JPH07246308A - 排放出物をエネルギー効率的に除去する装置および方法 - Google Patents

排放出物をエネルギー効率的に除去する装置および方法

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JPH07246308A
JPH07246308A JP29277094A JP29277094A JPH07246308A JP H07246308 A JPH07246308 A JP H07246308A JP 29277094 A JP29277094 A JP 29277094A JP 29277094 A JP29277094 A JP 29277094A JP H07246308 A JPH07246308 A JP H07246308A
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JP
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air
heat exchanger
conduit
inlet
cooling
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JP29277094A
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English (en)
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Beth O Teague
ベス、オー、ティーグ
David F Mitchell
デイビッド、エフ、ミッチェル
Joseph T Flack
ジョウジフ、ティー、フラック
Dennis G Shealy
デニス、ジー、シーリー
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Original Assignee
BASF Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0033Other features
    • B01D5/0054General arrangements, e.g. flow sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/002Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by condensation

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 多種多様な排出物発生源から排出物を除去す
る方法、装置を提供する。 【構成】 複数本の導管を有し、排放出物を含有する空
気を捕集する導入口14と、廃気を放出する排出口35
を有する導管系と、導入口16および排出口17を有す
る高温側と、導入口18および排出口19を有する低温
側とから成る熱交換器15と、空気冷却手段23と、空
気から液滴を除去する手段30と、空気を装置中におい
て貫流させる手段34とを具備し、空気から液滴を除去
する手段30が導管29により空気冷却手段と、また導
管32により熱交換器18の冷却側導入口とそれぞれ接
続されており、空気を流動させる手段34が導管系の導
管33、38に接続されていることを特徴とする、排放
出物除去装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、一般的に化学工業、医薬工業、
コーティング工業、リサイクル工業、油脂工業などの製
造工業からの排出物を除去する装置、方法に関するもの
であって、さらに具体的には、熱可塑性樹脂を製造する
ための重合反応の間に、あるいはその前後に、また熱可
塑性樹脂の処理、例えば押出し、射出成形、紡糸処理の
間にもたらされる排放出物、例えばモノマー、オリゴマ
ー、添加剤、水などを除去するに適する方法に関するも
のである。
【0002】
【技術的背景】上述した化学、製薬、コーティング、リ
サイクル、油脂工業などの製造工業においては、広い範
囲に及ぶ各種各様の排放出物をもたらし、その放散が環
境に対し好ましくない影響を及ぼすべき根源が存在す
る。例えば化学反応においては、反応関与体、添加剤、
溶媒などを含む排放出物が放散される。自動車塗装にお
いてはコーティング剤蒸気、添加剤、溶媒などが放散さ
れる。またポリマーリサイクルの間に、加水分解された
重合体のモノマーもしくはオリゴマーが放散され、反応
容器洗浄の間に、種々の化学品および溶媒が放散され
る。
【0003】ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィ
ン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニ
