JPH07260938A - 放射線モニタリング・ボックス - Google Patents
放射線モニタリング・ボックスInfo
- Publication number
- JPH07260938A JPH07260938A JP6052398A JP5239894A JPH07260938A JP H07260938 A JPH07260938 A JP H07260938A JP 6052398 A JP6052398 A JP 6052398A JP 5239894 A JP5239894 A JP 5239894A JP H07260938 A JPH07260938 A JP H07260938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation
- data
- monitoring box
- battery
- dose
- Prior art date
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- Pending
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- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】測定を必要とする個所に、電源供給とデータ伝
送のための配線工事をともなわずに設置可能な放射線の
空間線量率の連続監視測定装置を提供する。 【構成】本放射線モニタリング・ボックス1は、放射線
検出器21と増幅回路22及び線量測定回路とからなる
空間放射線の検出部2と、放射線検出部の出力信号を処
理して放射線の線量または線量率の測定値を求めてその
値を外部のデータ処理装置に転送可能な形態で格納記憶
しておくマイクロコンピュータ31とROM32とRA
M33および外部記憶装置34とからなる演算処理部3
と、検出部2と演算処理部3とに電源を供給する電源電
池4とが運搬移設容易に一体の筐体に納めて構成する。
送のための配線工事をともなわずに設置可能な放射線の
空間線量率の連続監視測定装置を提供する。 【構成】本放射線モニタリング・ボックス1は、放射線
検出器21と増幅回路22及び線量測定回路とからなる
空間放射線の検出部2と、放射線検出部の出力信号を処
理して放射線の線量または線量率の測定値を求めてその
値を外部のデータ処理装置に転送可能な形態で格納記憶
しておくマイクロコンピュータ31とROM32とRA
M33および外部記憶装置34とからなる演算処理部3
と、検出部2と演算処理部3とに電源を供給する電源電
池4とが運搬移設容易に一体の筐体に納めて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放射性同位元素利用
施設,原子力関連施設などの放射線に関連する施設管理
区域,事業所境界等の主要個所における放射線の空間線
量率を計測監視するモニタリング装置に関する。
施設,原子力関連施設などの放射線に関連する施設管理
区域,事業所境界等の主要個所における放射線の空間線
量率を計測監視するモニタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放射線に関連する施設の管理区
域、事業所境界等の主要個所における空間線量率の連続
測定には、固定設置中央集中監視式のモニタリングポス
トが使用されている。このモニタリングポストは、測定
個所に放射線検出器、増幅器、電源回路等を収納した全
天候型検出ユニットを固定して設置し、測定信号を検出
ユニット設置個所と離れた管理室迄ケーブル又は無線に
より伝送し、管理室に設けたデータ処理装置でマン・マ
シン・インタフェースにかかわるデータ加工処理を行っ
て表示記録する装置システムである。
域、事業所境界等の主要個所における空間線量率の連続
測定には、固定設置中央集中監視式のモニタリングポス
トが使用されている。このモニタリングポストは、測定
個所に放射線検出器、増幅器、電源回路等を収納した全
天候型検出ユニットを固定して設置し、測定信号を検出
ユニット設置個所と離れた管理室迄ケーブル又は無線に
より伝送し、管理室に設けたデータ処理装置でマン・マ
シン・インタフェースにかかわるデータ加工処理を行っ
て表示記録する装置システムである。
【0003】上記のように従来技術によるモニタリング
ポストは、リアルタイムで空間線量率を測定できる特長
を有するが、検出ユニットの設置、ケーブル通線などの
