JPH0724558U - トロリ線用ブラシ工具 - Google Patents

トロリ線用ブラシ工具

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JPH0724558U
JPH0724558U JP5820793U JP5820793U JPH0724558U JP H0724558 U JPH0724558 U JP H0724558U JP 5820793 U JP5820793 U JP 5820793U JP 5820793 U JP5820793 U JP 5820793U JP H0724558 U JPH0724558 U JP H0724558U
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trolley wire
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trolley
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務 高橋
信雄 田中舘
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株式会社三英社製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄道車両用トロリ線のコネクタ取付部の電気
的接続を良好ならしめるため、該コネクタを取り付ける
箇所となるトロリ線の溝部を、確実に且つ作業能率良く
磨く。 【構成】 弾性素材でU字状に形成したブラシ工具本体
20と、その内側先端両側に取り付けられる一対のブラ
シホルダ30と、該ブラシホルダ30にセットされる一
対のワイヤブラシ40とで、トロリ線用ブラシ工具10
を構成する。ワイヤブラシ40と本体湾曲部22との間
には内方に突設するストッパ23,23を軸線方向両端
に設け、本体を外側から把持してすぼめた際に、その先
端同士が当接してその下面にトロリ線50の上面と接触
する位置決め部27を構成する。ワイヤブラシ40は、
その先端を80±20度の角度に形成し、トロリ線用ブ
ラシ工具10を把持してトロリ線50にかぶせて摺動さ
せることにより、そのワイヤブラシ40でトロリ線50
の両溝部50a,50aを確実に且つ作業能率良く研磨
できるようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄道車両用トロリ線のコネクタ取付部の電気的接続を良好ならしめ るため、該コネクタを取り付ける箇所となるトロリ線の溝部を磨くためのブラシ 工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両に送電するために、線路に沿って、その上方にトロリ線が配置されて いる。このトロリ線は、鉄道の屋根部に設けたパンタグラフと停車時及び移動時 に接触させる都合上、その下面を平滑面にしておく必要がある。そのため、この トロリ線には軸線方向の左右両側に溝部を設けて、この溝部に吊持用のハンガー を取り付けたり、電気的接続を図るためのコネクタを上方より取り付けて、下面 側には何等の障害物も存在しないようにしている。
【0003】 ところで、送電のためトロリ線に前記コネクタを取り付ける場合には、電気的 接続を良好ならしめるため、トロリ線の溝部を良く磨く必要があるが、この磨き 作業には、従来、市販の金属ブラシや紙ヤスリなどを用いていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この市販の金属ブラシや紙ヤスリでは、トロリ線の溝部の奥ま で良く磨くことはできず、コネクタの取付けに際し、接触不良を生ずることがあ った。また左右両側の溝部双方を同時に磨くことができず、作業能率も悪かった 。
【0005】 そこで本考案は、かかる実情に鑑みなされたもので、トロリ線の溝部の奥まで 確実に且つ作業能率良く磨くことのできるトロリ線用ブラシ工具を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のトロリ線用ブラシ工具は、弾性素材でU字 状に形成したブラシ工具本体と、その内側先端両側に軸線方向に設けたワイヤブ ラシと、該ワイヤブラシと本体湾曲部との間で軸線方向両端に設けた内方に突設 するストッパとを有し、前記ストッパは、本体を外側から把持してすぼめた際に 、その先端が当接してトロリ線上面と接触する位置決め部を構成し、前記ワイヤ ブラシは、その先端を80±20度の角度に形成してトロリ線の両側溝部を研磨 可能となしたことを特徴としている。
