JPH0724478A - 気泡塔式反応槽 - Google Patents

気泡塔式反応槽

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JPH0724478A
JPH0724478A JP5173493A JP17349393A JPH0724478A JP H0724478 A JPH0724478 A JP H0724478A JP 5173493 A JP5173493 A JP 5173493A JP 17349393 A JP17349393 A JP 17349393A JP H0724478 A JPH0724478 A JP H0724478A
Authority
JP
Japan
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reaction gas
raw water
bubble column
porous material
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP5173493A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ishida
宏司 石田
Akio Toriyama
明夫 鳥山
Hirokazu Minami
南  宏和
Taichi Kamisaka
太一 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上昇流気泡塔の中に下降流気泡塔を配備した
気泡塔式反応槽において、原水中への反応気体の溶解を
増大させる。 【構成】 下降流気泡塔の上部に反応気体吹き込み部1
3を設ける。反応気体吹き込み部13は、原水供給管4
に接続して原水6中に反応気体を供給する多孔質材管1
4を設け、この多孔質材管14を覆って多孔質材管14
に反応気体を供給する気体箱16を設けることにより構
成する。 【効果】 反応気体は微細気泡として原水中に混合され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機性廃水の処理な
ど、水処理に使用される気泡塔式反応槽に関する。
【0002】
【従来の技術】水処理方法の1つとして、図2に示した
ような下降流気泡塔と上昇流気泡塔とを有する比較的深
い反応槽を用いて有機性廃水などを処理する方法が知ら
れている。反応槽1は、図示したように、上昇流気泡塔
2の内部に位置して下降流気泡塔3を設けており、この
下降流気泡塔3の上部に原水供給管4を設けている。そ
して、原水供給管4と下降流気泡塔3との間に、空気ま
たはオゾンなどの反応気体を供給する反応気体吹き込み
部5を設けている。
【0003】反応槽1において、原水6は、反応気体吹
き込み部5で反応気体を吹き込まれつつ下降流気泡塔3
に供給され、下降流気泡塔3内を降下して下端部7に至
り、ここで方向転換して、矢印Aで示した如く下降流気
泡塔3の外側の上昇流気泡塔2内を上昇する。このと
き、原水6中に混合された反応気体は、下降流気泡塔3
内を降下するときに流動する原水6中にまき込まれて微
細な気泡とされ、この微細気泡が原水6中に溶け込む。
原水6中の有機物などは、この溶存する反応気体によ
り、またはこの反応気体を利用する微生物により処理さ
れる。原水6は続いて上昇流気泡塔2の上端部8を越流
し、貯留槽9に一時貯留された後に、処理水10として
次系に送られる。
【0004】反応気体吹き込み部5は、たとえば図3に
示したような構成を有している。すなわち、反応気体吹
き込み部5は管径が小さく形成された混合部11を設け
ており、この混合部11の上方に、反応気体を供給する
給気部12が設けられるとともに、原水6を噴射する原
水供給管4が開口している。これにより、給気部12よ
り反応気体を供給する状態において原水供給管4から原
水6を噴射すると、反応気体は原水6中に気泡として混
合され、混合部11を通過するときにさらに小さい気泡
となって混合されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】水中に空気やオゾンな
どの反応気体を供給する場合、ガス吸収の指標である総
括物質移動係数KL・aは、単位体積当たりの気液接触面
積a(m2/m3) に依存する。aは、次式で表されるよう
に、ガスホールドアップ率εG を大きくし、気泡径dG
を小さくすれば大きくなる値である。
【0006】
【数1】
【0007】しかしながら、上記のような従来の空気吹
き込み部の構成では、供給される反応気体の気泡径dG
は3〜5mmが限度であり、気液混合比Qg/QL は0.2
5が上限であった。したがって、上式より求められる単
位体積当たりの気液接触面積aは、以下に示すように3
00(m2/m3) が上限であった。
【0008】
【数2】
【0009】本発明は、水中への反応気体の溶解を増大
すべく、上記の総括物質移動係数K L・aを大きくするこ
とを目的として、単位体積当たりの気液接触面積a(m2/
m3)を図るものである。そのために、反応気体の気泡径
G を小さくし、気液混合比Qg/QL を大きくすること
を図るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、上昇流気泡塔の中に下降流気泡塔を配備
し、下降流気泡塔の上部に、この下降流気泡塔に原水を
下向きに供給する原水供給管と、原水中に反応気体を分
散させる反応気体吹き込み部とを設けた気泡塔式反応槽
において、前記反応気体吹き込み部は、前記原水供給管
に接続して設けられ、原水中に反応気体を供給する多孔
質材管と、この多孔質材管を覆って多孔質材管に反応気
体を供給する気体箱とで構成したものである。
【0011】また本発明は、多孔質材管をはっ水性多孔
質材で構成したものである。
【0012】
【作用】上記構成により、原水供給管に接続して多孔質
材管を設け、この多孔質材管を覆って多孔質材管に反応
気体を供給する気体箱を設け、多孔質材管を通して原水
中に反応気体を供給するようにしたため、反応気体を微
細な気泡として原水中に供給することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。この実施例の気泡塔式反応槽の構成および
作用は上で図2を用いて説明した従来の気泡塔式反応槽
とほぼ同じであるためその説明を省略し、従来例とは異
なった構成を有する空気吹き込み部について説明する。
図1に、本発明の気泡塔式反応槽に設けられる一実施例
の空気吹き込み部を縦断面図で示す。
【0014】4は原水供給管であり、この原水供給管4
の下部に、反応気体吹き込み部13と下降流気泡塔3と
がこの順に、それぞれに設けられたフランジ4a,14
a,15b,3aにおいて連結されている。そして、こ
