JPH0726268A - コークス炉炉上作業の機械化自動化方法 - Google Patents
コークス炉炉上作業の機械化自動化方法Info
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- JPH0726268A JPH0726268A JP17177593A JP17177593A JPH0726268A JP H0726268 A JPH0726268 A JP H0726268A JP 17177593 A JP17177593 A JP 17177593A JP 17177593 A JP17177593 A JP 17177593A JP H0726268 A JPH0726268 A JP H0726268A
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- kiln
- work
- coal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 石炭装入作業のサイクルタイムを短縮し、コ
ークス炉における高速窯出しを行う方法を提供する。 【構成】 石炭の装入に関わる事前、事後作業の機械化
自動化装置を、装入車を装入窯に停止させたまま並行的
に逐次作動出来るように装入車上又は装入車が牽引する
台車上に配置させて、石炭の装入及びこれに関わる事
前、事後の作業を行う。
ークス炉における高速窯出しを行う方法を提供する。 【構成】 石炭の装入に関わる事前、事後作業の機械化
自動化装置を、装入車を装入窯に停止させたまま並行的
に逐次作動出来るように装入車上又は装入車が牽引する
台車上に配置させて、石炭の装入及びこれに関わる事
前、事後の作業を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコークス炉の炉上作業の
機械化自動化方法に関する。
機械化自動化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コークス炉の炉上作業は、装入車による
石炭の炭化室への装入が主作業であるが、この石炭装入
に関わって装入事前、事後の作業が行われており、これ
らの作業の機械化自動化が進められて来ている。ここで
石炭装入に関わる事前の作業とは、コークス押し出し前
の上昇管先行開放作業(皿弁閉並びにトップカバー開)
であり、コークス押し出し後の炭化室カーボン除去作業
であり、更には、装入窯の上昇管閉鎖作業(皿弁開並び
にトップカバー閉)と安水切替え作業(低圧安水から高
圧安水へ)であり、石炭装入に関わる事後の作業とは、
前回装入窯の安水切替え作業(高圧安水から低圧安水
へ)であり、前回装入窯の炉頂クリーニング作業であ
り、又前回装入窯の装入口へのモルタル再シール作業で
ある。
石炭の炭化室への装入が主作業であるが、この石炭装入
に関わって装入事前、事後の作業が行われており、これ
らの作業の機械化自動化が進められて来ている。ここで
石炭装入に関わる事前の作業とは、コークス押し出し前
の上昇管先行開放作業(皿弁閉並びにトップカバー開)
であり、コークス押し出し後の炭化室カーボン除去作業
であり、更には、装入窯の上昇管閉鎖作業(皿弁開並び
にトップカバー閉)と安水切替え作業(低圧安水から高
圧安水へ)であり、石炭装入に関わる事後の作業とは、
前回装入窯の安水切替え作業(高圧安水から低圧安水
へ)であり、前回装入窯の炉頂クリーニング作業であ
り、又前回装入窯の装入口へのモルタル再シール作業で
ある。
【0003】この中で、石炭装入に関わる事後の作業
は、装入車上の、装入窯位置に対して5窯後方位置(前
回装入窯位置)に各作業機械を搭載設置して機械化自動
化を図っているのが一般的である。又石炭装入に関わる
事前の作業の内、装入窯の上昇管閉鎖作業(皿弁開並び
にトップカバー閉)と安水切替え作業(低圧安水から高
圧安水へ)についても、装入車上の、装入窯位置に各作
