JPH07252816A - 波力発電装置 - Google Patents
波力発電装置Info
- Publication number
- JPH07252816A JPH07252816A JP6043419A JP4341994A JPH07252816A JP H07252816 A JPH07252816 A JP H07252816A JP 6043419 A JP6043419 A JP 6043419A JP 4341994 A JP4341994 A JP 4341994A JP H07252816 A JPH07252816 A JP H07252816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- energy
- wave
- waves
- breakwater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消波堤に衝突する波浪のエネルギーを有効に
利用できる波力発電装置を提供することを目的とする。 【構成】 透過型消波堤１の前面壁１ａに到達して衝突
した波浪２が透水孔３に導入される。透水孔３は導入さ
れた波浪２のエネルギーを透水孔３内を流れる水流のエ
ネルギーに変換することにより波浪２を消波する。この
際に、透水孔３内の水流のエネルギーにより回転翼７が
回転し、この回転により発電機８が回転駆動され発電す
る。発電された電力は、それぞれの整流部９，１０を介
して蓄電池１１に充電しながら、この蓄電池１１に接続
された負荷に供給される。
利用できる波力発電装置を提供することを目的とする。 【構成】 透過型消波堤１の前面壁１ａに到達して衝突
した波浪２が透水孔３に導入される。透水孔３は導入さ
れた波浪２のエネルギーを透水孔３内を流れる水流のエ
ネルギーに変換することにより波浪２を消波する。この
際に、透水孔３内の水流のエネルギーにより回転翼７が
回転し、この回転により発電機８が回転駆動され発電す
る。発電された電力は、それぞれの整流部９，１０を介
して蓄電池１１に充電しながら、この蓄電池１１に接続
された負荷に供給される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、波浪のエネルギーで発
電する波力発電装置に関するものである。
電する波力発電装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、港湾などの沖合には、港湾への波
浪を消波するため防波堤としての堤体が築堤されてお
り、この防波堤に囲まれて閉鎖的水域が形成されてい
る。
浪を消波するため防波堤としての堤体が築堤されてお
り、この防波堤に囲まれて閉鎖的水域が形成されてい
る。
【０００３】この閉鎖的水域は、防波堤よりも外側の外
海からの海水の流通性が乏しいため海水が汚濁される。
この汚濁を解消するため、図２に示すように、堤体Ｔの
前後で垂直に下降する前面壁１ａと後面壁１ｂとが形成
され、前面壁１ａが外海５の波浪２に対向して配置さ
れ、前面壁１ａと後面壁１ｂとの間を水平に貫通する複
数の透水孔３が設けられ、この透水孔３の途中に、透水
孔３の流路断面積を縮小する狭窄部４が形成された透過
型消波堤１が防波堤として設置される。
海からの海水の流通性が乏しいため海水が汚濁される。
この汚濁を解消するため、図２に示すように、堤体Ｔの
前後で垂直に下降する前面壁１ａと後面壁１ｂとが形成
され、前面壁１ａが外海５の波浪２に対向して配置さ
れ、前面壁１ａと後面壁１ｂとの間を水平に貫通する複
数の透水孔３が設けられ、この透水孔３の途中に、透水
孔３の流路断面積を縮小する狭窄部４が形成された透過
型消波堤１が防波堤として設置される。
【０００４】この透過型消波堤１は、外海５の波浪２を
透水孔３に導入し、この波浪２のエネルギーを透水孔３
によって水平方向の水流のエネルギーに変換し、この水
流を狭窄部４によって乱流にして、波浪２の消波を行う
とともに海水に空気を巻き込ませて酸素を多く含ませ、
この海水を閉鎖的水域６に流入させることにより、閉鎖
的水域６における海水の汚濁を防止する。
透水孔３に導入し、この波浪２のエネルギーを透水孔３
によって水平方向の水流のエネルギーに変換し、この水
流を狭窄部４によって乱流にして、波浪２の消波を行う
とともに海水に空気を巻き込ませて酸素を多く含ませ、
この海水を閉鎖的水域６に流入させることにより、閉鎖
的水域６における海水の汚濁を防止する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の透過型消波堤１では、この透過型消波堤１に
衝突した波浪２のエネルギーを水流のエネルギーに変換
して波浪２の消波を行い、酸素を多く含んだ海水を閉鎖
的水域６に流入させて、閉鎖的水域６の海水の汚濁を防
止することはできるが、波浪２のエネルギーは殆どが透
過型消波堤１内で水流のエネルギーに変換され、それ以
外に全く利用されず、波浪２のエネルギーが無駄になっ
ているという問題点を有していた。
うな従来の透過型消波堤１では、この透過型消波堤１に
衝突した波浪２のエネルギーを水流のエネルギーに変換
して波浪２の消波を行い、酸素を多く含んだ海水を閉鎖
