JPH0724702A - 日程計画作成支援装置 - Google Patents

日程計画作成支援装置

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Publication number
JPH0724702A
JPH0724702A JP15216093A JP15216093A JPH0724702A JP H0724702 A JPH0724702 A JP H0724702A JP 15216093 A JP15216093 A JP 15216093A JP 15216093 A JP15216093 A JP 15216093A JP H0724702 A JPH0724702 A JP H0724702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
production
evaluation value
calculation means
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP15216093A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Ozasa
淳二 小笹
Hiroyuki Tokuyasu
博之 徳安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP15216093A priority Critical patent/JPH0724702A/ja
Publication of JPH0724702A publication Critical patent/JPH0724702A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷のそれぞれが平準化される生産順序の決定
を自動化する。 【構成】距離演算手段21によって、生産順序決定の対
象となる任意のユニット住宅をk番目に生産した場合の
負荷を示す仮負荷と、k番目の理想負荷との隔たりを距
離として演算する。そして評価値演算手段14により、
生産条件のそれぞれについての距離を加算することによ
り、k番目の生産順序の対象となる全てのユニット住宅
のそれぞれについて加算値を算出している。そして生産
順序決定手段17を用いることにより、加算値を最小と
するユニット住宅をk番目の生産順序に決定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット住宅の生産ラ
インの日程計画の作成を支援する支援装置に係り、より
詳細には、邸単位でユニット住宅の生産順序を決定する
日程計画作成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】短期間での建築が可能であるため広く普
及しているユニット住宅は、生産計画に従い、生産ライ
ンを用いて各ユニットの生産を行っている。この生産計
画は、従来は人間の経験則にたよって立案されていた
が、近時ではコンピュータによって行うことができるよ
うになってきている(特開平4−171166号公
報)。
【0003】しかしながら、例えば外壁の面積が大きい
ユニット住宅を生産するときには、外壁の取り付けを行
うステージの負荷が大きくなる。また対面型のキッチン
が設けられたユニット住宅の生産では、キッチンの取り
付けを行うステージの負荷が大きくなる。
【0004】そのため外壁の面積が大きい種類のユニッ
ト住宅を連続して生産した場合には、外壁の取り付けが
ラインの流れに間に合わなくなり、ライン停止が発生す
る。また対面型のキッチンが設けられたユニット住宅を
連続して生産した場合にも、キッチンの取り付けステー
ジの負荷が大きいことからライン停止が発生する。
【0005】一方、ステージの生産所要時間あるいは部
品供給等の生産条件に基づいて、ユニット住宅の種類や
ユニットの負荷を数値でもって表現したときには、以下
のことが知られている。
【0006】つまり、図7に示すように、横軸でもって
ユニット住宅の生産順序を示し、縦軸でもってユニット
住宅の生産がステージに与える負荷の積算値を示す平面
において、生産順序と負荷の積算値との関係を示す折線
92が直線91に沿った関係となる平準化状態では、負
荷が均等であり、ラインストップの発生の恐れが無く、
最も生産効率の良い状態となる。
【0007】そのため従来では、例えば1週間分の生産
