JPH0724575B2 - バイオリアクタ用担体 - Google Patents
バイオリアクタ用担体Info
- Publication number
- JPH0724575B2 JPH0724575B2 JP1186641A JP18664189A JPH0724575B2 JP H0724575 B2 JPH0724575 B2 JP H0724575B2 JP 1186641 A JP1186641 A JP 1186641A JP 18664189 A JP18664189 A JP 18664189A JP H0724575 B2 JPH0724575 B2 JP H0724575B2
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- JP
- Japan
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- carrier
- pores
- skeleton
- biocatalyst
- reactor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はバイオリアクタ用担体に関する。
(従来の技術) 細胞あるいは細胞に含まれる酵素、その他細胞内物質、
菌体等(以下これらを総称して生体触媒という)を触媒
として予定の生成物を得る反応器としてのバイオリアク
タは、リアクタ槽内に生体触媒を付着させるための担体
が内装されるのが一般的である。
菌体等(以下これらを総称して生体触媒という)を触媒
として予定の生成物を得る反応器としてのバイオリアク
タは、リアクタ槽内に生体触媒を付着させるための担体
が内装されるのが一般的である。
従来のこの種リアクタに用いられる担体としては、
(1)アルギン酸カルウシム、カラギーナン等の包括法
担体、(2)セラミック、プラスチック、金属等からな
る多孔質ビーズ状担体、(3)焼成セラミック製または
プラスチック製のハニカム式貫通孔型担体などが知られ
ている。
(1)アルギン酸カルウシム、カラギーナン等の包括法
担体、(2)セラミック、プラスチック、金属等からな
る多孔質ビーズ状担体、(3)焼成セラミック製または
プラスチック製のハニカム式貫通孔型担体などが知られ
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかして上記各担体においては、特に好気性あるいは気
体発生を伴なうリアクタに用いた場合、下記のような問
題点がある。
体発生を伴なうリアクタに用いた場合、下記のような問
題点がある。
すなわち前記(1)の包括法担体によるものでは、これ
が有機物であるため、特に長期運転の場合に安定性に難
があり、膨潤により劣化するという問題があるととも
に、担体自体が一般に球形であるから、リアクタ槽の容
積のπ/6を占めてしまい、したがって空間利用率が低
く、かつ積重なって充填されるためその重なり部分が挟
搾状態となって気体の流動性が悪くかつ生体触媒などに
よる目詰りを起こしやすいという欠点がある。さらに球
状内部が嫌気性の条件となりやすい点も問題がある。
が有機物であるため、特に長期運転の場合に安定性に難
があり、膨潤により劣化するという問題があるととも
に、担体自体が一般に球形であるから、リアクタ槽の容
積のπ/6を占めてしまい、したがって空間利用率が低
く、かつ積重なって充填されるためその重なり部分が挟
搾状態となって気体の流動性が悪くかつ生体触媒などに
よる目詰りを起こしやすいという欠点がある。さらに球
状内部が嫌気性の条件となりやすい点も問題がある。
また前記(2)の多孔質ビーズによるものでは、前記
(1)の場合と同様に積重ねによる挟搾部分が多くなる
欠点に併せ、多孔質ビーズの小泡内に気体や液が溜まっ
て嫌気性条件となりやすく、かつ気体を保有するため比
重が小さくなってビーズが浮上する傾向を生じるという
問題がある。
(1)の場合と同様に積重ねによる挟搾部分が多くなる
欠点に併せ、多孔質ビーズの小泡内に気体や液が溜まっ
て嫌気性条件となりやすく、かつ気体を保有するため比
重が小さくなってビーズが浮上する傾向を生じるという
問題がある。
さらに前記(3)の貫通孔型担体によると、その孔の内
面が平滑であるため散水方式の場合には液の滞溜が少な
く、かつ液の落下および気体の上昇がいずれも速くなる
ので生体触媒への接触時間がきわめて短く、生体触媒の
付着性に劣り、固定化率が低いという問題がある。また
貫流式の場合には、クロスフロー型と同様に生体触媒の
剥離が起きやすい欠点がある。
面が平滑であるため散水方式の場合には液の滞溜が少な
く、かつ液の落下および気体の上昇がいずれも速くなる
ので生体触媒への接触時間がきわめて短く、生体触媒の
