JPH07255601A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JPH07255601A JPH07255601A JP4897194A JP4897194A JPH07255601A JP H07255601 A JPH07255601 A JP H07255601A JP 4897194 A JP4897194 A JP 4897194A JP 4897194 A JP4897194 A JP 4897194A JP H07255601 A JPH07255601 A JP H07255601A
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- Japan
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- oven chamber
- cooked
- oven
- grill pan
- heating
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １つの調理器で被調理品の焼き調理とオーブ
ン調理の両方を行うことができ、別途グリドルを必要と
しない使い勝手のよい汎用性に富んだ加熱調理器を得る
ことにある。 【構成】 オーブン室３を有する調理器本体１と、その
オーブン室３の天板部４に装着されて被調理品を焼き調
理するためのグリルパン７と、オーブン室３内およびグ
リルパン７を加熱する加熱手段９〜１２，１４，１５，
１８とを備え、前記グリルパン７が装着されたオーブン
室３の天板部４を調理器本体１に対して開閉可能に取り
付けたものである。
ン調理の両方を行うことができ、別途グリドルを必要と
しない使い勝手のよい汎用性に富んだ加熱調理器を得る
ことにある。 【構成】 オーブン室３を有する調理器本体１と、その
オーブン室３の天板部４に装着されて被調理品を焼き調
理するためのグリルパン７と、オーブン室３内およびグ
リルパン７を加熱する加熱手段９〜１２，１４，１５，
１８とを備え、前記グリルパン７が装着されたオーブン
室３の天板部４を調理器本体１に対して開閉可能に取り
付けたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、業務用として好適な
加熱調理器に関し、特にグリルパンを備えたコンベア式
オーブン構成の加熱調理器に関するものである。
加熱調理器に関し、特にグリルパンを備えたコンベア式
オーブン構成の加熱調理器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の加熱調理器として、熱風
を循環対流させるオーブン室と、このオーブン室内に対
して被調理品を搬入・搬出させるコンベアとを備え、こ
のコンベアによる被調理品の移送過程において、前記オ
ーブン室内に搬入された被調理品を熱風で加熱調理し、
該調理後の被調理品を前記オーブン室内から取り出すよ
うにしたコンベア式オーブン構成のものは既に知られて
いる。
を循環対流させるオーブン室と、このオーブン室内に対
して被調理品を搬入・搬出させるコンベアとを備え、こ
のコンベアによる被調理品の移送過程において、前記オ
ーブン室内に搬入された被調理品を熱風で加熱調理し、
該調理後の被調理品を前記オーブン室内から取り出すよ
うにしたコンベア式オーブン構成のものは既に知られて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のコン
ベア式オーブン構成の加熱調理器は、稼動中のコンベア
上に被調理品を載せるだけで、該被調理品をコンベア移
送する流れの過程で加熱調理することはできるが、しか
し、それは飽くまでもオーブン調理だけであり、その他
の例えば鉄板焼き等の焼き調理を行うことはできない。
ベア式オーブン構成の加熱調理器は、稼動中のコンベア
上に被調理品を載せるだけで、該被調理品をコンベア移
送する流れの過程で加熱調理することはできるが、しか
し、それは飽くまでもオーブン調理だけであり、その他
の例えば鉄板焼き等の焼き調理を行うことはできない。
【０００４】しかるに、フードサービス業界では、焼き
調理後の被調理品をオーブン調理する場合が多々ある
が、この場合、前記コンベア式オーブン構成の加熱調理
器のほかに焼き調理用のグリドルが別途必要となり、そ
のため、コンベア式オーブン構成の加熱調理器と、これ
とは別のグリドルとを併用常備しているのが実情であ
る。
調理後の被調理品をオーブン調理する場合が多々ある
が、この場合、前記コンベア式オーブン構成の加熱調理
器のほかに焼き調理用のグリドルが別途必要となり、そ
のため、コンベア式オーブン構成の加熱調理器と、これ