予定が与えられると、この予定により示されたユニット
住宅の負荷の値を考慮して、積算値が大きくなる負荷に
着目する。そして着目した負荷を平準化するための生産
順序を先ず決定する。そして後、その他の負荷を平準化
するため、生産順序のさらなる調整を行うことにより、
複数の負荷の全てが平準化される生産順序を決定してい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
は、人手を用いた生産順序の決定方法となっており、最
初に着目した負荷の平準化を崩すことなく、その他の負
荷を平準化するため、既に決定された生産順序をさらに
調整する方法となっている。そのため生産順序の決定は
試行錯誤的な要素の強い方法となっている。また考慮し
なければならない負荷の種類も多いことから、負荷のそ
れぞれがより平準化された生産順序を決定しようとする
場合には、その決定に要する時間が極めて長くなるとい
う問題が生じていた。
【0009】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、その目的は、負荷のそれぞれが平準化
される生産順序の決定を自動化することのできる日程計
画作成支援装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の日程計画作成支援装置は、複数のユニット住宅
の生産順序を決定する日程計画作成支援装置に適用し、
N、Mのそれぞれを自然数とし、生産対象となっている
ユニット住宅の邸数をNにより示し、ユニット住宅を生
産する生産ラインの生産条件の条件数をMにより示し、
iをi≦Nなる自然数とし、jをj≦Mなる自然数と
し、ユニット住宅のそれぞれをiによって識別し、生産
条件のそれぞれをjによって識別し、iにより識別され
るユニット住宅のjにより識別される生産条件に対する
負荷をfijにより示すとき、jのそれぞれについて下式
【0011】
【数4】
【0012】により示される合計負荷Aj を演算する負
荷合計演算手段と、jのそれぞれについて下式
【0013】
【数5】Bj =Aj /N なる演算を行うことにより、平均負荷Bj を演算する平
均負荷演算手段と、kをk≦Nなる自然数とするとき、
(k−1)番目までのユニット住宅の生産順序が決定さ
れたときには、jのそれぞれについて、1番目から(k
−1)番目までのユニット住宅を生産するのに要した負
荷の合計である積算負荷を演算する積算負荷演算手段
と、(k−1)番目までの生産順序に該当しなかったユ
ニット住宅を残留ユニット住宅とするとき、jのそれぞ
れについて、残留ユニット住宅の負荷fijと積算負荷と
の加算結果である仮負荷Cijを演算すると共に、jのそ
れぞれについての理想負荷Djkを下式
【0014】
【数6】Djk=Bj ×k によって演算し、仮負荷Cijと理想負荷Djkとの隔たり
を距離Eijとして演算する距離演算手段と、iが与えら
れたときにはそのiにおいて、jのそれぞれについて距
離Eijを合計負荷Aj に対応した値で除すると共にjの
それぞれについての除算結果の全てを加算する評価値演
算手段と、この評価値演算手段の加算結果を評価値とす
るとき、残留ユニット住宅を識別するiのそれぞれを評
価値演算手段に与えたとき評価値演算手段が演算したi
のそれぞれについての評価値から、その評価値の最小値
を与えるiを検出し、検出されたiにより識別されたユ
ニット住宅をk番目の生産順序とする生産順序決定手段
とを備えた構成を採用している。
【0015】
【作用】合計負荷Aj は生産条件jにおける負荷の合計
を示すことから、平均負荷Bjは、負荷が平準化された
と仮定したときの、生産条件jにおける1邸当たりの負
荷の理想値を示すこととなる。そのため理想負荷D
jkは、邸数kを生産したときの生産条件jにおける負荷
の理想とする積算値を示す。
【0016】一方、積算負荷は、1番目〜(k−1)番
目までのユニット住宅を生産するのに要した生産条件j
における実際的な負荷の積算値であるので、仮負荷Cij
は、k番目にiとして識別された残留ユニット住宅を生
産すると仮定したときの生産条件jにおける実際的な負
荷の積算値を示すことになる。
【0017】すなわち距離演算手段が演算する距離Eij
は、k番目までのユニット住宅の生産を終了したときの
実際的な負荷の積算値と理想的な負荷の積算値との( 生
産条件jにおける) 差異を示すことになる。またこの差
異は、残留ユニット住宅のうち、どのユニット住宅をk
