JPH07253878A - 画像処理用制御装置の不正防止機構 - Google Patents

画像処理用制御装置の不正防止機構

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JPH07253878A
JPH07253878A JP6069146A JP6914694A JPH07253878A JP H07253878 A JPH07253878 A JP H07253878A JP 6069146 A JP6069146 A JP 6069146A JP 6914694 A JP6914694 A JP 6914694A JP H07253878 A JPH07253878 A JP H07253878A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 遊技機に装着された表示装置の画像処理用の
プログラムの制御を行う装置において、そのプログラム
の改ざん等の不正を防止する。 【構成】 所定の領域に記憶されたアプリケーションプ
ログラム及び該アプリケーションプログラムから所定の
アルゴリズムの基に暗号化された認証コード等が格納さ
れた外部記憶手段と、前記アプリケーションプログラム
から認証コードを算出するアルゴリズム及び認証コード
算出用の単数又は複数のキーコードが格納されたチップ
内蔵記憶手段と、前記外部記憶手段及びチップ内蔵記憶
手段とデータバス及びアドレスバスを介して接続された
中央処理装置(CPU)とからなり、前記CPUが外部
記憶手段に格納された認証コードと、外部記憶手段のデ
ータに基づき算出される認証コードが一致した時に記憶
手段切換回路を介して内蔵記憶手段から外部記憶手段へ
と切換接続されるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機の役物の制御を
行うメイン制御基板とは別個に装着される画像処理制御
用基板の不正防止機構に関するものである。
【0002】
【従来技術】遊技機の一つであるパチンコ台には、パチ
ンコ玉が入賞装置に入ったことを契機として、パチンコ
台に設けられている画像表示装置に表示される数字や記
号等の図柄を変化させるとともにこの画像の変化に同期
させて効果音を発生させ、前記画像表示装置に表示され
た図柄の組み合わせが所定の図柄と一致した場合には、
遊技面に設けられた変動入賞装置を作動させて、入球確
率を高めるようになっているものがある。
【0003】従来、この種のパチンコ台においては、パ
チンコ玉の入賞により遊技機全体の制御を行うメイン基
板である遊技機制御基板から、画像表示装置の制御を行
うサブ基板である画像制御基板に、表示画像を変化させ
るコマンドを出力することにより表示画像を制御し、こ
れと同期する効果音を発生するようにメイン基板の遊技
機制御基板でサウンドを制御していた。
【0004】しかし、遊技機の不正改造を防止するため
の法的規制から、サブ基板の画像制御基板はメイン基板
の遊技機制御基板からのコマンドを一方的に受信するの
みで、メイン基板の遊技機制御基板へコマンドやその他
の制御信号を送ることができない。したがって、サブ基
板の画像制御基板ではサウンドの制御は行わず表示画像
のみ制御し、これと同期させるサウンドは遊技機全体の
制御を行うメイン基板の遊技機制御基板で制御を行うと
いう従来の画像サウンド制御装置では、メイン基板の遊
技機制御基板からサブ基板の画像制御基板へ送られるコ
マンドが、ノイズ等の影響によりサブ基板の画像制御基
板で誤って受信された場合に、再送信を促す手段等がな
く、画像表示装置の画像が乱れ画像と効果音の同期がと
れなくなるという欠点があった。
【0005】また、この欠点を無くすための対策とし
て、メイン基板の遊技機制御基板からサブ基板の画像サ
ウンド制御基板へ出力するコマンドを細分化するととも
にコマンド送信速度を速くすることで、画像の乱れを認
識できない程度の瞬間的なものにしている例もある。し
かし、この方法の場合、コマンドを細分化したことおよ
びコマンド送信速度を速くしたことが、メイン基板の遊
技機制御基板でのコマンド送信制御を複雑なものとする
とともに、効果音の制御も上記コマンド送信制御と同時
にメイン基板の遊技機制御基板で行うため、メイン基板
の遊技機制御基板における制御プログラムが簡素化でき
ない。このことは、遊技機の不正改造を防止するための
法的規制において、メイン基板の遊技機制御基板におけ
る制御プログラムに容量的制限があることから好ましく
なく、またメイン基板の遊技機制御基板における制御プ
ログラム等の複雑化により各種制御基板の不正改造の発
見が困難なものとなり、ギャンブル性を高め、射幸心を
