JPH07253800A - デジタル信号記録装置とデジタル信号再生装置及びデジタル信号記録再生装置 - Google Patents

デジタル信号記録装置とデジタル信号再生装置及びデジタル信号記録再生装置

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JPH07253800A
JPH07253800A JP6044248A JP4424894A JPH07253800A JP H07253800 A JPH07253800 A JP H07253800A JP 6044248 A JP6044248 A JP 6044248A JP 4424894 A JP4424894 A JP 4424894A JP H07253800 A JPH07253800 A JP H07253800A
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修二 宮阪
Kazue Kida
和枝 喜田
Michio Matsumoto
美治男 松本
Masayuki Misaki
正之 三崎
Takeshi Norimatsu
武志 則松
Tsuneo Tanaka
恒雄 田中
Toshihiko Nagano
利彦 長野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よく記録時間の延長を行うことができる
デジタル信号記録装置及び再生装置を提供する。 【構成】 入力信号を第1の符号化器31にて符号化
し、該符号化データを第1の復号化器32にて複号す
る。上記符号化、復号化に要する時間分だけ遅延器33
にて遅延させた信号と第1の復号化器32の出力信号と
の差信号を減算器34にて出力し、第2の符号化器35
にて複号化する。書き込み制御器37は、第1の符号化
器31の出力データを格納するためのデータ格納領域
と、該領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す
補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体メ
モリ36へ書き込みを行う。データ格納領域の書き込み
可能領域が不足した場合は、既に格納されている、第2
の符号化器35の出力データの一部あるいは全部を廃棄
し、そこに第1の符号化器31の出力データを格納し、
補助情報を補助情報格納領域に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体メモリにデジタル
信号を符号化して記録するデジタル信号記録装置、及び
該記録装置にて記録された信号を再生するデジタル信号
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固体メモリを記録媒体にしたデジ
タル信号記録再生装置は、次世代記録再生装置として期
待されている。しかしながら、現在、固体メモリは磁気
テープや、磁気ディスク、光ディスクなどの他の記録媒
体に比較するとバイト単価が非常に高く、デジタル信号
記録再生装置の実用化を阻んでいる。信号圧縮技術は、
固体メモリの有効活用を図り、デジタル信号記録再生装
置の実用化を図る上で有効な手段であるが、圧縮率を上
げると一方で記録品質が低下するというトレードオフの
問題を有している。
【0003】そこで、従来から種々の解決策が提案され
ている。たとえば、本発明に最も近い従来例としては、
以下のようなものがある。符号化のビットレートを可変
できるようにしておき、メモリ容量が充分にあるときは
デジタル信号を高ビットレートで符号化して固体メモリ
に記録する。次に、固体メモリの残容量が少なくなって
くると、高ビットレートで記録したデータを固体メモリ
から読みだして、当初とは異なる圧縮アルゴリズムによ
りビットレートを下げて再度符号化し直し、固体メモリ
に記録することにより固体メモリに空領域を確保する。
この一連の処理を繰り返すことによって、記録品質と長
時間化の相反する課題に対処している(例えば、特開平
2−305053号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来例では、固体メモリに空領域を確保するた
めには、高ビットレートで記録したデータを固体メモリ
から読みだし、当初とは異なる低ビットレート化の圧縮
アルゴリズムによりビットレートを下げて再度符号化し
直さなければならず、ハードウエアに対する負荷が大き
く、効率が悪いという問題を有していた。また、データ
量によっては固体メモリ内に未使用領域が発生し、固体
メモリのメモリ有効活用が図れないという問題を有して
いた。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、記録品質を可
能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を行
うことができるデジタル信号記録装置及びデジタル信号
再生装置を提供することを目的とする。また、固体メモ
リのメモリの有効活用を図るデジタル信号記録装置及び
デジタル信号再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明のデジタル信号記録装置は、入力デジタ
ル信号を第1の符号データに符号化する符号化器と、該
第1の符号データを元のデジタル信号に復号化する復号
化器と、上記符号化器で入力デジタル信号を符号化しさ
らに該符号化データを上記復号化器で元のデジタル信号
に復号化する処理に要する時間分だけ入力デジタル信号
を遅延させる遅延器と、上記復号化器の出力信号と上記
遅延器の出力信号との差信号を第2の符号データとして
出力する減算器と、上記第1の符号データと上記第2の
符号データとを格納するためのデータ格納領域と、該デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体
メモリと、上記データ格納領域に書き込み可能領域が存
在する間は、上記第1の符号データと上記第2の符号デ
ータとを上記データ格納領域に格納し、上記データ格納
領域の書き込み可能領域が不足した場合は、上記データ
格納領域に格納されている、上記第2の符号データの一
部あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納さ
れていた領域に上記第1の符号データを格納し、上記補
助情報を上記補助情報格納領域に格納する書き込み制御
器とを備えたものである。
【0007】また、第2の発明のデジタル信号再生装置
は、上記第1の発明のデジタル信号記録装置にて記録さ
れた符号データが格納された、データ格納領域と、該デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体
メモリと、上記補助情報格納領域に格納された補助情報
に基づいて、上記データ格納領域に格納された第1の符
号データを逐次読みだし、もし上記第2の符号データが
上記データ格納領域に存在している場合は第2の符号デ
ータをも読み出す読みだし制御器と、上記読みだし制御
器で読み出された上記第1の符号データを復号化する復
号化器と、上記復号化器の出力信号と上記第2の符号デ
ータとの和信号を出力する加算器とを備えたものであ
る。
【0008】また、第3の発明のデジタル信号記録装置
は、入力デジタル信号を第1の符号データに符号化する
第1の符号化器と、該第1の符号データを元のデジタル
信号に復号化する第1の復号化器と、上記第1の符号化
器で入力のデジタル信号を符号化しさらに該符号化デー
タを上記第1の復号化器で元のデジタル信号に復号化す
る処理に要する時間分だけ入力デジタル信号を遅延させ
る遅延器と、上記第1の復号化器の出力信号と上記遅延
器の出力信号との差信号を第2の符号データとして出力
する減算器と、上記減算器の出力信号を第3の符号デー
タとして符号化する第2の符号化器と、上記第1の符号
データと上記第3の符号データとを格納するためのデー
タ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格納され
たデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報格納
領域とを有する固体メモリと、上記データ格納領域に書
き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号データ
と上記第3の符号データとを上記データ格納領域に格納
し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不足した
場合は、上記データ格納領域に格納されている、上記第
3の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄さ
れたデータが格納されていた領域に上記第1の符号デー
タを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格
納する書き込み制御器とを備えたものである。
【0009】また、第4の発明のデジタル信号再生装置
は、上記第3の発明のデジタル信号記録装置にて記録さ
れた符号データが格納された、データ格納領域と、該デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体
メモリと、上記補助情報格納領域に格納された補助情報
に基づいて、上記データ格納領域に格納された第1の符
号データを逐次読みだし、もし上記第3の符号データが
上記データ格納領域に存在している場合は第3の符号デ
ータをも読み出す読みだし制御器と、上記読みだし制御
器で読み出された上記第1の符号データを復号化する第
1の復号化器と、上記読みだし制御器で読み出された上
記第3の符号データを復号化する第2の復号化器と、上
記第1の復号化器の出力信号と、上記第2の復号化器の
出力信号との和信号を出力する加算器とを備えたもので
ある。
【0010】また、本発明のデジタル信号記録再生装置
は、上記第1の発明のデジタル信号記録装置と第2の発
明のデジタル信号再生装置、もしくは上記第3の発明の
デジタル信号記録装置と第4の発明のデジタル信号再生
装置の複号化器を共用して構成したものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、メモリに空き
領域が存在する時は、通常の圧縮符号化データの他に、
その圧縮符号化によって損失するデータをもメモリに格
納していき、再生時には、通常の復号データに、その圧
縮符号化によって損失したデータを付加するので、通常
の圧縮符号化よりも高品質の再生信号が得られる。ま
た、メモリに空き領域が不足した場合でも、通常の圧縮
符号化データは保持したまま、過去に格納された、圧縮
符号化によって損失するデータの一部或いは全部を廃棄
し、メモリ内に空き領域を確保して記録処理を続行する
ので、少なくとも、通常の圧縮符号化での品質を有した
再生信号は得られる。
【0012】この様にすることによって、記録品質を可
能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を行
うことができることなる。また、記録品質を可能な限り
保持しながら、データが固体メモリに有効に格納される
ため、固体メモリのメモリの有効活用が図ることができ
ることとなる。
【0013】また、本発明のデジタル信号記録再生装置
は、上記第1の発明のデジタル信号記録装置と第2の発
明のデジタル信号再生装置、もしくは上記第3の発明の
デジタル信号記録装置と第4の発明のデジタル信号再生
装置の複号化器を共用して構成したものであり、これに
より回路構成を簡素化することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のデジタル信号記録装置の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例におけるデジ
タル信号記録装置の構成を示すブロック図である。図1
において、11は、例えば16ビットの入力デジタル信
号を第1の符号データに圧縮符号化する符号化器、12
は、該第1の符号データを元のデジタル信号に復号化す
る復号化器、13は、符号化器11によって入力デジタ
ル信号を符号化しさらに該符号化データを復号化器12
で元のデジタル信号に復号化する処理に要する時間分だ
け入力デジタル信号を遅延させる遅延器、14は、復号
化器12の出力信号と遅延器13の出力信号との差信号
を第2の符号データとして出力する減算器、15は、上
記第1の符号データと、上記第2の符号データとを格納
するためのデータ格納領域と、該データ格納領域の属性
及び該格納されたデータの属性を示す補助情報を格納す
る補助情報格納領域とを有する固体メモリ、16は、上
記データ格納領域に書き込み可能領域が存在する間は、
上記第1の符号データと上記第2の符号データとを上記
データ格納領域に格納し、上記データ格納領域の書き込
み可能領域が不足した場合は、上記データ格納領域に格
納されている、上記第2の符号データの一部あるいは全
部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納されていた領域
に、上記第1の符号データを格納し、上記補助情報を、
上記補助情報格納領域に格納する書き込み制御器であ
る。ここで、符号化器11は、PCM、ADPCM、C
ELP等といった従来から実施されているどのような符
号化器でもよい。また、復号化器12は、符号化器11
に対応する復号化器である。またここでは、上記データ
格納領域は、1アドレスにつき8ビットの記憶容量を持
つメモリであるものとする。また、固体メモリ15は不
揮発性メモリを用いることとするが、本発明はこのよう
な不揮発性メモリに限定されるものではない。これは、
以下の実施例の固体メモリにおいて述べる全ての説明に
おいて共通することである。
【0016】図2は、固体メモリ15のデータ格納領域
がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了した場
合のデータ格納領域の状態を示す図である。
【0017】図3は、固体メモリ15のデータ格納領域
がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了した場
合の補助情報格納領域の状態を示す図である。
【0018】また図4は、固体メモリ15のデータ格納
領域がメモリフル状態になり、さらに記録処理がしばら
く続行した後に、記録処理が終了した場合のデータ格納
領域の状態を示す図である。
【0019】図5は、固体メモリ15のデータ格納領域
がメモリフル状態になり、さらに記録処理がしばらく続
行した後に、記録処理が終了した場合の補助情報格納領
域の状態を示す図である。
【0020】以上のように構成されたデジタル信号記録
装置について、以下その動作について図1から図5を用
いて説明する。
【0021】図1において、まず、各サンプルが16ビ
ットの入力ディジタル信号は、符号化器11により、各
サンプル毎に4ビットに圧縮符号化し、第1の符号デー
タを出力する。復号化器12は、符号化器11の出力で
ある第1の符号データを元のデジタル信号に復号する。
遅延器13では、上記圧縮符号化及び復号化に要する時
間Tだけ入力ディジタル信号を遅延させる。減算器14
では、復号化器12の出力信号と遅延器13の出力信号
との差信号を第2の符号データとして出力する。ここ
で、上記差信号の振幅は8ビットで表現できる信号にな
っているものとする。書き込み制御器16は、固体メモ
リ15内のデータ格納領域に空き領域が存在する間は、
上記第1の符号データと第2の符号データとを固体メモ
リ15内のデータ格納領域に格納していく。
【0022】ここで、第1の符号データは、1サンプル
あたり4ビットであるので、2サンプルの符号データを
8ビットに整列して1つのアドレスに格納し、第2の符
