JPH07256568A - 釘打機のマガジン - Google Patents

釘打機のマガジン

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JPH07256568A
JPH07256568A JP4900294A JP4900294A JPH07256568A JP H07256568 A JPH07256568 A JP H07256568A JP 4900294 A JP4900294 A JP 4900294A JP 4900294 A JP4900294 A JP 4900294A JP H07256568 A JPH07256568 A JP H07256568A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マガジン本体に収容された釘の種々長さに応
じて該釘の頭部を保持するためにスライドドアの内面側
に複数本のネイルガイドを備えたマガジンにおいて、釘
の残量が少なくなっても確実な釘送りがなされるように
する。 【構成】 ネイルガイド23は、釘送り方向後端部を支
点として当該マガジン1の内方に向けて傾動可能に支持
され、前端部のみが弾性部材28によりマガジン1の内
方に向けて付勢される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釘打機本体に釘を供給
するためのマガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に仕上げ用の釘打機に付設
されたマガジンは、長手の略矩形をなす底浅の箱体形状
をなし、先端が釘打機本体のノーズ部に接続されたマガ
ジン本体と、これを閉塞する蓋としてのスライドドアと
を主体として構成され、マガジン本体内に多数本の釘が
並列に接続されてなる板状の連結釘(以下、単に「釘」
という)を収容してスライドドアを閉じた状態で釘打機
本体を作動させることによりノーズ部先端から釘が一本
づつ打ち出される。上記マガジン本体の底面には釘の送
り方向に沿った溝部が、収容される釘の種々長さに合わ
せた間隔で形成される一方、スライドドアの内面側に
は、収容された釘の軸方向の位置ズレを規制するための
細長い帯板状をなすネイルガイドが釘の種々長さに合わ
せた間隔で配置されるとともに、収容された釘を上記ノ
ーズ部に向けて押し出すべくバネ付勢されたプッシャプ
レートが備えられている。
【0003】上記のような釘打機において、上記各ネイ
ルガイドはマガジン本体の内方に向けてバネ付勢され、
スライドドアを閉じた状態において釘の長さ以内に位置
するネイルガイドは釘の太さに相当する距離だけ上記バ
ネ付勢に抗してスライドドア側に戻される一方、釘より
上方に位置するネイルガイドはバネ付勢によりマガジン
本体内に張り出され、従って釘の頭部上面側に張り出し
た状態とされ、この上面側に張り出したネイルガイドに
より釘の軸方向の位置ズレが規制される。これが当該マ
ガジンにおける釘長さ自動調整機構を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような釘長さ自動
調整機構において、従来ネイルガイドは、例えば特開昭
62−218077号公報等に開示されているようにそ
の両端にそれぞれ弾性部材を備えて長手方向均一にバネ
付勢された構成となっていた。ここで、上記したように
釘の長さ以内に位置するネイルガイドはバネ付勢に抗し
てスライドドア側に戻されるのであるが、このことは換
言すれば当該バネ付勢によってネイルガイドが釘に押し
付けられることを意味し、これは前記プッシャプレート
による釘の移動に対する抵抗となる。収容された釘の本
数が多い場合にはプッシャプレートの押出し力は十分大
きいのでネイルガイドによる抵抗はほとんど問題となら
ないのであるが、釘打ちが進行してマガジン内の釘の本
数が少なくなるとプッシャプレートを付勢するバネが伸
びて徐々に自由長に近くなるのでこのプッシャプレート
の押出し力は徐々に低下し、上記ネイルガイドによる抵
抗が無視できなくなる。すなわち、従来マガジン内の釘
が残り少なくなった状態においては、ネイルガイドの抵
抗がプッシャプレートの押出し力に勝って釘送りがスム
ーズになされなくなる場合があった。
【0005】本発明はこの問題を解決すべくなされたも
ので、釘の収容量(残量)に関係なく最後の一本までス
ムーズな釘送りがなされる、釘打機のマガジンを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、マガジン本体に収容された釘を保持するため
