JPH07263778A - 光ファイバケーブル及びその光通信システム - Google Patents

光ファイバケーブル及びその光通信システム

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JPH07263778A
JPH07263778A JP6050511A JP5051194A JPH07263778A JP H07263778 A JPH07263778 A JP H07263778A JP 6050511 A JP6050511 A JP 6050511A JP 5051194 A JP5051194 A JP 5051194A JP H07263778 A JPH07263778 A JP H07263778A
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JP
Japan
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optical fiber
optical
fiber cable
amplification
transmission
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JP6050511A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nishimura
正幸 西村
Shigeru Tanaka
茂 田中
Masataka Nakazawa
正隆 中沢
Yasuro Kimura
康郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光増幅部を内部に格納することにより、環境
条件に制約されずに光増幅部を任意に配置し、光伝送特
性を最適化する光ファイバケーブル及びこの光ファイバ
ケーブルを用いた光通信システムを提供する。 【構成】 この光ファイバケーブルでは、ケーブル被覆
部の内側に溝付ロッドが配置され、その周辺部にある溝
内にファイバ心線がそれぞれ配置されている。このファ
イバ心線には、心線被覆部の内側に4本のテープファイ
バ心線40K が順次積層して配置されている。テープフ
ァイバ心線40K では、テープ被覆部45K の内側にフ
ァイバ部50KLが4心構造で配置されている。このファ
イバ部50KLでは、任意の二つの伝送用光ファイバ60
KLN 及び60KL(K+1) の間に、増幅用光ファイバ70
KLN が軸方向に配置されている。これら伝送用光ファイ
バ60KLN 、増幅用光ファイバ70KLN 及び伝送用光フ
ァイバ60KL(N+1) が光軸合わせを行って順次融着接続
され、これらの接続部が被覆部材80KLN でモールド成
形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中継ケーブルとして海
底などに敷設されて光増幅機能を有する光ファイバケー
ブルと、この光ファイバケーブルを用いた光通信システ
ムとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光伝送路における中継増幅器とし
ては、光ファイバ増幅器が用いられている。光ファイバ
増幅器は、増幅用光ファイバや励起光源などから構成さ
れている。通常、光ファイバ増幅器では、増幅用光ファ
イバ及び励起光源などが光伝送路の中継地点に近接して
設置されている。このような直接励起方式によると、励
起光源等の電子装置は設置環境の状態によって大きな影
響を受けることになる。そのため、設置環境の温度や湿
度などが劣悪な状態である場合、励起光源などにおいて
機能変調や給電不能による機能停止などが生じることが
ある。
【0003】このような問題に解決するために、光ファ
イバ増幅器において、増幅用光ファイバを光伝送路の中
継地点に設置する一方で、励起光源などを送信地点また
は受信地点等の遠隔地に設置することが提案されてい
る。このような遠隔励起方式によると、励起光源等の電
子装置は好ましい環境に配置されることになる。そのた
め、設置環境の状態は安定しているので、励起光源など
における機能変調の発生が低減する。
【0004】なお、このような光ファイバ増幅器におけ
る遠隔励起方式に関しては、文献「1990年電子情報通信
学会秋季全国大会,B-719,pp.4-54」などに記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ファイバ増幅器では、増幅用光ファイバはコイル
状に巻かれている上に、その入射端及び出射端にはアイ
ソレータ等の光部品が配置されている。そのため、遠隔
励起方式によって励起光源などが分離されている場合で
も、中継地点における光ファイバ増幅器の全体としての
装置寸法はかなり大きくなっている。したがって、光伝
送路である光ファイバケーブルと比較すると、その装置
寸法は著しく大きいので、その配置は環境条件によって