工事施工を必要とし、検出個所は固定となり移動できな
いため、厳選した小数の測定個所に設置されることとな
る。
ポストは、リアルタイムで空間線量率を測定できる特長
を有するが、検出ユニットの設置、ケーブル通線などの
工事施工を必要とし、検出個所は固定となり移動できな
いため、厳選した小数の測定個所に設置されることとな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】放射性同位元素利用施
設、原子力関連施設などに於いて、常にリアルタイムで
放射線の線量(率)の監視測定を必要とするケースはま
れであり、特に放射線の線量率が低い場所では、バッチ
測定によって得た監視データで安全な施設の管理運営が
可能であることが多い。
設、原子力関連施設などに於いて、常にリアルタイムで
放射線の線量(率)の監視測定を必要とするケースはま
れであり、特に放射線の線量率が低い場所では、バッチ
測定によって得た監視データで安全な施設の管理運営が
可能であることが多い。
【0005】そのかわりに、放射線の存在が疑われる個
所にいち早く設置して或る程度の期間のデータ取得が可
能な機動性を有する空間放射線監視記録装置が必要とさ
れることがある。放射線空間線量のバッチ測定のために
は、TLD,フィルムバッジ,飛跡検出器などの手段が
利用可能であるが、これらの手段によっては、これを設
置した全期間の集積線量しか得られず、設置期間内にお
ける線量の変動の様子を知ることはできない。
所にいち早く設置して或る程度の期間のデータ取得が可
能な機動性を有する空間放射線監視記録装置が必要とさ
れることがある。放射線空間線量のバッチ測定のために
は、TLD,フィルムバッジ,飛跡検出器などの手段が
利用可能であるが、これらの手段によっては、これを設
置した全期間の集積線量しか得られず、設置期間内にお
ける線量の変動の様子を知ることはできない。
【0006】この発明は、リアルタイム測定ではない
が、数週間ないし数ケ月程度以内の期間の放射線空間線
量の変化の状況を知ることができ、検出ユニットも小形
軽量で電源供給とデータ伝送のための配線工事を必要と
せず、必要に応じて、測定ポイントを移すことができる
空間放射線のモニタリング装置の提供を課題とする。
が、数週間ないし数ケ月程度以内の期間の放射線空間線
量の変化の状況を知ることができ、検出ユニットも小形
軽量で電源供給とデータ伝送のための配線工事を必要と
せず、必要に応じて、測定ポイントを移すことができる
空間放射線のモニタリング装置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決のため、
本発明においては、放射線に関連する施設の管理区域等
の空間線量率の監視測定に用いるモニタリング・ボック
スを、放射線検出器と増回路および線量率測定回路から
なる空間放射線の検出部と、この検出部の出力信号を演
算処理して空間放射線の線量率または定期間毎の線量率
の積算値である線量を求め、その値を外部のデータ処理
装置に転送可能な形態で格納記憶しておくマイクロコン
ピュータとROMとRAMおよび外部記憶装置とからな
る演算処理部と、検出部と演算処理部とに電源を供給す
る電源電池と、を運搬移設容易に一体の筐体に納めて構
成する。そして、演算処理手段のROMに格納のプログ
ラムに、空間放射線の線量率あるいは線量を求めて記憶
する処理プログラムのほか、放射線モニタリング・ボッ
クスを構成する回路と機器装置の状態を定周期で検査し
て結果を記憶する処理プログラムを加える。さらに、太
陽電池が電池電源をバックアップするようにする。
本発明においては、放射線に関連する施設の管理区域等
の空間線量率の監視測定に用いるモニタリング・ボック
スを、放射線検出器と増回路および線量率測定回路から
なる空間放射線の検出部と、この検出部の出力信号を演
算処理して空間放射線の線量率または定期間毎の線量率
の積算値である線量を求め、その値を外部のデータ処理
装置に転送可能な形態で格納記憶しておくマイクロコン
ピュータとROMとRAMおよび外部記憶装置とからな
る演算処理部と、検出部と演算処理部とに電源を供給す
る電源電池と、を運搬移設容易に一体の筐体に納めて構
成する。そして、演算処理手段のROMに格納のプログ
ラムに、空間放射線の線量率あるいは線量を求めて記憶
する処理プログラムのほか、放射線モニタリング・ボッ
クスを構成する回路と機器装置の状態を定周期で検査し
て結果を記憶する処理プログラムを加える。さらに、太