とは別のグリドルとを併用常備しているのが実情であ
る。
【０００５】しかしながら、上述のように、コンベア式
オーブン構成の加熱調理器と、これとは別個の調理器と
なるグリドルとを配備するので、それらの配備のために
大きなスペースを必要とするのみならず、調理作業が非
常に面倒で作業性が悪く、しかも、前記コンベア式オー
ブン構成の加熱調理器とグリドルが個々に熱源を必要と
するため、熱消費量が多くなって熱使用コストが大きく
嵩む結果となり、このことはフードサービス業界におい
て大きな課題であった。
オーブン構成の加熱調理器と、これとは別個の調理器と
なるグリドルとを配備するので、それらの配備のために
大きなスペースを必要とするのみならず、調理作業が非
常に面倒で作業性が悪く、しかも、前記コンベア式オー
ブン構成の加熱調理器とグリドルが個々に熱源を必要と
するため、熱消費量が多くなって熱使用コストが大きく
嵩む結果となり、このことはフードサービス業界におい
て大きな課題であった。
【０００６】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものである。請求項１の発明の目的は、１
つの調理器で被調理品の焼き調理とオーブン調理の両方
を行うことができ、別途グリドルを必要としない使い勝
手のよい加熱調理器を得ることにある。
めになされたものである。請求項１の発明の目的は、１
つの調理器で被調理品の焼き調理とオーブン調理の両方
を行うことができ、別途グリドルを必要としない使い勝
手のよい加熱調理器を得ることにある。
【０００７】請求項２の発明の目的は、被調理品をオー
ブン室に搬入・搬出する方向へ移送しながらその移送過
程で前記被調理品を加熱調理することができる加熱調理
器を得ることにある。
ブン室に搬入・搬出する方向へ移送しながらその移送過
程で前記被調理品を加熱調理することができる加熱調理
器を得ることにある。
【０００８】請求項３の発明の目的は、オーブン室とグ
リルパンが個々の熱源を必要とせずに共通の熱源で加熱
することができる加熱調理器を得ることにある。
リルパンが個々の熱源を必要とせずに共通の熱源で加熱
することができる加熱調理器を得ることにある。
【０００９】請求項４の発明の目的は、グリルパンの焦
げ付きや錆び付き等が生ぜず、しかも、そのグリルパン
の耐久性向上が図れる加熱調理器を得ることにある。
げ付きや錆び付き等が生ぜず、しかも、そのグリルパン
の耐久性向上が図れる加熱調理器を得ることにある。
【００１０】請求項５の発明の目的は、オーブン室内の
熱エネルギーを利用して湯沸しを行うことができる加熱
調理器を得ることにある。
熱エネルギーを利用して湯沸しを行うことができる加熱
調理器を得ることにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る加
熱調理器は、オーブン室を有する調理器本体と、そのオ
ーブン室の天板部に装着されて被調理品を焼き調理する
ためのグリルパンと、前記オーブン室内および前記グリ
ルパンを加熱する加熱手段とを備え、前記グリルパンが
装着された前記オーブン室の天板部を前記調理器本体に
対し開閉可能に取り付けたものである。
熱調理器は、オーブン室を有する調理器本体と、そのオ
ーブン室の天板部に装着されて被調理品を焼き調理する
ためのグリルパンと、前記オーブン室内および前記グリ
ルパンを加熱する加熱手段とを備え、前記グリルパンが
装着された前記オーブン室の天板部を前記調理器本体に
対し開閉可能に取り付けたものである。
【００１２】請求項２の発明に係る加熱調理器のオーブ
ン室には、被調理品を載置して前記オーブン室に搬入・
搬出する調理品搬送用のコンベアを装備したものであ
る。
ン室には、被調理品を載置して前記オーブン室に搬入・
搬出する調理品搬送用のコンベアを装備したものであ
る。
【００１３】請求項３の発明に係る加熱調理器は、前記
加熱手段が、前記オーブン室内に熱風を供給して該熱風
で前記オーブン室と前記グリルパンを加熱する共通の熱
風供給手段から成っているものである。
加熱手段が、前記オーブン室内に熱風を供給して該熱風
で前記オーブン室と前記グリルパンを加熱する共通の熱
風供給手段から成っているものである。
【００１４】請求項４の発明に係る加熱調理器のグリル
パンは、α−β合金を成形母材としたチタン合金または
α−β合金の粉末冶金を成形母材として形成されている
ものである。
パンは、α−β合金を成形母材としたチタン合金または
α−β合金の粉末冶金を成形母材として形成されている
ものである。
【００１５】請求項５の発明に係る加熱調理器は、前記
調理器本体およびオーブン室の少なくとも一方に、オー
ブン室内の熱エネルギーで加熱される排熱利用の湯沸部
を設けたものである。