番目に生産するかによって異なる値となる。このこと
は、生産条件jをある特定の生産条件j(例えばj=
2)に限定した場合、距離Ei2が最小となるユニット住
宅がk番目の生産に最適となることを意味する。
【0018】しかしながら平準化は全ての生産条件jに
おいて行われなければならない。そのため、生産条件j
のそれぞれの合計負荷Aj が異なることによって生じる
平準化の不均一を除去する必要があると共に、全ての生
産条件jの並行的な平準化が必要となる。
【0019】これら2つの条件を満たすため、評価値演
算手段では、距離Eijを合計負荷A j に対応した値で除
することにより、平準化の不均一を取り除いている。ま
たjのそれぞれについての除算結果の全てを加算するこ
とによって並行的な平準化の尺度を得ている。すなわち
評価値演算手段の演算結果である評価値は、生産条件j
の全てが、均一且つ並行的に平準化される尺度を示す数
値となる。
【0020】評価値は以上のことを示すため、生産順序
決定手段は、評価値の最小値を与えるiによって識別さ
れるユニット住宅が全ての生産条件jの平準化を満たす
として、このユニット住宅をk番目の生産順序に決定す
る。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しつつ
以下に説明する。
【0022】図1は、本発明の日程計画作成支援装置の
一実施例の電気的構成を示すブロック線図である。
【0023】本実施例における生産条件には、長辺が長
いロングユッニットの組み立てステージ、キッチンの取
り付けステージ、外壁の取り付けステージのそれぞれの
ステージにおける負荷に基づく生産条件がある。またキ
ッチンやトイレの数量が多いため、これらの取り付けス
テージの負荷が重くなるアパート仕様のユニット住宅、
積雪仕様のユニット住宅、バルコニーを有するユニット
住宅等のように、その仕様から特定のステージの負荷が
重くなるユニット住宅の生産順序における連続度の制限
を示す生産条件等がある。
【0024】これらの生産条件の総数をMにより示すと
き、生産条件は、j≦Mなる自然数jによって識別され
る生産条件jとして示されている。
【0025】そしてこれらの生産条件jと、生産条件j
に対して負荷を与えるユニット住宅との関係について
は、生産予定のユニット住宅数がNであるとすると、ユ
ニット住宅のそれぞれをi≦Nなる自然数iによって識
別し、iによって識別されるユニット住宅iが生産条件
jに与える負荷をfijとすることにより、ユニット住宅
と生産条件との互いの対応付けを行っている。
【0026】また負荷fijの値は、ステージにおける組
み付け所要時間等の条件に従って、0〜5の範囲の自然
数でもって表現されており、これらの負荷fijの値は、
図1に示すデータベース12に予め記憶されている。
【0027】また同図における負荷付与手段11は、1
週間における生産予定分として、通信線31を介して与
えられた数10邸(邸数をNとする)のユニット住宅の
情報から、各ユニット住宅をiでもって識別するブロッ
クとなっている。そして識別したユニット住宅iが生産
条件jに与える負荷を、データベース12内のデータを
参照することにより、負荷fijとして、負荷合計演算手
段13、評価値演算手段14、および積算負荷演算手段
15に送出する。
【0028】また負荷合計演算手段13は、負荷fij
値に基づき、生産条件j毎の負荷f ijの合計を示す合計
負荷Aj を演算するブロックとなっており、演算した合
計負荷Aj を、平均負荷演算手段16と評価値演算手段
14とに送出する。
【0029】また平均負荷演算手段16は、合計負荷A
j と生産予定の邸の総数Nとから、ユニット住宅1邸当
たりの各生産条件jにおける平均負荷Bj を演算するブ
ロックとなっており、演算した平均負荷Bj を評価値演
算手段14に送出する。
【0030】また積算負荷演算手段15は、(k−1)
番目までのユニット住宅を生産したと仮定したとき、生
産条件jのそれぞれについての負荷の実質的な合計であ
る積算負荷Xjkを演算するブロックとなっており、演算
結果を評価値演算手段14に送出する。
【0031】また距離演算手段21は、(k−1)番目
までの生産順序に該当しなかったユニット住宅(残留ユ
ニット住宅)を識別するiと生産条件jを識別するjと
のそれぞれについて、残留ユニット住宅の負荷fijと積
算負荷Xjkとを加算した仮負荷Cijを算出する。またj