にスライドドアの内面側にネイルガイドを備えたマガジ
ンにおいて、前記ネイルガイドは、釘送り方向後端部を
支点として当該マガジンの内方に向けて傾動可能に支持
され、前端部のみが弾性部材によりマガジンの内方に向
けて付勢される構成としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の構成によれば、ネイルガイドは
後端部を支点として前傾方向の付勢力を受けることによ
り釘に押し付けられ、この押付け力に対して反力が発生
し、この反力が移動抵抗となって釘に作用する。反力は
釘の中央に作用するので、この作用点は残量が少なくな
るほど上記ネイルガイドの支点から遠ざかり、従って、
釘の残量が少なくなるほど上記反力すなわち移動抵抗は
少なくなる。このように、釘の残量が少なくなるとプッ
シャプレートによる釘送り力は低下するのであるが、こ
れに伴って当該釘の移動抵抗も上記したように低下する
ので、釘送りは最後の一本までスムーズになされる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づいて説明する。図1には、本例のマガジン1を備えた
釘打機の全体が示されている。釘打機本体2については
特に変更を要しないので詳述はしないが、図中6は本体
2の下端から下方へ突出し状に設けられたノーズ部であ
り、このノーズ部6はドライバ(図示せず)を案内する
ためのドライバガイド3と、図示上方へ後退させないと
トリガ5が有効とされないコンタクトレバー4とを主体
として構成されている。7は、本体2に対してT字状に
直交して設けられたハンドル部であり、このハンドル部
7の後端(図示右端)に接続されたエアホース(図示省
略)を経て本体2に圧縮エアが供給される。
【0009】さて、図示するようにマガジン1は、先端
(図示左端)が上記ノーズ部6の右側面に、後端(図示
右端)がハンドル部7の後端にそれぞれ固定されて同ハ
ンドル部7とほぼ平行に配置されている。このマガジン
1は、図2〜図4に示すように長手かつ底浅の略箱体形
状をなすマガジン本体10と、これを閉塞する蓋として
のスライドドア20とに大別され、マガジン本体10の
先端がノーズ部6に固定され、後端がハンドル部7に固
定されて当該マガジン1が上記したように釘打機本体2
に取付けられている。これに対してスライドドア20
は、図4に示すようにその幅方向両端縁20b,20b
がマガジン本体10の幅方向両端部に摺動可能に嵌込み
支持され、これにより同マガジン本体10に対してその
長手方向にスライドされて当該マガジン本体10を開閉
可能に支持されている。このマガジン本体10とスライ
ドドア20との間に、多数本の釘N〜Nが並列に接続さ
れてなる薄板状の連結釘(以下、単に「釘」という)を
収容するための空間部が形成される。
【0010】図4に示すようにマガジン本体10の底面
10aには、釘Nの送り方向(ノーズ部6に向かう方
向)に沿った複数の溝部11〜11が、収容される釘N
の種々長さに対応した間隔で相互に平行に形成されてい
る。この溝部11は収容された釘Nの頭部を逃がすため
の溝として機能し、これにより釘Nの軸部が当該マガジ
ン本体10の底面10aから浮くことなく収容される。
但し、ほぼ中央に形成された溝部11aはプッシャプレ
ート12をガイドするための溝部としても用いられてい
る。プッシャプレート12は、釘Nの太さよりも僅かに
薄い板厚の平板状をなすもので、マガジン本体10の底
面10aに重ね合わせ状に配置されている。このプッシ
ャプレート12の後端部には底面10a側に折曲されて
なる支持縁12aが設けられており、この支持縁12a
は上記溝部11aを経て、マガジン本体10の背部に形
成されたバネ収容孔10b内に挿入されている。このバ
ネ収容孔10bは、図2および図3に示すようにマガジ
ン本体10の長手方向の全長にわたって形成されてい
る。
【0011】一方、スライドドア20の後端部には支持
壁21が張出し形成され、この支持壁21には長尺のシ
ャフト22が釘送り方向(図示左方)に突き出して支持
されている。このシャフト22には上記プッシャプレー
ト12の支持縁12aが同シャフト22に沿って移動可
能かつ先端に形成された頭部22aにより抜け不能に接
続されている。この支持縁12aと上記支持壁21との
間であって、同シャフト22の周囲には圧縮コイルバネ
13が装着されており、この圧縮コイルバネ13によっ
てプッシャプレート12が釘送り方向に付勢されてい
る。なお、圧縮コイルバネ13の周囲には、そのスムー
ズな伸縮を確保すべく蛇行を防止する目的で長尺の円筒
状をなすカバー13aが取付けられており、このカバー
