JPH07255879A - アイアンゴルフクラブセット - Google Patents
アイアンゴルフクラブセットInfo
- Publication number
- JPH07255879A JPH07255879A JP6079397A JP7939794A JPH07255879A JP H07255879 A JPH07255879 A JP H07255879A JP 6079397 A JP6079397 A JP 6079397A JP 7939794 A JP7939794 A JP 7939794A JP H07255879 A JPH07255879 A JP H07255879A
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- Japan
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- iron golf
- golf club
- line
- iron
- toe side
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、シャフト軸中心線の回りの慣性モ
ーメントが大きく、且つ、コントロール性に富むアイア
ンゴルフクラブセットを提供することを目的とする。 【構成】 番手数が増加するにしたがってライ角とロフ
ト角が漸増するアイアンゴルフクラブセットであって、
それぞれのアイアンゴルフクラブが背面部に凹部が設け
られており、該凹部の内周形状を規定する線のうち凹部
トウ側線の一部または全部が直線であって、且つ、該凹
部トウ側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの略中心を
通るシャフト軸中心線を含む平面とが、アイアンゴルフ
クラブの番手数の変化に関わらず常に平行であることを
特徴とするアイアンゴルフクラブセット。
ーメントが大きく、且つ、コントロール性に富むアイア
ンゴルフクラブセットを提供することを目的とする。 【構成】 番手数が増加するにしたがってライ角とロフ
ト角が漸増するアイアンゴルフクラブセットであって、
それぞれのアイアンゴルフクラブが背面部に凹部が設け
られており、該凹部の内周形状を規定する線のうち凹部
トウ側線の一部または全部が直線であって、且つ、該凹
部トウ側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの略中心を
通るシャフト軸中心線を含む平面とが、アイアンゴルフ
クラブの番手数の変化に関わらず常に平行であることを
特徴とするアイアンゴルフクラブセット。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シャフト軸中心線の回
りの慣性モーメントが大きく、且つ、コントロール性に
富むアイアンゴルフクラブセットに関する。
りの慣性モーメントが大きく、且つ、コントロール性に
富むアイアンゴルフクラブセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、アイアンゴルフクラブのスウ
ィートエリアを広げるために、ヘッドの背面に凹部を設
けることが公知である。ヘッドの背面部に凹部を設ける
ことによって、ヘッドの重量配分がヘッドの周辺部に集
中し、その結果スウィートエリアが広がるためである。
例えば、特開昭５５−４５４３９号、特開昭５８−１６
９４７４号、実公昭６０−３１７４０号や実公昭６０−
３１７４１号等にアイアンクラブヘッドの背面に凹部を
設けた発明が開示されている。一方、インパクト時にス
ウィートスポットをはずしてインパクトした時、ヘッド
の振れを減少させるために、シャフト軸中心線回りの慣
性モーメントを増大させる発明も特公平４−６５７０６
号等に開示されている。
ィートエリアを広げるために、ヘッドの背面に凹部を設
けることが公知である。ヘッドの背面部に凹部を設ける
ことによって、ヘッドの重量配分がヘッドの周辺部に集
中し、その結果スウィートエリアが広がるためである。
例えば、特開昭５５−４５４３９号、特開昭５８−１６
９４７４号、実公昭６０−３１７４０号や実公昭６０−
３１７４１号等にアイアンクラブヘッドの背面に凹部を
設けた発明が開示されている。一方、インパクト時にス
ウィートスポットをはずしてインパクトした時、ヘッド
の振れを減少させるために、シャフト軸中心線回りの慣
性モーメントを増大させる発明も特公平４−６５７０６
号等に開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来より設けられてい
る凹部の内周形状は、ヘッドの外周形状に沿った形状で
あったため、スウィートエリアが広がりスウィートスポ
ットをはずしてインパクトした時であってもミスショッ
トになりにくく、初級者にも扱い易いゴルフクラブを提
供することができる。更に、シャフト軸線回りの慣性モ