付着性に劣り、固定化率が低いという問題がある。また
貫流式の場合には、クロスフロー型と同様に生体触媒の
剥離が起きやすい欠点がある。
本発明はこれに鑑み、上記従来技術の問題点を解決する
ことを課題としてなされたもので、生体触媒の付着面積
が大きく、その付着性を高め、生体触媒の固定化率の向
上を図ることができるバイオリアクタ用担体を提供する
ことにある。
ことを課題としてなされたもので、生体触媒の付着面積
が大きく、その付着性を高め、生体触媒の固定化率の向
上を図ることができるバイオリアクタ用担体を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する課題を解決するため、本発明は、
セラミックを素材として多数の孔部を形成する骨格部分
を備え、この骨格部分は、内部連通空間を有する三次元
網目構造をないして数多の細孔が互いに連通する構造で
あり、これら細孔を形成する孔部形成骨格部分が鞍型面
の連続により形成されているとともに該骨格部分の表面
に凹凸部を形成し、該骨格部分の表面を活性アルミナで
被覆したことを特徴とするものである。
セラミックを素材として多数の孔部を形成する骨格部分
を備え、この骨格部分は、内部連通空間を有する三次元
網目構造をないして数多の細孔が互いに連通する構造で
あり、これら細孔を形成する孔部形成骨格部分が鞍型面
の連続により形成されているとともに該骨格部分の表面
に凹凸部を形成し、該骨格部分の表面を活性アルミナで
被覆したことを特徴とするものである。
(作 用) 上記担体をリアクタ槽内に設置して使用すれば、この担
体の持つ細孔を通って流れるとき生体触媒が骨格部分の
表面の凹凸部に接触し、その凹部内に着床して担体に固
定され、生体触媒の固定化率が向上する。
体の持つ細孔を通って流れるとき生体触媒が骨格部分の
表面の凹凸部に接触し、その凹部内に着床して担体に固
定され、生体触媒の固定化率が向上する。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明する。
第1図および第2図に示す実施例におけるリアクタ用担
体1は、セラミックを素材として数多の細孔2,2…が互
いに連通するように連続的に形成された三次元網目構造
のもので、これら細孔2,2…を形成する骨格部分3の孔
部形成骨格部分3A,3A…はいずれの部位においても第3
図に第1図のA,B,C部を例として拡大示するように鞍型
面(Hyperbolic Paraboloid類似曲面)4を有してい
る。
体1は、セラミックを素材として数多の細孔2,2…が互
いに連通するように連続的に形成された三次元網目構造
のもので、これら細孔2,2…を形成する骨格部分3の孔
部形成骨格部分3A,3A…はいずれの部位においても第3
図に第1図のA,B,C部を例として拡大示するように鞍型
面(Hyperbolic Paraboloid類似曲面)4を有してい
る。
セラミック素材としては、例えばコージェライと(2MgO
・2Al2O3・5SiO2)+アルミナ(Al2O3)等が用いられ、
細孔2,2…は、取扱う生体触媒にもよるが、25mm当り2
〜40個程度存在し得る数および大きさとされ、空孔率が
70〜90%、嵩比重0.25〜0.6程度に形成される。
・2Al2O3・5SiO2)+アルミナ(Al2O3)等が用いられ、
細孔2,2…は、取扱う生体触媒にもよるが、25mm当り2
〜40個程度存在し得る数および大きさとされ、空孔率が
70〜90%、嵩比重0.25〜0.6程度に形成される。
上記担体1の成形に関しては、例えばセル膜が存在しな
い骨格のみからなるポリウレタンフォームにセラミック
原料微粒子泥漿を前記骨格に付着させ、これを乾燥して
セラミックを固化し、さらに高温によりセラミック体と
して焼結するとともにポリウレタンフォーム骨格を炭化
除去することにより得ることができる。こうして得たも
のを第1図に例示するようにリアクタ槽5の内部形状、
容積に対応する大きさに形成し、リアクタ槽5に装填し
て使用される。
い骨格のみからなるポリウレタンフォームにセラミック
原料微粒子泥漿を前記骨格に付着させ、これを乾燥して
セラミックを固化し、さらに高温によりセラミック体と
して焼結するとともにポリウレタンフォーム骨格を炭化
除去することにより得ることができる。こうして得たも
のを第1図に例示するようにリアクタ槽5の内部形状、
容積に対応する大きさに形成し、リアクタ槽5に装填し
て使用される。
上記担体1の骨格部分3の表面には凹凸部6が形成され
ている。この凹凸部6の凹部6Aは、取扱う生体触媒の大
きさとして酵母の場合で5〜15μ程度であり、動物細胞
の場合で50〜100μ、カビの場合で30〜40μであること
から、その直径10〜300μ、深さ1〜100μの範囲とされ
る。
ている。この凹凸部6の凹部6Aは、取扱う生体触媒の大