13aはその後端部がシャフト22と共に支持壁21に
固定されている。このカバー13を含めて圧縮コイルバ
ネ13およびシャフト22が一体となってバネ収容孔1
0b内に挿入されており、図2に示すスライドドア20
の閉止状態においてこれらはバネ収容孔10bの最も奥
部にまで挿入される一方、図3に示すスライドドア20
の開放状態においては先端を残して引き出された状態と
なる。
【0012】これに対して、プッシャプレート12は、
スライドドア20を開放すると上記シャフト22と一体
となってマガジン本体10の後部に移動するのである
が、スライドドア20を閉止する際には、釘N〜Nはプ
ッシャプレート12よりも先方(ノーズ部6側)に収容
されるので当該プッシャプレート12は釘Nの最後尾
(最後に打ち込まれる釘N)に当接された位置で前進不
能となり、さらにスライドドドア20を閉じることによ
り圧縮コイルバネ13が縮められ、これにより発生する
付勢力により当該プッシャプレート12が最後尾の釘N
に押し付けられる。このことから、スライドドア20を
完全に閉じた状態におけるプッシャプレート12の最後
尾の釘Nに対する押付け力が釘N〜Nをノーズ部6に向
けて押すための釘送り力となるため、この釘送り力は釘
N〜Nの本数によって変化する。すなわち、この釘送り
力は収容された釘Nの本数が多いほど大きく、打込み動
作が進行してマガジン1内の釘Nの本数が減少するのに
伴って徐々に低下する。
【0013】次に、スライドドア20の内面には、複数
本(本例では7本)のネイルガイド23〜23が取付け
られている。各ネイルガイド23は従来と同様細長い板
状をなすもので釘送り方向に沿って取付けられている。
また、スライドドア20の底面20aには、中央の二箇
所と先端および後端寄りの合計四箇所に幅方向(釘送り
方向に直交する方向)のリブ27〜27が形成されてお
り、各リブ27にはネイルガイド23の板厚よりも若干
幅広の溝部27a〜27aが釘送り方向に沿って形成さ
れている。各リブ27における同一線上の溝部27a〜
27a内に上記各ネイルガイド23が挿入され、これに
より各ネイルガイド23は収容される釘Nの種々長さに
対応した間隔で相互に平行に配置されている。
【0014】図1〜図3および図5に示すようにスライ
ドドア20の後部寄り(上記後部寄りのリブ27が形成
された部位)には幅方向に沿ってピン24が掛け渡し支
持され、このピン24は各ネイルガイド23の後端部に
形成された釘送り方向に長い長溝孔23aに挿通されて
いる。従って、各ネイルガイド23はこのピン24を支
点として当該マガジン1の内方に向けて(図2,図3に
おいて上下方向に)傾動可能に支持されている。図1お
よび図5によく示されているように各ネイルガイド23
の後方には壁部25が同スライドドア20の底面20a
に一体形成されている。この壁部25のうち図5におい
て上から(図1において下から)一番目と四番目のネイ
ルガイド23,23の後方に相当する部分はさらに後方
に入り込んだ釘送り方向に深さを有する凹部25aとさ
れ、両凹部25aの底面と上記一番目と四番目のネイル
ガイド23,23の後端部との間にはそれぞれ圧縮コイ
ルバネ26が弾装されている。このため、上記一番目と
四番目のネイルガイド23は圧縮コイルバネ26により
釘送り方向前方に付勢されて、図示するようにスライド
ドア20を開けた状態においてはその他のネイルガイド
23よりも前方に突き出した状態となる一方、この圧縮
コイルバネ26に抗して長溝孔23aが許容する範囲で
後退可能であり、後退位置において他のネイルガイド2
3と先端が揃った状態となる。なお、上記一番目と四番
目のネイルガイド23,23以外のネイルガイド23は
その後端が上記壁部25に当接された状態で長手方向に
は移動不能となっている。
【0015】次に、図2および図3に示されているよう
に各ネイルガイド23の先端部は、その長手方向に溝部
が切込み形成されて図示下側の片23bと図示上側の片
23cとからなる二股形状に形成されている。一方、先
端寄りのリブ27には各溝部27aと対をなして図示上
下方向に若干長い孔27bが形成されており、この各孔
27bにそれぞれ上記二股部の上側の片23cが挿入さ
れている。このため、各ネイルガイド23は、この上側
の片23cが孔27b内において上下方向に移動可能な
範囲内で前記ピン24を支点として傾動可能となってい
る。これに対して各下側の片23bは溝部27aに挿入
されるのであるが、この下側の片23bは図示するよう
に上側の片23cよりも長く形成されて先方に突き出さ
れているとともに、前記プッシャ部レート12であって