調理器本体およびオーブン室の少なくとも一方に、オー
ブン室内の熱エネルギーで加熱される排熱利用の湯沸部
を設けたものである。
【００１６】
【作用】請求項１の発明による加熱調理器は、オーブン
室の天板部を閉じた状態において、その天板部に装着さ
れたグリルパンで被調理品を焼き調理し、該焼き調理後
に前記天板部を開けば、前記焼き調理後の被調理品をオ
ーブン室内に入れることができ、これによって、例えば
グリルパンで焦げ模様を付けた被調理品をオーブン調理
することができる。また、前記グリルパンによる被調理
品の焼き調理と前記オーブン室による被調理品のオーブ
ン調理とを同時に行うこともできる。
室の天板部を閉じた状態において、その天板部に装着さ
れたグリルパンで被調理品を焼き調理し、該焼き調理後
に前記天板部を開けば、前記焼き調理後の被調理品をオ
ーブン室内に入れることができ、これによって、例えば
グリルパンで焦げ模様を付けた被調理品をオーブン調理
することができる。また、前記グリルパンによる被調理
品の焼き調理と前記オーブン室による被調理品のオーブ
ン調理とを同時に行うこともできる。
【００１７】請求項２の発明による加熱調理器は、例え
ば、グリルパンによる焼き調理後の被調理品をコンベア
に載せると、該コンベアにより被調理品がオーブン室内
に搬入されてオーブン調理され、その調理品がオーブン
室から搬出される。従って、コンベアによる被調理品の
移送過程でその被調理品のオーブン調理を行うことがで
きる。また、オーブン室の天板部を開くことにより、オ
ーブン室内の清掃を容易に行うことができると共に、コ
ンベアの点検などメンテナンスも容易となる。
ば、グリルパンによる焼き調理後の被調理品をコンベア
に載せると、該コンベアにより被調理品がオーブン室内
に搬入されてオーブン調理され、その調理品がオーブン
室から搬出される。従って、コンベアによる被調理品の
移送過程でその被調理品のオーブン調理を行うことがで
きる。また、オーブン室の天板部を開くことにより、オ
ーブン室内の清掃を容易に行うことができると共に、コ
ンベアの点検などメンテナンスも容易となる。
【００１８】請求項３の発明による加熱調理器は、オー
ブン室内に供給された熱風でグリルパンが加熱されるの
で、オーブン室とグリルパンの個々に別々の熱源を設け
る必要がなく、熱エネルギーの使用コストが低減する。
ブン室内に供給された熱風でグリルパンが加熱されるの
で、オーブン室とグリルパンの個々に別々の熱源を設け
る必要がなく、熱エネルギーの使用コストが低減する。
【００１９】請求項４の発明による加熱調理器は、α−
β合金を成形母材としたチタン合金またはα−β合金の
粉末冶金を成形母材としてグリルパンを形成したので、
該グリルパンの焦げ付きや錆び付き等を未然に防止でき
ると共に、そのグリルパンの耐久性が向上する。
β合金を成形母材としたチタン合金またはα−β合金の
粉末冶金を成形母材としてグリルパンを形成したので、
該グリルパンの焦げ付きや錆び付き等を未然に防止でき
ると共に、そのグリルパンの耐久性が向上する。
【００２０】請求項５の発明による加熱調理器は、オー
ブン室内の熱エネルギーで湯沸部が加熱されることによ
り、排熱利用の温水器としても機能させることができる
汎用性に富んだものとなる。
ブン室内の熱エネルギーで湯沸部が加熱されることによ
り、排熱利用の温水器としても機能させることができる
汎用性に富んだものとなる。
【００２１】
実施例１．図１はこの発明の実施例１による加熱調理器
を示す斜視図、図２は図１の平面図、図３は図１の正面
図、図４は図２のＡ−Ａ断面図、図５は図２のＢ−Ｂ断
面図、図６は図２の右側面図、図７は図６の断面図であ
る。図において、１は調理器本体、２はその調理器本体
１が有するバックガードであり、このバックガード２は
排気ダクトを兼ねている。
を示す斜視図、図２は図１の平面図、図３は図１の正面
図、図４は図２のＡ−Ａ断面図、図５は図２のＢ−Ｂ断
面図、図６は図２の右側面図、図７は図６の断面図であ
る。図において、１は調理器本体、２はその調理器本体
１が有するバックガードであり、このバックガード２は
排気ダクトを兼ねている。
【００２２】３は前記調理器本体１に形成されたオーブ
ン室（図４，図７参照）であり、このオーブン室３は、
前記調理器本体１と、この調理器本体１に上下開閉可能
に取り付けられた中央部のメイン天板４と、このメイン
天板４の両側に隣接する位置で前記調理器本体１に同じ
く上下開閉可能に取り付けられたサイド天板５，６とで
形成されている。なお、前記メイン天板４とサイド天板
５，６は、図示例の場合、前記調理器本体１に蝶番等の
ヒンジを介して上下回動可能に軸支された取付け構成と
なっている。
ン室（図４，図７参照）であり、このオーブン室３は、