制限を受けることになる。例えば、この光ファイバ増幅
器を光ファイバケーブルの内部に格納することなどは不
可能である。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題を解決し、
光増幅部を内部に格納することにより、環境条件に制約
されずに光増幅部を任意に配置し、光伝送特性を最適化
する光ファイバケーブル及びこの光ファイバケーブルを
用いた光通信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
ケーブルは、上記の目的を達成するために、入射した信
号光を伝送して出射する第1の伝送用光ファイバと、コ
ア部内に活性物質がドープされ、第1の伝送用光ファイ
バからの信号光を増幅して出射する増幅用光ファイバ
と、この増幅用光ファイバからの信号光を伝送して出射
する第2の伝送用光ファイバと、第1の伝送用光ファイ
バの出射端と増幅用光ファイバの入射端とを融着接続し
て形成された第1の接続部と、増幅用光ファイバの出射
端と第2の伝送用光ファイバの入射端とを融着接続して
形成された第2の接続部とを備え、第1及び第2の接続
部は被覆部材でモールド成形されており、第1及び第2
の伝送用光ファイバと増幅用光ファイバとが一体として
内部に格納されていることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る光通信システムは、上
記の目的を達成するために、信号光を発生する光送信器
と、この光送信器からの信号光を増幅して出射する本発
明に係る光ファイバケーブルと、この光ファイバケーブ
ルからの信号光を検出する光受信器と、励起光を発生す
る励起光源と、光送信器と光ファイバケーブルとの間に
位置する信号光の光路中に配置され、励起光源からの励
起光を信号光に合波して光ファイバケーブルに出射する
第1の光合波器、あるいは光ファイバケーブルと光受信
器との間に位置する信号光の光路中に配置され、励起光
源からの励起光を光ファイバケーブルに出射すると共に
光ファイバケーブルからの信号光を光受信器に出射する
第2の光合波器の少なくとも一方とを備えることを特徴
とする。
【0009】
【作用】本発明に係る光ファイバケーブルにおいては、
第1の伝送用光ファイバ及び増幅用光ファイバを接続し
た第1の接続部と、増幅用光ファイバ及び第2の伝送用
光ファイバを接続した第2の接続部とが被覆部材でモー
ルド成形され、これらの光ファイバが一体として内部に
格納されている。そのため、光ファイバケーブルの光伝
送特性が最適になるように、環境条件に制約されずに光
増幅部として増幅用光ファイバを任意に配置することが
できる。
【0010】ここで、光ファイバケーブルの入射端及び
出射端の少なくとも一方に励起光を入射すると、増幅用
光ファイバのコア部内にドープした活性物質が励起され
る。そのため、光ファイバケーブルの入射端に信号光を
入射すると、増幅用光ファイバにおける活性物質の誘導
放出により増幅された信号光が光ファイバケーブルの出
射端から出射される。したがって、信号光は光ファイバ
ケーブル中を良好な信号特性を保持して伝送される。
【0011】また、本発明に係る光通信システムによれ
ば、励起光源からの励起光が本発明に係る光ファイバケ
ーブルの入射端または出射端の少なくとも一方に入射さ
れるので、増幅用光ファイバのコア部内にドープした活
性物質が励起される。そのため、光送信器から光ファイ
バケーブルの入射端に入射した信号光は、増幅用光ファ
イバにおける活性物質の誘導放出により増幅して光ファ
イバケーブルの出射端から出射され、光受信器で検出さ
れる。
【0012】ここで、光ファイバケーブルの光伝送特性
が最適になるように、増幅用光ファイバが環境条件に制
約されずに任意に光増幅部として配置されている。した
がって、信号光は光ファイバケーブル中を良好な信号特
性を保持して伝送されるので、所定の情報が光送信器か
ら光受信器まで高品質で伝送される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る実施例の構成及び作用に
ついて、図1ないし図5を参照して説明する。なお、図
面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複
する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の
ものと必ずしも一致していない。
【0014】図1に、本発明に係る光ファイバケーブル
の一実施例における径方向に沿った断面構造を示す。ま
た、図2に、図1のテープファイバ心線における軸方向
に沿った断面構造を示す。
【0015】光ファイバケーブル10は、テープスロッ
ト型ケーブル構造を有している。この光ファイバケーブ
ル10には、周辺部としてケーブル被覆部15が配置さ
れ、その内側に溝付ロッド20が配置されている。この
溝付ロッド20には、中心部に抗張力体25が配置さ