釘Nを押していない状態におけるプッシャプレート12
よりも先方に突き出されるように設定され、しかもその
先端部にはプッシャプレート12の先端に向かって下傾
する傾斜面23dが形成されている。この下側の片23
bの図示下縁は収容された釘Nに当接されるため、スラ
イドドア20を閉じる際に釘Nはこの下側の片23bの
傾斜面23dによって案内されてマガジン本体10の底
面10aに押し付けられる。このことから、図3に示す
ように収容された釘Nの後部が反って底面10aから浮
いた状態となっている場合に、スライドドア20を閉止
するとこの反った部分N′が下側の片23bの傾斜面2
3dに案内されて底面10aに押し付けられ、これによ
って反りが矯正されるのでスライドドア20は何ら支障
なくスムーズに閉じられる。また、図2に示すように各
ネイルガイド23の上下の片23b,23cの間に挿入
される、溝部27aと孔27bとの仕切り壁27cは、
上記一番目と四番目のネイルガイド23についてのみ後
部が欠落されて釘送り方向に短く形成されているために
前記したように当該一番目と四番目のネイルガイド23
は釘送り方向に移動可能であるが、その他のネイルガイ
ド23については仕切り壁27c′が図中点線で示すよ
うに欠落されておらずかつ前記したように後端が壁部2
5に当接されているので釘送り方向には移動不能となっ
ている。
【0016】次に、各ネイルガイド23の先端部とスラ
イドドア20の底面との間には、弾性部材としてのリー
フスプリング28が介装されている。このため、各ネイ
ルガイド23の先端部は図示下方すなわちマガジン本体
10内に収容された釘N〜Nに向けて付勢されている。
従って、図4によく示されているように収容されたある
長さの釘Nに対して7本のネイルガイド23〜23のう
ち釘Nの長さの範囲内に位置する図中下側の2本のネイ
ルガイド23′は釘Nの太さに相当する距離だけリーフ
スプリング28に抗して底面20a側に押し戻される一
方、釘Nの長さの範囲外に位置する5本のネイルガイド
23′′は押し戻されることはないので釘Nの頭部の上
方に張り出した状態となり、特に、下から三番目のネイ
ルガイド28は釘Nの頭部の上面にほぼ沿って張り出さ
れることとなり、これにより釘Nの軸方向の位置ズレが
規制される。また、押し戻された二本のネイルガイド2
3′はリーフスプリング28によってそれぞれ釘Nに押
し付けられるので釘Nの底面10aから浮きあるいは反
りが矯正される。
【0017】なお、図1および図5に示すようにスライ
ドドア20の後部には、マガジン本体10に対する閉じ
状態をロックするためのロックレバー30が支点30a
を中心にして傾動可能に設けられており、圧縮コイルバ
ネ31に抗してこのロックレバー30を押し下げるとマ
ガジン本体10に対するロックが解除されて当該スライ
ドドア20を開放可能となり、押し下げを止めるとこの
ロックレバー30は圧縮コイルバネ31によりロック位
置に戻されてその先端に形成されたロック爪がマガジン
本体10側に係止され、これによりスライドドア20の
マガジン本体10に対する閉じ状態がロックされるよう
になっている。
【0018】また、図中29は、当該釘打機の空打ち防
止装置を構成するチェックバーであり、これは軸方向へ
移動可能な状態でその先端部が前記バネ収容孔10b内
にほぼ直交して挿入されている。マガジン1内の釘Nの
本数が一定以下になるとこのチェックバー29に対して
前記プッシャプレート12の支持縁12aが係合され、
これによりこのチェックバー29が抜け方向(図1にお
いて上方)に移動不能となって前記トリガ5の引込み操
作が阻止され、ひいては釘Nの空打ちが防止されるよう
になっている。
【0019】さらに、図1に示すようにスライドドア2
0の一部は透明の素材で形成されて内部を透視でき、こ
れにより収容された釘N〜Nの残量を目視できるように
なっている。この透明部分に表示された「20」、「3
0」、「40」の数値は収容された釘Nの長さを表示
し、「50」、「100」の数値は釘Nの収容本数を表
示している。
【0020】以上のように構成された本例のマガジン1
によれば次のような作用効果を奏する。従来のネイルガ
イドはその両端部が、収容された釘に向けて付勢されて
いたのであるが、本例のマガジン1における各ネイルガ
イド23〜23は、ノーズ部6寄りの前端部だけがリー
フスプリング28によって釘Nに向けた押付け方向に付
勢されているのであって、後端部は従来のように付勢さ
れることなく、ピン24によって傾動可能に支持された
構成とされている。この構成によれば、図6に示すよう
に各ネイルガイド23はピン24を支点として前傾する