前記調理器本体１と、この調理器本体１に上下開閉可能
に取り付けられた中央部のメイン天板４と、このメイン
天板４の両側に隣接する位置で前記調理器本体１に同じ
く上下開閉可能に取り付けられたサイド天板５，６とで
形成されている。なお、前記メイン天板４とサイド天板
５，６は、図示例の場合、前記調理器本体１に蝶番等の
ヒンジを介して上下回動可能に軸支された取付け構成と
なっている。
【００２３】そして、前記メイン天板４にはグリルパン
７が一体的に嵌込み装着されており、そのグリルパン７
の裏面は前記オーブン室３内に面している。
７が一体的に嵌込み装着されており、そのグリルパン７
の裏面は前記オーブン室３内に面している。
【００２４】かかるグリルパン７は、例えば、Ｔｉ−３
Ａｌ−２．５Ｖ，Ｔｉ−６Ａｌ−４Ｖ，Ｔｉ−５Ａｌ−
２Ｃｒ−１Ｆｅ等のα−β合金を母材として形成され、
硬度が高く耐久性および耐蝕性に優れたものとなってい
る。なお、前記グリルパン７は、α−β合金の粉末冶金
を母材として形成されたもの、または、その成形後にチ
タン溶射を施して形成されたものの何れであってもよ
く、その何れの場合も同様の効果が得られる。
Ａｌ−２．５Ｖ，Ｔｉ−６Ａｌ−４Ｖ，Ｔｉ−５Ａｌ−
２Ｃｒ−１Ｆｅ等のα−β合金を母材として形成され、
硬度が高く耐久性および耐蝕性に優れたものとなってい
る。なお、前記グリルパン７は、α−β合金の粉末冶金
を母材として形成されたもの、または、その成形後にチ
タン溶射を施して形成されたものの何れであってもよ
く、その何れの場合も同様の効果が得られる。
【００２５】また、前記オーブン室３の両側に位置する
サイド天板５，６には、図１，図４および図６に示すよ
うに、前記調理器本体１の底盤部との間で形成する開口
部５ａ，６ａが設けられている。
サイド天板５，６には、図１，図４および図６に示すよ
うに、前記調理器本体１の底盤部との間で形成する開口
部５ａ，６ａが設けられている。
【００２６】そして、前記オーブン室３には、被調理品
を載置して前記オーブン室３内に搬入・搬出する調理品
搬送用のコンベア８が装備され、このコンベア８は図４
に示すように一方の前記開口部５ａを介して外方に延出
している。なお、前記コンベア８はその長手方向両側が
前記両方の開口部５ａ，６ａを介してオーブン室３の両
側外方に延出させてもよい。
を載置して前記オーブン室３内に搬入・搬出する調理品
搬送用のコンベア８が装備され、このコンベア８は図４
に示すように一方の前記開口部５ａを介して外方に延出
している。なお、前記コンベア８はその長手方向両側が
前記両方の開口部５ａ，６ａを介してオーブン室３の両
側外方に延出させてもよい。
【００２７】図４および図７において、９は調理器本体
１に設けられてオーブン室３内における前記コンベア８
の上方離間位置に延出する上部熱風ダクト、１０は同じ
く調理器本体１に設けられてオーブン室３内におけるコ
ンベア８の下方近傍位置に延出する下部熱風ダクトであ
り、これらの上下熱風ダクト９，１０は、前記コンベア
８に向って熱風を吹き付ける多数の噴射孔９ａ，１０ａ
が設けられている。
１に設けられてオーブン室３内における前記コンベア８
の上方離間位置に延出する上部熱風ダクト、１０は同じ
く調理器本体１に設けられてオーブン室３内におけるコ
ンベア８の下方近傍位置に延出する下部熱風ダクトであ
り、これらの上下熱風ダクト９，１０は、前記コンベア
８に向って熱風を吹き付ける多数の噴射孔９ａ，１０ａ
が設けられている。
【００２８】１１は前記グリルパン７の下面近傍位置に
配置された上部のバーナーグリドル、１２は下部熱風ダ
クト１０の下方に配置された下部のバーナーグリドルで
あり、これらのバーナーグリドル１１，１２は放熱面積
を拡大するためにハニカムセラミック構造とすることが
好ましい。１３は下部バーナーグリドル１２の下方（オ
ーブン室３の内底部）に配置された水槽であり、この水
槽１３は断熱を兼ねた湯沸部を構成するものである。
配置された上部のバーナーグリドル、１２は下部熱風ダ
クト１０の下方に配置された下部のバーナーグリドルで
あり、これらのバーナーグリドル１１，１２は放熱面積
を拡大するためにハニカムセラミック構造とすることが
好ましい。１３は下部バーナーグリドル１２の下方（オ
ーブン室３の内底部）に配置された水槽であり、この水
槽１３は断熱を兼ねた湯沸部を構成するものである。
【００２９】図５および図８において、１４および１５
は前記上下の熱風ダクト９，１０に対応した上下のシロ
ッコファンであり、これらのシロッコファン１４，１５
は無端ベルトや無端チェーン等の伝動部材１６を介して
モータ１７で回転駆動されるようになっている。また、
このモータ１７は、前記シロッコファン１４，１５と共
にコンベア８を同期回転駆動するようになっている。