きさとして酵母の場合で5〜15μ程度であり、動物細胞
の場合で50〜100μ、カビの場合で30〜40μであること
から、その直径10〜300μ、深さ1〜100μの範囲とされ
る。
上記凹凸部6の形成手段としては、担体1の発泡成形時
に前記のセラミック原料微量子泥漿が付着した骨格部分
3の表面が未乾燥状態であるときに凹部6Aが形成される
よう他の物質、例えば合成樹脂、天然有機物等の可燃性
粉体を表面に付着させてから乾燥・焼成させるようにす
るほか、骨格部分3の表面に活性アルミナを被覆するこ
とによりその表面を粗面化する。さらにまた上記大きさ
に適合する凹部6Aを形成する。この場合、活性アルミナ
は骨格部分3の5〜50重量%程度とされる。
に前記のセラミック原料微量子泥漿が付着した骨格部分
3の表面が未乾燥状態であるときに凹部6Aが形成される
よう他の物質、例えば合成樹脂、天然有機物等の可燃性
粉体を表面に付着させてから乾燥・焼成させるようにす
るほか、骨格部分3の表面に活性アルミナを被覆するこ
とによりその表面を粗面化する。さらにまた上記大きさ
に適合する凹部6Aを形成する。この場合、活性アルミナ
は骨格部分3の5〜50重量%程度とされる。
第5図は上記担体1の具体的使用例を示すもので、リア
クタを食酢用とした場合である。すなわちリアクタ槽5
の内部下方に多孔性の支持板7を固定支持し、この支持
板7の上面にリアクタ槽5の内径にほぼ一致する柱状の
担体1が支持される。
クタを食酢用とした場合である。すなわちリアクタ槽5
の内部下方に多孔性の支持板7を固定支持し、この支持
板7の上面にリアクタ槽5の内径にほぼ一致する柱状の
担体1が支持される。
このリアクタ槽5の上部にはエタノール供給系8および
菌供給系9がリアクタ槽5内に連通するように接続さ
れ、リアクタ槽5の支持板7より下部にエアコンプレッ
サからの圧縮空気供給系10がフローメータ11、フィルタ
12を介して接続されている。またリアクタ槽5の下端に
は食酢取出系13が接続され、上端には回収系14がクーラ
ー15、フィルタ16を介して接続されている。
菌供給系9がリアクタ槽5内に連通するように接続さ
れ、リアクタ槽5の支持板7より下部にエアコンプレッ
サからの圧縮空気供給系10がフローメータ11、フィルタ
12を介して接続されている。またリアクタ槽5の下端に
は食酢取出系13が接続され、上端には回収系14がクーラ
ー15、フィルタ16を介して接続されている。
このリアクタは常法の食酢製造工程にしたがって運転さ
れるが、リアクタ槽5内に供給される菌体は担体1の細
孔2,2…を通って下方に移行する間にその孔部形成骨格
部分3A,3A…の表面に接触する一方、エタノールは細孔
2,2…を指向性なく流下し、その間に両者の接触が多く
出現して反応が良好に行なわれる。また上記流動時に、
担体1に挟搾部分や気孔部分が存在しないので、液溜
り、気溜りが生じず、好気性リアクタであっても支障な
く作用する。
れるが、リアクタ槽5内に供給される菌体は担体1の細
孔2,2…を通って下方に移行する間にその孔部形成骨格
部分3A,3A…の表面に接触する一方、エタノールは細孔
2,2…を指向性なく流下し、その間に両者の接触が多く
出現して反応が良好に行なわれる。また上記流動時に、
担体1に挟搾部分や気孔部分が存在しないので、液溜
り、気溜りが生じず、好気性リアクタであっても支障な
く作用する。
上記骨格部分3への菌体の接触時には、第4図に拡大し
て示しているように一つの凹部6Aの内壁面に数個の菌体
17,17…が捕捉され、安定よく着床し、液の流動によっ
ても容易に離反しないよう固定される。したがって前記
のように細孔2,2…を通って流れる際にそれぞれと孔部
形成骨格部分3A,3A…に接触するので、生体触媒の固定
化率が飛躍的に向上し、担体としての機能が著しく高め
られる。
て示しているように一つの凹部6Aの内壁面に数個の菌体
17,17…が捕捉され、安定よく着床し、液の流動によっ
ても容易に離反しないよう固定される。したがって前記
のように細孔2,2…を通って流れる際にそれぞれと孔部
形成骨格部分3A,3A…に接触するので、生体触媒の固定
化率が飛躍的に向上し、担体としての機能が著しく高め
られる。
つぎに試験結果について記す。
なお試験には、酵母によるアルコール生成用とし、固定
化率については予め調整した酵母懸濁液の吸光度を測定
しておき、担体1をリアクタ槽5内に装入して3時間浸
盪させ、担体1に酵母菌を付着させたのち担体1を取り
除いて液の吸光度を測定し、吸光度の減少量により担体
1への付着量を評価する方法によった。また醗酵速度の
評価も併せて行なった。この評価は、担体1を直径50m
m、長さ100mmに形成してリアクタ槽に装入し、アルコー
ル醗酵を行ない、アルコール生成速度を測定した。な