トリル、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリビニルクロライド、これらの共重合体ない
し混合物のような熱可塑性樹脂製造のための重合反応の
前後もしくはその間に、輸送タンク、貯蔵タンク、パイ
プライン、ダクト、重合反応器、ポリマー溶融体、ポリ
マー繊維、貯水池、切断装置、乾燥装置などから、モノ
マー蒸気が環境雰囲気中に放散される。また射出成形、
押出成形などの熱可塑性樹脂の加工処理の間に、熱可塑
性樹脂は、例えば押出機から押出されて、チップ製造の
ための紐状体、あるいはフィルム、繊維、各種成形体、
パイプなどに加工される。約180から約350℃の温
度において押出成形する間に、モノマーもしくはオリゴ
マー蒸気、加熱蒸散熱分解により形成される化合物、添
加剤蒸気が押出機ノズルから押出されるポリマー表面か
ら放散される。これらの蒸気は、直ちにエーロゾル中に
放出され、押出機近傍に堆積するので、例えば冷却空気
などにより除去されねばならない。これに使用された空
気は好ましくないが、一般的に環境雰囲気内に放散され
る。
【0004】合成繊維製造の間に、ヤーンの撚りを安定
化するため、ヤーンはヒートセット処理に附される。ヒ
ートセット装置において、高温空気および/または蒸気
の形態で熱がヤーンに施される。この空気および/また
は蒸気は、モノマー、オリゴマー、仕上げ剤オイルなど
の排放出物を含有しており、空気、蒸気がヒートセット
装置を出る際に、これら排放出物は除去されるべきであ
る。
【0005】
【従来技術】米国特許4676807号は、気体流を合
体スクリーンに導入し貫流させて、これから液状のエー
ロゾルを除去する方法を開示している。この実施例で
は、オイル、水のエーロゾル除去がテストされている。
【0006】上記米国特許のための特許出願を基礎とす
る一部継続出願に対する米国特許4759782号明細
書には、気体流から液状エーロゾルを除去するための合
体フィルターが記載されている。
【0007】また米国バージニアのデ、シャーン、ラボ
ラトリー、インコーポレーテッドの技術雑誌Wring
erには、空気の脱湿装置が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この技術分野
において解決されるべき課題、従って本発明の目的は、
多種多様な排出物発生源から排出物を除去する方法、装
置を提供することである。
【0009】さらに具体的には、重合反応処理、熱可塑
性樹脂加工処理から生ずる排出物、紡糸処理から生ずる
排出物、合成ヤーン、ことにポリカプロラクタムヤーン
製造のためのヒートセット処理から生ずる排出物を除去
する方法、装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかるに、上述した目的
ないし技術的課題は、複数本の導管を有し、排放出物を
含有する空気を捕集する導入口と、廃気を放出する排出
口を有する導管系と、導入口および排出口を有する高温
側と、導入口および排出口を有する低温側とから成る熱
交換器と、空気冷却手段と、空気を装置中において貫流
させる手段とを具備し、かつ第1熱交換器が高温側の導
入口により導管系の導入口と、また導管により空気冷却
手段とそれぞれ接続されており、空気冷却手段が導管に
より第1熱交換器の低温側における導入口と接続されて
おり、空気から液滴を除去する手段が導管により空気冷
却手段と、また導管により熱交換器の冷却側導入口とそ
れぞれ接続されており、空気を流動させる手段が導管系
の導管に接続されていることを特徴とする、排放出物除
去装置により達成され、解決されることが本発明者らに
より見出された。
【0011】上述の本発明装置は、前述したように例え
ば化学、製薬、塗装などのコーティング、リサイクル、
油脂などの製造工業における発生源からの各種各様の排
放出物を除去するのにことに適する。以下に記載される
化学工業に関する実施態様は、ポリマー製造のための重
合反応の前後、およびその間に、またポリマーを加工処
理して各種ポリマー製品を形成する間に放散される排放
出物の処理に適用し得る。
【0012】例えばポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、
ポリウレタン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、
ポリビニルクロライドなどの熱可塑性樹脂から成るポリ
マー製品は、複数工程で製造されるが、その一工程は、
熱可塑性樹脂製造のためのモノマーの重合であり、次い
でこの熱可塑性樹脂を成形加工処理して最終製品とす
る。
【0013】(実施態様)以下において、添付図面を参
照しつつ、本発明実施態様を具体的に説明する。
【0014】図1は、重合工程を含む上述のような製品
製造方法を示すフローチャートであって、これは原料供
給(1)、原料処理(2)、反応容器(3)、重合体処