陽電池が電池電源をバックアップするようにする。
【0008】
【作用】空間放射線の検出部が捉えた放射線の検出信号
は、マイクロコンピュータとROMとRAMおよび外部
記憶装置とからなる演算処理部において、一定時間隔毎
の空間放射線の線量率の平均値または積算値としての線
量の値に演算処理され、外部記憶装置の記憶媒体に外部
のデータ処理装置に転送可能な形態で格納記憶される。
は、マイクロコンピュータとROMとRAMおよび外部
記憶装置とからなる演算処理部において、一定時間隔毎
の空間放射線の線量率の平均値または積算値としての線
量の値に演算処理され、外部記憶装置の記憶媒体に外部
のデータ処理装置に転送可能な形態で格納記憶される。
【0009】モニタリング・ボックスに設けられた電源
電池は、空間放射線の線量検出部と演算処理手段の上記
の動作に必要な電源を供給する。そして、放射線モニタ
リング・ボックスを構成する回路と機器装置の状態を定
周期で検査する処理が加えられたプログラムを格納した
ROMを備えた演算処理部によれば、外部記憶装置に格
納されている測定データを取り出して使用するとき、適
正な測定データを得るために用いる放射線検出器と増回
路および線量率測定回路の感度の経時変化などに係わる
情報を得ることができる。
電池は、空間放射線の線量検出部と演算処理手段の上記
の動作に必要な電源を供給する。そして、放射線モニタ
リング・ボックスを構成する回路と機器装置の状態を定
周期で検査する処理が加えられたプログラムを格納した
ROMを備えた演算処理部によれば、外部記憶装置に格
納されている測定データを取り出して使用するとき、適
正な測定データを得るために用いる放射線検出器と増回
路および線量率測定回路の感度の経時変化などに係わる
情報を得ることができる。
【0010】さらに、太陽電池が電池電源をバックアッ
プするようにした装置では、日照がある間電池の放電分
が補充充電される。
プするようにした装置では、日照がある間電池の放電分
が補充充電される。
【0011】
【実施例】図1に本発明による放射線モニタリング・ボ
ックスの1実施例の構成を示し、この図により本発明を
説明する。図1の放射線モニタリング・ボックス1は、
空間放射線の線量の検出部と、この検出部の出力信号を
演算処理して空間放射線線量率または線量データを求
め、外部記憶装置に記録する処理を行う演算処理部およ
び、検出部と演算処理部に電源を供給する電源電池とが
可搬容易に一体の筐体に納められた空間放射線の測定装
置である。
ックスの1実施例の構成を示し、この図により本発明を
説明する。図1の放射線モニタリング・ボックス1は、
空間放射線の線量の検出部と、この検出部の出力信号を
演算処理して空間放射線線量率または線量データを求
め、外部記憶装置に記録する処理を行う演算処理部およ
び、検出部と演算処理部に電源を供給する電源電池とが
可搬容易に一体の筐体に納められた空間放射線の測定装
置である。
【0012】検出部2を構成する放射線検出器21として
は、低消費電力で動作が可能な半導体放射線検出器など
を用いる。放射線検出器21の検出信号は増幅回路22で増
幅されて、線量率計23で計測される。演算処理部3の中
核をなすマイクロコンピュータ(CPU)31は、ROM
32に格納されているプログラムに従い、空間放射線の検
出測定結果である線量率計のデータを読み出して記録に
適したデータ形態に変換処理し処理結果を外部記憶装置
34の記憶媒体5に格納する。この外部記憶装置34として
は、消費電力を少なくするため、電池または大容量のコ
ンデンサでバックアップされたRAMからなるRAMカ
ード又はRAMボードなどを用いるとよい。電源に余裕
が有る場合には、フロッピーディスクあるいはハードデ
ィスクのような大容量の外部記憶装置を用いることがで
きる。なお、CPU31が実行する上記の処理の過程で生
成されて一時記憶が必要となるパラメータや変数など
は、RAM33に一時格納して使用する。
は、低消費電力で動作が可能な半導体放射線検出器など
を用いる。放射線検出器21の検出信号は増幅回路22で増
幅されて、線量率計23で計測される。演算処理部3の中
核をなすマイクロコンピュータ(CPU)31は、ROM
32に格納されているプログラムに従い、空間放射線の検
出測定結果である線量率計のデータを読み出して記録に
適したデータ形態に変換処理し処理結果を外部記憶装置
34の記憶媒体5に格納する。この外部記憶装置34として
は、消費電力を少なくするため、電池または大容量のコ