ーメントＩS が増加してゆき、その結果ヘッドの返り易
く振り抜き易いゴルフクラブを提供することができる。
る凹部の内周形状は、ヘッドの外周形状に沿った形状で
あったため、スウィートエリアが広がりスウィートスポ
ットをはずしてインパクトした時であってもミスショッ
トになりにくく、初級者にも扱い易いゴルフクラブを提
供することができる。更に、シャフト軸線回りの慣性モ
ーメントＩS が増加してゆき、その結果ヘッドの返り易
く振り抜き易いゴルフクラブを提供することができる。
【０００４】しかし、凹部の内周形状をヘッドの外周形
状に沿った形状にした場合、特に、ヘッドのトウ部とヒ
ール部のそれぞれ両端部付近にまで凹部を設けた場合、
スィートエリアを広げることができるが、却ってスウィ
ートエリアが大きくなり過ぎてしまい、上級者がドロー
ボールやフェードボールを打つような場合、微妙なコン
トロールを付けにくく、イメージ通りのショットができ
ないといった問題点もあった。
状に沿った形状にした場合、特に、ヘッドのトウ部とヒ
ール部のそれぞれ両端部付近にまで凹部を設けた場合、
スィートエリアを広げることができるが、却ってスウィ
ートエリアが大きくなり過ぎてしまい、上級者がドロー
ボールやフェードボールを打つような場合、微妙なコン
トロールを付けにくく、イメージ通りのショットができ
ないといった問題点もあった。
【０００５】そこで、本発明は、一連のアイアンゴルフ
クラブセットにおいて、シャフト軸中心線回りの慣性モ
ーメントＩS が大きくヘッドの返りが良いうえに、スウ
ィートエリアが適度に広く、且つ、コントロール性に富
むアイアンゴルフクラブセットを提供することを目的と
する。
クラブセットにおいて、シャフト軸中心線回りの慣性モ
ーメントＩS が大きくヘッドの返りが良いうえに、スウ
ィートエリアが適度に広く、且つ、コントロール性に富
むアイアンゴルフクラブセットを提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアイアンゴ
ルフクラブセットは、番手数が増加するにしたがってラ
イ角とロフト角が漸増するアイアンゴルフクラブセット
であって、それぞれのアイアンゴルフクラブが背面部に
凹部が設けられており、該凹部の内周を規定する線のう
ち凹部トウ側線の一部または全部が直線であって、且
つ、該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの
略中心を通るシャフト軸中心線を含む平面とが、アイア
ンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず常に平行であ
ることを特徴とするアイアンゴルフクラブセットであ
る。
ルフクラブセットは、番手数が増加するにしたがってラ
イ角とロフト角が漸増するアイアンゴルフクラブセット
であって、それぞれのアイアンゴルフクラブが背面部に
凹部が設けられており、該凹部の内周を規定する線のう
ち凹部トウ側線の一部または全部が直線であって、且
つ、該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの
略中心を通るシャフト軸中心線を含む平面とが、アイア
ンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず常に平行であ
ることを特徴とするアイアンゴルフクラブセットであ
る。
【０００７】また、それぞれのアイアンゴルフクラブの
背面部に設けられた凹部は、フェース面に接地面と平行
に設けられたスコアーラインの幅内に納まり、且つ、ア
イアンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず、該スコ
アーラインの長手方向の幅、及びヘッドのトウ先端部か
らスコアーラインのトウ側先端までの距離が一定である
ことを特徴とするアイアンゴルフクラブセットである。
背面部に設けられた凹部は、フェース面に接地面と平行
に設けられたスコアーラインの幅内に納まり、且つ、ア
イアンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず、該スコ
アーラインの長手方向の幅、及びヘッドのトウ先端部か
らスコアーラインのトウ側先端までの距離が一定である
ことを特徴とするアイアンゴルフクラブセットである。
【０００８】更に、それぞれのアイアンゴルフクラブに
は、前記凹部トウ側線よりトウ側に位置するウェイト部
には、重心調整部が設けられており、接地面から該重心
調整部までの高さが番手を追って高くなることを特徴と
するアイアンゴルフクラブセットである。
は、前記凹部トウ側線よりトウ側に位置するウェイト部
には、重心調整部が設けられており、接地面から該重心
調整部までの高さが番手を追って高くなることを特徴と
するアイアンゴルフクラブセットである。
【０００９】また、本発明に係るアイアンゴルフクラブ