理(4)から成る重合処理と、熱可塑性樹脂処理
(5)、条件調整(6)、熱可塑性樹脂製品(7)から
成る熱可塑性樹脂加工処理とを含む。この処理には、さ
らに洗浄処理(8)とリサイクル処理(9)が含まれ
る。
【0015】原料供給(1)は、パイプライン、トラッ
ク、軌条、ドラムなどを経由するモノマー搬送を含む。
原料処理(2)は、貯蔵タンク、モノマーの混合、調整
を含む、反応容器(3)は、重合反応を生起させる反応
室と、カラム、パイプなどのあらゆる周辺設備とを含
む。重合反応が終了とすると、ポリマー溶融体は反応容
器から排出され、重合体処理(4)においてチップ、フ
レーク、顆粒などに変形される。この重合体処理(4)
は、ポリマー溶融体を紐状体に成形するポンプブロッ
ク、このポリマー紐状体を冷却するための水槽、紐状体
をチップにする切断装置、チップを乾燥する乾燥装置を
含む。例えばポリオレフィンを製造するための流動床反
応器においては、ポリマーが顆粒状で製造され、重合体
処理(4)を経由することなく反応器から排出される。
【0016】熱可塑性樹脂加工処理においては、熱可塑
性樹脂は、例えば押出機、射出成形装置において溶融化
されるが、これらが熱可塑性樹脂処理(5)として表さ
れる。このポリマーは成形体として射出成形装置から、
また紐状体、フィルム、繊維、成形品、パイプなどの形
態で押出機からそれぞれ排出される。これらは状態整備
(6)において、例えば冷却空気処理、仕上げ剤附与、
ドローイング、テクスチャー処理、熱硬化などの処理に
附され、熱可塑性合成樹脂製品(7)になされる。この
全7工程において、モノマー、オリゴマー、仕上げオイ
ルなどの添加剤、溶媒、熱分解生成物などの排出物が環
境中に放出される。例えばモノマー排出物は、原料供給
の間に、パイプライン、トラック、軌条、ドラムから、
貯蔵タンク排気口あるいは反応容器から、また重合体処
理の間、熱可塑性樹脂処理の間、例えば繊維の冷却、仕
上剤附与またはヒートセットに関する状態整備の間に、
押出機もしくは射出成形装置の出口から放出される。
【0017】また排放出物は、(1)から(7)および
(9)において使用される設備の浄化処理において、ま
た熱可塑性樹脂を解重合してモノマーを回収し、再び重
合させるリサイクル処理(9)においても、排放出物は
放散される。本発明方法は、重合処理、熱可塑性樹脂加
工処理、浄化、リサイクル処理、ことにカプロラクタム
排出物、仕上げオイルおよび水を含有する多成分空気流
のリサイクル処理における排放出物の除去に使用され得
る。
【0018】上述したような種々の排出物形成可能性の
中の1例として、合成繊維ないしヤーンの熱硬化に適用
されるべき本発明装置を、図2に関連して以下に説明す
る。図2は合成繊維ないしヤーンをヒートセットするた
めの処理方法およびこの処理に基因する排放出物を除去
する装置を示す。撚られたヤーン(10)は加熱室(1
1)において導管(12)からの高温空気および/また
は水蒸気によりヒートセット処理され、次いでパッケー
ジ(13)に巻取られる。ヤーン(10)からの排放出
物を含有する高温空気および/または水蒸気は加熱室
(11)を出てから導管(14)を経て、第1熱交換器
(15)に誘導され、ここで冷却される。この第1熱交
換器は、高温側に導入口(16)及び排出口(17)
を、また低温側に導入口(18)および排出口(19)
を有する。
【0019】この第1熱交換器(15)において、排放
出物の一部が凝縮し、パイプ(20)、(21)により
除去される。
【0020】冷却された空気は、この第1熱交換器(1
5)を出て、導管(22)により第2熱交換器(23)
に誘導される。この熱交換器(23)は、高温側に導入
口(24)および排出口(25)を、低温側に導入口
(26)および排出口(27)を有する。この第2熱交
換器(23)は、空気、水、水溶液、有機溶媒、無機溶
媒などの冷媒で冷却される。熱交換器(23)の高温側
排出口(25)を出た空気は、導管(29)を経て液体
除去装置(30)に誘導され、ここで空気から液滴が除
去される。適当な液体除去装置(30)は、電気集じん
器、除湿パッドなどの除湿器、繊維フィルター、これら
の組合わせなどである。好ましいのは、電気集じん器、
除湿器、これらを導管で接続した組合わせ装置である。
ここで導管と称するのは、両装置間を接続するあらゆる
形態のものを含み、管状体に限定されない。液体除去装
置(30)における凝縮液はパイプ(31)により除去
される。
【0021】液体除去装置(30)から出た空気は、導
管(32)を経て、第1熱交換器(15)に誘導され、
ここで導入口(16)を経て導管(14)から到来する
高温空気により加熱され、形成凝縮液はパイプ(2
3)、(17)により除去される。第1熱交換器(1
5)の排出口(19)から出た加熱空気は、ファン(3
4)により導管(33)を経て排出導管(35)から放
散される。