【0007】
【作 用】
トロリ線の両側溝部を磨く際には、ブラシ工具本体を手で把持してトロリ線の 上側よりブラシ工具をかぶせる。そして、工具全体をすぼめて本体内側のストッ パを当接させて位置決め部を形成し、その下面をトロリ線の上面と接触させる。 このようにすると、80±20度の角度に形成したワイヤブラシの先端がトロリ 線の両側溝部の奥まで入り、溝部全体を覆うことができる。この状態で、ブラシ 工具をトロリ線の軸線方向に摺動させれば、位置決め部を構成するストッパに案 内されてスムーズにブラシ工具を摺動でき、両側の溝部全体を奥部まで、確実且 つ容易に短時間で研磨することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図4を参照して説明する。 まず、図1は、本考案のトロリ線用ブラシ工具を用いて研磨するトロリ線の配 線構造を示すもので、トロリ線50は、鉄道車両に送電するため、線路51に沿 って、その上方に配置されている。即ち、線路51の両わきには一対の鉄柱52 ,52が立設され、その両鉄柱52,52を結ぶ横梁53に吊架線54を取り付 け、この吊架線54にハンガー55を吊り下げて、その下端に設けた挾持具56 でトロリ線50を挾持している。このトロリ線50は、鉄道車両の屋根部に設け たパンタグラフと停車時及び移動時に接触させる都合上、その下面を平滑面にし ておく必要がある。そのため、このトロリ線50には軸線方向の左右両側に溝部 50aが設けられ、この溝部50aに前記吊持用のハンガー55の挾持具56が 取り付けられる。
【0009】 そして、この溝部50aに、前記鉄柱52の上部に架設した配電線57から分 岐した分岐線58のコネクタ59が取り付けられ、トロリ線50に送電が行われ る。 したがって、このコネクタ59の取付けに際しては、良好な電気的接続を保つ ため、取付部となるトロリ線50の両側溝部50a,50aを奥まで確実に研磨 する必要がある。 本考案のトロリ線用ブラシ工具は、このトロリ線溝部の研磨を良好に行うもの である。
【0010】 図2は、そのトロリ線用ブラシ工具の全体構造を示す分解斜視図である。トロ リ線用ブラシ工具10は、ブラシ工具本体20と一対のブラシホルダ30と一対 のワイヤブラシ40とから構成され、ワイヤブラシ40をブラシホルダ30に収 容してから、これをブラシ工具本体20に組み付けることによって、トロリ線用 ブラシ工具10が完成される。
【0011】 ブラシ工具本体20は、ポリプロピレンに代表される高分子化合物等の弾性素 材で形成され、断面ほぼU字状に形成して先端側を肉厚に形成してある。そして 、この肉厚部の両内側に軸線方向にブラシホルダ30,30の嵌合溝21,21 を形成し、その嵌合溝21,21と湾曲部22との間にそれぞれ内方に突出する ストッパ23,23が軸線方向両端に形成されている。このストッパ23,23 は、このブラシ工具本体20を手で把持してすぼめたときにその先端が当接して 、トロリ線50の上面と接触する位置決め部を構成する。また、このブラシ工具 本体20には、その嵌合溝21,21の底部にブラシホルダ30の係止突起を嵌 入するための係止孔24が複数穿設され、さらにブラシホルダ30に収容したワ イヤブラシ40の横ズレを防止するためのストッパ壁25,25が軸線方向両端 に形成されている。なお、このブラシ工具本体20の湾曲部22の一端には、吊 下げ紐を通すための紐孔26が穿設されている。
【0012】 ブラシホルダ30は、塩化ビニル等の軟質合成樹脂で形成され、底部広がりの 断面ほぼコ字形のレール状を呈している。そして、このコ字状の内側にワイヤブ ラシ40を取り付けるためのブラシ取付溝31が形成され、底部には前記ブラシ 工具本体20の嵌合溝21,21の底部に設けた複数の係止孔24に嵌入するた めの係止突起32を設けている。
【0013】 ワイヤブラシ40は、鋼線41を保持具42で束ねて長手状に形成されており 、該鋼線41の先端は、断面ほぼ60〜100度の角度、好ましくは80度の角 度になるように尖らせてカットされている。この様に80±20度の角度にカッ トすることにより、トロリ線50の溝部50aにフィットした当接が可能となる 。
【0014】 そして、この様に構成したワイヤブラシ40をブラシホルダ30のブラシ取付 溝31にセットしてから、このブラシホルダ30の係止突起32をブラシ工具本 体20の嵌合溝21,21の底部に設けた係止孔24に嵌入することにより、強 固に固定される。このとき、ワイヤブラシ40の横ズレは、ストッパ壁25,2 5で防止される。