セットは、該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホー
ゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を含む平面との距
離がアイアンゴルフクラブの番手が増加するにしたがっ
て漸増することを特徴とするアイアンゴルフクラブセッ
トである。
セットは、該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホー
ゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を含む平面との距
離がアイアンゴルフクラブの番手が増加するにしたがっ
て漸増することを特徴とするアイアンゴルフクラブセッ
トである。
【００１０】
【作用】本考案に係るアイアンゴルフクラブセットにお
いて、それぞれのアイアンゴルフクラブの背面部に凹部
が設けられており、スウィートエリアが広がる効果があ
る。更に、該凹部の内周を規定する線のうち凹部トウ側
線の一部または全部が直線であって、且つ、該凹部トウ
側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの略中心を通るシ
ャフト軸中心線を含む平面とが、アイアンゴルフクラブ
の番手数の変化に関わらず常に平行となるように構成す
ることにより、シャフト中心軸から垂直距離が最も離れ
た位置に、より多くの質量を効果的に配分することがで
きる。そのため、シャフト軸中心線回りの慣性モーメン
トＩS を増大させる効果がある。
いて、それぞれのアイアンゴルフクラブの背面部に凹部
が設けられており、スウィートエリアが広がる効果があ
る。更に、該凹部の内周を規定する線のうち凹部トウ側
線の一部または全部が直線であって、且つ、該凹部トウ
側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの略中心を通るシ
ャフト軸中心線を含む平面とが、アイアンゴルフクラブ
の番手数の変化に関わらず常に平行となるように構成す
ることにより、シャフト中心軸から垂直距離が最も離れ
た位置に、より多くの質量を効果的に配分することがで
きる。そのため、シャフト軸中心線回りの慣性モーメン
トＩS を増大させる効果がある。
【００１１】また、本発明に係るアイアンゴルフクラブ
セットにおいて、それぞれのアイアンゴルフクラブの背
面部に設けられた凹部は、フェース面に接地面と平行に
設けられたスコアーラインの幅内に納まり、且つ、アイ
アンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず、該スコア
ーラインの長手方向の幅、及びトウ先端部からスコアー
ラインのトウ側先端までの距離が一定となるように構成
することにより、番手の変化にともなう打球感の差を小
さくすることができる。
セットにおいて、それぞれのアイアンゴルフクラブの背
面部に設けられた凹部は、フェース面に接地面と平行に
設けられたスコアーラインの幅内に納まり、且つ、アイ
アンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず、該スコア
ーラインの長手方向の幅、及びトウ先端部からスコアー
ラインのトウ側先端までの距離が一定となるように構成
することにより、番手の変化にともなう打球感の差を小
さくすることができる。
【００１２】更に、本発明に係るアイアンゴルフクラブ
セットにおいて、前記凹部トウ側線よりトウ側に位置す
るウェイト部には、重心調整部が設けられており、接地
面から該重心調整部までの高さが番手を追って高くなる
ように構成することによって、番手の小さいロングアイ
アンクラブにおいては低重心となり、番手の大きいショ
ートアイアンクラブにおいては高重心となり、中間のミ
ドルアイアンにおいては重心位置をロングアイアンクラ
ブとショートアイアンクラブとの中間に設定することが
できる。
セットにおいて、前記凹部トウ側線よりトウ側に位置す
るウェイト部には、重心調整部が設けられており、接地
面から該重心調整部までの高さが番手を追って高くなる
ように構成することによって、番手の小さいロングアイ
アンクラブにおいては低重心となり、番手の大きいショ
ートアイアンクラブにおいては高重心となり、中間のミ
ドルアイアンにおいては重心位置をロングアイアンクラ
ブとショートアイアンクラブとの中間に設定することが
できる。
【００１３】また、本発明に係るアイアンゴルフクラブ
セットにおいて、該凹部トウ側線の直線部を含む平面
と、ホーゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を含む平
面との距離がアイアンゴルフクラブの番手が増加するに
したがって漸増するように構成することにより、番手の
小さいロングアイアンクラブにおいては、トウ部に重量
を集中的に配分でき、シャフト軸線回りの慣性モーメン