号データは、1サンプルあたり8ビットであるので、1
サンプル毎に1つのアドレスに格納するものとする。ま
た、上記第1の符号データはデータ格納領域のアドレス
番号00000からアドレス番号0FFFFの領域に順
次格納され、上記第2の符号データはデータ格納領域の
アドレス番号10000からアドレス番号2FFFFの
領域に順次格納されていくものとする。これは、データ
格納領域が例えば30000アドレス分しかない場合、
第1の符号データは、1サンプルあたり4ビットの信号
であり、第2の符号データは1サンプルあたり8ビット
の信号であるので、第2の符号データが格納される領域
は、第1の符号データが格納される領域の2倍必要であ
るからである。
【0023】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
15のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、
記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を示し
た図が図2である。図2において、D1(t)は時刻tにお
ける第1の符号データを表し、D2(t)は時刻tにおける
第2の符号データを表す。また、この様な場合の、補助
情報格納領域の状態を示した図が図3である。ここで
は、第1の符号データの格納領域は、アドレス0000
0からアドレス0FFFFまで割り当てられており、第
2の符号データの格納領域は、アドレス10000から
アドレス2FFFFまで割り当てられており、第1の符
号データは、1サンプルあたり4ビットであり、第2の
符号データは、1サンプルあたり8ビットであり、第1
の符号データは、アドレス00000からアドレス04
000までに格納されており、第2の符号データは、ア
ドレス10000からアドレス18000までに格納さ
れていることを表している。
【0024】固体メモリ15のデータ格納領域がメモリ
フル状態になるまでに、記録処理が終了しなかった場合
は、書き込み制御器16は、上記第1の符号データのみ
を固体メモリ15内のデータ格納領域に格納していく。
この時、上記第1の符号データはデータ格納領域のアド
レス番号10000からアドレス番号2FFFFの領域
に順次格納されていく。これによって、アドレス番号1
0000からアドレス番号2FFFFの領域に格納され
ていた第2の符号データは、徐々に廃棄され、廃棄され
た領域に、第1の符号データが格納されていくことにな
るので、メモリフルの状態になった後でも、記録時間の
延長を行うことができる。
【0025】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
15のデータ格納領域がメモリフル状態になった後にも
データが記録された場合のデータ格納領域の状態を示し
た図が図4である。図4において、D1(t)は時刻tにお
ける第1の符号データを表し、D2(t)は時刻tにおける
第2の符号データを表す。この例では、第1の符号デー
タがアドレス14000まで格納された為に、過去に格
納されていた第2の符号データのうち、アドレス100
00からアドレス14000に格納されていたものが廃
棄されたことが示されている。また、この様な場合の、
補助情報格納領域の状態を示した図が図5である。ここ
では、第1の符号データの格納領域は、アドレス000
00からアドレス0FFFFまで割り当てられており、
第2の符号データの格納領域は、アドレス10000か
らアドレス2FFFFまで割り当てられており、第1の
符号データは、1サンプルあたり4ビットであり、第2
の符号データは、1サンプルあたり8ビットであり、第
1の符号データは、アドレス00000からアドレス1
4000までに格納されており、第2の符号データは、
アドレス14001からアドレス2FFFFまでに格納
されていることを表しているので、第2の符号データの
うち、アドレス10000からアドレス14000まで
に格納されていたデータは、廃棄され、第1の符号デー
タに書き換えられたことがわかる。
【0026】以上のように、本実施例によれば、入力デ
ジタル信号を第1の符号データに符号化する符号化器
と、該第1の符号データを元のデジタル信号に復号化す
る復号化器と、上記符号化器で入力デジタル信号を符号
化しさらに該符号化データを上記復号化器で元のデジタ
ル信号に復号化する処理に要する時間分だけ入力デジタ
ル信号を遅延させる遅延器と、上記復号化器の出力信号
と上記遅延器の出力信号との差信号を第2の符号データ
として出力する減算器と、上記第1の符号データと上記
第2の符号データとを格納するためのデータ格納領域
と、該データ格納領域の属性及び該格納されたデータの
属性を示す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有
する固体メモリと、上記データ格納領域に書き込み可能
領域が存在する間は、上記第1の符号データと上記第2
の符号データとを上記データ格納領域に格納し、上記デ
ータ格納領域の書き込み可能領域が不足した場合は、上
記データ格納領域に格納されている、上記第2の符号デ
ータの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデータ
が格納されていた領域に上記第1の符号データを格納
し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格納する書
き込み制御器とを備え、メモリに空き領域が存在する時
は、通常の圧縮符号化データ(上記第1の符号データ)
の他に、その圧縮符号化によって損失するデータ(上記
第2の符号データ)をもメモリに格納していくので、通
常の圧縮符号化よりも高品質の記録処理が行える。ま
た、メモリに空き領域が不足した場合でも、通常の圧縮
符号化データは保持したまま、過去に格納されれた、圧
縮符号化によって損失するデータの一部を廃棄し、メモ
リ内に空き領域を確保し、記録処理を続行するので、少
なくとも、通常の圧縮符号化の品質の記録処理は行え
る。
【0027】この様に、本発明によれば、記録品質を可
能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を行
うことができることとなる。また、記録品質を可能な限
り保持しながら、データが固体メモリに有効に格納され
るため、固体メモリのメモリ有効活用を図ることができ
ることとなる。
【0028】図6は本発明の第2の実施例におけるデジ
タル信号再生装置の構成を示すブロック図である。図6
において、21は、第1の実施例の様にして記録された
符号データが格納された、データ格納領域と、該データ
格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す補
助情報を格納する補助情報格納領域とを有する、第1の
実施例と同様の固体メモリ、22は、上記補助情報格納
領域に格納された補助情報に基づいて、上記データ格納
領域に格納された第1の符号データを逐次読みだし、も
し上記第2の符号データが上記データ格納領域に存在し
ている場合は第2の符号データをも読み出す読みだし制
御器、23は、読みだし制御器22で読み出された上記
第1の符号データを復号化する復号化器、24は、復号
化器23の出力信号と、上記第2の符号データとの和信
号を出力する加算器である。ここで、復号化器23は、
第1の実施例における復号化器12と同様のものであ
る。
【0029】以上のように構成されたデジタル信号再生
装置について、以下その動作について図6及び図3及び
図5を用いて説明する。
【0030】図6において、まず、読みだし制御器22
は、固体メモリ21の補助情報格納領域から、上記デー
タ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す
補助情報を読み出す。例えば、図3に示されたような補
助情報を読み出す。ここでは、第1の符号データの格納
領域は、アドレス00000からアドレス0FFFFま
で割り当てられており、第2の符号データの格納領域
は、アドレス10000からアドレス2FFFFまで割
り当てられており、第1の符号データは、1サンプルあ
たり4ビットであり、第2の符号データは、1サンプル
あたり8ビットであり、第1の符号データは、アドレス
00000からアドレス04000までに格納されてお
り、第2の符号データは、アドレス10000からアド
レス18000までに格納されていることを表している
ので、記録開始時刻から、記録終了時刻までの全時刻に
ついて、上記第1の符号データ及び第2の符号データが
格納されていることがわかる。よって、読みだし制御器
22は、上記データ格納領域に格納されている、第1の
符号データ及び第2の符号データを順次読みだし、第1
の符号データを復号化器23に送出し、第2の符号デー
タを加算器24に送出する。ここで、第2の符号データ
を送出するタイミングは、復号化器23で復号化処理に
要する時間を考慮して、その時間分だけ遅延させて送出
する。復号化器23では、上記読み出された第1の符号
データを受け取って元のデジタル信号に復号する。加算
器24では、復号化器23の出力信号と上記読み出され
た第2の符号データとの加算処理を行なうことによっ
て、再生信号を生成する。
【0031】図3に示した補助情報は、固体メモリ21
のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、記録
処理が終了した場合のものであったが、固体メモリ21
のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、記録
処理が終了しなかった場合は、例えば図5に示すような
補助情報が上記補助情報格納領域に格納されている。図
5では、第1の符号データの格納領域は、アドレス00
000からアドレス0FFFFまで割り当てられてお
り、第2の符号データの格納領域は、アドレス1000
0からアドレス2FFFFまで割り当てられており、第
1の符号データは、1サンプルあたり4ビットであり、
第2の符号データは、1サンプルあたり8ビットであ
り、第1の符号データは、アドレス00000からアド
レス14000までに格納されており、第2の符号デー
タは、アドレス14001からアドレス2FFFFまで
に格納されていることを表しているので、第2の符号デ
ータのうち、アドレス10000からアドレス1400
0までに格納されていたデータは、廃棄されたことがわ
かる。それに基づいて、読みだし制御器22は、上記デ
ータ格納領域に格納されている、第1の符号データ及び
第2の符号データを順次読みだし、第1の符号データを
復号化器23に送出し、第2の符号データを加算器24
に送出する。第2の符号データは、8ビットの符号であ
るので、アドレス10000からアドレス14000ま
でに格納されていたデータが、廃棄されたということ
は、記録開始時から4000サンプル目までのデータが
廃棄されていることになるので、第2の符号データは、
4001サンプル目から読み出すことになる。ここで、
第2の符号データを送出するタイミングは、復号化器2
3で復号化処理に要する時間を考慮して、その時間分だ
け遅延させて送出する。復号化器23では、上記読み出
された第1の符号データを受け取って元のデジタル信号
に復号する。加算器24では、復号化器23の出力信号
と上記読み出された第2の符号データとの加算処理を行
なうことによって、再生信号を生成する。
【0032】以上のように、本実施例によれば、第1の
実施例の様にして記録された符号データが格納された、
データ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格納
されたデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報
格納領域とを有する固体メモリと、上記補助情報格納領
域に格納された補助情報に基づいて、上記データ格納領
域に格納された第1の符号データを逐次読みだし、もし
上記第2の符号データが上記データ格納領域に存在して
いる場合は第2の符号データをも読み出す読みだし制御
器と、上記読みだし制御器で読み出された上記第1の符
号データを復号化する復号化器と、上記復号化器の出力
信号と上記第2の符号データとの和信号を出力する加算
器とを備え、通常の圧縮符号化データ(上記第1の符号
データ)の他に、その圧縮符号化によって損失するデー
タ(上記第2の符号データ)をもメモリに格納してある
固体メモリから、通常の圧縮符号化データを読みだし、
通常の復号データを得るとともに、その圧縮符号化によ
って損失したデータをも読みだし、それを付加するの
で、通常の圧縮符号化よりも高品質の再生信号が得られ
る。もし、記録時間が長く、通常の圧縮符号化データし
かデータ格納領域に存在しない場合でも、少なくとも、
通常の圧縮符号化の品質の再生信号は得られる。
【0033】図7は本発明の第3の実施例におけるデジ
タル信号記録装置の構成を示すブロック図である。図7
において、31は16ビットの入力のデジタル信号を第
1の符号データに圧縮符号化する第1の符号化器、32
は、該第1の符号データを元のデジタル信号に復号化す
る第1の復号化器、33は、第1の符号化器31で入力
のデジタル信号を符号化しさらに該符号化データを第1
の復号化器32で元のデジタル信号に復号化する処理に
要する時間分だけ入力のデジタル信号を遅延させる遅延
器、34は、第1の復号化器32の出力信号と、遅延器
33の出力信号との差信号を第2の符号データとして出
力する減算器、35は、減算器34の出力信号を第3の
符号データとして符号化する第2の符号化器、36は、
上記第1の符号データと上記第3の符号データとを格納
するためのデータ格納領域と、該データ格納領域の属性
及び該格納されたデータの属性を示す補助情報を格納す
る補助情報格納領域とを有する固体メモリ、37は、上
記データ格納領域に書き込み可能領域が存在する間は、
上記第1の符号データと上記第3の符号データとを上記
データ格納領域に格納し、上記データ格納領域の書き込
み可能領域が不足した場合は、上記データ格納領域に格
納されている、上記第3の符号データの一部あるいは全
部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納されていた領域
に上記第1の符号データを格納し、上記補助情報を上記
補助情報格納領域に格納する書き込み制御器である。こ
こで、第1の符号化器31は、PCM、ADPCM、C
ELP等といった従来から実施されているどのような符
号化器であってもよい。また、第1の復号化器32は、
第1の符号化器31に対応する復号化器である。またこ
こでは、上記データ格納領域は、1アドレスにつき8ビ
ットの記憶容量を持つメモリであるものとする。
【0034】図8は、固体メモリ36のデータ格納領域
がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了した場
合のデータ格納領域の状態を示す図である。
【0035】図9は、固体メモリ36のデータ格納領域
がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了した場
合の補助情報格納領域の状態を示す図である。
【0036】また、図10は、固体メモリ36のデータ
格納領域がメモリフル状態になりさらに記録処理がしば
らく続行した後、記録処理が終了した場合のデータ格納
領域の状態を示す図である。
【0037】図11は、固体メモリ36のデータ格納領
域がメモリフル状態になりさらに記録処理がしばらく続
行した後、記録処理が終了した場合の補助情報格納領域
の状態を示す図である。
【0038】以上のように構成されたデジタル信号記録
装置について、以下その動作について図7から図11を
用いて説明する。
【0039】図7において、まず、例えば各サンプル毎