のそれぞれについての理想負荷Djkを算出し、仮負荷C
ijと理想負荷Djkとから、その隔たりを示す距離Eij
演算するブロックとなっている。そして演算結果を評価
値演算手段14に送出する。
【0032】また評価値演算手段14は、距離演算手段
21によって算出された距離Eijを、この距離Eijに対
応する合計負荷Aj で除すると共に、その除算結果を加
算するブロックとなっており、加算結果を評価値として
生産順序決定手段17に送出する。なおこの動作は、生
産順序決定手段17からiの具体的値が与えられる毎に
繰り返される。またその評価値はVi として示され、i
によって識別される値となっている。
【0033】また生産順序決定手段17は、評価値演算
手段14にiの具体的値を送出する毎に得られる評価値
i から、その評価値Vi が最小となるiの検出を行
い、検出したiにより識別されるユニット住宅iを、k
番目に生産することを決定するブロックとなっている。
そして、この決定は計画訂正手段19と積算負荷演算手
段15とに送出される。
【0034】また計画訂正手段19は、生産順序決定手
段17によって決定された生産順序を表示手段20に表
示させると共に、生産ラインにおける突発的条件等のた
め、入力手段18から計画の変更が入力されたときに
は、その入力に対応して生産順序の変更を行うブロック
となっている。そして最終的に決定された生産順序は、
通信線32を介して生産ライン側のコンピュータに送出
される。
【0035】図2は、本発明の一実施例の動作を示すフ
ローチャート、図3、図4、および図5は、生産順序の
決定方法の説明のための補助図である。必要に応じて同
図を参照しつつ、本発明の一実施例の動作を以下に説明
する。
【0036】通信線31を介し、その合計邸数がNとな
る様々なタイプのユニット住宅が、1週間分の生産予定
として指示されたとき、負荷付与手段11は、i≦Nな
る自然数iでもって生産予定のユニット住宅の各々を識
別する。そしてデータベース12を参照することによ
り、識別されたユニット住宅iの各々が生産条件jのそ
れぞれに与える負荷fijを、負荷合計演算手段13、評
価値演算手段14、および積算負荷演算手段15に送出
する。
【0037】負荷fijが与えられた負荷合計演算手段1
3は、生産条件jのそれぞれについて、下式
【0038】
【数7】
【0039】なる演算を行うことによって、生産条件j
のそれぞれについての負荷の合計である合計負荷Aj
演算する。そして演算結果を平均負荷演算手段16と評
価値演算手段14とに送出する(ステップS11)。
【0040】この合計負荷Aj が与えられた平均負荷演
算手段16は、下式
【0041】
【数8】Bj =Aj /N なる演算を行うことによって、各生産条件jのそれぞれ
におけるユニット住宅1邸当たりの平均負荷Bj を演算
する(ステップS12)。
【0042】この平均負荷Bj は、生産条件jにおける
1邸当たりの負荷の理想値を示すこととなる。
【0043】いま、ユニット住宅iの生産順序を自然数
s(s≦N)でもって識別するとすると、1番目に生産
するユニット住宅iの決定を行うときには、生産順序決
定手段17は、s=1であることを、評価値演算手段1
4を介して距離演算手段21に知らせる。そのため距離
演算手段21は、下式
【0044】
【数9】Djs=Bj ×s なる演算式を用いることによって、jのそれぞれについ
て、s=1の場合の理想負荷Dj1を演算する。
【0045】図3は、例えばj=1とした場合を示して
おり、このときの理想負荷D11は、同図において、生産
する邸の順序と負荷の積算値との理想的関係を示す直線
(傾き=Aj /N)51におけるk=1の場合の負荷の
値として示される。
【0046】また距離演算手段21は、生産条件jのそ
れぞれについて、既に生産順序が決定されたユニット住
宅の生産に対応した負荷の積算値を示す積算負荷を演算
するのであるが、s=1の場合、既に生産されたユニッ
ト住宅iはないので、j=s=1のときの積算負荷X11
の値は0である。
【0047】この状態において生産順序決定手段17
は、i=1としたとき識別されるユニット住宅の評価値
1 を得るため、評価値演算手段14に対してi=1を
指定する。この指定は評価値演算手段14を介して距離
演算手段21に与えられることから、距離演算手段21
は、与えられたi=1に従うと共に、先ずj=1とす
る。そして下式(第1式とする)
【0048】
【数10】Cij=Xjs+fij を用いることにより、1番目に仮にユニット住宅iを生