トＩS を大きくすることができる。一方、番手が増加す
るにしたがって、ヘッド長さが漸増してゆき、ヒール部
にも重量を配分できるため、ショートアイアンクラブに
おいてシャフト軸線回りの慣性モーメントを相対的に減
少させることができる。
セットにおいて、該凹部トウ側線の直線部を含む平面
と、ホーゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を含む平
面との距離がアイアンゴルフクラブの番手が増加するに
したがって漸増するように構成することにより、番手の
小さいロングアイアンクラブにおいては、トウ部に重量
を集中的に配分でき、シャフト軸線回りの慣性モーメン
トＩS を大きくすることができる。一方、番手が増加す
るにしたがって、ヘッド長さが漸増してゆき、ヒール部
にも重量を配分できるため、ショートアイアンクラブに
おいてシャフト軸線回りの慣性モーメントを相対的に減
少させることができる。
【００１４】
【実施例】本発明に係るアイアンゴルフクラブセットの
好適な実施例の一つを図面を用いて説明する。第１図、
及び第２図は本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッ
ドの背面図である。第３図、及び第４図は本発明に係る
アイアンゴルフクラブのヘッドであって、重心調整部を
有するヘッドの背面図である。第５図は本発明に係るア
イアンゴルフクラブのウェイト部を示す図である。第６
図は従来のアイアンゴルフクラブのウェイト部を示す図
である。第７図、及び第８図は本発明に係るアイアンゴ
ルフクラブのヘッドの正面図である。第９図は第３図に
おけるＡ−Ａ線断面図である。第１０図は第４図におけ
るＢ−Ｂ線断面図である。
好適な実施例の一つを図面を用いて説明する。第１図、
及び第２図は本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッ
ドの背面図である。第３図、及び第４図は本発明に係る
アイアンゴルフクラブのヘッドであって、重心調整部を
有するヘッドの背面図である。第５図は本発明に係るア
イアンゴルフクラブのウェイト部を示す図である。第６
図は従来のアイアンゴルフクラブのウェイト部を示す図
である。第７図、及び第８図は本発明に係るアイアンゴ
ルフクラブのヘッドの正面図である。第９図は第３図に
おけるＡ−Ａ線断面図である。第１０図は第４図におけ
るＢ−Ｂ線断面図である。
【００１５】本発明に係るアイアンゴルフクラブは、第
１図、及び第２図に示すようにヘッド１の背面部３に凹
部７が穿設けられている。該凹部７の深さは適宜選択さ
れ得るものであるが、１５ｍｍから３ｍｍの範囲におい
て穿設されるのが好適であり、番手の変化に応じて深さ
が変化するものであっても良く、逆に、番手の変化にか
かわらず一定であっても良い。第１図に示すように、該
凹部７はその内周形状を規定する線のうち、トウ側を規
定する線の一部または全部が直線であって、該直線の延
長線を凹部トウ側線Ｙとすると、該凹部トウ側線Ｙを含
む平面Ｐ２と、ホーゼル２の略中心を通るシャフト軸中
心線Ｘを含む平面Ｐ１とが、アイアンゴルフクラブの番
手数の変化に関わらず常に平行となるように穿設されて
いる。つまり、本発明に係るアイアンゴルフクラブセッ
トの一連のクラブヘッドにおいて、シャフト軸中心線Ｘ
と凹部トウ側線Ｙとが捻じれの関係にあり、それら２本
の線をそれぞれ含む２つの平面が常に平行となる関係に
あるよう構成されている。
１図、及び第２図に示すようにヘッド１の背面部３に凹
部７が穿設けられている。該凹部７の深さは適宜選択さ
れ得るものであるが、１５ｍｍから３ｍｍの範囲におい
て穿設されるのが好適であり、番手の変化に応じて深さ
が変化するものであっても良く、逆に、番手の変化にか
かわらず一定であっても良い。第１図に示すように、該
凹部７はその内周形状を規定する線のうち、トウ側を規
定する線の一部または全部が直線であって、該直線の延
長線を凹部トウ側線Ｙとすると、該凹部トウ側線Ｙを含
む平面Ｐ２と、ホーゼル２の略中心を通るシャフト軸中
心線Ｘを含む平面Ｐ１とが、アイアンゴルフクラブの番
手数の変化に関わらず常に平行となるように穿設されて
いる。つまり、本発明に係るアイアンゴルフクラブセッ
トの一連のクラブヘッドにおいて、シャフト軸中心線Ｘ
と凹部トウ側線Ｙとが捻じれの関係にあり、それら２本
の線をそれぞれ含む２つの平面が常に平行となる関係に
あるよう構成されている。
【００１６】そのため、第５図に示す本発明に係るアイ
アンゴルフクラブのヘッドのウェイト部Ｗは、ヘッドの
全体形状が同じであると仮定すると第６図に示す従来の
アイアンゴルフクラブのウェイト部Ｗよりも大きく取る
ことができる。また、該ウェイト部Ｗはシャフト軸中心
線Ｘから距離Ｌだけ離れた凹部トウ側線Ｙよりもトウ側
に設けられているため、シャフト中心軸から垂直距離が
最も離れた位置に、より多くの質量を効果的に配分する