業機械を搭載設置して機械化自動化を図っているのが一
般的である。又、コークス押し出し後の炭化室カーボン
除去作業については、例えば、特開昭61−23108
8号公報に見られる様に、装入車上の、装入窯位置に対
して5窯前方位置(次回装入窯位置)に当該作業機械を
搭載設置して機械化自動化を図っている。しかし、コー
クス押し出し前の上昇管先行開放作業(皿弁閉並びにト
ップカバー開)については、エヤーシリンダーを各上昇
管に設置する方式(特開昭63−245487号公報)
の設備費を低減する方策として、装入車に横行動作可能
な横行台車を設けてこれに当外作業機を搭載設置する方
式(特開平5-3297587 号公報)が提案されているが、そ
の位置関係については特定されていない。
は、装入車上の、装入窯位置に対して5窯後方位置(前
回装入窯位置)に各作業機械を搭載設置して機械化自動
化を図っているのが一般的である。又石炭装入に関わる
事前の作業の内、装入窯の上昇管閉鎖作業(皿弁開並び
にトップカバー閉)と安水切替え作業(低圧安水から高
圧安水へ)についても、装入車上の、装入窯位置に各作
業機械を搭載設置して機械化自動化を図っているのが一
般的である。又、コークス押し出し後の炭化室カーボン
除去作業については、例えば、特開昭61−23108
8号公報に見られる様に、装入車上の、装入窯位置に対
して5窯前方位置(次回装入窯位置)に当該作業機械を
搭載設置して機械化自動化を図っている。しかし、コー
クス押し出し前の上昇管先行開放作業(皿弁閉並びにト
ップカバー開)については、エヤーシリンダーを各上昇
管に設置する方式(特開昭63−245487号公報)
の設備費を低減する方策として、装入車に横行動作可能
な横行台車を設けてこれに当外作業機を搭載設置する方
式(特開平5-3297587 号公報)が提案されているが、そ
の位置関係については特定されていない。
【0004】又、前回装入窯の装入窯と装入鉢のシール
部のモルタルが不十分でガスの漏れが発生する事もある
が、この装入事後作業の機械化自動化法としては装入窯
位置に設置されているモルタルシール装置を使用して再
シールしている。
部のモルタルが不十分でガスの漏れが発生する事もある
が、この装入事後作業の機械化自動化法としては装入窯
位置に設置されているモルタルシール装置を使用して再
シールしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、石炭装入
に関わる事前作業及び事後作業の機械化自動化は行われ
ているものの、石炭装入車を石炭装入窯位置に停止させ
たままで、これら全ての石炭装入に関わる事前作業及び
事後作業の機械化自動化装置を並行的に逐次運転可能の
様に配備されてはいない。この為、作業的には並行して
運転が可能な機械化自動化装置を、装入車の走行を介し
て直列的に行わざるを得なくなっており、石炭装入作業
のサイクルタイムを遅延させている。
に関わる事前作業及び事後作業の機械化自動化は行われ
ているものの、石炭装入車を石炭装入窯位置に停止させ
たままで、これら全ての石炭装入に関わる事前作業及び
事後作業の機械化自動化装置を並行的に逐次運転可能の
様に配備されてはいない。この為、作業的には並行して
運転が可能な機械化自動化装置を、装入車の走行を介し
て直列的に行わざるを得なくなっており、石炭装入作業
のサイクルタイムを遅延させている。
【0006】本発明は、石炭装入に関わる事前作業及び
事後作用の機械化自動化装置の装入車上又は装入車が牽
引する台車上への配備位置を特定する事により、石炭装
入作業のサイクルタイムを短縮しもってコークス炉に於
ける高速窯出しを実現する方法を提供するものである。
事後作用の機械化自動化装置の装入車上又は装入車が牽
引する台車上への配備位置を特定する事により、石炭装
入作業のサイクルタイムを短縮しもってコークス炉に於
ける高速窯出しを実現する方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、石