産したとするときの生産条件1の負荷を示す仮負荷C11
を演算する。このときには、仮負荷C11=負荷f 11とな
る。
【0049】そして仮負荷C11と理想負荷D11との隔た
りを示す距離E11を、i=j=1として、下式(第2式
とする)
【0050】
【数11】
【0051】を用いて演算する。この演算結果である距
離E11は評価値演算手段14に送出される。
【0052】また距離演算手段21は、上記と同様の方
法により、i=1、j=2として、距離E12を算出する
(図4は、j=2の場合の各値の関係の一例を示してい
る)。以下、j=3、4、・・・、Mの各生産条件jに
対し、第1および第2式を用いた演算を行って距離E1j
を算出する。この距離E1jは評価値演算手段14に送出
される。
【0053】評価値演算手段14は、i=1であるとき
のjのそれぞれについての距離E1jから、下式(第3式
とする)
【0054】
【数12】
【0055】なる演算を行うことによって、i=1の場
合の評価値V1 を算出し、算出した値を生産順序決定手
段17に送出する。
【0056】評価値V1 が与えられた生産順序決定手段
17は、与えられた評価値V1 を内部に記憶すると共
に、i=2を評価値演算手段14に指示する。
【0057】この指示が与えられた評価値演算手段14
は、上記と同様の動作を繰り返すことから、距離演算手
段21においては、ユニット住宅i(i=2)を1番目
に生産した場合の各生産条件jに対応した距離E2jが演
算される(図3における距離E21は、ユニット住宅i
(i=2)を1番目に生産した場合の生産条件j(j=
1)における理想負荷D11と仮負荷C21(負荷f21に等
しい)との隔たりを示し、図4における距離E22は、ユ
ニット住宅i(i=2)を1番目に生産した場合の生産
条件j(j=2)における理想負荷D21と仮負荷C
22(負荷f22に等しい)との隔たりを示している)。
【0058】距離E2jが与えられた評価値演算手段14
は、i=2として、第3式を用いることにより、評価値
2 を演算し、生産順序決定手段17に送出する。
【0059】以下、生産順序決定手段17からは、i=
3、4、・・・、Nの各指示が評価値演算手段14に送
出され、評価値演算手段14からは、与えられたiに対
応する評価値Vi が生産順序決定手段17に対して送出
される。ここで図3の距離E 31は、ユニット住宅i(i
=3)を1番目に生産したときの理想負荷D11と仮負荷
31(負荷f31に等しい)との距離31を示し、図4の距
離E32は、ユニット住宅i(i=3)を1番目に生産し
たときの理想負荷D21と仮負荷C32(負荷f32に等し
い)との距離32を示している。
【0060】上記動作の結果、生産順序決定手段17に
は、全てのiに対応した評価値Viが記憶されることと
なる(ステップS13〜S15)。
【0061】生産順序決定手段17は、全てのiに対応
した評価値Vi から、その評価値V i が最小となるiの
検出を行い、このiにより識別されるユニット住宅が、
生産条件jの全ての平準化を考慮したとき、1番目に生
産すべきユニット住宅であると決定する。この決定は積
算負荷演算手段15と計画訂正手段19とに送出され
る。
【0062】いま1番目に生産するユニット住宅iがi
=5として識別されるユニット住宅iであるとすると、
生産順序決定手段17は、i=1、・・・、4、6、・
・・、Nの各iにより識別されるユニット住宅iを、生
産順序の割り当て対象となる残留ユニット住宅iとす
る。
【0063】そしてs=2として上記の動作が繰り返さ
れるのであるが、このときには、生産条件1における理
想負荷D12の値は、
【0064】
【数13】D12=B1 ×2 となる。また積算負荷X12の値は、ユニット住宅i(i
=5)が1番目に生産されることが決定されたので、
【0065】
【数14】X12=f51 となる。また、これらのことは、その他の生産条件j
(j=2、3、・・・、M)においても同様となる。
【0066】この繰り返し動作において、2番目に生産
することが決定されたユニット住宅iがi=9として識
別されるユニット住宅iであるとすると、i=1、・・
・、4、6、・・・、8、10、・・・、Nの各iによ
り識別されるユニット住宅iが残留ユニット住宅iとな
る。以下、s=3、4、・・・とする動作が繰り返され
る。
【0067】上記動作がs=k−1となるまで繰り返さ
れ、(k−1)番目までの生産順序が決定されたとす