的水域６に流入させて、閉鎖的水域６の海水の汚濁を防
止することはできるが、波浪２のエネルギーは殆どが透
過型消波堤１内で水流のエネルギーに変換され、それ以
外に全く利用されず、波浪２のエネルギーが無駄になっ
ているという問題点を有していた。
【０００６】本発明は、透過型消波堤１に衝突した波浪
２の消波を行うことができるとともに、この波浪２のエ
ネルギーを有効に利用することができる波力発電装置を
提供することを目的とする。
２の消波を行うことができるとともに、この波浪２のエ
ネルギーを有効に利用することができる波力発電装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の波力発電装置は、堤体を波浪の伝播方向に貫
通した透水孔に前記波浪を導入し、前記透水孔により前
記波浪のエネルギーを水流のエネルギーに変換して消波
する透過型消波堤において、前記水流のエネルギーによ
り前記透水孔内で自在に回転する回転翼と、前記回転翼
に連結され、前記回転翼の回転により発電する発電手段
とを備えた構成とする。
に本発明の波力発電装置は、堤体を波浪の伝播方向に貫
通した透水孔に前記波浪を導入し、前記透水孔により前
記波浪のエネルギーを水流のエネルギーに変換して消波
する透過型消波堤において、前記水流のエネルギーによ
り前記透水孔内で自在に回転する回転翼と、前記回転翼
に連結され、前記回転翼の回転により発電する発電手段
とを備えた構成とする。
【０００８】
【作用】上記の構成によると、透水孔に導入した波浪の
エネルギーを、透水孔が水流のエネルギーに変換して消
波する。
エネルギーを、透水孔が水流のエネルギーに変換して消
波する。
【０００９】透水孔内で水流のエネルギーにより回転翼
が回転し、この回転により回転翼に連結された発電手段
が発電する。
が回転し、この回転により回転翼に連結された発電手段
が発電する。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例の波力発電装置を図
面に基づいて説明する。図１は、本実施例の波力発電装
置の構成図である。図１において、防波堤として堤体Ｔ
からなる透過型消波堤１の構成は従来とほぼ同様であ
る。ただし本実施例では、透水孔３は、海水の干満によ
る海面の水位差が生じても常に波浪２を透水孔３内に導
入できるように、干潮レベルから満潮レベルの間に上下
に複数個並べて配置されている。透水孔３内には、ここ
を流れる水流により自在に回転する回転翼７が設けられ
ている。回転翼７には、回転翼７の回転により駆動され
る発電手段としての発電機８が連結されている。発電機
８には、１つのダイオードで構成される半波整流部９あ
るいは４つのダイオードで構成される全波整流部１０が
接続される。各整流部９，１０の出力端には、この出力
を充電する蓄電池１１が接続されている。
面に基づいて説明する。図１は、本実施例の波力発電装
置の構成図である。図１において、防波堤として堤体Ｔ
からなる透過型消波堤１の構成は従来とほぼ同様であ
る。ただし本実施例では、透水孔３は、海水の干満によ
る海面の水位差が生じても常に波浪２を透水孔３内に導
入できるように、干潮レベルから満潮レベルの間に上下
に複数個並べて配置されている。透水孔３内には、ここ
を流れる水流により自在に回転する回転翼７が設けられ
ている。回転翼７には、回転翼７の回転により駆動され
る発電手段としての発電機８が連結されている。発電機
８には、１つのダイオードで構成される半波整流部９あ
るいは４つのダイオードで構成される全波整流部１０が
接続される。各整流部９，１０の出力端には、この出力
を充電する蓄電池１１が接続されている。
【００１１】この構成において、透過型消波堤１の前面
壁１ａに到達して衝突した波浪２が透水孔３に導入され
る。透水孔３は導入された波浪２のエネルギーを透水孔
３内を流れる水流のエネルギーに変換することにより波
浪２を消波する。この際に、透水孔３内の水流のエネル
ギーにより回転翼７が回転し、この回転により発電機８
が回転駆動され発電する。発電された電力は、それぞれ
の整流部９，１０を介して蓄電池１１に充電しながら、
この蓄電池１１に接続された負荷に供給される。ここ
で、各整流部９，１０は、波浪２の山谷の変動によって
透水孔３内の水流の方向が正逆入れ替わることに対し
て、この正逆両方向の流れを効率良く利用するため使用
される。また、蓄電池１１は、透過型消波堤１への波浪
２の衝突が周期的であるために発電機８の発電電圧が常
時変動することに対して、この出力電圧を安定化するた
め使用される。
壁１ａに到達して衝突した波浪２が透水孔３に導入され
る。透水孔３は導入された波浪２のエネルギーを透水孔
３内を流れる水流のエネルギーに変換することにより波
浪２を消波する。この際に、透水孔３内の水流のエネル
ギーにより回転翼７が回転し、この回転により発電機８
が回転駆動され発電する。発電された電力は、それぞれ
の整流部９，１０を介して蓄電池１１に充電しながら、
この蓄電池１１に接続された負荷に供給される。ここ
で、各整流部９，１０は、波浪２の山谷の変動によって
透水孔３内の水流の方向が正逆入れ替わることに対し
て、この正逆両方向の流れを効率良く利用するため使用
される。また、蓄電池１１は、透過型消波堤１への波浪