お、吸光度と菌体の担体への固定量との相関関係が高い
ことは、例えば特開昭63−202384号公報等において周知
である。
化率については予め調整した酵母懸濁液の吸光度を測定
しておき、担体1をリアクタ槽5内に装入して3時間浸
盪させ、担体1に酵母菌を付着させたのち担体1を取り
除いて液の吸光度を測定し、吸光度の減少量により担体
1への付着量を評価する方法によった。また醗酵速度の
評価も併せて行なった。この評価は、担体1を直径50m
m、長さ100mmに形成してリアクタ槽に装入し、アルコー
ル醗酵を行ない、アルコール生成速度を測定した。な
お、吸光度と菌体の担体への固定量との相関関係が高い
ことは、例えば特開昭63−202384号公報等において周知
である。
上記の評価方法によって骨格部分3に前記凹凸部6を形
成した場合の固定化率および醗酵速度の試験結果は下表
の通りであった。
成した場合の固定化率および醗酵速度の試験結果は下表
の通りであった。
上記試験結果からも明らかなように、本発明による担体
によれば、従来のセラミック担体に比し吸光度において
11倍、醗酵速度においても約5倍の数値を示し、これか
らみて担体1への菌体の固定化率および醗酵速度のいず
れも格段の向上がみられた。
によれば、従来のセラミック担体に比し吸光度において
11倍、醗酵速度においても約5倍の数値を示し、これか
らみて担体1への菌体の固定化率および醗酵速度のいず
れも格段の向上がみられた。
また活性アルミナを被覆した担体1による固定化率およ
び醗酵速度の試験結果は下表の通りであった。
び醗酵速度の試験結果は下表の通りであった。
これによっても吸光度で約5倍、醗酵速度で約3倍の向
上をみた。
上をみた。
上記試験において使用した従来の担体は、コージュライ
トとアルミナとのブレンドによるものである。
トとアルミナとのブレンドによるものである。
以上説明したように本発明によれば、担体の孔部(細
孔)を形成する骨格部分の表面に凹凸部を形成したこと
により、この担体をリアクタ内に装入して使用するとき
生体触媒の付着面積が増大するとともに凹部内に生体触
媒が捕捉され、その凹部内に着床することにより液体の
流動によって剥離することが防がれ、これらにより担体
表面への生体触媒の付着および固定化率が飛躍的に向上
し、ケミカルリアクタを含みバイオリアクタとしてその
性能を格段に高めることができる。
孔)を形成する骨格部分の表面に凹凸部を形成したこと
により、この担体をリアクタ内に装入して使用するとき
生体触媒の付着面積が増大するとともに凹部内に生体触
媒が捕捉され、その凹部内に着床することにより液体の
流動によって剥離することが防がれ、これらにより担体
表面への生体触媒の付着および固定化率が飛躍的に向上
し、ケミカルリアクタを含みバイオリアクタとしてその
性能を格段に高めることができる。
第1図は本発明によるバイオリアクタ用担体を装入した
リアクタの一例を示す縦断斜視図、第2図は第1図にお
ける担体の一部の拡大斜視図、第3図は第2図の
(A)、(B)、(C)部の拡大斜視図、第4図は生体
触媒の吸着状況の拡大説明図、第5図は本発明を食酢製
造用に適用した場合の一例を示す構成図である。 1……担体、2……細孔、3……骨格部分、3A……孔部
形成骨格部分、4……鞍型面、5……リアクタ槽。
リアクタの一例を示す縦断斜視図、第2図は第1図にお
ける担体の一部の拡大斜視図、第3図は第2図の
(A)、(B)、(C)部の拡大斜視図、第4図は生体
触媒の吸着状況の拡大説明図、第5図は本発明を食酢製
造用に適用した場合の一例を示す構成図である。 1……担体、2……細孔、3……骨格部分、3A……孔部
形成骨格部分、4……鞍型面、5……リアクタ槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江原 隆 東京都渋谷区神宮前6丁目26番1号 麒麟 麦酒株式会社内 (72)発明者 成宮 恒昭 神奈川県横浜市保土ケ谷区法泉2丁目6番 8号 (72)発明者 小高 文雄 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町827番地 B Sアパート3―B―1 (56)参考文献 特開 昭60−256380(JP,A) 特開 昭63−196280(JP,A) 特開 昭61−282072(JP,A) 特開 平1−67176(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】セラミックを素材として多数の孔部を形成
する骨格部分を備え、この骨格部分は、内部連通空間を
有する三次元網目構造をなして数多の細孔が互いに連通
する構造であり、これら細孔を形成する孔部形成骨格部
分が鞍型面の連続により形成されているとともに該骨格