炭の装入に関わる事前作業である上昇管先行開放作業
の、機械化自動化装置を装入窯位置に対して次次回装入
窯の位置になる様に、装入車上又は装入車が牽引する台
車上に配置し、装入窯への石炭装入作業と次次回装入窯
の上昇管先行開放作業を、装入車を装入窯に停止させた
まま並行的に逐次行うことを特徴とする。
炭の装入に関わる事前作業である上昇管先行開放作業
の、機械化自動化装置を装入窯位置に対して次次回装入
窯の位置になる様に、装入車上又は装入車が牽引する台
車上に配置し、装入窯への石炭装入作業と次次回装入窯
の上昇管先行開放作業を、装入車を装入窯に停止させた
まま並行的に逐次行うことを特徴とする。
【0008】更に本発明は、石炭の装入に関わる事後作
業である前回装入窯の装入口のモルタル再シール装置を
装入窯位置に対して前回装入窯の位置になる様に、装入
車上又は装入車が牽引する台車上に配置し、装入窯への
石炭装入作業と前回装入窯の装入口のモルタル再シール
作業を、装入車を装入窯に停止させたまま並行的に逐次
行うことを特徴とする。
業である前回装入窯の装入口のモルタル再シール装置を
装入窯位置に対して前回装入窯の位置になる様に、装入
車上又は装入車が牽引する台車上に配置し、装入窯への
石炭装入作業と前回装入窯の装入口のモルタル再シール
作業を、装入車を装入窯に停止させたまま並行的に逐次
行うことを特徴とする。
【0009】更に本発明は、石炭の装入に関わる事前、
事後作業の機械化自動化を行うに際して、装入事後処理
作業の機械化自動装置を装入窯位置に対して前回装入窯
の位置に、装入事前処理作業の内の上昇管閉鎖作業及び
高圧安水への切替え作業の機械化自動化装置を装入窯位
置に、又装入事前処理作業の内の炭化室カーボン除去作
業の機械化自動化装置を装入窯位置に対して次回装入窯
の位置に配置する方法に加えて装入事前処理作業の内の
上昇管先行開放作業の機械化自動化装置を装入窯位置に
対して次次回装入窯の位置になる様に、装入車上又は装
入車が牽引する台車上に配置し、石炭の装入に関わる事
前作業及び事後作業を、装入車を装入窯に停止させたま
ま並行的に逐次行うことを特徴とする。
事後作業の機械化自動化を行うに際して、装入事後処理
作業の機械化自動装置を装入窯位置に対して前回装入窯
の位置に、装入事前処理作業の内の上昇管閉鎖作業及び
高圧安水への切替え作業の機械化自動化装置を装入窯位
置に、又装入事前処理作業の内の炭化室カーボン除去作
業の機械化自動化装置を装入窯位置に対して次回装入窯
の位置に配置する方法に加えて装入事前処理作業の内の
上昇管先行開放作業の機械化自動化装置を装入窯位置に
対して次次回装入窯の位置になる様に、装入車上又は装
入車が牽引する台車上に配置し、石炭の装入に関わる事
前作業及び事後作業を、装入車を装入窯に停止させたま
ま並行的に逐次行うことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて図面を参照
しながら、作用と共に詳細に説明する。
しながら、作用と共に詳細に説明する。
【0011】図1は本発明者等が実行した、コークス炉
の炉上における石炭装入に関わる事前事後作業の機械化
自動化装置を装入車及び装入車が牽引する台車上に搭載
して高速窯出しを実現した炉上平面配置図、図2は炉上
側面配置図である。
の炉上における石炭装入に関わる事前事後作業の機械化
自動化装置を装入車及び装入車が牽引する台車上に搭載
して高速窯出しを実現した炉上平面配置図、図2は炉上
側面配置図である。
【0012】図1において、1は炭化室(窯)群、2は
上昇管群を示し、N+iは各窯の窯番を示す。N番はこ
れから(今回)石炭を装入する窯の窯番を示し、N−5
は5窯飛び装入方法における前回装入窯の窯番を、N+
5は5窯飛び装入方法における次回装入窯の窯番を、N
+10は5窯飛び装入方法における次次回装入窯の窯番
を示す。
上昇管群を示し、N+iは各窯の窯番を示す。N番はこ