る。また図5は、図3に示した生産条件j(j=1)と
同一の生産条件jの異なるエリアを示しており、直線5
2は、直線51を延長した直線であるとする。
【0068】このとき決定する必要があるのは、k番目
に生産するユニット住宅iを識別するiの値である。ま
たs=kであり、(k−1)番目までのユニット住宅i
の生産順序が決定されていることから、積算負荷演算手
段15によって演算され、(k−1)番目までのユニッ
ト住宅iを生産したときの生産条件j(j=1)におけ
る積算負荷X1kは、生産順序が決定された1番目から
(k−1)番目までのユニット住宅iの生産条件j(j
=1)における負荷fi1の合計値を示すこととなる。ま
た理想負荷D1kは、下式
【0069】
【数15】D1k=k×B1 として示される値となる。
【0070】またi=1、2、3の各iにより識別され
るユニット住宅iが、s=kにおける残留ユニット住宅
iに含まれているとし、これらのユニット住宅i(i=
1、2、3)の負荷f11〜f31を図4の長さf11〜f31
により示すとすると、これらのユニット住宅iに対応す
る仮負荷Ci1〜Ci3は、同図に示す値となる。
【0071】ただし、仮負荷の記号は、厳密には、i、
jの2つのパラメータと、生産順序の識別子sとの3つ
のパラメータにより表現されるCijs とする必要がある
が、説明を簡略化するため識別子sを省いている。その
ため仮負荷Cijの値は、同一記号であるとしても、sの
値に対応して異なることとなる。このことは、距離を示
す記号Eij、評価値を示す記号Vi についても同様とな
っている。
【0072】一方、k番目に生産するユニット住宅iの
決定に当たって、生産条件j(j=1)における距離E
11、および生産条件j(j=2、3、・・・、M)のそ
れぞれにおける距離E1jが距離演算手段21によって演
算され、評価値演算手段14に送出される。そのため評
価値演算手段14は、既に説明した動作と同様の動作を
繰り返すことによって評価値V1 を演算し、演算結果を
生産順序決定手段17に送出する。
【0073】以下、同様の動作の繰り返しとなり、i=
2、j=1では、距離E21が距離演算手段21から評価
値演算手段14に送出される。またi=3、j=1で
は、距離E31が評価値演算手段14に送出される。
【0074】これらの動作は、残留ユニット住宅iを識
別する全てのiについて行われ、各iに対応する評価値
i が生産順序決定手段17に与えられる。そのため生
産順序決定手段17は、これらの評価値Vi から、その
値の最小値を与えるiの検出を行い、検出したiにより
識別されるユニット住宅iをk番目の生産順序に決定す
る。
【0075】以下、同様の動作の繰り返しとなり、残留
ユニット住宅が無くなると生産順序の決定が終了する
(ステップS16、S17)。
【0076】図7は、上記動作によって決定された生産
順序に従ったときの、5つの生産条件j(j=1、2、
・・・、5)についての負荷の変化を示しており、各生
産条件jにおいて負荷が極めて平準化された結果を得て
いる(その他の生産条件jにおける負荷の変化は、図示
が省略されている)。
【0077】このようにして決定されたユニット住宅i
の生産順序は、計画訂正手段19に送出され、表示手段
20において表示される。そのため生産順序の決定の担
当者は、生産ラインにおける突発的な条件等を加味する
ことにより、変更の必要があると判定したときには、変
更のためのデータを入力手段18を用いて計画訂正手段
19に与える。計画訂正手段19は、与えられたデータ
に従って、ユニット住宅iの生産順序の変更を行う(ス
テップS18)。
【0078】この変更によって生産順序の決定が完了し
たとき、計画訂正手段19は、生産順序を示すデータを
生産ラインのコンピュータに送出する。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る日程計画作成支援装置は、
生産順序決定の対象となる任意のユニット住宅をk番目
に生産した場合の負荷を示す仮負荷と、k番目の理想負
荷との隔たりを距離として演算することを生産条件のそ
れぞれについて行い、且つ生産条件のそれぞれについて
の距離を加算している。またこの加算値については、k
番目の生産順序の対象となる全てのユニット住宅に対し
て演算する構成としている。そして加算値を最小とする
ユニット住宅をk番目の生産順序としているので、負荷