２の衝突が周期的であるために発電機８の発電電圧が常
時変動することに対して、この出力電圧を安定化するた
め使用される。
【００１２】この動作により、透過型消波堤１に衝突し
た波浪２の消波を行うことができるとともに、この波浪
２のエネルギーを有効に利用することができる。
た波浪２の消波を行うことができるとともに、この波浪
２のエネルギーを有効に利用することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、透水孔
は、透水孔に導入した波浪のエネルギーを水流のエネル
ギーに変換して消波することができる。透水孔内で水流
のエネルギーにより回転翼が回転し、この回転により回
転翼に連結された発電手段は発電することができる。
は、透水孔に導入した波浪のエネルギーを水流のエネル
ギーに変換して消波することができる。透水孔内で水流
のエネルギーにより回転翼が回転し、この回転により回
転翼に連結された発電手段は発電することができる。
【００１４】そのため、透過型消波堤に衝突した波浪の
消波を行うことができるとともに、この波浪のエネルギ
ーを有効に利用することができる。
消波を行うことができるとともに、この波浪のエネルギ
ーを有効に利用することができる。
【図１】本発明の一実施例の波力発電装置の構成図であ
る。
る。
【図２】従来の透過型消波堤の構成図である。
７ 回転翼 ８ 発電機
Claims (1)
- 【請求項１】 堤体を波浪の伝播方向に貫通した透水孔
に前記波浪を導入し、前記透水孔により前記波浪のエネ
ルギーを水流のエネルギーに変換して消波する透過型消
波堤において、前記水流のエネルギーにより前記透水孔
内で自在に回転する回転翼と、前記回転翼に連結され、
前記回転翼の回転により発電する発電手段とを備えた波
力発電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6043419A JPH07252816A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 波力発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6043419A JPH07252816A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 波力発電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07252816A true JPH07252816A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12663193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6043419A Pending JPH07252816A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 波力発電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07252816A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2778509A1 (fr) * | 1998-05-11 | 1999-11-12 | Marcel Alexandre Franc Chardon | Generateur d'electricite hydraulique autonome |
| WO2014024818A1 (ja) * | 2012-08-06 | 2014-02-13 | Ishikawa Yohei | 発電システムおよび発電方法 |
| US10161379B2 (en) | 2013-10-16 | 2018-12-25 | Oceanlinx Ltd. | Coastal protection and wave energy generation system |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6043419A patent/JPH07252816A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2778509A1 (fr) * | 1998-05-11 | 1999-11-12 | Marcel Alexandre Franc Chardon | Generateur d'electricite hydraulique autonome |
| WO2014024818A1 (ja) * | 2012-08-06 | 2014-02-13 | Ishikawa Yohei | 発電システムおよび発電方法 |
| US10161379B2 (en) | 2013-10-16 | 2018-12-25 | Oceanlinx Ltd. | Coastal protection and wave energy generation system |
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