れから(今回)石炭を装入する窯の窯番を示し、N−5
は5窯飛び装入方法における前回装入窯の窯番を、N+
5は5窯飛び装入方法における次回装入窯の窯番を、N
+10は5窯飛び装入方法における次次回装入窯の窯番
を示す。
【0013】本発明に採用した、石炭装入に関わる事後
作業の機械化自動化装置群3は、安水切り戻し(高圧→
低圧)装置4、炉頂掃除装置5、モルタル再シール装置
6から構成されており、前回装入窯N−5の位置に配備
した。
作業の機械化自動化装置群3は、安水切り戻し(高圧→
低圧)装置4、炉頂掃除装置5、モルタル再シール装置
6から構成されており、前回装入窯N−5の位置に配備
した。
【0014】又、石炭装入に関わる事前作業の機械化自
動化装置群7は、上昇管トップカバー閉装置8、上昇管
皿弁開装置9、安水切り替え(低圧→高圧)装置10か
ら構成されており、今回装入窯Nの位置に配備した。
動化装置群7は、上昇管トップカバー閉装置8、上昇管
皿弁開装置9、安水切り替え(低圧→高圧)装置10か
ら構成されており、今回装入窯Nの位置に配備した。
【0015】又、石炭装入に関わる事前作業の機械化自
動化装置である。炭化室カーボン除去装置11は次回装
入窯N+5の位置に配備した。
動化装置である。炭化室カーボン除去装置11は次回装
入窯N+5の位置に配備した。
【0016】更に、石炭装入に関わる事前作業の機械化
自動化装置である、上昇管先行開放装置群12は、上昇
管トップカバー開装置13、上昇管皿弁閉装置14から
構成されており、次次回装入窯N+10の位置に配備し
た。図1においては、炭化室カーボン除去装置11及び
上昇管先行開放装置群12は装入車が牽引する台車上に
配備した例を示している。尚、15は石炭装入装置本体
を、16はモルタルシール装置を示す。
自動化装置である、上昇管先行開放装置群12は、上昇
管トップカバー開装置13、上昇管皿弁閉装置14から
構成されており、次次回装入窯N+10の位置に配備し
た。図1においては、炭化室カーボン除去装置11及び
上昇管先行開放装置群12は装入車が牽引する台車上に
配備した例を示している。尚、15は石炭装入装置本体
を、16はモルタルシール装置を示す。
【0017】尚、本発明の方法を実施する為の事前及び
事後作業の各機械化自動化装置自体については前述した
ものの及び他の公知のものでよい。
事後作業の各機械化自動化装置自体については前述した
ものの及び他の公知のものでよい。
【0018】一方、これらの事前及び事後作業の各機械
化自動化装置間の作動順序については配備位置とは無関
係に作業手順的に以下の2つの制約がある。
化自動化装置間の作動順序については配備位置とは無関
係に作業手順的に以下の2つの制約がある。
【0019】1)前回装入窯を通常期の低圧安水に切替
り戻した状態で(炉内圧を正常な状態に戻してから)モ
ルタル再シール及び炉頂掃除を行わないと再シール及び
掃除の効果が十分発現されないので、前回装入窯の安水
切替り戻し装置4の作動完了後に、モルタル再シール装
置6及び炉頂掃除装置5を作動させる事。
り戻した状態で(炉内圧を正常な状態に戻してから)モ
ルタル再シール及び炉頂掃除を行わないと再シール及び
掃除の効果が十分発現されないので、前回装入窯の安水
切替り戻し装置4の作動完了後に、モルタル再シール装
置6及び炉頂掃除装置5を作動させる事。
【0020】2)石炭装入に関わる直前作業を終えてい
ないと石炭装入作業は当然行えないので、上昇管トップ
カバー閉装置8、上昇管皿弁開装置9、安水切り替え装
置10の作動完了後に、石炭装入装置本体15を作動さ
せる事。
ないと石炭装入作業は当然行えないので、上昇管トップ
カバー閉装置8、上昇管皿弁開装置9、安水切り替え装
置10の作動完了後に、石炭装入装置本体15を作動さ
せる事。
【0021】以下、本発明の方法による動作線(表1)
を、表2に示す従来の方法による動作線と対比させなが
ら詳細に説明する。
を、表2に示す従来の方法による動作線と対比させなが
