JPH07260763A - 高速液体クロマトグラフィー用カラム - Google Patents

高速液体クロマトグラフィー用カラム

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JPH07260763A
JPH07260763A JP5582494A JP5582494A JPH07260763A JP H07260763 A JPH07260763 A JP H07260763A JP 5582494 A JP5582494 A JP 5582494A JP 5582494 A JP5582494 A JP 5582494A JP H07260763 A JPH07260763 A JP H07260763A
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JP
Japan
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filter
column
stainless steel
fiber
fitting
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Withdrawn
Application number
JP5582494A
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English (en)
Inventor
Hideki Takeuchi
英樹 竹内
Takeshi Majima
剛 馬島
Kazunari Yamada
和成 山田
Saichi Yamada
佐一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/60Construction of the column
    • G01N30/6052Construction of the column body
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/60Construction of the column
    • G01N30/6095Micromachined or nanomachined, e.g. micro- or nanosize

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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目詰まりが生じにくく、低圧力で長時間通液
することができる高速液体クロマトグラフィー用カラム
を提供する。 【構成】 カラム本体1のエンドフィッティングフィル
タとして、ステンレス鋼繊維を積層しそれを焼結圧縮成
形して空隙率を40〜90%とした繊維焼結フィルタ4を用
いる。 【効果】 従来品に比較して目詰まりしにくく、また再
生も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン交換クロマトグ
ラフィー、疏水性クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマ
トグラフィー、アフィニティクロマトグラフィー等の各
種クロマトグラフィーや、蛋白質またはペプチドの分離
・精製等に使用される高速液体クロマトグラフィー用カ
ラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような目的で使用される高速液体
クロマトグラフィー用カラムとしては、内部に充填剤を
収納したステンレス等からなるカラム本体に、ゴミ、ほ
こり等の夾雑物を除去するためのエンドフィッティング
フィルタを組み合わせたものが一般的である。そしてこ
のエンドフィッティングフィルタとしては、ステンレス
鋼粉末を均一焼結した焼結フィルタが用いられてきた。
この焼結フィルタは強度や耐化学薬品性に優れ、NaOHで
カラムの再生を行うことができるとともに、耐圧性にも
優れており、100kg/cm2 の圧力に耐える利点がある。
【0003】ところがこのようなステンレス鋼粉末焼結
フィルタは空隙率が30%程度と小さいために目詰まりし
易いという欠点がある。このため、例えば血漿蛋白質の
分離・精製を行うような場合には、0.45μm のフィルタ
を用いて糖蛋白であるフィブリノーゲンや脂質を予備的
にろ過したうえでサンプルを高速液体クロマトグラフィ
ー用カラムに通液しているが、それでも短時間のうちに
ステンレス鋼粉末焼結フィルタが目詰まりして圧力損失
が上昇し、100kg/cm2 以上の高圧を加えなければならな
くなって使用不能となっていた。また目詰まりしていな
い状態でも圧力損失が大きいという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、目詰まりが生じにくく低圧力で長時
間通液することができる高速液体クロマトグラフィー用
カラムを提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、充填剤が収納されたカラム本体