惹起するような遊技機に改造され易いという欠点があっ
た。
【0006】そのためにノイズ等による画像と効果音の
不一致が生じることを防止するとともに、メイン基板の
遊技機制御基板からサブ基板の画像サウンド制御基板に
対して簡単なコマンドを送信することで、画像と効果音
を制御できる装置を提供するために遊技機全体の制御を
行う遊技機制御基板からの制御信号により遊技機の一部
の制御を行なう遊技機用制御装置において、前記遊技機
制御基板からの制御信号により画像とこの画像に同期し
た効果音の制御を行う画像サウンド制御基板を具備した
ことを特徴とする遊技機用画像サウンド制御装置を発明
し、出願した(特願平05−166948号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像サ
ウンド制御装置も型式試験の対象であり、試験後に画像
プログラムを変更し当たり図柄を偏らせ、射幸心を煽る
ことが考えられる。例えば当たり図柄を変えることによ
り当たり図柄によって打ち止め、無定量、ラッキーナン
バーによる継続等のホール営業におけるサービスや特定
の図柄がでた場合に特別の景品を付ける等のサービスが
考えられる。そのため型式試験当時の一律な図柄表示の
確率がホールにおける営業においても確保される事は重
要視されている。そこで本発明は、かかる従来技術の欠
点及び将来予想される不正改ざんを考慮して、画像処理
装置の不正を防止する機構を考えたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1の発明
は、所定の領域に記憶されたアプリケーションプログラ
ム及び該アプリケーションプログラムから所定のアルゴ
リズムの基に暗号化された認証コード等が格納された外
部記憶手段と、前記アプリケーションプログラムから認
証コードを算出するアルゴリズム及び認証コード算出用
の単数又は複数のキーコードが格納されたチップ内蔵記
憶手段と、前記外部記憶手段及びチップ内蔵記憶手段と
データバス及びアドレスバスを介して接続された中央処
理装置(CPU)とからなり、前記CPUが外部記憶手
段に格納された認証コードと、外部記憶手段のデータに
基づき算出される認証コードが一致した時に記憶手段切
換回路を介して内蔵記憶手段から外部記憶手段へと切換
接続されるように構成され、前記外部記憶手段が、CP
Uが内蔵記憶手段と接続されている時に、CPUからの
アドレスカウンタスタート信号を受けてスタートするア
ドレスカウンタと、該アドレスカウンタと接続された外
部記憶手段と、該外部記憶手段から出力される8nビッ
ト数毎のデータを一時記憶するレジスタと、該レジスタ
から排出される8nビットデータと8nビットレジスタ
のデータとを演算すると共にそのデータを前記8nビッ
トレジスタに格納する8nビット演算器と、前記8nビ
ット演算器と接続された演算器の演算回数をカウント
し、演算終了毎にアドレスカウンタに制御信号を出力す
ると共にカウント数が所定数に到達する度にCPUに演
算器の計算値を出力するカウンタ・レジスタとからなる
演算回路と接続され、前記内蔵記憶手段に記憶された認
証コード算出アルゴリズムが、前記ビットカウンターを
介して所定カウント数に到達する度にCPUに出力され
る演算器の計算値に基づき暗号化計算を行うように構成
された画像処理用制御装置の不正防止機構である。
【0009】また請求項2の発明は、前記発明の8nビ
ット毎にデータを演算するのではなく、外部記憶手段か
ら16nビット数毎のデータを出力させ、該出力される
16nビット数毎のデータをレジスタで一時記憶し、該
レジスタからデータを8nビットづつのデータにラッチ
するセレクターと、該セレクターから1つづつ排出され
る8nビットデータと8nビットレジスタのデータとを
演算すると共にそのデータを前記8nビットレジスタに
格納するように置き換えたものである。さらに請求項3
の発明は、CPUに8nビットの計算値が出力される度
に暗号化計算するのではなく、CPUにデータレジスタ
を設けて格納していき、8個の計算値が揃った時点で暗
号化計算するように構成したものである。外部記憶手段
に格納されたアプリケーションプログラムから算出され
る認証コードCを所定の暗号化のキーコードKを与えた
状態で暗号化するアルゴリズムとしては、日本電信電話
株式会社が、開発した暗号装置及び暗号化方法(通称フ
ィール特許(特開昭62-109083号、特開昭63-204289号、
特開平01-147585号))に基づいて算出するように構成し
ており、この暗号化方法が内蔵記憶手段に格納されてい
る。暗号化方法は、これらの方法に限定されるものでな