ら詳細に説明する。
【0022】本発明の方法では、装入車が装入窯に停止
すると、事後作業の機械化自動化装置群3は、前回装入
窯位置に配備されているので、この停止位置で先ず安水
切替り戻し装置4を作動せしめた。又、直前作業の機械
化自動化装置7の上昇管トップカバー閉装置8、上昇管
皿弁開装置9、安水切り替え装置10は装入窯位置に配
備されているので、これらを並行的に作動せしめ得た。
更に、事前作業の機械化自動化装置である上昇管先行開
放装置群12の上昇管トップカバー閉装置13、上昇管
皿弁閉装置14も次次回装入窯位置に配備されているの
でこれらも並行的に作動せしめ得た。
すると、事後作業の機械化自動化装置群3は、前回装入
窯位置に配備されているので、この停止位置で先ず安水
切替り戻し装置4を作動せしめた。又、直前作業の機械
化自動化装置7の上昇管トップカバー閉装置8、上昇管
皿弁開装置9、安水切り替え装置10は装入窯位置に配
備されているので、これらを並行的に作動せしめ得た。
更に、事前作業の機械化自動化装置である上昇管先行開
放装置群12の上昇管トップカバー閉装置13、上昇管
皿弁閉装置14も次次回装入窯位置に配備されているの
でこれらも並行的に作動せしめ得た。
【0023】安水切り戻し装置4の作動が完了すると、
次いで事後作業の機械化自動化装置群3のモルタル再シ
ール装置6と炉頂掃除装置5を作動せしめた。又、直前
作業の機械化自動化装置である上昇管トップカバー閉装
置8、上昇管皿弁開装置9、安水切り替え装置10の作
動が完了すると、次いで石炭装入装置本体15を作動せ
しめて炭化室へ石炭の装入を開始した。
次いで事後作業の機械化自動化装置群3のモルタル再シ
ール装置6と炉頂掃除装置5を作動せしめた。又、直前
作業の機械化自動化装置である上昇管トップカバー閉装
置8、上昇管皿弁開装置9、安水切り替え装置10の作
動が完了すると、次いで石炭装入装置本体15を作動せ
しめて炭化室へ石炭の装入を開始した。
【0024】この間に、次回装入窯のコークス押し出し
が完了するのを待って、事前作業の機械化自動化装置で
ある炭化室カーボン除去装置11を作動せしめ次いで完
了させた。
が完了するのを待って、事前作業の機械化自動化装置で
ある炭化室カーボン除去装置11を作動せしめ次いで完
了させた。
【0025】石炭装入装置本体15の作動が完了する
と、石炭装入及びこれに関わる全ての事前、事後作業が
完了した事になり、装入車は次回装入窯の為の受炭にむ
けて装入窯位置から離れて走行を開始させた。
と、石炭装入及びこれに関わる全ての事前、事後作業が
完了した事になり、装入車は次回装入窯の為の受炭にむ
けて装入窯位置から離れて走行を開始させた。
【0026】装入車が装入窯に停止して、石炭装入及び
これに関わる事前、事後作業を完了させて装入窯から離
れるまでの時間は5分20秒であった。
これに関わる事前、事後作業を完了させて装入窯から離
れるまでの時間は5分20秒であった。
【0027】
【表1】
【0028】これに対して、モルタル再シール装置6が
設置されておらず、装入装置本体15が所有しているモ
ルタルシール装置16をモルタル再シール作業に流用す
ると共に、上昇管先行開放装置群12を次次回装入窯位
置に配備していない従来の装入車では、先ず、本発明と
同様に安水切替り戻し装置4を作動せしめるべく、装入
車を装入窯の位置に停止させて、この停止位置で先ず安
水切替り戻し装置4を作動させる。又、直前作業の機械
化自動化装置7の上昇管トップカバー閉装置8、上昇管
皿弁開放装置9、安水切り替え装置10は装入窯位置に
配備されているので、これらも本発明の方法と同様に並
行的に作動せしめる。しかし、事前作業の機械化自動化
装置である上昇管先行開放装置群12の上昇管トップカ
バー開装置13、上昇管皿弁閉装置14は次次回装入窯
位置には配備されていないので、この停止位置では作動
せしめ得ない。
設置されておらず、装入装置本体15が所有しているモ
ルタルシール装置16をモルタル再シール作業に流用す