の反応気体吹き込み部13より、図示を省略した外部の
給気手段から供給される反応気体が原水6中に分散され
るように構成されている。
【0015】反応気体吹き込み部13は、原水供給管4
に接続して設けられた多孔質材管14と、この多孔質材
管14を覆って設けられた気体箱15とで構成されてい
て、気体箱15の給気部16より流入する反応気体を多
孔質材管14を通して原水6中に供給するようになって
いる。多孔質材管14は、たとえばネット部17が形成
された支持パイプ18のネット部17を覆って多孔質材
19を配置し、多孔質材19の上端と下端とを止めバン
ド20,20で着脱可能に固定したものである。多孔質
材管14と気体箱15との間は、上部は互いのフランジ
14a,15aにより、下部は多孔質材管の下端14b
と気体箱のフランジ15bの間にパッキン21を設ける
ことにより、シールされている。パッキン21は、反応
気体吹き込み部13と下降流気泡塔3との間をもシール
している。
【0016】上記構成を持つ反応気体吹き込み部13に
おいて、気体箱15に反応気体を供給しつつ、原水供給
管4から原水6を供給すると、反応気体は、原水6が多
孔質材管14を通過するときに、多孔質材19、支持パ
イプ18を通って微細気泡として供給される。原水6に
混合された微細気泡状の反応気体は下降流気泡塔3内を
降下し、反応槽1内を流動する間に溶解するので、この
溶存反応気体により原水6が処理される。
【0017】このような反応気体吹き込み部13によれ
ば、反応気体の気泡径dG を0.2mm〜1mmとすること
ができた。そしてこのとき、気液混合比Qg/QL を0.
4まで大きくすることができた。これは、気泡径が微細
化されたことにより、各気泡に作用する浮力および抗力
が小さくなったためである。この結果、総括物質移動係
数KL・aは従来法の10倍に向上した。
【0018】上記構成において、多孔質材19として平
均孔径0.1μm以上の素材が用いられるが、原水6が
多孔質材管14から気体箱15に流入しないように、気
体は通すが水などの流体は通さないはっ水性の素材を用
いるのが望ましい。はっ水性素材を用いることにより、
原水6中の浮遊物などによって多孔質材19の孔が閉塞
されることも防止される。多孔質材としてセラミックを
用いてもよいが、この場合、微細孔の閉塞防止には十分
ではない。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、気体
箱の内部に多孔質材管を設け、この多孔質材管を通して
原水中に反応気体を供給することにより、反応気体を微
細な気泡として原水中に供給する構成としたため、原水
中への反応気体の溶解を増大させることができる。この
結果、反応槽において、原水に十分かつ確実に反応気体
が溶解された状態で処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気泡塔式反応槽に用いられる一実施例
の空気吹き込み部の縦断面図である。
【図2】本発明および従来の気泡塔式反応槽の全体構成
を示した説明図である。
【図3】図2の気泡塔式反応槽に用いられる従来例の空
気吹き込み部を示した説明図である。
【符号の説明】
1 気泡塔式反応槽 2 上昇流気泡塔 3 下降流気泡塔 4 原水供給管 6 原水 13 反応気体吹き込み部 14 多孔質材管 16 気体箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上坂 太一 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上昇流気泡塔の中に下降流気泡塔を配備
    し、下降流気泡塔の上部に、この下降流気泡塔に原水を
    下向きに供給する原水供給管と、原水中に反応気体を分
    散させる反応気体吹き込み部とを設けた気泡塔式反応槽
    において、前記反応気体吹き込み部は、前記原水供給管
    に接続して設けられ、原水中に反応気体を供給する多孔
    質材管と、この多孔質材管を覆って多孔質材管に反応気
    体を供給する気体箱とで構成したことを特徴とする気泡
    塔式反応槽。
  2. 【請求項2】 多孔質材管をはっ水性多孔質材で構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の気泡塔式反応槽。
JP5173493A 1993-07-14 1993-07-14 気泡塔式反応槽 Pending JPH0724478A (ja)

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JP5173493A JPH0724478A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 気泡塔式反応槽

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JP5173493A JPH0724478A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 気泡塔式反応槽

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JPH0724478A true JPH0724478A (ja) 1995-01-27

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JP5173493A Pending JPH0724478A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 気泡塔式反応槽

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JP (1) JPH0724478A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11309469A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Toshiba Corp 気液反応水処理装置および気体注入器
JP2014097480A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Ihi Corp 活性汚泥処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11309469A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Toshiba Corp 気液反応水処理装置および気体注入器
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