に16ビットの入力ディジタル信号は、第1の符号化器
31により各サンプル4ビットに圧縮符号化される。第
1の復号化器32は、第1の符号化器31の出力である
第1の符号データを元のデジタル信号に復号する。遅延
器33では、上記圧縮符号化及び復号化に要する時間T
だけ入力のディジタル信号を遅延させる。減算器34で
は、第1の復号化器32の出力信号と遅延器33の出力
信号との差信号を第2の符号データとして出力する。第
2の符号化器35は、上記差信号を各サンプル毎に2ビ
ットに圧縮符号化する。書き込み制御器37は、固体メ
モリ36内のデータ格納領域に空き領域が存在する間
は、上記第1の符号データと第3の符号データとを固体
メモリ36内のデータ格納領域に格納していく。
【0040】ここで、第1の符号データは、1サンプル
あたり4ビットであるので、2サンプルの符号データを
8ビットに整列して1つのアドレスに格納し、第3の符
号データは、1サンプルあたり2ビットであるので、4
サンプルの符号データを8ビットに整列して1つのアド
レスに格納するものとする。また、上記第1の符号デー
タはデータ格納領域のアドレス番号00000からアド
レス番号1FFFFの領域に順次格納され、上記第3の
符号データはデータ格納領域のアドレス番号20000
からアドレス番号2FFFFの領域に順次格納されてい
くものとする。これは、データ格納領域が30000ア
ドレス分しかない場合、第1の符号データは、1サンプ
ルあたり4ビットの信号であり、第3の符号データは、
1サンプルあたり2ビットの信号であるので、第1の符
号データが格納される領域は、第3の符号データが格納
される領域の2倍必要であるからである。
【0041】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
36のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、
記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を示し
た図が図8である。図8において、D1(t)は時刻tにお
ける第1の符号データを表し、D3(t)は時刻tにおける
第3の符号データを表す。また、この様な場合の、補助
情報格納領域の状態を示した図が図9である。ここで
は、第1の符号データの格納領域は、アドレス0000
0からアドレス1FFFFまで割り当てられており、第
3の符号データの格納領域は、アドレス20000から
アドレス2FFFFまで割り当てられており、第1の符
号データは、1サンプルあたり4ビットであり、第3の
符号データは、1サンプルあたり2ビットであり、第1
の符号データは、アドレス00000からアドレス08
000までに格納されており、第3の符号データは、ア
ドレス20000からアドレス24000までに格納さ
れていることを表している。固体メモリ36のデータ格
納領域がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了
しなかった場合は、書き込み制御器37は、上記第1の
符号データのみを固体メモリ36内のデータ格納領域に
格納していく。この時、上記第1の符号データはデータ
格納領域のアドレス番号20000からアドレス番号2
FFFFの領域に順次格納されていく。これによって、
アドレス番号20000からアドレス番号2FFFFの
領域に格納されていた、第3の符号データは、徐々に廃
棄され、廃棄された領域に、第1の符号データが格納さ
れていくことになるので、メモリフルの状態になった後
でも、記録時間の延長を行うことができる。
【0042】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
36のデータ格納領域がメモリフル状態になった後にも
データが記録された場合のデータ格納領域の状態を示し
た図が図10である。図10において、D1(t)は時刻t
における第1の符号データを表し、D3(t)は時刻tにお
ける第3の符号データを表す。この例では、第1の符号
データがアドレス24000まで格納された為に、過去
に格納されていた第3の符号データのうち、アドレス2
0000からアドレス24000に格納されていたもの
が廃棄されたことが示されている。また、この様な場合
の、補助情報格納領域の状態を示した図が図11であ
る。ここでは、第1の符号データの格納領域は、アドレ
ス00000からアドレス1FFFFまで割り当てられ
ており、第3の符号データの格納領域は、アドレス20
000からアドレス2FFFFまで割り当てられてお
り、第1の符号データは、1サンプルあたり4ビットで
あり、第3の符号データは、1サンプルあたり2ビット
であり、第1の符号データは、アドレス00000から
アドレス24000までに格納されており、第3の符号
データは、アドレス24001からアドレス2FFFF
までに格納されていることを表しているので、第3の符
号データのうち、アドレス20000からアドレス24
000までに格納されていたデータは、廃棄されたこと
がわかる。
【0043】以上のように、本実施例によれば、入力デ
ジタル信号を第1の符号データに符号化する第1の符号
化器と、該第1の符号データを元のデジタル信号に復号
化する第1の復号化器と、上記第1の符号化器で入力の
デジタル信号を符号化しさらに該符号化データを上記第
1の復号化器で元のデジタル信号に復号化する処理に要
する時間分だけ入力デジタル信号を遅延させる遅延器
と、上記第1の復号化器の出力信号と上記遅延器の出力
信号との差信号を第2の符号データとして出力する減算
器と、上記減算器の出力信号を第3の符号データとして
符号化する第2の符号化器と、上記第1の符号データと
上記第3の符号データとを格納するためのデータ格納領
域と、該データ格納領域の属性及び該格納されたデータ
の属性を示す補助情報を格納する補助情報格納領域とを
有する固体メモリと、上記データ格納領域に書き込み可
能領域が存在する間は、上記第1の符号データと上記第
3の符号データとを上記データ格納領域に格納し、上記
データ格納領域の書き込み可能領域が不足した場合は、
上記データ格納領域に格納されている、上記第3の符号
データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデー
タが格納されていた領域に上記第1の符号データを格納
し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格納する書
き込み制御器とを備え、メモリに空き領域が存在する時
は、通常の圧縮符号化データ(上記第1の符号データ)
の他に、その圧縮符号化によって損失するデータ(上記
第2の符号データ)をも圧縮符号化してメモリに格納し
ていくので、通常の圧縮符号化よりも高品質の記録処理
が行える。また、メモリに空き領域が不足した場合で
も、通常の圧縮符号化データは保持したまま、過去に格
納されれた、通常の圧縮符号化によって損失するデータ
を圧縮符号化したデータ(上記第3の符号データ)の一
部を廃棄し、メモリ内に空き領域を確保し、記録処理を
続行するので、少なくとも、通常の圧縮符号化の品質の
記録処理は行える。また、通常の圧縮符号化によって損
失するデータを圧縮符号化しているので、第1の実施例
で示した場合よりも長時間の記録処理を行える。
【0044】この様に、本実施例によれば、記録品質を
可能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を
行うことができることなる。また、記録品質を可能な限
り保持しながら、データが固体メモリに有効に格納され
るため、固体メモリのメモリ有効活用を図ることができ
ることとなる。
【0045】図12は本発明の第4の実施例におけるデ
ジタル信号再生装置の構成を示すブロック図である。図
12において、41は、第3の実施例の様にして記録さ
れた符号データが格納された、データ格納領域と、該デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する、第
3の実施例と同様の固体メモリ、42は、上記補助情報
格納領域に格納された補助情報に基づいて、上記データ
格納領域に格納された第1の符号データを逐次読みだ
し、もし上記第3の符号データが上記データ格納領域に
存在している場合は第3の符号データをも読み出す読み
だし制御器、43は、読みだし制御器42で読み出され
た上記第1の符号データを復号化する第1の復号化器、
44は、上記読みだし制御器で読み出された上記第3の
符号データを復号化する第2の復号化器、45は、第1
の復号化器43の出力信号と第2の復号化器44の出力
信号との和信号を出力する加算器である。ここで、第1
の復号化器43は、第3の実施例における第1の復号化
器32と同様のものである。
【0046】以上のように構成されたデジタル信号再生
装置について、以下その動作について図12及び図9及
び図11を用いて説明する。
【0047】図12において、まず、読みだし制御器4
2は、固体メモリ41の補助情報格納領域から、上記デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を読み出す。例えば、図9に示されたような
補助情報を読み出す。ここでは、第1の符号データの格
納領域は、アドレス00000からアドレス1FFFF
まで割り当てられており、第3の符号データの格納領域
は、アドレス20000からアドレス2FFFFまで割
り当てられており、第1の符号データは、1サンプルあ
たり4ビットであり、第3の符号データは、1サンプル
あたり2ビットであり、第1の符号データは、アドレス
00000からアドレス08000までに格納されてお
り、第3の符号データは、アドレス20000からアド
レス24000までに格納されていることを表している
ので、記録開始時刻から、記録終了時刻までの全時刻に
ついて、上記第1の符号データ及び第3の符号データが
格納されていることがわかる。よって、読みだし制御器
42は、上記データ格納領域に格納されている、第1の
符号データ及び第3の符号データを順次読みだし、第1
の符号データを第1の復号化器43に送出し、第3の符
号データを第2の復号化器44に送出する。
【0048】ここで、第3の符号データを送出するタイ
ミングは、第1の復号化器43で復号化処理に要する時
間と第2の復号化器44で復号化処理に要する時間を考
慮して、その時間差分だけ遅延させて(或いは早めて)
送出する。第1の復号化器43では、上記読み出された
第1の符号データを受け取って元のデジタル信号に復号
する。第2の復号化器44では、上記読み出された第3
の符号データを受け取って、第3の実施例における第2
の符号データに復号する。加算器45では、第1の復号
化器43の出力信号と、第2の復号化器44の出力信号
との加算処理を行なうことによって、再生信号を生成す
る。
【0049】図9に示した補助情報は、固体メモリ41
のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、記録
処理が終了した場合のものであったが、固体メモリ41
のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、記録
処理が終了しなかった場合は、例えば図11に示すよう
な補助情報が上記補助情報格納領域に格納されている。
図11では、第1の符号データの格納領域は、アドレス
00000からアドレス1FFFFまで割り当てられて
おり、第3の符号データの格納領域は、アドレス200
00からアドレス2FFFFまで割り当てられており、
第1の符号データは、1サンプルあたり4ビットであ
り、第3の符号データは、1サンプルあたり2ビットで
あり、第1の符号データは、アドレス00000からア
ドレス24000までに格納されており、第3の符号デ
ータは、アドレス24001からアドレス2FFFFま
でに格納されていることを表しているので、第3の符号
データの内、アドレス20000からアドレス2400
0までに格納されていたデータは、廃棄されたことがわ
かる。それに基づいて、読みだし制御器42は、上記デ
ータ格納領域に格納されている、第1の符号データ及び
第3の符号データを順次読みだし、第1の符号データを
第1の復号化器43に送出し、第3の符号データを第2
の復号化器44に送出する。第3の符号データは、2ビ
ットの符号であるので、アドレス20000からアドレ
ス24000までに格納されていたデータが、廃棄され
たということは、記録開始時から4×4000サンプル
目までのデータが廃棄されていることになるので、第3
の符号データは、4×4001サンプル目から読み出す
ことになる。ここで、第3の符号データを送出するタイ
ミングは、第1の復号化器43で復号化処理に要する時
間と第2の復号化器44で復号化処理に要する時間を考
慮して、その時間差分だけ遅延させて(或いは早めて)
送出する。第1の復号化器43では、上記読み出された
第1の符号データを受け取って元のデジタル信号に復号
する。第2の復号化器44では、上記読み出された第3
の符号データを受け取って、第3の実施例における第2
の符号データに復号する。加算器45では、第1の復号
化器43の出力信号と、第2の復号化器44の出力信号
との加算処理を行なうことによって、再生信号を生成す
る。
【0050】以上のように、本実施例によれば、第3の
実施例の様にして記録された符号データが格納された、
データ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格納
されたデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報
格納領域とを有する固体メモリと、上記補助情報格納領
域に格納された補助情報に基づいて、上記データ格納領
域に格納された第1の符号データを逐次読みだし、もし
上記第3の符号データが上記データ格納領域に存在して
いる場合は第3の符号データをも読み出す読みだし制御
器と、上記読みだし制御器で読み出された上記第1の符
号データを復号化する第1の復号化器と、上記読みだし
制御器で読み出された上記第3の符号データを復号化す
る第2の復号化器と、上記第1の復号化器の出力信号
と、上記第2の復号化器の出力信号との和信号を出力す
る加算器とを備え、通常の圧縮符号化データ(上記第1
の符号データ)の他に、その圧縮符号化によって損失す
るデータをも圧縮して格納してある固体メモリから、通
常の圧縮符号化データを読みだし通常の復号データを得
るとともに、その圧縮符号化によって損失したデータを
符号化したデータ(上記第3の符号データ)をも読みだ
し、それを復号し付加するので、通常の圧縮符号化より
も高品質の再生信号が得られる。もし、記録時間が長
く、通常の圧縮符号化データしかデータ格納領域に存在
しない場合でも、少なくとも、通常の圧縮符号化の品質
の再生信号は得られる。
【0051】図13は本発明の第5の実施例におけるデ
ジタル信号記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。図13において、51は例えば16ビットの入力デ
ジタル信号を第1の符号データに圧縮符号化する第1の
符号化器、52は、該第1の符号データを元のデジタル
信号に復号化する第1の復号化器、53は、第1の符号
化器51で入力デジタル信号を符号化しさらに該符号化
データを第1の復号化器52で元のデジタル信号に復号
化する処理に要する時間分だけ入力デジタル信号を遅延
させる遅延器、54は、第1の復号化器52の出力信号
と遅延器53の出力信号との差信号を第2の符号データ
として出力する減算器、55は、上記第1の符号データ
と上記第2の符号データとを格納するためのデータ格納
領域と、該データ格納領域の属性及び該格納されたデー
タの属性を示す補助情報を格納する補助情報格納領域と
を有する固体メモリ、56は、上記データ格納領域に書