い。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、遊技機の電源を入れた時
又は基板をリセットした時に画像処理用制御装置のCP
Uが、記憶手段切換回路を操作して内蔵記憶手段と接続
し、内蔵記憶手段に記憶された認証コード算出プログラ
ムに基づき、外部記憶手段の8nビットデータと8nビ
ットレジスタのデータを演算器に入力して演算を行い、
その演算結果を8nビットレジスタに格納する。併せて
演算回数はカウンタ・レジスタによりカウントしてお
り、該カウンタ・レジスタのカウント数が0となった時
(例えば512回)にその時点での計算値をCPUのデ
ータレジスタに出力する。CPUはその計算値に基づき
複雑な暗号化計算を行う。そして最終的に外部記憶手段
の全てのアドレスデータを走査し演算した状態での最終
暗号コードをCPUで算出する。次にCPUは計算され
たデータと予め外部記憶手段に書き込まれた暗号コード
との照合を行い、照合の結果が一致の場合にのみ記憶手
段切換回路を介して外部記憶手段とCPUとを正式に接
続するように構成されているので、不正を防止すること
になる。
【0011】請求項2の発明では、遊技機の電源を入れ
た時又は基板をリセットした時に画像処理用制御装置の
CPUが、記憶手段切換回路を操作して内蔵記憶手段と
接続し、内蔵記憶手段に記憶された認証コード算出プロ
グラムに基づき、外部記憶手段の16nビット分のデー
タ毎に2つの8nビットデータにラッチし、ラッチした
データを1つづつ演算器に入力して8nビットレジスタ
のデータと演算するというように16nビットデータ毎
に2回の演算を行う。演算回数はカウンタ・レジスタに
よりカウントしており、該カウンタ・レジスタのカウン
ト数が0となった時(例えば512回)にその時点での
計算値をCPUに出力しその計算値に基づき複雑な暗号
化計算を行う。そして最終的に外部記憶手段の全てのア
ドレスデータを走査し演算した状態での最終暗号コード
をCPUで算出し、このデータと外部記憶手段に書き込
まれた暗号コードとの照合を行い、照合の結果が一致の
場合にのみ記憶手段切換回路を介して外部記憶手段とC
PUとを正式に接続するように構成されている。また請
求項3の発明は、前記CPUの暗号化計算においてカウ
ンタ・レジスタから出力されるデータ毎に暗号化計算を
行うのではなく、CPUのデータレジスタに計算値を格
納しておき、8個の計算値が揃った時点で暗号化計算を
行う。尚、カウンタ・レジスターは、カウンタのビット
数により異なり、8ビットの場合は256回、9ビット
の場合は512回となる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を図示された実施例に従って詳
細に説明する。図1において1は、画像処理制御用のC
PUであり、該CPU1はアドレスバス及びデータバス
を介して内蔵記憶手段としての内部ROM2と接続され
ている。3は画像処理プログラムが記憶された外部記憶
手段としての外部ROMであり、該外部ROM3は外部
データバスを介してCPU1と接続されると共に以下に
示すような演算回路を介してハード的に接続されてい
る。すなわち外部ROM3の入力側はCPU1と接続さ
れたアドレスカウンタ4と接続され、出力側は外部RO
M3の16nビットデータ(n=1,2,3等の自然
数、本実施例ではn=1)を一時記憶するレジスタ5と
接続されている。このレジスタ5の出力側はセレクター
6と接続され、セレクトされた2つの8nビットデータ
の一つと8ビットレジスタ9に一時記憶されたデータ
(最初は0)とを演算する8ビット演算器(本実施例で
は加算器を用いた)7に入力される。演算されたデータ
は8ビットレジスタ9に一時保存され、該演算データと
残りの8ビットデータとが演算器7に入力され、8ビッ
ト演算器7の算出結果は8ビットレジスタ9に格納され
る。演算器7としては、加算器、減算器、積算器又は割
算器等を用いる。
【0013】尚8ビットレジスタ9では、演算結果が9
ビットとなる場合に9ビット目のデータはカットするよ
うに構成されている。また8ビット演算器7の出力側
は、演算器7の演算回数をカウントするカウンタ・レジ
スタ10(例えば512回)と接続されており、このカウ
ンタ・レジスタ10は、512回カウントした時点での計
算値8iをCPU1のデータレジスタ(図示せず)にセッ
トすると共にアドレスカウンタ4にストップ信号を出力
する。またカウント数が512回に満たない場合はカウ
ンタ・レジスタ10から前記アドレスカウンタ4に対して
アドレスカウンタ制御信号を出力し、該制御信号に基づ
きアドレスカウンタ4は、外部ROM3に対して次の1