は前記上下の熱風ダクト９，１０に対応した上下のシロ
ッコファンであり、これらのシロッコファン１４，１５
は無端ベルトや無端チェーン等の伝動部材１６を介して
モータ１７で回転駆動されるようになっている。また、
このモータ１７は、前記シロッコファン１４，１５と共
にコンベア８を同期回転駆動するようになっている。
【００３０】１８はブラストバーナーであり、このブラ
ストバーナー１８は前記シロッコファン１４，１５およ
び上下のバーナーグリドル１１，１２に向って加熱エネ
ルギーを供給するようになっている。
ストバーナー１８は前記シロッコファン１４，１５およ
び上下のバーナーグリドル１１，１２に向って加熱エネ
ルギーを供給するようになっている。
【００３１】ここで、前記ブラストバーナー１８とシロ
ッコファン１４，１５は、前記オーブン室３内に熱風を
供給し且つバーナーグリドル１１，１２を介して前記グ
リルパン７を熱風で加熱するための熱風供給手段を構成
している。
ッコファン１４，１５は、前記オーブン室３内に熱風を
供給し且つバーナーグリドル１１，１２を介して前記グ
リルパン７を熱風で加熱するための熱風供給手段を構成
している。
【００３２】なお、前記シロッコファン１４，１５とモ
ータ１７およびブラストバーナー１８は、前記調理器本
体１のバックガード２の下部に形成された仕切り形成さ
れた機械室１Ａ（図８参照）内に収納配置されており、
その機械室１Ａの内壁部には通水可能な水パネル１９，
２０が配置されている。この水パネル１９，２０は断熱
を兼ねた湯沸部としても機能する。また、前記オーブン
室３と前記機械室１Ａとの間の仕切り壁部は断熱材で形
成してもよい。
ータ１７およびブラストバーナー１８は、前記調理器本
体１のバックガード２の下部に形成された仕切り形成さ
れた機械室１Ａ（図８参照）内に収納配置されており、
その機械室１Ａの内壁部には通水可能な水パネル１９，
２０が配置されている。この水パネル１９，２０は断熱
を兼ねた湯沸部としても機能する。また、前記オーブン
室３と前記機械室１Ａとの間の仕切り壁部は断熱材で形
成してもよい。
【００３３】次に動作について説明する。ブラストバー
ナー１８を稼動させると共に、モータ１７を起動させて
シロッコファン１４，１５とコンベア８を同期回転駆動
させると、上下の熱風ダクト９，１０からオーブン室３
内に熱風が供給される。従って、オーブン室３内は熱風
が循環対流し且つその熱風でバーナーグリドル１１，１
２を介してグリルパン７が加熱された状態となる。
ナー１８を稼動させると共に、モータ１７を起動させて
シロッコファン１４，１５とコンベア８を同期回転駆動
させると、上下の熱風ダクト９，１０からオーブン室３
内に熱風が供給される。従って、オーブン室３内は熱風
が循環対流し且つその熱風でバーナーグリドル１１，１
２を介してグリルパン７が加熱された状態となる。
【００３４】この状態において、グリルパン７では被調
理品の焼き調理を行うことができ、その焼き調理後の被
調理品をコンベア８上に載せると、このコンベア８で被
調理品がオーブン室３内に搬入されることにより、前記
被調理品のオーブン調理が行われ、該オーブン調理後の
調理品はコンベア８でオーブン室３内から搬出される。
従って、グリルパン７による焼き調理後の被調理品はコ
ンベア８による移送過程でオーブン室３内の熱風により
加熱されて所謂オーブン調理が行われることとなる。な
お、コンベア８上に被調理品を載せることによるオーブ
ン室３内での加熱調理と、前記グリルパン７による被調
理品の焼き調理とを同時に、または個々に行うことがで
きることは勿論である。
理品の焼き調理を行うことができ、その焼き調理後の被
調理品をコンベア８上に載せると、このコンベア８で被
調理品がオーブン室３内に搬入されることにより、前記
被調理品のオーブン調理が行われ、該オーブン調理後の
調理品はコンベア８でオーブン室３内から搬出される。
従って、グリルパン７による焼き調理後の被調理品はコ
ンベア８による移送過程でオーブン室３内の熱風により
加熱されて所謂オーブン調理が行われることとなる。な
お、コンベア８上に被調理品を載せることによるオーブ
ン室３内での加熱調理と、前記グリルパン７による被調
理品の焼き調理とを同時に、または個々に行うことがで
きることは勿論である。
【００３５】また、上述のような調理時には、オーブン
室３内の熱風で水槽１３が加熱されると共に、機械室１
Ａの水パネル１９，２０も加熱されることにより、それ
らの水槽１３および水パネル１９，２０は湯沸部として
機能する。
室３内の熱風で水槽１３が加熱されると共に、機械室１
Ａの水パネル１９，２０も加熱されることにより、それ
らの水槽１３および水パネル１９，２０は湯沸部として
機能する。