き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号データ
と上記第2の符号データとを上記データ格納領域に格納
し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不足した
場合は、上記データ格納領域に格納されている、上記第
2の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄さ
れたデータが格納されていた領域に、上記第1の符号デ
ータを格納し、上記補助情報を、上記補助情報格納領域
に格納する書き込み制御器、57は、上記補助情報格納
領域に格納された補助情報に基づいて、上記データ格納
領域に格納された第1の符号データを逐次読みだし、も
し上記第2の符号データが上記データ格納領域に存在し
ている場合は第2の符号データをも読み出す読みだし制
御器、58は、記録処理時には、第1の符号化器51の
出力信号を第1の復号化器52に送出し、読みだし処理
時には、読みだし制御器57で読み出された固体メモリ
55に格納されていた第1の符号データを第1の復号化
器52に送出するマルチプレクサ、59は、第1の復号
化器52の出力信号と第2の符号データとの和信号を出
力する加算器である。ここで、第1の符号化器51は、
PCM、ADPCM、CELP等といった従来から実施
されているどのような符号化器であってもよい。また、
第1の復号化器52は、第1の符号化器51に対応する
復号化器である。またここでは、上記データ格納領域
は、1アドレスにつき8ビットの記憶容量を持つメモリ
であるものとする。
【0052】以上のように構成されたデジタル信号記録
再生装置について、以下その動作について図13を用い
て説明する。
【0053】図13において、まず、記録処理時には、
各サンプル16ビット毎の入力ディジタル信号は、第1
の符号化器51により各サンプル4ビットに圧縮符号化
される。マルチプレクサ58は、記録処理時には、第1
の符号化器51の出力を第1の復号化器52に送出す
る。第1の復号化器52は、マルチプレクサ58から、
第1の符号化器51の出力である第1の符号データを受
取り、元のデジタル信号に復号する。遅延器53では、
上記圧縮符号化及び復号化に要する時間Tだけ入力のデ
ィジタル信号を遅延させる。減算器54では、第1の復
号化器52の出力信号と遅延器53の出力信号との差信
号を第2の符号データとして出力する。以下、書き込み
制御器56の動作は、既に述べた第1の実施例における
動作と同様である。
【0054】次に再生処理時には、読みだし制御器57
が、固体メモリ55の補助情報格納領域から、上記デー
タ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す
補助情報を読み出し、それに基づいて固体メモリ55の
データ格納領域に格納された上記第1の符号データ及び
上記第2の符号データを読み出す。この動作は、第2の
実施例における動作と同様である。マルチプレクサ58
は、再生処理時には、読みだし制御器57によって読み
出された上記第1の符号データを第1の復号化器52に
送出する。第1の復号化器52は、マルチプレクサ58
から第1の符号データを受取り、元のデジタル信号に復
号する。加算器59では、第1の復号化器52の出力信
号と上記読み出された第2の符号データとの加算処理を
行なうことによって、再生信号を生成する。
【0055】以上のように、本実施例によれば、入力デ
ジタル信号を第1の符号データに符号化する第1の符号
化器と、該第1の符号データを元のデジタル信号に復号
化する第1の復号化器と、上記第1の符号化器で入力の
デジタル信号を符号化しさらに該符号化データを上記第
1の復号化器で元のデジタル信号に復号化する処理に要
する時間分だけ入力のデジタル信号を遅延させる遅延器
と、上記第1の復号化器の出力信号と上記遅延器の出力
信号との差信号を第2の符号データとして出力する減算
器と、上記第1の符号データと上記第2の符号データと
を格納するためのデータ格納領域と、該データ格納領域
の属性及び該格納されたデータの属性を示す補助情報を
格納する補助情報格納領域とを有する固体メモリと、上
記データ格納領域に書き込み可能領域が存在する間は、
上記第1の符号データと上記第2の符号データとを上記
データ格納領域に格納し、上記データ格納領域の書き込
み可能領域が不足した場合は、上記データ格納領域に格
納されている、上記第2の符号データの一部あるいは全
部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納されていた領域
に上記第1の符号データを格納し、上記補助情報を上記
補助情報格納領域に格納する書き込み制御器と、上記補
助情報格納領域に格納された補助情報に基づいて、上記
データ格納領域に格納された第1の符号データを逐次読
みだし、もし上記第2の符号データが上記データ格納領
域に存在している場合は第2の符号データをも読み出す
読みだし制御器と、記録処理時には、上記第1の符号化
器の出力信号を上記第1の復号化器に送出し、読みだし
処理時には、上記読みだし制御器で読み出された上記固
体メモリに格納されていた第1の符号データを上記第1
の復号化器に送出するマルチプレクサと、上記第1の符
号化器の出力信号と、上記読みだし制御器で読み出され
た上記固体メモリに格納されていた第2の符号データと
の和信号を出力する加算器とを備え、メモリに空き領域
が存在する時は、通常の圧縮符号化データ(上記第1の
符号データ)の他に、その圧縮符号化によって損失する
データ(上記第2の符号データ)をもメモリに格納して
いくので、通常の圧縮符号化よりも高品質の記録再生処
理が行える。また、メモリに空き領域が不足した場合で
も、通常の圧縮符号化データは保持したまま、過去に格
納された、圧縮符号化によって損失するデータの一部を
廃棄し、メモリ内に空き領域を確保し、記録処理を続行
するので、少なくとも、通常の圧縮符号化の品質の記録
再生処理は行える。
【0056】この様に、本発明によれば、記録品質を可
能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を行
うことができることとなる。また、記録品質を可能な限
り保持しながら、データが固体メモリに有効に格納され
るため、固体メモリのメモリ有効活用が図ることができ
ることとなる。しかも、記録処理時には、上記第1の符
号化器の出力信号を上記第1の復号化器に送出し、再生
処理時には、上記読みだし制御器で読み出された上記固
体メモリに格納されていた第1の符号データを上記第1
の復号化器に送出するマルチプレクサを設けているの
で、第1の複号化器を記録処理時と再生処理時で共有し
て用いることができ、回路規模を小さく抑えることが可
能となる。
【0057】図14は本発明の第6の実施例におけるデ
ジタル信号記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。図14において、61は例えば16ビットの入力デ
ジタル信号を第1の符号データに圧縮符号化する第1の
符号化器、62は、該第1の符号データを元のデジタル
信号に復号化する第1の復号化器、63は、第1の符号
化器61で入力デジタル信号を符号化しさらに該符号化
データを第1の復号化器62で元のデジタル信号に復号
化する処理に要する時間分だけ入力デジタル信号を遅延
させる遅延器、64は、第1の復号化器62の出力信号
と遅延器63の出力信号との差信号を第2の符号データ
として出力する減算器、610は、減算器64の出力信
号を第3の符号データとして符号化する第2の符号化
器、65は、上記第1の符号データと上記第3の符号デ
ータとを格納するためのデータ格納領域と、該データ格
納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す補助
情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体メモ
リ、66は、上記データ格納領域に書き込み可能領域が
存在する間は、上記第1の符号データと上記第3の符号
データとを上記データ格納領域に格納し、上記データ格
納領域の書き込み可能領域が不足した場合は、上記デー
タ格納領域に格納されている、上記第3の符号データの
一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納
されていた領域に上記第1の符号データを格納し、上記
補助情報を上記補助情報格納領域に格納する書き込み制
御器、67は、上記補助情報格納領域に格納された補助
情報に基づいて、上記データ格納領域に格納された第1
の符号データを逐次読みだし、もし上記第3の符号デー
タが上記データ格納領域に存在している場合は第3の符
号データをも読み出す読みだし制御器、68は、記録処
理時には、第1の符号化器51の出力信号を第1の復号
化器52に送出し、読みだし処理時には、読みだし制御
器67で読み出された固体メモリ65に格納されていた
第1の符号データを第1の復号化器62に送出するマル
チプレクサ、611は、読みだし制御器67で読み出さ
れた上記第3の符号データを復号化する第2の復号化
器、69は、第1の復号化器62の出力信号と第2の復
号化器611の出力信号との和信号を出力する加算器で
ある。ここで、第1の符号化器61は、PCM、ADP
CM、CELP等といった従来から実施されているどの
ような符号化器であってもよい。また、第1の復号化器
62は、第1の符号化器61に対応する復号化器であ
る。またここでは、上記データ格納領域は、1アドレス
につき8ビットの記憶容量を持つメモリであるものとす
る。
【0058】以上のように構成されたデジタル信号記録
再生装置について、以下その動作について図14を用い
て説明する。
【0059】図14において、まず、記録処理時には、
各サンプル毎に16ビットの入力のディジタル信号は、
第1の符号化器61により各サンプル4ビットに圧縮符
号化される。マルチプレクサ68は、記録処理時には、
第1の符号化器61の出力を第1の復号化器62に送出
する。第1の復号化器62は、マルチプレクサ68か
ら、第1の符号化器61の出力である第1の符号データ
を受取り、元のデジタル信号に復号する。遅延器63で
は、上記圧縮符号化及び復号化に要する時間Tだけ入力
ディジタル信号を遅延させる。減算器64では、第1の
復号化器62の出力信号と遅延器63の出力信号との差
信号を第2の符号データとして出力する。第2の符号化
器610は、上記差信号を各サンプル2ビットに圧縮符
号化する。以下、書き込み制御器66の動作は、第3の
実施例における動作と同様である。
【0060】次に再生処理時には、読みだし制御器67
が、固体メモリ65の補助情報格納領域から、上記デー
タ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す
補助情報を読み出し、それに基づいて固体メモリ65の
データ格納領域に格納された上記第1の符号データ及び
上記第3の符号データを読み出す。この動作は、既に述
べた第4の実施例における動作と同様である。マルチプ
レクサ68は、再生処理時には、読みだし制御器67に
よって読み出された上記第1の符号データを第1の復号
化器62に送出する。第1の復号化器62は、マルチプ
レクサ68から第1の符号データを受取り、元のデジタ
ル信号に復号する。第2の復号化器611では、上記読
み出された第3の符号データを受け取って、上記第2の
符号データに復号する。加算器69では、第1の復号化
器62の出力信号と第2の復号化器611の出力信号と
の加算処理を行なうことによって、再生信号を生成す
る。
【0061】以上のように、本実施例によれば、入力の
デジタル信号を第1の符号データに符号化する第1の符
号化器と、該第1の符号データを元のデジタル信号に復
号化する第1の復号化器と、上記第1の符号化器で入力
のデジタル信号を符号化し、さらに該符号化データを上
記第1の復号化器で元のデジタル信号に復号化する処理
に要する時間分だけ入力のデジタル信号を遅延させる遅
延器と、上記第1の復号化器の出力信号と、上記遅延器
の出力信号との、差信号を出力する減算器と、上記減算
器の出力信号を第3の符号データとして符号化する第2
の符号化器と、上記第1の符号データと、上記第3の符
号データとを格納するためのデータ格納領域と、該デー
タ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す
補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体メ
モリと、上記データ格納領域に書き込み可能領域が存在
する間は、上記第1の符号データと上記第3の符号デー
タとを上記データ格納領域に格納し、上記データ格納領
域の書き込み可能領域が不足した場合は、上記データ格
納領域に格納されている、上記第3の符号データの一部
あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納され
ていた領域に、上記第1の符号データを格納し、上記補
助情報を、上記補助情報格納領域に格納する書き込み制
御器と、上記補助情報格納領域に格納された補助情報に
基づいて、上記データ格納領域に格納された第1の符号
データを逐次読みだし、もし上記第3の符号データが上
記データ格納領域に存在している場合は第3の符号デー
タをも読み出す読みだし制御器と、記録処理時には、上
記第1の符号化器の出力信号を上記第1の復号化器に送
出し、読みだし処理時には、上記読みだし制御器で読み
出された上記固体メモリに格納されていた第1の符号デ
ータを上記第1の復号化器に送出する、マルチプレクサ
と、上記読みだし制御器で読み出された上記第3の符号
データを復号化する第2の復号化器と、上記第1の復号
化器の出力信号と、上記第2の復号化器の出力信号との
和信号を出力する加算器とを備え、メモリに空き領域が
存在する時は、通常の圧縮符号化データ(上記第1の符
号データ)の他に、その圧縮符号化によって損失するデ
ータ(上記第2の符号データ)をも圧縮符号化してメモ
リに格納していくので、通常の圧縮符号化よりも高品質
の記録再生処理が行える。また、メモリに空き領域が不
足した場合でも、通常の圧縮符号化データは保持したま
ま、過去に格納された、通常の圧縮符号化によって損失
するデータ(上記第2の符号データ)を圧縮符号化した
データ(上記第3の符号データ)の一部を廃棄し、メモ
リ内に空き領域を確保し、記録処理を続行するので、少
なくとも、通常の圧縮符号化の品質の記録再生処理は行
える。また、第1の圧縮符号化によって損失するデータ
を圧縮符号化しているので、第5の実施例で示したより
長時間の記録処理を行える。
【0062】この様に、本実施例によれば、記録品質を
可能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を
行うことができることとなる。また、記録品質を可能な
限り保持しながら、データが固体メモリに有効に格納さ
れるため、固体メモリのメモリ有効活用が図ることがで
きることとなる。しかも、記録処理時には、上記第1の
符号化器の出力信号を上記第1の復号化器に送出し、再
生処理時には、上記読みだし制御器で読み出された上記
固体メモリに格納されていた第1の符号データを上記第
1の復号化器に送出するマルチプレクサを設けているの
で、第1の複号化器を、記録処理時と再生処理時で共有
して用いることができる。
【0063】図15は本発明の第7の実施例におけるデ
ジタル信号記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。図15において、71は、例えば16ビットの入力
デジタル信号を第1の符号データに圧縮符号化する第1
の符号化器、72は、該第1の符号データを元のデジタ
ル信号に復号化する第1の復号化器、73は、第1の符