ことができる。
アンゴルフクラブのヘッドのウェイト部Ｗは、ヘッドの
全体形状が同じであると仮定すると第６図に示す従来の
アイアンゴルフクラブのウェイト部Ｗよりも大きく取る
ことができる。また、該ウェイト部Ｗはシャフト軸中心
線Ｘから距離Ｌだけ離れた凹部トウ側線Ｙよりもトウ側
に設けられているため、シャフト中心軸から垂直距離が
最も離れた位置に、より多くの質量を効果的に配分する
ことができる。
【００１７】次に第３図、及び第４図に示したゴルフク
ラブヘッドは、第１図、及び第３図に示したトウ部４
に、重心調整部８が設けられている。図示した実施例に
おいて、該重心調整部８は、接地面Ｚと略平行に設けら
れた凸条に設けられており、接地面Ｚから重心調整部の
高さＨはゴルフクラブセットにおいて、番手の小さいロ
ングアイアンから、番手の大きいショートアイアンに変
化するにつれて、高くなるように構成されている。その
ため、ロングアイアンにおいては低重心となり、ショー
トアイアンにおいては高重心となり、ミドルアイアンに
おいては重心位置をロングアイアンとショートアイアン
の中間に設定することができる。第９図、及び第１０図
はそれぞれ第３図、及び第４図におけるＡ−Ａ線、Ｂ−
Ｂ線の断面図である。本実施例では、重心調整部８を凸
条としたが、その形状は特に限定されるものではなく、
凸円、凸楕円等であって重心位置の調整部たり得るもの
であれば良い。
ラブヘッドは、第１図、及び第３図に示したトウ部４
に、重心調整部８が設けられている。図示した実施例に
おいて、該重心調整部８は、接地面Ｚと略平行に設けら
れた凸条に設けられており、接地面Ｚから重心調整部の
高さＨはゴルフクラブセットにおいて、番手の小さいロ
ングアイアンから、番手の大きいショートアイアンに変
化するにつれて、高くなるように構成されている。その
ため、ロングアイアンにおいては低重心となり、ショー
トアイアンにおいては高重心となり、ミドルアイアンに
おいては重心位置をロングアイアンとショートアイアン
の中間に設定することができる。第９図、及び第１０図
はそれぞれ第３図、及び第４図におけるＡ−Ａ線、Ｂ−
Ｂ線の断面図である。本実施例では、重心調整部８を凸
条としたが、その形状は特に限定されるものではなく、
凸円、凸楕円等であって重心位置の調整部たり得るもの
であれば良い。
【００１８】更に、第７図、及び第８図に示すように本
発明に係るアイアンゴルフクラブセットにおいて、それ
ぞれのアイアンゴルフクラブの背面部３に設けられた凹
部７は、フェース面９に接地面Ｚと平行に設けられたス
コアーライン１０の幅内に納まり、且つ、アイアンゴル
フクラブの番手数の変化に関わらず、該スコアーライン
１０の長手方向の幅ＬS 、及びヘッドのトウ先端部から
スコアーラインのトウ側先端までの距離Ｌt が一定とな
るように構成されている。そのため、凹部７の長手方向
の長さが一定となり、番手の変化のかかわらず一定の打
球感が得られる。
発明に係るアイアンゴルフクラブセットにおいて、それ
ぞれのアイアンゴルフクラブの背面部３に設けられた凹
部７は、フェース面９に接地面Ｚと平行に設けられたス
コアーライン１０の幅内に納まり、且つ、アイアンゴル
フクラブの番手数の変化に関わらず、該スコアーライン
１０の長手方向の幅ＬS 、及びヘッドのトウ先端部から
スコアーラインのトウ側先端までの距離Ｌt が一定とな
るように構成されている。そのため、凹部７の長手方向
の長さが一定となり、番手の変化のかかわらず一定の打
球感が得られる。
【００１９】また、第１図、及び第２図に示すように本
発明に係るアイアンゴルフクラブセットにおいて、凹部
トウ側線Ｙを含む平面と、ホーゼルの略中心を通るシャ
フト軸中心線Ｘを含む平面との距離Ｌがアイアンゴルフ
クラブの番手が増加するにしたがって漸増するように構
成されており、第１図に示す番手の小さいロングアイア
ンクラブに置ける距離Ｌ1 は、第２図に示す番手の大き
いショートアイアンクラブにおける距離Ｌ2 よりも短く
なるように構成されている。そのため、番手の小さいロ
ングアイアンクラブにおいては、トウ部に重量を集中的
に配分でき、シャフト軸線回りの慣性モーメントＩS を
大きくすることができる。一方、番手が増加するにした
がって、ヘッド長さが漸増してゆき、結果ショートアイ
アンクラブにおいては、ヒール部にも重量を配分できる
ためシャフト軸線回りの慣性モーメントを相対的に減少
させることができる。
発明に係るアイアンゴルフクラブセットにおいて、凹部
トウ側線Ｙを含む平面と、ホーゼルの略中心を通るシャ
フト軸中心線Ｘを含む平面との距離Ｌがアイアンゴルフ
クラブの番手が増加するにしたがって漸増するように構
成されており、第１図に示す番手の小さいロングアイア
ンクラブに置ける距離Ｌ1 は、第２図に示す番手の大き
いショートアイアンクラブにおける距離Ｌ2 よりも短く
なるように構成されている。そのため、番手の小さいロ
ングアイアンクラブにおいては、トウ部に重量を集中的