のエンドフィッティングフィルタとして、ステンレス鋼
繊維を積層しそれを焼結した繊維焼結フィルタを用いた
ことを特徴とするものである。なお、強度を高めるため
に繊維焼結フィルタに金網を挟みこんでおくことが好ま
しい。
【0006】
【作用】本発明の高速液体クロマトグラフィー用カラム
は、エンドフィッティングフィルタとして、ステンレス
鋼短繊維を積層し、それを焼結圧縮成型した繊維焼結フ
ィルタを用いたので、ゴミ、ほこり等の夾雑物をろ過し
てカラム本体に夾雑物が侵入することを防止することが
できる。しかもこの繊維焼結フィルタは実施例に示すよ
うに目詰まりを生じにくく、従来のような予備的なろ過
を施すことなく直接サンプルをカラムにチャージして
も、目詰まりや圧力上昇を生ずることなく分離・精製が
可能である。なお、繊維焼結フィルタの空隙率が40%未
満であると目詰まりが生じ易くなり、空隙率が90%を越
えると金網で挟み込んでも強度的に耐えられずつぶれて
しまうため、高速液体クロマトグラフィー用カラムとし
ては使用できなくなる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1はコンプレッションタイプの高速液
体クロマトグラフィー用カラムを示すもので、1は内部
に充填剤が収納されたパイプ状のカラム本体、2はナッ
ト3によってカラム本体1に接続されるエンドフィッテ
ィングである。このエンドフィッティング2の内部に
は、エンドフィッティングフィルタとしてステンレス鋼
繊維を積層しそれを焼結した繊維焼結フィルタ4が設け
られている。
【0008】この繊維焼結フィルタ4はその周囲にテフ
ロンシール5を備え、エンドフィッティング2の内部に
密着するように構成されている。そしてプラグ6を通じ
て供給されるサンプル中のゴミ、ほこり等の夾雑物をろ
過し、カラム本体1に夾雑物が侵入することを防止して
いる。
【0009】焼結金網フィルタ4はステンレス鋼短繊維
を焼結して空隙率を40〜90%としたものであり、図2に
その構造を概念的に示す。繊維直径が5〜20μm程度の
ステンレス鋼短繊維を積層し、高温の制御雰囲気の中で
焼結圧縮成形し、その焼結体をより太径で目の粗いステ
ンレス鋼の金網で挟み込んで強度を持たせてある。
【0010】この繊維焼結フィルタ4はステンレス鋼繊
維どうしが焼結されているために線切れが少なく、安定
したろ過精度が得られること、大きな耐圧性が得られる
こと、耐化学薬品性に優れること、そして他の構造のフ
ィルタに比較して目詰まりが生じにくく、また洗浄によ
り容易に再生できること等の優れた特徴を持っている。
しかもステンレスは蛋白を吸着しにくいので、この意味
からも目詰まりが生じにくいものである。従って本発明
の高速液体クロマトグラフィー用カラムは、直接サンプ
ルをカラムにチャージしても繊維焼結フィルタ4が目詰
まりすることなく、長時間にわたり分離・精製が可能で
ある。
【0011】図3は低圧用カラムの実施例を示すもの
で、カラム本体1はガラスチューブにより構成されてお
り、充填剤の両端面にエンドフィッティングフィルタと
して、図4に示す繊維焼結フィルタ4が設けられてい
る。図4のフィルタも周囲にテフロンシール5を備えて
いる。
【0012】図5は低圧用カラムの他の実施例を示すも
ので、カラム本体1はプラスチック製であり、やはり充
填剤の両端面にエンドフィッティングフィルタとして繊
維焼結フィルタ4が設けられている。図5のカラムはカ
ラム本体1にプラスチック製のキャップ7を嵌合して使
用される。
【0013】図6は各種のフィルタをエンドフィッティ
ングフィルタとした高速液体クロマトグラフィー用カラ
ムについて、その使用寿命をテストした結果を示すグラ
フである。フィルタの直径はいずれも2.54mm、表面積は
0.05cm2 、厚さ3mm、ろ過孔径は5μm である。このカ
ラムに腹水を毎分10mLの流量で流し、カラムの腹水透過
量と圧損の増加量との関係をプロットした。
【0014】その結果、白丸で示した繊維焼結フィルタ
4を使用したカラムは腹水透過量が5mLとなっても圧損
の増加は小さく、特に空隙率を60%とした場合には圧損
の増加はゼロであった。また空隙率を50%としたものは
腹水透過量が5mLにおける圧損の増加は1kg/cm2であ
り、空隙率を40%とすると腹水透過量が5mLにおける圧
損の増加は8kg/cm2まで上昇したが、従来品に比べ十分
に効果のあることが分かる。このデータからも、繊維焼
結フィルタ4の空隙率を40%以上とすることで従来品に
比べ目詰まりしにくくなることが分かる。なおその他の
フィルタはいずれも圧損の増加が本発明に比較してはる
かに大きく、従来技術として示したステンレス粉末を均
一焼結した焼結フィルタ(黒丸)は、腹水透過量が3.5m
Lにおいて圧損の増加が既に10kg/cm2に達することが分
かる。
【0015】図7は従来技術として示したステンレス鋼
粉末焼結フィルタとステンレス鋼繊維焼結フィルタにつ
いて、その流量と圧力損失の相関をテストした結果を示
すグラフである。操作条件は図6と同様であり、ステン
レス鋼繊維焼結フィルタの空隙率は60%のものであっ
た。その結果、黒丸で示したステンレス鋼繊維焼結フィ