号化器71で入力デジタル信号を符号化しさらに該符号
化データを第1の復号化器72で元のデジタル信号に復
号化する処理に要する時間分だけ入力のデジタル信号を
遅延させる遅延器、74は、第1の復号化器71の出力
信号と、遅延器73の出力信号との差信号を第2の符号
データとして出力する減算器、75は、上記第1の符号
データと上記第2の符号データとを格納するためのデー
タ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格納され
たデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報格納
領域とを有する固体メモリ、76は、上記データ格納領
域に書き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号
データと上記第2の符号データとを上記データ格納領域
に格納し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不
足した場合は、上記データ格納領域に格納されている、
上記第2の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該
廃棄されたデータが格納されていた領域に上記第1の符
号データを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領
域に格納する書き込み制御器、77は、上記補助情報格
納領域に格納された補助情報に基づいて、上記データ格
納領域に格納された第1の符号データを逐次読みだし、
もし上記第2の符号データが上記データ格納領域に存在
している場合は第2の符号データをも読み出す読みだし
制御器、78は、記録処理時には、第1の符号化器71
の出力信号を第1の復号化器72に送出し、読みだし処
理時には、読みだし制御器77で読み出された固体メモ
リ75に格納されていた第1の符号データを第1の復号
化器72に送出するマルチプレクサ、79は、第1の復
号化器72の出力信号と上記第2の符号データとの和信
号を出力する加算器であり、以上は、第5の実施例に示
したものと同様のものである。本実施例が第5の実施例
と異なるところは、図15の破線で示したラインを、任
意に着脱可能なコネクタで接続しているところである。
【0064】本実施例におけるデジタル信号記録再生装
置の動作は、既に述べた第5の実施例における動作と同
様であるので説明を省略する。一般に、デジタル信号の
符号化、復号化処理において、復号化処理を行うハード
ウェアの規模は、符号化処理を行うハードウェアの規模
に比べると小規模である。そこで、上記のようなコネク
タを設けておけば、復号化処理のみを行うような場合
は、復号化処理に必要な部分のみをコンパクトな形で持
ち運ぶことができる。
【0065】以上のように本実施例においては、図15
における構成の中で、固体メモリ75と、読みだし制御
器77と、第1の復号化器72と、マルチプレクサ78
と、加算器79とによって構成されている部分と、その
他の部分とを、任意に着脱可能なコネクタで接続するこ
とによって、復号化処理のみを行うような場合は、復号
化処理に必要な部分のみをコンパクトな形で持ち運ぶこ
とができる。
【0066】図16は本発明の第8の実施例におけるデ
ジタル信号記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。図16において、81は例えば16ビットの入力デ
ジタル信号を第1の符号データに圧縮符号化する第1の
符号化器、82は、該第1の符号データを元のデジタル
信号に復号化する第1の復号化器、83は、第1の符号
化器81で入力デジタル信号を符号化しさらに該符号化
データを第1の復号化器82で元のデジタル信号に復号
化する処理に要する時間分だけ入力デジタル信号を遅延
させる遅延器、84は、第1の復号化器82の出力信号
と遅延器83の出力信号との差信号を第2の符号データ
として出力する減算器、810は、減算器84の出力信
号を第3の符号データとして符号化する第2の符号化
器、85は、上記第1の符号データと上記第3の符号デ
ータとを格納するためのデータ格納領域と、該データ格
納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す補助
情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体メモ
リ、86は、上記データ格納領域に書き込み可能領域が
存在する間は、上記第1の符号データと上記第3の符号
データとを上記データ格納領域に格納し、上記データ格
納領域の書き込み可能領域が不足した場合は、上記デー
タ格納領域に格納されている、上記第3の符号データの
一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納
されていた領域に上記第1の符号データを格納し、上記
補助情報を上記補助情報格納領域に格納する書き込み制
御器、87は、上記補助情報格納領域に格納された補助
情報に基づいて、上記データ格納領域に格納された第1
の符号データを逐次読みだし、もし上記第3の符号デー
タが上記データ格納領域に存在している場合は第3の符
号データをも読み出す読みだし制御器、88は、記録処
理時には、第1の符号化器81の出力信号を第1の復号
化器82に送出し、読みだし処理時には、読みだし制御
器87で読み出された固体メモリ85に格納されていた
第1の符号データを第1の復号化器82に送出するマル
チプレクサ、811は、読みだし制御器87で読み出さ
れた上記第3の符号データを復号化する第2の復号化
器、89は、第1の復号化器82の出力信号と第2の復
号化器811の出力信号との和信号を出力する加算器で
あり、以上は、第6の実施例に示したものと同様のもの
である。本実施例が第6の実施例と異なるところは、図
16の破線で示したラインを、任意に着脱可能なコネク
タで接続しているところである。
【0067】本実施例におけるデジタル信号記録再生装
置の動作は、既に述べた第6の実施例における動作と同
様であるので説明を省略する。一般に、デジタル信号の
符号化、復号化処理において、復号化処理を行うハード
ウェアの規模は、符号化処理を行うハードウェアの規模
に比べると小規模である。そこで、上記のようなコネク
タを設けておけば、復号化処理のみを行うような場合
は、復号化処理に必要な部分のみをコンパクトな形で持
ち運ぶことができる。
【0068】以上のように本実施例においては、図16
における構成の中で、固体メモリ85と、読みだし制御
器87と、第1の復号化器82と、第2の復号化器81
1と、マルチプレクサ88と、加算器89とによって構
成されている部分と、その他の部分とを、任意に着脱可
能なコネクタで接続することによって、復号化処理のみ
を行うような場合は、復号化処理に必要な部分のみをコ
ンパクトな形で持ち運ぶことができる。
【0069】図17は、一般的なCELP方式(符号励
振形線形予測方式)における符号化器、復号化器の基本
構成を表す図である。この方式の符号化器は、復号化
器、該復号化器の出力信号と入力信号との位相を合わせ
るための遅延器93、遅延器93の出力信号と、該復号
化器の出力信号との差信号を求める減算器94とを内蔵
している。つまり、図17における符号化器内の励振ベ
クトルコードブック121の処理と合成フィルタ120
の処理は、復号化器における励振ベクトルコードブック
107の処理と合成フィルタ106の処理と同様であ
り、該合成フィルタの出力信号と、位相調整後の入力信
号との差を求める減算器を内蔵していることになる。C
ELP方式に限らず一般的に、分析合成方式の符号化器
(MPC方式、LD−CELP方式、VSELP方式
等)や予測符号化方式の符号化器(ADPCM方式等)
は、復号化器、該復号化器の出力信号と入力信号との位
相を合わせるための遅延器、該遅延器の出力信号と、該
復号化器の出力信号との差信号を求める減算器とを内蔵
している(例えば、「電子情報通信学会編 デジタル信
号処理ハンドブック pp.338-346 1993年12月」参照)。
【0070】図18は本発明の第9の実施例におけるデ
ジタル信号記録装置の構成を示すブロック図である。図
18において、91は例えば16ビットの入力デジタル
信号を第1の符号データに圧縮符号化する第1の符号化
器であって、図17で示したCELP方式の符号化器、
92は、第1の符号化器91に内蔵されているところ
の、CELP方式の圧縮符号化の過程における、励振ベ
クトルコードブックの処理と合成フィルタの処理とによ
って構成される第1の復号化器、93は、第1の符号化
器91に内蔵されているところの、第1の復号化器92
の出力信号と入力信号との位相を合わせるための遅延
器、94は、第1の符号化器91に内蔵されているとこ
ろの、遅延器93の出力信号と第1の復号化器92の出
力信号との差信号を第2の符号データとして求める減算
器、95は、減算器94の出力信号を第3の符号データ
として符号化する第2の符号化器、96は、第1の符号
データと上記第3の符号データとを格納するためのデー
タ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格納され
たデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報格納
領域とを有する固体メモリ、97は、上記データ格納領
域に書き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号
データと上記第3の符号データとを上記データ格納領域
に格納し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不
足した場合は、上記データ格納領域に格納されている、
上記第3の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該
廃棄されたデータが格納されていた領域に、上記第1の
符号データを格納し、上記補助情報を、上記補助情報格
納領域に格納する書き込み制御器である。
【0071】図19は、固体メモリ96のデータ格納領
域がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了した
場合のデータ格納領域の状態を示す図である。
【0072】図20は、固体メモリ96のデータ格納領
域がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了した
場合の補助情報格納領域の状態を示す図である。
【0073】図21は、固体メモリ96のデータ格納領
域がメモリフル状態になりさらに記録処理がしばらく続
行した後、記録処理が終了した場合のデータ格納領域の
状態を示す図である。
【0074】図22は、固体メモリ96のデータ格納領
域がメモリフル状態になりさらに記録処理がしばらく続
行した後、記録処理が終了した場合の補助情報格納領域
の状態を示す図である。
【0075】以上のように構成されたデジタル信号記録
装置について、以下その動作について図18から図22
を用いて説明する。
【0076】図18において、まず、各サンプル毎に1
6ビットの入力ディジタル信号は、第1の符号化器91
により8kb/sのビットレートで第1の符号データと
して圧縮符号化される。この時同時に、符号化器91に
よる符号化の過程において生成される、第1の復号化器
92の出力信号と遅延器93の出力信号との差信号を求
める減算器94の出力信号(第2の符号データ)を、第
2の符号化器95によって16kb/sのビットレート
で第3の符号データとして圧縮符号化する。書き込み制
御器97は、固体メモリ96内のデータ格納領域に空き
領域が存在する間は、上記第1の符号データと第3の符
号データとを固体メモリ96内のデータ格納領域に格納
していく。ここで、上記第1の符号データはデータ格納
領域のアドレス番号00000からアドレス番号0FF
FFの領域に順次格納され、上記第3の符号データはデ
ータ格納領域のアドレス番号10000からアドレス番
号2FFFFの領域に順次格納されていくものとする。
これは、データ格納領域が30000アドレス分しかな
い場合、第1の符号データは、8kp/sのビットレー
トの符号化データであり、第3の符号データは、16k
p/sのビットレートの符号化データであるので、第3
の符号データが格納される領域は、第1の符号データが
格納される領域の2倍必要であるからである。
【0077】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
96のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、
記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を示し
た図が図19である。この様な場合の、補助情報格納領
域の状態を示した図が図20である。ここでは、第1の
符号データの格納領域は、アドレス00000からアド
レス0FFFFまで割り当てられており、第3の符号デ
ータの格納領域は、アドレス10000からアドレス2
FFFFまで割り当てられており、第1の符号データ
は、8kb/sのビットレートで圧縮符号化されたもの
であり、第3の符号データは、16kb/sのビットレ
ートで圧縮符号化されたものであり、第1の符号データ
は、アドレス00000からアドレス04000までに
格納されており、第3の符号データは、アドレス100
00からアドレス18000までに格納されていること
を表している。固体メモリ96のデータ格納領域がメモ
リフル状態になるまでに、記録処理が終了しなかった場
合は、書き込み制御器97は、上記第1の符号データの
みを固体メモリ96内のデータ格納領域に格納してい
く。この時、上記第1の符号データはデータ格納領域の
アドレス番号10000からアドレス番号2FFFFの
領域に順次格納されていく。これによって、アドレス番
号10000からアドレス番号2FFFFの領域に格納
されていた、第3の符号データは、徐々に廃棄され、廃
棄された領域に、第1の符号データが格納されていくこ
とになるので、メモリフルの状態になった後でも、記録
時間の延長を行うことができる。
【0078】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
96のデータ格納領域がメモリフル状態になった後にも
データが記録された場合のデータ格納領域の状態を示し
た図が図21である。この様な場合の、補助情報格納領
域の状態を示した図が図22である。ここでは、第1の
符号データの格納領域は、アドレス00000からアド
レス0FFFFまで割り当てられており、第3の符号デ
ータの格納領域は、アドレス10000からアドレス2
FFFFまで割り当てられており、第1の符号データ
は、8kb/sのビットレートで圧縮符号化されたもの
であり、第3の符号データは、16kb/sのビットレ
ートで圧縮符号化されたものであり、第1の符号データ
は、アドレス00000からアドレス14000までに
格納されており、第3の符号データは、アドレス140
01からアドレス2FFFFまでに格納されていること
を表しているので、第3の符号データの内、アドレス1
0000からアドレス14000までに格納されていた
データは、廃棄されたことがわかる。
【0079】以上のように、本実施例によれば、入力デ
ジタル信号を第1の符号データに符号化する、分析合成
方式の第1の符号化器と、第1の符号データを元のデジ
タル信号に復号化する、該分析合成方式の第1の符号化
器に内蔵されているところの、第1の復号化器の出力信
号と、該第1の復号化器の出力信号と入力信号との位相
を合わせるための該第1の符号化器に内蔵されていると
ころの遅延器の出力信号との差信号を求める該第1の符
号化器に内蔵されているところの減算器の出力信号(第