【0022】図3は図2の装置の改変装置であって、液
体除去装置(36)は、第1熱交換器(15)とファン
(34)の間に配置され、従って第1熱交換器(15)
の低温側排出口(19)から出た空気は、導管(33)
を経て液体除去装置(36)に誘導される。適当な液体
除去装置(36)は、前述したように、電気集じん器、
除湿パッドのような除湿器、繊維フィルター、これらの
組合わせであるが、好ましいのは、電気集じん器、除湿
器、相互に導管で接続されたこれらの組合わせである。
液体除去装置(36)における沈殿液はパイプ(3
7)、(21)により除去される。
【0023】液体除去装置(36)を出た空気は、ファ
ン(34)により導管(38)を経て排出導管(35)
から放散される。この改変装置における残余部分は、図
2の装置につき上述したものと同じである。
【0024】図4は図2および図3に示される装置の組
合わせであって、2台の液体除去装置(30)、(3
6)を具備するが、残余の部分はすでに述べたところと
同じである。
【0025】図5は、図4の装置の改変形であって、第
2熱交換器(23)の低温側の水を冷却するためのクー
リングタワー(39)を有する。このクーリングタワー
(39)で冷却された水は、パイプ(40)を経て、第
2熱交換器(23)の低温側導入口(26)に誘導さ
れ、第2熱交換器(23)の導入口(24)から導入さ
れ、これにより加熱された、導管(22)からの高温空
気を冷却する。これにより加熱された水は、第2熱交換
器(23)の排出口(27)から出て、パイプ(41)
によりクーリングタワー(39)に循環返送される。残
余部分は図4に示され、図2および図3につき説明され
たものと同じである。
【0026】本発明装置は、あらゆる熱可塑性樹脂の重
合、ことにポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィ
ン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニ
トリル、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリビニルクロライド、これらの共重合体およ
び混合物の加工処理に適用され得る。
【0027】合成繊維製造のためには、すべての繊維形
成性熱可塑性材料を使用し得るが、ことにポリアミド、
ポリエステル、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポ
リアクリロニトリルがことに好ましい。
【0028】適当なポリアミドは、ナイロン6、ナイロ
ン6/6、ナイロン6/9、ナイロン6/10、ナイロ
ン6/12、ナイロン11、ナイロン12、これらの共
重合体および混合物である。好ましいポリアミドは、ナ
イロン6およびナイロン6/6である。適当なポリエス
テルは、ポリエチレンテレフタレートである。
【0029】合成繊維製造のためには、まず重合体を押
出機に給送してチップないし顆粒とし、溶融重合体を、
ジャケット附設Dowtherm(登録商標)(ダウケ
ミカル社)加熱ポリマー分配ラインを経て、紡糸ヘッド
に誘導する。このポリマー溶融体を高効率ギヤポンプに
より計量し、紡糸パック集合体に導き、紡糸口金から押
出す。合成繊維は、それぞれのポリマーに対応して18
0から350℃の温度で、ポリマーのタイプに対応して
約1000から約5000m/分の紡糸速度で紡糸され
る。
【0030】ヒートセット処理において、ヤーンはコン
ベアベルト(図示せず)に載置され、加熱室(11)内
を通過せしめられる。この加熱室において過熱空気が蒸
気と共に、あるいは蒸気なしにヤーン上を循環せしめら
れる。この処理によりヤーンのよりが安定化され、また
その染色性が改善される。この処理の間に、モノマーお
よび/またはオリゴマーおよび/または仕上げオイル剤
が放出される。ポリカプロラクタムの場合は、単量体カ
プロラクタムと仕上げオイル剤が放出される。図2につ
いて説明された本発明装置を操作して、排放出物含有空
気は、複数本の導管、排放出物を含有する空気の捕集用
導入口および廃気、すなわち処理された空気を放散させ
るための排出口を有する導管形(a)において、加熱室
(11)の排出口で捕集される。導管(14)中の空気
は、約40から約300℃、ことに約45から約170
℃の温度を有する。排放出物含有空気は、この導管か
ら、熱交換器(b)の高温側に誘導され、ここで約21
から約90℃、ことに約32から約71℃に冷却され
る。この熱交換器(b)において凝縮が生起し、凝縮液
は導管(20)、(21)により除去される。
【0031】導管(14)から到来する空気を冷却する
ために適当な熱交換器は、例えばバージニアのデ、シャ
ーン、ラボラトリー社製、Wringer(登録商標)
装置である。第1熱交換器(b)を出た空気は、空気冷
却手段(c)に誘導され、ここでさらに約0.1から約
65℃、ことに約4から約54℃に冷却される。このた