6ビットデータをレジスタ5へ出力するように指示す
る。
【0014】また所定回数毎にCPU1のデータレジス
タにセットされた計算値8iは、以下に示すように内部R
OM2に記憶された暗号化アルゴリズム及びキーコード
Kに基づき所定の暗号化計算の基に暗号化される。CP
U1からアドレスカウンタ4に対してアドレスカウンタ
スタート信号が出力され、アドレスカウンタ4から外部
ROM3に対して次の16ビットデータのレジスタ5へ
の出力を開始する。具体的には図2に示すようにパワー
オンリセットが入るとアドレスカウンタ4に対してCP
U1よりアドレスカウンタスタート信号を出力させ、カ
ウンタ・レジスタ10のデータ読み込みフラグが”H”に
なるまで監視する。データ読み込みフラグが”H”にな
ったら8ビットレジスタ9よりリードデータをCPU1
のリードデータレジスタが読み込むと同時に、アドレス
カウンタ・スタート信号を出力させ、アドレスカウンタ
4を再スタートさせる(フラグが”L”となる)。この
時CPU1では演算回路と並列に計算が行われており、
CPU1内の暗号化計算が終了するまでは所定回数後の
計算値がCPU1のデータレジスタにセットされても、
アドレスカウンタ4にスタート信号が出力されないよう
に構成されている。このリードデータをもとに暗号化の
計算を行い、各計算値に基づき所定回数(例えば102
4回)暗号化計算を行う。次に認証コードのチェックを
行い”OK”ならば外部ROM3へ切換え通常モードへ
移行し、”NG”ならば停止する。
【0015】(認証コードアルゴリズム(8ビット))
8ビットの認証コードのCPU1内の暗号化アルゴリズ
ムは図3に示す演算論理に、カウンタ・レジスタが51
2回カウントした時点での演算器7の計算値8i(i:自
然数)と8”i-1(初期値0)とを入力し、ExOR回路
を通して拡散した8'i と所定のキーコードKを与えた状
態で、認証コード8"i を算出する。得られた認証コード
8"i と次の計算値8i+1とをExOR回路に入力して拡散
しながら、次々に認証コードを算出していき、最終の計
算値8nを入力した時点で算出された認証コード8"n を認
証コードとする。
【0016】以上のような認証コードアルゴリズム用
い、図4に示すようにROMライター装置での書き込み
段階で外部ROM3のプログラムデータから所定の暗号
化アルゴリズムで算出される認識コードCが外部ROM
3に書き込まれており、16ビット毎に排出されたデー
タから次々に演算を行い、512バイト毎の計算値8i
順次CPU1で暗号化しながら最終データの暗号コード
8"n を認証コードcとするように構成しているので、各
アドレスの殆どのデータが適合していたとしても、1ヵ
所のデータに間違い(改変)があれば算出される認証コ
ードcが異なるため、プログラムの改変は極めて難しい
ものとなる。
【0017】図5は、演算回路の他の実施例を示すもの
で、図1の16ビットレジスタ5及びセレクタ6の代わ
りにレジスタ5(8ビット)を接続し、外部ROM3か
ら8ビットづつのデータを出力し、該データを演算器7
に入力して、8ビットレジスタ9に記憶された前計算値
との演算を行うように構成したものであり、他の構成は
図1と同じものからなる。
【0018】また図6に示すフローチャートは、CPU
1内における暗号化アルゴリズムの他の実施例を示すも
のである。すなわち、CPU1内に8個分のデータレジ
スタを設け、該データレジスタが満杯になった時点で6
4ビットのデータとして暗号化計算を行うように構成し
たものである。この場合には、暗号化方法としては図3
に説明した8ビット暗号化アルゴリズムを64ビットに
置き換えて計算が行われる。
【0019】次に12はCPU1からの指示(照合の結
果一致か否か)によりCPU1と記憶手段との接続を外
部ROM3若しくは内部記憶手段2に切換える記憶手段
切換回路である。尚、本実施例ではCPU1から記憶手
段切換回路12に対してチェックエンド信号を発信し、
内蔵ROM2から外部ROM3に切換えるように構成さ
れている。
【0020】尚本実施例に用いるカウンタ・レジスタ10
としては、9ビットカウンタ・レジスタ(512回)、
8ビットカウンタ・レジスタ(256回)、7ビットカ
ウンタ・レジスタ(128回)等を適宜選択して用い
る。また、本実施例において、カウンタ・レジスタ10を
介してCPU1に計算値8iが読み込まれた時点で、CP
U1から8ビットレジスタ9に対してリセット信号を発
信してデータをクリヤーするように構成したが、これに
限定されるものではなく、所定回数(例えば512回)
計算した後の8ビットレジスタ9に格納されたデータを
リセットしないで、次の演算に使用するように構成して