2の符号データ)を第3の符号データとして符号化する
第2の符号化器と、上記第1の符号データと上記第3の
符号データとを格納するためのデータ格納領域と、該デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体
メモリと、上記データ格納領域に書き込み可能領域が存
在する間は、上記第1の符号データと上記第3の符号デ
ータとを上記データ格納領域に格納し、上記データ格納
領域の書き込み可能領域が不足した場合は、上記データ
格納領域に格納されている、上記第3の符号データの一
部あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納さ
れていた領域に上記第1の符号データを格納し、上記補
助情報を上記補助情報格納領域に格納する書き込み制御
器とを備え、メモリに空き領域が存在する時は、通常の
圧縮符号化データ(上記第1の符号データ)の他に、そ
の圧縮符号化によって損失するデータ(上記第2の符号
データ)をも圧縮符号化してメモリに格納していくの
で、通常の圧縮符号化よりも高品質の記録処理が行え
る。また、メモリに空き領域が不足した場合でも、通常
の圧縮符号化データは保持したまま、過去に格納されれ
た、通常の圧縮符号化によって損失するデータを圧縮符
号化したデータの一部を廃棄し、メモリ内に空き領域を
確保し、記録処理を続行するので、少なくとも、通常の
圧縮符号化の品質の記録処理は行える。
【0080】この様に、本実施例によれば、記録品質を
可能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を
行うことができることとなる。また、記録品質を可能な
限り保持しながら、データが固体メモリに有効に格納さ
れるため、固体メモリのメモリ有効活用を図ることがで
きることとなる。
【0081】図23は本発明の第10の実施例における
デジタル信号再生装置の構成を示すブロック図である。
図23において、101は、第9の実施例の様にして記
録された符号データが格納された、データ格納領域と、
該データ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性
を示す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有す
る、第9の実施例と同様の固体メモリ、102は、上記
補助情報格納領域に格納された補助情報に基づいて、上
記データ格納領域に格納された第1の符号データを逐次
読みだし、もし上記第3の符号データが上記データ格納
領域に存在している場合は第3の符号データをも読み出
す読みだし制御器、103は、読みだし制御器102で
読み出された上記第1の符号データを復号化する、分析
合成方式の第1の復号化器、104は、読みだし制御器
102で読み出された上記第3の符号データを復号化す
る第2の復号化器、105は、第1の復号化器103の
出力信号と第2の復号化器104の出力信号との和信号
を出力する加算器である。ここで、第1の復号化器10
3は、既に述べた第9の実施例における、第1の符号化
器91に内蔵された第1の復号化器92と同様のもので
ある。
【0082】以上のように構成されたデジタル信号再生
装置について、以下、その動作について図23及び図2
0及び図22を用いて説明する。
【0083】図23において、まず、読みだし制御器1
02は、固体メモリ101の補助情報格納領域から、上
記データ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性
を示す補助情報を読み出す。例えば、図20に示された
ような補助情報を読み出す。ここでは、第1の符号デー
タの格納領域は、アドレス00000からアドレス0F
FFFまで割り当てられており、第3の符号データの格
納領域は、アドレス10000からアドレス2FFFF
まで割り当てられており、第1の符号データは、8kb
/sのビットレートで圧縮符号化されたものであり、第
3の符号データは、16kb/sのビットレートで圧縮
符号化されたものであり、第1の符号データは、アドレ
ス00000からアドレス04000までに格納されて
おり、第3の符号データは、アドレス10000からア
ドレス18000までに格納されていることを表してい
るので、記録開始時刻から、記録終了時刻までの全時刻
について、上記第1の符号データ及び第3の符号データ
が格納されていることがわかる。よって、読みだし制御
器102は、上記データ格納領域に格納されている、第
1の符号データ及び第3の符号データを順次読みだし、
第1の符号データを、第1の復号化器103に送出し、
第3の符号データを、第2の復号化器104に送出す
る。ここで、第3の符号データを送出するタイミング
は、第1の復号化器103で復号化処理に要する時間と
第2の復号化器104で復号化処理に要する時間を考慮
して、その時間差分だけ遅延させて(或いは早めて)送
出する。第1の復号化器103では、上記読み出された
第1の符号データを受け取って元のデジタル信号に復号
する。第2の復号化器104では、上記読み出された第
3の符号データを受け取って、第9の実施例における第
2の符号データに復号する。加算器105では、第1の
復号化器103の出力信号と第2の復号化器104の出
力信号との加算処理を行なうことによって、再生信号を
生成する。
【0084】図20に示した補助情報は、固体メモリ1
01のデータ格納領域がメモリフル状態になるまでに、
記録処理が終了した場合のものであったが、固体メモリ
101のデータ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了しなかった場合は、例えば図22に
示すような補助情報が上記補助情報格納領域に格納され
ている。図22では、第1の符号データの格納領域は、
アドレス00000からアドレス0FFFFまで割り当
てられており、第3の符号データの格納領域は、アドレ
ス10000からアドレス2FFFFまで割り当てられ
ており、第1の符号データは、8kb/sのビットレー
トで圧縮符号化されたものであり、第3の符号データ
は、16kb/sのビットレートで圧縮符号化されたも
のであり、第1の符号データは、アドレス00000か
らアドレス14000までに格納されており、第3の符
号データは、アドレス14001からアドレス2FFF
Fまでに格納されていることを表しているので、第3の
符号データのうち、アドレス10000からアドレス1
4000までに格納されていたデータは、廃棄されたこ
とがわかる。それに基づいて、読みだし制御器102
は、上記データ格納領域に格納されている、第1の符号
データ及び第3の符号データを順次読みだし、第1の符
号データを第1の復号化器103に送出し、第3の符号
データを第2の復号化器104に送出する。第3の符号
データが16kb/sのビットレートで符号化されたの
もであり、そのデータのうち、アドレス10000から
アドレス14000までに格納されていたデータが、廃
棄されたということが補助情報からわかるので、その情
報に基づいて、廃棄さたデータが何時刻目のデータであ
るかを算出し、その時刻については、第3の符号データ
は読み出さない。ここで、第3の符号データを送出する
タイミングは、第1の復号化器103で復号化処理に要
する時間と第2の復号化器104で復号化処理に要する
時間を考慮して、その時間差分だけ遅延させて(或いは
早めて)送出する。第1の復号化器103では、上記読
み出された第1の符号データを受け取って元のデジタル
信号に復号する。第2の復号化器104では、上記読み
出された第3の符号データを受け取って、第9の実施例
における第2の符号データに復号する。加算器105で
は、第1の復号化器103の出力信号と第2の復号化器
104の出力信号との加算処理を行なうことによって、
再生信号を生成する。
【0085】以上のように、本実施例によれば、第1の
実施例の様にして記録された符号データが格納された、
データ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格納
されたデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報
格納領域とを有する固体メモリと、上記補助情報格納領
域に格納された補助情報に基づいて、上記データ格納領
域に格納された第1の符号データを逐次読みだし、もし
上記第3の符号データが上記データ格納領域に存在して
いる場合は第3の符号データをも読み出す読みだし制御
器と、上記読みだし制御器で読み出された上記第1の符
号データを復号化する第1の復号化器と、上記読みだし
制御器で読み出された上記第3の符号データを復号化す
る第2の復号化器と、上記第1の復号化器の出力信号
と、上記第2の復号化器の出力信号との和信号を出力す
る加算器とを備え、通常の圧縮符号化データ(上記第1
の符号データ)の他に、その圧縮符号化によって損失す
るデータをも圧縮して格納してある固体メモリから、通
常の圧縮符号化データを読みだし、通常の復号データを
得るとともに、その圧縮符号化によって損失したデータ
を圧縮符号化したデータをも読みだし、それを復号し付
加するので、通常の圧縮符号化よりも高品質の再生信号
が得られる。もし、記録時間が長く、通常の圧縮符号化
データしかデータ格納領域に存在しない場合でも、少な
くとも、通常の圧縮符号化の品質の再生信号は得られ
る。
【0086】図24は本発明の第11の実施例における
デジタル信号記録装置の構成を示すブロック図である。
図24において、111は例えば16ビットの入力デジ
タル信号を第1の符号データに圧縮符号化する第1の符
号化器、112は、該第1の符号データを元のデジタル
信号に復号化する第1の復号化器、113は、第1の符
号化器111で入力デジタル信号を符号化しさらに該符
号化データを第1の復号化器112で元のデジタル信号
に復号化する処理に要する時間分だけ入力デジタル信号
を遅延させる遅延器、114は、第1の復号化器112
の出力信号と遅延器113の出力信号との差信号を第2
の符号データとして出力する減算器、115は、減算器
114の出力信号を第3の符号データとして符号化する
第2の符号化器、116は、上記第1の符号データと上
記第3の符号データとを格納するためのデータ格納領域
と、該データ格納領域の属性及び該格納されたデータの
属性を示す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有
する固体メモリ、117は、上記データ格納領域に書き
込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号データと
上記第3の符号データとを上記データ格納領域に格納
し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不足した
場合は、上記データ格納領域に格納されている、上記第
3の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄さ
れたデータが格納されていた領域に上記第1の符号デー
タを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格
納する書き込み制御器である。ここで、第1の符号化器
111は、入力デジタル信号の性質に合わせて符号化ビ
ットレートを適応的に変化させる可変ビットレート型の
符号化器である。また、第2の符号化器115は、第2
の符号データの性質に合わせて符号化ビットレートを適
応的に変化させる可変ビットレート型の符号化器であ
る。
【0087】図25は、固体メモリ116のデータ格納
領域がメモリフル状態になるまでに、記録処理が終了し
た場合のデータ格納領域の状態を示す図である。
【0088】また、図26は、固体メモリ116のデー
タ格納領域がメモリフル状態になるまでに、記録処理が
終了した場合の補助情報格納領域の状態を示す図であ
る。
【0089】図27は、固体メモリ116のデータ格納
領域がメモリフル状態になりさらに記録処理がしばらく
続行した後、記録処理が終了した場合のデータ格納領域
の状態を示す図である。
【0090】図28は、固体メモリ116のデータ格納
領域がメモリフル状態になりさらに記録処理がしばらく
続行した後、記録処理が終了した場合の補助情報格納領
域の状態を示す図である。
【0091】以上のように構成されたデジタル信号記録
装置について、以下、その動作について図24から図2
8を用いて説明する。
【0092】図24において、まず、各サンプル毎に1
6ビットの入力ディジタル信号は、第1の符号化器11
1により、可変ビットレートで第1の符号データとして
圧縮符号化される。第1の復号化器112は、第1の符
号化器111の出力である第1の符号データを元のデジ
タル信号に復号する。遅延器113では、上記圧縮符号
化及び復号化に要する時間Tだけ入力ディジタル信号を
遅延させる。減算器114では、第1の復号化器112
の出力信号と遅延器113の出力信号との差信号を第2
の符号データとして出力する。第2の符号化器115
は、上記差信号を可変ビットレートで第3の符号データ
として圧縮符号化する。書き込み制御器117は、固体
メモリ116内のデータ格納領域に空き領域が存在する
間は、上記第1の符号データと第3の符号データとを固
体メモリ116内のデータ格納領域に格納していく。こ
こで、上記第1の符号データはデータ格納領域のアドレ
ス番号00000からアドレス番号30000の方向に
順次格納され、上記第3の符号データはデータ格納領域
のアドレス番号30000からアドレス番号00000
の方向に順次格納されていくものとする。これは、第1
の符号データも、第3の符号データも、可変ビットレー
トで符号化された符号データであるために、第1の符号
データと第3の符号データとが、どれほどの比率でメモ
リに格納されるかをあらかじめ決定することができず、
あらかじめ特定の比率でそれぞれにメモリ領域を割り当
てておくことができない為である。
【0093】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
116のデータ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を
示した図が図25である。また、この様な場合の、補助
情報格納領域の状態を示した図が図26である。ここで
は、第1の符号データは、アドレス00000からアド
レス18000までに格納されており、第3の符号デー
タは、アドレス2FFFFからアドレス20000まで
に格納されていることを表している。ここで、データ格
納領域がメモリフル状態になったかどうかの判定は、格
納した符号データの総量とメモリ容量との比較において
行うこともできるし、現在の第1の符号データの書き込
みアドレスと、現在の第3の符号データの書き込みアド
レスとの差を検出することにおいて行うこともできる。
固体メモリ116のデータ格納領域がメモリフル状態に
なるまでに、記録処理が終了しなかった場合は、書き込
み制御器117は、上記第1の符号データのみを、引き
続き固体メモリ116内のデータ格納領域に、アドレス
番号30000の方法に順次格納していく。これによっ
て、アドレス番号30000方向の領域にすでに格納さ
れていた、第3の符号データは徐々に廃棄され、廃棄さ
れた領域に第1の符号データが格納されていくことにな
るので、メモリフルの状態になった後でも記録時間の延
長を行うことができる。
【0094】この様な書き込み処理を行い、固体メモリ
116のデータ格納領域がメモリフル状態になった後に
もデータが記録された場合のデータ格納領域の状態を示
した図が図27である。この例では、第1の符号データ
がアドレス24000まで格納された為に、第3の符号
データのうち、アドレス2FFFFからアドレス240
01に格納されていたもの以外は廃棄されたことにな