ンデンサでバックアップされたRAMからなるRAMカ
ード又はRAMボードなどを用いるとよい。電源に余裕
が有る場合には、フロッピーディスクあるいはハードデ
ィスクのような大容量の外部記憶装置を用いることがで
きる。なお、CPU31が実行する上記の処理の過程で生
成されて一時記憶が必要となるパラメータや変数など
は、RAM33に一時格納して使用する。
【0013】すでに説明したように、このような放射線
モニタリング・ボックスを用いて計測監視を行う個所に
おいて要求される放射情報は、瞬時連続なデータではな
く、一定期間の平均値、あるいはその期間の最大値,最
小値のようなデータであり、これらのデータの数値は、
あらかじめ正規化しておくことにより、2バイトの語長
の数値データで十分表現可能である。2バイトでデータ
を記録する場合、1分間毎の積算データを外部記憶装置
に格納するとしても、1日当り消費される記憶媒体の領
域は3Kバイトにみたないので、記憶容量が128 kバイ
ト程度のRAMカードを記憶媒体に用いる外部記憶装置
によって実用上十分に長期間のデータを収録することが
できる。
モニタリング・ボックスを用いて計測監視を行う個所に
おいて要求される放射情報は、瞬時連続なデータではな
く、一定期間の平均値、あるいはその期間の最大値,最
小値のようなデータであり、これらのデータの数値は、
あらかじめ正規化しておくことにより、2バイトの語長
の数値データで十分表現可能である。2バイトでデータ
を記録する場合、1分間毎の積算データを外部記憶装置
に格納するとしても、1日当り消費される記憶媒体の領
域は3Kバイトにみたないので、記憶容量が128 kバイ
ト程度のRAMカードを記憶媒体に用いる外部記憶装置
によって実用上十分に長期間のデータを収録することが
できる。
【0014】上記のように外部記憶装置の記憶容量には
十分な余裕があるので、演算処理部3に設けられるRO
M32には、空間放射線の線量を求めて記憶する処理のほ
か、CPU31が、放射線モニタリング・ボックス1を構
成する回路と機器装置の状態を定周期で検査し、検査結
果を測定データと合わせて外部記憶装置34に格納記憶す
る処理を行うプログラム加えておくと好都合である。
十分な余裕があるので、演算処理部3に設けられるRO
M32には、空間放射線の線量を求めて記憶する処理のほ
か、CPU31が、放射線モニタリング・ボックス1を構
成する回路と機器装置の状態を定周期で検査し、検査結
果を測定データと合わせて外部記憶装置34に格納記憶す
る処理を行うプログラム加えておくと好都合である。
【0015】放射線検出部2と演算処理部3の動作に必
要な電源は、電源電池4から供給されるが、この電池と
して充電が可能な鉛蓄電池あるいはニッケル・カドミウ
ム電池のような2次電池を採用し、太陽電池をバックア
ップ用として設けておけば、電源電池4の消費放電分
が、日照がある間の太陽電池の発生電力によって補充充
電されるので、小容量の電池を用意して長期間計測監視
を実施が可能となる。
要な電源は、電源電池4から供給されるが、この電池と
して充電が可能な鉛蓄電池あるいはニッケル・カドミウ
ム電池のような2次電池を採用し、太陽電池をバックア
ップ用として設けておけば、電源電池4の消費放電分
が、日照がある間の太陽電池の発生電力によって補充充
電されるので、小容量の電池を用意して長期間計測監視
を実施が可能となる。
【0016】上記の放射線モニタリング・ボックス1を
設置して一定期間、たとえば1ケ月間経過したならば、
モニタリング・ボックスを測定室に持ち帰り、記憶媒体
5に格納のデータをパーソナルコンピュータ6等のデー
タ加工処理装置に転送してこのデータをもとに放射線計
測にかかわる日報週報,月報等の情報データを加工生成
し、必要な場合グラフ化などの処理を行って表示する。
そして、放射線モニタリングボックス1のCPU31がボ
ックス内回路機器のセルフチェックを実行してその結果
が記録されている場合、その記録データ、たとえば増幅
回路22の増幅率のデータなどを用いてデータの補正処理
を行ってより信頼度の高いデータを得ることができる。
設置して一定期間、たとえば1ケ月間経過したならば、
モニタリング・ボックスを測定室に持ち帰り、記憶媒体
5に格納のデータをパーソナルコンピュータ6等のデー
タ加工処理装置に転送してこのデータをもとに放射線計
測にかかわる日報週報,月報等の情報データを加工生成
し、必要な場合グラフ化などの処理を行って表示する。
そして、放射線モニタリングボックス1のCPU31がボ