も良い。
【0021】以上述べた構成において本実施例にかかる
不正防止構成ではアドレスカウンタ4の指示に従い記憶
手段3に書かれた16ビットのデータをレジスタ5に一
時記憶し、2サイクル毎にセレクタ6でラッチ(記憶保
持)し、8ビット演算器7は1サイクル毎に計算を行い
カウンタ・レジスタ10にカウントさせながら512バイ
ト分の計算を行う。計算が終了するとカウンタ・レジス
タ10を介してその計算値をCPU1内のデータレジスタ
にセットし、同時に読み込みフラグもセットする。この
時内部アダー用ラッチはクリヤーする。このように51
2バイト分の外部ROM3の各アドレスに記憶されたデ
ータを演算して計算値8iを算出しながら図3に示すよう
に該計算値8iを暗号化アルゴリズム(例えばフィール
8)を用いて暗号化を行い、最終的に所定容量の計算値
81〜8nのデータに基づき認証コードcを算出し、外部R
OM3の所定のアドレスに書き込まれた認証コードCと
一致するか否かをチェックする。チェックの結果一致し
た時には、記憶手段切換回路12が記憶手段を内部RO
M2から外部ROM3に切換えて、CPU1が画像制御
を行う。
【0022】また、一致しなかったときには、CPU1
から記憶手段切換回路12に対してチェックエンド信号
が発信されないために、切り替わらず画像制御ができな
い。この結果不正外部ROMを用いた画像制御装置を用
いた場合には入賞しても役物が作動しないためにその遊
技機に対して遊技者からクレームがくることになるの
で、不正をすることが実質的に不可能となる。
【0023】尚、本実施例では外部ROM3に記載され
たデータを8ビット又は16ビットづつ出力する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく32
ビット,64ビット、…8nビットづつデータを出力さ
せると共に各レジスタ、セレクタ、演算器の容量が2
倍、3倍、4倍…n倍のものを適宜選択して計算値を算
出するように構成することもできる。
【0024】
【効果】以上述べたように本実施例にかかる不正防止機
構では、不正防止のために複雑化する暗号化アルゴリズ
ムのために、暗号化プログラムに基づいて外部ROM3
の全データを一つづつ走査・暗号化しながらコード化す
ることにより生じるチェック時間の遅れを所定数(例え
ば512バイト)までのデータをハード的に読み込み・
演算するように構成し、該計算された計算値8iを暗号化
アルゴリズムに基づいてセキュリティーコードを算出す
るように構成したので、全てのデータを所定のアルゴリ
ズムに基づき単純にソフト的に暗号化する場合よりも千
倍以上の高速化を図ることが可能となる。特に、8Kバ
イト程度の小プログラムの暗号化に数秒程度の時間を要
する現状下において画像制御プログラムのように2〜8
メガバイト程度となる大容量プログラムの場合には、そ
のまま行うと数千秒かかることになるので、本発明にか
かる構成のものであれば、数秒程度で確認ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるチップの不正防止のための構
成を示すブロック図である。
【図2】 図1の構成の作動を示すフローチャートであ
る。
【図3】 本発明にかかる装置の暗号化アルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図4】 型式試験による外部ROMの暗号化と、AP
の適正を判断する場合の不正防止機構の作動を示す概略
図である。
【図5】 チップの不正防止のための構成の他の実施例
を示すブロック図である。
【図6】 CPUにおける計算の仕方の他の実施例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 内部ROM 3 外部ROM 4 アドレスカウンタ 5 レジスタ 6 8ビットセレクタ 7 8ビット演算器 9 8ビットレジスタ 10 カウンタ・レジスタ 12 記憶手段切換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の領域に記憶されたアプリケーショ
    ンプログラム及び該アプリケーションプログラムから所
    定のアルゴリズムの基に暗号化された認証コード等が格
    納された外部記憶手段と、 前記アプリケーションプログラムから認証コードを算出
    するアルゴリズム及び認証コード算出用の単数又は複数
    のキーコードが格納されたチップ内蔵記憶手段と、 前記外部記憶手段及びチップ内蔵記憶手段とデータバス
    及びアドレスバスを介して接続された中央処理装置(C