めに適する冷却手段は、クーラー、熱交換器などである
が、この冷却手段(c)として、第2熱交換器(23)
が使用される場合、空気、水、水溶液、有機溶媒、無機
溶媒などの冷媒で冷却される。冷却媒体に転移した熱
は、クーリングタワーまたはさらに他の熱交換器で除去
される。適当な熱交換器は、上述デ、シャーン、ラボラ
トリー社のZ−Duct(登録商標)シリーズ84−1
000のような空気向流式熱交換器、あるいは冷媒とし
て水を使用するクーリングタワー付設したマルロー、コ
イル社のコイル熱交換器である。
【0032】空気冷却手段(c)を出た冷却空気は、空
気から液滴を除去する手段(d)に誘導される。この液
滴除去手段(30)として好ましいのは、例えばユナイ
テッド、エア、スペシャリスツ社、トライオン社、ベル
トラン社の電気集じん器、ルツラー社のグリース、フィ
ルター、パーマネント、ヘビー、デューティー、エアの
ようなメッシュ、フィルター式除湿器、KOCH社の繊
維フィルター、これらの組合わせである。ことに好まし
いのは、電気集じん器、除湿器、導管で相互接続された
これらの組合わせ装置である。
【0033】空気から液滴を除去する装置(d)を出た
空気は、熱交換器(b)の低温側に誘導され、ここで導
管(14)から到来する加熱空気により約4から約93
℃、ことに約10から約77℃の温度に加熱される。熱
交換器(b)の低温側を出た加熱空気は、空気を移動さ
せて全装置内を貫流させる手段(e)により、導管(3
3)を経て搬出導管(35)まで誘導され、環境雰囲気
中に放散される。この空気移動手段としてはファンが適
当である。
【0034】図2を参照して説明された本発明方法の工
程(a)において、排放出物含有空気は、加熱室(1
1)の排出口において捕集される。導管(14)内の空
気は、約40から約300℃、ことに約45から約17
0℃の温度を有し、導管(14)から、第1熱交換器
(15)の高温側に誘導され、ここで約21から約90
℃、ことに約32から約71℃に冷却される。この第1
熱交換器(15)において凝縮が生起し、凝縮液は導管
(20)、(21)で除去される。導管(14)から到
来する空気を冷却するのに適当な熱交換器は、例えば前
述したWringer(登録商標)装置である。
【0035】第1熱交換器(15)を出た空気は、工程
(c)において、空気冷却手段に誘導され、ここでさら
に約0.1から約65℃、ことに約4.0から約54℃
に冷却される。この空気冷却手段として適当であるの
は、クーラー、熱交換器などであるが、第2熱交換器が
空気冷却手段(23)として使用される場合、空気、
水、水溶液、有機溶媒、無機溶媒のような冷媒が使用さ
れる。この冷媒に転移した熱は、クーリングタワー、ま
たは他の熱交換器により除去されるが、好ましいのは例
えば前述したZ−Duct、シリーズ84−1000の
ような空気向流式熱交換器、冷媒として水を使用するク
ーリングタワー付設コイル式熱交換器である。
【0036】空気冷却手段(23)を出た冷却空気は、
液体除去装置(30)に誘導され、ここで空気から液滴
が除去される。適当な液体除去装置は、上述したよう
に、電気集じん器、デシスタパッド、メッシュパッドの
ような吸湿器、繊維フィルターこれらの組合わせであっ
て、ことに好ましいのは例えばユナイテッド、エア、ス
ペシャリスツ社、トライオン社、ベルトラン社の電気集
じん器、ルツラー社のグリース、フィルター、パーマネ
ント、ヘヴィー、デューティ、エアのようなメッシュ、
フィルター除湿器、KOCH社の繊維フィルターなどで
あって、集じん器、除湿器、相互に導管接続されたこれ
らの組合わせ装置は特に好ましい。
【0037】液体除去装置(30)を出た空気は、第1
熱交換器の低温側に誘導され、ここで導管(14)から
到来する高温空気により排出口(19)で測定して約4
から約93℃、ことに約10から約77℃に加熱され
る。熱交換器(15)の低温側排出口(19)を出た空
気は、ファン(34)により導管(33)を経て排出導
管(35)に誘導され、ここで環境雰囲気中に放散され
る。
【0038】図3に示される改変方法において、工程
(c)で空気冷却手段を出た空気は、熱交換手段(1
5)の低温側導入口(18)に誘導され、ここで排出口
(19)において測定して、約4から約93℃、ことに
約10から約77℃に加熱される。第1熱交換器の低温
側排出口(19)を出た空気は、空気から液滴を除去す
る手段(36)に誘導される。これは図2に関連する方
法について述べた液体除去装置(30)と同様のもので
ある。これは電気集じん器、除湿器あるいはこれら両者
の組合わせ装置から構成される。この液体除去装置(3
6)において、空気から液滴が除去され、これはパイプ
(37)、(21)により除去される。液滴除去装置を
出た空気は、ファン(34)により導管(38)を経て
排出導管(35)に誘導され、ここから環境雰囲気中に
