

【００２９】

【発明の効果】本発明の壁面固定具及びそれを用いた小
物整理用具は上述の如く、固定具の吸盤体を壁面に押圧
接すると吸盤体は自己弾性に抗して撓み弾性変形し、こ
の撓み弾性変形により壁面との間の空気が排出されると
共に自己弾性復元作用により壁面との間が負圧常態とな
って壁面に吸着保持され、この状態で起倒体を支点軸に
より倒伏させると連結杆が引動され、この引動により吸
盤体の中央部は引動されて吸着力が高まることになり、
この支点軸に形成された挿通穴部に整理用具に形成され
た止着杆が挿通され、整理用具は壁面に位置固定される
ことになり、このため整理用具を壁面に容易に取付けで
き、床設置型でないから整理用具の下方スペースを有効
利用でき、また床面からの設置高さ自由に調節すること
ができ、使用の融通性を高めて非常に使い易い便利なも
のとなる。

【００３０】この際上記固定具において、その吸盤体は
常態において全体が皿容器状に形成されていて、押圧接
によりそれ自体で吸着する構造となっていると共にこの
吸着状態で起倒体を倒伏させて連結杆を引動し、吸着力
を助長して高めるする構造となっているから、従来のも
のに比べて高い吸着力を得ることができると共にこの吸
着力を継続して維持することができ、また連結杆はその
基端部が吸盤体の中央部に埋め込み樹脂成形されている
から、吸盤体の中央部を継続して確実に引動することが
でき、吸着力を継続して維持することができ、又更に押
圧体は少なくとも吸盤体の背面周縁部を覆う形状に形成
されているので吸盤体の周縁部が外力によりめくられる
ことを防ぐことができ、外力から保護するカバー作用を
得ることができ、さらにこの際押圧体の内面に上記吸盤
体の周縁裾部を圧接可能な環状凸部が形成されているか
ら、連結杆による引動に相俟って吸盤体の周縁裾部を圧
接することになり、それだけ周縁部からの空気侵入を抑
制し、これにより吸着作用が継続して良好に行われるこ
とになる。

【００３１】また上記押圧体に、倒伏時において上記起
倒体の横振れを規制する規制部が形成されているから、
起倒体が外力を受けた際に支点軸への過負荷を防ぐこと
ができ、これにより固定具の取付けの安定化を図ること
ができると共に起倒体の基部の破損を防ぐことができ
る。

【００３２】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一実施例の固定具の全体斜視図であ
る。

【図２】図１で示す本発明の第一実施例の固定具の分解
斜視図である。

【図３】図１で示す本発明の第一実施例の固定具の背断
面図である。

【図４】図１で示す本発明の第一実施例の固定具の部分
断面図である。

【図５】図１で示す本発明の第一実施例の使用状態の拡
大縦断面図である。

【図６】図１で示す本発明の第一実施例の使用状態の拡
大縦断面図である。

【図７】図１で示す本発明の第一実施例の使用状態の拡
大縦断面図である。

【図８】図１で示す本発明の第一実施例の固定具の拡大
部分断面図である。

【図９】図１で示す本発明の第一実施例の使用状態の平
面図である。

【図１０】図１で示す本発明の第一実施例の使用状態の
平面図である

【図１１】図１で示す本発明の第一実施例の使用状態の
側面図である。

【図１２】図１で示す本発明の第一実施例の整理用具の
斜視図である。

【図１３】図１で示す本発明の第一実施例の整理用具の
斜視図である。

【図１４】本発明の第二実施例の使用状態の側面図であ
る。

【図１５】図１４で示す本発明の第二実施例の使用状態
の部分斜視図である。

【図１６】図１４で示す本発明の第二実施例の使用状態
の平面図である。

【符号の説明】

Ｗ 壁面 Ｍ 固定具 Ｔ 整理用具 １ 吸盤体 ２ 連結杆 ３ 押圧体 ３ｂ 環状凸部 ３ｄ 規制部 ４ 起倒体 ５ 支点軸 ６ 挿通穴部 ９ 止着杆

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 整理用具を壁面に固定するものであっ
   て、可撓弾性を有する合成樹脂やゴム等からなり、この
   弾性復元作用によって壁面との間が負圧状態に保持され
   ることにより壁面に吸着保持される吸盤体と、吸盤体の
   背面に突設された連結杆と、吸盤体の背面に連結杆に遊
   貫挿されて配設され、少なくとも該吸盤体の背面周縁部
   を覆う形状に形成された押圧体と、該連結杆に支点軸に
   より起倒自在に軸着された起倒体とからなり、上記支点
   軸には上記整理用具に形成された止着杆が挿通される挿
   通穴部が形成されていることを特徴とする壁面固定具。
2. 【請求項２】上記吸盤体は常態において全体が皿容器状
   に形成されて壁面への押圧接により撓み弾性変形して壁
   面に吸着保持可能に形成され、かつ上記連結杆はその基
   端部が吸盤体の中央部に埋め込み樹脂成形されて突設さ
   れ、さらに上記押圧体の内面に上記吸盤体の周縁裾部を
   圧接可能な環状凸部が形成されている請求項１記載の壁
   面固定具。
3. 【請求項３】上記押圧体に倒伏時において上記起倒体の
   横振れを規制する規制部を形成してなる請求項１又は２
   記載の壁面固定具。
4. 【請求項４】壁面に吸着保持される吸盤体、該吸盤体の
   背面に突設された連結杆、該吸盤体の背面に連結杆に遊
   貫挿されて配設された押圧体、該連結杆に支点軸により
   起倒自在に軸着された起倒体からなる固定具と、各種の
   小物を整理収納可能にして上記支点軸に設けられた挿通
   穴部に挿通される止着杆を有する整理用具とから構成し
   たことを特徴とする小物整理用具。