JPH07244245A - 暗視鏡用双眼式接眼鏡 - Google Patents

暗視鏡用双眼式接眼鏡

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JPH07244245A
JPH07244245A JP3484894A JP3484894A JPH07244245A JP H07244245 A JPH07244245 A JP H07244245A JP 3484894 A JP3484894 A JP 3484894A JP 3484894 A JP3484894 A JP 3484894A JP H07244245 A JPH07244245 A JP H07244245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
mirror
imparting
eyepiece
wide
Prior art date
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Pending
Application number
JP3484894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Nakamura
博光 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENSHU KOGAKU SEIKI KK
Original Assignee
ENSHU KOGAKU SEIKI KK
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Publication date
Application filed by ENSHU KOGAKU SEIKI KK filed Critical ENSHU KOGAKU SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2倍以上の明るさの暗視鏡用双眼式接眼鏡を
得る。 【構成】 大口径レンズ2の後方にイメージインテンシ
ファイヤー5、右眼幅付与用ミラー6及び左眼幅付与用
ミラー6′を設けると共にこのミラー6、6′にて直角
方向に平行に反射された光を右広角接眼レンズ8及び左
広角接眼レンズ8′側に反射させる右内斜角付与用ミラ
ー7と左内斜角付与用ミラー7′を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内、屋外を問わず、
人間の視感度に満たない照度の条件に於いて使用される
暗視鏡用双眼式接眼鏡に適用される。
【0002】
【従来の技術】暗視鏡用双眼式接眼鏡(以下「暗視鏡」
という)は、夜間の防犯監視、捜索上の監視作業、暗室
状の工場内の作業上の安全監視、放射性物質の散逸防止
の為の検査、安全管理、夜間における野鳥、野獣、植物
の観察、医療における胎内等の低照度の箇所の観察、望
遠鏡による天体観測における低輝度衛星の観察、銃猟に
おける暁暗の発射時の事故防止、蛍光物質の顕微鏡観察
等に使用されるものである。
【0003】このような用途を有する従来の暗視鏡の光
学系を図6に示す。この図6において、符号の4はイメ
ージインテンシファイヤーの射出像であって、この射出
像4はビームスプリッター17で右眼用の光軸が分岐さ
れ、右眼光系は右90度プリズム18→光路長補償プリ
ズム19→右広角接眼レンズ8→右眼9へ、一方ビーム
スプリッター17を通った光は90度プリズム20→左
90度プリズム18′→左広角接眼レンズ8′→右眼
9′に至る構成となっている。図中21は顕微鏡用対物
レンズである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の暗
視鏡においては次のような欠点がある。
【0005】a.ビームスプリッター17により二光軸
に分岐するため、反射率の損失は左右ともに約50%で
ある。
【0006】b.従来の双眼視接眼レンズ8、8′は対
物レンズとの複合系を使用している為、明るさに於いて
は更に、倍率の自乗分の損失を生じ、折角のイメージイ
ンテンシファイヤーの光増倍率を大きく減殺(−300
%〜−1500%)している。
【0007】c.更に従来の方法としては、明るさの損
失の多いビームスプリッタ−17を使用していない双眼
視式は全く無く、単眼視式が殆どである。従って射出像
4を平面視しているので、ピントが合っても像の浮き上
がり感が得られない。
【0008】d.普通のイメージインテンシファイヤー
は入射像が逆像であれば出射像も逆像で出て来るのでこ
れを正像にする為には、更に倒立プリズムを加えなけれ
ばならないため、この分コストが上がり、然もこの事は
接眼レンズの倍率を上げる事を妨げている。
【0009】本発明は斯る点に鑑みて提案されるもので
あって、次の課題を解決することを目的とする。
【0010】a′.暗視鏡の明るさを接眼レンズ側に於
いても光学的に更に倍増させる。
【0011】b′.暗視鏡の像の浮き上がり度をより向
上させる。
【0012】c′.暗視鏡の接眼レンズの構造をピント
や眼幅調整の面倒な複合光学系から、容易で殆どその必
要が無い簡易で頑丈な構造でコストの安い構造にする。
【0013】d′.暗視鏡の接眼側において倒立プリズ
ムを使用しなくてもよい構造とすることにより、コスト
を下げ、倍率を上げ得る余地を作る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る暗視鏡用双
眼式接眼鏡の構成は次のとおりである。
【0015】1.暗視鏡用大口径レンズ2の光軸の後方
に、イメージインテンシファイヤー5を配置すると共
に、このイメージインテンシファイヤー5の後方に、射
出像を左右直角方向に反射する右眼幅付与用ミラー6と
左眼幅付与用ミラー6′を設け、更に前記右眼幅付与用
ミラー6、及び左眼幅付与用ミラー6′で反射された光
を右広角接眼レンズ8と左広角接眼レンズ8′に至る平
行な光軸に調整する右内斜角付与用ミラー7と左内斜角
付与用ミラー7′を設けたことを特徴とする暗視鏡用双
眼式接眼鏡。
【0016】2.暗視鏡用大口径レンズ2の光軸の後方
にイメージインテンシファイヤー5を配置すると共に、
このイメージインテンシファイヤー5の後方に、右広角
接眼レンズ8と左広角接眼レンズ8′間に右内斜角付与
用及び眼幅付与用不平行プリズム11と左内斜角付与及
び眼幅付与用不平行プリズム11′を配置したことを特
徴とする暗視鏡用双眼式接眼鏡。
【0017】