【００３６】実施例２．図９はこの発明の実施例２によ
る加熱調理器を示す斜視図である。この実施例２では、
上記実施例１におけるコンベア８を不要化し、且つ、そ
れに伴って上記実施例１におけるサイド天板５，６の開
口部５ａ，６ａを塞いだ構成としている。従って、この
実施例２では、メイン天板４およびサイド天板５，６を
閉じることによりオーブン室３が密閉された状態とな
る。
る加熱調理器を示す斜視図である。この実施例２では、
上記実施例１におけるコンベア８を不要化し、且つ、そ
れに伴って上記実施例１におけるサイド天板５，６の開
口部５ａ，６ａを塞いだ構成としている。従って、この
実施例２では、メイン天板４およびサイド天板５，６を
閉じることによりオーブン室３が密閉された状態とな
る。
【００３７】この実施例２によれば、グリルパン７によ
る被調理品の焼き調理を行った後、その被調理品を更に
オーブン調理する必要がある場合には、サイド天板５ま
たは６を開いてオーブン室３内に前記被調理品を入れれ
ばよい。また、オーブン調理だけを行う場合には、メイ
ン天板４とサイド天板５，６の何れかを開いて被調理品
をオーブン室３内に入れればよい。
る被調理品の焼き調理を行った後、その被調理品を更に
オーブン調理する必要がある場合には、サイド天板５ま
たは６を開いてオーブン室３内に前記被調理品を入れれ
ばよい。また、オーブン調理だけを行う場合には、メイ
ン天板４とサイド天板５，６の何れかを開いて被調理品
をオーブン室３内に入れればよい。
【００３８】実施例３．上記実施例１では、オーブン室
３内に被調理品を搬入・搬出する一連のコンベア８を図
に開示したが、このコンベア８は、被調理品をオーブン
室３内に搬入して該オーブン室３内だけで移送する被調
理品搬入移送用のコンベアと、このコンベアで移送され
たオーブン調理後の調理品を取り出す調理品取出し用の
コンベアとの組合せから成るものであってもよい。
３内に被調理品を搬入・搬出する一連のコンベア８を図
に開示したが、このコンベア８は、被調理品をオーブン
室３内に搬入して該オーブン室３内だけで移送する被調
理品搬入移送用のコンベアと、このコンベアで移送され
たオーブン調理後の調理品を取り出す調理品取出し用の
コンベアとの組合せから成るものであってもよい。
【００３９】実施例４．また、上記実施例１および実施
例３によるコンベア８は高さ調整可能な構成としてもよ
く、この場合、コンベア８でオーブン室３内に搬入され
た被調理品の熱風による加熱度合を調整できるという効
果が新たに加わる。さらに、前記コンベア８は、並列配
置された複数列のコンベアを組み合わせて構成されたも
のであってもよい。
例３によるコンベア８は高さ調整可能な構成としてもよ
く、この場合、コンベア８でオーブン室３内に搬入され
た被調理品の熱風による加熱度合を調整できるという効
果が新たに加わる。さらに、前記コンベア８は、並列配
置された複数列のコンベアを組み合わせて構成されたも
のであってもよい。
【００４０】実施例５．上記実施例１および上記実施例
２におけるオーブン室３内には、該オーブン室３内の熱
風で加熱される蒸気発生用の通水管を敷設してもよく、
この場合、オーブン室３内に蒸気を発生させたり、オー
ブン室３の外部に蒸気を導き出したりすることができ
る。
２におけるオーブン室３内には、該オーブン室３内の熱
風で加熱される蒸気発生用の通水管を敷設してもよく、
この場合、オーブン室３内に蒸気を発生させたり、オー
ブン室３の外部に蒸気を導き出したりすることができ
る。
【００４１】実施例６．上記実施例１および実施例２で
は、オーブン室３内およびグリルパン７の加熱手段とし
て熱風供給手段を採用する場合について述べたが、その
加熱手段はオーブン室３内に配置された遠赤外線ハロゲ
ンヒーター、または、セラミックヒーターの何れであっ
てもよく、その何れの場合も同様の効果が得られる。
は、オーブン室３内およびグリルパン７の加熱手段とし
て熱風供給手段を採用する場合について述べたが、その
加熱手段はオーブン室３内に配置された遠赤外線ハロゲ
ンヒーター、または、セラミックヒーターの何れであっ
てもよく、その何れの場合も同様の効果が得られる。
【００４２】なお、図１において、符号２１はメイン天
板４の前面に設けられた透視窓であり、この透視窓２１
からオーブン室３内の調理状況等を監視することができ
る。
板４の前面に設けられた透視窓であり、この透視窓２１
からオーブン室３内の調理状況等を監視することができ
る。
【００４３】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれ
ば、オーブン室を有する調理器本体と、そのオーブン室
の天板部に装着されて被調理品を焼き調理するためのグ
リルパンと、前記オーブン室内および前記グリルパンを