    PU)とからなり、 前記CPUが外部記憶手段に格納された認証コードと、
    外部記憶手段のデータに基づき算出される認証コードが
    一致した時に記憶手段切換回路を介して内蔵記憶手段か
    ら外部記憶手段へと切換接続されるように構成され、 前記外部記憶手段が、CPUが内蔵記憶手段と接続され
    ている時に、CPUからのアドレスカウンタスタート信
    号を受けてスタートするアドレスカウンタと、該アドレ
    スカウンタと接続された外部記憶手段と、該外部記憶手
    段から出力される8nビット数毎のデータを一時記憶す
    るレジスタと、該レジスタから排出される8nビットデ
    ータと8nビットレジスタのデータとを演算すると共に
    そのデータを前記8nビットレジスタに格納する8nビ
    ット演算器と、前記8nビット演算器と接続された演算
    器の演算回数をカウントし、演算終了毎にアドレスカウ
    ンタに制御信号を出力すると共にカウント数が所定数に
    到達する度にCPUに演算器の計算値を出力するカウン
    タ・レジスタとからなる演算回路と接続され、 前記内蔵記憶手段に記憶された認証コード算出アルゴリ
    ズムが、前記ビットカウンターを介して所定カウント数
    に到達する度にCPUに出力される演算器の計算値に基
    づき暗号化計算を行うように構成されていることを特徴
    とする画像処理用制御装置の不正防止機構(n:1,
    2,3等の自然数)。
  2. 【請求項2】 所定の領域に記憶されたアプリケーショ
    ンプログラム及び該アプリケーションプログラムから所
    定のアルゴリズムの基に暗号化された認証コード等が格
    納された外部記憶手段と、 前記アプリケーションプログラムから認証コードを算出
    するアルゴリズム及び認証コード算出用の単数又は複数
    のキーコードが格納されたチップ内蔵記憶手段と、 前記外部記憶手段及びチップ内蔵記憶手段とデータバス
    及びアドレスバスを介して接続された中央処理装置(C
    PU)とからなり、 前記CPUが外部記憶手段に格納された認証コードと、
    外部記憶手段のデータに基づき算出される認証コードが
    一致した時に記憶手段切換回路を介して内蔵記憶手段か
    ら外部記憶手段へと切換接続されるように構成され、 前記外部記憶手段が、CPUが内蔵記憶手段と接続され
    ている時に、CPUからのアドレスカウンタスタート信
    号を受けてスタートするアドレスカウンタと、該アドレ
    スカウンタと接続された外部記憶手段と、該外部記憶手
    段から出力される16nビット数毎のデータを一時記憶
    するレジスタと、該レジスタからデータを8nビットづ
    つのデータにラッチするセレクターと、該セレクターか
    ら排出される8nビットデータと8nビットレジスタの
    データとを演算すると共にそのデータを前記8nビット
    レジスタに格納する8nビット演算器と、前記8nビッ
    ト演算器と接続された演算器の演算回数をカウントし、
    16nビット分のデータの演算終了毎にアドレスカウン
    タに制御信号を出力すると共にカウント数が所定数に到
    達する度にCPUに演算器の計算値を出力するカウンタ
    ・レジスタとからなる演算回路と接続され、 前記内蔵記憶手段に記憶された認証コード算出アルゴリ
    ズムが、前記ビットカウンターを介して所定カウント数
    に到達する度にCPUに出力される演算器の計算値に基
    づき暗号化計算を行うように構成されていることを特徴
    とする画像処理用制御装置の不正防止機構。(n:1,
    2,3等の自然数)
  3. 【請求項3】 前記CPUがデータレジスタを有してお
    り、内蔵記憶手段に記憶された認証コード算出アルゴリ
    ズムが、CPUのデータレジスタに8個の計算値が格納
    された時点において暗号化計算を行うように構成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理用
    制御装置の不正防止機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008246098A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2015126759A (ja) * 2013-12-20 2015-07-09 ネット株式会社 遊技機

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