放散される。工程(a)、(b)、(c)は、図2に関
連して説明された上述各工程と同じである。
【0039】図4によるさらに他の改変方法において、
工程(e)で第1熱交換器の低温側を出た空気は、図2
に関する方法について上述した液体除去装置(30)と
同じ第2液滴除去装置(36)に誘導される。これも、
前述したと同様に電気集じん器、除湿器、これら両者の
組合わせ装置であるのが好ましい。
【0040】この第2液体除去装置(36)において、
残存液滴は空気から除去され、パイプ(37)、(2
1)により排出される。この方法において、工程
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、図2に関
連して前述したところと同様であるが、この変形方法は
付加的な液滴除去を行うので他の実施態様にくらべて液
体除去はさらに効果的に行われる。
【0041】空気冷却手段(23)による冷却の他の方
法を、図5に関連して説明する。第2空気冷却手段(2
3)における冷媒として、パイプ(40)を経て水が供
給されるクーリングタワー(39)が使用される。図5
に示されるように熱交換器が使用される場合、クーリン
グタワーの水は、クーリングタワー(39)からパイプ
(40)を経て熱交換器(23)の低温側導入口(2
6)に誘導される。熱交換器(23)の低温側排出口
(27)を出た加熱水は、パイプ(41)を経てクーリ
ングタワー(39)に循環返送される。
【0042】本発明による装置、方法の利点は、空気の
不透明性が、導管(14)において本装置に導入される
25%以上から、導管(26)から排除される際の5%
以下にまで低減されることである。
【0043】本発明方法、装置で処理された放散空気
は、カプロラクタム排放出分の20容量%以下、仕上げ
剤オイル排放出分の20容量%以下を含有するに止ま
る。
【0044】(実施例)ナイロン6カーペットヤーン
(独国BASF社のUltramid(登録商標)B、
25℃において90%蟻酸の1重量%溶液として測定し
て相対粘度2.5)を、スウェッセン社のヒートセット
装置2台でヒートセット処理した。
【0045】ヤーンの合併スループットは284kg/
hとし、各ヒートセット装置への噴射蒸気量は483k
g/hとした。
【0046】加熱室排出口における排放出物含有空気
は、流速67m3 /分、乾球103℃、湿球72℃であ
った。含有排放出物は水蒸気、カプロラクタム、仕上げ
剤オイルである。この空気流は、空気−空気Z−Duc
t(登録商標)シリーズ84−1000熱交換器とその
下流に接続されたマルロー冷却コイルを有する空気−水
熱交換器から成る、前述デ、シャーン、ラボラトリー社
製Wringer(登録商標)装置から成る第1熱交換
器において冷却された。すなわち、スウェッセンのヒー
トセット装置を出た空気流は、第1の空気−空気熱交換
器により72℃乾湿球温度まで飽和冷却され、これを出
た空気流はさらにマルロー冷却コイルを有する空気−水
熱交換器で、アミコットのクーリングタワーからの2
5.6℃の毎分0.5m3 の水を使用して43℃乾湿球
温度まで冷却された。この両熱交換器によりほぼ0.0
2m3 /分の凝縮液が形成された。この空気をルツラー
社の上述した除湿器に誘導し、これを出た空気を空気−
空気第1熱交換器に案内して、スエッセンヒートセット
装置から出た空気流のため冷却媒体として作用させた。
第1熱交換器はまた除湿器を出た空気を、チエル、イン
ダストリーズ社の電気集じん器に導入される前に、出口
温度として66℃乾球温度、42℃湿球温度に加熱する
ための手段として作用させた。この電気集じん器を出た
空気をファンにより排出導管を経て環境雰囲気中に放散
させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】重合反応処理および熱可塑性樹脂加工処理のフ
ローチャートである。
【図2】2台の熱交換器と、これら両熱交換器の間に設
けられた液体除去装置とを有する、合成繊維ヒートセッ
ト装置からの排放出物を除去するための本発明装置を示
す略図である。
【図3】液体除去装置が、第1熱交換器とファンの間に
設けられた、本発明による改変装置を示す略図である。
【図4】2台の液体除去装置を具備する、本発明による
さらに他の改変装置を示す略図である。
【図5】クーリングタワーが第2熱交換器に付設されて
いる、図2の本発明装置を示す略図である。
【図面の説明】