加熱する加熱手段とを備え、前記グリルパンが装着され
た前記オーブン室の天板部を前記調理器本体に対し開閉
可能に取り付けた構成としたので、オーブン室の天板部
を閉じた状態において、その天板部に装着されたグリル
パンで被調理品を焼き調理し、該焼き調理後に前記天板
部を開けば、前記焼き調理後の被調理品をオーブン室内
に入れることができ、これによって、例えばグリルパン
で焦げ模様を付けた被調理品をオーブン調理することが
できるという効果がある。また、前記グリルパンによる
被調理品の焼き調理と前記オーブン室による被調理品の
オーブン調理とを同時に行うこともできるという効果が
ある。このように、１つの調理器でグリルパンによる焼
き調理とオーブン室によるオーブン調理とを行うことが
できるので、従来のようにオーブン調理専用の加熱調理
器とは別にグリドルを配備する必要がなく、このため、
調理設備数の減少、調理設備据え付けスペースの縮減、
設備コストの低減等が図れるという優れた効果が得られ
る。
ば、オーブン室を有する調理器本体と、そのオーブン室
の天板部に装着されて被調理品を焼き調理するためのグ
リルパンと、前記オーブン室内および前記グリルパンを
加熱する加熱手段とを備え、前記グリルパンが装着され
た前記オーブン室の天板部を前記調理器本体に対し開閉
可能に取り付けた構成としたので、オーブン室の天板部
を閉じた状態において、その天板部に装着されたグリル
パンで被調理品を焼き調理し、該焼き調理後に前記天板
部を開けば、前記焼き調理後の被調理品をオーブン室内
に入れることができ、これによって、例えばグリルパン
で焦げ模様を付けた被調理品をオーブン調理することが
できるという効果がある。また、前記グリルパンによる
被調理品の焼き調理と前記オーブン室による被調理品の
オーブン調理とを同時に行うこともできるという効果が
ある。このように、１つの調理器でグリルパンによる焼
き調理とオーブン室によるオーブン調理とを行うことが
できるので、従来のようにオーブン調理専用の加熱調理
器とは別にグリドルを配備する必要がなく、このため、
調理設備数の減少、調理設備据え付けスペースの縮減、
設備コストの低減等が図れるという優れた効果が得られ
る。
【００４４】請求項２の発明によれば、被調理品を載置
して前記オーブン室に搬入・搬出する調理品搬送用のコ
ンベアを装備したので、例えば、グリルパンによる焼き
調理後の被調理品をコンベアに載せるだけで、該コンベ
アにより被調理品がオーブン室内に搬入されてオーブン
調理され、その調理品がオーブン室から搬出されること
により、コンベアによる被調理品の移送過程でその被調
理品のオーブン調理を行うことができるという効果があ
る。また、オーブン室の天板部を開くことにより、オー
ブン室内の清掃を容易に行うことができると共に、コン
ベアの点検などメンテナンスも容易になるという効果が
ある。
して前記オーブン室に搬入・搬出する調理品搬送用のコ
ンベアを装備したので、例えば、グリルパンによる焼き
調理後の被調理品をコンベアに載せるだけで、該コンベ
アにより被調理品がオーブン室内に搬入されてオーブン
調理され、その調理品がオーブン室から搬出されること
により、コンベアによる被調理品の移送過程でその被調
理品のオーブン調理を行うことができるという効果があ
る。また、オーブン室の天板部を開くことにより、オー
ブン室内の清掃を容易に行うことができると共に、コン
ベアの点検などメンテナンスも容易になるという効果が
ある。
【００４５】請求項３の発明によれば、オーブン室内に
供給された熱風でグリルパンが加熱されるようにしたの
で、オーブン室とグリルパンの個々に別々の熱源を設け
る必要がなく、熱エネルギーの使用コストが低減すると
いう効果がある。
供給された熱風でグリルパンが加熱されるようにしたの
で、オーブン室とグリルパンの個々に別々の熱源を設け
る必要がなく、熱エネルギーの使用コストが低減すると
いう効果がある。
【００４６】請求項４の発明によれば、α−β合金を成
形母材としたチタン合金またはα−β合金の粉末冶金を
成形母材としてグリルパンを形成したので、該グリルパ
ンの焦げ付きや錆び付き等を未然に防止できると共に、
そのグリルパンの耐久性および耐蝕性が向上するという
効果がある。
形母材としたチタン合金またはα−β合金の粉末冶金を
成形母材としてグリルパンを形成したので、該グリルパ
ンの焦げ付きや錆び付き等を未然に防止できると共に、
そのグリルパンの耐久性および耐蝕性が向上するという
効果がある。
【００４７】請求項５の発明によれば、オーブン室内の
熱エネルギーで湯沸部が加熱される構成としたので、排
熱利用の温水器としても機能させることができる汎用性
に富んだものとなるという効果がある。