ックス内回路機器のセルフチェックを実行してその結果
が記録されている場合、その記録データ、たとえば増幅
回路22の増幅率のデータなどを用いてデータの補正処理
を行ってより信頼度の高いデータを得ることができる。
【0017】なお、測定データ記録用の外部記憶装置17
の記憶媒体が、電池によってバックアップされたRAM
カードのような外部記憶装置の外に取りだし可能な記憶
媒体2である場合には、モニタリング・ボックス本体は
設置現地に置いたまま、記憶媒体のみを測定室に持ち帰
りデータ処理装置に転送すればよい。記憶媒体の外部記
憶装置外への取り出しが適当でない外部記憶装置を用い
た場合には、モニタリング・ボックス自体を測定室に持
ち帰りRS232C規格などによるシリアルデータ伝送
手段を用いて格納データのパソコン等へ転送すればよ
い。
の記憶媒体が、電池によってバックアップされたRAM
カードのような外部記憶装置の外に取りだし可能な記憶
媒体2である場合には、モニタリング・ボックス本体は
設置現地に置いたまま、記憶媒体のみを測定室に持ち帰
りデータ処理装置に転送すればよい。記憶媒体の外部記
憶装置外への取り出しが適当でない外部記憶装置を用い
た場合には、モニタリング・ボックス自体を測定室に持
ち帰りRS232C規格などによるシリアルデータ伝送
手段を用いて格納データのパソコン等へ転送すればよ
い。
【0018】
【発明の効果】本発明によるモニタリング・ボックスに
おいては、放射線管理に用いる空間放射線の線量計測に
かかわる日報、週報、月報等の情報データのもととなる
測定データが、内蔵の電源電池で動作する空間放射線の
検出部が捉えた放射線の検出信号を、演算処理部におい
て、一定時間隔毎の空間放射線線量率の平均値または積
算値としての線量値に演算処理して、外部記憶装置の記
憶媒体に外部のデータ処理装置に転送可能な形態で格納
記憶されるので、空間放射線の監視計測を必要とする場
所に本発明によるモニタリング・ボックスを設置して電
源や測定伝送用の配線を行わなくとも必要なデータを得
ることができ、緊急に確認の監視計測が必要になったと
き、或は常時長期間の計測は必要としない場所での監視
計測などに容易に遅滞なく対応することができるという
効果が得られる。
おいては、放射線管理に用いる空間放射線の線量計測に
かかわる日報、週報、月報等の情報データのもととなる
測定データが、内蔵の電源電池で動作する空間放射線の
検出部が捉えた放射線の検出信号を、演算処理部におい
て、一定時間隔毎の空間放射線線量率の平均値または積
算値としての線量値に演算処理して、外部記憶装置の記
憶媒体に外部のデータ処理装置に転送可能な形態で格納
記憶されるので、空間放射線の監視計測を必要とする場
所に本発明によるモニタリング・ボックスを設置して電
源や測定伝送用の配線を行わなくとも必要なデータを得
ることができ、緊急に確認の監視計測が必要になったと
き、或は常時長期間の計測は必要としない場所での監視
計測などに容易に遅滞なく対応することができるという
効果が得られる。
【0019】そして、放射線モニタリング・ボックスを
構成する回路と機器装置の状態を定周期で検査して結果
を記憶する処理が加えられたプログラムをもつ演算処理
部を備えた装置では、検査結果のデータを用いて外部記
憶装置に格納されている測定データの補正処理が可能と
なり、高精度の測定データの取得が可能となる効果が得
られる。
構成する回路と機器装置の状態を定周期で検査して結果
を記憶する処理が加えられたプログラムをもつ演算処理
部を備えた装置では、検査結果のデータを用いて外部記
憶装置に格納されている測定データの補正処理が可能と
なり、高精度の測定データの取得が可能となる効果が得
られる。
【0020】さらに、太陽電池が電池電源をバックアッ
プするようにした装置では、日照がある間電池の放電分
が補充充電されるので、移動が容易な小容量の電池で長
期間計測監視が可能になるという効果が得られる。
プするようにした装置では、日照がある間電池の放電分
が補充充電されるので、移動が容易な小容量の電池で長
期間計測監視が可能になるという効果が得られる。
【図1】本発明による放射線モニタリング・ボックスの
1実施例のブロック図
1実施例のブロック図
1 放射線モニタリング・ボックス 2 空間放射線の検出部 21 放射線検出器 22 増幅回路 23 線量率計 3 演算処理部 31 マイクロコンピュータ 32 ROM 33 RAM 34 外部記憶装置 4 電源電池 5 記憶媒体 6 パーソナルコンピュータ