れ、周辺部にある4本の溝内にファイバ心線30K がそ
れぞれ配置されている。ファイバ心線30K には、周辺
部として心線被覆部35が配置され、その内部に4本の
テープファイバ心線40K が平面状の外表を接するよう
に順次積層して配置されている。ただし、Kは1≦K≦
4の自然数である。ケーブル被覆部15、溝付ロッド2
0及び心線被覆部35は、プラスチック材料などで形成
され、外力からテープファイバ心線40K を保護して長
期信頼性を保証している。抗張体25は、綱線や強化プ
ラスチック材料などで形成され、必要な布設張力に対す
る伸びを制限している。
【0016】テープファイバ心線40K には、周辺部と
してテープ被覆部45K が配置され、その内側に円柱状
のファイバ部50KLが4心構造で配置されている。ただ
し、Lは1≦L≦4の自然数である。テープ被覆部45
K は、プラスチック材料などで形成され、ファイバ部5
KLを補強して伝送特性を維持している。ファイバ部5
K1〜50K4は、共に一平面内でほぼ平行である光軸を
有するように配置されている。
【0017】このファイバ部50KLには、伝送用光ファ
イバ60KLM が軸方向に配置されている。ただし、Mは
2≦Mの自然数である。任意の二つの伝送用光ファイバ
60KLN 及び60KL(N+1) の間には、増幅用光ファイバ
70KLN が配置されている。ただし、Nは1≦N<Mの
自然数である。伝送用光ファイバ60KLM は、通常の石
英系光ファイバであって、波長1.55μm帯の光伝送
で波長分散が最小となる分散シフトファイバである。増
幅用光ファイバ70KLN は、Er添加石英系光ファイバ
(EDF)であり、波長1.48μm帯の光吸収で誘導
放出を生じる。
【0018】図2に、上記実施例の伝送用光ファイバ6
KLN 及び増幅用光ファイバ70KLN の接続部における
詳細な断面構造を示す。
【0019】伝送用光ファイバ60KLN には、周辺部と
して中空円筒状のファイバ被覆部61が配置され、その
内側に中空円筒状のクラッド部62及び円柱状のコア部
63が中心に向かう方向に順次配置されている。ファイ
バ被覆部61は、紫外線(UV)硬化樹脂などで形成さ
れ、クラッド部62及びコア部63を補強して伝送特性
を維持している。クラッド部62及びコア部63は、酸
化シリコン(SiO2)に酸化ゲルモニウム(Ge
2 )などをドープして形成されている。ただし、コア
部63の屈折率は、クラッド部62の屈折率よりも大き
く設定されている。
【0020】増幅用光ファイバ70KLN には、周辺部と
して中空円筒状のファイバ被覆部71が配置され、その
内部に中空円筒状のクラッド部72及び円柱状のコア部
73が中心に向かう方向に順次配置されている。ファイ
バ被覆部73は、UV硬化樹脂などで形成され、クラッ
ド部72及びコア部73を補強して伝送特性を維持して
いる。クラッド部72及びコア部73は、酸化シリコン
(SiO2 )に酸化ゲルモニウム(GeO2 )などをド
ープして形成されている。さらに、コア部73には、微
量のエルビウム(Er)イオンが活性物質としてドープ
されている。ただし、コア部73の屈折率は、クラッド
部72の屈折率よりも大きく設定されている。
【0021】伝送用光ファイバ60KLN 及び増幅用光フ
ァイバ70KLN の端部付近には、被覆部材80KLN が配
置されている。被覆部材80KLN の内側では、ファイバ
被覆部61及び71がそれぞれ除去され、伝送用光ファ
イバ60KLN 及び増幅用光ファイバ70KLN の端面を接
続した融着接合部90KLN が形成されている。融着接合
部90KLN では、コア部63及び73が、光軸合わせを
行って接触され、クラッド部62及び72と共に加熱融
着されている。被覆部材80KLN は、通常のUV硬化樹
脂等であり、クラッド部62及び72上に厚い層厚を有
する一方でファイバ被覆部61及び71上に薄い層厚を
有し、紫外線の照射によって硬化してモールド成形され
ている。
【0022】なお、被覆部材80KLN の形成について
は、「1992年電子情報通信学会春季大会,B-874,pp.4-2
6」などに記載されている技術を適用している。
【0023】このような伝送用光ファイバ60KLN 及び
増幅用光ファイバ70KLN の接続部における構成は、増
幅用光ファイバ70KLN 及び伝送用光ファイバ60
KL(N+1)の接続部においてもほぼ同様にして成立してい
る。
【0024】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0025】光ファイバケーブル10の内部では、伝送
用光ファイバ60KLN 、増幅用光ファイバ70KLN 及び
伝送用光ファイバ60KL(N+1) が光軸合わせを行って順
次融着接続され、これらの接続部が被覆部材80KLN
モールド成形されている。このように伝送用光ファイバ
60KLM と増幅用光ファイバ70KLN とが一体として格
納されているので、増幅用光ファイバ70KLN は光増幅