る。また、この様な場合の、補助情報格納領域の状態を
示した図が図28である。ここでは、第1の符号データ
は、アドレス00000からアドレス24000までに
格納されており、第3の符号データは、アドレス2FF
FFからアドレス24001までに格納されていること
を表しているので、第3の符号データのうち、上記のデ
ータ以外は廃棄されたことがわかる。
【0095】以上のように、本実施例によれば、入力デ
ジタル信号を第1の符号データに符号化する第1の符号
化器と、該第1の符号データを元のデジタル信号に復号
化する第1の復号化器と、上記第1の符号化器で入力デ
ジタル信号を符号化しさらに該符号化データを上記第1
の復号化器で元のデジタル信号に復号化する処理に要す
る時間分だけ入力のデジタル信号を遅延させる遅延器
と、上記第1の復号化器の出力信号と上記遅延器の出力
信号との差信号を第2の符号データとして出力する減算
器と、上記減算器の出力信号を第3の符号データとして
符号化する第2の符号化器と、上記第1の符号データと
上記第3の符号データとを格納するためのデータ格納領
域と、該データ格納領域の属性及び該格納されたデータ
の属性を示す補助情報を格納する補助情報格納領域とを
有する固体メモリと、上記データ格納領域に書き込み可
能領域が存在する間は、上記第1の符号データと上記第
3の符号データとを上記データ格納領域に格納し、上記
データ格納領域の書き込み可能領域が不足した場合は、
上記データ格納領域に格納されている、上記第3の符号
データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄されたデー
タが格納されていた領域に上記第1の符号データを格納
し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格納する書
き込み制御器とを備え、上記書き込み制御器は、アドレ
スA番地からアドレスB番地までの連続したアドレス空
間のデータ格納領域に、上記第1の符号データを上記デ
ータ格納領域のアドレスA番地からアドレスB番地方向
に格納していき、上記第3の符号データを上記データ格
納領域のアドレスB番地からアドレスA番地方向に格納
していき、上記データ格納領域に空き領域が無くなった
場合、上記第3の符号データの書き込み処理は停止し、
上記第1の符号データは、ひきつづきアドレスB番地方
向に格納していくことによって、メモリに空き領域が存
在する時は、通常の圧縮符号化データ(上記第1の符号
データ)の他に、その圧縮符号化によって損失するデー
タ(上記第2の符号データ)をも圧縮符号化してメモリ
に格納していくので、通常の圧縮符号化よりも高品質の
記録処理が行える。また、メモリに空き領域が不足した
場合でも、通常の圧縮符号化データは保持したまま、過
去に格納されれた、通常の圧縮符号化によって損失する
データを圧縮符号化したデータ(上記第3の符号デー
タ)の一部を廃棄し、メモリ内に空き領域を確保し、記
録処理を続行するので、少なくとも通常の圧縮符号化の
品質の記録処理は行える。
【0096】この様に、本実施例によれば、記録品質を
可能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を
行うことができることとなる。また、記録品質を可能な
限り保持しながら、データが固体メモリに有効に格納さ
れるため、固体メモリのメモリ有効活用を図ることがで
きることとなる。また、上記書き込み制御器のようなデ
ータの格納方法をとれば、可変ビットレートで符号化さ
れたようなデータに対しても、データの管理(特に第3
の符号データの廃棄処理)が、容易に行える。
【0097】
【発明の効果】以上のように、第1の発明のデジタル信
号記録装置は、入力デジタル信号を第1の符号データに
符号化する符号化器と、該第1の符号データを元のデジ
タル信号に復号化する復号化器と、上記符号化器で入力
デジタル信号を符号化しさらに該符号化データを上記復
号化器で元のデジタル信号に復号化する処理に要する時
間分だけ入力デジタル信号を遅延させる遅延器と、上記
復号化器の出力信号と上記遅延器の出力信号との差信号
を第2の符号データとして出力する減算器と、上記第1
の符号データと上記第2の符号データとを格納するため
のデータ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格
納されたデータの属性を示す補助情報を格納する補助情
報格納領域とを有する固体メモリと、上記データ格納領
域に書き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号
データと上記第2の符号データとを上記データ格納領域
に格納し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不
足した場合は、上記データ格納領域に格納されている、
上記第2の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該
廃棄されたデータが格納されていた領域に上記第1の符
号データを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領
域に格納する書き込み制御器とを備え、メモリに空き領
域が存在する時は、通常の圧縮符号化データ(上記第1
の符号データ)の他に、その圧縮符号化によって損失す
るデータ(上記第2の符号データ)をもメモリに格納し
ていくので、通常の圧縮符号化よりも高品質の記録処理
が行える。また、メモリに空き領域が不足した場合で
も、通常の圧縮符号化データは保持したまま、過去に格
納されれた、圧縮符号化によって損失するデータの一部
を廃棄し、メモリ内に空き領域を確保し、記録処理を続
行するので、少なくとも、通常の圧縮符号化の品質の記
録処理は行える。
【0098】この様に、本発明によれば、記録品質を可
能な限り保持しながら、効率よく記録時間の再延長を行
うことができることとなる。また、記録品質を可能な限
り保持しながら、データが固体メモリに有効に格納され
るため、固体メモリのメモリ有効活用を図ることができ
ることとなる。
【0099】また、第2の発明のデジタル信号再生装置
は、上記第1の発明のデジタル信号記録装置にて記録さ
れた符号データが格納された、データ格納領域と、該デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体
メモリと、上記補助情報格納領域に格納された補助情報
に基づいて、上記データ格納領域に格納された第1の符
号データを逐次読みだし、もし上記第2の符号データが
上記データ格納領域に存在している場合は第2の符号デ
ータをも読み出す読みだし制御器と、上記読みだし制御
器で読み出された上記第1の符号データを復号化する復
号化器と、上記復号化器の出力信号と上記第2の符号デ
ータとの和信号を出力する加算器とを備え、通常の圧縮
符号化データ(上記第1の符号データ)の他に、その圧
縮符号化によって損失するデータ(上記第2の符号デー
タ)をもメモリに格納してある固体メモリから、通常の
圧縮符号化データを読みだし、通常の復号データを得る
とともに、その圧縮符号化によって損失したデータをも
読みだし、それを付加するので、通常の圧縮符号化より
も高品質の再生信号が得られる。もし記録時間が長く、
通常の圧縮符号化データしかデータ格納領域に存在しな
い場合であっても、少なくとも通常の圧縮符号化の品質
の再生信号を得ることが可能となる。
【0100】また、第3の発明のデジタル信号記録装置
は、入力デジタル信号を第1の符号データに符号化する
第1の符号化器と、該第1の符号データを元のデジタル
信号に復号化する第1の復号化器と、上記第1の符号化
器で入力のデジタル信号を符号化しさらに該符号化デー
タを上記第1の復号化器で元のデジタル信号に復号化す
る処理に要する時間分だけ入力デジタル信号を遅延させ
る遅延器と、上記第1の復号化器の出力信号と上記遅延
器の出力信号との差信号を第2の符号データとして出力
する減算器と、上記減算器の出力信号を第3の符号デー
タとして符号化する第2の符号化器と、上記第1の符号
データと上記第3の符号データとを格納するためのデー
タ格納領域と、該データ格納領域の属性及び該格納され
たデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報格納
領域とを有する固体メモリと、上記データ格納領域に書
き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号データ
と上記第3の符号データとを上記データ格納領域に格納
し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不足した
場合は、上記データ格納領域に格納されている、上記第
3の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄さ
れたデータが格納されていた領域に上記第1の符号デー
タを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格
納する書き込み制御器とを備え、メモリに空き領域が存
在する時は、通常の圧縮符号化データ(上記第1の符号
データ)の他に、その圧縮符号化によって損失するデー
タ(上記第2の符号データ)をも圧縮符号化してメモリ
に格納していくので、通常の圧縮符号化よりも高品質の
記録処理が行える。また、メモリに空き領域が不足した
場合でも、通常の圧縮符号化データは保持したまま、過
去に格納されれた、通常の圧縮符号化によって損失する
データを圧縮符号化したデータ(上記第3の符号デー
タ)の一部を廃棄し、メモリ内に空き領域を確保し、記
録処理を続行するので、少なくとも、通常の圧縮符号化
の品質の記録処理は行える。また、通常の圧縮符号化に
よって損失するデータを圧縮符号化しているので、上記
第1の発明よりも長時間の記録処理を行える。
【0101】また、第4の発明のデジタル信号再生装置
は、上記第3の発明のデジタル信号記録装置にて記録さ
れた符号データが格納された、データ格納領域と、該デ
ータ格納領域の属性及び該格納されたデータの属性を示
す補助情報を格納する補助情報格納領域とを有する固体
メモリと、上記補助情報格納領域に格納された補助情報
に基づいて、上記データ格納領域に格納された第1の符
号データを逐次読みだし、もし上記第3の符号データが
上記データ格納領域に存在している場合は第3の符号デ
ータをも読み出す読みだし制御器と、上記読みだし制御
器で読み出された上記第1の符号データを復号化する第
1の復号化器と、上記読みだし制御器で読み出された上
記第3の符号データを復号化する第2の復号化器と、上
記第1の復号化器の出力信号と、上記第2の復号化器の
出力信号との和信号を出力する加算器とを備え、通常の
圧縮符号化データ(上記第1の符号データ)の他に、そ
の圧縮符号化によって損失するデータをも圧縮して格納
してある固体メモリから、通常の圧縮符号化データを読
みだし通常の復号データを得るとともに、その圧縮符号
化によって損失したデータを符号化したデータ(上記第
3の符号データ)をも読みだし、それを復号し付加する
ので、通常の圧縮符号化よりも高品質の再生信号が得ら
れる。もし、記録時間が長く、通常の圧縮符号化データ
しかデータ格納領域に存在しない場合においても、少な
くとも通常の圧縮符号化の品質の再生信号を得ることが
可能となる。
【0102】また、本発明のデジタル信号記録再生装置
は、上記第1の発明のデジタル信号記録装置と第2の発
明のデジタル信号再生装置、もしくは上記第3の発明の
デジタル信号記録装置と第4の発明のデジタル信号再生
装置の複号化器を共用することにより、回路規模を小さ
く抑えることが可能となる。
【0103】さらに、本発明のデジタル信号記録再生装
置において、任意に着脱可能なコネクタで接続する構成
することにより、復号化処理のみを行うような場合は、
復号化処理に必要な部分のみをコンパクトな形で持ち運
ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデジタル信号記
録装置の構成を示すブロック図
【図2】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を
示す図
【図3】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合の補助情報格納領域の状態
を示す図
【図4】データ格納領域がメモリフル状態になりさらに
記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した場
合のデータ格納領域の状態を示す図
【図5】データ格納領域がメモリフル状態になりさらに
記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した場
合の補助情報格納領域の状態を示す図
【図6】本発明の第2の実施例におけるデジタル信号再
生装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施例におけるデジタル信号記
録装置の構成を示すブロック図
【図8】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を
示す図
【図9】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合の補助情報格納領域の状態
を示す図
【図10】データ格納領域がメモリフル状態になりさら
に記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した
場合のデータ格納領域の状態を示す図
【図11】データ格納領域がメモリフル状態になりさら
に記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した
場合の補助情報格納領域の状態を示す図
【図12】本発明の第4の実施例におけるデジタル信号
再生装置の構成を示すブロック図
【図13】本発明の第5の実施例におけるデジタル信号
記録再生装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第6の実施例におけるデジタル信号
記録再生装置の構成を示すブロック図
【図15】本発明の第7の実施例におけるデジタル信号
記録再生装置の構成を示すブロック図
【図16】本発明の第8の実施例におけるデジタル信号
記録再生装置の構成を示すブロック図
【図17】一般的なCELP方式(符号励振形線形予測
方式)における符号化器、復号化器の基本構成を表す図
【図18】本発明の第9の実施例におけるデジタル信号
記録装置の構成を示すブロック図
【図19】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を
示す図
【図20】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合の補助情報格納領域の状態
を示す図
【図21】データ格納領域がメモリフル状態になりさら
に記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した
場合のデータ格納領域の状態を示す図
【図22】データ格納領域がメモリフル状態になりさら
に記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した
場合の補助情報格納領域の状態を示す図
【図23】本発明の第10の実施例におけるデジタル信
号再生装置の構成を示すブロック図
【図24】本発明の第11の実施例におけるデジタル信
号記録装置の構成を示すブロック図
【図25】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合のデータ格納領域の状態を
示す図
【図26】データ格納領域がメモリフル状態になるまで