ると共に、上昇管先行開放装置群12を次次回装入窯位
置に配備していない従来の装入車では、先ず、本発明と
同様に安水切替り戻し装置4を作動せしめるべく、装入
車を装入窯の位置に停止させて、この停止位置で先ず安
水切替り戻し装置4を作動させる。又、直前作業の機械
化自動化装置7の上昇管トップカバー閉装置8、上昇管
皿弁開放装置9、安水切り替え装置10は装入窯位置に
配備されているので、これらも本発明の方法と同様に並
行的に作動せしめる。しかし、事前作業の機械化自動化
装置である上昇管先行開放装置群12の上昇管トップカ
バー開装置13、上昇管皿弁閉装置14は次次回装入窯
位置には配備されていないので、この停止位置では作動
せしめ得ない。
【0029】安水切替り戻し装置4の作動が完了する
と、次いで事後作業のモルタル再シールを行わねばなら
ないが、専用のモルタル再シール装置を配備していない
従来法においては装入装置本体15が所有しているモル
タルシール装置16をモルタル再シール作業に流用する
為に、装入車を装入窯の位置から前回装入窯の位置まで
走行(戻り)させねばならない。
と、次いで事後作業のモルタル再シールを行わねばなら
ないが、専用のモルタル再シール装置を配備していない
従来法においては装入装置本体15が所有しているモル
タルシール装置16をモルタル再シール作業に流用する
為に、装入車を装入窯の位置から前回装入窯の位置まで
走行(戻り)させねばならない。
【0030】この位置での装入装置本体15が所有して
いるモルタルシール装置16の作動が完了すると、装入
車は再び、装入窯位置まで走行せしめられる。
いるモルタルシール装置16の作動が完了すると、装入
車は再び、装入窯位置まで走行せしめられる。
【0031】装入車が装入窯位置に再停止すると、上昇
管トップカバー閉装置8、上昇管皿弁開装置9、安切り
替え装置10の作動は既に完了しているので石炭装入装
置本体15が作動せしめられ、炭化室へ石炭の装入が開
始される。又、炉頂掃除装置5は、前回装入窯位置に配
置されているので、このタイミングにおいて並行的に作
動せしめられる。
管トップカバー閉装置8、上昇管皿弁開装置9、安切り
替え装置10の作動は既に完了しているので石炭装入装
置本体15が作動せしめられ、炭化室へ石炭の装入が開
始される。又、炉頂掃除装置5は、前回装入窯位置に配
置されているので、このタイミングにおいて並行的に作
動せしめられる。
【0032】この間に、次回装入窯のコークス押し出し
が完了するのを待って、事前作業の機械化自動化装置で
ある炭化室カーボン除去装置11が作動せしめられ次い
で完了する。
が完了するのを待って、事前作業の機械化自動化装置で
ある炭化室カーボン除去装置11が作動せしめられ次い
で完了する。
【0033】石炭装入装置本体15の作動が完了する
と、事前作業の機械化自動化装置である上昇管先行開放
装置群12を作動せしめる為に、次次回装入窯位置まで
再走行せしめられる。装入車が次次回装入窯位置に停止
すると、上昇管トップカバー開装置13、上昇管皿弁閉
装置14が並行的に作動せしめられ次いで完了する。
と、事前作業の機械化自動化装置である上昇管先行開放
装置群12を作動せしめる為に、次次回装入窯位置まで
再走行せしめられる。装入車が次次回装入窯位置に停止
すると、上昇管トップカバー開装置13、上昇管皿弁閉
装置14が並行的に作動せしめられ次いで完了する。
【0034】この時点において、石炭装入及びこれに関
わる全ての事前、事後作業が完了した事になり、装入車
は次回装入窯の為の受炭にむけて装入窯位置から離れて
走行を開始せしめられる。
わる全ての事前、事後作業が完了した事になり、装入車
は次回装入窯の為の受炭にむけて装入窯位置から離れて
走行を開始せしめられる。
【0035】装入車が石炭装入及びこれに関わる全ての
事前、事後作業を完了させるまでの時間は7分00秒で
ある。
事前、事後作業を完了させるまでの時間は7分00秒で
ある。
【0036】