熱エネルギーで湯沸部が加熱される構成としたので、排
熱利用の温水器としても機能させることができる汎用性
に富んだものとなるという効果がある。
【図１】この発明の実施例１による加熱調理器を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】図１の正面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図５】図２のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図６】図２の右側面図である。
【図７】図６の断面図である。
【図８】図２のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図９】この発明の実施例２による加熱調理器を示す斜
視図である。
視図である。
１ 調理器本体 ３ オーブン室 ４ メイン天板 ５ サイド天板 ６ サイド天板 ７ グリルパン ８ コンベア ９ 熱風ダクト（加熱手段：熱風供給手段） １０ 熱風ダクト（加熱手段：熱風供給手段） １１ バーナーグリドル（加熱手段） １２ バーナーグリドル（加熱手段） １４ シロッコファン（加熱手段：熱風供給手段） １５ シロッコファン（加熱手段：熱風供給手段） １８ ブラストバーナー（加熱手段）
Claims (5)
- 【請求項１】 オーブン室を有する調理器本体と、その
オーブン室の天板部に装着されて被調理品を焼き調理す
るためのグリルパンと、前記オーブン室内および前記グ
リルパンを加熱する加熱手段とを備え、前記グリルパン
が装着された前記オーブン室の天板部は前記調理器本体
に対し開閉可能に取り付けられていることを特徴とする
加熱調理器。 - 【請求項２】 前記オーブン室には、被調理品を載置し
て前記オーブン室に搬入・搬出する調理品搬送用のコン
ベアが装備されていることを特徴とする請求項１記載の
加熱調理器。 - 【請求項３】 前記加熱手段は、前記オーブン室内に熱
風を供給して該熱風で前記オーブン室と前記グリルパン
を加熱する共通の熱風供給手段から成っていることを特
徴とする請求項１記載の加熱調理器。 - 【請求項４】 前記グリルパンは、α−β合金を成形母
材としたチタン合金またはα−β合金の粉末冶金を成形
母材として形成されていることを特徴とする請求項１記
載の加熱調理器。 - 【請求項５】 前記調理器本体およびオーブン室の少な
くとも一方には、オーブン室内の熱エネルギーで加熱さ
れる排熱利用の湯沸部が設けられていることを特徴とす
る請求項１記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4897194A JPH07255601A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4897194A JPH07255601A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255601A true JPH07255601A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12818164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4897194A Pending JPH07255601A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255601A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007010274A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Osaka Gas Co Ltd | 水蒸気供給装置及びそれを備えたコンロ |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP4897194A patent/JPH07255601A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007010274A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Osaka Gas Co Ltd | 水蒸気供給装置及びそれを備えたコンロ |
| JP4530925B2 (ja) * | 2005-07-01 | 2010-08-25 | 大阪瓦斯株式会社 | 水蒸気供給装置及びそれを備えたコンロ |
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