に配分でき、シャフト軸線回りの慣性モーメントＩS を
大きくすることができる。一方、番手が増加するにした
がって、ヘッド長さが漸増してゆき、結果ショートアイ
アンクラブにおいては、ヒール部にも重量を配分できる
ためシャフト軸線回りの慣性モーメントを相対的に減少
させることができる。
【００２０】
【発明の効果】本発明に係るアイアンゴルフクラブセッ
トは、各アイアンゴルフクラブがその背面部に凹部を有
するため、ヘッドの重心回りの慣性モーメントＩG が大
きくなり、その結果スウィートエリアが広がりスウィー
トスポットをはずしてインパクトした時であってもミス
ショットになりにくく、初級者にも扱い易いクラブを提
供することができる。
トは、各アイアンゴルフクラブがその背面部に凹部を有
するため、ヘッドの重心回りの慣性モーメントＩG が大
きくなり、その結果スウィートエリアが広がりスウィー
トスポットをはずしてインパクトした時であってもミス
ショットになりにくく、初級者にも扱い易いクラブを提
供することができる。
【００２１】また、それぞれのアイアンゴルフクラブが
背面部に凹部が設けられており、該凹部の外周を規定す
る線のうち凹部トウ側線の一部または全部が直線であっ
て、且つ、該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホー
ゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を含む平面とが、
アイアンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず常に平
行となるように構成することにより、シャフト中心軸か
ら垂直距離が最も離れた位置により多くの質量を効果的
に配分することができ、従来の背面部に凹部を有するア
イアンゴルフクラブよりもシャフト軸中心線回りの慣性
モーメントＩSを大きくすることができる。
背面部に凹部が設けられており、該凹部の外周を規定す
る線のうち凹部トウ側線の一部または全部が直線であっ
て、且つ、該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホー
ゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を含む平面とが、
アイアンゴルフクラブの番手数の変化に関わらず常に平
行となるように構成することにより、シャフト中心軸か
ら垂直距離が最も離れた位置により多くの質量を効果的
に配分することができ、従来の背面部に凹部を有するア
イアンゴルフクラブよりもシャフト軸中心線回りの慣性
モーメントＩSを大きくすることができる。
【００２２】本発明のその他の実施例に係るアイアンゴ
ルフクラブセットにおいて、それぞれのアイアンゴルフ
クラブの背面部に設けられた凹部は、フェース面に接地
面と平行に設けられたスコアーラインの幅内に納まり、
且つ、アイアンゴルフクラブの番手数の変化に関わら
ず、該スコアーラインの長手方向の幅、及びトウ先端部
からスコアーラインのトウ側先端までの距離が一定とな
るように構成することにより、番手の変化にともなう打
球感の差を小さくすることができ、各番手のアイアンゴ
ルフクラブを同じ打球感で使用することができる。
ルフクラブセットにおいて、それぞれのアイアンゴルフ
クラブの背面部に設けられた凹部は、フェース面に接地
面と平行に設けられたスコアーラインの幅内に納まり、
且つ、アイアンゴルフクラブの番手数の変化に関わら
ず、該スコアーラインの長手方向の幅、及びトウ先端部
からスコアーラインのトウ側先端までの距離が一定とな
るように構成することにより、番手の変化にともなう打
球感の差を小さくすることができ、各番手のアイアンゴ
ルフクラブを同じ打球感で使用することができる。
【００２３】更に、その他の実施例に係るアイアンゴル
フクラブセットにおいて、前記凹部トウ側線よりトウ側
に位置するウェイト部には重心調整部が設けられてお
り、接地面から該重心調整部までの高さが番手を追って
高くなるように構成することによって、番手の小さいロ
ングアイアンクラブにおいては低重心となり、番手の大
きいショートアイアンクラブにおいては高重心となり、
中間のミドルアイアンにおいては重心位置をロングアイ
アンクラブとショートアイアンクラブとの中間に設定す
ることができる。そのため、ロングアイアンクラブにお
いては打球を上げやすく、ショートアイアンにおいては
フライヤーを防止する効果を奏する。
フクラブセットにおいて、前記凹部トウ側線よりトウ側
に位置するウェイト部には重心調整部が設けられてお
り、接地面から該重心調整部までの高さが番手を追って
高くなるように構成することによって、番手の小さいロ
ングアイアンクラブにおいては低重心となり、番手の大
きいショートアイアンクラブにおいては高重心となり、
中間のミドルアイアンにおいては重心位置をロングアイ