に、記録処理が終了した場合の補助情報格納領域の状態
を示す図
【図27】データ格納領域がメモリフル状態になりさら
に記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した
場合のデータ格納領域の状態を示す図
【図28】データ格納領域がメモリフル状態になりさら
に記録処理がしばらく続行した後、記録処理が終了した
場合の補助情報格納領域の状態を示す図
【符号の説明】
11、31、51、61、71、81、91、111
第1の符号化器 12、23、32、43、52、62、72、82、9
2、103、112第1の復号化器 13、33、53、63、73、83、93、113
遅延器 14、34、54、64、74、84、94、114
減算器 35、610、810、95、115 第2の符号化器 16、37、56、66、76、86、97、117
書き込み制御器 44、611、811、104 第2の復号化器 24、45、59、69、79、89、105 加算器 22、42、57、67、77、87、102 読みだ
し制御器 15、21、36、41、55、65、75、85、9
6、101、116固体メモリ 58、68、78、88 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三崎 正之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 則松 武志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 恒雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長野 利彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力デジタル信号を第1の符号データに符
    号化する符号化器と、該第1の符号データを元のデジタ
    ル信号に復号化する復号化器と、上記符号化器で入力デ
    ジタル信号を符号化しさらに該符号化データを上記復号
    化器で元のデジタル信号に復号化する処理に要する時間
    分T(T≧0)だけ上記入力デジタル信号を遅延させる
    遅延器と、上記復号化器の出力信号と上記遅延器の出力
    信号との差信号を第2の符号データとして出力する減算
    器と、上記第1の符号データと上記第2の符号データと
    を格納するためのデータ格納領域、および該データ格納
    領域の属性及び該格納されたデータの属性を示す補助情
    報を格納する補助情報格納領域を有する固体メモリと、
    上記データ格納領域に書き込み可能領域が存在する間
    は、上記第1の符号データと上記第2の符号データとを
    上記データ格納領域に格納し、上記データ格納領域の書
    き込み可能領域が不足した場合は、上記データ格納領域
    に格納されている、上記第2の符号データの一部あるい
    は全部を廃棄し、該廃棄されたデータが格納されていた
    領域に上記第1の符号データを格納し、上記補助情報を
    上記補助情報格納領域に格納する書き込み制御器とを備
    えたことを特徴とするデジタル信号記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデジタル信号記録装置にて
    記録されたデジタル信号を再生する再生装置であって、
    上記補助情報格納領域に格納された補助情報に基づい
    て、上記データ格納領域に格納された第1の符号データ
    を逐次読みだし、上記第2の符号データが上記データ格
    納領域に存在している場合は上記第2の符号データをも
    読み出す読みだし制御器と、上記読みだし制御器で読み
    出された上記第1の符号データを復号化する復号化器
    と、上記復号化器の出力信号と上記第2の符号データと
    の和信号を出力する加算器とを備えたことを特徴とする
    デジタル信号再生装置。
  3. 【請求項3】入力デジタル信号を第1の符号データに符
    号化する第1の符号化器と、該第1の符号データを元の
    デジタル信号に復号化する第1の復号化器と、上記第1
    の符号化器で入力デジタル信号を符号化しさらに該符号
    化データを上記第1の復号化器で元のデジタル信号に復
    号化する処理に要する時間分(T≧0)だけ上記入力デ
    ジタル信号を遅延させる遅延器と、上記第1の復号化器
    の出力信号と上記遅延器の出力信号との差信号を出力す
    る減算器と、上記減算器の出力信号を第3の符号データ
    として符号化する第2の符号化器と、上記第1の符号デ
    ータと上記第3の符号データとを格納するためのデータ
    格納領域、および該データ格納領域の属性及び該格納さ
    れたデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報格
    納領域を有する固体メモリと、上記データ格納領域に書
    き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号データ
    と上記第3の符号データとを上記データ格納領域に格納
    し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不足した
    場合は、上記データ格納領域に格納されている、上記第
    3の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄さ
    れたデータが格納されていた領域に上記第1の符号デー
    タを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格
    納する書き込み制御器とを備えたことを特徴とするデジ
    タル信号記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のデジタル信号記録装置にて
    記録されたデジタル信号を再生する再生装置であって、
    上記補助情報格納領域に格納された補助情報に基づい
    て、上記データ格納領域に格納された第1の符号データ
    を逐次読みだし、上記第3の符号データが上記データ格
    納領域に存在している場合は上記第3の符号データをも
    読み出す読みだし制御器と、上記読みだし制御器で読み
    出された上記第1の符号データを復号化する第1の復号
    化器と、上記読みだし制御器で読み出された上記第3の
    符号データを復号化する第2の復号化器と、上記第1の
    復号化器の出力信号と上記第2の復号化器の出力信号と
    の和信号を出力する加算器とを備えたことを特徴とする
    デジタル信号再生装置。
  5. 【請求項5】入力デジタル信号を第1の符号データに符
    号化する第1の符号化器と、該第1の符号データを元の
    デジタル信号に復号化する第1の復号化器と、上記第1
    の符号化器で入力デジタル信号を符号化しさらに該符号
    化データを上記第1の復号化器で元のデジタル信号に復
    号化する処理に要する時間分(T≧0)だけ上記入力デ
    ジタル信号を遅延させる遅延器と、上記第1の復号化器
    の出力信号と上記遅延器の出力信号との差信号を第2の
    符号データとして出力する減算器と、上記第1の符号デ
    ータと上記第2の符号データとを格納するためのデータ
    格納領域、および該データ格納領域の属性及び該格納さ
    れたデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報格
    納領域とを有する固体メモリと、上記データ格納領域に
    書き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号デー
    タと上記第2の符号データとを上記データ格納領域に格
    納し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不足し
    た場合は、上記データ格納領域に格納されている、上記
    第2の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄
    されたデータが格納されていた領域に上記第1の符号デ
    ータを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に
    格納する書き込み制御器と、上記補助情報格納領域に格
    納された補助情報に基づいて、上記データ格納領域に格
    納された第1の符号データを逐次読みだし、上記第2の
    符号データが上記データ格納領域に存在している場合は
    上記第2の符号データをも読み出す読みだし制御器と、
    記録処理時には上記第1の符号化器の出力信号を上記第
    1の復号化器に送出し、かつ読みだし処理時には上記読
    みだし制御器で読み出された上記固体メモリに格納され
    ていた第1の符号データを上記第1の復号化器に送出す
    るマルチプレクサと、上記第1の符号化器の出力信号
    と、上記読みだし制御器で読み出された上記固体メモリ
    に格納されていた第2の符号データとの和信号を出力す
    る加算器とを備えたことを特徴とするデジタル信号記録
    再生装置。
  6. 【請求項6】入力デジタル信号を第1の符号データに符
    号化する第1の符号化器と、該第1の符号データを元の
    デジタル信号に復号化する第1の復号化器と、上記第1
    の符号化器で入力デジタル信号を符号化しさらに該符号
    化データを上記第1の復号化器で元のデジタル信号に復
    号化する処理に要する時間分(T≧0)だけ上記入力デ
    ジタル信号を遅延させる遅延器と、上記第1の復号化器
    の出力信号と上記遅延器の出力信号との差信号を出力す
    る減算器と、上記減算器の出力信号を第3の符号データ
    として符号化する第2の符号化器と、上記第1の符号デ
    ータと上記第3の符号データとを格納するためのデータ
    格納領域、および該データ格納領域の属性及び該格納さ
    れたデータの属性を示す補助情報を格納する補助情報格
    納領域を有する固体メモリと、上記データ格納領域に書
    き込み可能領域が存在する間は、上記第1の符号データ
    と上記第3の符号データとを上記データ格納領域に格納
    し、上記データ格納領域の書き込み可能領域が不足した
    場合は、上記データ格納領域に格納されている、上記第
    3の符号データの一部あるいは全部を廃棄し、該廃棄さ
    れたデータが格納されていた領域に上記第1の符号デー
    タを格納し、上記補助情報を上記補助情報格納領域に格
    納する書き込み制御器と、上記補助情報格納領域に格納
    された補助情報に基づいて、上記データ格納領域に格納
    された第1の符号データを逐次読みだし、上記第3の符
    号データが上記データ格納領域に存在している場合は第
    3の符号データをも読み出す読みだし制御器と、記録処
    理時には上記第1の符号化器の出力信号を上記第1の復
    号化器に送出し、読みだし処理時には上記読みだし制御
    器で読み出された上記固体メモリに格納されていた第1
    の符号データを上記第1の復号化器に送出するマルチプ
    レクサと、上記読みだし制御器で読み出された上記第3
    の符号データを復号化する第2の復号化器と、上記第1
    の復号化器の出力信号と、上記第2の復号化器の出力信
    号との和信号を出力する加算器とを備えたことを特徴と
    するデジタル信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】上記固体メモリと読みだし制御器と第1の
    復号化器とマルチプレクサと加算器とによって構成され
    ている部分と、その他の部分とはコネクタにて着脱可能
    としたことを特徴とする請求項5記載のデジタル信号記
    録再生装置。
  8. 【請求項8】上記固体メモリと読みだし制御器と第1の
    復号化器と第2の復号化器とマルチプレクサと加算器と
    によって構成されている部分と、その他の部分とはコネ
    クタにて着脱可能としたことを特徴とする請求項6記載
    のデジタル信号記録再生装置。
  9. 【請求項9】上記第1の符号化器は、上記第1の復号化
    器と上記遅延器と上記減算器を内蔵した分析合成方式あ
    るいは予測符号化方式の符号化器であることを特徴とす
    る請求項1または請求項3記載のデジタル信号記録装
    置。
  10. 【請求項10】上記第1の符号化器は、上記第1の復号
    化器と上記遅延器と上記減算器を内蔵した分析合成方式
    あるいは予測符号化方式の符号化器であることを特徴と
    する請求項5、請求項6、請求項7、請求項8のいずれ
    かに記載のデジタル信号記録再生装置。
  11. 【請求項11】上記固体メモリは着脱可能な不揮発性メ
    モリであることを特徴とする請求項1、請求項3、請求
    項9のいずれかに記載のデジタル信号記録装置。
  12. 【請求項12】上記固体メモリは着脱可能な不揮発性メ
    モリであることを特徴とする請求項2または請求項4記
    載のデジタル信号再生装置。
  13. 【請求項13】上記固体メモリは着脱可能な不揮発性メ
    モリであることを特徴とする請求項5、請求項6、請求
    項7、請求項8、請求項10のいずれかに記載のデジタ
    ル信号記録再生装置。
  14. 【請求項14】上記書き込み制御器は、アドレスA番地
    からアドレスB番地までの連続したアドレス空間のデー
    タ格納領域に、上記第1の符号データを上記データ格納
    領域のアドレスA番地からアドレスB番地方向に格納し
    ていき、上記第2の符号データ或いは上記第3の符号デ
    ータを上記データ格納領域のアドレスB番地からアドレ
    スA番地方向に格納していき、上記データ格納領域に空
    き領域が無くなった場合、上記第2の符号データ或いは
    上記第3の符号データの書き込み処理を停止し、上記第
    1の符号データは、ひきつづきアドレスB番地方向に格
    納していくことを特徴とする請求項1、請求項3、請求
    項9、請求項11のいずれかに記載のデジタル信号記録
    装置。
  15. 【請求項15】上記書き込み制御器は、アドレスA番地
    からアドレスB番地までの連続したアドレス空間のデー
    タ格納領域に、上記第1の符号データを上記データ格納
    領域のアドレスA番地からアドレスB番地方向に格納し
    ていき、上記第2の符号データ或いは上記第3の符号デ
    ータを上記データ格納領域のアドレスB番地からアドレ
    スA番地方向に格納していき、上記データ格納領域に空
    き領域が無くなった場合、上記第2の符号データ或いは
    上記第3の符号データの書き込み処理は停止し、上記第
    1の符号データは、ひきつづき、ドレスB番地方向に格
    納していくことを特徴とする請求項5、請求項6、請求
    項7、請求項8、請求項10、請求項13のいずれかに
    記載のデジタル信号記録再生装置。
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JP2009086239A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sony Corp 信号記録再生装置及び方法

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