【表2】
【0037】以上、装入車を装入窯位置に停止させて、
石炭装入に関わる事前、事後の全作業の機械化自動化装
置を作動せしめ得る様にこれらを装入車上に配置した事
により、これらの全装置を最短時間で並行的に逐次作動
させる事が可能となり、1回の石炭装入及びこれに関わ
る事前、事後の全作業を完了させる時間を1分40秒短
縮させ得た。これに、受炭作業時間及び石炭塔への走行
時間、当該窯への走行時間を含めた、〔サイクルタイム
/窯〕では1分35秒の短縮を可能にした。
石炭装入に関わる事前、事後の全作業の機械化自動化装
置を作動せしめ得る様にこれらを装入車上に配置した事
により、これらの全装置を最短時間で並行的に逐次作動
させる事が可能となり、1回の石炭装入及びこれに関わ
る事前、事後の全作業を完了させる時間を1分40秒短
縮させ得た。これに、受炭作業時間及び石炭塔への走行
時間、当該窯への走行時間を含めた、〔サイクルタイム
/窯〕では1分35秒の短縮を可能にした。
【0038】
【発明の効果】本発明により、従来、一日当たり140
窯の装入作業しかできなかったものが、表3に示すよう
に一日当たり168窯の装入作業が可能となり、サイク
ルタイムネックのコークス炉において20%の増産効果
をもたらした。
窯の装入作業しかできなかったものが、表3に示すよう
に一日当たり168窯の装入作業が可能となり、サイク
ルタイムネックのコークス炉において20%の増産効果
をもたらした。
【0039】
【表3】
【図1】本発明を実炉に適用した、装入作業に関わる事
前、事後作業の機械化自動化装置の配置を示す平面図。
前、事後作業の機械化自動化装置の配置を示す平面図。
【図1】図1の側面を示す図面。
1…炭化室(窯)群 2…上昇管群 3…石炭装入に関わる事後作業の機械化自動化装置群 4…安水切り戻し装置 5…炉頂掃除装
置 6…モルタル再シール装置 7…石炭装入に関わる直前作業の機械化自動化装置群 8…上昇管トップカバー閉装置 9…上昇管皿弁
開装置 10…安水切り替え装置 11…炭化室カ
ーボン除去装置 12…上昇管先行開放装置群 13…上昇管ト
ップカバー開装置 14…上昇管皿弁閉装置 15…石炭装入
装置本体 16…モルタルシール装置
置 6…モルタル再シール装置 7…石炭装入に関わる直前作業の機械化自動化装置群 8…上昇管トップカバー閉装置 9…上昇管皿弁
開装置 10…安水切り替え装置 11…炭化室カ
ーボン除去装置 12…上昇管先行開放装置群 13…上昇管ト
ップカバー開装置 14…上昇管皿弁閉装置 15…石炭装入
装置本体 16…モルタルシール装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実炉に適用した、装入作業に関わる事
前、事後作業の機械化自動化装置の配置を示す平面図。
前、事後作業の機械化自動化装置の配置を示す平面図。
【図2】図1の側面を示す図面。
【符号の説明】 1…炭化室(窯)群 2…上昇管群 3…石炭装入に関わる事後作業の機械化自動化装置群 4…安水切り戻し装置 5…炉頂掃除装
置 6…モルタル再シール装置 7…石炭装入に関わる直前作業の機械化自動化装置群 8…上昇管トップカバー閉装置 9…上昇管皿弁
開装置 10…安水切り替え装置 11…炭化室カ
ーボン除去装置 12…上昇管先行開放装置群 13…上昇管ト
ップカバー開装置 14…上昇管皿弁閉装置 15…石炭装入
装置本体 16…モルタルシール装置
置 6…モルタル再シール装置 7…石炭装入に関わる直前作業の機械化自動化装置群 8…上昇管トップカバー閉装置 9…上昇管皿弁
開装置 10…安水切り替え装置 11…炭化室カ
ーボン除去装置 12…上昇管先行開放装置群 13…上昇管ト
ップカバー開装置 14…上昇管皿弁閉装置 15…石炭装入
装置本体 16…モルタルシール装置
Claims (3)
- 【請求項1】 石炭の装入に関わる事前作業である上昇
管先行開放作業の、機械化自動化装置を装入窯位置に対