方向に付勢力を受けることにより釘Nに押し付けられ、
釘Nはこの押付け力Fに対する反力Pによりマガジン本
体10の底面10aに押し付けられる。この反力Pは釘
Nの移動抵抗Pとして作用し、釘Nの中央に作用すると
みることができる。このことから、釘Nの移動抵抗Pは
釘Nの残量が多い時(分図(a) )よりも少ない時(分図
(b) )の方が小さくなる。すなわち、図からも明らかな
ように、F×L=P1 ×D1 =P2 ×D2 であり、ま
た、D1 <D2 であるのでP1 >P2 となり、従って釘
Nの移動抵抗Pは本数が少なくなるほど小さくなる。こ
の点、従来のように両端が付勢されている場合には釘の
残量に応じて移動抵抗が変化することはなく、残量が減
少した場合であっても残量が多い場合と同じ移動抵抗が
作用する。このように、本例の構成によれば、釘Nの残
量が少なくなるとプッシャプレート12の釘送り力が小
さくなるのであるが、上記のように移動抵抗Pも小さく
なるので釘送りはスムーズに行われ、従来のように釘送
りがなされなくなるといった問題は発生しない。
【0021】また、釘Nの残量が少なくなるほどその移
動抵抗Pが小さくなるので、プッシャプレート12の釘
送り力すなわち圧縮コイルバネ13の付勢力は従来のも
のより小さなもので足ることとなり、このことから当該
圧縮コイルバネ13の設定が容易になる。
【0022】なお、本例では弾性部材としてリーフスプ
リング28を例示したが、これに限らず例えば圧縮コイ
ルバネあるいは弾性ゴム等を用いて各ネイルガイド23
の前部を付勢する構成とすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、釘の残量
が少なくなることによりプッシャプレートの釘送り力が
低下してもこれに伴って釘の移動抵抗も小さくなるの
で、釘送りはスムーズになされて最後の一本まで確実に
釘打込み通路に供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、釘打機全体の側面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図であってスライドドアを
閉じた状態におけるマガジンの縦断面図である。
【図3】同じく、スライドドアを開放した状態における
マガジンの縦断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図であり、マガジンの縦断
面図である。
【図5】図3のC矢視図であって、スライドドアの内面
図である。
【図6】釘の残量が少なくなることに伴い釘の移動抵抗
が低下することを説明した図であり、分図(a) は釘の残
量が多い時を示し、分図(b) は釘の残量が少なくなった
時を示す。
【符号の説明】
1…マガジン 2…釘打機本体 6…ノーズ部 10…マガジン本体 11…溝部 12…プッシャプレート 13…圧縮コイルバネ 20…スライドカバー 23…ネイルガイド 24…ピン 28…リーフスプリング N…連結釘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マガジン本体に収容された釘を保持する
    ためにスライドドアの内面側にネイルガイドを備えたマ
    ガジンにおいて、前記ネイルガイドは、釘送り方向後端
    部を支点として当該マガジンの内方に向けて傾動可能に
    支持され、前端部のみが弾性部材によりマガジンの内方
    に向けて付勢される構成としたことを特徴とする釘打機
    のマガジン。
JP04900294A 1994-03-18 1994-03-18 釘打機のマガジン Expired - Lifetime JP3231936B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068329A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Hitachi Koki Co Ltd 留め具打込機
JP2018008359A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 マックス株式会社 打ち込み工具

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JP2018008359A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 マックス株式会社 打ち込み工具

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