部分の表面に凹凸部を形成し、該骨格部分の表面を活性
アルミナで被覆したことを特徴とするバイオリアクタ用
担体。 - 【請求項2】空孔率が70〜90%であり、細孔数が25mm当
り2〜40個で嵩比重が0.25〜0.6である請求項1に記載
のバイオリアクタ用担体。 - 【請求項3】前記凹凸部の凹部は、直径10〜300μ、深
さ1〜100μである請求項1に記載のバイオリアクタ用
担体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1186641A JPH0724575B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | バイオリアクタ用担体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1186641A JPH0724575B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | バイオリアクタ用担体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349678A JPH0349678A (ja) | 1991-03-04 |
JPH0724575B2 true JPH0724575B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=16192144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1186641A Expired - Lifetime JPH0724575B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | バイオリアクタ用担体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724575B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5397755A (en) * | 1993-06-29 | 1995-03-14 | W. R. Grace & Co.-Conn. | Low density glassy materials for bioremediation supports |
US8270927B2 (en) | 2004-03-29 | 2012-09-18 | Qualcom, Incorporated | Adaptive interference filtering |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3410650A1 (de) * | 1984-03-23 | 1985-10-03 | Kernforschungsanlage Jülich GmbH, 5170 Jülich | Mit mikroorganismen bewachsene poroese anorganische traeger, verfahren zur immobilisierung von mikroorganismen und dafuer geeignete traegerkoerper |
JPS61282072A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | Asahi Optical Co Ltd | 細胞培養基支持体、細胞培養装置および細胞培養方法 |
JPS63119639A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | ライオン株式会社 | 胞子類及び有用微生物類の付着材 |
JPS63196280A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 細胞培養用基材 |
JPS6467176A (en) * | 1987-09-09 | 1989-03-13 | Gifu Prefecture | Method for reaction using microorganism immobilized on ceramics and reactor therefor |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1186641A patent/JPH0724575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0349678A (ja) | 1991-03-04 |
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