して次次回装入窯の位置になる様に、装入車上又は装入
車が牽引する台車上に配備し、装入窯への石炭装入作業
と次次回装入窯の上昇管先行開放作業を、装入車を装入
窯に停止させたまま並行的に逐次行うことを特徴とする
コークス炉炉上作業の機械化自動化方法。 - 【請求項2】 石炭の装入に関わる事後作業である前回
装入窯の装入口のモルタル再シール装置を装入窯位置に
対して前回装入窯の位置になる様に、装入車上又は装入
車が牽引する台車上に配備し、装入窯への石炭装入作業
と前回装入窯の装入口のモルタル再シール作業を、装入
車を装入窯に停止させたまま並行的に逐次行うことを特
徴とするコークス炉炉上作業の機械化自動化方法。 - 【請求項3】 石炭の装入に関わる事前、事後作業の機
械化自動化を行うに際して、装入事後処理作業の機械化
自動化装置を装入窯位置に対して前回装入窯の位置に、
装入事前処理作業の内の上昇管閉鎖作業及び高圧安水へ
の切替え作業の機械化自動化装置を装入窯位置に、又装
入事前処理作業の内の炭化室カーボン除去作業の機械化
自動化装置を装入窯位置に対して次回装入窯の位置に配
備する方法に加えて装入事前処理作業の内の上昇管先行
開放作業の機械化自動化装置を装入窯位置に対して次次
回装入窯の位置になる様に、装入車上又は装入車が牽引
する台車上に配備し、石炭の装入及び石炭の装入に関わ
る事前作業及び事後作業を、装入車を装入窯に停止させ
たまま並行的に逐次行うことを特徴とするコークス炉炉
上作業の機械化自動化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17177593A JPH0726268A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | コークス炉炉上作業の機械化自動化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17177593A JPH0726268A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | コークス炉炉上作業の機械化自動化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726268A true JPH0726268A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15929454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17177593A Withdrawn JPH0726268A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | コークス炉炉上作業の機械化自動化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726268A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108463536A (zh) * | 2015-12-28 | 2018-08-28 | 太阳焦炭科技和发展有限责任公司 | 用于动态装料焦炉的方法和系统 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP17177593A patent/JPH0726268A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108463536A (zh) * | 2015-12-28 | 2018-08-28 | 太阳焦炭科技和发展有限责任公司 | 用于动态装料焦炉的方法和系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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