ルタに比べて、白丸で示した従来技術の粉末焼結フィル
タは圧力損失が1.6 倍大きいことが分かる。
【0016】図8はステンレス鋼粉末焼結フィルタと
ステンレス鋼繊維焼結フィルタ(空隙率60%) につい
て、サンプル1mL処理の実験を繰り返し行うことにより
上昇した圧力損失をプロットしたグラフである。アフィ
ニティークロマトグラフィーカラムにそれぞれのフィル
タを取付け、血漿サンプル1mL処理の実験を繰り返し行
った。その結果、従来品が5回で使用不能になるのに対
し、本発明品はその4倍の寿命である20回まで使うこと
ができた。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の高速液
体クロマトグラフィー用カラムは、エンドフィッティン
グフィルタとして、ステンレス鋼繊維を積層しそれを焼
結圧縮成形して空隙率を40〜90%とした繊維焼結フィル
タを用いたので、目詰まりが生じにくく、低圧力で長時
間通液することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図2】実施例の繊維焼結フィルタを示す拡大図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図4】第2の実施例の繊維焼結フィルタを示す正面図
と断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図6】各種フィルタを用いたカラムについての、腹水
透過量と圧損の増加量との関係を示すグラフである。
【図7】本発明品と従来品についての、流量と圧力損失
の関係を示すグラフである。
【図8】本発明品と従来品についての、実験回数と圧力
損失の増加量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 カラム本体、2 エンドフィッティング、4 繊維
焼結フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 佐一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填剤が収納されたカラム本体のエンド
    フィッティングフィルタとして、ステンレス鋼繊維を積
    層しそれを焼結した繊維焼結フィルタを用いたことを特
    徴とする高速液体クロマトグラフィー用カラム。
  2. 【請求項2】 ステンレス鋼繊維の繊維直径が5〜20μ
    m 、空隙率が40〜90%である請求項1に記載の高速液体
    クロマトグラフィー用カラム。
JP5582494A 1994-03-25 1994-03-25 高速液体クロマトグラフィー用カラム Withdrawn JPH07260763A (ja)

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JP5582494A JPH07260763A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 高速液体クロマトグラフィー用カラム

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138724A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Sekisui Chem Co Ltd 液体クロマトグラフィー用フィルター、該フィルターが一体化された液体クロマトグラフィー用カラム、該フィルターを用いた液体クロマトグラフィーシステム、及び該フィルターを用いた液体クロマトグラフィーによる測定方法
JP2006189427A (ja) * 2004-12-09 2006-07-20 Sekisui Chem Co Ltd 液体クロマトグラフィー用フィルタ及び液体クロマトグラフィー用カラム
JP2008256364A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Kurita Water Ind Ltd 液体クロマトグラフィ用のフィルタ、その製造方法および液体クロマトグラフィ装置
JP2010014545A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Kurita Water Ind Ltd 液体クロマトグラフィ装置
WO2013047563A1 (ja) 2011-09-29 2013-04-04 積水メディカル株式会社 液体クロマトグラフィーによる安定型ヘモグロビンA1cの測定方法、並びに、液体クロマトグラフィーによる安定型ヘモグロビンA1cと異常ヘモグロビンとの同時測定法
US8999156B2 (en) 2004-03-05 2015-04-07 Waters Technologies Corporation Frit for high pressure liquid chromatography

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Effective date: 20010605