【作用】
構成1について イメージインテンシファイヤー5から出た射出像は、右
眼幅付与用ミラー6と左眼幅付与用ミラー6′により左
右直角方向に反射され、この反射された光は右内斜角付
与用ミラー7と左内斜角付与用ミラー7′により右広角
接眼レンズ8と左広角接眼レンズ8′に至る平行な光軸
系に反射されて左右広角接眼レンズ8、8′に入る。こ
れを両眼で見ることができる。
【0018】構成2について イメージインテンシファイヤー5から出た射出像4は右
及び左内斜角付与用及び眼幅付与用不平行プリズム1
1、11′により右及び左広角接眼レンズ8、8′に至
る平行な光軸系に反射されて右及び左広角接眼レンズ
8、8′に入る。これを両眼で見ることができる。
【0019】
【実施例】図1〜図3は本発明を実施した双眼式接眼鏡
付の暗視鏡であって、12はCマウント交換型暗視鏡用
大口径レンズ、13はイメージインテンシファイヤー外
筒、14は双眼型接眼鏡本体、15は右接眼レンズ、1
5′は左接眼レンズである。
【0020】実施例その1 図4に請求項1記載の本発明の実施例を示す。この図4
において、符号の1は観察するべき対象の実物、2は暗
視鏡用大口径レンズ、3はイメージインテンシファイヤ
ーの入射像、4はイメージインテンシファイヤーの射出
像、5はイメージインテンシファイヤー、7は右内斜角
付与用ミラー、7′は左内斜角付与用ミラー、6は右眼
幅付与用ミラー、6′は左眼幅付与用ミラー、8は右広
角接眼レンズ、8′は左広角接眼レンズ、9は右眼、
9′は左眼、10は右虚像、10′は左虚像である。
【0021】実施例その2 図5に、請求項2記載の本発明の実施例を示す。この図
5において、符号の11及び11′は、イメージインテ
ンシファイヤー5の光軸の後方に配置された右内斜角付
与及び眼幅付与用不平行プリズムと左内斜角付与及び眼
幅付与用不平行プリズム11′であって、その他の符号
は図4の実施例と同一物である。
【0022】
【発明の効果】
a.暗視鏡としてビームスプリッターを用いた方式に比
べ、定量的に約2倍以上の明るさを得る事が出来る。
【0023】b.従来の単眼視よりも双眼視の方が、見
易く、疲れない。また迅速な操作により、観測の判断が
速く出来るので、監視作業に於いて効果は大きい。
【0024】c.従来の複合光学系に比べ、簡素な構造
の為、小型、軽量、に製作する事が出来る。
【0025】d.ツイスト式イメージインテンシファイ
ヤーを使用する事により、接眼部分の光学系を簡易、小
型、軽量にする事が出来、且つ倍率も上がり、頑丈な構
造に出来る。
【0026】e.2個の不平行プリズムを双眼立体視型
の接眼光学系に使用した結果、立体視の精度が安定し、
実光路長も短くなって、倍率も更に上げることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る暗視鏡用双眼式接眼鏡の平面図。
【図2】本発明に係る暗視鏡用双眼式接眼鏡の側面図。
【図3】本発明に係る暗視鏡用双眼式接眼鏡の接眼レン
ズ側正面図。
【図4】請求項1記載の実施例の光学系の平面図。
【図5】請求項2記載の実施例の光学系の平面図。
【図6】従来のビームスプリッターを使用する暗視鏡の
光学系の説明図。
【符号の説明】
1 観察すべき対象の実物 2 暗視鏡用大口径レンズ 3 イメージインテンシファイヤーの入射像 4 イメージインテンシファイヤーの射出像 5 イメージインテンシファイヤー 6 右眼幅付与用ミラー 6′左眼幅付与用ミラー 7 右内斜角付与用ミラー 7′左内斜角付与用ミラー 8 右広角接眼レンズ 8′左広角接眼レンズ 9 右眼 9′左眼 10 右虚像 10′左虚像 11 右内斜角付与及び眼幅付与用不平行プリズム 11′左内斜角付与及び眼幅付与用不平行プリズム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗視鏡用大口径レンズ2の光軸の後方
    に、イメージインテンシファイヤー5を配置すると共
    に、このイメージインテンシファイヤー5の後方に、射
    出像を左右直角方向に反射する右眼幅付与用ミラー6と
    左眼幅付与用ミラー6′を設け、更に前記右眼幅付与用
    ミラー6、及び左眼幅付与用ミラー6′で反射された光
    を右広角接眼レンズ8と左広角接眼レンズ8′に至る平
    行な光軸に調整する右内斜角付与用ミラー7と左内斜角
    付与用ミラー7′を設けたことを特徴とする暗視鏡用双
    眼式接眼鏡。
  2. 【請求項2】 暗視鏡用大口径レンズ2の光軸の後方に
    イメージインテンシファイヤー5を配置すると共に、こ
    のイメージインテンシファイヤー5の後方に、右広角接
    眼レンズ8と左広角接眼レンズ8′間に右内斜角付与用
    及び眼幅付与用不平行プリズム11と左内斜角付与及び
    眼幅付与用不平行プリズム11′を配置したことを特徴
    とする暗視鏡用双眼式接眼鏡。
JP3484894A 1994-03-04 1994-03-04 暗視鏡用双眼式接眼鏡 Pending JPH07244245A (ja)

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JP3484894A JPH07244245A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 暗視鏡用双眼式接眼鏡

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JPH07244245A true JPH07244245A (ja) 1995-09-19

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JP (1) JPH07244245A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343593A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Nikon Corp 天体望遠鏡

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343593A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Nikon Corp 天体望遠鏡

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