(1)・・・ 原料供給 (2)・・・ 原料処理 (3)・・・ 反応容器 (4)・・・ 重合体処理 (5)・・・ 熱可塑性樹脂処理 (6)・・・ 条件調整 (7)・・・ 熱可塑性樹脂製品 (8)・・・ 浄化処理 (9)・・・ リサイクル処理 (10)・・・ 撚り糸 (11)・・・ 加熱室 (12)・・・ 導管 (13)・・・ 巻回パッケージ (14)・・・ 導管 (15)・・・ 第1熱交換器 (16)・・・ (その)高温側導入口 (17)・・・ 高温側排出口 (18)・・・ 低温側導入口 (19)・・・ 低温側排出口 (20、21)・・・ パイプ (22)・・・ 導管 (23)・・・ 第2熱交換器 (24)・・・ (その)高温側導入口 (25)・・・ 高温側排出口 (26)・・・ 低温側導入口 (27)・・・ 低温側排出口 (28)・・・ パイプ (29)・・・ 導管 (30)・・・ 液体除去装置 (31)・・・ パイプ (32、33)・・・ 導管 (34)・・・ ファン (35)・・・ 排出導管 (36)・・・ 液体除去装置 (37)・・・ パイプ (38)・・・ 導管 (39)・・・ クーリングタワー (40、41)・・・ パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド、エフ、ミッチェル アメリカ合衆国、ノースカロライナ州、 28801、アッシュビル、エドウィン、プレ イス、91 (72)発明者 ジョウジフ、ティー、フラック アメリカ合衆国、ノースカロライナ州、 28715、キャンドラー、ノッチンガム、ド ライヴ、16 (72)発明者 デニス、ジー、シーリー アメリカ合衆国、ノースカロライナ州、 28732、フレッチャー、ティンバーリーフ、 ドライヴ、29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数本の導管を有し、排放出物を
    含有する空気を捕集する導入口(14)と、廃気を放出
    する排出口(35)を有する導管系と、(b)導入口
    (16)および排出口(17)を有する高温側と、導入
    口(18)および排出口(19)を有する低温側とから
    成る熱交換器(15)と、(c)空気冷却手段(23)
    と、(d)空気から液滴を除去する手段(30)と、
    (e)空気を装置中において貫流させる手段(34)と
    を具備し、かつ第1熱交換器(15)が高温側の導入口
    (16)において導管系の導入口(11、14)と、ま
    た高温側の排出口(17)において導管(22)により
    空気冷却手段(23)とそれぞれ接続されており、空気
    冷却手段(23)が導管(29、32)により第1熱交
    換器(18)の低温側における導入口と接続されてお
    り、空気から液滴を除去する手段(30)が導管(2
    9)により空気冷却手段と、また導管(32)により熱
    交換器(18)の冷却側導入口とそれぞれ接続されてお
    り、空気を流動させる手段(34)が導管系の導管(3
    3、38)に接続されていることを特徴とする、排放出
    物除去装置。
  2. 【請求項2】 (a)排放出物を含有する空気を捕集
    し、(b)排放出物含有空気を熱交換器に導通してこれ
    を貫流させ、これにより空気を冷却し、(c)熱交換器
    を出る空気を空気冷却手段に誘導し、(d)空気冷却手
    段を出る空気を、空気から液滴を除去する手段に誘導
    し、(e)この液滴除去手段から出る空気を工程(b)
    の熱交換器に導通し、これを貫流させることにより空気
    を加熱する各工程を有することを特徴とする、排放出物
    除去方法。
  3. 【請求項3】 請求項(1)による装置を、排放出物除
    去のために使用する方法。
JP29277094A 1993-11-29 1994-11-28 排放出物をエネルギー効率的に除去する装置および方法 Pending JPH07246308A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/166,393 US5433761A (en) 1993-11-29 1993-11-29 Energy efficient apparatus for removing emissions
US08/166393 1993-11-29
US08/159,098 US5433769A (en) 1993-11-29 1993-11-29 Energy efficient process for removing emissions
US08/159098 1993-11-29

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JP (1) JPH07246308A (ja)
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Also Published As

Publication number Publication date
TW258668B (ja) 1995-10-01
AU7905594A (en) 1995-06-08
EP0655270A1 (en) 1995-05-31

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