アンクラブとショートアイアンクラブとの中間に設定す
ることができる。そのため、ロングアイアンクラブにお
いては打球を上げやすく、ショートアイアンにおいては
フライヤーを防止する効果を奏する。
【００２４】更に、その他の実施例に係るアイアンゴル
フクラブセットにおいて、該凹部トウ側線の直線部を含
む平面と、ホーゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を
含む平面との距離がアイアンゴルフクラブの番手が増加
するにしたがって漸増するように構成することにより、
番手の小さいロングアイアンクラブにおいては、シャフ
ト軸線回りの慣性モーメントを大きくすることができ、
一方、番手の大きいショートアイアンクラブにおいて
は、ロングアイアンクラブと比較してシャフト軸線回り
の慣性モーメントを小さくすることができる。そのた
め、ロングアイアンクラブにおいては、ヘッドの返りが
良く振り抜きやすくなる、一方、ショートアイアンクラ
ブにおいては、インパクト時のヘッドが安定し、微妙な
コントロールを付けやすくミスショットを少なくする効
果を奏する。
フクラブセットにおいて、該凹部トウ側線の直線部を含
む平面と、ホーゼルの略中心を通るシャフト軸中心線を
含む平面との距離がアイアンゴルフクラブの番手が増加
するにしたがって漸増するように構成することにより、
番手の小さいロングアイアンクラブにおいては、シャフ
ト軸線回りの慣性モーメントを大きくすることができ、
一方、番手の大きいショートアイアンクラブにおいて
は、ロングアイアンクラブと比較してシャフト軸線回り
の慣性モーメントを小さくすることができる。そのた
め、ロングアイアンクラブにおいては、ヘッドの返りが
良く振り抜きやすくなる、一方、ショートアイアンクラ
ブにおいては、インパクト時のヘッドが安定し、微妙な
コントロールを付けやすくミスショットを少なくする効
果を奏する。
【００２５】
【図１】本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッドの
背面図である。
背面図である。
【図２】本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッドの
背面図である。
背面図である。
【図３】本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッドで
あって、重心調整部を有するヘッドの背面図である。
あって、重心調整部を有するヘッドの背面図である。
【図４】本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッドで
あって、重心調整部を有するヘッドの背面図である。
あって、重心調整部を有するヘッドの背面図である。
【図５】本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッドの
ウェイト部を示す図である。
ウェイト部を示す図である。
【図６】従来のアイアンゴルフクラブのヘッドのウェイ
ト部を示す図である。
ト部を示す図である。
【図７】本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッドの
正面図である。
正面図である。
【図８】本発明に係るアイアンゴルフクラブのヘッドの
正面図である。
正面図である。
【図９】第３図におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図１０】第４図におけるＢ−Ｂ線断面図である。
１ ヘッド ２ ホーゼル ３ 背面部 ４ トウ部 ５ ヒール部 ６ ソール ７ 凹部 ８ 重心調整部 Ｈ 重心調整部の高さ Ｌ1 シャフト軸中心線Ｘと凹部トウ側線Ｙとの距離 Ｌ2 シャフト軸中心線Ｘと凹部トウ側線Ｙとの距離 ＬS スコアーラインの長手方向の幅 ＬT ヘッドのトウ先端部からスコアーラインのトウ側
先端までの距離 Ｐ1 平面 Ｐ2 平面 Ｗ ウェイト部 Ｘ シャフト軸中心線 Ｙ 凹部トウ側線 Ｚ 接地面
先端までの距離 Ｐ1 平面 Ｐ2 平面 Ｗ ウェイト部 Ｘ シャフト軸中心線 Ｙ 凹部トウ側線 Ｚ 接地面
Claims (4)
- 【請求項１】 番手数が増加するにしたがってライ角と
ロフト角が漸増するアイアンゴルフクラブセットであっ
て、それぞれのアイアンゴルフクラブが背面部に凹部が
設けられており、該凹部の内周形状を規定する線のうち
凹部トウ側線の一部または全部が直線であって、且つ、
該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの略中
心を通るシャフト軸中心線を含む平面とが、アイアンゴ
ルフクラブの番手数の変化に関わらず常に平行であるこ
とを特徴とするアイアンゴルフクラブセット。 - 【請求項２】 前記アイアンゴルフクラブセットにおい
て、それぞれのアイアンゴルフクラブの背面部に設けら