部として環境条件に制約されずに任意に配置される。そ
のため、ファイバ部30K の光伝送特性が最適になるよ
うに設定することができる。
【0026】ここで、光ファイバケーブル10の入射端
及び出射端の少なくとも一方に励起光を入射すると、増
幅用光ファイバ70KLN のコア部73内にドープした活
性物質のErイオンが励起される。そのため、光ファイ
バケーブル10の入射端に信号光を入射すると、増幅用
光ファイバ70KLN におけるErイオンの誘導放出によ
り増幅された信号光が光ファイバケーブル10の出射端
から出射される。したがって、信号光は光ファイバケー
ブル10中を良好な信号特性を保持して伝送される。
【0027】図3に、光ファイバケーブル10を用いた
光通信システムの第1実施例を示す。
【0028】この光通信システムには、信号光が光送信
器100から光合波器120及び光ファイバケーブル1
0を介して光受信器130に至る主経路が構成されてい
る。また、励起光が励起光源110から光合波器120
に至る分岐経路が構成されている。
【0029】光送信器100は、通常のレーザダイオー
ド(LD)であり、波長1.55μm帯で所定の情報を
有する信号光を発生する。励起光源110は、通常のL
Dであり、波長1.48μm帯で励起光を発生する。光
合波器120は、溶融延伸型の波長分割多重ファイバカ
プラであり、光送信器100からの信号光と励起光源1
10からの励起光を合波して光ファイバケーブル10に
出射する。光ファイバケーブル10は、本発明に係る上
記実施例で説明したものである。光受信器130は、通
常のフォトダイオード(PD)であり、光ファイバケー
ブル10からの信号光を検出する。
【0030】このような構成によれば、励起光源110
からの励起光が光合波器120を介して光ファイバケー
ブル10の入射端に入射されるので、その内部に配置さ
れた増幅用光ファイバ70KLN のコア部73内にドープ
した活性物質のErイオンが励起される。そのため、光
送信器100から光合波器120を介して光ファイバケ
ーブル10の入射端に入射した信号光は、増幅用光ファ
イバ70KLN におけるErイオンの誘導放出により増幅
して光ファイバケーブル10の出射端から出射され、光
受信器130で検出される。
【0031】ここで、光ファイバケーブル10の内部で
は、光伝送特性が最適になるように、増幅用光ファイバ
70KLN が光増幅部として環境条件に制約されずに伝送
用光ファイバ60KLM の間に任意に配置されている。し
たがって、信号光は光ファイバケーブル10中を良好な
信号特性を保持して伝送されるので、所定の情報が光送
信器100から光受信器130まで高品質で伝送され
る。
【0032】図4に、光ファイバケーブル10を用いた
光通信システムの第2実施例を示す。
【0033】この光通信システムには、信号光が光送信
器100から光ファイバケーブル10及び光合波器12
0を介して光受信器130に至る主経路が構成されてい
る。また、励起光が励起光源110から光合波器120
に至る分岐経路が構成されている。なお、光送信器10
0、励起光源110、光合波器120、光ファイバケー
ブル10及び光受信器130はそれぞれ、上記第1実施
例で説明したものと同様な仕様のものである。
【0034】このような構成によれば、励起光源110
からの励起光が光合波器120を介して光ファイバケー
ブル10の出射端に入射されるので、その内部に配置さ
れた増幅用光ファイバ70KLN のコア部73内にドープ
した活性物質のErイオンが励起される。そのため、光
送信器100から光ファイバケーブル10の入射端に入
射した信号光は、増幅用光ファイバ70KLN におけるE
rイオンの誘導放出により増幅して光ファイバケーブル
10の出射端から出射され、光合波器120を介して光
受信器130で検出される。
【0035】ここで、光ファイバケーブル10の内部で
は、光伝送特性が最適になるように、増幅用光ファイバ
70KLN が光増幅部として環境条件に制約されずに伝送
用光ファイバ60KLM の間に任意に配置されている。し
たがって、信号光は光ファイバケーブル10中を良好な
信号特性を保持して伝送されるので、所定の情報が光送
信器100から光受信器130まで高品質で伝送され
る。
【0036】なお、本発明に係る光ファイバケーブル及
び光通信システムは、上記諸実施例に限られるものでは
なく、種々の変形を行うことが可能である。
【0037】例えば、上述した光ファイバケーブルの実
施例では、4心構造のファイバ心線が4層集合されてい
る。しかしながら、ファイバ心線の心数及び層数を適宜
変更することにより、光ファイバの集合度を任意に設定
しても良い。
【0038】また、上述した光通信システムの諸実施例
では、励起光を光ファイバケーブルの入射端または出射
端のいずれか一方から入射している。しかしながら、光
ファイバケーブルの入射端及び出射端にそれぞれ光合波
器を設置することにより、これら両端から共に励起光を