のそれぞれが平準化される生産順序の決定を自動化する
ことが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の日程計画作成支援装置の一実施例の電
気的構成を示すブロック線図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図3】生産順序と負荷との関係を示す説明図である。
【図4】生産順序と負荷との関係を示す説明図である。
【図5】生産順序と負荷との関係を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例により決定された生産順序に
基づくときの、生産条件のそれぞれにおける負荷の変化
を示す説明図である。
【図7】従来技術における生産順序と負荷との関係を示
す説明図である。
【符号の説明】
13 負荷合計演算手段 14 評価値演算手段 15 積算負荷演算手段 16 平均負荷演算手段 17 生産順序決定手段 21 距離演算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユニット住宅の生産順序を決定す
    る日程計画作成支援装置において、 N、Mのそれぞれを自然数とし、生産対象となっている
    前記ユニット住宅の邸数をNにより示し、前記ユニット
    住宅を生産する生産ラインの生産条件の条件数をMによ
    り示し、iをi≦Nなる自然数とし、jをj≦Mなる自
    然数とし、前記ユニット住宅のそれぞれをiによって識
    別し、前記生産条件のそれぞれをjによって識別し、i
    により識別されるユニット住宅のjにより識別される生
    産条件に対する負荷をfijにより示すとき、jのそれぞ
    れについて下式 【数1】 により示される合計負荷Aj を演算する負荷合計演算手
    段と、 jのそれぞれについて下式 【数2】Bj =Aj /N なる演算を行うことにより、平均負荷Bj を演算する平
    均負荷演算手段と、 kをk≦Nなる自然数とするとき、(k−1)番目まで
    のユニット住宅の生産順序が決定されたときには、jの
    それぞれについて、1番目から(L−1)番目までのユ
    ニット住宅を生産するのに要した負荷の合計である積算
    負荷を演算する積算負荷演算手段と、 (k−1)番目までの生産順序に該当しなかった前記ユ
    ニット住宅を残留ユニット住宅とするとき、jのそれぞ
    れについて、残留ユニット住宅の負荷fijと前記積算負
    荷との加算結果である仮負荷Cijを演算すると共に、j
    のそれぞれについての理想負荷Djkを下式 【数3】Djk=Bj ×k によって演算し、仮負荷Cijと理想負荷Djkとの隔たり
    を距離Eijとして演算する距離演算手段と、 iが与えられたときにはそのiにおいて、jのそれぞれ
    について前記距離Eijを前記合計負荷Aj に対応した値
    で除すると共にjのそれぞれについての除算結果の全て
    を加算する評価値演算手段と、 この評価値演算手段の加算結果を評価値とするとき、残
    留ユニット住宅を識別するiのそれぞれを前記評価値演
    算手段に与えたとき前記評価値演算手段が演算したiの
    それぞれについての評価値から、その評価値の最小値を
    与えるiを検出し、検出されたiにより識別されたユニ
    ット住宅をk番目の生産順序とする生産順序決定手段と
    を備えたことを特徴とする日程計画作成支援装置。
JP15216093A 1993-06-23 1993-06-23 日程計画作成支援装置 Pending JPH0724702A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198129A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Toyota Motor Corp 製造順序決定装置と製造順序決定用のコンピュータプログラム
CN105116754A (zh) * 2015-09-27 2015-12-02 电子科技大学中山学院 一种用于家居的智能控制系统
CN105116749A (zh) * 2015-08-31 2015-12-02 成都科创城科技有限公司 一种采用无线感应手环采集指令的智能家居生态系统

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