れた凹部は、フェース面に接地面と平行に設けられたス
コアーラインの幅内に納まり、且つ、アイアンゴルフク
ラブの番手数の変化に関わらず、該スコアーラインの長
手方向の幅、及びトウ先端部からスコアーラインのトウ
側先端までの距離間隔が一定であることを特徴とする請
求項１記載のアイアンゴルフクラブセット。 - 【請求項３】 前記アイアンゴルフクラブセットにおい
て、前記凹部トウ側線よりトウ側に位置するウェイト部
には、重心調整部が設けられており、ソール面から該重
心調整部までの高さが番手を追って高くなることを特徴
とする請求項１または請求項２記載のアイアンゴルフク
ラブセット。 - 【請求項４】 前記アイアンゴルフクラブセットにおい
て、該凹部トウ側線の直線部を含む平面と、ホーゼルの
略中心を通るシャフト軸中心線を含む平面との距離がア
イアンゴルフクラブの番手が増加するにしたがって漸増
することを特徴とする請求項１から請求項３記載アイア
ンゴルフクラブセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6079397A JPH07255879A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | アイアンゴルフクラブセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6079397A JPH07255879A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | アイアンゴルフクラブセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255879A true JPH07255879A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13688730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6079397A Pending JPH07255879A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | アイアンゴルフクラブセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255879A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8454453B2 (en) * | 2011-03-09 | 2013-06-04 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
| US20150111665A1 (en) * | 2011-03-09 | 2015-04-23 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
| US9884231B2 (en) | 2011-03-09 | 2018-02-06 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6079397A patent/JPH07255879A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8454453B2 (en) * | 2011-03-09 | 2013-06-04 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
| US8870683B2 (en) | 2011-03-09 | 2014-10-28 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
| US20150111665A1 (en) * | 2011-03-09 | 2015-04-23 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
| US9504887B2 (en) | 2011-03-09 | 2016-11-29 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
| US9616305B2 (en) | 2011-03-09 | 2017-04-11 | Acushnet Company | Method of forming multi-material iron type golf club head |
| US9884231B2 (en) | 2011-03-09 | 2018-02-06 | Acushnet Company | Multi-material iron type golf club head |
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