【0015】 図3は、組み付け完成したトロリ線用ブラシ工具10を銅材でできたトロリ線 50に上側からかぶせた状態を示すもので、ブラシ工具10をすぼめて、トロリ 線50の溝部50a,50aを研磨する前段階の図である。そして、この様な状 態から、トロリ線用ブラシ工具10を手Hですぼめると、図4に示すように、ブ ラシ工具本体20のストッパ23,23が当接して、その下面にトロリ線の上面 と当接する位置決め部27が形成される。このとき、ワイヤブラシ40,40は 溝部50a,50aにフィットした状態でセットされる。この状態で、ブラシ工 具10をトロリ線50の軸線方向に摺動させれば、位置決め部27を構成するス トッパ23,23に案内されてスムーズにブラシ工具10を摺動でき、両側の溝 部50a,50a全体を奥部まで確実且つ容易に、ワイヤブラシ40,40で研 磨することができる。
【0016】 なお、研磨すべきトロリ線50としては、小径・大径様々であるが、本考案の トロリ線用工具は、そのトロリ線の径に応じた寸法に形成することにより、いか なる径のトロリ線50の溝研磨にも対応できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案のトロリ線用ブラシ工具は、以上説明したように、弾性素材でU字状に 形成したブラシ工具本体と、その内側先端両側に軸線方向に設けたワイヤブラシ と、該ワイヤブラシと本体湾曲部との間で軸線方向両端に設けた内方に突設する ストッパとを有し、該ストッパは、本体を外側から把持してすぼめた際に、その 先端が当接してトロリ線上面と接触する位置決め部を構成し、前記ワイヤブラシ は、その先端を80±20度の角度に形成してトロリ線の両側溝部を研磨可能と なした構成を有するので、このブラシ工具を把持してトロリ線にかぶせてすぼめ 、ストッパを当接させた位置決め部でトロリ線上面を軸線方向に摺動させるだけ で、トロリ線の両側溝部に配置されたワイヤブラシにより、トロリ線溝部の奥ま で確実に磨くことができる。それ故、コネクタの取付けに際し、接触不良をおこ すようなことはない。また、左右両側の溝部双方を同時に磨くことができるため 、作業能率も良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のトロリ線用ブラシ工具を用いて研磨す
るトロリ線の配線構造を示す斜視図である。
【図2】本考案のトロリ線用ブラシ工具の分解斜視図で
ある。
【図3】同じくトロリ線用ブラシ工具をトロリ線にかぶ
せた状態の断面図である。
【図4】同じくトロリ線用ブラシ工具をトロリ線にかぶ
せてすぼめた状態の断面図である。
【符号の説明】
10 トロリ線用ブラシ工具 20 ブラシ工具本体 21 嵌合溝 22 湾曲部 23 ストッパ 24 係止孔 25 ストッパ壁 26 紐孔 27 位置決め部 30 ブラシホルダ 31 ブラシ取付溝 32 係止突起 40 ワイヤブラシ 41 鋼線 42 保持具 50 トロリ線 50a トロリ線50の溝部 51 線路 52 鉄柱 53 横梁 54 吊架線 55 ハンガー 56 挾持具 57 配電線 58 分岐線 59 コネクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性素材でU字状に形成したブラシ工具
    本体と、その内側先端両側に軸線方向に設けたワイヤブ
    ラシと、該ワイヤブラシと本体湾曲部との間で軸線方向
    両端に設けた内方に突設するストッパとを有するトロリ
    線用ブラシ工具であって、該ストッパは、本体を外側か
    ら把持してすぼめた際に、その先端が当接してトロリ線
    上面と接触する位置決め部を構成し、前記ワイヤブラシ
    は、その先端を80±20度の角度に形成してトロリ線
    の両側溝部を研磨可能となしたことを特徴とするトロリ
    線用ブラシ工具。
JP5820793U 1993-10-01 1993-10-01 トロリ線用ブラシ工具 Expired - Lifetime JP2585820Y2 (ja)

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JP5820793U JP2585820Y2 (ja) 1993-10-01 1993-10-01 トロリ線用ブラシ工具

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JPH0724558U true JPH0724558U (ja) 1995-05-09
JP2585820Y2 JP2585820Y2 (ja) 1998-11-25

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