入射しても、ほぼ同様な作用効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る光ファイバケーブルによれば、第1及び第2の伝送
用光ファイバと増幅用光ファイバとが一体として内部に
格納されている。そのため、光ファイバケーブルにおけ
る長距離伝送等の光伝送特性が最適になるように、環境
条件に制約されずに光増幅部として増幅用光ファイバを
任意に配置することができる。また、光ファイバケーブ
ルが光増幅部を内蔵しているので、個々に中継増幅器を
付加する必要がなく、敷設コストが低減する。したがっ
て、光ファイバケーブル中を良好な信号特性を保持し、
信号光を安価で伝送する光ファイバケーブルを提供する
ことができる。
【0040】また、本発明に係る光通信システムによれ
ば、光伝送路として本発明に係る光ファイバケーブルを
用いているので、信号光は光ファイバケーブル中を良好
な信号特性を保持しつつ増幅されて伝送される。そのた
め、光送信器から光受信器まで所定の情報を安価かつ高
品質で伝送する光通信システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバケーブルの一実施例に
おける径方向に沿った断面図である。
【図2】 本発明に係る光ファイバケーブルの一実施例
のテープファイバ心線における軸方向に沿った断面図で
ある。
【図3】本発明に係る光ファイバケーブルの一実施例の
増幅用光ファイバ及び伝送用光ファイバの接続部におけ
る詳細な構成を示す軸方向に沿った断面図である。
【図4】本発明に係る光ファイバケーブルを用いた光通
信システムの第1実施例を示す構成図である。
【図5】本発明に係る光ファイバケーブルを用いた光通
信システムの第2実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
10…光ファイバケーブル、15…ケーブル被覆部、2
0…溝付ロッド、25…抗張力体、30…ファイバ心
線、35…心線被覆部、40…テープファイバ心線、4
5…テープ被覆部、50…ファイバ部、60…伝送用光
ファイバ、61…ファイバ被覆部、62…クラッド部、
63…コア部、70…増幅用光ファイバ、71…ファイ
バ被覆部、72…クラッド部、73…コア部、80…被
覆部材、90…融着接合部、100…光送信器、110
…励起光源、120…光合波器、130…光受信器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/16 (72)発明者 中沢 正隆 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 木村 康郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した信号光を伝送して出射する第1
    の伝送用光ファイバと、 コア部内に活性物質がドープされ、前記第1の伝送用光
    ファイバからの前記信号光を増幅して出射する増幅用光
    ファイバと、 この増幅用光ファイバからの前記信号光を伝送して出射
    する第2の伝送用光ファイバと、 前記第1の伝送用光ファイバの出射端と前記増幅用光フ
    ァイバの入射端とを融着接続して形成された第1の接続
    部と、 前記増幅用光ファイバの出射端と前記第2の伝送用光フ
    ァイバの入射端とを融着接続して形成された第2の接続
    部とを備え、 前記第1及び第2の接続部は被覆部材でモールド成形さ
    れており、前記第1及び第2の伝送用光ファイバと前記
    増幅用光ファイバとが一体として内部に格納されている
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 信号光を発生する光送信器と、 この光送信器からの前記信号光を増幅して出射する請求
    項1記載の光ファイバケーブルと、 この光ファイバケーブルからの前記信号光を検出する光
    受信器と、 励起光を発生する励起光源と、 前記光送信器と前記光ファイバケーブルとの間に位置す
    る前記信号光の光路中に配置され、前記励起光源からの
    前記励起光を前記信号光に合波して前記光ファイバケー
    ブルに出射する第1の光合波器、あるいは前記光ファイ
    バケーブルと前記光受信器との間に位置する前記信号光
    の光路中に配置され、前記励起光源からの前記励起光を
    前記光ファイバケーブルに出射すると共に前記光ファイ
    バケーブルからの前記信号光を前記光受信器に出射する
    第2の光合波器の少なくとも一方とを備えることを特徴
    とする光通信システム。
JP6050511A 1994-03-22 1994-03-22 光ファイバケーブル及びその光通信システム Pending JPH07263778A (ja)

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