Claims (4)
- 【請求項1】放射線検出器と増幅回路および線量率測定
回路からなる空間放射線の検出部と、 前記空間放射線の検出部の出力信号を演算処理して空間
放射線の線量率または線量を求め、その値を外部のデー
タ処理装置に転送可能な形態で格納記憶しておくマイク
ロコンピュータとROMとRAMおよび外部記憶装置と
からなる演算処理部と、 前記検出部と演算処理部とに電源を供給する電源電池
と、 が運搬移設容易に一体の筐体に納められてなることを特
徴とする放射線モニタリング・ボックス。 - 【請求項2】外部記憶装置の記憶媒体が電池でバックア
ップされたRAMからなる外部記憶装置の外に取りだし
可能な形態のRAMカードであることを特徴とする請求
項1に記載の放射線モニタリング・ボックス。 - 【請求項3】演算処理部のROMに格納のプログラム
に、空間放射線の線量を求めて記憶する処理プログラム
と、放射線モニタリング・ボックスを構成する回路と機
器装置の状態を定周期で検査して結果を記憶する処理プ
ログラムとを加えたことを特徴とする請求項1または2
に記載の放射線のモニタリング・ボックス。 - 【請求項4】電池電源を太陽電池がバックアップしてい
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの項に
記載の放射線モニタリング・ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6052398A JPH07260938A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 放射線モニタリング・ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6052398A JPH07260938A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 放射線モニタリング・ボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260938A true JPH07260938A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12913709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6052398A Pending JPH07260938A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 放射線モニタリング・ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07260938A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002816A (ja) * | 2011-06-20 | 2012-01-05 | Nuclear Services Co | 環境放射線測定装置 |
JP2014145710A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Kajima Corp | 土地区分体、保管方法、区画方法 |
CN110888153A (zh) * | 2018-09-10 | 2020-03-17 | 同方威视技术股份有限公司 | 剂量率检测系统 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP6052398A patent/JPH07260938A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002816A (ja) * | 2011-06-20 | 2012-01-05 | Nuclear Services Co | 環境放射線測定装置 |
JP2014145710A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Kajima Corp | 土地区分体、保管方法、区画方法 |
CN110888153A (zh) * | 2018-09-10 | 2020-03-17 | 同方威视技术股份有限公司 | 剂量率检测系统 |
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